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グルーマ駆動システムを取り 付ける 重要 グルーマの組み立てや操作を行う前に、必ずこ の説明書を全部読んでください。このマニュアルに 記載されている組み立て手順や操作手順を守らない と、芝刈り機本体、グルーマ、ターフなどを破損す る恐れがあります。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1. 2. G016289 カッティングユニットをトラクションユニットから取り 外す。手順については、 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 2 前ローラの左右端部を刈高アームに固定している ねじをゆるめる図 1。 1 g016289 図2 1. カウンタウェイト 2. ベアリングナット 6. リールのシャフトからベアリングナットを外す図 2。 7. ベルトカバーをカッティングユニットの左側に固定 しているキャプティブ組み込みボルトをゆるめてカ バーを取り外す図 3。 G016224 g016224 図1 1. ローラ取り付けねじ 3. 2. 刈高アーム 4. 3.
2 1 g028128 g017633 図6 g017663 図4 1. 10. 下プーリ 2. 1. 圧縮スプリング 2. 固定ねじ 12. ベルト駆動アセンブリをカッティングユニットに 固定しているボルト3本を外してアセンブリ全体 を外す 図 5 。 内側用と外側用の圧縮ス プリング 右側駆動アセンブリの後部に、シムプレートを 図 7 に示すように取り付ける。 G027980 g017664 5 4 1 1 2 3 g017664 図5 1. 左側サポートプレート 2. ベルト駆動アセンブリ 11. 3. ボルト 2 3 g027980 図7 ラジオペンチのようなものを使用して、カッティン グユニットの両側についている圧縮スプリングを2 本とも外し、新しい内側スプリングと外側スプリ ングに交換する 図 6. 1. 右側駆動アセンブリ 4. シムプレート 2. ショルダボルト 5. パイロットボア 3. リング 13. パイロットボアとO リングにグリスを薄く塗布す る図 7。 14.
15. 駆動アセンブリのベアリングサポートと、グルー マシャフトの端部にグリスを塗布する図 8。 21. グルーマシャフトの外側の端部を左側サポートプ レートに挿入する図 5。 22. 先ほど取り外したボルトを使ってリール用ベルト駆 動アセンブリを取り付け、サイドプレートが自由に 回転することを確認する図 5。 23. 下プーリをリール駆動シャフトに取り付け、固定 ねじ2本を使ってシャフトのキーに固定する図 4。 24. 駆動ベルトを取り付け、トラクションユニットの オ ペレーターズマニュアル にしたがってベルトに張 りをかける。 G027981 25. 2 g027981 図8 1. グルーマシャフト 2. グルーマ駆動プーリをリール右側のリールシャフ トに取り付け、 170N·m 17.3kg.m = 125ft-lbにト ルク締めする 図 10。 注 インパクトガンでは正しいトルク締めができま せん。プーリを正しくトルク締めしておかないと運 転中に外れてくる可能性があります。 シールのリップ 16.
26. グルーマ駆動アセンブリの穴にブッシュを挿入す る 図 11 。 1 3 2 2 1 g016215 図 11 ブッシュ 27. 2. g016217 図 13 G016215 1. G016217 グルーマ駆動部の穴 1. 刈高アセンブリのロッド端部 3. 2. ロックナット 30. 右側アジャスタアームアセンブリの上部に、刈高 調整ねじを取り付ける図 12。 ベレヴィールワッシャ皿ば ね 右側アジャスタアームアセンブリにローラシャフト を差し込んでボルトで仮止めする図 14。 1 2 G016229 g016229 図 14 G016216 1. ローラシャフトのボルト g016216 図 12 1. 28. 刈高ねじ 2. 右側アジャスタアームアセ ンブリ 右側アジャスタアームアセンブリをカッティングユ ニットのサイドプレートに取り付ける既存のプラウ ボルト、ナットと新しいワッシャを使用する。 31. 左側アジャスタアームアセンブリの上部に、刈高 調整ねじを取り付ける図 12。 32.
35. アイドラプーリを回してシフトレバーのスプリングを ゆるめ、スプリングをプーリブラケットの穴とスタッ ドに図 15のように取り付ける。 37. ベルトカバーをグルーマハウジング・アセンブリに 取り付けるロックナット3個を使用する図 18。 G016233 G016230 g016233 図 18 g016230 図 15 1. 36. 1. ベルトカバー シフトレバーのスプリング ベルトを取り付ける図 16のように駆動プーリ、ア イドラプーリ、受動プーリに掛け回す。 38. 左右のアジャスタアームの中央にローラの位置出 しをし、取り付けボルトを締め付ける図 14。 39.
運転操作 はじめに グルーミングはターフの上部、すなわち地表面よりも上 で行う作業です。グルーミングは、芝草が縦方向に成 長することを促進し、芝目を減らし、ほふく茎を切断す ることによって密度の高いターフを作ります。グルーミ ングを行うことにより、より均一で締まったプレー面とな り、球走りが速く、また素直な面になります。 g010436 図 20 バーチカットは、グルーミングよりもきつい更新作業で あり、ターフの上部だけでなく地表面よりも下のサッチ・ マット層まで切り込んで、サッチを除去します。グルーミ ングとバーチカットは全く異なる作業であり、グルーミン グはバーチカットの代わりにはなりません。グルーミン グはターフ「毛並み」を揃える軽い日常的な保守作業 の一つであるのに対して、バーチカットは実施回数も少 なく、またプレー面をかなり傷つけるきつい作業です。 g006671 図 21 1. ほふく茎ほふく茎 2.
• グルーミングや刈り込みの頻度 週に何回行うか、 また、二度刈りを行うか • メインリールの設定刈高 • グルーミングリールの設定高さ • グルーミングを行い始めてどのくらいの年月が経っ ているか • グリーンの草種 • グリーンの芝管理の全体的な方法散水、施肥、薬 剤散布、コアリング、オーバーシードなど • 通行 • ストレスのかかる季節高温、高湿、ハイシーズン など 以上のような因子はゴルフ場ごとに、また、グリーンご とに異なるものです。従って、各グリーンを毎回よく観 察し、そのグリーンについてのグルーミングの必要性を 十分に検討して作業を行うことが重要です。 グルーマは、ブレードの間隔を 13 mm にセットして出 荷しています。13mm の設定にすると、ほふく茎を切 断する程度に深く、しかしターフをひどく薄くするほどに 強くなくグルーミングができます。スペーサを抜き取っ て代わりにブレードを入れる、あるいはスペーサを追加 することにより、グルーマの刃の間隔を 6 mm から 19 mm の間で調整することができます。 成長が速い時期春から初夏までには、刃の間隔を 6m
グルーマの切り込み高さ 深 さ の設定 グルーミング高さ深さは、以下の表、図および手順で設定することができます 後ローラスペーサ の必要数 刈高 (mm) 刈高 (インチ) 0 1.5mm 3.0mm 4.8mm 6.3mm 0.06 0.12 0.19 0.25 1 グルーマアーム の位置 グルーミング高さ 範囲 mm インチ インチ インチ インチ A A B B 0.7 1.5mm 1.5 3.0mm 2.2 4.8mm 3.0 6.3mm 0.03 0.06 0.06 0.12 0.09 0.19 0.12 0.25 7.8mm 9.6mm 0.31 イ ン チ 0.38 インチ B B 3.8 7.8mm 4.5 9.6mm 0.15 0.31 インチ 0.18 0.38 インチ 2 11.1mm 12.7mm 0.44 イ ン チ 0.50 インチ B B 5.3 11.1mm 6.3 12.7mm 0.21 0.44 インチ 0.25 0.50 インチ 3 15.8 mm 0.625 インチ B 9.3 12.7 mm 0.37 0.
グルーミングのテストを行う 重要 グルーマの不適切な使用や過度の使用 深すぎ る設定やグルーミング回数の多すぎ は、ターフのスト レスを高めグリーンの品質下落の要因となります。グ ルーマは注意深く使ってください。 実際に使用を開始する前に、グルーマを使用するとグ リーンがどうなるかを確認しておくことが重要です。正 規の確認試験を行うことを強くお奨めします。適切な設 定を決めるための手順例を以下に説明します 1. カッティングユニットのリール刈り込みリールを、 グルーマなしで使う場合の普通の刈高にセット する。前ローラは溝付きとし、スクレーパを装 備する。 2. グルーマリールを、刈高の 1/2 の高さにセット するたとえば刈高が 3.2mm に設定されている 場合は、グルーマを地上から 1.6mm の高さに セットする 。 g016235 図 24 5. シャフトの一端部で、ブレードの一番低い切っ先 と床との距離を測る。グルーマ高さ調整ノブ図 25を使って、グルーマの刃の高さを希望の高さ に調整する。調整ノブを一目盛り変えるごとに約 0.
保守 ので、グルーミングの結果もそれぞれ異なり、 また一定とはならない。また、時期による成長 条件も変化することを理解する必要がある。グ リーンの状態をよく観察し、こまめに調整を行う ようにする。 グルーミングリールの洗浄 使用後はホースで水洗いします。水洗い後にそのまま 放置すると錆が発生しますから注意してください。 移動走行を行うとき グルーマベアリングのグリス アップ グルーマを作動させずに刈り込みを行う場合やは、現 場から現場へ移動する場合には、グルーマのリールを 図 22に示すように上位置にセットしてください。 グルーマベアリング図 26 と 図 27は、1週間または10運 転時間ごとにグリスアップを行い、長期保管後に再び使 用を開始するとき、および水洗いした直後には前記整 備間隔に関わらずグリスアップを行う。グリスがグルー マシャフトにはみ出てくるまでポンプでグリスを注入しま す。はみ出てきたグリスはウェスでふき取ってください。 注 グリスアップ後、グルーマを30秒間作動させます。 その後、カッティングユニットを停止させ、シール部や シャフトにはみ出たグリスをウェスでふき取ります。
ブレードの点検 グルーミングリールの交換 グルーミングリールの刃は摩耗破損が発生しやすいの で頻繁に点検してください。曲がった刃はプライヤーな どで修正してください。摩耗した刃は交換し、ロックナッ トを 4249N·m 4.35.0kg.m = 3136ft.-lbにトルク締めして ください。また、この点検の際には左右のシャフトの ナットにゆるみがないかも点検してください。 グルーマリールを外してブレードの個別交換やシャフ ト全体の交換ができます。以下に、シャフトの交換 手順を示します 1.
1 2 G016229 g016229 図 31 1. 4. ローラシャフトのボルト 刈高アセンブリのロッド端部をグルーマ駆動アセ ンブリに固定しているロックナットとベルヴィール ワッシャを外す図 32。 G016258 g016258 図 33 1. 6. 右側アジャスタアーム・ア センブリ 2. ワッシャとロックナット 受動プーリをグルーマシャフトの端部に固定して いるフランジロックナットを外す図 34。プーリを 外す。 g010439 図 32 1. 刈高アセンブリのロッド端部 3. 2. ベレヴィールワッシャ皿ば ね 5. ロックナット 各刈高アームをサイドプレートに固定しているプラ ウボルト、ワッシャ、ナットを外す図 33。 G016238 g016238 図 34 1. グルーマの受動プーリ 2. グルーミングリールのシャ フト 7. 13 3.
1 G16239 g016239 図 35 グルーマの駆動プーリ 1. 8. グルーマ駆動アセンブリをサイドプレートのアダプ タに固定しているショルダボルト2本を外す図 36。 G016240 g016240 図 36 1. 9. グルーマ駆動アセンブリ 2. ショルダボルト ボルトからグルーマ駆動アセンブリを取り外す。 10. グルーマ駆動シャフトを取り外す。 11. 駆動プーリを170N·m 17.3kg.
メモ
組込宣言書 The Toro Company, 8111 Lyndale Ave.