Form No. 3409-737 Rev A Greensmaster® 800, 1000, 1600 芝刈り機 シリ ア ル 番 号 400000000 以 上 モ デ ル 番 号 04054—シ シリ ア ル 番 号 400000000 以 上 モ デ ル 番 号 04055—シ シリ ア ル 番 号 400000000 以 上 モ デ ル 番 号 04056—シ 製品の登録は www.Toro.com.
サービスにおたずねください。お問い合わせの際に は、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知ら せください。モデル番号とシリアル番号は後フレー ムに取り付けた銘板に表示されています。いまのう ちに番号をメモしておきましょう。 この製品は、関連するEU規制に適合しています。 詳細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、この製品に使 用されているエンジンの排気には発癌性 や先天性異常などの原因となる物質が含 まれているとされております。 モデル番号 シリアル番号 この説明書では、危険についての注意を促すため の警告記号図 1を使用しております。これらは死亡 事故を含む重大な人身事故を防止するための注意 ですから、必ずお守りください。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地など でこの機械を使用する場合には、エンジンに同州 公共資源法第4442章に規定される正常に機能するス パーク
目次 カッティングユニットの保守.................................29 リアドラムとリールを平行に調整す る .....................................................................29 リールと下刃の調整を行う.................................30 刈り高の調整 ......................................................31 グラスシールドの高さを調整する ......................32 カットオフバーを調整する.................................32 ベッドバーの見分け方........................................32 ターフの状態に合わせた設定 .............................33 ベッドバーの整備 ...............................................34 バックラップ ..
安全について 運転操作 • この機械は、オペレータキット P/N 112-9282 を取り 付けることにより、CEN 規格 EN ISO 5395:2013 およ びANSI B71.
保守整備と格納保管 • • • • • • • • • • • • • 常に機械全体の安全を心掛け、また、ボルト、 ナット、ねじ類が十分に締まっているかを確 認してください。 ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど 裸火や火花を発するものがある近くでは、絶対に 機械や燃料容器を保管格納しないでください。 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エン ジンが十分冷えていることを確認してください。 集草バスケットは頻繁に点検し、必要に応じ、 メーカーが推奨する交換部品と交換するよう にしてください。 各部品、特に油圧関連部が良好な状態にあるか 点検を怠らないでください。消耗したり破損し た部品やステッカーは安全のため早期に交換し てください。 燃料タンクの清掃などが必要になった場合は屋 外で作業を行ってください。 機械の調整中に指などを挟まれないように十 分注意してください。 整備・調整作業の前には必ず機械を停止し、 カッティングユニットを止め、駐車ブレーキを 掛け、エンジンを停止し、念のために点火プラ グからワイヤを抜いてください。また、必ず機 械各部の動きが完全に停止したのを確認してか ら作業に
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれ たりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal93-8064 93-8064 1. 警告 整備作業前にマニュアルを読むこと。 2. 手足の切傷の危険各部が完全に停止するまで手足を近づ けないこと。 decal93-9356 93-9356 1. 巻き込まれる危険 可動部に近づかないこと。 decal93-7346 93-7346 1. 2. リール制御 入 3. 切 decal115-1720 115-1720 1. 前進 2. 走行車輪 3. ニュートラル decal117-2718 117–2718 decal93-6085 93-6085 1. 高速 2. 無段階速度調整 3.
decal130-8322 130-8322 1. 2. ガソリンへのエタノール添 加は体積比で最大 10% E10 まで。 3. エタノールを 10% 以上含 むガソリン E10 は使用しな いこと。 オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal120-2769 120-2769 1. decal120-2727 120-2727 1. 有毒ガスを吸い込む危 険 閉めきった屋内で充電 しないこと。 爆発の危険 燃料を補給す る時にはエンジンを停止 し、火気を近づけないこ と。 3. 警告 燃料補給時や機体の そばを離れるときはエンジ ンを停止し、燃料バルブを OFFにすること。 2. ブレーキレバーハンドル側 2. 駐車ブレーキレバーハンド に引くとブレーキが掛かり、 ル側に引いてボタンを押し レバーを解除すると解除。 込み、レバーから手を離 せば駐車ブレーキが掛か り、解除するには、レバー をハンドル側に引いてボタ ンが外れたらレバーを解除 する。 4. 警告保守整備作業前には 点火プラグのコードを外し、 マニュアルを読むこと。 5.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 1 2 3 4 5 6 用途 取っ手 ケーブルタイ キックスタンドアセンブリ スプリング 右側ホイールシャフト 左側ホイールシャフト 1 4 1 1 1 1 キックスタンドを取り付けます。 移動走行用車輪オプション 2 移動用タイヤオプションを取り付けます。 必要なパーツはありません。 – カッティングユニットを調整します。 集草バスケット 1 集草バスケットを取り付ける ハンドルを取り付ける 移動用タイヤを取り付けます。 その他の付属品 内容 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ オペレータのためのトレーニング資料 認証証明書 数量 用途 1 1 1 1 1 ご使用前にお読みご覧ください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 8
1 2 ハンドルを取り付けて調整する この作業に必要なパーツ 1 取っ手 4 ケーブルタイ G017601 g017601 ハンドルを取り付ける 1. 図3 ハンドルアームの下部を機体の両側に固定し ているボルト、ロックナット、ワッシャを取 り外す 図 2 。 1. ハンドルの端部 2. ボルト、ワッシャ、ロックワッシャ 5. 先ほど外したボルトとワッシャとロックワッ シャを使って、ハンドルの端部を取り付けピ ンに固定する 図 3 。 6. 先ほど取り外したヘアピンコッターとリング ピンを使ってハンドルアームをフレームに固 定する 図 3 。 7. ケーブルタイを使って、ケーブルとワイヤハー ネスをハンドルに固定する図 4。 g007592 図2 1. 取り付けピン 3. ボルトとロックナット 2. ハンドルアーム 4. ヘアピンコッターとリングピ ン 2. ハンドルアームをフレーム後部に固定してい るヘアピンコッターとリングピンを取り外す 図 2。 3.
ハンドルを調整する 1. 機体左右のリングピンからヘアピンコッター を抜き取る 図 2 。 2. ハンドルを支えながら、左右のリングピンを抜 き、ハンドルを希望の高さにセットする図 2。 3. リングピンとヘアピンコッターを元通りに取 り付ける。 スプリングブラケットの穴とスプリングス タッドの穴に引っ掛ける図 6。 2 キックスタンドを取り付ける モデル 04054 お よ び 04056 g007594 図6 この作業に必要なパーツ 1 キックスタンドアセンブリ 1 スプリング 1. キックスタンド 3. スプリングスタッド 2. スプリングブラケット 4. スプリング キックスタンドをフレームの左右に固定す る ボルト、スペーサ、平ワッシャ、ロック ナットを使う 図 6 。 3. 手順 注 スペーサは、キックスタンドの取り付け 穴に入れる。 注 取り付けに必要な金具類は、キックスタンドア センブリに仮止めしてあります。 1.
g007595 図7 右側ホイールシャフト 1. シャフトを88101N·m9.010.1kg.m = 6575ft-lbにト ルク締めする。 4. G017591 g017591 図8 機体の左側でも同じ作業を行う。 5. 1. 4 移動走行用車輪 オプション を取り 付ける ロッキングクリップ 3. 車輪を前後に回転させながら車軸の奥まで押し 込み、ロッククリップを溝に嵌めて固定する。 4. 機体の反対側のタイヤについても同じ作業を 行う。 5. タイヤに空気を入れる83-103 Pa = 12-15 psi = 0.827-1.034 bar = 0.8-1.0 kg/cm2。 この作業に必要なパーツ 5 移動走行用車輪オプション 2 手順 1. 車輪を車軸にはめ込む (図 8)。 2.
製品の概要 6 各部の名称と操作 集草バスケットを取り付ける 1 2 3 4 5 6 7 この作業に必要なパーツ 集草バスケット 1 手順 集草バスケットの上縁を持ってバスケット取り付け 棒に差し込む 図 9 。 G017592 g017592 図 10 1. 2. 走行レバー スロットルコントロール 3. On/Off スイッチ 4. g007609 5. 常用ブレーキ 6. 駐車ブレーキ 7. オペレータプレゼンスコント ロールオプション アワーメータ 図9 1. 集草バスケット 2.
リール回転レバー リール回転レバー図 13は機体の右前部にあります。 回転位置と回転停止位置の2つの操作位置があり ます。レバーを右に倒すとリール回転、左に戻す と回転停止です。 1 G016976 g016976 図 11 駐車ブレーキ G016978 g016978 図 13 駐車ブレーキ図 12は、常用ブレーキのベース部にあ ります。使い方は、常用ブレーキを十分に掛けた状 態で、駐車ブレーキのノブを押し込んで常用ブレー キをロックします。常用ブレーキの操作を行うと、 駐車ブレーキは解除されます。走行するときには必 ずブレーキを解除してください。 1.
ができます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、 または代理店へお問い合わせください弊社のウェブ サイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメン トとアクセサリをご覧になることができます。 してバルブを閉じてください。エンジンを始動する 前に、レバーを下にしてバルブを開けてください。 リコイルスタータハンドル スタータのハンドル図 15を引くとエンジンが始動 します。 g027896 図 15 1. リコイルスタータハンドル 2.
運転操作 • 使用 で き ま せ メタノールを含有するガソリンは使 ん。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 • 冬越しさせ 燃料タンクや保管容器でガソリンを冬 な い で く だ さ い 。 冬越しさせる場合には必ずス タビライザ品質安定剤を添加してください。 • オイ ル を 混 合 し な い で く だ さ い 。 ガソリンにオ 安全第一 このマニュアルに記載されている安全上の注意やス テッカーの表示内容を良く読んでください。オペ レータや周囲の人を事故から守る重要な情報が掲 載されています。 危険 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 注意 この機械を長時間使用しつづけると聴覚に障害 を起こす可能性がある。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 運転に際しては聴覚保護具を使用すること。 • 目、耳、手、足、頭などの保護具を使用されること をお勧めします。 箱型トレーラに本機を搭載した状態では、 絶対に本機への燃料補給をしてはならない。 • 燃料タ
度で走行し、ブレーキが過熱して臭気がしてきた ら終了。慣らし掛けの後にはブレーキ調整が必要 になる可能性があります 常用駐車ブレーキの調整 (ページ 24)を参照してください。 警告 燃料を飲み込むと非常に危険で生命に関わる。 また気化した燃料に長期間ふれると身体に重篤 な症状や疾病を引き起こす。 • ガソリン蒸気を長時間吸わないようにする。 インタロックスイッチの動作を点 検する ノズルや燃料タンクの口やコンディショナ のビンの口などに顔を近づけない。 • 皮膚についた場合には、石鹸と水で十分に 洗い流す。 • 1. 注意 インタロックスイッチは安全装置であり これを 取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 • インタロックスイッチをいたずらしない。 • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検 し、不具合があれば作業前に交換修理する。 燃料キャップ図 17の周囲をきれいに拭いてか らキャップを外す。 1 1. キックスタンドに足をかけ、ハンドルを引き 上げてキックスタンドを立てて移動走行用タ イヤを浮かせる。 2.
7. エンジンが始動したらウォームアップが進む につれてチョークをOFF側に移動する。 る。走行レバーを走行に入れ、グリーンのカ ラー 縁 に入る。 エンジンの停止手順 2. 走行レバーを解除とし、リール回転レバーを 回転にセットする。 1. 走行リール制御レバーを解除位置にスロット ルコントロールをSLOW位置にして、ON/OFF スイッチをOFFにする。 3. 走行レバーを走行に入れ、スロットルで希望 の走行速度に調整しグリーン入ってリールを 下ろして刈り込みを開始する。 2. エンジンが停止したら安全のために点火プラ グのコードを抜いておく。 4. 3. マシンを保管する時や運送する時には燃料バ ルブを閉じる。 刈り込みが終了したらグリーンから出て、走行 レバーを解除位置とし、エンジンを停止させ、 リール回転レバーを解除位置にセットする。 5. 集草バスケットにたまった刈りかすを捨て、 空になった集草バスケットを取り付けて再び 作業を開始する。 移動走行を行うとき 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 20 時間 使用するごとまたは毎日 整備手順 • エンジンオイルを交換する。 • インタロックスイッチの動作を点検してください。 • エンジンオイルの量を点検する。 25運転時間ごと • グリスアップを行う(機体を水洗いしたときは整備間隔に関係なく直ちに行う)。 50運転時間ごと • エンジンオイルを交換する (ちりやほこりの多い環境で使用している場合はより頻繁に)。 • エアクリーナのスポンジを清掃し、オイルを含ませる。 (ほこりの多い環境で使用する ときは整備間隔を短くする)。 100運転時間ごと • エアフィルタのペーパーエレメントを交換する (ほこりの多い環境で使用するときは 整備間隔を短くする)。 • 点火プラグを点検してください。 500運転時間ごと • 吸気バルブと排気バルブを点検する。必要に応じて調整を行う。 • キャブレターを清掃する。 1000運転時間ごと • • • • 燃料ラインを交換する.
始業点検表 重要 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水. 木 金.
潤滑 グリスアップを行う 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと 全部で 12 ヶ所あるグリス注入個所すべてに、No. 2 リチウム系一般用グリスを注入する。ハンドガンを 使って手作業でグリスアップするのがベストです。 G016981 グリスアップ箇所は以下の通りです g016981 図 20 • 前ローラ 2ヶ所 図 18 • リールベアリング2ヶ所 図 18 • ドラムのアクスル2ヶ所 図 19 • デファレンシャル3ヶ所 図 19 • リールのカウンタシャフトのベアリング 2ヶ 所 図 20 • パワーシャフトベアリング1ヵ所 図 21。 1. グリスニップルの周囲をウェスできれいに拭 く。 2. グリスガンのポンプ動作が硬く難しくなるま でグリスを注入する。 g027900 図 21 重要 圧力を掛けすぎるとグリスシールを破損 しますから注意してください。 3.
エンジンの整備 エンジンオイルの量を点検する 1. エンジンオイルについて エンジンが水平になるように駐車し、オイル ゲージの周囲をきれいに拭く図 23。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 20 時間—エンジンオイ ルを交換する。 使用するごとまたは毎日—エンジンオイルの 量を点検する。 50運転時間ごと—エンジンオイルを交換する ちりやほこりの多い環境で使用している場合 はより頻繁に 。 エンジンに必要なオイルの量は約 620mLです。適切 な粘度のオイルが入っていることを確認してからエ ンジンを始動してください。エンジンオイルは、 APl 規格 SF 以上の高品質なオイルを使用してくださ い。オイルの種類は 図 22 から選択し、外気温度に 合った適切な粘度を選んでください。 g027903 図 23 1. オイルレベルゲージ 2. ドレンプラグ 2. オイルゲージを左に回して抜きとる。 3. ねじ 込 ま ず ゲージをウェスできれいに拭き、ね に 給油口に差し込む。 4. 引き抜いて油量を点検する。 5.
エンジンオイルの交換 1. エンジンを数分間運転してオイルを温める。 2. 機体下にあるドレンプラグ図 23の下に廃油 受けを置く。 3. ドレンプラグを抜く。 4. ハンドルを押さえて機体を後ろにそらし、残っ ているオイルを完全に抜く。 5. ドレンプラグを取り付け、所定のオイルを入れ る エンジンオイルについて (ページ 21)を参照。 分なオイルを落とすとともにオイルを全 体に行き渡らせる。スポンジはオイルで 濡らしておく方が良い。 1 2 3 4 エアクリーナの整備 5 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—エアクリーナのスポン ジを清掃し、オイルを含ませる。 ほこりの多い環境で使用するとき は整備間隔を短くする。 100運転時間ごと—エアフィルタのペーパーエ レメントを交換する ほこりの多い環境で使用 するときは整備間隔を短くする。 G016985 g016985 図 26 重要 ほこりの多い環境で使用するときはエアクリー ナの整備間隔を短くする 1. 点火プラグのコードが抜いてあるのを確認す る。 2.
燃料系統の整備 点火プラグの交換 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 燃料フィルタの清掃 点火プラグはNGK BR 6HS又は同等品を使用しま す。エアギャップの推奨値は 0.60.7mm です。 1. 1. 点火プラグのコードをプラグから抜きとる図 27 。 燃料バルブを閉じ、キャブレターのボディか ら異物沈殿ボウルを外す図 29。 注 17mm の12 ポイントソケットをボウルの底 部に当てると無理なく外すことができます。 1 G016986 g016986 図 27 1. 2. 点火コード プラグの周囲を清掃し、シリンダヘッドから プラグを外す。 g027904 重要 汚れその他の不具合のある点火プラグ は交換してください。点火プラグにサンドブ ラストをかけたり、ナイフ状のもので削った り ワイヤブラシで清掃したりしないでくだ さい。破片がシリンダ内に落ちてエンジンを 損傷します。 3. 図 29 1. 2. 取り付け前にもう一度エアギャップを確認す る 図 28 。 1 2 4 3 G019300 g019300 図 28 碍子 1.
電気系統の整備 ブレーキの整備 インタロックスイッチの整備 常用 駐車ブレーキの調整 調整や交換が必要な時には以下の要領で行います。 ブレーキ常用・駐車兼用がスリップするようになっ たら調整が必要です。 1. エンジン停止、走行レバーが解除されてニュー トラルストップにあることを確認する図 30。 1. 常用ブレーキを十分に掛けた状態で、駐車ブ レーキのノブを押し込んで常用ブレーキを ロックする 図 31 。. g027905 図 30 インタロックスイッチ 1. 走行レバー 3. 2. ニュートラルストップ 4. 0.8 mm のすきま 2. インタロックスイッチを固定しているねじを ゆるめる 図 30 。 3. 走行レバーとインタロックスイッチとの間に 厚さ 0.8 mmのすきまゲージをはさむ図 30。 4. インタロックスイッチの取り付けねじを締め て、隙間の大きさをもう一度測定する。 G016990 g016990 図 31 注 走行レバーがスイッチに接触していては いけない。 5. 2.
g007627 図 34 g008215 1. 図 32 1. 常用ブレーキレバーへの後ろからの圧力 5. 3. V ベルトカバーを固定しているリテーナをゆ るめて、カバーを開ける図 33。 1 2 G016991 g016991 図 33 1. V ベルトのカバー 4. 2. リテーナ 調整は以下の手順で行う • ケーブルの張りをゆるくするには、ケーブ ルの前ジャムナットをゆるめて後ジャム ナットを締める図 34。必要に応じて上記ス テップ1と2を繰り返して再調整する。 • ケーブルの張りを強くするには、後ジャム ナットをゆるめて前ジャムナットを締める 図 34。必要に応じて上記ステップ1と2を繰 り返して再調整する。 注 この調整は、コントロールパネル近く のジャムナットブラケット部分のケーブル でも、エンジンのベース部のブラケット部 分ででも行えます。 25 常用駐車ブレーキケーブル 2.
ベルトの整備 B. ベルトの調整 4. ベルトカバーを元通りに取り付ける。 5. この時、カバーシールとサイドプレートの間 にすきまを開けておいてボルトをねじ込む。 機械を正しく動作させ、無用の磨耗を防止するため にベルト類は正しく調整してください。また、頻 繁に点検してください。 注 このすき間から、ボルトとインサートの整 列を目で確認することができる。 6. リール駆動ベルトの調整 1. ナットを締めて調整を固定する。 ベルトカバー取り付けねじを外してカバーを 取り、ベルトを露出させる図 35。 全部のボルトを入れ終わったら、カバー内部 のツメがサイドプレートに当たるまで締めつ ける。 注 ボルトを締めつけすぎないように注意し てください。 走行ベルトの調整 1. ベルトカバー取り付けねじを外してカバーを 取り、ベルトを露出させる図 37。 g007618 図 35 1. 2. ベルトカバー プーリ間の中央部で図 36、1822N 1.82.
A. アイドラプーリ固定ナットをゆるめ、プー リをベルトの背に押しつけて、適当な張 りを出す 図 38 。 重要 ベルトを強く張りすぎないように 注意すること。 B. この時、カバーシールとサイドプレートの間 にすきまを開けておいてボルトをねじ込む。 このすき間から、ボルトとインサートの整列 を目で確認することができる。 6. 全部のボルトを入れ終わったら、カバー内部 のツメがサイドプレートに当たるまで締めつ ける。ボルトを締めつけすぎないように注意 してください。 ナットを締めて調整を固定する。 4. ベルトカバーを元通りに取り付ける。 5. この時、カバーシールとサイドプレートの間 にすきまを開けておいてボルトをねじ込む。 一次 V ベルトの調整 注 このすき間から、ボルトとインサートの整 列を目で確認することができる。 6. 5. 1. 全部のボルトを入れ終わったら、カバー内部 のツメがサイドプレートに当たるまで締めつ ける。 ベルトの張りの調整の前に、まず、走行コント ロールの調整を確認する 走行コントロールの 調整 (ページ 29)を参照。規定通り2.753.
g007625 図 42 g027906 図 41 1. ロックナット 3. アイドラプーリ 2. ベルトガイド 4. アイドラアーム 1. デファレンシャルカバーの 前部分と後ろ部分 2. 前クラッチハウジング 3. 右後ベアリングハウジング 7. ねじを締めて整列状態を再確認する。 5. 8. エンジンを使わずに、楽に機体を押したり引い たりすることができるように、ベルトガイド 図 41 挿入図を以下のように調整しておきます デファレンシャルアイドラプーリのナットを ゆるめ、プーリを左に押してベルトの張りを なくす。 6. 前クラッチハウジングをサイドプレートに固 定しているボルト 2 本を外す図 42。 7. ハウジングを半回転させて上下を逆さにする。 8. 右後ベアリングハウジングをサイドプレート に固定しているボルト 2 本とロックナットを 外す 図 42 。 9. ハウジングを半回転させて上下を逆さにする。 A. クラッチを入れる。 B.
制御系統の整備 カッティングユニットの保守 走行コントロールの調整 リアドラムとリールを平行に調整 する 走行コントロールがつながらない、スリップするな どの症状が出るようになったら調整してください。 1. 走行コントロールを解除位置にセットする。 2. V ベルトカバーを固定しているリテーナをゆ るめて、カバーを開ける図 40。 3. 走行ケーブルの前ジャムナットをゆるめ、後 ジャムナット図 43を締めてケーブルの張り を出し、2.753.25kgの力で走行コントロールが つながるようにする 1. マシンを平らな面できれば定盤の上に置く。 2. リール刃の下に、厚さ6mm ×幅25mm ×長さ 736mm 程度の大きさの鋼板を差し入れ、下刃 の縁に密着させてベッドバーを定盤から浮か せる。 3. 前ローラを上げ、後ドラムとリールのみを定 盤に接触させる。 4. リール刃の全体が鋼板と接触するよう、機体 を上からしっかり押しつける。 5.
g007599 図 45 1. 受動プーリ 2. 穴全部で4つ 3. アイドラプーリ 8. ローラベアリングねじ 個とアイドラプーリ固 定ねじをゆるめる。 9. 隙間が0.25mm 以下になるように、ローラアセ ンブリの右側を上下させて調整する。 10. ローラベアリングねじを締める。 11. ベルトの張りを調整し、アイドラプーリねじ を締める 図 45 。 5. マークを付けたリール刃が下刃と交差してい るところで、リール刃と下刃の間に、シム 0.05mm=0.002 インチを挿入する。 6. シムを左右に滑らせながら、シムに 軽い 圧 迫シムが挟まれる感じを感じるまで、右側の ベッドバー調整ねじを回す図 46。 7. シムを抜き取る。 8. カッティングユニットの左端で、ベッドナイフ に一番近いリール刃を、左端から数えて1番目 と2番目の下刃ねじの間で下刃と交差させる。 9. カッティングユニットの左側で、左側ベッド バー調整ねじを使って上記47の作業を行う。 10.
刈り高の調整 1. 後ローラの水平と、リールと下刃のすり合わせ を確認する。ハンドルを持って機体を後ろにそ らし前後のローラと下刃が見えるようにする。 2. 刈り高アームを刈り高ブラケットに固定して いるロックナットをゆるめる図 48。 g007605 図 50 5. バーの前端がローラに当たるように、調整ね じで調整する。 6. ローラ全体が下刃と平行になるように、ロー ラの両側を均等に調節する。 g007603 図 48 1. 刈高アーム 3. ロックナット 2. 刈高ブラケット 4. 調整ねじ 3. 重要 前後のローラにゲージが当たり、ねじ頭 がリールにぴったりと掛かっているのが正し い調整状態です。下刃の左右端でこの状態と なるように調整してください。 7.
グラスシールドの高さを調整する 注 この調整はターフの状態変化に合わせて 行ってください。芝面が非常にぬれている時 にはバーをリールに近づけます。逆に、芝が 乾燥している時にはバーとリールの隙間を大 きくします。バーとリールが平行になってい ることが重要です。研磨機でリールを研磨し た後やシールドの高さを調整した後には、必 ずこのバーの調整を行ってください。 刈りかすがきれいに集草箱に入っていくように調 整します。 1. 前サポートロッドの上面からシールドの前 リップまでの距離をカッティングユニットの 両端で測定する図 52。 ベッドバーの見分け方 標準ベッドバーか、きつい刈り込み用のベッドバー かを見分けるには、ベッドバーの左側取り付け耳を 見てください。耳が丸く仕上げてあるのは、標準 ベッドバーです。耳にノッチが刻んであるのは、き つい刈り込み用のベッドバーです図 54。 g007607 図 52 1. 2. 3. サポートロッド 2.
ターフの状態に合わせた設定 下の表を参考にして、ターフの状態に適した設定を行ってください。 グリーンモアのためのカッティングユニットのセットアップ表 ベッドバー 標準およびオプション パーツ番号 名称 マシン名 食い込み度 参考意見 120-2682-03 標準装備 グリーンズマス ター 800 弱い 標準 グリーンズマスター 800 112-9281-01 標準 グリーンズマス ター 1000 弱い 標準 グリーンズマスター 1000 112-9279-03 きつい グリーンズマス ター 1000 強い 112-9280-01 標準 グリーンズマス ター 1600 弱い 110-9278-03 きつい グリーンズマス ター 1600 強い マシン名 刈高調整範囲 標準 グリーンズマスター 1600 ベッドナイフ 標準およびオプション パーツ番号 名称 98-7261 マイクロカット グリーンズマス ター 800 1.57 3.1mm 117-1530 エッジマックス・マイク ロカット グリーンズマス ター 800 1.57 3.
93-9015 ローカット グリーンズマス ター 1600 6.0mm 以上 標準 グリーンズマスター 1600 117-1548 エッジマックス・マイク ロカット グリーンズマス ター 1600 1.52 3.1mm 摩耗しにくい - 標準グリーンズ マスター 1610 ローラ 標準およびオプション パーツ番号 名称 99-6240 細溝付き 99-6241 マシン名 直径と素材 参考意見 グリーンズマスター 800 50.8mm2.0インチ, アルミ 標準, 5mm 間隔 細溝付き グリーンズマスター 1000 50.8mm2.0インチ, アルミ 標準, 5mm 間隔 88-6790 広溝付き グリーンズマスター 1000 50.8mm2.0インチ, アルミ より強い食い込み, 11mm 間隔 104-2642 フルローラ グリーンズマスター 1000 50.8mm 2.0インチ , スチール 71-1550 溝付きローラ グリーンズマスター 1000 50.8mm2.
3. ベッドバーボルト図 56を固定しているジャム ナット機体両側をゆるめる。 2 1 g014780 g014780 g007633 図 56 1. 4. ジャムナット 2. 図 57 ベッドバーボルト 1. 各ベッドバーボルトを抜いてベッドバーを下 に引き抜いて外す。ベッドバーの両端にナイ ロンワッシャとスチールワッシャが枚ずつあ るので注意する図 56。 2. 延長ソケット1/2インチを差し込み、バック ラップ装置に接続し、リールプーリ中央の四 角い穴に差し込む。 3. 「 Toro リール / ロータリーモアのための研磨マ ニュアル Form No. 80-300 PT」に従ってバック ベッドバーの取り付け 1. ベッドバーアジャスタとスラストワッシャと の間にベッドバーの固定用耳を入れる。 2.
保管 1. 機体各部に付着している泥や刈りかすをきれ いに落とす。特にエンジンのシリンダヘッド や冷却フィン部分やブロアハウジングを丁寧 に清掃する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができ ます。ただし高圧洗浄器は使用しないでくだ さい。また、シフトレバーのプレートやエン ジン部に大量の水を掛けないように注意して ください。 2. 長期間90日間以上にわたって保管する場合に は燃料タンクのガソリンにスタビライザコン ディショナを添加する。 A. エンジンをかけて、コンディショナ入り のガソリンを各部に循環させる5分間。 B. エンジンを停止してガソリンを抜き取る。 または燃料切れで停止するまで運転する。 C. エンジンを再度始動して自然に停止する まで運転する。チョークを引いて始動す る。完全に始動できなくなるまでこれを 続ける。 D. 抜き取った燃料は地域の法律などに従っ て適切に処分する。廃油などはそれぞれの 地域の法律などに従って適正に処分する。 注 コンディショナ入りのガソリンでも90 日間以上の保存はしないでください。 3.
メモ
メモ
欧州におけるプライバシー保護に関するお知らせ トロが収集する情報について トロ・ワランティー・カンパニートロは、あなたのプライバシーを尊重します。この製品について保証要求が出された場合や、製品のリコールが行われた場合に あなたに連絡することができるように、トロと直接、またはトロの代理店を通じて、あなたの個人情報の一部をトロに提供していただくようお願いいたします。 トロの製品保証システムは、米国内に設置されたサーバーに情報を保存するため、個人情報の保護についてあなたの国とまったく同じ内容の法律 が適用されるとは限りません。 あなたがご自分の個人情報を提供なさることにより、あなたは、その情報がこの「お知らせ」に記載された内容に従って処理されることに同意したこ とになります。 トロによる情報の利用 トロでは、製品保証のための処理ならびに製品にリコールが発生した場合など、あなたに連絡をすることが必要になった場合のために、あなたの個人情報を 利用します。また、トロが上記の業務を遂行するために必要となる活動のために、弊社の提携会社、代理店などのビジネスパートナーに情報を開示する場 合があります。弊社があなたの個人情報を他
Toro 製 品 保 証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店 ディストリビュータ又はディーラー に対して、お客様から連絡をして頂くことが 必要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問があ る場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Products Servi