Form No. 3380-175 Rev B Greensmaster® 1010, 1610 芝 刈 り機 モ デ ル 番 号04038—シ シ リ ア ル 番 号 314000001 以 上 シリ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 04039—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 この説明書では、危険についての注意を促すため の警告記号図 1を使用しております。死亡事故を 含む重大な人身事故を防止するための注意ですか ら必ずお守りください。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、この製品に使 用されているエンジンの排気には発癌性 や先天性異常などの原因となる物質が含 まれているとされております。 図1 1.
目次 リールと下刃の調整を行う.................................32 刈り高の調整 ......................................................32 グラスシールドの高さを調整する ......................33 カットオフバーを調整する.................................34 ベッドバーの見分け方........................................34 ターフの状態に合わせた設定 .............................35 ベッドバーの整備 ...............................................36 バックラップ ......................................................37 保管 ...........................................................................
安全について 安全な運転のために • • 以下の注意事項はCEN規格EN 836:1997,ISO規格 5395:1990 およびANSI規格B71.
• • • • • • • – 刈り高を変更するとき – 詰まりを取り除くとき – 機械の点検・清掃・整備作業などを行うとき – 異物をはね飛ばしたときや機体に異常な振動 を感じたとき機械に損傷がないか点検し、 必要があれば修理を行ってください。点検 修理が終わるまでは作業を再開しないでく ださい。 エンジンを停止する時にはスロットルを下げて おいて下さい。また、燃料バルブの付いている 機種では燃料バルブを閉じてください。 カッティングユニットに手足を近づけないで ください。 旋回するときや道路や歩道を横切るときなど は、減速し周囲に十分な注意を払ってくださ い。刈り込み中以外はリールの回転を止めて おいてください。 アルコールや薬物を摂取した状態での運転は 避けてください。 機械が落雷を受けると最悪の場合死亡事故とな ります。稲光が見えたり雷が聞こえるような場 合には機械を運転しないで安全な場所に避難し てください。 トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすと きには安全に十分注意してください。 見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの 障害物の近くでは安全に十分注意してください。 • • • •
安全にお使いいただくため に TORO か ら の お 願 い • 以下の注意事項はCEN、ISO、ANSI規格には含まれ ていませんが、Toroの芝刈り機を安全に使用してい ただくために必ずお守りいただきたい事項です。 • この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりす る能力があります。重傷事故や死亡事故を防ぐた め、注意事項を厳守してください。 搬送する場合 • この機械は本来の目的から外れた使用をするとユー ザーや周囲の人間に危険な場合があります。 • エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。 • テニスシューズやスニーカーでの作業は避け てください。 • 安全靴と長ズボンの着用をおすすめします。地 域によってはこれらの着用が義務付けられてい ますのでご注意ください。 • ガソリンの取り扱いには十分注意してくださ い。こぼれた燃料はふき取ってください。 • インタロックスイッチは使用前に必ず点検して ください。スイッチの故障を発見したら必ず修 理してから使用してください。 • 運転には十分な注意が必要です転倒や暴走事故 を防止するために以下の点にご注意ください – サンドトラップや溝・
振動レベル 音力レベルの確認は、ISO規則 11094 に定める手順 に則って実施されています。 腕および手 音圧レベル 右手の振動レベルの実測値 = 2.76 m/s2 この機械は、オペレータの耳の位置における音圧レ ベルが 86 dBA であることが確認されています ただ しこの数値には不確定値K1 dBA が含まれています。 左手の振動レベルの実測値 = 2.85 m/s2 音圧レベルの確認は、EC規則 836 に定める手順に 則って実施されています。 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実施さ れています。 不確定値 K = 1.42 m/s2 安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなくなったも のは必ず新しいものに貼り替えてください。 93-9356 1. 巻き込まれる危険 可動部に近づかないこと。 93-6085 1. 高速 2. 無段階速度調整 3. 低速 93-7346 1. 2. リール制御 入 3. 120–2769 切 1.
93-8064 1. 警告 整備作業前にマニュアルを読むこと。 2. 手足の切傷の危険各部が完全に停止するまで手足を近づ けないこと。 117–2718 125–5245 1. 手足や指の切断の危険 可動部に近づかないこと。すべての ガード類を正しく取り付けて使用すること。 120-2727 1. 115-1720 1. 前進 2. 走行車輪 3. ニュートラル 8 ブレーキレバーハンドル側 2.
120–2761 1. . 警告 ― オペレーターズマニュアルを読むこと 。 4. 異物が飛び出して人にあたる危険 人を近づけないこと。 2. 警告 — 適切な講習を受けてから運転すること。 5. 警告 — 可動部に近づかないこと 全部のガードを正しく取り 付けること。 3.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 1 2 3 4 5 6 用途 取っ手 ケーブルタイ キックスタンドアセンブリ スプリング ホイールシャフト右 ホイールシャフト左 1 2 1 1 1 1 キックスタンドを取り付けます。 移動走行用車輪オプション 2 移動用タイヤオプションを取り付けます。 必要なパーツはありません。 – カッティングユニットを調整します。 集草バスケット 1 集草バスケットを取り付ける ハンドルを取り付ける 移動用タイヤを取り付けます。 その他の付属品 内容 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ オペレータのためのトレーニング資料 認証証明書 数量 用途 1 1 1 1 1 ご使用前にお読みご覧ください。 1 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 ハンドルを取り付けて調整する 2 3 4 この作業に必要なパーツ 1 取っ手 2 ケーブルタイ g021285 図2 ハンドルを取り付ける 1.
3. ハンドルの各端をハンドルアームの穴に差し 込み、取り付けピンとハンドルの穴を整列さ せる 図 2 。 4. ハンドルの端を内側にたわめながら、取り付 けピンに通す 図 3 。 1 1 2 4 g021288 3 図3 1. ハンドルの端部 2. ボルト、ワッシャ、ロックワッシャ 3. ヘアピンコッターとリングピン 4. ハンドルアーム G017590 図4 ケーブルタイ 1. ハンドルを調整する 5. 先ほど外したボルトとワッシャとロックワッ シャを使って、ハンドルの端部を取り付けピ ンに固定する 図 3 。 6. 先ほど取り外したヘアピンコッターとリング ピンを使ってハンドルアームをフレームに固 定する 図 3 。 7. 1. 機体左右のリングピンからヘアピンコッター を抜き取る 図 2 。 2. ハンドルを支えながら、左右のリングピンを抜 き、ハンドルを希望の高さにセットする図 2。 3.
3 移動走行用車輪を取り付ける 3 この作業に必要なパーツ 4 2 1 ホイールシャフト 右 1 ホイールシャフト 左 手順 1. キックスタンドに足をかけ、ハンドルを引き 上げてキックスタンドを立て、機体をスタン ドで支える。 2. ホイールシャフトのネジ山部分にロクタイト 242 を塗りつける。 3. 右側ホイールシャフトを機体の右側にある駆 動プーリのネジ穴にねじ込む図 7。 G017948 図5 1. ボルト 3. ワッシャ 2. スプリングスタッド 4. フランジヘッドナット 2. 1 左ネ ジ です。 注 右側ホイールシャフトは左 後フレームについている取り付け穴にキック スタンドを合わせておいて、スプリングを、 スプリングブラケットの穴とスプリングス タッドの穴に引っ掛ける図 6。 図7 1. 右側ホイールシャフト 図6 1. キックスタンド 3. スプリングスタッド 2. スプリングブラケット 4. スプリング 3.
4 5 移動走行用車輪 オプション を取り 付ける カッティングユニットを調整する 必要なパーツはありません。 この作業に必要なパーツ 手順 移動走行用車輪オプション 2 ご使用になる前に、必ず以下の調整を行ってくだ さい • リアドラムとリールを平行に調整する (ページ 31). • リールと下刃の調整を行う (ページ 32). • 刈り高の調整 (ページ 32). • グラスシールドの高さを調整する (ページ 33). • カットオフバーを調整する (ページ 34). 手順 1. 車輪を車軸にはめ込む (図 8)。 2. ロッキングクリップを開き、タイヤを更に奥 に押し込む 図 8 。 これらの調整の実施手順については「保守」の 「カッティングユニットの保守」を参照してくだ さい。 6 集草バスケットを取り付ける この作業に必要なパーツ 集草バスケット 1 手順 G017591 集草バスケットの上縁を持ってバスケット取り付け 棒に差し込む 図 9 。 図8 1. ロッククリップ 3.
製品の概要 各部の名称と操作 1 2 3 4 5 6 7 G016976 図 11 駐車ブレーキ 駐車ブレーキ図 12は、常用ブレーキのベース部にあ ります。使い方は、常用ブレーキを十分に掛けた状 態で、駐車ブレーキのノブを押し込んで常用ブレー キをロックします。常用ブレーキの操作を行うと、 駐車ブレーキは解除されます。走行するときには必 ずブレーキを解除してください。 G017592 図 10 1. 2. 走行レバー スロットルコントロール 3. On/Off スイッチ 4. 5. 常用ブレーキ 6. 駐車ブレーキ 7.
リール回転レバー リコイルスタータ リール回転レバー図 13は機体の右前部にあります。 回転位置と回転停止位置があります。レバーを前に 倒すとリール回転、後に戻すと回転停止です。 このスタータ図 15を引くとエンジンが始動します。 1 図 15 1. リコイルスタータ 2. キックスタンド G016978 図 13 1.
運転操作 アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセ サリがそろっており、マシンの機能をさらに広げ ることができます。 詳細は弊社の正規サービス ディーラ、または代理店へお問い合わせください。 www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとア クセサリをご覧になることができます。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 このマニュアルに記載されている安全上の注意やス テッカーの表示内容を良く読んでください。オペ レータや周囲の人を事故から守る重要な情報が掲 載されています。 エンジンオイルの量の点検 使用ごと或いは8運転時間ごとにエンジンオイルの 量を点検してください エンジンオイルの量の点検 (ページ 23)のエンジンの整備 (ページ 23)を参照。 燃料を補給する 注 燃料タンクの容量は約 3.
危険 警告 ガソリンは非常に引火 爆発しやすい物質であ る。発火したり爆発したりすると、やけどや火 災などを引き起こす。 ガソリンを吸い込むと健康に害がある。また気 化した燃料に長期間ふれると身体に重篤な症状 や疾病を引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれたガソリンはふき取る。 • ガソリン蒸気を長時間吸わないようにする。 • 箱型トレーラに本機を搭載した状態では、 絶対に本機への燃料補給をしてはならない。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃 料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 613mm 程 度 下 ま でとする。これは、温度が上昇して燃料は 膨張したときにあふれないように空間を確 保するためである。 • ガソリン取り扱い中は禁煙を厳守し、火花 や炎を絶対に近づけない。 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器に 入れ、子供の手の届かない場所で保管する。 30 日 分 以 上 の 買 い 置 き は 避 け る 。 • 運転時には必ず適切な排気システムを取り 付け正常な状態で使用すること。 • ノズルや容器の口、コンデ
慣らし運転期間 エンジンの始動手順 慣らし運転期間中のオイル交換や初期整備作業に ついては、機械に付属の エンジンマニュアル を参 照してください。 注 点火プラグに高圧ケーブルが取り付けられている のを確認してください。 1. 走行レバーとリール回転レバーが解除位置に あることを確認する。 運転開始直後 8 時間の刈り込み期間を試運転期間 とします。 この期間中の取り扱いは、本機のその後の信頼性 を確保する上で非常に重要ですから、各機能や動 作を入念に観察し、小さな異常でも早期に発見・ 解決しておいてください。また、この期間中はオ イル漏れや部品のゆるみの点検を頻繁におこなっ てください。 2. 3. 4. 5. ブレーキの性能を最大限に発揮させるために、機械 を実際に使用すす前にブレーキの「慣らし掛け」を する。ブレーキの慣らし掛けの手順ブレーキをしっ かりと掛け、その状態のままで、刈り込み速度で 走行し、ブレーキが過熱して臭気がしてきたら終 了。慣らし掛けの後にはブレーキ調整が必要にな る可能性があります 常用ブレーキ (ページ 14)を参 照してください。 6. 7.
引き上げてキックスタンドを立てて機体をスタ ンドで支え、移動走行用タイヤを取り外す。 2. タイヤについているロッキングクリップを車 軸の溝から外す。 3. 車軸からタイヤを抜き取る。 4. キックスタンドを解除する。 刈り込み マシンを適切に使用することが最高の仕上がりを作 り出す秘訣です。芝刈り機の性能を十分に発揮させ るためにヒント (ページ 19)も参照してください。 潤滑 物 質 が 出 な い 場 所 で 長 時 間 カ ッ 重 要 刈 り か す =潤 ティングユニットを回転させるとカッティングユ ニットを損傷します。 1. エンジンを始動、スロットルを下げ、カッ ティングユニットを上げる ハンドルを下げ る。走行レバーを走行に入れ、グリーンのカ ラー 縁 に入る。 2. 走行レバーを解除とし、リール回転レバーを 「回転」にセットする。 3. 走行レバーを走行に入れ、スロットルで希望 の走行速度に調整しグリーン入ってリールを 下ろし、刈り込み作業を始める。 4.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 20 時間 使用するごとまたは毎日 整備手順 • エンジンオイルを交換する。 • 燃料フィルタとカップを清掃する。 • インタロックスイッチの動作を点検してください。 • エンジンオイルの量を点検する。 25運転時間ごと • マシンのグリスアップを行ってください。(車体を水洗いしたときは整備間隔に関係 なく直ちにグリスアップしてください。) 50運転時間ごと • エンジンオイルを交換する。 (ほこりの多い環境で使用するときは整備間隔を短くする) • スポンジエレメントを清掃してオイルでぬらす。 (ほこりの多い環境で使用するとき は整備間隔を短くする) 100運転時間ごと • エアフィルタのペーパーエレメントを交換する。 (ほこりの多い環境で使用するとき は整備間隔を短くする) • 点火プラグを点検してください。 • 燃料フィルタとカップを清掃する。 500運転時間ごと • 吸気バルブと排気バルブを点検する。必要に応じて調整する。 • キャブレターを清掃する。 1000運転時間ごと • 燃
始業点検表 重要 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水. 木 金.
潤滑 グリスアップを行う 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと 全部で 13 ヶ所あるグリス注入個所すべてに、No. 2 リチウム系一般用グリスを注入する。手動式のグ リスガンの使用をお勧めします。 G016981 グリスアップ箇所は以下の通りです 図 19 • 前ローラ 2ヶ所 図 17 • リールベアリング2ヶ所 図 17 • ドラムのアクスル2ヶ所 図 18 • デファレンシャル3ヶ所 図 18 • リールのカウンタシャフトのベアリング 2ヶ 所 図 19 • ベルトアイドラのピボット2ヶ所 図 20。 1. グリスニップルの周囲をウェスできれいに拭 く。 2. グリスガンのポンプ動作が硬く難しくなるま でグリスを注入する。 G016982 図 20 重要 圧力を掛けすぎるとグリスシールを破損 しますから注意してください。 3.
エンジンの整備 エンジンオイルについて 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 20 時間—エンジンオイ ルを交換する。 使用するごとまたは毎日—エンジンオイルの 量を点検する。 50運転時間ごと—エンジンオイルを交換す る。 ほこりの多い環境で使用するときは整備 間隔を短くする エンジンに必要なオイルの量は約 630ccです。API規 格SFSGSHSJクラスの品質の確かなものを選んでくだ さい。オイルの粘度 - 重量 - 外気温度に応じて選択 する。図 21図に、外気温と粘度の関係を示します。 図 22 1. 2. 3. 4. 5. オイルゲージ 2.
エアクリーナの整備 1 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—スポンジエレメントを 清掃してオイルでぬらす。 ほこり の多い環境で使用するときは整備 間隔を短くする 2 100運転時間ごと—エアフィルタのペーパーエ レメントを交換する。 ほこりの多い環境で使 用するときは整備間隔を短くする 3 4 重要 ほこりの多い環境で使用するときはエアクリー ナの整備間隔を短くする 5 1. 点火プラグのコードが抜いてあるのを確認す る。 2. エアクリーナカバーの蝶ナットを取り、カ バーを外す 図 24 。 G016985 図 25 1 1. 蝶ナット 2. エアクリーナのカバー 3. プラスチック製の蝶ナット 5. G016984 6. 図 24 1. エアクリーナのカバー 3. カバーを丁寧に清掃する。 4. スポンジエレメントを点検し、汚れていれば ペーパーエレメント図 25から外して以下の方 法で十分に洗浄する A. スポンジを温水と液体洗剤で押し洗いす る。絞るとスポンジが破れるので押し洗 いで汚れを落とす。 B.
2. 燃料系統の整備 プラグの周囲を清掃し、シリンダヘッドから プラグを外す。 重要 汚れその他の不具合のある点火プラグ は交換してください。点火プラグにサンドブ ラストをかけたり、ナイフ状のもので削った り ワイヤブラシで清掃したりしないでくだ さい。破片がシリンダ内に落ちてエンジンを 損傷します。 3. 燃料フィルタの清掃 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 20 時間 100運転時間ごと 1. 取り付け前にもう一度エアギャップを確認す る 図 27 。 燃料バルブを閉じて、フィルタのボディーか らボウルを外す図 28。 2 1 g021300 図 27 1. 4. 5. 1 点火プラグのエアギャップ0.60.7mm 点火プラグをエンジンに取りつけ、23 Nm 2.35 kg.m = 17 ft.-lbにトルク締めする。 G016988 図 28 点火プラグに点火ケーブルを取り付ける。 1. 2. 25 ボウル 2.
電気系統の整備 ブレーキの整備 インタロックスイッチの整備 常用 駐車ブレーキの調整 調整や交換が必要な時には以下の要領で行います。 ブレーキ常用・駐車兼用がスリップするようになっ たら調整が必要です。 1. エンジン停止、走行レバーが解除されてニュー トラルストップにあることを確認する図 29。 1. 1 常用ブレーキを十分に掛けた状態で、駐車ブ レーキのノブを押し込んで常用ブレーキを ロックする 図 30 。 2 4 3 G016989 図 29 インタロックスイッチ 1. 走行レバー 3. 2. ニュートラルストップ 4. 0.813mm のすきま 2. スイッチ図 29を固定しているネジをゆるめる。 3. 走行レバーとスイッチ図 29の間に0.813mmのす きまゲージをはさむ 4. スイッチを固定しているねじを締める。すき まの大きさを確認する。走行レバーがスイッ チに接触していてはいけない。 5. 走行レバーを操作してスイッチの導通が無く なることを確認する。必要に応じてスイッチ を交換する。 G016990 図 30 2.
図 33 1. 図 31 1. 常用ブレーキレバーへの後ろからの圧力 5. 3. V ベルトカバーを固定しているリテーナをゆ るめて、カバーを開ける図 32。 1 2 G016991 図 32 1. V-ベルトのカバー 4. 2. リテーナ 調整は以下の手順で行う • ケーブルの張りをゆるくするには、ケーブ ルの前ジャムナットをゆるめて後ジャム ナットを締める図 33。必要に応じて上記ス テップ1と2を繰り返して再調整する。 • ケーブルの張りを強くするには、後ジャム ナットをゆるめて前ジャムナットを締める 図 33。必要に応じて上記ステップ1と2を繰 り返して再調整する。 注 この調整は、コントロールパネル近く のジャムナットブラケット部分のケーブル でも、エンジンのベース部のブラケット部 分ででも行えます。 27 常用駐車ブレーキケーブル 2.
ベルトの整備 4. ベルトカバーを元通りに取り付ける。 5. この時、カバーシールとサイドプレートの間 にすきまを開けておいてボルトをねじ込む。 ベルトの調整 注 このすき間から、ボルトとインサートの整 列を目で確認することができる。 機械を正しく動作させ、無用の磨耗を防止するため にベルト類は正しく調整してください。また、頻 繁に点検してください。 6. リール駆動ベルトの調整 1. 全部のボルトを入れ終わったら、カバー内部 のツメがサイドプレートに当たるまで締めつ ける。 注 締めすぎないように注意すること。 ベルトカバー取り付けネジを外してカバーを 取り、ベルトを露出させる図 34。 走行ベルトの調整 1. ベルトカバー取り付けネジを外してカバーを 取り、ベルトを露出させる図 36。 図 34 1. 2. ベルトカバー 図 36 プーリ間の中央部 図 35 でベルトを 18–22 N 1.8-2.2 kg程度の力で押して点検する。ベルトの たわみが 6mm あれば適正とする。 1. 2.
一次 V ベルトの調整 重要 ベルトを強く張りすぎないように 注意してください。 B. 1. ナットを締めて調整を固定する。 4. ベルトカバーを元通りに取り付ける。 5. この時、カバーシールとサイドプレートの間 にすきまを開けておいてボルトをねじ込む。 2. V ベルトカバーを固定しているリテーナをゆ るめて、カバーを開ける図 39。 注 このすき間から、ボルトとインサートの整 列を目で確認することができる。 6. ベルトの張りの調整の前に、まず、走行コント ロールの調整を確認します (ページ )を参照。規 定通り18–22 N = 1.8-2.2 kgに調整できなければ、 以下の方法でベルトの張りを調整してください 1 2 全部のボルトを入れ終わったら、カバー内部 のツメがサイドプレートに当たるまで締めつ ける。 注 締めすぎないように注意すること。 デファレンシャルベルトの調整 1. デファレンシャルカバー前半分と後半分の ボルトを取り、カバーを外してベルトが見え るようにする。 2. プーリ間の中央部で図 38、22–26 N2.3-2.
12 3 4 図 41 G016992 図 40 1. ロックナット 3. アイドラプーリ 2. ベルトガイド 4. アイドラアーム 7. ネジを締めて整列状態を再確認します。 8. エンジンを使わずに、楽に機体を押したり引い たりすることができるように、ベルトガイド 図 40 挿入図を以下のように調整しておきます 1. デファレンシャルカバーの 前部分と後ろ部分 2. 前クラッチハウジング 3. 右後ベアリングハウジング 5. デファレンシャルアイドラプーリのナットを ゆるめ、プーリを左に押してベルトの張りを なくす。 6. 前クラッチハウジングをサイドプレートに固 定しているボルト 2 本を外す図 41。 A. クラッチを入れる。 7. ハウジングを半回転させて上下を逆さにする。 B. アイドラプーリとベルトガイドをアイド ラアームに固定しているロックナットを ゆるめる。 8. 右後ベアリングハウジングをサイドプレート に固定しているボルト 2 本とロックナットを 外す 図 41 。 C.
制御系統の整備 カッティングユニットの保守 走行コントロールの調整 リアドラムとリールを平行に調整 する 走行コントロールがつながらない、スリップするな どの症状が出るようになったら調整が必要です。 1. 走行コントロールを「解除」位置にセットす る。 1. マシンを平らな面できれば定盤の上に置く。 2. リール刃の下に、厚さ6mm ×幅25mm ×長さ 736mm 程度の大きさの鋼板を差し入れ、下刃 の縁に密着させてベッドバーを定盤から浮か せる。 3. 前ローラを上げ、後ドラムとリールのみを定 盤に接触させる。 4. リール刃の全体が鋼板と接触するよう、機体 を上からしっかり押しつける。 5. リールを押しつけた状態で、ドラムの左右の端 部でと盤面との隙間を隙間ゲージで調べる。 2. V ベルトカバーを固定しているリテーナをゆ るめて、カバーを開ける図 39。 3.
紙を前からベッドナイフの上面に平行に入れ ると軽く挟まれ、引き抜くのに少し力が必要 な程度に調整する図 45。 図 44 1. 受動プーリ 2. 穴全部で4つ 3. アイドラプーリ 図 46 8. ローラベアリングフランジネジ 個とアイドラ プーリ固定ネジをゆるめる。 9. 隙間が0.25mm 以下になるように、ローラアセ ンブリの右側を上下させて調整する。 注 調整ネジを目盛り締めるごとに、下刃は 0.017mm リールに近づきます。調整ネジを締め すぎないように注意してください。 10. ローラベアリングネジを締める。 5. 反対側で軽い接触状態になっているかどうか を新聞片で点検し、必要に応じて調整する。 11. ベルトの張りを調整し、アイドラプーリネジ を締める 図 44 。 6.
い調整状態です。下刃の左右端でこの状態と なるように調整してください。 7. ナットを締めて調整を固定する。 重要 アンジュレーションの大きな芝面を刈る 場合には、ローラサポートを後ろ向き ローラが リールに近くなるよう に取り付けてください。 注 芝刈り作業の種類や好みにより、前ロー ラの取り付け方は、以下の種類から選択しま す 図 50 。 • 前位置グルーマを取り付けた時の位置 • 中位置グルーマを取り付けない時の位置 • 後位置アンジュレーションの非常にきつ い芝面用 図 47 1. 刈高アーム 3. ロックナット 2. 刈高ブラケット 4. 調整ネジ 3. ゲージバー図 48のナットをゆるめ、調整ネ ジを希望の刈り高に合わせるネジ頭の下から バーの表面までの距離が刈り高となる。 図 50 図 48 1. ゲージバー 2. 刈高調整ネジ 4. 3. グラスシールドの高さを調整する ナット 刈りカスがきれいに集草箱に入っていくように調 整します。 1.
ベッドバーの見分け方 る刈りカスが集草箱の後ろにへばりつく時は シールドを上げると効果的です。 標準ベッドバーか、きつい刈り込み用のベッドバー かを見分けるには、ベッドバーの左側取り付け耳を 見てください。耳が丸く仕上げてあるのは、標準 ベッドバーです。耳にノッチが刻んであるのは、き つい刈り込み用のベッドバーです図 53。 カットオフバーを調整する 刈りカスがリールからスムーズに出るように調整 します。 1. バー図 52をカッティングユニットに固定して いるネジをゆるめる。 図 53 1. 図 52 1. カットオフバー 2. 隙間ゲージを使って、リール上面とバーの間 を 1.5mm に調整し、ねじを締めてバーを固定 する。 3.
ターフの状態に合わせた設定 下の表を参考にして、ターフの状態に適した設定を 行ってください。 グリーンモアのためのカッティングユニットのセットアップ表 ベッドバー 標準およびオプション パーツ番号 名称 マシン名 食い込み度 112-9281-01 標準 グリーンズマス ター 1010 弱い 112-9279-03 きつい グリーンズマス ター 1010 強い 112-9280-01 標準 グリーンズマス ター 1610 弱い 110-9278-03 きつい グリーンズマス ター 1610 強い マシン名 刈高調整範囲 参考意見 標準装備 標準装備 ベッドナイフ 標準およびオプション パーツ番号 名称 93-4262 マイクロカット グリーンズマス ター 1010 1.57 3.1mm 115-1880 エッジマックス・マイク ロカット グリーンズマス ター 1010 1.57 3.1mm 93-4263 トーナメント グリーンズマス ター 1010 3.
ローラ 標準およびオプション パーツ番号 名称 99-6241 細溝付き グリーンズマスター 1010 51mm, アルミ 標準, 5 mm 間隔 88-6790 広溝付き グリーンズマスター 1010 51mm, アルミ より強い食い込み, 11 mm 間隔 104-2642 フルローラ グリーンズマスター 1010 51mm, スチール 71-1550 溝付きローラ グリーンズマスター 1010 51mm 鋳鉄 より強い食い込み, 11 mm 間隔 93-9045 溝付きローラ グリーンズマスター 1010 64mm, アルミ 610mm エッジサポート用 52-3590 スエージローラ グリーンズマスター 1010 64mm, アルミ 93-9039 細溝付き グリーンズマスター 1610 64mm, アルミ 95-0930 フルローラ グリーンズマスター 1610 64mm, スチール マシン名 参考意見 グリーンズマスター 1010 および グリーン ズマスター 1610 クリップを 6.
6. 保管 ベッドバーの調整を行う リールと下刃の調整 を行う (ページ 32)を参照。 1. バックラップ 1. 右リールドライブカバーのフタ図 56を取る。 機体各部に付着している泥や刈りカスをきれ いに落とす。特にエンジンのシリンダヘッド や冷却フィン部分やブロアハウジングを丁寧 に清掃する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができ ます。ただし高圧洗浄器は使用しないでくだ さい。また、シフトレバーのプレートやエン ジン部に大量の水を掛けないように注意して ください。 2. 図 56 1. 2. 3. カバーのフタ 延長ソケット1/2″を差し込み、バックラップ 装置に接続し、リールプーリ中央の四角い穴 に差し込む。 「 Toro リール / ロータリーモアのための研磨マ ニュアル Form No.
メモ 38
メモ 39
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店 ディストリビュータ又はディーラー に対して、お客様から連絡をして頂くことが 必要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問があ る場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Produc