Operator's Manual

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カッティングユニットの調整
カッティングユニットの姿勢を調整する
前後のローラを調整することにより、カッティングユニッ
トの「姿勢」を無段階に変えることができます。姿勢とは、
ベッドナイフと芝面の成す角度のことで、カッティングユ
ニットの性能に大きく影響します。全部のカッティングユ
ニットを同じ「姿勢」に調整することが必要です。
一般的に、刈り高が低いときにはゆるやかな姿勢に調整し
ます。刈り高が高い時はややきつい姿勢に調整してもよい
でしょう。姿勢がゆるやかすぎると、ベッドバー等が芝を
こすって跡を残すことがあります。
どのような「姿勢」が最適化は、芝の状態や、仕上がりに
対する好みで変わります。季節変化にあわせて調整をした
方がよい場合もあります。仕上がり状態を見ながら、カッ
ティングユニットを使い慣れてくるにつれてベストの調整
が決まってくるでしょう。ベッドナイフやリールが摩耗す
るとカッティングユニットの姿勢も変化しますので、定期
的な調整が必要です。
下の表では、新品のカッティングユニットの姿勢を6°に調
整する場合の目安が掲載されています。実際の仕上がりを
見ながら設定を変えてかまいません。
カッティングユニットのセットアップ ガイド
注: 希望する刈り高が表に掲載されていない場合は、表中で最も近い刈り高に合わせて設定を行い、その後、最上部
のキャップスクリュで最終的な調整を行ってください。
注: 後ろの刈り高調整機構を 5mm程度低くしておくと調整が楽に進められます。
希望刈り高 後サポート穴 後ユニット サイド プレート **後ネジ山の長さ 前ネジ山の長さ
上  下  123456 (R (F
*9.5mm ●      13.5mm 13.9mm
*12.7mm ●      14.2mm 9.1mm
15.9mm ●      17.5mm 6.1mm
19mm ●       13.7mm 2.8mm
22.2mm ●       17mm 0.0mm
25.4mm ●        ● 13.2mm -3.6mm
28.6mm ●        ● 16.5mm -6.6mm
31.8mm ●          12.9mm -9.7mm
34.9mm ●          16.0mm -12.9mm
38.1mm ●           ● 12.5mm -16.3mm
*13mm以下の刈り高に対しては、低刈り用ベッドナイフ(オプション:P/N93-9774)を使用してください。
**後の刈り高調整機構を 5mm程度低くしておくと調整が楽に進められます。
図5
後ブラケットのネジ山長さ
1.刈り高調整キャップスクリュ
2.
刈り高サポート
3.
刈り高ピン
4.ローラ ブラケット
5.アングル ブラケット
図6
刈り高調整穴
1.サイドプレート
2.刈り高サポート
3上
4.下穴
図7
前ブラケットのネジ山長さ