Operator's Manual

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重要: 初めて作業する前に必ずこのマニュアルを熟読し、内
容をよく理解してください。取り扱いを誤るとユニ
ットを損傷したり、刈り上がりが悪くなります。
重要: リール式カッティングユニットの調整には、できる限
り定盤を使用してください。精度の高い調整により、
確実で安定した性能を引き出すことができます。
注: このマニュアルでは、「左」「右」は、運転席から見たと
きの方向です。(図1)
カッティングユニットの梱包を解いたら以下の手順で確認
調整作業を行います。
1. リールの左右端部(リール ベアリングとリール シャフ
トのスプライン)にグリスが入っていることを確認。
目で見てはっきり確認できることが必要です。
2 ボルト ナット類にゆるみがないか点検。
3. キャリアフレームのサスペンションに噛み込みや引っ掛
かりがないか点検。
4. 下刃とリールのすり合わせ調整。
5. 前後のローラの平行調整。
6. 刈り高の調整。
リールと下刃のすり合わせ調整 (図24)
1. 調整ノブは19 mmレンチ(3/4 インチ)で回します。
1ノッチ回すごとに、下刃が 0.013mm移動します。
2. ユニットを仰向けに倒します(図3)
3. リールの一方の端に乾いた新聞紙を差し入れ、リール
をゆっくり回しながら、調整ノブを1ノッチずつ締め
て、新聞紙を軽く挟む程度(新聞紙を手で引っ張った
時に抵抗を感じる程度)に調整してください。
4. 反対の端で同じ軽い接触があることを確認します。軽
い接触が出ていなければ、ベッドナイフとリールの平
行に狂いがありますから、5.以降の調整を行います。
5. ピボットハブを左プレートに固定しているロックナット
(2個)をごくわずかにゆるめます(図3)
6. ピボットハブ調整ネジで、リールと下刃の隙間をわずか
に拡げます(図3: この調整により、リール左側の隙間
が広くなる)
7. リール右端で3.の調整を行います。
8. ピボットハブ調整ネジでリールの左右の隙間を同じにし
ます。
9. ハブのロックナットを締めて調整を確認します。
カッティングユニットの調整
図1
図2
1.ベッドナイフ調整ノブ
図3
図4
1.ピボット ハブ
2.ピボット ハブ ロックナット
3.ピボット ハブ調整ネジ