Form No. 3386-590 Rev A Greensmaster® eFlex® 1800 お よ び 2100 ト ラ ク シ ョ ン ユ ニ ッ ト シリ ア ル 番 号 314001001 以 上 モ デ ル 番 号 04042—シ シリ ア ル 番 号 314001001 以 上 モ デ ル 番 号 04043—シ シリ ア ル 番 号 312000001 以 上 モ デ ル 番 号 04232—シ G017154 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています。 詳細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 1 G017240 はじめに G017293 図1 1. 銘板取り付け位置 2. バッテリーパックのメーカー が発表している情報 モデル番号 シリアル番号 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十 分に理解し、他人に迷惑の掛からない、また適切な 方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に 使用するのはお客様の責任です。 この説明書では、危険についての注意を促すため の警告記号図 2を使用しております。死亡事故を 含む重大な人身事故を防止するための注意ですか ら必ずお守りください。 弊社に直接おたずねをいただく場合 www.Toro.
目次 ブレーキインタロックスイッチの整 備 .....................................................................36 ブレーキの整備 .....................................................36 常用駐車ブレーキの調整 ....................................36 ベルトの整備 .........................................................37 リール駆動ベルトの点検 ....................................37 トランスミッションカバーの穴へのアクセ ス .....................................................................37 トランスミッションベルト・テンショナの 調整 .................................................................
安全について 運転 この機械は、CEN安全規格EN836: 1997、ISO規格 5395: 1990およびANSI規格B71.4-2012に適合する製品 として製造されています。 • • 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、 人身事故につながります。事故を防止するため、 以下に示す安全上の注意や安全注意標識図 2のつ いている遵守事項は必ずお守りください。これは 「注意」、「警告」、「危険」など、人身の安全に 関わる注意事項を示しています。これらの注意を 怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生する ことがあります。 • • • • 安全な運転のために • 以下の注意事項はCEN規格EN 836:1997,ISO規格 5395:1990 およびANSI規格B71.
• トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすと きには安全に十分注意してください。 • 見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの 障害物の近くでは安全に十分注意してください。 安全にお使いいただくため に TORO か ら の お 願 い 以下の注意事項はCEN、ISO、ANSI規格には含まれ ていませんが、Toroの芝刈り機を安全に使用してい ただくために必ずお守りいただきたい事項です。 保守整備と格納保管 • 常に機械全体の安全を心掛け、また、ボルト、 ナット、ネジ類が十分に締まっているかを確 認してください。 この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりす る能力があります。重傷事故や死亡事故を防ぐた め、注意事項を厳守してください。 • 火災防止のため、バッテリーパックやその周囲 に、ごみなどが溜まらないようご注意ください。 この機械は本来の目的から外れた使用をするとユー ザーや周囲の人間に危険な場合があります。 • 集草バスケットは傷や破損が出やすいので、こ まめに点検してください。 • • • 各部品が良好な状態にあり、ボルトナット類が 十分にしまっているか常に点検
• 大がかりな修理が必要になった時、補助が必要 な時Toro 正規代理店にご相談ください。 • 交換部品やアクセサリはToro純正品をお求めく ださい。弊社が認めていないアタッチメントや 部品をご使用になると製品保証を受けられなく なる場合があります。 振動レベル 腕および手 • モ デ ル 04042 右手の振動レベルの実測値 = 0.24 m/s2 左手の振動レベルの実測値 = 0.36m/s2 音力レベル • 不確定値K = 0.18m/s2 • モ デ ル 04042 右手の振動レベルの実測値 = 0.36m/s2 この機械は、音力レベルが 84.4 dBA であること が確認されています ただしこの数値には不確定 値K1 dBA が含まれています。 左手の振動レベルの実測値 = 0.24m/s2 不確定値K = 0.
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなくなったも のは必ず新しいものに貼り替えてください。 120-9571 1. 走行を停止するにはレバーを下げる 120-9573 120-9570 1. 警告 可動部に近づかないこと 全部のガード類を正しく取り 付けて運転すること。 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 警告 適切な講習を受けてから運転すること。 3. 警告 バッテリーの周囲に人を近づけないこと。 4. 感電の危険 整備時に、端子間をショートさせる可能性の ある工具を使用しないこと。 120-9593 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 4. 警告 可動部に近づかないこと 全部のガード類を正しく取り 付けて運転すること。 2. 警告 適切な講習を受けてから運転すること。 5. マシンを牽引しないこと。 3. 異物が飛び出す危険 人を近づけないこと 115-7051 1. 高速 2. 無段階速度調整 3. 遅いゼロ位置 120-9598 7 1. ブレーキ 4.
121–4685 1. イージーターン・スイッチ 2. ON 3. OFF 4. 始動 マシン 115-7271 1. リール回転 3. リール回転停止。 2. レバー入。 4. レバー切 119-7523 8 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 爆発の危険 火気厳禁 3. 感電の危険 端子間をショートさせないこと。 4. 警告講習を受けてから運転すること。 5. 警告バッテリーカバーを外さない、水に浸けない、ハウジン グが割れたりしているままでバッテリーを使用しない。 6.
119-7570 1. 警告 オペレーターズマニュアルを読むことバッテリーを保護す ること直射日光の下で保管しないこと。 119-7571 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 1 ターゲットプレート 1 ターゲットプレートを取り付けます。 2 ボルト3/4 x 3/8 インチ 2 トラクションユニットにカッティングユニット を取り付けます。. ハンドルリテーナ ヘアピンコッター バッテリーパック ボルト5/16 x 1/2 インチ ワッシャ 2 2 1 6 6 5 必要なパーツはありません。 – イージーターン・センサーを調整します。 6 移動用タイヤオプション移動用車輪キッ ト モデル04123 2 移動用タイヤを取り付けます。 7 集草バスケット 1 集草バスケットを取り付ける 3 4 ハンドルリテーナを取り付ける.
注 前後左右は運転位置からみた方向です。 2 注 マシンにウェイトロッドを取り付ける手順につ いては、カッティングユニットのオペレーターズ マニュアルを参照してください。 トラクションユニットにカッティング ユニットを取り付ける 1 この作業に必要なパーツ ターゲットプレートを取り付ける この作業に必要なパーツ 手順 ターゲットプレート 1 注 マシンにウェイトロッドを取り付ける手順につ いては、カッティングユニットのオペレーターズ マニュアルを参照してください。 手順 1. ボルト 3/4 x 3/8 インチ 2 カッティングユニットの オペレーターズマ ニュアル にしたがってカッティングユニット の準備を行う。 2. 中央のグラスシールドボルトを外す図 3。 3. 取り外したボルトを使って、ターゲットプ レートをカッティングユニット上部に取り付 ける 図 3 。 1. 平らな場所で走行ドラムを接地させて駐車す る。 2.
3 ハンドルリテーナを取り付ける この作業に必要なパーツ 図5 1. 4. 2 ハンドルリテーナ 2 ヘアピンコッター 手順 トランスミッションのカップリング 1. トラクションユニットのフレーム図 6を前方に 引き出してカッティングユニットのピボット アームに接続する。 ハンドルを支えながら、ハンドルクランプを サイドプレートに固定しているケーブルタイ を外す 図 7 。 3 2 1 1 2 G017242 g017355 図6 バッテリープラットフォームは図示せず 1. 5. 伸縮カップラ 2. 図7 カッティングユニットの六角 シャフト 1. トラクションユニットのフレームをカッティ ングユニットのピボットアームに固定する3/8 x 3/4 インチのボルト2本を使用する図 6。 注 カッティングユニットを外すには、3/8 x 3/4 インチのボルト2本を1.5回転ほどゆるめれ ばピボットアームから外すことができます。 6. キックスタンドを押し下げてロッキングピン を外すバネの力でキックスタンドが収納位置 に戻る 。 7.
4 1 2 バッテリーパックを取り付ける 3 この作業に必要なパーツ 1 バッテリーパック 6 ボルト 5/16 x 1/2 インチ 6 ワッシャ 4 5 手順 1. G017295 図9 バッテリーパックをカートンから取り出すカー トンおよび全ての梱包材料は今後に備えて保 管しておく。 重要 カートンや梱包材料は今後に備えて保管 してください。保守整備、ワランティ、リサ イクルなどの事情によって万一バッテリーを 運送業者に託す場合には、これらの特殊梱包 一式が必要となります。 バッテリー出荷キットの説明にしたがって梱 包 し て く だ さ い www.toro.com に て 、 説 明 書 を無 料 で ダ ウ ン ロ ー ド し て い た だ く こ の PDFを とができます 。 2. 3. 4. 5. バッテリープラットフォーム 3. ボルトとワッシャ 4. 5.
3 通し、先ほど取り外した金具類を用いて主電 源コネクタをバッテリーベースに固定する。 2 1 11. バッテリーベースを上位置に保持していたドラ イバを抜き取り、バッテリープラットフォー ムを静かにフレームに降ろす。 重要 フレームとプラットフォームとの間にワ イヤハーネスを挟まないように注意してくだ さい。 4 12. ステップ4で取り外した長いナットを使用し て、バッテリープラットフォームをマシンの フレームに固定する。 13. ステップ5でゆるめたピボットファスナを締 め付ける。 14. バッテリーパックのワイヤハーネスを、メイ ンのワイヤハーネスの下と後ろを通してマシ ン左側に通し、ハーネスについている小さい6 ピンコネクタをメインのワイヤハーネスにあ る対応コネクタに図 12のように接続する。 G017236 図 10 1. バッテリーパックのソケット 3. ワイヤハーネスのプラグに マシンを接続する 2. ロッキングカラー 4. バッテリーパック固定ボルト 1 2 G017358 G017235 図 11 図 12 1. 10.
1 8 2 7 3 6 4 1 5 2 G017237 図 13 1. T字コネクタ 2. バッテリープラットフォーム にある主電源コネクタ G0172357 16. 図 14 バッテリーチャージャに付属する説明書にし たがってバッテリーを充電する。 1. 注 バッテリーは途中まで充電した状態およ そ40 で出荷されます。この充電状態で、マシ ンに搭載した後のマシンとバッテリーの機能 チェックを十分に行うことができますが、マ シンを実際に使用する前に満充電するように してください。 5 イージーターン・センサーを調整 する 必要なパーツはありません。 マシンが水平な床面にあり、走行ドラムが床 に接触していることを確認する。 2. センサーについているジャムナットをゆるめ て、ジャムナットの先端からねじ山が1山だけ 見えるように調整する図 14。 5. 3.8cm のブロック 2. ジャムナット 6. ターゲットプレート 3. 4. イージーターン・センサー ローラ 7. ブラケットの締結具 8. センサーブラケット 3.
マシンのスイッチを切る。 12. 6 移動走行用車輪 オプション を取り 付ける 3. 車輪を前後に回転させながら車軸の奥まで押し 込み、ロッククリップを溝に嵌めて固定する。 4. 機体の反対側のタイヤについても同じ作業を 行う。 5. タイヤに空気を入れるタイヤ空気圧 83-103kPa 6. キックスタンドから、機体を慎重に降ろす。 7 この作業に必要なパーツ 移動用タイヤオプション移動用車輪キットモデル04123 2 集草バスケットを取り付ける 手順 1. この作業に必要なパーツ キックスタンドを立てるスタンドを足で下げ ながらハンドルで機体を持ち上げて機体をス タンドで支える 図 15。 集草バスケット 1 手順 1. バスケットのハンドルをつかむ図 17。 1 G017244 1 図 15 1. 2. キックスタンド 車輪についているロッククリップが車軸に掛か るようにして車輪を六角シャフトに通す図 16。 G017245 図 17 1. バスケットフック 2.
1 G017385 図 18 1.
製品の概要 2 1 各部の名称と操作 5 3 4 4 6 7 8 3 9 5 6 G017156 2 9 1 図 20 8 1. 7 G017155 図 19 1. 2. オペレータプレゼンス・コン トロール 走行リール制御レバー 6. 集草バスケット 7. カッティングユニット 3. ハンドル 8. 移動用タイヤ 4. 常用ブレーキ 9. 電気モータ 5. バッテリーパック イージーターン・スイッチ 6. ライトオプション用のスペー 7. ス 8. 3. 駐車ブレーキのラッチ 2. 4. 常用ブレーキ 5. オペレータプレゼンス・コン トロール 9.
シンの走行・刈り込み速度を調整することができ ます。現在の速度設定がLCDディスプレイ上に表 示されます。 注 マシンが走行するためには、走行レバーが「入」 にセットされており、速度コントロールがゼロ以外 の位置に設定されていることが必要です。 1 2 3 図 21 1. 駐車ブレーキのラッチ 2. 常用ブレーキ 駐車ブレーキのラッチ G017386 駐車ブレーキのラッチ図 21は常用ブレーキと併用し ます。ラッチをブレーキハンドル側に回すと駐車ブ レーキがロックされます。ブレーキレバーを引くと 解除されます。ラッチが掛かっていると、走行コン トロールレバーで走行できません。 図 22 オ ペ レ ー タ プ レ ゼ ン ス ・ コ ン ト ロ ー ル OPC 走行レバーを入れる前に、このオペレータコント ロール図 20を「入」にしておく必要があります。運 転中にOPCを解除すると、走行レバーはニュートラ ルに戻りますが、マシン自体は停止しません。 1. 最高速度 2. 低速 3.
モータ・ブレーキが掛かりません。この機能を 利用して、刈り込み中に速度設定をゼロにし、 マシンを手で後ろに引いて走行方向を修正する ことができます。 キックスタンド キックスタンド図 25は機体後部にあり、移動用タイ ヤの着脱作業時に機体後部を浮かせるのに使用する ほか、カッティングユニットを取り外す際にマシン が後ろに倒れないように支持します。 移動走行タイヤの着脱のためにキックスタンド を操作するには、スタンドを床面まで下げ、 ループを足で踏みつけた状態のままで、機体下 部についているハンドルを持ってマシンを後方 に引いてください図 24。 • 重要 キックスタンドに載せた足はしっかりと真 下方向に踏ん張り、また機体中央下部について いるハンドルだけを使って機体を引いてくださ い。この方法以外のやり方で機体を持ち上げよ うとするとけがをする恐れがあります。 図 23 1. ニュートラル 3. 走行 ON移動走行 2. 走行 ニュートラル リール OFF 4.
1800 の ト ラ ク シ ョ ン ユ ニ ッ ト (cont'd.) 刈高 クリップ周期 1 図 25 キックスタンド 2. キックスタンドのループ カッティングユニットを取り外すためにキック スタンドを使用する場合には、まずスタンドを 下げてロッキングピンを差し込んでキックスタ ンドを整備位置にロックします図 26。 • 調整可能カッティングユニットのオペレー ターズマニュアルを参照 2100 の ト ラ ク シ ョ ン ユ ニ ッ ト G017246 2 1. 1.5-7.5mmマイクロカット・ベッドナイフ 使用時 1 幅 90.1cm 高さ 104.8cm 全長 集草バスケッ トを含む 152.4cm 純重量 11 枚刃カッ ティングユニットと 集草バスケットを装 着した状態で 132.9kg 刈幅 53.3cm 刈高 1.5-7.
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 1 このマニュアルに記載されている安全上の注意やス テッカーの表示内容を良く読んでください。オペ レータや周囲の人を事故から守る重要な情報が掲 載されています。 2 ハンドルを調整する 注 出荷時には、ハンドルを一番低い位置にセットし てあります。通常は、ハンドルを一番高い位置まで 引き出して使用します。 1. g017355 図 28 ハンドルを左右のハンドルクランプに固定し ているキャリッジボルトとナット各3をゆる める 図 27 。 1. ヘアピンコッター 2. ハンドルリテーナ ハンドルを支えながら、左右のヘアピンコッ ターを抜き、ハンドルを希望の位置にセット する 図 28 。 3. ハンドルリテーナとヘアピンコッターを取り 付ける。 2. マシン始動させるには メインのワイヤハーネスからのT字コネクタ が、主電源コネクタに接続されていることを 確認する 図 13 。 2. 走行レバーとリール回転レバーがニュートラ ル位置にあることを確認する。 3.
5. 速度コントロールをゼロにセットし、走行ド ライブをつなぎ、マシンの前部を軽く上げて ゆっくりと速度を上げるとマシンが前進を開 始する。 6. 速度コントロールで適当な走行速度に調整し、 目的地に移動する。 1 刈り込みの準備 1. 速度コントロールをゼロに戻し、走行レバー を解除し、マシンを停止させる。 2. キックスタンドを立てるスタンドを足で下げ ながらハンドルで機体を持ち上げて機体をス タンドで支える。 3. 移動用タイヤを取り外す。 4. キックスタンドから、機体を慎重に降ろす。 G017296 図 29 芝刈り 1.
注意 インタロックスイッチは安全装置であり これを 取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 • インタロックスイッチをいたずらしない。 • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検 し、不具合があれば作業前に交換修理する。 オ ペ レ ー タ プ レ ゼ ン ス ・ コ ン ト ロ ー ル OPC キックスタンドを立てるスタンドを足で下げ ながらハンドルで機体を持ち上げて機体をス タンドで支える。 2. OPC を解除した状態で、走行レバーを入れる図 31。レバーが入らなければ正常。走行レバーが 入るのはインタロックシステムの異常であるか ら修理する。必ず修理してから使用すること。 1. 図 30 1. ニュートラル 3. 走行 ON移動走行 2. 走行 ニュートラル リール OFF 4. 走行 ON リール ON 4.
走行インタロックスイッチの点検 1. リチウムイオン・バッテリーパック の手入れ キックスタンドが降りていることを確認する。 2. OPC を押した状態で、走行レバーを入れる 図 19 。 3. キースイッチでマシンを始動する。インフォ センターLCDディスプレイが点灯し、走行レ バーが入っているというメッセージを表示す る。この警告が表示されないのはインタロッ クスイッチの異常であるから修理する。必ず 修理してから使用すること 走行インタロック スイッチの整備 (ページ 35)を参照。 4. マシンを停止させ、走行レバーをニュートラ ルに戻す。 警告 バッテリーパックには高電圧部があり、これに 触れると感電やけどなどを負う危険がありま す。 • バッテリーパックは絶対に開けない と。 • バッテリーパックの上のコネクタには、マ シンに付属するワイヤハーネスのコネクタ 以外のものを置かないこと。 • 万一ケースが割れた場合には、バッテリー パックの取り扱いに細心の注意を払うこと。 • バッテリーパックの充電は専用のチャー ジャで行うこと。 ブレーキインタロックスイッチの点検 1.
バッテリーパックの手入れ 他の充電式バッテリーと同様に、リチウムイオン 電池の場合にも寿命があり、電池が所定の性能を 発揮できる期間には限度があります。時間の経過 とともに、一回の充電でバッテリーが行うことの できる仕事の量は徐々に低下してきます。以下の 表は、バッテリーを初めて使用してから最初の5年 間で行うことのできる仕事の量のおおよその目安 を示すものです。 年数 • の使 い 方 イ ン フ ォ セ ン タ ー LCDの 一回の満充電で刈り込める面積 1 4240m2 (45,600 2 4070m2 (43,800 ft2) 3 3900m2 (42,000 ft2) 4 3790m2 (40,800 ft2) 5 3600m2(39,000 ft2) しやすくなり、長期的にバッテリーのエネル ギー容量の低下が早まります。 ベッドナイフとリールがごく軽く接触するよう に刃合わせを調整してください。これにより、 リールを回転させるために必要な力が少なくな り、1回の充電でできる仕事の量を大きくする ことができます。 インフォセンターLCDディスプレイは、マシンお よび
• 下ボタンメニューを下向きにスクロールする ときに使います。 • 右ボタン右向き矢印が表示されたとき、その先 にあるメニュー項目を見るために使用します。 診断メニュー 注 各ボタンの機能はメニューの内容によって、変 わります。各ボタンについて、その時の機能がア イコンで表示されます。 メニューの使い方 インフォセンターのメニューにアクセスするには、 メニュー画面が表示されているときにメニューア クセス・ボタンを押します。ボタンを押すとメイ ンメニューが表示されます。各メニューにおいて どのような内容が表示されるかは、以下の表をご 覧ください。 メインメニュー メニュー項目 内容 Faults不具合 不具合メニューには、最近に記録された不具 合が表示されます。不具合メニューおよびそ の内容の詳細については、サービスマニュア ルを参照するか、弊社ディストリビュータにお 問い合わせください。 Service整備 Diagnostics 診 断機能 整備メニューでは、使用時間記録やバッテ リー使用記録、バッテリー状態などの情報を 見ることができます。 診断メニューでは、マシンにおいて現在発生
トランスミッションを解除するには 注 トランスミッションを解除した状態でも、常用ブ レーキは使用可能です。 万一マシンのモータブレーキがロックして自走でき なくなった場合には、トランスミッションを解除し てマシンを手押しで移動させることができます。 1. 機体の右後ろ角部にある走行解除レバーを探し 出す走行ハウジングドラムの隣にある 図 33。 2 1 G017247 図 33 1. 2. 走行解除レバーが「入」 の状態 2. 走行解除レバーが「解 除」の状態 レバーを後方に回すとトランスミッションと ドラムが解除された状態となる。 重要 スプリングの力でレバーが跳ね返って手 に当たるのを避けるために、レバーは前側か ら押すようにしてください。 3. 必要に応じてマシンを移動させる。 重要 できればマシンを牽引しないでくださ い。どうしても牽引で移動させなければなら 以下 と し 、 な い 場 合 で も 、 移 動 速 度 は 4.
ターフの状態に合わせた設定 下の表を参考にして、ターフの状態に適した設定を行ってください。 フレ ッ ク ス 2100 ベ ッ ド バ ー 標 準 お よ び オ プ シ ョ ン フ レ ッ ク ス /e-フ パーツ番号 名称 食い込み度 参考意見 106-2468-01 非食い込み仕様 弱い 赤, 標準装備 99-3794-03 きつい 強い 黒 フレ ッ ク ス 1800 ベ ッ ド バ ー 標 準 お よ び オ プ シ ョ ン フ レ ッ ク ス /e-フ 110-2282-01 非食い込み仕様 弱い 赤 110-2281-03 きつい 強い 黒、標準 フレ ッ ク ス 2100 ベ ッ ド ナ イ フ 標 準 お よ び オ プ シ ョ ン フ レ ッ ク ス /e-フ パーツ番号 名称 刈高調整範囲 参考意見 115-1880 マイクロカット・エッジ マックス 1.6-3.2mm 標準装備 93-4262 マイクロカット 1.6-3.2mm 108-4303 先長マイクロカット 1.6-3.
フ レ ッ ク ス 2100 ロ ー ラ フ レ ッ ク ス /e-フ パーツ番号 名称 直径と素材 参考意見 04255 細溝付き 6.4cm2.5 インチ/アルミニウム 細溝タイプ 04256 広溝付き 6.4cm2.5 インチ/アルミニウム 芝生への食い込みがより大きい広溝タイプ 04257 フルローラ 6.4cm2.5インチ/スチール 沈み込みが一番少ない 04258 細溝付き長尺 6.4cm2.5 インチ/アルミニウム 左右のエッジの支え力が大きい4.3cm 長い 04267 パスパラム ローラ 6.4cm2.5 インチ/アルミニウム 芝生への食い込をソフトにした、細溝タイプ 115-7356 後ローラ 5.1cm2.5 インチ/アルミニウム 標準後ローラ 120-9595 後ローラ 5.1cm2.0インチ/スチール スチール, 後 フ レ ッ ク ス 1800 ロ ー ラ フ レ ッ ク ス /e-フ 120-9607 細溝付き 6.4cm2.5 インチ/アルミニウム 細溝タイプ 120-9609 広溝付き 6.4cm2.
保守 注 お使いの機械の電気回路図 や 油圧回路図 を入手したい場合には、以下のインターネットサイトから無料 でダウンロードすることができます www.Toro.com また、マニュアルから、インターネット上のその機械の 紹介ページへ行きたい場合にもご利用ください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用するごとまたは毎日 使用後毎回 1000運転時間ごと 長期保管前 1年ごと 整備手順 • インタロック・スイッチの動作を点検します。 • 機体の清掃. • リール駆動ベルトを点検する. • トランスミッションのベアリングを点検する. 必要に応じて交換する.
始業点検表 重要 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 インタロックの動 作 駐車ブレーキの 動作 ピボットジョイント の動作確認 バッテリーケース とモータ冷却フィ ンの清掃 運転操作時の異 常音 リールとベッドナ イフの摺り合わせ 刈高 塗装傷のタッチ アップ修理を行 う。 要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 32 記事 土 日
整備前に行う作業 潤滑 バッテリーの接続を外す モータカップラのグリスアップ マシンの整備作業を行う前には、T字コネクタを、 主電源コネクタから外して、マシンとバッテリー パックとの電気接続を切り離してください。 整 備 間 隔 : 1年ごと 使用するグリス汎用グリス 1. マシンを停止させ、バッテリーパックの接続 を遮断する。 2. モータをトランスミッションケースに固定し ている2本のボルトを外す図 35。 G017383 1 1 2 2 3 G017237 図 34 1. T字コネクタ 2. 4 図 35 主電源コネクタ 1. 2. 33 カップラメス モータシャフト 3. ボルト 4. 電気モータ 3. トランスミッションケースからモータを引き 抜く。 4. グリスガンを使って、トランスミッション ケースのメスのカップラに1回か2回のポンプ 操作でグリスを注入する図 35。 5. モータを元通りに取り付け、先ほど外したボ ルト2本で固定する。ボルトを29-25 Nm2.0-2.6 kg.
電気系統の整備 2 1 バッテリーパックの整備 バッテリーパックの構成品のうち、お客様が交換で きるのはラベルとヒューズのみです。パックを開け ると製品保証が適用されなくなります。万一バッテ リーパックに不具合が発生した場合には、弊社ディ ストリビュータにご相談ください。 3 警告 バッテリーパックには高電圧部があり、これに 触れると感電やけどなどを負う危険がありま す。 • バッテリーパックは絶対に開けない と。 • バッテリーパックの上のコネクタには、マ シンに付属するワイヤハーネスのコネクタ 以外のものを置かないこと。 • 万一ケースが割れた場合には、バッテリー パックの取り扱いに細心の注意を払うこと。 • バッテリーパックの充電は専用のチャー ジャで行うこと。 G017423 図 36 1. 電気ボックス 2. 上側ねじ 3.
1 3 4 G017298 図 39 G017425 図 38 1. ヒューズカバー C. ヒューズを点検し、飛んでいる場合に トロのヒューズ 119-1208以 以 は交換する。ト 外 は 使 用 し な い こ と 。 このヒューズは バッテリーパック用の特殊ヒューズで あり、他のヒューズを使用するとバッ テリーパックに重大な損傷が発生する 恐れがある。 D. ヒューズカバーを元通りに固定する。カ バーのねじを0.34 Nm0.03 kg.m=3 in-lbに トルク締めする。 E. 1. 走行レバー 3. 刈り込みセンサー 2. 刈り込みセンサーのフラッ グ 4. 走行インタロックスイッチ 4. インタロックスイッチを固定しているねじを ゆるめる 図 39 。 5. 走行レバーとインタロックスイッチとの間に 厚さ 1.6mmのすきまゲージをはさむ図 39。 6. スイッチを固定しているねじを締める。すき まの大きさを確認する。走行レバーがスイッ チに接触していてはいけない。 7. 走行レバーを入れ、すき間を点検する。通常の 使用範囲は、0.76–3.
ブレーキの整備 ブレーキインタロックスイッチの 整備 常用 駐車ブレーキの調整 1. マシンを停止させ、バッテリーパックの接続 を遮断する。 2. コンソールのカバーを取り外す。 3. 常用ブレーキのレバーを入れ、駐車ブレーキ のラッチを掛ける。 1. マシンを停止させ、バッテリーパックの接続 を遮断する。 4. インタロックスイッチを固定しているねじを ゆるめる 図 40 。 2. ブレーキレバーをOFF 位置とする。 3. コンソールのカバーを取り外す。 4. ケーブルの張りを強くするには、上側ケーブ ルのジャムナットをゆるめて、下側ケーブル のジャムナット図 40を締め、156 N15.8 kgの力 で駐車ブレーキのラッチが解除されるように 調整するブレーキバンドが締まりっぱなしに ならないよう注意すること。 ブレーキ常用・駐車兼用がスリップするようになっ たらケーブルの調整が必要です。 3 図 40 1. 駐車ブレーキのラッチ 2. インタロックスイッチ 5. 3.
ベルトの整備 D. 圧縮スプリングからベルトに適切な力が 掛かっていることを確認する。 リール駆動ベルトの点検 E. ベアリングハウジング取り付けナットを 締め付ける。 整 備 間 隔 : 1000運転時間ごと F. ベルトカバーを取り付ける。 機械を正しく動作させ、無用の磨耗を防止するため にリール駆動ベルトは正しく調整してください。 1. マシンを停止させ、バッテリーパックの接続 を遮断する。 2. ベルトカバーを固定しているフランジボルト をゆるめてベルトカバーを外し、ベルトを露 出させる(図 42)。 トランスミッションカバーの穴への アクセス リールクラッチへのアクセスが必要な場合には、ト ランスミッションの正面についているゴム製のプ ラグを外す 図 44 。 重要 ゴム製プラグを外したままでマシンを使用し ないでください。 1 g018273 図 42 1. ベルトカバー 2 3. ベルトの張りの調整 A. ベアリングハウジング取り付けナットを ゆるめる 図 43 。 G017387 図 44 1. 図 43 1.
制御系統の整備 トランスミッションベルト・テンショ ナの調整 リールコントロールの調整 トランスミッションのベルトはスプリング付きの アイドラプーリで張りを出しています。ベルトの 張りをなくしたい場合には、3/8 インチのレンチで 入・切シャフト図 44を適当な位置まで回してくだ さい。シャフトを右に 1/4 回転させるとアイドラが ベルトから外れてきます図 45。 リールが回転しない、スリップするなどの症状が出 るようになったら調整が必要です。 1. マシンを停止させ、バッテリーパックの接続 を遮断する。 注 トランスミッションカバーを外す前には、ベルト の張りをなくしておく必要があります。 2. リールコントロールが解除状態であることを 確認する。 注 トランスミッションカバーとシャフトについてい る合印どうしが整列していれば、トランスミッショ ンベルトは適切に張りが掛かっています。 3. トランスミッションのバルクヘッド部で、 リールコントロールのケーブル図 46を行うス プリングの長さが 70.6-72.
洗浄 機体の清掃 整 備 間 隔 : 使用後毎回 毎回、使用後に機体を中性洗剤と水で洗ってくださ い。ただし高圧洗浄器は使用しないでください。ま た、シフトレバーのプレートやインフォセンター 部、電源部、電源接続部に大量の水を掛けないよう に注意してください。また、運転中にモータが確実 に冷却されるよう、モータの冷却フィンをきれい に維持してください。また、バッテリーパックを いつもきれいにして白色を維持してください。こ れは太陽光を反射し、直射日光の下でのオーバー ヒートを防止するために重要です。 2 G017299 1 図 47 1. リールコントロールケーブル 2. ジャムナット 5. コントロールハンドルのバルクヘッド部で、 リールコントロールケーブルを締めていき、 スプリングが伸びずにケーブルのたるみが完 全になくなるように調整する。 6.
保管 5. チャージャは通常充電モードに入りバッテ リーをフル充電する。 マシンの保管 1. 機体の清掃 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができ ます。ただし高圧洗浄器は使用しないでくだ さい。また、シフトレバーのプレートやイン フォセンター部、電源部、電源接続部に大量 の水を掛けないように注意してください。 2. マシンの格納は、汚れていない乾燥した場所 直射日光や熱源を避けて行ってください。 で、直 気温が-25℃を下回るような場所や 45℃を上回 この範 るような場所で保管しないでください。こ 囲外の温度では、バッテリーが破損します。 重要 バッテリーパックを保存する場所の気温 はバッテリーパックの寿命に影響します。保 管中に長期間にわたって高温状態に置かれる と、特に高充電状態で高温にさらされると、 バッテリーの寿命が低下します。マシンの保 管は可能な限り、涼しい場所で 凍結温度にな らないこと 行ってください。 3.
メモ 41
メモ 42
バッテリーの限定保証 リチウムイオン充電池モデル 04232には5年間または 1,925 kWhキロワット時までのうちいずれか早く到達したほうの時期までの製品保証が付属しており、製 造材料の不良や製造上の瑕疵があった場合には保証の対象となります。ただし、バッテリーは経年劣化する製品であり、満充電しても製造当初のエネル ギー容量ワット時を蓄えられなくなってきます。バッテリーは、マシンの使用方法、アクセサリの使用の有無、ターフの状態、地形、機械の調整状態、 使用温度帯などにより、エネルギー消費パターンが異なってきます。 この製品保証プログラムでは、2段階で保証を提供しております 段階 製品をお買い上げいただいた時請求書の日付から最初の2年間730日間または 820 kWh までについては、完全保証を提供いた 製 品 保 証 - 第 1段 します。この第一段階期間中に製品保証の対象となるような瑕疵が発見された場合には、無償にて新しいバッテリーまたは再製造されたバッテリーと お取替えします。この無償交換には、診断、作業工賃、部品代、運賃が含まれます。交換後のバッテリーは、当初のバッテリー保証の残り期間に ついての保
Toro 一 般 業 務 用 機 器 の 品 質 保 証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店 ディストリビュータ又はディーラー に対して、お客様から連絡をして頂くことが 必要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問があ る場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercia