Form No. 3380-166 Rev C Greensmaster® 800, 1000, 1600 芝刈り機 シリ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 04054—シ シリ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 04055—シ シリ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 04056—シ 製品の登録は www.Toro.com.
関する情報、代理店についての情報、お買い上げ製 品の登録などを行っていただくことができます。 この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 整備について、また純正部品についてなど、分から ないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマー・ サービスにおたずねください。お問い合わせの際に は、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知ら せください。モデル番号とシリアル番号は後フレー ムに取り付けた銘板に表示されています。いまのう ちに番号をメモしておきましょう。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、この製品に使 用されているエンジンの排気には発癌性 や先天性異常などの原因となる物質が含 まれているとされております。 モデル番号 シリアル番号 この説明書では、危険についての注意を促すため の警告記号図 1を使用しております。死亡事故を 含む重大な人身事故を防止するための注意です
目次 デファレンシャルベルトの交換..........................31 制御系統の整備 .....................................................32 走行コントロールの調整 ....................................32 カッティングユニットの保守.................................32 リアドラムとリールを平行に調整す る .....................................................................32 リールと下刃の調整を行う.................................33 刈り高の調整 ......................................................34 グラスシールドの高さを調整する ......................35 カットオフバーを調整する.................................
安全について • 警 告 ―燃料は引火性が極めて高い。以下の注意 を必ず守ってください – 燃料は専用の容器に保管する。 この機械はCEN安全規格EN836: 1997、ISO規格5395: 1990およびANSI規格B71.
• • • • • • • • • • 運転位置を離れる前に – 平坦な場所に停止する – カッティングユニットと走行ドライブを停 止する – 駐車ブレーキを掛ける – エンジンを止める。 移動走行中や作業を休んでいるときはアタッチ メントの駆動を止めてください。 次の場合は、アタッチメントの駆動を止め、エ ンジンを止めてください – 燃料を補給するとき – 集草バスケットを取り外すとき – 刈り高を変更するとき – 詰まりを取り除くとき – 機械の点検・清掃・整備作業などを行うとき – 異物をはね飛ばしたときや機体に異常な振動 を感じたとき機械に損傷がないか点検し、 必要があれば修理を行ってください。点検 修理が終わるまでは作業を再開しないでく ださい。 エンジンを停止する時にはスロットルを下げて おいて下さい。また、燃料バルブの付いている 機種では燃料バルブを閉じてください。 カッティングユニットに手足を近づけないで ください。 旋回するときや道路や歩道を横切るときなど は、減速し周囲に十分な注意を払ってくださ い。刈り込み中以外はリールの回転を止めて おいてください。 アルコールや薬物を摂取し
– 急旋回時や斜面での旋回時は必ず減速するこ と急停止や急発進をしないでください。 火災防止のため、カッティングユニットや駆動 部、マフラーの周囲に、草や木の葉、ホコリな どが溜まらないようご注意ください。オイルや 燃料がこぼれた場合はふきとってください。 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が 掛かっている場合があります。取り外しには十 分注意してください。 修理を行うときには必ず点火プラグの接続を外 しておいてください。 リールの点検を行うときには安全に十分注意し てください。必ず手袋を着用してください。 可動部に手足を近づけないよう注意してくださ い。エンジンを駆動させたままで調整を行うの は可能な限り避けてください。 • • • • • – 道路横断時の安全に注意常に道を譲る心掛 けを – 下り坂ではエンジンの回転数を下げ、ブレー キを使用して十分に減速し確実な速度制御を 行うこと 搬送する場合 1. トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろす ときには安全に十分注意してください。 2. 積み込みには、機体と同じ幅のある歩み板を 使用してください。 3.
振動レベル 音圧レベルの確認は、EC規則 836 に定める手順に 則って実施されています。 腕および手 左手の振動レベルの実測値 = 4.00 m/s2 振動レベル 右手の振動レベルの実測値 = 2.87 腕および手 m/s2 不確定値 K = 0.5 m/s2 右手の振動レベルの実測値 = 3.35 m/s2 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実施さ れています。 左手の振動レベルの実測値 = 2.59 m/s2 不確定値 K = 1.
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなくなったも のは必ず新しいものに貼り替えてください。 115-7355 1. 警告有毒ガスを吸い込む危 4. 警告保守整備作業前には 点火プラグのコードを外し、 険屋内で使用しないこと。 マニュアルを読むこと。 2. 爆発の危険燃料を補給す る時にはエンジンを停止 し、火気を近づけない。 3. 警告 燃料補給時や機体の そばを離れるときはエンジ ンを停止し、キーをOFFに すること。 5. 表面が熱い さわらないこ と。 93-6085 1. 高速 2. 無段階速度調整 3. 低速 93-8064 93-9356 1. 巻き込まれる危険 可動部に近づかないこと。 93-7346 1. 2. リール制御 入 3. 切 8 1. 警告 整備作業前にマニュアルを読むこと。 2.
115-1614 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 3. 異物が飛び出す危険 人を近づけないこと 2. 警告 適切な講習を受けてから運転すること。 4. 警告 可動部に近づかないこと 全部のガードを正しく取り付 けること。 115-1720 1. 前進 2. 走行車輪 3. ニュートラル 120-2727 1. 117–2718 ブレーキレバーハンドル側 2. 駐車ブレーキレバーハンド に引くとブレーキが掛かり、 ル側に引いてボタンを押し レバーを解除すると解除。 込み、レバーから手を離 せば駐車ブレーキが掛か り、解除するには、レバー をハンドル側に引いてボタ ンが外れたらレバーを解除 する。 106-8120 9 1. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと 2.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 1 2 3 4 5 6 7 用途 取っ手 ケーブルタイ キックスタンドアセンブリ スプリング ホイールシャフト右 ホイールシャフト左 1 2 1 1 1 1 キックスタンドを取り付けます。 移動走行用車輪オプション 2 移動用タイヤオプションを取り付けます。 必要なパーツはありません。 – カッティングユニットを調整します。 集草バスケット 1 集草バスケットを取り付ける 高地キット P/N 117-0073 必要な場合は 別途ご購入ください 1 高地キットオプションを取り付けます。 ハンドルを取り付ける 移動用タイヤを取り付けます。 その他の付属品 内容 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ オペレータのためのトレーニング資料 認証証明書 数量 用途 1 1 1 1 1 ご使用前にお読みご覧ください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 ハンドルを取り付けて調整する この作業に必要なパーツ 1 取っ手 2 ケーブルタ
3. ハンドルの各端をハンドルアームの穴に差し 込み、取り付けピンとハンドルの穴を整列さ せる 図 2 。 4. ハンドルの端を内側にたわめながら、取り付 けピンに通す 図 3 。 1 2 G017601 図3 1. ハンドルの端部 2. ボルト、ワッシャ、ロックワッシャ G017590 図4 ケーブルタイ 1. 5. 6. 付属のボルトとワッシャとロックワッシャを 使って、ハンドルの端部を取り付けピンに固 定する 図 3 。 ハンドルを調整する 先ほど外したボルトとロックワッシャを使っ て、ハンドルアームの下部を機体の左右に固 定する図 3。ハンドルアームの取り付け穴に ブッシュを入れるのを忘れないこと。 7. 先ほど取り外したヘアピンコッターとリング ピンを使ってハンドルアームをフレームに固 定する 図 3 。 8. ケーブルタイを使って制御用ケーブルとワイ ヤハーネスをハンドルに固定する図 4。 1. 機体左右のリングピンからヘアピンコッター を抜き取る 図 2 。 2.
3 移 動 走 行 用 車 輪 を 取 り 付 け る GR 1000 と 1600 の 両 方 3 4 この作業に必要なパーツ 2 1 1 ホイールシャフト 右 1 ホイールシャフト 左 手順 G017948 1. キックスタンドに足をかけ、ハンドルを引き 上げてキックスタンドを立て、機体をスタン ドで支える。 2. ホイールシャフトのネジ山部分にロクタイト 242 を塗りつける。 3. 右側ホイールシャフトを機体の右側にある駆 動プーリのネジ穴にねじ込む図 7。 図5 1. ボルト 3. ワッシャ 2. スプリングスタッド 4. フランジヘッドナット 2. 後フレームについている取り付け穴にキック スタンドを合わせておいて、スプリングを、 スプリングブラケットの穴とスプリングス タッドの穴に引っ掛ける図 6。 左ネ ジ です。 注 右側ホイールシャフトは左 図7 図6 1. 1. キックスタンド 3. スプリングスタッド 2. スプリングブラケット 4. スプリング 3.
4 5 移動走行用車輪 オプション を取り 付ける カッティングユニットを調整する 必要なパーツはありません。 この作業に必要なパーツ 手順 移動走行用車輪オプション 2 ご使用になる前に、必ず以下の調整を行ってくだ さい • リアドラムとリールを平行に調整する (ページ 32). • リールと下刃の調整を行う (ページ 33). • 刈り高の調整 (ページ 34). • グラスシールドの高さを調整する (ページ 35). • カットオフバーを調整する (ページ 35). 手順 1. 車輪を車軸にはめ込む (図 8)。 2. ロッキングクリップを開き、タイヤを更に奥 に押し込む 図 8 。 これらの調整の実施手順については「保守」の 「カッティングユニットの保守」を参照してくだ さい。 6 集草バスケットを取り付ける この作業に必要なパーツ 集草バスケット 1 手順 G017591 集草バスケットの上縁を持ってバスケット取り付け 棒に差し込む 図 9 。 図8 1. ロッククリップ 3.
製品の概要 7 各部の名称と操作 高地キット オプション を取り付ける 1 2 3 4 5 6 7 この作業に必要なパーツ 1 高地キット P/N 117-0073 必要な場合は別途ご購入く ださい 手順 標高 1500m を超える高地で本機を使用する場合に は、高地キット P/N 117-0073 を別途ご購入のうえ取 り付けてください。 G017592 図 10 1. 2. 走行レバー スロットルコントロール 3. On/Off スイッチ 4. 5. 常用ブレーキ 6. 駐車ブレーキ 7.
リール回転レバー リール回転レバー図 13は機体の右前部にあります。 回転位置と回転停止位置があります。レバーを前に 倒すとリール回転、後に戻すと回転停止です。 1 G016976 図 11 G016978 図 13 駐車ブレーキ 1. 駐車ブレーキ図 12は、常用ブレーキのベース部にあ ります。使い方は、常用ブレーキを十分に掛けた状 態で、駐車ブレーキのノブを押し込んで常用ブレー キをロックします。常用ブレーキの操作を行うと、 駐車ブレーキは解除されます。走行するときには必 ずブレーキを解除してください。 リール回転レバー チョークレバー チョークレバー図 14は、エンジンの左前側にありま す。通常運転Run位置とチョークChoke)位置があり ます。エンジンが冷えた状態で始動する時はChoke 位置に、始動後はRun位置とします。 G016977 図 12 g024364 1 ON/OFF ス イ ッ チ 2 図 14 ON/OFF スイッチ図 10は、コントロールパネルの上 にあります。エンジン始動時にはON とし、停止す る時にはOFFとします。 1.
リコイルスタータ アタッチメントとアクセサリ このスタータ図 15を引くとエンジンが始動します。 トロが認定した各種のアタッチメントやアクセ サリがそろっており、マシンの機能をさらに広げ ることができます。 詳細は弊社の正規サービス ディーラ、または代理店へお問い合わせください。 www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとア クセサリをご覧になることができます。 図 15 1. リコイルスタータ 2. キックスタンド キックスタンド キックスタンド図 15は機体後部にあり、移動用タ イヤの着脱作業時に機体後部を浮かせるのに使用 します。 仕様 Model 04054 Model 04055 Model 04056 幅 84cm 91cm 104cm 高さ 114cm 114cm 122cm 全長集草バス ケットを含む 122cm 122cm 150cm 乾燥重量集草 バスケットと溝 付きローラを 装備し、車輪 とグルーマを 装備しない 97 kg 100 kg 105 kg 刈幅 46cm 53cm 66cm 刈高 1.
運転操作 危険 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 ガソリンは非常に引火 爆発しやすい物質であ る。発火したり爆発したりすると、やけどや火 災などを引き起こす。 安全第一 • このマニュアルに記載されている安全上の注意やス テッカーの表示内容を良く読んでください。オペ レータや周囲の人を事故から守る重要な情報が掲 載されています。 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれたガソリンはふき取る。 • 箱型トレーラに本機を搭載した状態では、 絶対に本機への燃料補給をしてはならない。 • 使用ごと或いは8運転時間ごとにエンジンオイルの 量を点検してください エンジンオイルの量の点検 (ページ 24)のエンジンの整備 (ページ 24)を参照。 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃 料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 613mm 程 度 下 ま でとする。これは、温度が上昇して燃料は 膨張したときにあふれないように空間を確 保するためである。 • ガソリン取り扱い中は禁煙を厳守し、火花 や炎を絶対に近づけない。 燃料を補給する • 燃料は安全で汚れのな
ら終了。慣らし掛けの後にはブレーキ調整が必要 になる可能性があります 常用駐車ブレーキの調整 (ページ 27)を参照してください。 警告 ガソリンを吸い込むと健康に害がある。また気 化した燃料に長期間ふれると身体に重篤な症状 や疾病を引き起こす。 インタロックスイッチの動作を点 検する • ガソリン蒸気を長時間吸わないようにする。 • ノズルや容器の口、コンディショナのビン の口などに顔を近づけない。 • また、皮膚についた場合には、石鹸と水で 十分に洗い流すこと。 1. 注意 インタロックスイッチは安全装置であり これを 取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 燃料キャップ図 16の周囲をきれいに拭いてか らキャップを外す。 インタロックスイッチをいたずらしない。 • • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検 し、不具合があれば作業前に交換修理する。 1 1. キックスタンドに足をかけ、ハンドルを引き 上げてキックスタンドを立てて移動走行用タ イヤを浮かせる。 2. 走行レバーを走行側にエンジンコントロー ルを始動側にする。 3.
5. エンジンが冷えた状態で始動する時はチョーク を On 位置と Off 位置の中間にセットする。エ ンジンが暖まっているときはこの操作は不要。 6. スタータのハンドルをゆっくり引く。抵抗を 感じたらそこから力強く引っ張る。 重要 引き出しきったスタータロープを無理に 引っ張ったり 引き終わったロープの握りを放 さないでください。どちらもロープやスター タ内部の破損の原因となります。 7. エンジンの停止手順 図 17 注 接触を強くしないと切れない場合には、鋭 利な刃先を取り戻して精密なカットができる ようにバックラップ、ベッドナイフのフェー シング、または研磨を行うことが必要 「Toro リール/ロータリーモアのための研磨マニュア ルForm No.
刈り込み マシンを適切に使用することが最高の仕上がりを作 り出す秘訣です。芝刈り機の性能を十分に発揮させ るためにヒント (ページ 20)も参照してください。 潤滑 物 質 が 出 な い 場 所 で 長 時 間 カ ッ 重 要 刈 り か す =潤 ティングユニットを回転させるとカッティングユ ニットを損傷します。 1. エンジンを始動、スロットルを下げ、カッ ティングユニットを上げる ハンドルを下げ る。走行レバーを走行に入れ、グリーンのカ ラー 縁 に入る。 2. 走行レバーを解除とし、リール回転レバーを 「回転」にセットする。 3. 走行レバーを走行に入れ、スロットルで希望 の走行速度に調整しグリーン入ってリールを 下ろし、刈り込み作業を始める。 4. 芝刈り作業が終了したらグリーンから出て、 走行レバーを「解除」位置とし、エンジンを 停止させ、リール回転レバーを「解除」位置 にセットする。 5.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 20 時間 使用するごとまたは毎日 整備手順 • エンジンオイルを交換する。 • 燃料フィルタとカップを清掃する。 • インタロックスイッチの動作を点検してください。 • エンジンオイルの量を点検する。 25運転時間ごと • マシンのグリスアップを行ってください。(車体を水洗いしたときは整備間隔に関係 なく直ちにグリスアップしてください。) 50運転時間ごと • エンジンオイルを交換する。 (ほこりの多い環境で使用するときは整備間隔を短くする) • スポンジエレメントを清掃してオイルでぬらす。 (ほこりの多い環境で使用するとき は整備間隔を短くする) 100運転時間ごと • エアフィルタのペーパーエレメントを交換する。 (ほこりの多い環境で使用するとき は整備間隔を短くする) • 点火プラグを点検してください。 • 燃料フィルタとカップを清掃する。 500運転時間ごと • 吸気バルブと排気バルブを点検する。必要に応じて調整する。 • キャブレターを清掃する。 1000運転時間ごと • 燃
始業点検表 重要 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水. 木 金.
潤滑 グリスアップを行う 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと 全部で 13 ヶ所あるグリス注入個所すべてに、No. 2 リチウム系一般用グリスを注入する。手動式のグ リスガンの使用をお勧めします。 G016981 グリスアップ箇所は以下の通りです 図 20 • 前ローラ 2ヶ所 図 18 • リールベアリング2ヶ所 図 18 • ドラムのアクスル2ヶ所 図 19 • デファレンシャル3ヶ所 図 19 • リールのカウンタシャフトのベアリング 2ヶ 所 図 20 • ベルトアイドラのピボット2ヶ所 図 21。 1. グリスニップルの周囲をウェスできれいに拭 く。 2. グリスガンのポンプ動作が硬く難しくなるま でグリスを注入する。 G016982 図 21 重要 圧力を掛けすぎるとグリスシールを破損 しますから注意してください。 3.
エンジンの整備 エンジンオイルについて 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 20 時間—エンジンオイ ルを交換する。 使用するごとまたは毎日—エンジンオイルの 量を点検する。 50運転時間ごと—エンジンオイルを交換す る。 ほこりの多い環境で使用するときは整備 間隔を短くする エンジンに必要なオイルの量は約 630ccです。API規 格SFSGSHSJクラスの品質の確かなものを選んでくだ さい。オイルの粘度 - 重量 - 外気温度に応じて選択 する。図 22図に、外気温と粘度の関係を示します。 図 23 1. 2. 3. 4. 5. オイルゲージ 2.
エアクリーナの整備 1 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—スポンジエレメントを 清掃してオイルでぬらす。 ほこり の多い環境で使用するときは整備 間隔を短くする 2 100運転時間ごと—エアフィルタのペーパーエ レメントを交換する。 ほこりの多い環境で使 用するときは整備間隔を短くする 3 4 重要 ほこりの多い環境で使用するときはエアクリー ナの整備間隔を短くする 5 1. 点火プラグのコードが抜いてあるのを確認す る。 2. エアクリーナカバーの蝶ナットを取り、カ バーを外す 図 25 。 G016985 図 26 1 1. 蝶ナット 2. エアクリーナのカバー 3. プラスチック製の蝶ナット 5. G016984 6. 図 25 1. エアクリーナのカバー 3. カバーを丁寧に清掃する。 4. スポンジエレメントを点検し、汚れていれば ペーパーエレメント図 26から外して以下の方 法で十分に洗浄する A. スポンジを温水と液体洗剤で押し洗いす る。絞るとスポンジが破れるので押し洗 いで汚れを落とす。 B.
2. 燃料系統の整備 プラグの周囲を清掃し、シリンダヘッドから プラグを外す。 重要 汚れその他の不具合のある点火プラグ は交換してください。点火プラグにサンドブ ラストをかけたり、ナイフ状のもので削った り ワイヤブラシで清掃したりしないでくだ さい。破片がシリンダ内に落ちてエンジンを 損傷します。 3. 燃料フィルタの清掃 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 20 時間 100運転時間ごと 1. 取り付け前にもう一度エアギャップを確認す る 図 28 。 燃料バルブを閉じて、フィルタのボディーか らボウルを外す図 29。 2 4 G016987 図 28 4. 5. 1 点火プラグをエンジンに取りつけ、23 Nm 2.35 kg.m = 17 ft.-lbにトルク締めする。 G016988 図 29 点火プラグに点火ケーブルを取り付ける。 1. 2. 26 ボウル 2.
電気系統の整備 ブレーキの整備 インタロックスイッチの整備 常用 駐車ブレーキの調整 調整や交換が必要な時には以下の要領で行います。 ブレーキ常用・駐車兼用がスリップするようになっ たら調整が必要です。 1. エンジン停止、走行レバーが解除されてニュー トラルストップにあることを確認する図 30。 1. 1 常用ブレーキを十分に掛けた状態で、駐車ブ レーキのノブを押し込んで常用ブレーキを ロックする 図 31 。 2 4 3 G016989 図 30 インタロックスイッチ 1. 走行レバー 3. 2. ニュートラルストップ 4. 0.813mm のすきま 2. スイッチ図 30を固定しているネジをゆるめる。 3. 走行レバーとスイッチ図 30の間に0.813mmのす きまゲージをはさむ 4. スイッチを固定しているねじを締める。すき まの大きさを確認する。走行レバーがスイッ チに接触していてはいけない。 5. 走行レバーを操作してスイッチの導通が無く なることを確認する。必要に応じてスイッチ を交換する。 G016990 図 31 2.
図 34 1. 図 32 1. 常用ブレーキレバーへの後ろからの圧力 5. 3. V ベルトカバーを固定しているリテーナをゆ るめて、カバーを開ける図 33。 1 2 G016991 図 33 1. V-ベルトのカバー 4. 2. リテーナ 調整は以下の手順で行う • ケーブルの張りをゆるくするには、ケーブ ルの前ジャムナットをゆるめて後ジャム ナットを締める図 34。必要に応じて上記ス テップ1と2を繰り返して再調整する。 • ケーブルの張りを強くするには、後ジャム ナットをゆるめて前ジャムナットを締める 図 34。必要に応じて上記ステップ1と2を繰 り返して再調整する。 注 この調整は、コントロールパネル近く のジャムナットブラケット部分のケーブル でも、エンジンのベース部のブラケット部 分ででも行えます。 28 常用駐車ブレーキケーブル 2.
ベルトの整備 4. ベルトカバーを元通りに取り付ける。 5. この時、カバーシールとサイドプレートの間 にすきまを開けておいてボルトをねじ込む。 このすき間から、ボルトとインサートの整列 を目で確認することができる。 6. 全部のボルトを入れ終わったら、カバー内部 のツメがサイドプレートに当たるまで締めつ ける。締めすぎないように注意すること。 ベルトの調整 機械を正しく動作させ、無用の磨耗を防止するため にベルト類は正しく調整してください。また、頻 繁に点検してください。 リール駆動ベルトの調整 1. 走行ベルトの調整 ベルトカバー取り付けネジを外してカバーを 取り、ベルトを露出させる図 35。 1. ベルトカバー取り付けネジを外してカバーを 取り、ベルトを露出させる図 37。 図 35 1. 図 37 ベルトカバー 1. 2. プーリ間の中央部 図 36 でベルトを 18–22 N 1.8-2.2 kg程度の力で押して点検する。ベルトの たわみが 6mm あれば適正とする。 2.
ルの調整 (ページ 32)を参照。規定通り18–22 N = 1.8-2.2 kgに調整できなければ、以下の方法で ベルトの張りを調整してください B. ナットを締めて調整を固定する。 4. ベルトカバーを元通りに取り付ける。 5. この時、カバーシールとサイドプレートの間 にすきまを開けておいてボルトをねじ込む。 このすき間から、ボルトとインサートの整列 を目で確認することができる。 6. 全部のボルトを入れ終わったら、カバー内部 のツメがサイドプレートに当たるまで締めつ ける。締めすぎないように注意すること。 2. V ベルトカバーを固定しているリテーナをゆ るめて、カバーを開ける図 40。 1 2 デファレンシャルベルトの調整 デファレンシャルカバー前半分と後半分の ボルトを取り、カバーを外してベルトが見え るようにする。 2. プーリ間の中央部で図 39、22–26 N2.3-2.7 kg程 度の力でベルトを指で押して点検する。ベル トのたわみが 6mm あれば適正とする。 1. G016991 図 40 1. V-ベルトのカバー 3. 2.
12 3 4 図 42 G016992 図 41 1. ロックナット 3. アイドラプーリ 2. ベルトガイド 4. アイドラアーム 7. ネジを締めて整列状態を再確認します。 8. エンジンを使わずに、楽に機体を押したり引い たりすることができるように、ベルトガイド 図 41 挿入図を以下のように調整しておきます 1. デファレンシャルカバーの 前部分と後ろ部分 2. 前クラッチハウジング 3. 右後ベアリングハウジング 5. デファレンシャルアイドラプーリのナットを ゆるめ、プーリを左に押してベルトの張りを なくす。 6. 前クラッチハウジングをサイドプレートに固 定しているボルト 2 本を外す図 42。 A. クラッチを入れる。 7. ハウジングを半回転させて上下を逆さにする。 B. アイドラプーリとベルトガイドをアイド ラアームに固定しているロックナットを ゆるめる。 8. 右後ベアリングハウジングをサイドプレート に固定しているボルト 2 本とロックナットを 外す 図 42 。 C.
制御系統の整備 カッティングユニットの保守 走行コントロールの調整 リアドラムとリールを平行に調整 する 走行コントロールがつながらない、スリップするな どの症状が出るようになったら調整が必要です。 1. 走行コントロールを「解除」位置にセットす る。 1. マシンを平らな面できれば定盤の上に置く。 2. リール刃の下に、厚さ6mm ×幅25mm ×長さ 736mm 程度の大きさの鋼板を差し入れ、下刃 の縁に密着させてベッドバーを定盤から浮か せる。 3. 前ローラを上げ、後ドラムとリールのみを定 盤に接触させる。 4. リール刃の全体が鋼板と接触するよう、機体 を上からしっかり押しつける。 5. リールを押しつけた状態で、ドラムの左右の端 部でと盤面との隙間を隙間ゲージで調べる。 2. V ベルトカバーを固定しているリテーナをゆ るめて、カバーを開ける図 40。 3. 走行ケーブルの前ジャムナットをゆるめ、後 ジャムナット図 43を締めてケーブルの張りを 出し、3-4 kgの力で走行コントロールがつな がるようにする力の計測はコントロールノブ の部分で行う。 隙間が0.
1 2 図 45 1. 受動プーリ 2. 穴全部で4つ 3. アイドラプーリ 8. ローラベアリングフランジネジ 個とアイドラ プーリ固定ネジをゆるめる。 9. 隙間が0.25mm 以下になるように、ローラアセ ンブリの右側を上下させて調整する。 10. ローラベアリングネジを締める。 11. ベルトの張りを調整し、アイドラプーリネジ を締める 図 45 。 g026076 図 46 1. カッティングユニットの左端で、ベッドナイフ に一番近いリール刃を、左端から数えて1番目 と2番目の下刃ねじの間で下刃と交差させる。 8. カッティングユニットの左側で、左側ベッド バー調整ねじを使って上記46の作業を行う。 9. カッティングユニットの左右それぞれの、先 ほどと同じ交差部で上記56の作業を行う。 10. カッティングユニットを平らな水平の作業台 の上に置く。 注 燃料が漏れ出る危険があるので、機体を後 方に60度以上傾けないこと。 カッティングユニットの右端から数えて1番目 と2番目の下刃ねじの間でリール刃と下刃と を交差させる。 4.
図 49 図 47 1. ゲージバー 2. 刈高調整ネジ 4. 3. ナット ゲージバーのネジ頭を下刃の先端に引っかけ、 バーの後端を後ローラに当てがう図 50。 注 接触を強くしないと切れない場合には、鋭 利な刃先を取り戻して精密なカットができる ようにバックラップ、ベッドナイフのフェー シング、または研磨を行うことが必要 「Toro リール/ロータリーモアのための研磨マニュア ルForm No. 09168SL」を参照 刈り高の調整 1. 2. 後ローラの水平と、リールと下刃のすり合わ せを確認する。次に、ハンドルを持って機体 を後ろにそらし前後のローラと下刃が見える ようにする。 図 50 刈り高アームを刈り高ブラケットに固定して いるロックナットをゆるめる図 48。 5. バーの前端がローラに当たるように、調整ネ ジで調整する。 6.
図 53 1. カットオフバー 図 51 グラスシールドの高さを調整する 2. 隙間ゲージを使って、リール上面とバーの間 を 1.5mm に調整し、ねじを締めてバーを固定 する。 3. リールの全幅にわたって隙間の幅が一定とな るように注意する 刈りカスがきれいに集草箱に入っていくように調 整します。 1. 注 この調整はターフの状態変化に合わせて 行ってください。芝面が非常にぬれている時 にはバーをリールに近づけます。逆に、芝が 乾燥している時にはバーとリールの隙間を大 きくします。バーとリールが平行になってい ることが重要です。シールドの高さ調整を 行った後やリールの研磨を行った後は必ずこ の調整が必要です。 前サポートロッドの上面からシールドの前 リップまでの距離をカッティングユニットの 両端で測定する図 52。 ベッドバーの見分け方 標準ベッドバーか、きつい刈り込み用のベッドバー かを見分けるには、ベッドバーの左側取り付け耳を 見てください。耳が丸く仕上げてあるのは、標準 ベッドバーです。耳にノッチが刻んであるのは、き つい刈り込み用のベッドバーです図 54。 図 52 1.
ターフの状態に合わせた設定 下の表を参考にして、ターフの状態に適した設定を 行ってください。 グリーンモアのためのカッティングユニットのセットアップ表 ベッドバー 標準およびオプション パーツ番号 名称 マシン名 食い込み度 参考意見 120-2682-03 標準装備 グリーンズマス ター 800 弱い 標準 グリーンズマスター 800 112-9281-01 標準 グリーンズマス ター 1000 弱い 標準 グリーンズマスター 1000 112-9279-03 きつい グリーンズマス ター 1000 強い 112-9280-01 標準 グリーンズマス ター 1600 弱い 110-9278-03 きつい グリーンズマス ター 1600 強い マシン名 刈高調整範囲 標準 グリーンズマスター 1600 ベッドナイフ 標準およびオプション パーツ番号 名称 参考意見 98-7261 マイクロカット グリーンズマス ター 800 1.57 4.
107-8181 フェアウェイカット グリーンズマス ター 1600 9.53 25.40mm ローラ 標準およびオプション パーツ番号 名称 99-6240 細溝付き グリーンズマス ター 800 50.8mm 2.0インチ , アルミ 標準, 5mm 間隔 99-6241 細溝付き グリーンズマス ター 1000 50.8mm 2.0インチ , アルミ 標準, 5mm 間隔 88-6790 広溝付き グリーンズマス ター 1000 50.8mm 2.0インチ , アルミ より強い食い込み, 11mm 間隔 104-2642 フルローラ グリーンズマス ター 1000 50.8mm2.0インチ, スチール 71-1550 溝付きローラ グリーンズマス ター 1000 50.8mm 2.0 インチ 鋳鉄 93-9045 溝付きローラ グリーンズマス ター 1000 63.5mm 2.5 インチ アルミ 52-3590 スエージローラ グリーンズマス ター 1000 63.5mm 2.
4. 各ベッドバーボルトを抜いてベッドバーを下 に引き抜いて外す。ベッドバーの両端にナイ ロンワッシャとスチールワッシャが枚ずつあ るので注意する図 56。 危険 回転しているリールに触れると大けがを する。 ベッドバーの取り付け 1. ベッドバーアジャスタとスラストワッシャと の間にベッドバーの固定用耳を入れる。 2. ベッドバーボルトとジャムナットとワッシャ8 枚で、ベッドバーを各サイドプレートに固定 する。サイドプレートのボスの両側にナイロ ンワッシャを入れる。その外側からスチール 製ワッシャを取り付ける。 3. ボルトを2736Nm2.83.7kg.mにトルク締めする。 4. 外側のスラストワッシャが自由に回る程度に ジャムナットを締め付ける。 5. スプリングがつぶれるまでテンションナット を締め、そこから半回転戻す。 6. ベッドバーの調整を行う リールと下刃の調整 を行う (ページ 33)を参照。 4. 右リールドライブカバーのフタ図 57を取る。 図 57 1. カバーのフタ 2.
保管 1. 機体各部に付着している泥や刈りカスをきれ いに落とす。特にエンジンのシリンダヘッド や冷却フィン部分やブロアハウジングを丁寧 に清掃する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができ ます。ただし高圧洗浄器は使用しないでくだ さい。また、シフトレバーのプレートやエン ジン部に大量の水を掛けないように注意して ください。 2. 長期間90日間以上にわたって保管する場合に は燃料タンクのガソリンにスタビライザコン ディショナを添加する。 A. エンジンをかけて、コンディショナ入り のガソリンを各部に循環させる5分間。 B. エンジンを停止してガソリンを抜き取る。 またはガソリンがなくなるまで運転する。 C. エンジンを再度始動する。チョークを引 いて始動し自然停止まで運転する。チョー クを引いて始動し、完全に始動できなく なるまでこれを続ける。 D. 抜き取った燃料は地域の法律などに従っ て適切に処分する。適切なリサイクル処 置を講ずる。 注 コンディショナ入りのガソリンでも90 日間以上の保存はしないでください。 3.
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店 ディストリビュータ又はディーラー に対して、お客様から連絡をして頂くことが 必要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問があ る場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Produc