Form No. 3359-228 Rev A Reelmaster ® 6500-D & 6700-D ト ラ ク ションユニット 03806— —シ リ ア ル 番 号 280000001 以 上 モ デ ル 番 号 03806 03807— —シ リ ア ル 番 号 280000001 以 上 モ デ ル 番 号 03807 03808— —シ リ ア ル 番 号 280000001 以 上 モ デ ル 番 号 03808 製品の登録は: www.Toro.com.
警告 モデル番号 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 ディーゼルエンジンの排気やその成分はカ リフォルニア州では発ガン性や先天性異 常を引き起こす物質とされています。 シリアル番号 この説明書では、危険についての注意を促すた めの警告記号図 2を使用しております。死亡事 故を含む重大な人身事故を防止するための注意 ですから必ずお守りください。 重要 このエンジンにはスパーク・アレスタが 装着されていません。カリフォルニア州の森林 地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用す る場合には、法令によりスパーク・アレスタの 装着が義務づけられています。他の国や地域に おいても、法令によりスパーク・アレスタの装 着が義務づけられている場合があります。 図2 1.
燃料を補給する......................28 油圧オイルを点検する ................29 タイヤ空気圧を点検する ..............30 リールとベッドナイフの摺り合わせを 点検する .........................30 始動と停止 .........................30 燃料系統からのエア抜き ..............31 緊急時の牽引移動 ....................31 インタロック・スイッチの動作を点検 する .............................32 故障記録をメモリから読み出すに は ...............................33 油圧ソレノイド・バルブの機 能 ...............................34 ヒント .............................34 保守 ...................................36 推奨される定期整備作業 ................36 定期整備ステッカー ..
安全について カーが認めた以外のアクセサリやアタッチ メントを使用しないでください。 • ヘルメット、安全ゴーグル、耳プロテクタな ど作業にふさわしい服装と装備をしてくださ い。長い髪、だぶついた衣服、装飾品など は可動部に巻き込まれる危険があります。 • 石、おもちゃ、針金など、機械にはね飛ば されて危険なものが落ちていないか、作業 場所をよく確認しましょう。 • 軽油の取り扱いには十分ご注意ください。 軽油は引火性が高く、気化すると爆発する 可能性があります。 CEN安 安全 規 格 EN836: 1997 1997、 、ISO ISO規 規格 こ の 機 械 は CEN 1990お およ び ANSI ANSI規 規格 B71.4-2004 B71.
• • • • • • • • • • されていること、そして正しく動作するこ とを確認しておきましょう。 エンジンのガバナの設定を変えたり、エン ジンの回転数を上げすぎたりしないでくだ さい。 どんな理由であれ運転席から離れる時には (刈りカスを捨てる場合でも)、必ず、平 坦な場所に停止し、カッティングユニット を上昇させ、回転を止め、駐車ブレーキを 掛け、エンジンを停止させてください。 何かにぶつかったり、 機体が異常な振動をし た場合は、 直ちに作業を中止して機体を点検 してください。異常を発見したら、作業を再 開する前に修理してください。 カッティングユニットに手足を近づけない でください。 バックするときには、足元と後方の安全に 十分な注意を払ってください。 運転手以外の人を乗せないこと、また、人 やペットを近づけないでください。 旋回するときや道路や歩道を横切るときな どは、減速し周囲に十分な注意を払ってく ださい。刈り込み中以外はリールの回転を 止めておいてください。 アルコールや薬物を摂取した状態での運転 は避けてください。 トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろ すときには安全に十
保守整備と格納保管 • 安全靴と長ズボンの着用をおすすめします。 地域によってはこれらの着用が義務付けら れていますのでご注意ください。 • 油圧系統のラインコネクタは頻繁に点検して ください。油圧を掛ける前に、油圧ラインの 接続やホースの状態を確認してください。 • 燃料の取り扱いには十分注意してください。 こぼれた燃料はふき取ってください。 • 油圧のピンホール・リークやノズルからは 作動油が高圧で噴出していますから、手な どを近づけないでください。リークの点検 には新聞紙やボール紙を使 い、絶対に手を 直接差し入れたりしないでください。高圧 で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に 重大な損傷を引き起こします。 • インタロック・スイッチは使用前に必ず点 検してください。スイッチの故障を発見し たら必ず修理してから使用してください。 • 運転には十分な注意が必要です。転倒や暴走 事故を防止するために以下の点にご注意く ださい: • 油圧系統の整備作業を行う時は、必ずエン ジンを停止し、カッティングユニットを下 降させてシステム内部の圧力を完全に解放 してください。 – サンドトラップや溝・小
この機械は、EC規則11094 に定める手順に 則って同型機で測定した結果、音力レベルが 103 dBA/1pW であることが確認されています。 Reelmaster 6700 この機械は、EC規則11094 に定める手順に 則って同型機で測定した結果、音力レベルが 103.5 dBA/1pW であることが確認されていま す。 振動レベル 105-7506 Reelmaster 6500 1. オペレーターズマニュアル 4. エンジン - 予熱 5. エンジン - 始動 を読むこと 。 この機械は、EN 1033 および EN 836 に則って 同型機で測定した結果、手・腕部の最大振動 レベルが 2.5 m/s2 未満であることが確認さ れています。 2. エンジン - 停止 3. ON Reelmaster 6700 この機械は、EN 1032 および EN 836 に定める 手順に則って同型機で測定した結果、全身の最 大振動レベルが0.5 m/s2 未満であることが確 認されています。 93-6693 1.
93-6681 1. ファンによる手足切断の危険:可動部に近づかないこと。 93-1265 93-6699 1. 2. 走行速度 低速 3. 4. 1 1. 表面が熱い/火傷の危険 - 近づかないこと。 無段階速度調整 高速 2 104-9298 1. 参照: オペレーターズマニュアル 。 93-9425 1. 2. オペレーターズマニュアル を読むこと 。 油圧ホースには高圧が掛かっている - 可動部に近づか ないこと。 93-6696 1. 負荷が掛かっている危険 - オペレーターズマニュアル を 読むこと。 93-1263 93-1263 オペレーターズマニュアル を読むこと 。 駐車ブレーキを掛けるには、ロック用のピンで2枚のペダル を連結し、両方のペダルを踏み込んで、駐車ブレーキ用ノ ブを引く。 3. 駐車ブレーキを解除するには、ラッチが落ちるまで2枚のペダ ルを踏み込む。 4. 危険 - リール回転モード。 1. 2. 93-6687 1. ここに乗らないこと。 93-6689 1.
108-6708 106-6754 1. 2.
5-0123 モデル 03807 1. 2. 3. 4. 5. 6. スロットル - 低速 スロットル - 高速 リール上昇して停止 リール下降し、回転モードの場合回転 - 正転および逆転 リール ― 回転許可 リールは停止モード - 上昇のみ 7. 8. 9. 10. 11. リールは停止モード - 上昇と下降 ヘッドライト(オプション) ヘッドライト - ON ヘッドライト - OFF オペレーターズマニュアル を読むこと 。 104-9296 モデル 03806 および 03807 1. スロットル - 低速 2. 3. 4. 7. リールは停止モード - 上昇 10. と下降 ヘッドライト - OFF スロットル - 高速 リール下降し、回転モード の場合回転 - 正転および 逆転 5. リールは回転モード 8. ヘッドライト(オプション) 詳細はオペレーターズマニュ アル を参照。 リール上昇して停止 6. 9. ヘッドライト - ON リールは停止モード - 上昇 のみ 10 11.
104-9294 1. 参照: オペレーターズマニュ アル 。 3. 警告 - オペレーターズマ ニュアル を読むこと。 5. 警告 - 人との十分な安全 距離を維持すること。 2. 牽引禁止。 4. 手足や指の切断の危険 - 可動部に近づかないこと。 6. 警告:車両を離れるときは駐 車ブレーキをロックし、エンジ ンを停止し、キーを抜くこと。 7. 警告 - ROPS(横転保護 バー)とシートベルトを使用 すること。 8. 転倒の危険 - 下り斜面で はカッティングユニットを降ろ して走行すること。 104-9295 ( CE 用 : 104-9294 の 上 か ら 貼 付 す る * ) * この安全ステッカーには、ヨーロッパの芝刈り機安全規格 EN 836:1997 に適合するために必要な、斜面での運転に関する注意事項が記載されています。ここに記載さ れている斜面の角度は、この規格で記述され、また要求されている控えめな角度です。 1. 参照: オペレーターズマニュ アル 。 3. 警告 - オペレーターズマ ニュアル を読むこと。 5.
112-6555 モ デ ル 03806 お よ び 03807 パーツ番号 112-6556 (Model 03808 用) 1. 2. 3. リール:刈高 リール:刈り込みとバック ラップ オペレーターズマニュアル を読むこと 。 4. 5. 走行速度 後リール回路コントロール 6. 前リール回路コントロール バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 6. 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 5. オペレーターズマニュアル 10.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 3 4 5 6 7 内容 数量 – 必要なパーツはありません。 14/10 7/5 7/5 5/7 5/7 5/7 10/14 5/7 5/7 5/7 5/7 大きいOリング カウンタウェイト ステアリング・ロックピン 昇降チェーン チェーン・ブラケット Uボルト ナット ネジ ワッシャ ナット 大きいOリング – 必要なパーツはありません。 塩化カルシウム(別途調達のこと) リア・ウェイト・キット, P/N 104–1478(別 途調達のこと) CE 諸国用ステッカー CE 規格適合証明書 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ オペレータのためのトレーニング資料 故障診断用ACE ディスプレイ用オーバー レイ リング付き始動キー フード用キー ゲージバー ネジ 蝶ナット 45 kg 1 4 2 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 用途 液量を点検する。 カッティングユニットを取り付けます。 カッティングユニットを取り付けます。 必要に応じて、カッティングユニ
の「後アクスルのオイルを点検する」を参照 してください。走行系統の整備 , 47ページ 2. カッティングユニット両側の保護プラグを 取る。 3. 大きなOリングにグリスを塗り、 カッティン グユニット両側のベアリング・ハウジングの 溝にそれぞれ取り付ける (図 4 と 図 7)。 2 カッティングユニットを取り付ける モデル 03860, 03861 および 03862 この作業に必要なパーツ 14/10 大きいOリング 7/5 カウンタウェイト 7/5 ステアリング・ロックピン 図4 1. 2.
注 カッティングユニットを固定モードで使 用する場合には、ステアリング・ロック・ピ ンをピボット・ナックルの取り付け穴に差 し込んでください(図 5)。 14.ステアリング・ロック・ピンの下にスプリ ングを掛ける(図 5)。 7. ピボット・ナックルの水平シャフトをキャ リア・フレームの取り付け穴に差し込む (図 5)。 8. スラスト・ワッシャ、平ワッシャ、フラン ジヘッドネジを使って、ピボット・ナック ルをキャリア・フレームに固定する(図 5)。 9. ピボット・ナックルの垂直シャフトにスラ スト・ワッシャを差し込む図 5。 10.ピボット・ナックルの垂直シャフトを外し ている場合には、ここで昇降アームのピボッ ト・ハブに差し込む (図 5)。昇降アームの ステアリング・プレートの下にある2枚のゴ ム製センタリングバンパーの間に、ピボッ ト・ナックルを挟む。 11.ピボット・ナックルのシャフトに付いてい る穴にリンチ・ピンを差し込む(図 5)。 12.
ケット後部とワッシャ前面のすきま(C) を38 mm としてください(図 8)。 注 スプリングの圧縮長さ(A)が 短 く な る 前か ら 後 ろ ほ ど 前から後ろへの重量移動が前 へ の 重 量 移 動 が 大 き く な り 、キャリア・フ 小さくなります。 レームの傾斜角度(B)が小 大き く な る ほ ど カッティ 注 すきま(C)が大 小さ く な り 、キャ ングユニットの地上高は小 大き く な リア・フレームの傾斜角度(B)が大 り ます。 図9 3 1. カッティングユニットを取り付ける モ デ ル 03863 お よ び 03864 ピボット・ロッド 2. ティッパー・サポート・ブラ ケット(ローラが付いた状 態) 注 DPAカッティングユニットを使う場合に は、ティッパー・ブラケットとティッパー・ サポートは必要ありません(図 9)。外して も差し支えありません。 この作業に必要なパーツ 2.
図 12 図 10 4. 全部のUボルトとナットを 5.3~6.6 kg.m にトルク締めする。 2. 昇降アーム2番、3番では、ブラケットと Uボルトが、ピボット・ナックルの中心線 よりも38 cm 後ろになるように取り付ける (図 11)。各ブラケットが、機体の外側に 対して45度回転した状態になるようにする。 5. 各チェーン・ブラケットに、昇降チェーン を取り付ける。各ブラケットにネジ、ワッ シャ、ナット7各個を使用し、図 13のよう に取り付ける。 図 13 1. 昇降チェーン 2. チェーン・ブラケット 後シールドを調整する 図 11 ほとんどの場合、後シールドは閉じておく(刈 りカスを前に排出する)のがベストです。濡れ 芝などのように草が非常に重い時はシールドを 開ける方が良い場合もあります。 3.
図 16 図 14 1. 後シールド 2. 1. キャップスクリュ カウンタ・ウェイト 2. カッティングユニット右側のベアリング・ハ ウジングについているプラスチック製のプ ラグを外す(図 17)。 カウンタ・ウェイトを取り付ける どのカッティングユニットも、カウンタ・ウェ イトをカッティングユニットの左側に取り付 けて出荷しています。下の図で、リール・モー タとカウンタ・バランスとの位置関係を確認し てください。 3. 右側サイドプレートからキャップスクリュ2 本を取り外す(図 17)。 図 15 図 17 1. 1. 2番、.4番、6番カッティングユニット では、カウンタ・ウェイトをカッティング ユニットの左側に固定しているキャップス クリュ(2本)を取る。カウンタ・ウェイトを 取り外す(図 16)。 プラスチック製プラグ 2. キャップスクリュ(2本) 4. 先ほど取り外したキャップスクリュ2本を 使って、カッティングユニット右側にカウ ンタ・ウェイトを取り付ける。 5.
図 18 1. 2. 3. キャリア・フレーム ピボット・ナックル 昇降アームのステアリン グ・プレート 4. 5. リンチ・ピン ステアリング・ロックピン 図 19 1. 昇降チェーン 2. スナッパ・ピン 8. リール・モータのスプラインにきれいなグ リスを塗りつける。 2. ピボット・ナックルの水平シャフトをキャ リア・フレームの取り付け穴に差し込む (図 18)。 9. リール・モータのOリングにオイルを塗りつ け、モータのフランジに取り付ける。 3. スラスト・ワッシャ、平ワッシャ、フランジ ヘッドネジを使って、ピボット・ナックル をキャリア・フレームに固定する(図 18)。 10.モータを手に持ち、右回りにひねってモータ のフランジをキャップスクリュから逃がし ながら、キャップスクリュにモータをセッ トする(図 20)。モータを左回りにひねっ て、キャップスクリュにフランジをしっか りと掛け、キャップスクリュを締めてモー タを固定する。 4. ピボット・ナックルの垂直シャフトにスラ スト・ワッシャを差し込む図 18。 5.
注 カッティングユニットを固定モードで使 用する場合には、ステアリング・ロック・ピ ンをピボット・ナックルの取り付け穴に差 し込んでください(図 18)。 11.
5 7 リア・バラストを搭載する マニュアルを読み付属品を保管 する この作業に必要なパーツ 45 kg 1 この作業に必要なパーツ 塩化カルシウム(別途調達のこと) リア・ウェイト・キット, P/N 104–1478(別途調達のこと) 1 オペレーターズマニュアル 1 エンジンマニュアル 1 パーツカタログ CEN 規格 EN 836:1997、ISO 規格 5395:1990、 および ANSI B71.
製品の概要 図 22 1. 2. ハンドル ブレーキ・ペダル 3. 4. カッティングユニット 走行ペダル 5. 6. マニュアル保管チューブ フード 7. 横転保護バー(ROPS) 各部の名称と操作 走行ペダル 走行ペダル(図 23)は前進走行と後退走行を制 御します。ペダル前部を踏み込むと前進、後部 を踏み込むと後退です。走行速度はペダルの踏 み込み具合で調整します。スロットルが FAST 位置にあり負荷が掛かっていない状態でペダル を一杯に踏み込むと最高速度となります。 ペダルの踏み込みをやめると、ペダルは中央位 置に戻り、走行を停止します。 図 23 1. 2. 3. 4. 5. 22 走行ペダル 前進速度リミッタ 赤い診断ランプ 速度計 ブレーキ・ペダル 6. 7. 8. 9.
前進速度リミッタ 後退速度リミッタ 前進速度リミッタ(図 23)は、走行ペダルの 踏み込み限度を前もって設定し、アップダウ ンの激しい場所でも一定速度を維持すること ができます。 このネジ(図 23)を使ってペダルの踏み込み 深さを制限し、後退速度を制限することがで きます。 昇降コントロール・レバー(ジョイスティック) 赤い診断ランプ このレバー(図 24 と 図 25)で、カッティン グユニットの昇降とリールの回転停止の制御 を行います。 ハンドル・タワーについている赤い診断ランプ (図 23)には、いくつかの機能があります。 エンジン始動時には、グロープラグと連動して 点灯します。 燃料計 運転中に点滅した場合には、以下の内容を示 します: 燃料計(図 24 と 図 25)は、燃料タンクに 残っている燃料の量を表示します。 • ECU(車両搭載コンピュータ)に登録されて いる速度を超えて走行している。 エンジン・オイル圧警告灯 • 電気系統に異常が発生した(断線または出 力側のショート)。 このランプ(図 24 と 図 25)は、エンジン・ オイルの圧力が異常に低下すると点灯
図 26 図 25 モデル 03806 および 03807 1. 2. 3. 4. 昇降コントロール・レバー 燃料計 エンジン冷却液温度計 エンジン・オイル圧警告灯 5. 冷却水温警告灯 6. 7. 8. 9. 1. グロープラグ・インジケータ 充電インジケータ スロットル・コントロール 回転許可スイッチ(マス ター) アワー・メータ バックラップ・ノブ バックラップ・ノブ (図 27) は昇降コントロー ル・レバーと連動してバックラップを行いま す。作業要領は カッティングユニットの保守 , 54ページページの「バックラップ」の項に記 載されています。 スロットル・コントロール コントロール(図 24と 図 25)を前に倒すと エンジン回転速度が速くなり、後ろに引くと遅 くなります。 冷却水温警告灯 エンジンの冷却水の温度が異常に高くなるとラ ンプ(図 24 と 図 25)が点灯し、自動的にエ ンジンを停止させます。 グロープラグ・インジケータ グロープラグが作動中に、ランプ(図 24 と図 25)が点灯します。 図 27 充電インジケータ 1. バックラップ・ノブ 2.
後調整は、座席左下のレバーを引いて行います。 希望する位置へ運転席を動かし、レバーから手 を離せばその位置で固定されます。体重調整 は、ノブを回してスプリングの強さを調整しま す; 右に回すとスプリングが強くなり、 左に 回すと弱くなります。 これらの故障箇所は、ACE テスター使って簡 単に特定することができますので 運転操作 , 26ページ の「インタロック・スイッチを点 検する」を参照してください。 始動スイッチをON位置にしても診断ランプ が点灯しない時は、電子コントローラが作 動していないことを示しています。考えら れる原因として: • ループバック・コネクタが外れている。 • ランプが切れている。 • ヒューズが飛んでいる。 • バッテリーがあがっている。 このような場合には、コントローラへの電源 回路、ヒューズ、ランプを点検してくださ い。最初に、ループバック・コネクタが確実 に接続されていることを確認してください。 図 28 1. 座席調整レバー 2.
仕様 運転操作 注 仕様や設計は予告なく変更されることがあ ります。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 刈幅(モデル 03806 および 03807) 244 cm エンジン・オイルを点検する 刈幅(モデル 03808) 338 cm 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 全幅(移動走行時) 226 cm 全幅(作業時) 279 cm 全長 305 cm 高さ(ROPS を含む) 213 cm 重量*, モデル 03806 1,451 kg 重量*, モデル 03807 1,496 kg 重量*, モデル 03808 1,792 kg エンジンにはオイルを入れて出荷しています が、初回運転の前後に必ずエンジン・オイルの 量を確認してください。 油量は約 7 リットル(フィルタ共)です。 以下の条件を満たす高品質なエンジン・オイル を使用してください: • API規格CH-4、CI-4 またはそれ以上のクラ ス。 • 推奨オイル:SAE 15W-40(-18℃以上) * 5枚刃カッティングユニットを搭載し油脂類をすべて含めた場合 の数値です。.
エンジン停止直後にラジエターのキャップ を開けると、高温高圧の冷却液が吹き出し てやけどを負う恐れがある。 15分 分ぐ ら ラ ジ エ タ ー が 十 分 に 冷 え る ま で 15 い待ってからキャップを開けるようにす ること。 1. ラジエターと補助タンクのふた(図 33) を注意深く開ける。 2. ラジエターと補助タンク (図 33) の液量 を点検する。 図 31 1. ディップスティック 補給口の首の上部まであればよい。また、 補助タンクについている FULL マークまで あればよい。 3. 不足している場合は、キャップ(図 32) を取り、Full 位置までオイルを補給する。 入れすぎないこと。 図 32 1. 図 33 給油口キャップ 1. 4. キャップを取り付ける。 補助タンク 3. 不足している場合は、補助タンクの FULL マークまで補給し、さらにラジエターの首 補助 タ ン ク に 入 れ の上部まで補給する。補 すぎないこと。 5.
気温が -7℃ 以上では夏用燃料(2号軽油)を使 用しますが、気温が -7℃ 以下の季節には冬用 燃料(1号軽油または1号と2号の混合)を使用 してください。低温下で冬用ディーゼル燃料を 使うと、発火点や流動点が下がってエンジンが 始動しやすくなるばかりでなく、燃料の成分分 離(ワックス状物質の沈殿)によるフィルタの 目詰まりを防止できるなどの利点があります。 気温が -7℃ 以上の季節には夏用燃料を使用す る方が、燃料ポンプの寿命を延ばします。 重要 ディーゼル燃料の代わりに灯油やガソリ ンを使わないでください。この注意を守らな いとエンジンが破損します。 図 34 1. エア抜きプラグ 4. ラジエターと補助タンクのふたを取り付 ける。 燃料を飲み込むと非常に危険で生命に関わ る。また気化した燃料に長期間ふれると身 体に重篤な症状や疾病を引き起こす。 5.
燃料は非常に引火・爆発しやすい物質であ る。発火したり爆発したりすると、やけど や火災などを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷 えた状態で行う。こぼれた燃料はふき 取る。 • 箱型トレーラに本機を搭載した状態で は、絶対に本機への燃料補給をしては ならない。 図 35 1. • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や 炎を絶対に近づけない。 燃料タンクのキャップ 4. 補給管の下まで軽油を入れる。 5.
す。油圧オイル用の着色剤(20cc 瓶)をお使 いいただくと便利です。1瓶で15~22 リットル のオイルに使用できます。パーツ番号は P/N 44-2500。ご注文は Toro 代理店へ。 タイヤは空気圧を高めに設定して出荷していま す。運転前に正しいレベルに下げてください。 適正範囲は前後輪 とも110-140 kPa(1.1~ 1.
るまでキーを ON 位置に保持する。ネジを 締めてキーを OFF にする。 いれば油圧系内部の圧力が解放され、ユ ニットが不意に落下するなどの事故を防止 することができます。 5. 燃料噴射ポンプについているエア抜きネジ (図 38)をゆるめる。 燃料系統からのエア抜き 1. 平らな場所に駐車する。燃料タンクに少な くとも半分まで燃料が入っていることを 確認する。 2. ラッチを外してフードを開ける。 軽油は条件次第で簡単に引火・爆発する。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災 などを引き起こす。 図 38 1. • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷 えた状態で行う。こぼれた燃料はふき 取る。 燃料噴射ポンプのエア抜きネジ 6.
2. コントロールパネルのカバーを開ける。中 に入っているワイヤハーネスとループバッ ク・コネクタを見つける。ワイヤハーネス のコネクタからループバック・コネクタ (図 40)を注意深く外す。 図 39 1. バイパス・バルブ 2. エンジンを掛ける時にはバルブを元通り に閉める。但し、5-8 ft-lb(7~11 N.m = 0.7~1.1kg.m)以上のトルクで締め付けな いよう注意すること。 図 40 1. ループバック・コネクタ 3. ハーネスのコネクタ(図 41)に ACE テス ターを接続する。ACEディスプレイ表面にの せるオーバーレイの種類を間違えないで ください。 重要 バイパス・バルブを開いたままでエン ジンを回転させるとトランスミッションが オーバーヒートします。 インタロック・スイッチの動作を点 検する インタロック・スイッチは安全装置であり、 これを取り外すと予期せぬ人身事故が起 こり得る。 • インタロック・スイッチをいたずらし ない。 • 作業前にインタロック・スイッチの動作 を点検し、不具合があれば作業前に交換 修理する。 図 41 1.
で対応するLEDの点灯・消灯を確認する。各 スイッチについて何度か操作を繰り返し、 動作不良がないことを確認する。 いる故障内容は消去されます。(「故障記録 をメモリから読み出すには」を参照)。 どのLEDも点滅していないのに、正しいLED が点灯しない場合は、 その機能に必要な入 力側のスイッチが正しい操作位置にセット されているかを確認します。また、スイッ チの機能そのものに異常がないかどうか 点検してください。 7.
5. ジョイスティックを中央位置に戻す。 ソレノイド 6. 以上で、ACE テスターはメモリの内容の表 示を開始する。 重 要 ACE テ ス タ ー は 故 障 直 前 に 行 わ れ た 8 つの操作を繰り返して順に表示し、8 番目の 表示が故障個所です。それぞれの動作は約 10 秒 間 ず つ 表 示 さ れ ま す 。 ACE テ ス タ ー は 必ず「出力表示」モードで使用してくださ い。故障内容が表示されると、動作できな かった回路が「点滅」によって表示されま す 。 表 示 は 、 始 動 キ ー を OFF に す る ま で 繰 り返し行われます。この診断モードでは、 エンジンを始動することはできません。 機能 SV4 前ウイングユニット上昇 SV3 前中央ユニット上昇 SV5 後部ユニット上昇 SV1 上昇・下降回路を加圧 SV2 方向: ON= 上昇, OFF= 下降 SV 6 左後ウイングユニット SV7 右後ウイングユニット SV8 負荷を保持する ヒント 故障記録の消去手順(ACE テスターは不要) 7.
運 転 す る と き は 必 ず ROPS を 取 り 付 け 、 シ ー ト ベ ル ト を 着 用 す る こ と 。 ROPS を 取 り 付けていない場合はシートベルトを着用 しないこと。 警告システム 作業中に警告灯が点灯したら、直ちに機械を停 止し原因を確認してください。異常を放置し たまま作業を続けると本機に重大な損傷を招 く可能性があります。 重要 グロープラグ通電中(予熱中)は赤い診 断ランプが点灯します。ランプが消えるまで、 キーを始動位置に回さないでください。 刈り込み作業 エンジンを始動し、スロットルを FAST 位置と してエンジンの回転を最高にします。リール回 転許可スイッチを「回転許可」にセットし、 ジョイスティックでカッティングユニットの 制御を行います。 (前ユニットは後ユニットよ り早く降下してきます。)走行ペダルを前に踏 み込めば刈り込みが始まります。赤い診断ラン プが点灯しない範囲の速度で運転してくださ い。またクリップが一定に保たれるよう、 急激 な速度変化を避けてください。 移動走行 芝刈り作業が終了したら、 リール回転許可ス イッチを「ジョイスティック無効
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 8 時間 • ホイール・ナットやホイール・ボルトは定期的に(使用開始後最初の1~4運転時間、その 後は10運転時間ごと)にトルクの点検を行ってください。 使用開始後最初の 50 時間 • エンジン・オイルとフィルタの交換。 使用開始後最初の 200 時間 • プラネタリ・ギア・オイルを交換する。 • リア・アクスル・オイルを交換する。 使用するごとまたは毎日 • • • • • • • • エンジン・オイルの量を点検してください。 冷却系統の点検と清掃を行ってください。 油圧オイルの量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 リールとベッドナイフの摺り合わせを点検する。 インタロック・スイッチの動作を点検してください。 燃料フィルタ・水セパレータからの水抜き。 エンジン部、オイル・クーラ、ラジエターを清掃してください(ホコリの多い環境では間 隔を詰めて清掃してください)。 • 油圧ライン・油圧ホースにオイル漏れ、ねじれ、支持部のゆるみ、磨耗、フィッティングの ゆるみ、風雨や薬品によ
始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、 危険である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。点火コードが点火プ ラグに触れないように十分離しておくこと。 定期整備ステッカー 図 42 37
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 日 インタロックの動作の点検。 ブレーキ動作の点検。 エンジン・オイルの量を点検。 冷却系統を点検。 燃料・水セパレータの水抜き。 エアフィルタのインジケータの表示。 ラジエターとスクリーンの汚れ。 エンジンからの異常音。 1 運転操作時の異常音。 トランスミッション・オイルの量を点検。 油圧オイルの量を点検。 エアフィルタのインジケータの表示。2 油圧ホースの磨耗損傷を点検。 オイル漏れなど。 タイヤ空気圧を点検する。 計器類の動作を確認。 リールとベッドナイフの摺り合わせ。 刈高の調整の点検。 グリスアップ。 3 塗装傷のタッチアップ。 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズ ルを点検する。 2. エンジンを始動させ、オイルを通常の作動状態の温度にして点検する。 3.
潤滑 ベアリングとブッシュのグリスアッ プ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 定期的に、全部のベアリングとブッシュにNo.2 汎用リチウム系グリスを注入します。通常の使 用では 50 運転時間ごとに行いますが、機体を 水洗いしたあとは整備間隔に関係なく直ちにグ リスアップしてください。 グリスアップ箇所を以下に列挙します: • カッティングユニットのキャリア・フレー ムとピボット(各2)図 43 図 44 1.
図 50 図 47 • ブレーキ・ペダルのシャフト(1ヶ所) (図 51)。 • 昇降アームのピボット(3ヶ所)(図 48) 図 48 図 51 • 後アクスルのピボット(図 49) 図 49 • 後昇降アームのピボット(2ヶ所)(図 50) 40
エンジンの整備 高圧 の エ ア は 使 用 し な い で く だ 取り除く。高 さい。異物がフィルタを通ってエンジン部 へ吹き込まれる恐れがあります。 エア・クリーナの整備 このエア洗浄により、1次フィルタを外した 時にホコリが舞い上がってエンジン部へ入 り込むのを防止することができる。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと エア・クリーナ本体にリーク原因となる傷がな いか点検してください。破損していれば交換し てください。吸気部全体について、リーク、破 損、ホースのゆるみなどを点検してください。 3.
スロットルの調整 4. カバーについている異物逃がしポートを清 掃する。カバーについているゴム製のアウ トレット・バルブを外し、内部を清掃して 元通りに取り付ける。 5. アウトレット・バルブが下向き(後ろから 見たとき、時計の5:00と7:00の間になるよ うに)カバーを取り付ける。 6. インジケータ(図 52)が赤になっている場 合はリセットする。 1. スロットル レバーを、 シート・ベースのス ロットに当たるまで前に倒す。 2. インジェクション・ポンプのレバー・アー ムの所にあるスロットル ケーブルのコネク タをゆるめる(図 58)。 エンジン・オイルとフィルタの整備 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 150運転時間ごと 運転開始後50時間でエンジン・オイルの初回交 換を行い、その後は、150 運転時間ごとにオイ ルとフィルタを交換してください。 1. ドレン・プラグ(図 56)を外してオイルを 容器に受ける。オイルが抜けたらドレン・ プラグを取り付ける。 図 58 1. インジェクション・ポンプの レバー・アーム 2. コネクタ 3.
燃料系統の整備 燃料ラインとその接続 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 燃料タンク 400 運転時間ごと又は1年に1回のうち早い方 の時期に点検を行ってください。劣化・破損状 況やゆるみが発生していないかを調べてくださ い。 整 備 間 隔 : 2年ごと 燃料タンクは 2 年ごとにタンクを空にして内 部を清掃してください。燃料系統が汚染された 時や、マシンを長期にわたって格納する場合も 同様です。タンクの清掃にはきれいな燃料を使 用してください。 燃料フィルタ・水セパレータ 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 400運転時間ごと 水セパレータ(図 60)からの水抜きは毎日お こなって異物を除去してください。 1. フードを開け、燃料フィルタの下に汚れの ない容器をおく。 2. フィルタ容器下部のドレン・プラグをゆる めて水や異物を流し出す。終了したらプラ グを締める。 図 59 1.
電気系統の整備 1. 燃料噴射ポンプの No.1インジェクタ・ノズ ルへのパイプ接続部をゆるめる。 バッテリーの手入れ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含 まれており、カリフォルニア州では発ガン性 や先天性異常を引き起こす物質とされていま す。取り扱い後は手をよく洗ってください。 図 61 1. インジェクタ(全部で4個ある) 2. スロットルを FAST 位置とする。 重要 電気系統を保護するため、本機に溶接作 業を行う時には、バッテリーからケーブルを 2 本とも外し、コントローラからのワイヤハーネ スを 2 本とも外し、オルタネータからのター ミナル・コネクタを外してください。 3. 始動キーを RUN 位置に回し、燃料の流れを観 察する。燃料が泡立たなくなったら、キー をOFFに戻す。 4. パイプをしっかり締め付ける。 5.
ヘッドライト(オプション) ぎ、。腐食防止のために両方の端子部にワセ リン(Grafo 112X: P/N 505-47)を薄く塗っ てください。 重要 トラクションユニットにオプションのヘッ ドライトを取り付ける場合には、電気系統全 64) ) 体 の 整 合 性 を 確 保 す る た め 、 配 線 図 ( 図 64 と下記のパーツ番号による部品を使用してく ださい。 電解液には触れると火傷を起こす劇薬であ る硫酸が含まれている。 取り付け手順 • 電解液を飲まないこと。また、電解液を 皮膚や目や衣服に付けないよう十分注意 すること。安全ゴーグルとゴム手袋で目 と手を保護すること。 1. コンソールの下にある空いているコネクタ にリレーを取り付ける。 2. スイッチを取り付ける。 • 皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できる よう、必ず十分な量の真水を用意して おくこと。 注 コントロール・パネルにスイッチ用の打 ち抜き部がついています。 3.
図 64 スイッチ リレー Toro パーツ番号 75-1010 Toro パーツ番号 70-1480 ハネウエルのパーツ番 号 1TL1-2 ヘラのパーツ番号 87411 B 46
走行系統の整備 ホイール・ナット(ボルト)のトルク の点検 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 200運転時間ごと 図 66 この整備を怠ると人身事故につながる恐れ があるので十分注意する。 1. 10時 時間 で 運 転 開 始 後 1 ~ 4 時 間 で 1 回 、 ま た 、 10 1回、ホイール・ナットのトルク締めを行 115~ ~136 N.m ( 12 ~ 14 う 。 ト ル ク 値 は 115 kg.m) )。 そ の 後 は 200 運 転 時 間 ご と に 締 kg.m ブレーキ・ハウジング 2. 点検プラグの位置 3. 必要に応じてオイルを追加する。プラグを 取り付ける 4. 機体の反対側でも同じ要領1-3で点検する。 め付けを行う。 プラネタリ・ギア・オイルの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 200 時間 800運転時間ごと 1年ごと プラネタリ・ギア・オイルの点検 1.
リア・アクスル・オイルの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 200 時間 800運転時間ごと 初回のオイル交換は運転開始後 200時間で、そ の後は、800運転時間ごとにオイル交換を行っ てください。 1. 平らな場所に駐車する。 2. ドレン・プラグ(図 70;左右端に1個と中 央に1個、全部で3個ある)の周辺をきれい に拭く。 図 68 1. ドレン・プラグの位置 2. 点検プラグの位置 4. オイルが全部排出されたら、ブレーキ・ハ ウジングの下側のプラグを取り付ける。 5. 点検/ドレン・プラグが時計の2時又は10時 の位置にくるように駐車する。 6. 新しいSAE 85W-140オイルを入れる。容量は 500 cc。(穴が2 時または10 時の位置にあ る状態で)穴のフ チまでオイルを入れる。 プラグを取り付ける。 7. 反対側のプラネタリ・ギア・アセンブリも 同様に作業する。 図 70 リア・アクスル・オイルの点検 1. 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと ドレン・プラグの位置 3.
アクスル・ケースのサポート(図 71)か ら外す。 ンプ・コントロール・チューブ(図 72) を前へ動かす。後への動きを止めたい場合 は、後へ動かす。 3. タイロッド両側のクランプをゆるめる (図 71)。 図 71 1. タイロッドのクランプ 2. 図 72 タイロッドのボール・ジョイ ント 1. 4. 外した方のボール・ジョイントを内側また は外側に 1 回転させる。タイロッドの自由 端側のクランプを締める。 ポンプ・ロッド 2. ポンプ・コントロール・チュー ブ 5. 車輪の回転が止まったら、ナットを締めて 調整を固定する。 6. エンジンを停止し、右ブレーキ をゆるめ る。ジャッキ・スタンドをはずし、機体を 床に下ろす。試験運転で調整を確認する。 5. タイロッド・アセンブリ全体を先ほどと同 じ方向 (内回しまたは外回し)に1回転さ せる。タイロッドの接続端側のクランプを 締める。 6. アクスル・ケース・サポートのボール・ジョ イント を取り付け、指締めする。トーイ ンを計測確認する。 7. 必要に応じ、上記の調整手順を繰り返す。 8.
冷却系統の整備 清掃 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 後部スクリーン、オイル・クーラ、ラジエター を毎日清掃してください。ホコリの多い環境で はさらに間隔を詰めて清掃してください。 重要 エンジンが高温の時に絶対に水をかけない こと。 エンジンが損傷する可能性があります。 図 74 1. エンジンを止め、フードのラッチを外して フードを開ける。エンジンの周囲を丁寧に 清掃する。フードを閉じる。 1. 2. 後部スクリーン(図 73)のラッチをはず して後部を開ける。スクリーンをていねい に清掃する。 オイル・クーラ 2. ラジエター 冷却系統の保守 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 2年ごと 冷却液の容量は 9.4 リットルです。9.4 l冷 却液は必ず水とエチレングリコール不凍液の 50/50 混合液を使用してください。水だけの使 用やアルコール系、メタノール系の冷却液は使 用しないでください。 1. 100運転時間ごとにホースの接続状態を点検 し、 ゆるんでいれば締め付ける。ホースに 傷があれば交換する。 2.
ブレーキの整備 ベルトの整備 ブレーキの調整 オルタネータ・ベルトの点検 ブレーキ・ペダルの遊びが 25 mm以上となった り、ブレーキの効きが悪いと感じられるように なったら、調整を行ってください。遊びとは、 ブレーキ・ペダルを踏み込んでから抵抗を感じ るまでのペダルの行きしろを言います。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 100運転時間ごとに、オルタネータのベルト (図 76)の点検を行います。必要に応じてベ ルトを交換してください。ベルトの張りの点 検手順: 1. 左右のペダルが独立に動けるように、ブレー キ・ペダルのロック・ピンを外す。 1. フードを開ける。 2. ベルト中央 (オルタネータとクランクシャ フト プーリの間) を 10 kg の力で押して 点検する。たわみが10 mm 程度あるのが適 正。たわみがこの範囲になければ、以下に 示すステップ 3からの手順で調整する。適正 であれば調整は不要である。 2.
油圧系統の整備 交換フィルタはToro 純正品(P/N 94-2621) を使用してください。 油圧オイルの交換 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機 器の保証が適用されなくなる場合があります。 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニッ トを下降させ、エンジンを停止させ、駐車 ブレーキを掛けてキーを抜き取る。 通常は 800 運転時間ごとにオイルを交換しま す。オイルが汚染されてしまった場合は油圧系 統全体を洗浄する必要がありますので、Toro 代 理店にご連絡ください。汚染されたオイルは乳 液状になったり黒ずんだ色になったりします。 2. フィルタ容器の周辺をウェスできれいにぬ ぐう。フィルタ(図 78)の取り付け部周 辺をきれいにふき、下に廃油受けを置いて フィルタを外す。 1. エンジンを止め、フードを開ける。 2. タンクの底についているドレン・プラグ (図 77)を外してオイルを容器に受ける。 オイルが全部流れ出たらプラグを元通りに 取り付ける。 図 78 1. 2. 交換時期インジケータ 3.
高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身 体に重大な損傷を引き起こす。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホース に傷や変形がないか接続部が確実に締 まっているかを確認する。 • 油圧のピンホール・リークやノズルから は作動油が高圧で噴出しているので、絶 対に手などを近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を 使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力 を確実に解放する。 図 80 モデル 03806 および 03807 • 万一、噴射液が体内に入ったら、直ちに 専門医の治療を受ける。 1. テストポートA(昇降回路) 2. テストポートB(図 81)は、 前カッティン グユニットの油圧回路の故障探究用です。 油圧システムのテストポート 3. テストポートC(図 81)は、 後カッティン グユニットの油圧回路の故障探究用です。 油圧回路試験実施用にテストポートがありま す。必要に応じToro 代理店にご相談ください。 1. テストポートA(図 79 と 図 80)は、昇降 シリンダの故障探究用です。 図 81 図 79 モデル 03808 1. 1.
カッティングユニットの保守 カッティングユニットのキックスタンド モ デ ル 03863 お よ び 03864 ベッドナイフやリールを見るためにカッティ ングユニットを立てる場合には、ベッドバー調 整ネジのナットが床面に接触しないように、 カッティングユニットの後ろ側についている キックスタンド(スタンドはトラクションユ ニットの付属品です)で支えるようにしてくだ さい(図 83)。 図 82 1. テストポートD(チャージ圧) 2. テストポートE(前進走行油 圧) 3. テストポートF(後退走行油 圧) 4. テストポートD(パワステ油 圧) 図 83 1.
注 速度ノブを数値の高い方へ回すとバック ラップ速度が速くなります。 1目盛りで約 100 rpm ずつ増加します。速度を変更してか ら、 その速度に上がるまで約30秒必要です。 バックラップ 4. 各リールと下刃をバックラップ用に設定す る。 バックラップ中にリールが止まっても突然 動き出すことがある。この時にリールを手 や足で回そうとしてリールに触れると大怪 我をする恐れがある。 5. エンジンを始動しアイドル回転させる。 • エンジン回転中は絶対にリールに手や足 を触れないこと。 • バックラップ中にリールを手や足で回そ うとしてはならない。 バックラップ中にリールに触れると大け がをする。 • バックラップ中には絶対にエンジンの回 転数を変えないこと。バックラップはエ ンジンアイドル速度でのみ行うこと。 • リールや他の可動部に手足や衣服を近づ けないよう十分注意すること。 • どんな場合でもバックラップに短い柄の ブラシは使用しないこと。 • リールの回転が止まってしまった場合に は、まずエンジンを止め、それから、 リール回転速度セレクタを1目盛り高速 側にセットする。 6.
イッチを「回転禁止」位置とし、エンジンを 停止してから調整を行う。調整が終ったら 上記5~9の手順を行う。 11.バックラップが終わると、ベッドナイフの 前端にバリができる。刃先を削らないよう に注意しながら、このバリをヤスリで落と す (図 86)。 カッティングユニット昇降回路には調整バル ブがあり、ユニットが希望する速度で下降する ように調整することができます。調整は以下の 手順で行います: しばらく走行して機体のウォームアップを行 う。 1. 昇降マニホルドについているバルブの中か ら、調整を行いたいカッティングユニット のバルブを探し出す(表 図 87 と 図 88 を 参照)。 バルブ 対応するカッティングユニット FC1 #1(前、中央) FC4 #4 と #5(前、ウイング) FC5 #2 と #3(後) FC6 #6(後、左) FC7 #7(後、右) 図 86 12.
図 89 図 88 モデル 03806 および 03807 1. 2. 1. #1 バルブ(前中央ユニット用)の調整バルブ 2. #4 および #5 (前ウイングユニット用)の調整バルブ 3. #2 および #3(後ユニット用)の調整バルブ 4. #6(後左ユニット用の調整バルブ 5. #7(後右ユニット用の調整バルブ 昇降アームのスイッチ キャリッジ・ボルトのナット 3. 昇降アームのフラグ(旗) • 昇降スイッチのブラケットを希望の高さま で上げる。 • 昇降アームのスイッチとフラグ(旗)との 距離が約 16mm になるように調整する。 2. バルブについているロッキング・ナットをゆ るめる。 • キャリッジ・ボルトのナットを締める。 3. 調整は六角レンチを使ってバルブを回して 行う;右に回すと下降速度が遅くなる。 前列のカッティングユニットの下降 距離の調整 4.
保管 トラクションユニット 1. トラクションユニット、カッティングユニッ ト、エンジンをていねいに洗浄する。 2. タイヤ空気圧を点検する。タイヤに空気 を入れる(タイヤ空気圧: 1.0 ~ 1.4 kg/cm2)。 3. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、 必要な締め付けを行う。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアッ プする。余分のグリスやオイルはふき取る。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをか け、タッチアップする。金属部の変形を修 理する。 6. バッテリーとケーブルに以下の作業を行う: A. バッテリー端子からケーブルを外す。 B. バッテリー本体、端子、ケーブル端部を 重曹水とブラシで洗浄する。 C. 腐食防止のために両方の端子部に Grafo 112X スキン・オーバー・グリス(Toro P/N 505-47)またはワセリンを塗る。 D. 電極板の劣化を防止するため、60日ごと に24時間かけてゆっくりと充電する。 図 90 1.
9. エア・クリーナの吸気口とエンジンの排気口 を防水テープでふさぐ。 10.
図面 電 気 回 路 図 (Rev.
03806)) (Rev.
03807)) (Rev.
03808)) (Rev.
Toro 一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 ® • 保証条件および保証製品 Toro社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、 Toro社 およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に 基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造 上の欠陥 に対して、2年間または1500運転時間*のうちいずれか早く 到達した時点までの品質保証を共同で実施いたします。この品質保 証の対象となった場合には、 弊社は無料で「製品」の修理を行い ます。この無償修理には、 診断、作業工賃、部品代、運賃が含まれ ます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、 「製品」を納入した弊社代 理店(ディストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連 絡をして頂くことが必要です。 連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問がある場 合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Products Service De