Operator's Manual

C.
前ローラを水平に調整する
リール式カッティングユニットの調整には、でき
る限り定盤を使用してください。精度の高い調整
を行うことができるので、確実で安定した性能を
引き出すことができます。定盤はToro代理店でお
買い求めいただけます。
1.定磐の上にカッティングユニットをのせる。
2.厚さ25mm程度の鋼板を用意し、これール
下に敷いてベッドナイフの切っ先にぴったりと当てが
(図11)ベッドナイフの刃の全長にわたって板が
当たるようにすること。刈り高が 25mm以上の場合
には鋼板の厚さは 35mm程度が望ましい。
:鋼板の厚さが調整に影響を与えることはありま
せんが、上記のような厚さの板を使うことによ
り、カッティングユニットをより安定して支え
ることができます。この調整ではリール刃でカ
ッティングユニットを支えておいてローラを水
平に調整します。従って、リールがその全長に
わたって、鋼板の上に乗り上げていること、お
よび下刃がその全長にわたって鋼板に接してい
ることが重要です。
3.カッティングユニットを(板の上にリールをのせた
まま)前方に傾け、前ローラを定磐に接触させる。
この時、リール刃と下刃が板から離れてはいけない。
また、後ローラが定盤に触れてはいけない(図11)
4.前ローラの両端がともに定磐に接触しているか、ロ
ーラと定磐の間に隙間がないか、目視や紙片を使っ
てもう一度確認する(図12)。必要なら前刈り高ロ
ッドを調整してローラ両端を定盤に密着させる。
:前ローラを水平にするとカッティングユニット
の姿勢が左右で 1°以上違ってしまう場合には、
リールや下刃が片減りを起こしている可能性が
あります。その場合、リールと下刃の研磨を行
ってください。
リール刃が端から端まで板に密着した状態で、ローラの
端から端までが定盤に密着するようにローラを調整すれ
ばリールとローラは平行になる。
重要
11
図11
定盤
(2.5×50×76cm程度の
サイズが望ましい)
鋼板
(25mm程度の
厚さが望ましい)
すきま
図12