Form No. 3418-631 Rev B Greensmaster® Flex™ 1820/2120 トラクションユニット シリ ア ル 番 号 401381001 以 上 モ デ ル 番 号 04044—シ シリ ア ル 番 号 401400001 以 上 モ デ ル 番 号 04045—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 警告 g234204 図1 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 カリフォルニア州では、この製品に使用 されているエンジンの排気には発癌性や 先天性異常などの原因となる物質が含ま れているとされております。 バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含 まれており、カリフォルニア州では発ガン性 や先天性異常を引き起こす物質とされていま す。取り扱い後は手をよく洗ってください。 1.
安全について 8 慣らし運転期間 ..........................................11 製品の概要 ............................................................. 12 各部の名称と操作 ............................................ 12 仕様 ................................................................. 16 アタッチメントとアクセサリ ................................16 運転の前に .......................................................... 17 運転前の安全確認 ........................................17 毎日の整備作業を実施する .............................17 エンジンオイルの量を点検する ....................
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal117-2718 117-2718 decal120-9598 120-9598 decal130-8322 1. ブレーキ 4. 駐車ブレーキ 2. ブレーキを解除するにはハ ンドルから手を離す。 5. ラッチを回すと駐車ブレーキ がロックされるラッチを回す にはハンドルを握り込む。 3. ハンドルを握りこむとブレー キがかかる。 130-8322 1. 2. ガソリンへのエタノール添 加は体積比で最大 10% E10 まで。 3. エタノールを 10% 以上含 むガソリン E10 は使用しな いこと。 オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal120-9571 120-9571 1. 走行を停止するにはレバーを下げる。 decal131-3111 decal120-9570 131-3111 120-9570 1.
decal120-2769 120-2769 1. 有毒ガスを吸い込む危 険 閉めきった屋内で充電 しないこと。 4. 警告 保守整備作業前に は点火プラグのコードを外 し、 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 2. 爆発の危険 燃料を補給す る時にはエンジンを停止 し、火気を近づけないこ と。 警告 燃料補給時や機体の そばを離れるときはエンジ ンを停止し、燃料バルブを OFFにすること。 5. 表面が熱く火傷の危険 さ わらないこと。 6. 警告 オペレーターズマニュ アルを読むこと 燃料は、燃 3. 料タンクの給油チューブの 根元以上に入れないこと。 decal115-7271 115-7271 1. リール回転。 3. リール回転停止。 2. レバー入。 4.
decal133-2335 133-2335 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこ 3. 異物が飛び出す危険人を近づけない と 必ず講習を受けてから運転すること。 こと。 2. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 4. 5. 牽引禁止。 警告 可動部に近づかないこと 全部の ガード類を正しく取り付けて運転するこ と。 decal115-7274 115-7274 1. 2. ライト オプション アワーメータ 6 3. エンジン 始動 4.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 用途 1 必要なパーツはありません。 – トラクションユニットの準備を行うオプショ ン機器 2 ボルト ⅜ x ¾" 2 トラクションユニットにカッティングユニット を取り付けます。. ハンドルリテーナ ヘアピンコッター 2 2 ハンドルリテーナを取り付けます. 移動用タイヤ — 移動走行用ホイールキッ トモデル No.
1 2 トラクションユニットの整備 刈り込みデッキにトラクション ユニットを取り付ける オプション — カッティングユニット モデ 、02452、 、04253、 、04254 ル 04251、 この作業に必要なパーツ ボルト ⅜ x ¾" 2 必要なパーツはありません。 手順 手順 このトラクションユニットにカッティングユニット・モデル 04251、02452、04253、または 04254 を取り付ける 場合には、以下の作業を行ってください 注 マシンにウェイトロッドを取り付ける手順について は、カッティングユニットの オペレーターズマニュアル を 1. カッティングユニットを平らな水平の作業台の上 に置く。 2. 左右のピッチアーム図 3で、タブのコーナー部を 2.3 mm 削って図 4のようにする。 参照してください。 1. 平らな場所で走行ドラムを接地させて駐車する。 2.
3 ハンドルリテーナを取り付ける この作業に必要なパーツ 2 ハンドルリテーナ 2 ヘアピンコッター g000483 図6 1. 4. 手順 トランスミッションのカップリング 1. ハンドルを支えながら、ハンドルクランプをサイド プレートに固定しているケーブルタイを外す図 8。 マシンのフレームを前進させて、カッティングユ ニットのピボットアームに接続する図 7。 g032418 図7 1. 伸縮カップラ 2. カッティングユニットの六角 シャフト 3. ボルト g017005 図8 1. 5. 6. 7. マシンのフレームをカッティングユニットのピボッ トアームに固定するボルト⅜ x ¾" 2 本を使用す る図 7。 キックスタンドのロッキングピンを外してスタンドを 上に跳ね上げ、格納 位置にする。 カッティングユニットの刈高を設定するカッティング ユニットの オペレーターズマニュアル を参照。 ヘアピンコッター 2. ハンドルリテーナ 2.
4 移動走行用車輪を取り付ける オプション この作業に必要なパーツ 移動用タイヤ — 移動走行用ホイールキットモデル No. 04123 オプション 2 手順 1. キックスタンドの中央部分を足で押し下げ、機体 についている下部ハンドルサポートを引き上げて スタンドで機体を支える図 9。 g000475 図 10 1. g016833 図9 1. 2. キックスタンド ロッククリップ 3. 車輪を前後に回転させながら車軸に押し込み、 ロッククリップを溝に嵌めて固定する。 4. 同様の方法で機体の反対側でも作業を行う。 5. タイヤに空気を入れる0.83-1.03 bar = 0.8-1.0 kg/cm2 = 12-15 psi。 6.
6 製造年ステッカーを貼る CE 規 制 に 適 合 さ せ る 場 合 の み この作業に必要なパーツ 製造年表示ステッカー 1 g032407 図 12 手順 1. CE 地域内でこのマシンを使用する場合には、シリアル 番号の銘板の近くに製造年表示ステッカーを貼り付け てください図 11を参照。 3. バスケットフック フレームループの上からバスケットを取り付け る 図 12 。 重要 もしバスケットを落としてしまった場合には、バス が ケットの下側リップにあるピッチアームの接触点 図 13が 破損していないか点検してください。曲がっている場合 には真っ直ぐに直してから使用してください。 ピッチアームが曲がったままの状態でバスケットを使用 すると、バスケットとカッティングユニットが接触して無 用な騒音が発生したり、バスケットやカッティングユニッ トに破損が生じる可能性があります。 g233866 図 11 銘板 1. 2. 製造年表示ステッカー 7 集草バスケットを取り付ける g032408 図 13 この作業に必要なパーツ 1. 集草バスケット 1 手順 1.
製品の概要 運転開始後の数時間の取り扱いがその機械の信頼性 に大きな影響を与えます。各機能や動作を入念に観察 し、小さな異常でも早期に発見・解決しておいてくださ い。また、慣らし運転期間中はオイル漏れや部品のゆ るみの点検を頻繁におこなってください。 慣らし運転期間中のオイル交換や初期整備作業に ついては、エンジンの オーナーズマニュアル を参照 してください。 g032409 図 14 1. 走行リール制御レバー 6. 燃料タンク 2. オペレータプレゼンスコン トロール 取っ手 7. 集草バスケット 8. カッティングユニット 4. 常用ブレーキ 9. 移動走行用車輪用の軸 5. コントロールパネル 3. 各部の名称と操作 g032410 図 15 ライトオプション用のスペー 5. オペレータプレゼンスコン ス トロール 6. On/Off スイッチ 2. 駐車ブレーキのラッチ 7. スロットルコントロール 3. 常用ブレーキ 1. 4. 12 取っ手 8.
スロットルコントロール 速度コントロール図 15と図 16はコントロールパネルの 右後側にあります。スロットルを回すとエンジンの速度 を調整することができます。 g027738 図 16 1. 最高速度 2. g000494 図 17 低速 走行 リール制御レバー 走行リール制御レバー図 17はコントロールパネル右前 側にあります。 1. ニュートラル 2. 走行 — ニュートラル とリー 4. ル駆動 — 切 3.
常用ブレーキ 操作位置があります。エンジンが冷えた状態で始動す る時はCHOKE 位置に、始動後はRUN 位置とします。 常用ブレーキ図 18は、ハンドルの左前側にあります。 レバーを手前に引くとブレーキが掛かります。 走行するときには必ずブレーキを解除してください。 ブレーキを掛けた状態でマシンを走行させると、マシ ンは動きますが、抵抗が大きいためにパワー消費が 増大しますから注意が必要です。 g024364 図 19 1. チョークレバー 2. 燃料バルブ 燃料バルブ 燃料バルブ図 19と図 20はエンジンの左前部の、チョー クレバーの近くにあります。閉位置CLOSED と開位置 OPEN があります。機体運搬時や格納時にはレバーを CLOSED にしてバルブを閉じてください。エンジンを始動 する前に、レバーを下にしてバルブを開けてください。 g016853 図 18 1. 駐車ブレーキのラッチ 2.
g018268 図 21 1. リコイルスタータハンドル キックスタンド キックスタンド図 23はマシンの後部にあります。車 輪やカッティングユニットの付け外しを行う時に、キッ クスタンドを使用します。 • g018793 図 22 1. 移動走行タイヤの着脱のためにキックスタンドを 操作するには、スタンドを床面まで下げ、ループ を足で踏みつけた状態のままで、機体下部につ いているハンドルを持ってマシンを後方に引いてく ださい 図 22 。 機体中央下部のハンドル 2. キックスタンドのループ 注意 機体は重いので、正しく持ち上げないと背中を 傷める恐れがあります。 キックスタンドに載せた足をしっかりと踏ん張 り、機体中央下部についているハンドルだけ で機体を引き上げてください。この方法以外 のやり方で機体を持ち上げようとするとけがを する恐れがあります。 g239955 図 23 1. • 15 キックスタンド 2.
アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそ ろっており、マシンの機能をさらに広げることができ ます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または 代理店へお問い合わせください 弊社のウェブサイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとアクセ サリをご覧になることができます。 せっかく手に入れた大切な機械を守り、確かな性能を 維持するために、交換部品はトロの純正部品をご使 用ください。純正パーツは、トロが設計・指定した、完 成品に使用されているものと全く同じ、信頼性の高 い部品です。確かな安心のために、トロの純正にこ だわってください。 g018142 図 24 1. キックスタンド格納位置 2. 固定ピン 3. キックスタンド整備位置 仕様 1820 の ト ラ ク シ ョ ン ユ ニ ッ ト 幅 82.5 cm 高さ 104.8 cm 全長 集草バスケッ トを含む 152.4 cm 純重量 11 枚刃カッ ティングユニットと 集草バスケットを装 着した状態で 117kg 刈幅 46 cm 刈高 1.5-7.
運転操作 エンジンオイルの量を点検する 運転の前に 使用ごと或いは8運転時間ごとにエンジンオイルの量を 点検してください エンジンオイルの量を点検する (ペー ジ 28)を参照。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 燃料についての仕様 運転前の安全確認 燃 料 タ ン ク 容 量 3.
燃料を補給する 警告 燃料を飲み込むと非常に危険で生命に関わる。ま た気化した燃料に長期間ふれると身体に重篤な症 状や疾病を引き起こす。 危険 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた状 態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 箱型トレーラに本機を搭載した状態では、絶対 に本機への燃料補給をしてはならない。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 6-13 mm 程 度 下 ま で と する。これは、温度が上昇して燃料は膨張 したときにあふれないように空間を確保する ためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を 絶対に近づけない。 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器に入 れ 、 子 供 の 手 の 届 か な い 場 所 で 保 管 す る 。 30 日分以上の買い置きは避ける。 • 運転時には必ず適切な排気システムを取り付 け正常な状態で使用する。 • 燃料蒸気を長時間吸わないようにする。 • ノズルや
ターフの状態に合わせた設定 下の表を参考にして、ターフの状態に適した設定を行ってください。 ベ ッ ド バ ー 標 準 お よ び オ プ シ ョ ン フ レ ッ ク ス /eFlex 2120 パーツ番号 内容 刈り込み角度 補足説明 106-2468-01 非アグレッシブ 弱め 赤、標準 99-3794-03 アグレッシブ 強め 黒 ベ ッ ド バ ー 標 準 お よ び オ プ シ ョ ン フ レ ッ ク ス /eFlex 1820 110-2282-01 非アグレッシブ 弱め 赤、標準 110-2281-03 アグレッシブ 強め 黒 ベ ッ ド ナ イ フ 標 準 お よ び オ プ シ ョ ン フ レ ッ ク ス/eFlex 2120 パーツ番号 内容 刈高調整範囲 補足説明 115-1880 マイクロカット・エッジマックス 1.6-3.2 mm 標準装備 93-4262 マイクロカット 1.6-3.2 mm 108-4303 先長マイクロカット 1.6-3.2 mm 115-1881 トーナメント・エッジマックス 3.2-6.
121-4681 細溝付き長尺 6.4 cm2.5"/アルミニウム 左右のエッジの支え力が大きい4.3 cm 長い 120-9605 後ローラ 5.1 cm2.0"/アルミニウム 標準後ローラ ハンドルを調整する 注 出荷時には、ハンドルを一番低い位置にセットして あります。通常は、ハンドルを一番高い位置まで引き 出して使用します。 1. ハンドルを左右のハンドルクランプに固定している キャリッジボルトとナット各3をゆるめる図 26。 g017005 図 27 1. g016851 ヘアピンコッター 2. ハンドルリテーナ 2. ハンドルを支えながら、左右のヘアピンコッターを 抜き、ハンドルを希望の位置にセットする図 27。 3. ハンドルリテーナとヘアピンコッターを取り付ける。 図 26 1. 2. ハンドルクランプ ナット 3. スロットルコントロールの調整 キャリッジボルト 2. ゆっくりとハンドルを左右均等に引き出し、使いや すい高さにする。 3. キャリッジボルトとナットを締めてハンドルを固 定する。 1.
5. 先ほど取り外したコンソールカバー。 5. OPC を押し、シフトレバーを左に入れた状態から 走行・リール回転にセットし、OPC を解除する図 外れ れ ば 正常。走行レバーが 29。走行レバーが外 外れないのはインタロックシステムの異常である から修理する。必ず修理してから使用すること 走 行インタロックスイッチの整備 (ページ 31)または リールコントロールの調整 (ページ 35)を参照。 6. OPC を押し、シフトレバーを左に入れて走行と リール回転を開始し、その状態からシフトレバー を右に操作してリール回転を解除する図 29。リー 解 除されれば正常。リールが停止しないの ルが解 はインタロックシステムの異常であるから修理す る。必ず修理してから使用すること リールコント ロールの調整 (ページ 35)を参照。 7.
作業現場へ移動する。 • 移動走行用タイヤを使っての移動 短距離を移動する場合には移動走行タイヤを使用し てください。 1. 移動走行用タイヤを取り付ける4 移動走行用車輪 を取り付ける (ページ 9)を参照。 2. 走行コントロールとリール回転コントロールが ニュートラル位置にあることを確認する。 3. エンジンを始動する エンジンの始動手順 (ページ 23)を参照。 4. スロットルをSLOWとし、機体前部を浮かせた状 態で徐々に走行位置につなぎ、ゆっくりとエンジ ン速度を上げる。 5. スロットルで適当な走行速度に調整し、目的地 に移動する。 • • • • • トレーラを使っての移動 • 長距離を移動する場合にはトレーラを使用してくだ さい。トレーラへの積み降ろしは十分に注意して行っ てください。 1. 機体を注意深くトレーラに搭載する。 2. エンジンを止め、駐車ブレーキを掛ける。 3.
の速度でエンジンを運転すると人身事故が起こる 恐れが大きくなります。 弊社Toro® カンパニーが認めた以外のアクセサリや アタッチメントを使用しないでください。 • 3. 4. 5.
薄暗い時の運転について 注意 3. レバーにはスプリングの力がかかっており、 注意しないと手をたたかれます。 夜明け前や日没後に運転する場合には LED ライトキッ トをご使用ください代理店で入手することができます。 レバーは注意深く回してください。 出力系のトラブルを防止するため、 重要 エンジンのAC出 これ以外のヘッドライトをご使用にならないでください。 必要に応じてマシンを移動させる。 芝刈り時のコントロール操作 重要 できれば、マシンを牽引して移動しないでく 4. ださい。どうしても牽引で移動させなければなら 以下 と し 、 必 な い 場 合 は 、 移 動 速 度 を 4.8 km/h以 ずトランスミッションをドラムから解除した状態で 移動させてください。これを怠ると、走行系統を 損傷する恐れがあります。 1. 必要な移動が終了したら、レバーを前に回してト ランスミッションとドラムを連結する。 2.
2.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 重 要 機 体 を 25° 以 上 傾 け な い で く だ さ い 。 25° 以 上 傾 け る と 、 オ イ ル が 燃 焼 室 内 に 入 り 込 ん だ り 、 燃 料 タ ン ク から燃料が漏れたりします。 重要 トランスプロ 80 に載せた状態で整備する場合には、必ず、トレーラについているストップを使用して機体を固 定してください。機体を倒しすぎると燃料がこぼれる可能性があります。 レールランプキットについているストップを使う時は、ホイールの後ろについている穴にブルームハンドルなど を差し込む必要があります。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 20 時間 使用するごとまたは毎日 整備手順 • 最初の 20 運転時間後:エンジンオイルを交換する。 • エンジンオイルを交換する。 • 燃料タンクスクリーンを清掃する。 • インタロックスイッチの動作を点検する。 • 使用ごとまたは毎日:エンジンオイルの量を点検する。 • エンジンオイルの量を点検する。 50運転時間ごと • エンジンオイルを交換する(ホコリのひどい場所で
始業点検表 重要 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 日 インタロックの動 作を点検する。 駐車ブレーキの 動作 ピボットジョイント の動作確認 燃料残量 エンジンオイルの 量を点検する。 エアフィルタを点 検する。 冷却フィンの汚 れ具合を点検す る。 エンジンから異常 音がないか点検 する。 運転操作時に異 常音がないか点 検する。 リールとベッドナ イフの刃合わせを 点検する。 刈高の調整の点 検。 塗装傷のタッチ アップ。 要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 整備前に行う作業 レーキを掛け、エンジンを停止し、念のために点 火プラグからワイヤを抜いてください。また、必ず 機械各部の動きが完全に停止したのを確認してか ら、修理などの作業に掛かってください。 保守作業開始前の安全確認 • 記事 整備・調整作業の前には必ず機械を停止し、走行 を解除し、カッティングユニットを解除し、駐車ブ 27
• エンジンを回転させながら調整を行わなければな らない時は、手足や頭や衣服をカッティングユニッ トや可動部に近づけないように十分注意してくださ い。無用の人間を近づけないでください。 • 各部品、特に油圧関連部が良好な接続状態にあ るか点検を怠らないでください。摩耗、破損したり 読めなくなったパーツやステッカーは交換してくださ い。常に機械全体の安全を心掛け、ボルト類が十 分に締まっているのを確認してください。 • 集草装置は頻繁に点検し、必要に応じてパーツな どを交換してください。 • 火災防止のため、カッティングユニットや駆動部、 マフラー、冷却スクリーンやエンジンの周囲に、草 や木の葉、ほこりなどが溜まらないようご注意くだ さい。オイルや燃料がこぼれた場合はふき取って ください。 • 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛 かっている場合があります。取り外しには十分注意 してください。 • マフラーが破損したら必ず交換してください。 • 大がかりな修理が必要になった時、補助が必要な 時Toro 正規代理店にご相談ください。 • いつも最高の性能と安全性を維持するため
1. 移動用タイヤがついている場合には取り外す。 2. 機体が水平になるように駐車し、オイルゲージ の周囲をきれいに拭く図 34。 3. 重 要 機 体 を 25° 以 上 傾 け な い で く だ さ い 。 25° 以上傾けると、オイルが燃焼室内に入り込んだ り、燃料タンクから燃料が漏れたりします。 オイルレベル点検用ディッ プスティック 2. 4. ドレンプラグを取り付け、所定のオイルを入れる。 5. ドレンプラグを 20-23 N∙m2.1-2.3 kg.m = 15-17 ft-lbにトルク締めする。 6. こぼれたオイルはすべてふき取ってください。 7. 抜き取ったオイルは適切に処分する。廃油など はそれぞれの地域の法律などに従って適正に 処分する。 エアクリーナの整備 g018270 図 34 1. ハンドルを押さえて機体を後ろに傾け、残ってい るオイルを完全に抜く。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと ドレンプラグ 3. ディップスティックを左に回して抜きとる図 34。 4.
注 スポンジはオイルで濡らしておくことをお 奨めします。 g018272 図 38 1. 2. g016845 蝶ナット 2. 3. エアクリーナのカバー 蝶ナット 5. 4. 5. 6. プラグの周囲を清掃し、シリンダヘッドからプラ グを外す。 重要 汚れその他の不具合のある点火プラグは 交換してください。点火プラグにサンドブラストを かけたり、ナイフ状のもので削ったり ワイヤブラシ で清掃したりしないでください。破片がシリンダ内 に落ちてエンジンを損傷します。 図 37 1. 点火コード 3. スポンジ ペーパーエレメント エアクリーナのベース 図 39のように、エアギャップを 0.6-0.7 mm に 調整する。点火プラグをエンジンに取りつけ、 23N·m2.35kg.m = 17ft.-lbにトルク締めする。 ペーパーエレメントの状態を点検する軽くたたいて 清掃する。必要であれば新しいものに交換する。 重要 ペーパーエレメントの清掃には圧縮空気を 使用しないこと。 6.
燃料系統の整備 電気系統の整備 燃料タンクスクリーンの清掃 走行インタロックスイッチの整 備 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 20 時間 100運転時間ごと/毎月 いずれか早く到達した方 1. 走行インタロックの調整や交換が必要な時には以下 の要領で行います。 燃料タンクのキャップを外す図 40。 1. エンジンが停止していることを確認する。 2. コントロールパネルを外す。 3. 走行レバーを入れる。 g016857 図 40 1. 燃料タンクのキャップ 2. 燃料タンクのスクリーン 2. 燃料タンクの内部からスクリーンを取り出す。 3. きれいな燃料でスクリーンを洗浄し、元通りに 取り付ける。 4. g016912 図 41 1. 燃料タンクのキャップを取りつける。 燃料ラインの交換 ブリーザホースを交換する。 万一ブリーザホースが破損しているのを発見した場合 には直ちに交換してください。 31 2. インタロックスイッチ 4. インタロックスイッチを固定しているねじをゆる める 図 41 。 5.
ブレーキの整備 ブレーキインタロックスイッチ の整備 1. エンジンが停止していることを確認する。 2. コントロールパネルを外す。 3. 常用ブレーキのレバーを入れ、駐車ブレーキの ラッチを掛ける。 4. 常用 駐車ブレーキの調整 常用・駐車ブレーキがスリップするようになったらケーブ ルの調整を調整してください インタロックスイッチを固定しているねじをゆる めて外す 図 42 。 1. ブレーキレバーをOFF 位置とする。 2. コントロールパネルを外す。 3. ケーブルの張りを強くするには、上側ケーブルの ジャムナットをゆるめて、下側ケーブルのジャム ナット図 43を締め、156 N15.8 kgの力で駐車ブ レーキのラッチが解除されるように調整する 重要 ブレーキバンドが締まりっぱなしにならない ように注意して調整してください。 g016913 図 42 1. 駐車ブレーキのラッチ 2. インタロックスイッチ 3. 常用ブレーキレバー 5. 駐車ブレーキのラッチとインタロックスイッチとの 間に厚さ 1.6 mmのシムをはさむ図 42。 6.
ベルトの整備 E. ベアリングハウジング取り付けナットを締め 付ける。 リール駆動ベルトの点検 F. ベルトカバーを取り付ける。 リールクラッチの目視点検 整 備 間 隔 : 1000運転時間ごと 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. ベルトカバーを固定しているフランジボルトをゆ るめてベルトカバーを外し、ベルトを露出させる 図 44 。 トランスミッションの正面についているゴム製のプラグ図 46を外すと、クラッチを確認することができます。 重要 点検・調整後は、クラッチ内部に水などが入らな いようにプラグを確実に取り付けてください。 g018273 図 44 1. 3. ベルトカバー ベルトの張りの調整は以下の要領で行う A. ベアリングハウジング取り付けナットをゆる める 図 45 。 g016949 図 46 1. g017116 図 45 1. ベアリングハウジング取り 付けナット 2. リール駆動ベルト B. C. D. 3.
制御系統の整備 トランスミッションベルトのテン ショナの入切操作 走行コントロールの調整 トランスミッションのベルトはスプリング付きのアイドラ プーリで張りを出しています。ベルトの張りをなくしたい 場合には、3/8" のレンチで入・切シャフト図 46を適当な 位置まで回してください。シャフトを右に 1/4 回転90°さ せるとアイドラがベルトから外れてきます図 47。 走行コントロールがつながらない、スリップするなどの 症状が出るようになったら調整が必要です。 注 トランスミッションカバーを外す場合は、必ずベル トの張りをなくす必要があります。 1. 走行コントロールを入位置にセットする。 2. 走行コントロールのスプリングの両端にあるピンと ピンの距離 図 48 が 7.3-7.6 cm にない場合は、 以下の手順でクラッチの調整を行う。 注 トランスミッションカバーとシャフトについている合印 どうしが整列していれば、トランスミッションベルトは適 切に張りが掛かっています。 g019886 図 47 1. 入 2. 切 g032417 図 48 2.
リールコントロールの調整 が伸びずにケーブルのたるみが完全になくなる ように調整する。 リールが回転しない、スリップするなどの症状が出るよ うになったら調整が必要です。 1. リールコントロールが解除状態であることを確認 する。 2. トランスミッションのバルクヘッド部で、リールコン トロールのケーブル図 49を調整するスプリングの 長さが 70.6-72.4 mm になるように調整する。 5. • g017020 3. リールコントロールケーブル 2. ジャムナット コントロールハンドルのバルクヘッド部で、リール コントロールケーブルをゆるめてケーブルにたる みを持たせる図 50。 g027790 図 50 1. ジャムナット 2. 走行コントロールケーブル 4. 3. クラッチを解放した時に、リールクラッチの歯 が外れること、またクラッチをつないだ時に歯 が一番奥まで入り込まないことを確認する。 注 トランスミッションの正面についているゴム 製のプラグ図 46を外すと、クラッチを確認 することができます。 図 49 1.
保管 格納保管時の安全確保 • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火 や火花を発するものがある近くでは、絶対に機械や 燃料容器を保管格納しないでください。 • 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エンジン が十分冷えていることを確認してください。 マシンの保管 1. 機体各部に付着している泥や刈りかすをきれいに 落とす。特にエンジンのシリンダヘッドや冷却フィ ン部分やブロアハウジングを丁寧に清掃する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができま す。ただし高圧洗浄器は使用しないでください。 また、シフトレバーのプレートやエンジン部に大 量の水を掛けないように注意してください。 2. 長期間30日間以上にわたって保管する場合には 燃料タンクのガソリンにスタビライザコンディショナ を添加する。 A. エンジンをかけて、コンディショナ入りのガソ リンを各部に循環させる5分間。 B. エンジンを停止してガソリンを抜き取る。また は燃料切れで停止するまで運転する。 C.
メモ
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Toro 一 般 業 務 用 機 器 の 品 質 保 証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • • 通常の使用にともなう音、振動、磨耗、損耗および劣化。 通常の使用に伴う「汚れや傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、 ステッカー類、窓などに発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製