Form No. 3382-248 Rev A Reelmaster ® 6500-D & 6700-D, 2 輪 駆動トラクションユニット 03806— —シ リ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 03806 モ デ ル 番 号03807 03807— — シ リ ア ル 番 号 314000001 以 上 03808— —シ リ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 03808 03812— —シ リ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 03812 03813— —シ リ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 03813 製品の登録は: www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書) をご覧ください。 警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 図1 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジン の排気には発癌性や先天性異常などの原因と なる物質が含まれているとされております。 1.
目次 燃料ラインとその接続 ................... 燃料フィルタ・水セパレータ............... インジェクタからのエア抜き .............. 電気系統の整備 ............................ バッテリーの手入れ ..................... ヒューズ .............................. ヘッドライト(オプション) .............. 走行系統の整備 ............................ ホイールナット(ボルト)のトルクの点 検 .................................. プラネタリギアオイルの点検 .............. プラネタリギアオイルの交換 .............. リアアクスルオイルの点検 ............... リアアクスルオイルの交換 ............... 後輪のトーイン......................... 走行ドライブのニュートラル調整 .......... 冷却系統の整備 ........
安全について • 石、おもちゃ、針金など、機械にはね飛ばされ て危険なものが落ちていないか、作業場所を よく確認しましょう。 CEN安 安 全 規 格 EN 836: 1997 1997、 、 ISO ISO規 規格 こ の 機 械 は CEN 1990お およ び ANSI ANSI規 規格 B71.4-2004 B71.
• エンジンを始動させる前に、すべての機器が • • • • • • • • • • • • • • 掛け、エンジンを停止し、キーを抜いてくださ い。また、必ず機械各部の動きが完全に停止し たのを確認してから作業に掛かってください。 ニュートラルになっていること、駐車ブレーキ が掛かっていることを確認してください。エン ジンは、必ず運転席に座って始動してくださ い。ROPS(横転保護バー)装備車では必ずシー トベルトを着用してください。 斜面では必ず減速し安全に十分注意して運転し てください。また斜面では、必ず決められた走 行方向や作業方向を守ってください。芝草の状 態によって車両の安定度が変わりますから注意 してください。段差や落ち込みのある場所では 特に注意してください。 旋回するときや斜面で方向を変えるときなど は、減速して十分な注意を払ってください。 必ず、安全カバーを所定の場所に正しく取り付 けて御使用ください。全部のインタロック装置 が装備されていること、適切に調整されている こと、そして正しく動作することを確認してお きましょう。 エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジン の
安全にお使いいただくために: TORO か ら の お 願 い す。シートベルトは必ずROPS (横転保護バー) と併用してください。 • 斜面でエンストしたり、坂を登りきれなくなっ たりした時は、絶対にUターンしないでくださ い。必ずバックで、ゆっくりと下がって下さい。 以下の注意事項はANSI規格には含まれていません が、Toroの芝刈り機を安全に使用していただくため に必ずお守りいただきたい事項です。 • 人や動物が突然目の前に現れたら直ちにリール 停止。注意力の分散、アップダウン、カッティ ングユニットから飛びだす異物など思わぬ危険 があります。周囲に人がいなくなるまでは作 業を再開しないこと。 この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりす る能力があります。重傷事故や死亡事故を防ぐた め、注意事項を厳守してください。 この機械は本来の目的から外れた使用をするとユー ザーや周囲の人間に危険な場合があります。 • 斜面に駐車する場合には、必ず車輪をブロッ クしてください。 運転中に 保守整備と格納保管 • 始動時および運転中は必ず着席してください。 • 油圧系統のラインコネクタは頻
音力レベル リ ー ル マ ス タ ー 6500 この機械は、音力レベルが 101 dBA であることが 確認されています; ただしこの数値には不確定値 (K)1 dBA が含まれています。 音力レベルの確認は、EC規則 11094 に定める手順 に則って実施されています。 音力レベル リ ー ル マ ス タ ー 6700 この機械は、音力レベルが 103 dBA であることが 確認されています; ただしこの数値には不確定値 (K)1 dBA が含まれています。 音力レベルの確認は、EC規則 11094 に定める手順 に則って実施されています。 音圧レベル この機械は、オペレータの耳の位置における音 圧レベルが 90 dBA であることが確認されていま す; ただしこの数値には不確定値(K)1 dBA が 含まれています。 音圧レベルの確認は、EC規則 836 に定める手順に 則って実施されています。 振動レベル 腕および手 右手の振動レベルの実測値 = 0.69 m/s2 左手の振動レベルの実測値 = 1.04 m/s2 不確定値(K) = 0.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 105-7506 1. オペレーターズマニュアル 93-6699 4. エンジン: 予熱 5. エンジン: 始動 を読むこと 。 2. エンジン: 停止 3. ON 1. 走行速度 3. 無段階速度調整 2. 低速 4. 高速 1 93-6693 1. 2 93-9425 指をはさまれる危険 - 停止するまで待つこと。 1. オペレーターズマニュアル を読むこと 。 2. 油圧ホースには高圧が掛かっている - 可動部に近づか ないこと。 93-6686 1. 油圧オイル 2. オペレーターズマニュアル を読むこと 。 93-6696 1. 負荷が掛かっている危険 - オペレーターズマニュアル を 読むこと。 114-9600 1. 93-6687 オペレーターズマニュアル を読むこと 。 1.
3-6689 1. 危険: プラスチック製のシュラウドに腰掛けないこと。 93-6681 1. 切傷や手足の切断の危険: 可動部に近づかないこと。 93-1263 93-1263 115-2047 1. 警告:高温部に触れないこと。 1. オペレーターズマニュアル を読むこと 。 2. 駐車ブレーキを掛けるには、ロック用のピンで2枚のペダル を連結し、両方のペダルを踏み込んで、駐車ブレーキ用ノ ブを引く。 3. 駐車ブレーキを解除するには、ラッチが落ちるまで2枚のペダ ルを踏み込む。 4. 危険 - リール回転モード。 104-9298 1. 参照: オペレーターズマニュアル 。 115-2048 1.
5-0123 モデル 03808 および 03813 1. スロットル - 低速 7. リールは停止モード - 上昇と下降 2. スロットル - 高速 8. 9. ヘッドライト(オプション) ヘッドライト - ON 3. リール上昇して停止 4. リール下降し、回転モードの場合回転 - 正転および逆転 10. ヘッドライト - OFF 5. リール ― 回転許可 11. オペレーターズマニュアル を読むこと 。 6. リールは停止モード - 上昇のみ 104-9296 モデル 03806, 03807 および 03812 1. スロットル - 低速 4. リール下降し、回転モード の場合回転 - 正転および 逆転 7. リールは停止モード - 上昇 10. と下降 ヘッドライト - OFF 2. スロットル - 高速 5. リールは回転モード 8. ヘッドライト(オプション) 詳細はオペレーターズマニュ アル を参照。 3. リール上昇して停止 6. リールは停止モード - 上昇 のみ 9.
7–2718 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 3. 警告: 表面が熱い。触れな いこと。 2. 爆発の危険オペレーターズ マニュアル を読むこと。 4. 警告: オペレーターズマ ニュアル を読むこと。 115-2045 1. 警告: オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 手足や指の切断の危険: 可動部に近づかないこと。すべてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 3. 警告:講習を受けてから運転すること。 4. 転倒の危険: 下り坂ではカッティングユニットを下降させること;旋回する時は速度を落とすこと;高速でターンしないこと。 5. 警告: 運転席に着席しているときにはシートベルトを着用すること。 6. 警告: オペレーターズマニュアル を読むこと; このマシンを牽引しないこと。 7. 異物が飛び出す危険:人を近づけないこと。 8.
115-2046 ( CE 用 に P/N 115–2045 の 上 か ら 貼 り 付 け る ) * この安全ステッカーには、ヨーロッパの芝刈り機安全規格 EN 836:1997 に適合するために必要な、斜面での運転に関する注意事項が記載されています。ここに記載 されている斜面の角度は、この規格で記述され、また要求されている控えめな角度です。 1. 警告: オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 手足や指の切断の危険: 可動部に近づかないこと。すべてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 3. 警告:講習を受けてから運転すること。 4. 転倒の危険: 下り斜面ではカッティングユニットを降ろして走行し、傾斜 15°を超える斜面では刈り込みをしないこと。 5. 警告: 運転席に着席しているときにはシートベルトを着用すること。 6. 警告: オペレーターズマニュアル を読むこと; このマシンを牽引しないこと。 7. 異物が飛び出す危険:人を近づけないこと。 8.
93-6668 1. バッテリーには鉛が含まれている;ごみとして投棄しないこと; 充電方法については オペレーターズマニュアル を読むこと。 115-2049 モデル 03806, 03807 および 03812 1. リール:刈高 4. 走行速度 2. リール:刈り込みとバック ラップ 5. 後リール回路コントロール オペレーターズマニュアル 6. 前リール回路コントロール 3. を読むこと 。 115-8000 モデル 03808 および 03813 106-6754 1. 警告: 表面が熱い。触れないこと。 2. ファンによる手足切断危険、およびベルトによる巻き込まれの 危険:可動部に近づかないこと。 1. リール:刈高 4. 走行速度 2. リール:刈り込みとバック ラップ 5. 後リール回路コントロール オペレーターズマニュアル 6. 前リール回路コントロール 3.
バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 6. バッテリーに人を近づけな いこと。 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 7. 保護メガネ等着用のこと: 爆発性ガスにつき失明等 の危険あり 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 5. オペレーターズマニュアル 10.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 3 4 5 6 7 内容 数量 – 必要なパーツはありません。 14/10 7/5 7/5 5/7 5/7 5/7 10/14 5/7 5/7 5/7 5/7 大きいOリング カウンタウェイト ステアリングロックピン 昇降チェーン チェーンブラケット Uボルト ナット ネジ ワッシャ ナット 大きいOリング – 必要なパーツはありません。 塩化カルシウム(別途調達のこと) リアウェイト・キット, P/N 104–1478(別途 調達のこと) CE 諸国用ステッカー CE 規格適合証明書 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ オペレータのためのトレーニング資料 故障診断用ACE ディスプレイ用オーバー レイ リング付き始動キー フード用キー ねじ 蝶ナット 45 kg 1 4 2 1 1 1 1 1 1 1 2 2 用途 液量を点検する。 カッティングユニットを取り付けます。 カッティングユニットを取り付けます。 必要に応じて、カッティングユニットの微 調整を行って
• エンジンの冷却液 1. カッティングユニットをカートンから取り出 す。カッティングユニットのマニュアル に 従って組み立てと調整を行う 。 2. カッティングユニット両側の保護プラグを取 る。 3. 大きなOリングにグリスを塗り、 カッティン グユニット両側のベアリングハウジングの溝 にそれぞれ取り付ける (図 4 と 図 7)。 「冷却系統を点検する」を参照してください。 • 油圧オイル 「油圧オイルの点検」を参照してください。 • 後アクスルのオイル 「後アクスルオイルを点検する」を参照して ください。 2 カッティングユニットを取り付ける モ デ ル 03860, 03861, 03862 この作業に必要なパーツ 図4 14/10 大きいOリング 7/5 カウンタウェイト 7/5 ステアリングロックピン 1. ベアリングハウジング 2. 大きいOリング 3.
図5 図7 1. キャリアフレーム 4. リンチピン 2. ピボットナックル 5. ステアリングロックピン 3. 昇降アームのステアリング プレート 7. ピボットナックルの水平シャフトをキャリア フレームの取り付け穴に差し込む(図 5)。 8. スラストワッシャ、平ワッシャ、フランジヘッ ドネジを使って、ピボットナックルをキャリ アフレームに固定する(図 5)。 9. ピボットナックルの垂直シャフトにスラスト ワッシャを差し込む図 5。 10. 1. リールモータ 2. Oリング 注 カッティングユニットを固定モードで使用 する場合には、ステアリングロック・ピンをピ ボットナックルの取り付け穴に差し込んでく ださい(図 5)。 14.
3 カッティングユニットを取り付ける モ デ ル 03863 お よ び 03864 この作業に必要なパーツ 図8 2. スプリングロッド前部の6角ナットを締め て、スプリング(圧縮状態)の長さ(A)が 203 mmになるようにする(図 8)。 注 ラフで使用する時やアンジュレーションの 大きなフェアウェイを刈る時は、上記の長さ (A)を216 mm とし、スプリング ブラケット 後部とワッシャ前面のすきま(C)を 38 mm と してください(図 8)。 5/7 昇降チェーン 5/7 チェーンブラケット 5/7 Uボルト 10/14 ナット 5/7 ネジ 5/7 ワッシャ 5/7 ナット 5/7 大きいOリング 昇降ブラケットとチェーンを取り付ける 各昇降アームにチェーンブラケットを取り付けま す。各アームにUボルト1個とナット2個を使用しま す。以下の手順でブラケットの位置を調整します: 1.
から後ろに 381 mm さがった位置にセットする (図 10)。各ブラケットが、機体の外側に向 かって45度回転した状態になるようにする。 図 12 1. 昇降チェーン 2. チェーンブラケット 後シールドを調整する ほとんどの場合、後シールドは閉じておく(刈りカ スを前に排出する)のがベストです。濡れ芝など のように草が非常に重い時はシールドを開ける方 が良い場合もあります。 図 10 3. シールド(図 13)を開けるには、シールドを左サ イドプレートに固定しているキャップスクリュをゆ るめ、シールドを開位置にセットし、キャップスク リュを締めてください。 昇降アーム(6番、7番)で、ブラケットとUボ ルトを、ピボットナックルのセンターライン から後ろに 368 mm さがった位置にセットする (図 11)。各ブラケットが、機体の外側に対 して10度回転した状態になるようにする。 図 11 図 13 4. 全部のUボルトナットを、51-65 N.m(5.3-6.6 kg.m=38–48 ft-lbs)にトルク締めする。 5.
カウンタウェイトを取り付ける どのカッティングユニットも、カウンタウェイトを カッティングユニットの左側に取り付けて出荷して います。下の図で、リールモータとカウンタバラン スとの位置関係を確認してください。 1 G003321 2 図 16 1. プラスチック製プラグ 2. キャップスクリュ(2本) 図 14 1. 2番、.4番、6番カッティングユニットで は、カウンタウェイトをカッティングユニッ トの左側に固定しているキャップスクリュ(2 本)を取る。カウンタウェイトを取り外す(図 15)。 4. 先ほど取り外したキャップスクリュ2本を使っ て、カッティングユニット右側にカウンタウェ イトを取り付ける。 5. カッティングユニットの左側サイドプレート に、リールモータ取り付け用のキャップスク リュ2本を仮止めする(図 16)。 カッティングユニットを取り付ける 1. スラストワッシャを、 ピボットナックルの水 平シャフトに差し込む図 17。 図 17 1. 図 15 1. 2. 3. カウンタウェイト キャリアフレーム 4. リンチピン 2.
差し込む (図 17)。昇降アームのステアリング プレートの下にある2枚のゴム製センタリング バンパーの間に、ピボットナックルを挟む。 6. ピボットナックルのシャフトに付いている穴 にリンチピンを差し込む(図 17)。 7. スナッパピンを使って、昇降アームのチェーン をカッティングユニットのチェーンブラケッ ト(図 18)に、以下の手順で固定する。 A. 1番、4番、5番、6番、7番のカッ ティングユニットでは、チェーンのリン ク6個を使う。 B. 2番、3番、7番のカッティングユニットで は、チェーンのリンク7個全部を使う。 図 19 1. リール駆動モータ 2. キャップスクリュ 注 カッティングユニットを固定モードで使用 する場合には、ステアリングロックピンをピ ボットナックルの取り付け穴に差し込んでく ださい(図 17)。 11. ターフ補正スプリングを調整する 図 18 1. 昇降チェーン 2. ステアリングロックピンの下にスプリングを 掛ける(図 17)。 スナッパピン 8. リールモータのスプラインにきれいなグリス を塗りつける。 9.
4 カッティングユニットの微調整 必要なパーツはありません。 手順 トラクタユニットは、ほとんどのフェアウェイ刈り で適切に使用できるよう、出荷時に調整済みです。 必要に応じて「カッティングユニットの保守」を 参照して、さらに以下のような微調整を行うこと ができます: 図 20 2.
6 CE 諸 国 用 ス テ ッ カ ー を 貼 付 す る この作業に必要なパーツ 4 CE 諸国用ステッカー 2 CE 規格適合証明書 手順 CE 諸国で使用する場合には、ANSI 様式のステッ カーの上から対応する CE 様式のステッカーを貼っ てください。CE 規格適合証明書は安全な場所に保 管してください。 7 マニュアルを読み付属品を保管 する この作業に必要なパーツ 1 オペレーターズマニュアル 1 エンジンマニュアル 1 パーツカタログ 1 オペレータのためのトレーニング資料 1 故障診断用ACE ディスプレイ用オーバーレイ 1 リング付き始動キー 1 フード用キー 2 ねじ 2 蝶ナット 手順 1. マニュアルを読む。 2. オペレータ用トレーニング資料を見る。 3.
製品の概要 • 電気系統に異常が発生した(断線または出力 各部の名称と操作 • 油圧オイルが漏れた(ターフディフェンダ搭 側のショート)。 載機の場合) • 通信エラーが発生した(ターフディフェンダ搭 走行ペダル 載機の場合) 走行ペダル(図 21)は前進走行と後退走行を制御し ます。ペダル前部を踏み込むと前進、後部を踏み込 むと後退です。走行速度はペダルの踏み込み具合で 調整します。スロットルが FAST 位置にあり負荷 が掛かっていない状態でペダルを一杯に踏み込む と最高速度となります。 始動キー(図 21)には3つの位置があります。 ペダルの踏み込みをやめると、ペダルは中央位置に 戻り、走行を停止します。 速度計(図 21)は本機の走行速度を表示します。 速度計 3 7 5 始動キー ブレーキペダル 6 2枚のペダル(図 21)により左右の車輪を独立し て制御し、旋回性能や駐車、斜面での走行性能を高 めています。駐車ブレーキを掛けるときや移動走行 の際にはロックピンで2枚を連結して使用します。 4 2 1 駐車ブレーキのラッチ コンソール左側にあるノブを引くと、駐
3 2 4 5 7 6 8 1 2 3 4 5 9 10 6 11 7 8 1 G019448 図 22 モデル 03808 および 03813 9 G019449 1. スロットルコントロール 2. 3. 昇降コントロールレバー 燃料計 4. 充電インジケータ 5. エンジンオイル圧警告灯 6. 冷却水温警告灯 7. 8. 図 23 モデル 03806, 03807 および 03812 グロープラグインジケータ エンジン冷却液温度計 9. 回転許可スイッチ(7番)右 後ろ 10. 回転許可スイッチ(マス ター) 11. 回転許可スイッチ(6番)左 後ろ 1. スロットルコントロール 6. 冷却水温警告灯 2. 昇降コントロールレバー グロープラグインジケータ エンジン冷却液温度計 回転許可スイッチ(マス ター) 3. 燃料計 7. 8. 4. 充電インジケータ 9. 5.
バックラップ・ノブ バックラップ・ノブ (図 25) は昇降コントロール レバーと連動してバックラップを行います。作業要 領は カッティングユニットの保守 (ページ 55)ペー ジの「バックラップ」の項に記載されています。 1 2 G019451 図 26 1. 座席調整ノブ 2. 座席調整レバー 緑の診断ランプ この機械には、電子コントローラが正常に機能して いるかどうかを知らせてくれる緑の診断用ランプが ついています。この緑色の診断ランプ(図 27)はコ ントロールパネルの下に取り付けられており、いく つかの機能があります。電子コントローラが正常 に機能していて、 キースイッチが ON 位置にある と点灯します。電子コントローラが電気系に異常 を発見すると、診断ランプは点滅します。キーを OFF に戻すとランプは消え、診断回路は自動的に リセットします。 1 図 25 1. バックラップ・ノブ 2.
アタッチメントとアクセサリ 始動スイッチをON位置にしても診断ランプが点 灯しない時は、電子コントローラが作動していな いことを示しています。考えられる原因として: トロが認定した各種のアタッチメントやアクセ サリがそろっており、マシンの機能をさらに広げ ることができます。 詳細は弊社の正規サービス ディーラ、または代理店へお問い合わせください。 www.Toro.
運転操作 1 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 エンジンオイルを点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初 回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認し てください。 油量は約 7 リットル(フィルタ共)です。 以下の条件を満たす高品質なエンジンオイルを使 用してください: G019454 図 29 • API規格CH-4、CI-4 またはそれ以上のクラス。 1. ディップスティック • 推奨オイル:SAE 15W-40(-18℃以上) • 他に使用可能なオイル:SAE 10W-30 または 3.
1 に、ラジエターと補助タンクの中の液量を点検して ください。冷却液の総量は 9.4リットルです。 注意 エンジン停止直後にラジエターのキャップを開 けると、高温高圧の冷却液が吹き出してやけ どを負う恐れがある。 15分 分ぐ ら い 待 っ ラ ジ エ タ ー が 十 分 に 冷 え る ま で 15 てからキャップを開けるようにすること。 1. 2. ラジエターと補助タンクのふた(図 31)を注 意深く開ける。 G019456 図 32 ラジエターと補助タンク (図 31) の液量を 点検する。 1. 補給口の首の上部まであればよい。また、補 助タンクについている FULL マークまであれば よい。 4. 5.
気温が -7° 以上の季節には夏用燃料を使用する方 が、燃料ポンプの寿命を延ばします。 危険 燃料は非常に引火・爆発しやすい物質である。 発火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 重要 ディーゼル燃料の代わりに灯油やガソリン を使わないでください。この注意を守らないとエ ンジンが破損します。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 警告 • 箱型トレーラに本機を搭載した状態では、 絶対に本機への燃料補給をしてはならない。 燃料を飲み込むと非常に危険で生命に関わる。 また気化した燃料に長期間ふれると身体に重篤 な症状や疾病を引き起こす。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 • 燃料蒸気を長時間吸わないようにする。 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器に 入れ、子供の手の届かない場所で保管する。 30 日 分 以 上 の 買 い 置 き は 避 け る 。 • ノズルや容器の口に顔を近づけない。 • 燃料蒸気が目や肌に触れないようにする • 運転時には必ず適切な排気システムを取り 付け正常な状態で
1 プレミアム生分解油圧オイル — Mobil EAL EnviroSyn 46H 重 要 Mobil EAL EnviroSyn 46H は 、 ト ロ 社 が こ の 製 品への使用を認めた唯一の合成生分解オイルです。 このオイルは、トロ社の油圧装置で使用しているエ ラストマーに悪影響を与えず、また広範囲な温度帯 での使用が可能です。このオイルは通常の鉱物性オ イルと互換性がありますが、十分な生分解性を確保 し、オイルそのものの性能を十分に発揮させるた めには、通常オイルと混合せず、完全に入れ替え て使用することが望まれます。この生分解オイル は 、 モ ー ビ ル 代 理 店 に て 19 リ ッ ト ル 缶 ま た は 208 リットル缶でお求めになれます。 G019457 図 33 1. 燃料タンクのキャップ 4. 補給管の下まで軽油を入れる。 5.
タイヤは空気圧を高めに設定して出荷しています。 運転前に正しいレベルに下げてください。適正圧は 前・後輪とも103-41 kPa(0.84-1.25 kg/cm2=12-15 psi)です。 2.
1 図 37 1. g019459 図 36 1. 6. 燃料噴射ポンプのエア抜きネジ 2. 始動キーを ON 位置に回す。燃料ポンプが動 き出し、空気が押し出されてくる。燃料が連 続的に流れるのがネジ穴から確認できるまで キーを ON 位置に保持する。ネジを締めてキー を OFF にする。 エンジンを掛ける時にはバルブを元通りに閉 める。ただし、バルブの締め付けトルクが 7-11 Nm(1.0-1.5 kg.
るのか油圧系にあるのかを容易に判断するこ とができます。 出力機能のチェック手順: 図 38 1. 3. 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニット を下降させ、エンジンを停止させて駐車ブ レーキを掛ける。 2. コントロールパネルのカバーを開ける。コント ローラの近くにあるワイヤハーネスとそのコネ クタを探し出す。ワイヤハーネスのコネクタ からループバック・コネクタを注意深く外す。 3. ACE 故障診断ディスプレイのコネクタをハー ネスのコネクタに接続する。ACE の表面にの せるオーバーレイの種類を間違えないように 注意する。 4. キースイッチを ON 位置に回す(エンジンは 始動させない)。 ループバック・コネクタ ハーネスのコネクタ(図 39)に ACE テスター を接続する。ACEディスプレイ表面にのせるオー バーレイの種類を間違えないでください。 注 オーバーレイの赤文字は対応する入力ス イッチを示し、緑文字は出力を示します。 5.
上記部分の機能不良が疑われる場合には、回 路テスターによる通常のチェックも合わせて 行ってください。 11. その状態で、始動キーを ON 位置に回し、ACE の左上のランプが点灯するのを確認する(約 2 秒後に点灯)。 各出力スイッチが正しい位置にあり正常に機 能しているのに LED が正しく点灯しないのは コントローラの不良です。この場合はToro代理 店にご連絡ください。 12. ジョイスティックから手を離し、キーをOFFに する。以上でメモリの内容は消去された。 13.
な場合には、山側のブレーキをゆっくり、スリップ が止まる所まで踏み込んでやると、谷側の走行力が 増加し、安定した走行ができるようになります。 重要 安全な場所で旋回操作(ターン)の練習を十 分に行ってください。芝生が柔らかく、芝草がぬれ ているときに高速で急旋回すると、特に芝削りが発 生しやすくなります。芝生を傷つけないために、旋 回 時 の 速 度 は 5 km/h 以 下 を 目 安 と し て く だ さ い 。 ま た 旋 回 半 径 は 2.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 8 時間 • ホイールナットやホイールボルトは定期的に(使用開始後最初の1~4運転時間、その後 は10運転時間ごと)にトルクの点検を行ってください。 使用開始後最初の 50 時間 • エンジンオイルとフィルタの交換。 使用開始後最初の 200 時間 • プラネタリギアオイルを交換する。 • リアアクスルオイルを交換する。 使用するごとまたは毎日 • • • • • • • • エンジンオイルの量を点検してください。 冷却系統の点検と清掃を行ってください。 油圧オイルの量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 リールとベッドナイフの摺り合わせを点検する。 インタロックスイッチの動作を点検してください。 燃料フィルタ・水セパレータからの水抜き。 エンジン部、オイルクーラ、ラジエターを清掃してください(ホコリの多い環境では間 隔を詰めて清掃してください)。 • 油圧ライン・油圧ホースにオイル漏れ、ねじれ、支持部のゆるみ、磨耗、フィッティングの ゆるみ、風雨や薬品による劣化などがないか十
定期整備ステッカー g023347 図 40 38
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 日 インタロックの動作の点検。 ブレーキ動作の点検。 エンジンオイルの量を点検。 冷却系統を点検。 燃料・水セパレータの水抜き。 エアフィルタのインジケータの表示。 ラジエターとスクリーンの汚れ。 エンジンからの異常音がないか点検する。1 運転操作時の異常音。 トランスミッションオイルの量を点検。 油圧オイルの量を点検。 エアフィルタのインジケータの表示。2 油圧ホースの磨耗損傷を点検。 オイル漏れなど。 タイヤ空気圧を点検する。 計器類の動作を確認。 リールとベッドナイフの摺り合わせ。 刈高の調整の点検。 グリスアップ。 3 塗装傷のタッチアップ。 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2. エンジンを始動させ、オイルを通常の作動状態の温度にして点検する。 3.
潤滑 ベアリングとブッシュのグリスアッ プ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 定期的に、全部のベアリングとブッシュにNo.2汎 用リチウム系グリスを注入します。通常の使用で は 50 運転時間ごとに行いますが、機体を水洗い したあとは整備間隔に関係なく直ちにグリスアッ プしてください。 グリスアップ箇所を以下に列挙します: • カッティングユニットのキャリアフレームとピ ボット(各2)図 41. g019486 図 42 1.
• 後昇降シリンダのピボット(2ヶ所)(図 45)。 • 後昇降アームのピボット(2ヶ所)(図 48)。 g019492 g019489 図 45 図 48 • 昇降アームのピボット(3ヶ所)(図 46)。 • ブレーキペダルのシャフト(1ヶ所)(図 49)。 G019490 図 46 G019493 図 49 • 後アクスルのピボット(図 47)。 G019494 図 47 41
エンジンの整備 このエア洗浄により、1次フィルタを外した時 にホコリが舞い上がってエンジン部へ入り込 むのを防止することができる。 エアクリーナの整備 3.
スロットルの調整 エンジンオイルとフィルタの整備 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 150運転時間ごと 運転開始後50時間でエンジンオイルの初回交換を行 い、その後は、150 運転時間ごとにオイルとフィル タを交換してください。 1. 1. スロットル レバーを、 シートベースのスロッ トに当たるまで前に倒す。 2. インジェクションポンプのレバーアームの所 にあるスロットル ケーブルのコネクタをゆる める(図 56)。 1 ドレンプラグ(図 54)を外してオイルを容 器に受ける。オイルが抜けたらドレンプラグ を取り付ける。 2 g019472 図 56 1. 1 2. 3. ドレンプラグ オイルフィルタ(図 55)を外す。新しいフィ ルタのシールに薄くエンジンオイルを塗って 取り付 ける。締めすぎないこと。 4. g019471 図 55 3. コネクタ インジェクションポンプ・レバーのアームをハ イアイドル・ストップに当てた状態でケーブ ル・コネクタを締める。 注 締めるとき、ケーブル・コネクタが自由に回 転できることを確認してください。 1 1.
燃料系統の整備 燃料ラインとその接続 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 燃料タンク 400 運転時間ごと又は1年に1回のうち早い方の時 期に点検を行ってください。劣化・破損状況やゆる みが発生していないかを調べてください。 整 備 間 隔 : 2年ごと 燃料タンクは 2 年ごとにタンクを空にして内部を 清掃してください。燃料系統が汚染された時や、マ シンを長期にわたって格納する場合も同様です。タ ンクの清掃にはきれいな燃料を使用してください。 燃料フィルタ・水セパレータ 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 400運転時間ごと 水セパレータ(図 58)からの水抜きは毎日おこ なって異物を除去してください。 1 1. フードを開け、燃料フィルタの下に汚れのな い容器をおく。 2. フィルタ容器下部のドレンプラグをゆるめて 水や異物を流し出す。終了したらプラグを締 める。 G019473 図 57 1.
電気系統の整備 インジェクタからのエア抜き 注 この手順は、燃料システムからの通常のエア抜 きを行ってもエンジンが始動できないときに行う ものです;通常のエア抜きについては、「運転」 の章の「燃料システムからのエア抜き」を参照し てください。 1. バッテリーの手入れ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 警告 燃料噴射ポンプの No.1インジェクタノズルへ のパイプ接続部をゆるめる。 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 重要 電気系統を保護するため、本機に溶接作業を 行う時には、バッテリーからケーブルを 2 本とも 外し、コントローラからのワイヤハーネスを 2 本 とも外し、オルタネータからのターミナル・コネク タを外してください。 図 59 1. インジェクタ(全部で4個ある) 2. スロットルを FAST 位置とする。 3.
危険 電解液には触れると火傷を起こす劇薬である 硫酸が含まれている。 • 電解液を飲まないこと。また、電解液を皮 膚や目や衣服に付けないよう十分注意する こと。安全ゴーグルとゴム手袋で目と手を 保護すること。 • 皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよう、 必ず十分な量の真水を用意しておくこと。 ヒューズ 全部で7本のヒューズを使用しています。ヒューズ はコントローラパネルの下に取り付けてあります (図 60 と 図 61)。 1 G019475 図 60 1.
ヘッドライト(オプション) 重要 トラクションユニットにオプションのヘッド ライトを取り付ける場合には、電気系統全体の整合 62) )と 下 記 の パ ー 性 を 確 保 す る た め 、 配 線 図 ( 図 62 ツ番号による部品を使用してください。 取り付け手順 1. コンソールの下にある空いているコネクタに リレーを取り付ける。 2. スイッチを取り付ける。 3. コンソール下にあるオレンジ色のライン (J 24 と J 25) にリング端子またはフォーク端子を 取り付ける。ラインをスイッチの2番端子と3 番端子に接続する。 4. ヘッドライトからのパワー(+)線を J23(赤 線)に結線する。 5. アース線はエンジンブロックのアースに接続 する。 6.
走行系統の整備 800運転時間ごと (または1年に1回のうち早 く到達した方の時期) 200運転時間で初回交換を行います。その後は 800 運転時間ごとに交換します。補給用には高品質の SAE 85W-140 ギアオイルを使用してください。 ホイールナット(ボルト)のトルク の点検 1. 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 200運転時間ごと 平らな場所で、点検/ドレンプラグが一番低い 位置(時計の 6 時の位置)に来るように停 止させる(図 64) 。 警告 この整備を怠ると人身事故につながる恐れがあ るので十分注意する。 1-4時 時間 後 に 1 回 と 10 10時 時間 後 に も 運 転 開 始 か ら 1-4 う1回、前輪と後輪のホイールナット(ホイー ルボルト)のトルク締めを行う; トルク値 は 115-135 N.m ( 11.8-13.8 kg.m = 85-100 ft.-lb) )。 そ の 後 は 200 運 転 時 間 ご と に 締 め ft.-lb 図 64 付けを行う。 1. プラネタリギアオイルの点検 2.
8. 反対側のプラネタリギアアセンブリも同様に 作業する。 リアアクスルオイルの点検 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと リアアクスルには出荷時にSAE 85W-90 ギアオイル を注入しています。初めて使用する前および400 運転時間ごとに量を点検してください。油量は約 2.3 リットルです。オイル漏れの目視点検は毎日 行ってください。 1. 平らな場所に駐車する。 2. アクスルの一方の端部から点検用プラグ (図 66)を抜き、穴の高さまで潤滑油があること を確認する。量が不足の場合は、給油プラグ (図 66)をはずして補給する。 図 67 1. 図 66 1. 点検プラグ 2. 補給プラグ リアアクスルオイルの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 200 時間 800運転時間ごと 初回のオイル交換は運転開始後 200時間で、その 後は、800運転時間ごとにオイル交換を行ってく ださい。 1. 平らな場所に駐車する。 2. ドレンプラグ(図 67;左右端に1個と中央 に1個、全部で3個ある)の周辺をきれいに 拭く。 49 ドレンプラグの位置 3.
後輪のトーイン 注 4WD モデルでは左後輪も浮かせてください。 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 800運転時間ごと又は1年に1回点検を行ってく ださい。 1. 3. エンジンを始動しアイドル回転させる。 4. 前への動きを止めたい場合は、ポンプロッド の端部にあるジャムナットを回してポンプコ ントロールチューブ(図 69)を前へ動かす。 後への動きを止めたい場合は、後へ動かす。 後輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間 距離を測る(アクスルの高さ位置で計測)。 前での測定値が、後ろでの測定値より 3mm 小 さければ合格とする。 2. 調整が必要な場合は、タイロッドのボール ジョイントのコッターピンとナットを外す。 次に、タイロッドのボールジョイントをアク スルケースのサポート(図 68)から外す。 3. タイロッド両側のクランプをゆるめる(図 68)。 1 2 G019499 2 1 図 69 1. 図 68 1. タイロッドのクランプ 2. タイロッドのボールジョイント 4.
冷却系統の整備 清掃 2 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 1 後部スクリーン、オイルクーラ、ラジエターを毎日 清掃してください。ホコリの多い環境ではさらに 間隔を詰めて清掃してください。 g019479 重要 エンジンが高温の時に絶対に水をかけないこ と。 エンジンが損傷する可能性があります。 1. エンジンを止め、フードのラッチを外してフー ドを開ける。エンジンの周囲を丁寧に清掃す る。フードを閉じる。 2. 後部スクリーン(図 70)のラッチをはずして 後部を開ける。スクリーンをていねいに清掃 する。 図 71 1. オイルクーラ 2. ラジエター 冷却系統の保守 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 2年ごと 冷却液の総量は 9.4リットルです。冷却液は必ず水 とエチレングリコール不凍液の 50/50 混合液を使 用してください。水だけの使用やアルコール系、メ タノール系の冷却液は使用しないでください。 1. 100運転時間ごとにホースの接続状態を点検 し、 ゆるんでいれば締め付ける。ホースに傷 があれば交換する。 2.
ブレーキの整備 ベルトの整備 ブレーキの調整 オルタネータベルトの点検 ブレーキペダルの遊びが 25 mm以上となったり、 ブレーキの効きが悪いと感じられるようになった ら、調整を行ってください。遊びとは、ブレーキペ ダルを踏み込んでから抵抗を感じるまでのペダル の行きしろを言います。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 1. 2. 100運転時間ごとに、オルタネータのベルト (図 73)の点検を行います。必要に応じてベルトを交換 してください。ベルトの張りの点検手順: 左右のペダルが独立に動けるように、ブレー キペダルのロックピンを外す。 1. フードを開ける。 2.
油圧系統の整備 油圧フィルタの交換 油圧オイルのフィルタには整備時期を示すインジ ケータがついています。エンジンを始動させた状態 でインジケータが緑色のゾーンにあれば交換は不要 です。インジケータの表示が赤いゾーンにある場合 はフィルタのエレメントを交換してください。 油圧オイルの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 通常は 800 運転時間ごとにオイルを交換します。 オイルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体 を洗浄する必要がありますので、Toro 代理店にご 連絡ください。汚染されたオイルは乳液状になっ たり黒ずんだ色なったりします。 1. エンジンを止め、フードを開ける。 2. タンクの底についているドレンプラグ(図 74)を外して油圧オイルを容器に受ける 。 オイルが全部流れ出たらプラグを元通りに取 り付ける。 必ず所定のフィルタ(パーツ番号 94-2621)を使っ てください。 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器 の保証が適用されなくなる場合があります。 1.
警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体 に重大な損傷を引き起こす。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに 傷や変形がないか接続部が確実に締まって いるかを確認する。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作 動油が高圧で噴出しているので、絶対に手 などを近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を 確実に解放する。 図 77 モデル 03806, 03807 および 03812 • 万一、噴射液が体内に入ったら、直ちに専 門医の治療を受ける。 1. 油圧システムのテストポート 油圧回路試験実施用にテストポートがあります。必 要に応じToro代理店にご相談ください。 1. テストポートA(図 76 と 図 77)は、昇降シ リンダの故障探究用です。 2. テストポートB(図 78)は、 前カッティング ユニットの油圧回路の故障探究用です。 3. テストポートC(図 78)は、 後カッティング ユニットの油圧回路の故障探究用です。 図 76 モデル 03808 および 03813 1.
カッティングユニットの保守 カッティングユニットのキックスタンド モ デ ル 03863 と 03864 ベッドナイフやリールを見るためにカッティングユ ニットを立てる場合には、ベッドバー調整ネジの ナットが床面に接触しないように、カッティングユ ニットの後ろ側についているキックスタンド(スタ ンドはトラクションユニットの付属品です)で支え るようにしてください(図 80)。 図 79 1. テストポートD(チャージ圧) 3. テストポートF(後退走行油 圧) 2. テストポートE(前進走行油 圧) 4. テストポートD(パワステ油 圧) 図 80 1.
注 バックラップの時は、前3ユニット、後2ユニッ トがそれぞれ共に回転します。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニット を降下させ、エンジンを停止して、駐車ブ レーキを掛け、リール回転スイッチを回転禁 止位置とする。 2. 運転席を上げてコントロールを露出させる。 3. リール速度セレクタとバックラップノブ (図 81)を探し出す。バックラップノブをバック ラップ位置にセットし、速度ノブを「1」に セットする。 作業する。柄の短いブラシは絶対に使用しな いこと。 9. 回転が止まってしまう場合や回転にムラがあ る場合は、 ジョイスティックを後ろに倒して一 旦バックラップ回転を停止させる。そして、 リール速度ノブを1メモリ高速側にセットし なおしてからジョイスティックを再び前に倒 してバックラップを再開する。 10. バックラップ中にカッティングユニットの調 整を行う場合は、ジョイスティックを後ろに倒 してリールを停止し、リール回転許可スイッチ を「回転禁止」位置とし、エンジンを停止して から調整を行う。調整が終ったら上記5~9の 手順を行う。 11.
外側カッティングユニットの上昇高 さの調整(旋回時の上昇高さ) アップダウンの大きなフェアウェイでは、旋回す る時に前の外側のカッティングユニット(4番と 5番)および後ろの外側のカッティングユニット (6番と7番)をもう少し高く上昇させたい場合が でてきます。 注 この調整を行う場合でも、RM CONFIG による遅 れタイミングの設定は 0 のままにしておいてく ださい。 旋回時のカッティングユニットの上昇高さの調整は 以下の手順で行います: 図 82 モデル 03808 および 03813 1. #1 バルブ(前中央ユニット用)の調整バルブ 2. #4 および #5 (前ウイングユニット用)の調整バルブ • 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを 下降させ、エンジンを停止させる。 • 昇降アームのスイッチのブラケットを4番、6番 または7番昇降アームに固定しているキャリッジ ボルトのナット (図 84)をゆるめる。 3. #2 および #3(後ユニット用)の調整バルブ 3 1 2 図 83 モデル 03806, 03807 および 03812 1.
前列のカッティングユニットの下降 距離の調整 アンジュレーションの大きなフェアウェイで使用す る場合には、前列の3本のカッティングユニットの 下降距離を大き目に設定することができます。アッ プダウンの大きな場所では、前の3つのカッティン グユニットの下降距離をもう少し大きくした方がよ い場合がでてきます。山なり部分を乗り越えながら 刈るときに、地表から浮いてしまうカッティング ユニットがあればキャリアフレームを下げる調整 をしたほうが良いでしょう;現在の設定よりも低 い穴 (図 85)にボルトを付け替えて調整します。 Toro 代理店にご相談ください。 注 上記の調整を行うとカッティングユニットの地上 高が低くなります。場合により、チェーンの長さの 調整が必要になります。 1 g019484 図 85 1.
保管 エンジン 1. エンジンオイルを抜き取り、ドレンプラグを はめる。 トラクションユニット 1. トラクションユニット、カッティングユニッ ト、エンジンをていねいに洗浄する。 2. オイルフィルタを外して捨てる。新しいオイ ルフィルタを取り付ける。 2. タイヤ空気圧を点検する。全部のタイヤのタ イヤ空気圧を 103-137 kPa(1.1-1.4 kg/cm2; 15-20 psi)に調整する。 3. オイルパンに SAE15W-40 の CD, CE, CF, CF-4 または CG-4 自動車用オイルを 7 リットル入 れる。 3. ボルト・ナット類にゆるみながいか点検し、 必要な締め付けを行う。 4. エンジンを始動し、約 2 分間のアイドル運 転を行う。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアッ プする。余分のグリスやオイルはふき取る。 5. エンジンを止める。 6. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、 タッチアップする。金属部の変形を修理する。 燃料タンクから燃料を抜き取り、きれいな燃 料で内部を洗浄する。 7.
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの 品質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての 製品に適用されます(エアレータに関する保証については該当製品の保証 書をご覧下さい)。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で 「製品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、 運賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店(ディ ストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連絡をして頂くことが必 要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問がある 場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial