Form No.
1 もくじ 安全のために ………………………………………………3 安全上の注意 …………………………………………3 安全ラベルと指示ラベル ……………………………3 仕 様 ……………………………………………………4 組み立ての方法 …………………………………………5 付属部品一覧表 ………………………………………5 梱包内容の確認 ………………………………………5 前シールドを調整する ………………………………5 後シールドを調整する ………………………………5 刈り高を調整する ………………………………………6 A.下刃とリールを(平行に)調整する …………6 B.カッティングユニットの姿勢を調整する ……7 C.前ローラを水平に調整する ……………………11 D.刈り高を設定する ………………………………12 E.ターフ補正スプリングを調整する ……………12 保 守 …………………………………………………13 毎回の調整 ……………………………………………13 潤 滑 ………………………………………………13 リールベアリグの調整 ………………………………13 SPA スプリングの調整 ……………
安全のために 安全上の注意 ● 機械に跳ね飛ばされて危険なものが落ちていない か、作業場所をよく確認しましょう。無用の人間を 作業場所に立ち入らせないでください。 ● 万一、何かを跳ね飛ばしたり機体に異常な振動を感 じたら、直ちに運転を中止し、エンジンを止め、点 検にかかってください。修理や調整が完了するまで は作業を再開しないでください。 ● ご使用になる前に、必ずトラクションユニットのマニュ アルをお読みになり、内容をよく理解してください。 ● ご使用になる前に、必ずこのマニュアルをお読みに なり、内容をよく理解してください。 ● 子供にカッティングユニットの操作をさせないでく ださい。大人でも、正しい運転知識のない方には操 作をさせないでください。このマニュアルを読み、 操作技術をマスターした人だけが操作してください。 運転席をはなれる前に必ずカッティングユニットを 降下させ、エンジンを停止し、キーを抜いてくださ い。 ● 常に安全な運転ができるよう、ボルト、ナット、ネ ジ類が十分に締まっているかを確認してください。 ● 整備、調整、保管などの際には、安全のために必ず キー
仕 ローラ: 前ローラ: 76 mm 径溝付きローラ(鋳鉄製) 後ローラ: 76 mm 径フル ローラ(鋼鉄製) 様 リールの構成: 5枚,7枚または 11 枚刃,総溶接構造フェアウェイ用リ ール どちらのローラも、同一規格のヘビーデューティー ボー ルベアリングを使用する。各ベアリングは、シングル リ ップシール2枚、及び Toro オリジナルのラビリンス シー ルによる4つのシール面でベアリングを保護している。 推奨刈り高範囲: 5枚刃: 25 〜 44 mm 7枚刃: 13 〜 25 mm 11 枚刃: 10 〜 19 mm オプション: 注: 13 mm 以下の刈り高で使用する場合は、低刈り 用ベッドナイフ(P/N 93-9774)を使用のこと。 リールの直径: 178 mm 駆動機構: リール モータによる。モータは着脱容易なクイック装着 機構を持ち、カッティングユニットの左右どちら側にで も取り付け可能。 刈り高とローラの調整: 刈り高の調整は、マイクロネジにより後ローラの高さを 調整して行う。前ローラの位置を変更することにより、 カッティングユニットの姿勢を変えることができる。 下
組み立ての方法 注:前後左右などの方向や位置関係は、運転席に座った状態を基準にして記述しています。 付属部品 注:組立に必要な部品がそろっているかをこの表で確認してください。 内 容 数 用 量 途 CE用ステッカー 1 CE諸用で使用する場合に使用します。 オペレーターズ マニュアル 1 使用前に熟読のこと。 パーツカタログ 1 部品の注文時にお役立てください。 登録カード 1 日本のお客様はご返送いただく必要はありません。 梱包内容の確認 2 1 3 カッティングユニットの梱包を解いたら以下の手順で確 認調整作業を行います。 1.リールの左右端部(リール・ベアリングとリール・シ ャフトのスプライン)にグリスが入っていることを 確認する。 2.ボルト ナット類にゆるみがないか点検。 4 3.キャリア・フレームのサスペンションに噛み込みや 引っ掛かりがないか、前後に動かしてみて点検。 図2 1.前グラスシールド 2.前キャップスクリュ 3.後グラスシールド 4.後キャップスクリュ 前シールドを調整する 後シールドを調整する 刈りカスを排出したい方向に調整
刈り高の調整 重要 正しい刈り高に調整するために、以下の調整順序 を守ってください。 A.下刃(ベッドナイフ)とリールを平行にする。 B.カッティングユニットの姿勢を調整する。 1 C.前ローラを水平にする。 D.刈り高の設定を行う。 図3 1.下刃調整ノブ 重要 全部のカッティングユニットを同じに調整してく ださい。(1)刈り高、(2)姿勢、(3)下刃の磨耗 状態、(4)リールの磨耗状態にわずかでも違いが あると、刈り上がりの「見栄え」に影響します。 1.ユニットを上向けにする(図4)。 2.リールを刈り込み方向にゆっくり回しながら、調整 ノブを1ノッチずつ締めて、ごく軽い接触音が聞こ えるようにする。 注:出荷時には刈り高 16 mm、姿勢2°に調整して います。また、輸送中の損傷防止のため、リー ルと下刃が接触「しないように」調整していま す。輸送中に異状がでていないかどうか、これ らの設定を確認してください。 3.リールの一方の端に、乾いた新聞紙片を下刃に対し て直角に差し入れ、新聞紙がきれいに切れることを 確認する。この確認をリールの両端で行う(図4)。 うまく切れない場合、2ノッチ以
注:ここでもう一度新聞紙による切れ味の確認を行 います。これはロックナットを締めた時に調整 が狂っていないかどうかを確認するためです。 注:両端で同じ軽い接触があるのに新聞紙が切れな い場合はバックラップや研磨が必要です。Toro リールモア/ロータリーモア研磨マニュアル Form No 80-300PT を参照してください。 B.
いつも一定の調整ができるように、2本ネジのゲージ バー(P/N 98-1852)の使用をお勧めします(図7)。この ゲージでは、第1ネジで刈り高を設定し、第2のネジで カッティングユニットの姿勢を設定することができま す。この方法を使うと、全部のカッティングユニットで まったく同じ調整を簡単に行うことができます。 3 4 1 B 2 4 刈り高 姿勢 第 1 のネジ 第 2 のネジ 図7 新しいカッティングユニットの場合 3 表1を利用します。新しいカッティングユニットの姿勢 を 2°〜 8°に調整する場合の設定値を掲載しています。 C 図8 1.第1のネジ 2.第2のネジ 注:全く同じ刈り高で使用している場合でも、リー ルと下刃が磨耗するに伴い、第2のネジの設定 は少しずつ変化します。従って、最初の設定を 行った後は、「2回目以降の設定」の方法で調 整を行ってください。 3.刈り高ロッド 4.コーンナット 注:前後のローラにゲージバーを差し渡してください。 第1ネジを下刃の縁にぴったりと掛け、第2ネジを 下刃の底面に当てた時(図8)、前ローラとゲージ バーの間にすきまがあれば
表1 刈り高 (mm) 10 13 16 19 22 25 29 32 35 38 41 45 姿 勢 ° 2* 4* 6* 8* 2* 4* 6* 8* 2 4 6 8 2 4 6 8 2 4 6 8 2 4 6 8 2 4 6 8 2 4 6 8 2 4 6 8 2 4 6 8 2 4 6 8 2 4 6 8 2 4 6 8 新しいカッティングユニットのための調整の目安 第2ネジ (A) (図7) (mm) 4.6 5.9 − − 7.6 9.0 10.5 − 5.8 7.2 8.7 − 9.0 10.4 11.9 − 12.1 13.6 15.0 16.5 15.3 16.8 18.2 19.7 18.5 19.9 21.4 22.9 21.7 23.1 24.6 26.0 24.8 26.3 27.7 29.2 28.0 29.5 30.9 32.4 31.2 32.6 34.1 35.6 − 35.8 36.2 38.7 − 39.0 40.4 41.9 前刈り高ロッド (B) (図8) (mm) 41.3 46.4 54.5 − 38.1 43.2 48.
5.第2のネジを調整して下刃に接触させる。必要なら 後ローラの高さを上げる。 2回目以降の調整 注:調整の出発点として表1の数値を使って姿勢の 設定を行うことができます。しかしリールや下 刃の磨耗があるため、正しい姿勢を得るには、 必ず以下の方法で調整を行う必要があります。 6.ゲージバーに傾斜計を置きゲージバーの角度を求め る(図 10)。 姿勢をゆる やかにする 1.カッティングユニットを立ててローラと下刃が見え るようにする。 4 3 2.下刃に傾斜計(P/N 99-3503)を当て、下刃の角度を 測る(図9)。 姿勢をき つくする 1 1 2 図 10 1.第1ネジ 2.第2ネジ 3.ゲージバーの角度 4.前ローラ 7.所望の角度になるように前ローラを調整する。 以下の公式を利用する。 図9 1.下刃の角度 姿勢(°)=(下刃の角度)−(ゲージバーの角度) 3.2本ネジのゲージバー(P/N 98-1852)の第1ネジを、 所望の刈り高に合わせる。 下刃の角度:手順2で求めた値 ゲージバーの角度:手順6で求めた値 4.前後のローラにゲージバーを渡しかける。この時、 ゲージ
C.
また、カッティングユニットの前から後ろへの「体重移 動」を行うことによりユニットを安定させ、いわゆる 「波打ったような」仕上がりを防いでいます。 D.
潤 保守 滑 カッティングユニットのグリスポイントは全部で7ヵ所 です(図 15)。No.
1 2 1 図 16 1.下刃調整ノブ 図 23 1.固定ネジ 2.リール軸をつかんで軸方向(左右)に動かしてみる (図 17)。 2.ベアリング調整ナット SPA スプリングの調整 整備などの都合で SPA アセンブリ(図 19)を分解した時 は、組み立てに際してスプリングの長さを 32 mm に調整 してください。調整は SPA ノブについている調整ナット で行います。 注: SPA アセンブリは左ネジです。 32 mm 図 17 3.遊びがある場合は、以下の方法で調整する: A.カッティングユニット左側のベアリング調整ナ ットをハウジングに固定しているネジをゆるめ る(図 18)。 1 2 B.遊びがなくなるまで、スパナで少しずつ調整ナ ットを締める。遊びが無くならない場合はリー ルベアリングを交換する。 図 24 1.SPA アセンブリ 注:リールベアリングに前負荷(プレロード) を掛ける必要はありません。調整ナットを 締めすぎるとリールベアリングが破損しま す。 4.固定ネジを元通りに締める。 14 2.調整ナット
Toro 業務用機器の品質保証 2年間品質保証 Toro 社の製品保証内容 Toro 社およびその関連会社である Toro ワランティー社 は、両社の合意に基づき、Toro 社の製品(但し 1996 年 以降に製造された製品で 1997 年 1月 1日以降にお買い上 げいただいたもの、以下「製品」と呼びます)の材質 上または製造上の欠陥に対して、2年間または 1500 運転 時間のうちいずれか早く到達した時点までの品質保証 を共同で実施いたします。この品質保証の対象となっ た場合には、弊社は無料で「製品」の修理を行います。 この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃等 が含まれます。また、保証は「製品」が納品された時 点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入 した弊社代理店(ディストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連絡をして頂くことが必要です。 連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について 疑問がある場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Pro