Operator's Manual

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バックラップ
: バックラップは前のユニット或いは後ろのユニットご
とにまとめて行います。
1. 平坦な場所でカッティングユニットを下降させ、エン
ジンを停止、駐車ブレーキを掛け、回転許可・禁止ス
イッチを「禁止」位置とします。
2. リールコントローラを操作できるように、座席をはね上
げて固定します。
3. コントロールカバーを開け、リールコントローラを「P」
位置とします。
注: バックラップ速度は、刈り高ノブの設定を記号Aに近づ
けることにより増減させることができます。1目盛りで
60 rpmの増加となります。設定を変えると、その設
定速度になるまで 30秒程度かかります。
4. 全部のカッティングユニットについて、バックラップ
できるようにリールと下刃を調整します。
5. エンジンを始動させてアイドリングとします。
危険: 人身事故防止のため、エンジン回転中は、絶対にリー
ルに触れないこと。バックラップ中にエンジンの速
度を変えるとリールが停止することがあるので、エ
ンジンの速度を変えてはならない。エンジンは必ず
アイドル速度で使用する。もしリールが止まっても、
絶対に手足で回転させようとしではならない。
6. バックラップするユニット(前または後ろ)を、バッ
クラップ スイッチで選択します。
危険: 人身事故防止のため、ここから先の作業は、カッティ
ングユニットから確実に離れて行うこと。
7. リール回転許可/禁止スイッチを「許可」とし、芝刈
り/上昇レバーを前に倒すとバックラップ開始です。
8. 長い柄のブラシ(P/N 29-9100)を使用して、ラッピン
パウダーをリールに塗布します。柄の短いブラシは
危険なので絶対に使用しないでください。
9 バックラップ中にリールの回転が止まったり、回転に
ムラがでたりすると、リール コントロール ランプが点
滅し、リールを自動停止させます。このような場合に
は、刈り高ノブをAの方向に1目盛り動かし、リール
回転許可/禁止スイッチを禁止位置にしてから、もう
一度上記7.を行ってください。
10 バックラップ中に調整が必要になったら、必ず芝刈
り/上昇レバーを後ろに倒し、リール回転許可/禁止
スイッチを「禁止」とし、エンジンを「切り」、リール
の回転が止まってから作業を行います。バックラップ
を再開する時は5.〜9.をもう一度行います。
11. 他のユニットも同じ要領でバックラップします。
12. バックラップが終了したらバックラップスイッチを Off
とし、リール コントロールを設定し直し、ラッピング
パウダーを完全に洗い落とします。
重要: バックラップスイッチを Offにし忘れると、カッティ
ングユニットを上昇させられません。
バックラップ
バックラップ中のリールは停止しても再び動き出すこと
があるから十分注意すること。停止したリールを手足で
回転させようとしてはならない。エンジンを停止し、刈
り高ノブを記号A の方へ回してやると、リールは再び回
転を始める。
危  険
潤滑
グリスアップ
カッティングユニットのグリスポイントは全部で6ヵ所で
す(図15)。No.2リチウム系汎用グリスを使用します。
グリス ニップルの位置は図15の通りです。
重要: カッティングユニットを水で洗浄したら、すぐにグリ
スアップしておくとベアリング内に水が溜まらず、
ベアリングの寿命を延はすことができます。
1.各グリス ニップルをウェスで拭います。
2.ハンドルに圧力を感じるまでグリスを注入します。
注: 内側のシールにグリスがわずかに見える程度まで注入し
てください。
3.はみ出したグリスを拭き取って終了です。
図15