Operator's Manual

D.刈り高を設定する
1.カッティングユニットを立てた状態で、前後のロー
ラにゲージバーを差し渡す(図13)
2.後ローラを調整してゲージにぴったりと接触させる
(図13)
:ゲージバーと前ローラが接触していることを必
ず確認してください。これは刈り高を正しく設
定する上で大変重要です。
3.ゲージバーをカッティングユニットの後ろに向けて
静かに引いて外す。ゲージバーの設定をそのまま使
用して、全部のカッティングユニットを完全に同じ
に調整する。
E.ターフ補正スプリングを調整する
ターフ補正スプリング(図14)は、キャリアフレームと
カッティングユニットをつないでおり、前後の揺れの大
きさを調整する働きと、移動走行中や旋回動作中の地上
高の調整を行っています。
また、カッティングユニットの前から後ろへの「体重移
動」を行うことによりユニットを安定させ、いわゆる
「波打ったような」仕上がりを防いでいます。
この調整はカッティングユニットをトラクタに取
り付けて床に降ろした状態で行ってください。カ
ッティングユニットをトラクタに取り付ける手順
はトラクタのマニュアルに掲載されています。
1.スプリングロッド後部のロックナットを締めて、ス
プリング ブラケット後部とワッシャの前面との距離
C)を26mmとする(図14)
2.スプリングロッド前部の6角ナットを締めて、スプ
リング(圧縮状態)の長さ(A)が203mmになるよ
うにする(図14)
:ラフで使用する時やアンジュレーションの大き
なフェアウェイを刈る時は、上記の長さ(A)
216mm、スプリング ブラケット後部と
ワッシャ前面のすきま(C)を39mmとしてく
ださい(図14)
注:縮小時のスプリングの長さ(A)が短くなるほ
ど前ローラから後ローラへの重量移動が大きく
なり、キャリアフレームの揺動角度(B)が小
さくなります。
注:すきま(C)が大きくなるほどカッティングユ
ニットの地上高は小さくなり、キャリアフレー
ムの揺動角度(B)が大きくなります。
重要
12
図13
1.第1のネジ  2.第2のネジ  3.後ローラを調整する
図14