Form No. 3361-531 Rev A Greensmaster ® 3100 ト ラ ク シ ョ ン ユ ニット 04356— —シ リ ア ル 番 号 290000001 以 上 モ デ ル 番 号 04356 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 この製品のエンジンからの排気やその成分 はカリフォルニア州では発ガン性や先天性 異常を引き起こす物質とされています。 重要 このエンジンにはスパーク・アレスタが 装着されていません。カリフォルニア州の森林 地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用す る場合には、法令によりスパーク・アレスタの 装着が義務づけられています。他の国や地域に おいても、法令によりスパーク・アレスタの装 着が義務づけられている場合があります。 図1 1. 銘板取り付け位置 このスパーク・アレスタはカナダ ICES-002 適 合品です。 モデル番号 はじめに シリアル番号 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法 を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた 適切な方法でご使用ください。この製品を適切 かつ安全に使用するのはお客様の責任です。 この説明書では、危険についての注意を促すた めの警告記号図 2を使用しております。死亡事 故を含む重大な人身事故を防止するための注意 ですから必ずお守りください。 弊社Toroのウェブサイトwww.Toro.
目次 エア・クリーナの整備 ................28 エンジン・オイルとフィルタの交 換 ...............................29 スロットル・コントロールの調 整 ...............................29 チョーク・コントロールの調整 ..........29 キャブレタと速度コントロールの調 整 ...............................29 点火プラグの交換 ....................30 燃料系統の整備 .......................31 燃料フィルタの交換 ..................31 燃料ラインとその接続 ................31 電気系統の整備 .......................31 バッテリーの整備 ....................31 シート・スイッチの交換 ...............32 トラクション・スイッチの交換 ..........32 刈り込み・昇降スイッチの交換 ..........33 走行系統の整備 .......
安全について カーが認めた以外のアクセサリやアタッチ メントを使用しないでください。 • 安全靴、ヘルメット、安全ゴーグル、耳プロ テクタなど作業にふさわしい服装と装備を してください。長い髪、だぶついた衣服、 装飾品などは可動部に巻き込まれる危険が あります。 CEN安 安全 規 格 EN 836:1997 836:1997、 、ISO ISO規 規格 こ の 機 械 は CEN 5395:1990お お よ び ANSI規 規 格 B71.4-2004に に 適 合 す 5395:1990 ANSI B71.
• 必ず、安全カバーを所定の場所に正しく取 り付けて御使用ください。インタロック装置 は絶対に取り外さないこと、また、正しく 調整してお使いください。 • エンジンのガバナの設定を変えたり、エン ジンの回転数を上げすぎたりしないでくだ さい。 • どんな理由であれ運転席から離れる時には (刈りカスを捨てる場合でも)、必ず、平 坦な場所に停止し、カッティングユニット を降下させ、回転を止め、駐車ブレーキを 掛け、エンジンを停止させてください。 • 何かにぶつかったり、 機体が異常な振動をし た場合は、 直ちに作業を中止して機体を点検 してください。異常を発見したら、作業を再 開する前に修理してください。 • カッティングユニットに手足を近づけない でください。 • バックするときには、足元と後方の安全に 十分な注意を払ってください。 • 運転手以外の人を乗せないこと、また、人 やペットを近づけないでください。 • 旋回するときや道路や歩道を横切るときな どは、減速し周囲に十分な注意を払ってく ださい。刈り込み中以外はリールの回転を 止めておいてください。 • アルコールや薬物を摂取した状態での運転 は避けてくだ
• 作業には頑丈な靴を着用してください。サン ダルやテニスシューズ、スニーカーでの作 業は避けてください。安全靴と長ズボンの 着用をおすすめします。地域によってはこ れらの着用が義務付けられていますのでご 注意ください。 • 燃料の取り扱いには十分注意してください。 こぼれた燃料はふき取ってください。 • インタロック・スイッチは使用前に必ず点 検してください。 • エンジンを始動しようとする時は必ず着席 し、昇降ペダルを十分に踏み込んでから足を はなしてカッティングユニットを確実に OFF 状態にしてください。また、走行システムが ニュートラルになっていること、駐車ブレー キが掛かっていることを確認してください。 • 運転には十分な注意が必要です。転倒や暴走 事故を防止するために以下の点にご注意く ださい: – サンドトラップや溝・小川などに近づ かないこと。 – 急旋回時や斜面での旋回時は必ず減速 してください。急停止や急発進をしない こと。 – この機械は公道を走行する装備をもたな い「低速走行車両」です。公道を横切っ たり、公道上を走行しなければならない 場合は、必ず法令を遵守し、必要な灯火 類、低速
オペレータの耳の位置での最大音圧レベルが 86 dBA 相当であることが確認されています。 ングユニットや可動部に近づけないように十 分ご注意ください。特にエンジン側面の回転 スクリーンに注意してください。また、無 用の人間を近づけないようにしてください。 音力 • ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上 げないでください。Toro 正規代理店でタコ メータによるエンジン回転数検査を受け、 安全性と精度を確認しておきましょう。 この機械は、ISO 11094 に定める手順に則って 同型機で測定した結果、音力レベルが 105 dBA であることが確認されています。 • エンジン・オイルを点検・補給する際には、 必ずエンジンを停止してください。 振動 • 大がかりな修理が必要になった時、補助が 必要な時には Toro 正規代理店にご相談く ださい。 この機械は、EN 1033 および EN 836 に定める 手順に則って同型機で測定した結果、手・腕部 の最大振動レベルが2.
107–2554 1. オペレーターズマニュアル を読むこと 。 2. OFF 3. チョーク 4. ON 5. 低速 6. 無段階速度調整 7. 8. 9. 10. 11. 高速 リークディテクタ・テストスイッチ ヘッドライト エンジン ― 停止 エンジン ― 始動 93–6691 1. オペレーターズマニュアルを読むこと。 93–8068 1. 93–8065 ステアリング・アームのロックおよびロック解除方法について はオペレーターズマニュアルを読むこと。 1. 2. 93-8062 1. 2. ブレーキを解除するには、 ラッチが落ちるまでペダル を踏み込む。 駐車ブレーキの解除手順: ペダルを踏み込む。 3. トランスミッション 前進 3. 4.
バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 93-8063 ( CE 用 : 104-2053 の 上 か ら 貼 付 す る ) * こ の 安 全 ス テ ッ カ ー に は 、 ヨ ー ロ ッ パ の 芝 刈 り 機 安 全 規 格 EN 836:1997 に 適 合 す る た めに必要な、斜面での運転に関する注意事項が記載されています。ここに記載されて 1. 爆発の危険 6. 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. 4. 保護メガネ等着用のこと 9. いる斜面の角度は、この規格で記述され、また要求されている控えめな角度です。 CE 諸国で 104-2053 に代えて使用する。 1. 2. 3. 4. 5. 5. オペレーターズマニュアル 10.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 3 4 5 6 7 8 内容 数量 必要なパーツはありません。 – 運転席 ナット (5/16 インチ) 運転席カバー Bolt (1/4 x 5/8 inch) Nut (1/4 インチ) ハンドル ナット キャップ ネジ ゲージバー Bolt (#10 x 5/8 inch) ジャム・ナット(#10) カッティングユニット ワッシャ ボール・スタッド 1 4 1 2 2 1 1 1 1 1 1 1 3 6 6 18 kg 塩化カルシウム(別途調達のこと) 用途 バッテリー液を入れて充電する 運転席を取り付ける バッテリーを取り付けます ハンドルを取り付ける カッティングユニットを取り付ける。 リア・バラストを搭載します 警告表示ステッカー 1 CE 様式のステッカーを貼ってください。 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ オペレータのためのトレーニング資料 納品前検査証 運転音認証証明書 認証証明書 始動キー 1 1 1 1 1 1 1 2 運転を始
1 バッテリー液を入れて充電する 必要なパーツはありません。 手順 バッテリーに補給する電解液は必ず比重 1.265 のものを使用してください。 図4 警告 1. カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含 まれており、カリフォルニア州では発ガン性 や先天性異常を引き起こす物質とされていま す。取り扱い後は手をよく洗ってください。 電解液 4. 電極板が液を吸収するまで20~30分間程度 待つ。必要に応じて、電極板が6mm程度水 没するぐらいに電解液を補充する(図 4)。 5. 充電器に接続し、充電電流を 2~4 A にセッ トする。液温 16 °Cのときの電解液の比重 が 1.250 になり、全部のセルから泡が十 分に立つようになるまで、充電電流 4A で 2時間程度、または充電電流 2A で4時間程 度、充電を行う。 1.
バッテリーの端子に金属製品やトラクタの 金属部分が触れるとショートを起こして火 花が発生する。それによって水素ガスが爆 発を起こし人身事故に至る恐れがある。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行う ときには、端子と金属部を接触させない ように注意する。 • バッテリーの端子と金属を接触させな い。 図5 1. 2. バッテリーの電解液充填と初期充電を適切 な方法で行わないと、バッテリーからガス が発生したり、バッテリーの寿命が短く なったりする。 3. 運転席の支持棒 シート・スライド シート・パネル 3 バッテリーを取り付ける 2 この作業に必要なパーツ 運転席を取り付ける この作業に必要なパーツ 1 運転席 4 ナット (5/16 インチ) 1 運転席カバー 2 Bolt (1/4 x 5/8 inch) 2 Nut (1/4 インチ) 手順 1.
4 バッテリーの端子に金属製品やトラクタの 金属部分が触れるとショートを起こして火 花が発生する。それによって水素ガスが爆 発を起こし人身事故に至る恐れがある。 ハンドルを取り付ける この作業に必要なパーツ • バッテリーの取り外しや取り付けを行う ときには、端子と金属部を接触させない ように注意する。 • バッテリーの端子と金属を接触させな い。 2. スタータからの赤い(+)ケーブルを(+) 端子に固定する(図 6)。レンチで締め付 けて固定し、ワセリンを塗布する。ケーブ ルが擦れて磨耗するような配線はさける。 座席の最後部でケーブルを傷つけることが あるので特に注意すること。 1 ハンドル 1 ナット 1 キャップ 1 ネジ 手順 1. ハンドルをシャフトにはめ込み、ジャムナッ トで固定する (図 7)。43Nm (4.4kg.m) にトルク締めする。 2. ハンドルにキャップをはめ込み、ネジで固 定する (図 7)。 図6 1. マイナス(-) 2. プラス(+) 3.
5 カッティングユニットを取り付ける ( モ デ ル 04610 & 04611 の 場 合 ) この作業に必要なパーツ 図9 1 ゲージバー 1 Bolt (#10 x 5/8 inch) 1 ジャム・ナット(#10) 3 カッティングユニット 6 ワッシャ 6 ボール・スタッド 1. 昇降アーム 2. リフト・フック 4. ボールジョイントのスリーブを後ろにずら し、プルアームを下げてソケットをボール スタッドに嵌め合わ取る。スリーブから手 を離すとスタッドとジョイントが結合する (図 8)。 5. 集草箱をプル・フレームに取り付ける:プル・ アームのジャムナットをゆるめ、ボールソ ケットを調整して集草箱のリップとリール刃 または前シールドとの間を6~13mm とする。 手順 注 研磨、刈高調整などを行うときには、リー ル・モータをサポート・チューブ(フレーム前 部)に入れておくとホースを保護することが できます。 注 これにより、刈り込み中にカッティング ユニットが集草箱に押されてアームから外 れることがなくなります。 1.
7 ステッカーを貼り付ける この作業に必要なパーツ 1 図 11 1. ボルト 2. 手順 リール・モータ CE 諸国用のステッカーを英語版(104-2053) の上から貼り付けます。 8. カッティングユニットとリール駆動モータ についている保護カバーを取りはずす。 8 注 カッティングユニットのカバーは保管し てください。ユニットを取り外した時、ベア リングを汚れから保護するのに必要です。 マニュアルを読みトレーニング資 料を見る 9. ハンドグリスガンでカッティングユニッ ト両端のくぼみにグリス(リチウム系汎用 2号)を注入する。 この作業に必要なパーツ 10.リールモータのシャフトのスプライン部にグ リスを塗布する。モータを取り付け穴に正対 させ、時計方向にひねってスタッドを一回 かわし、次に左回りにひねって、キャップ スクリュにフランジをしっかりと掛ける。 取り付けボルトを締め付ける。 (図 11)。 11.
製品の概要 走行ペダル 走行ペダル(図 12)は3つの機能があります; 前進、後退、停止です。ペダル前部を踏み込む と前進、後部を踏み込むと後退です。前進中に 後退位置に踏み込むと素早く停止することがで きます。ペダルから足をはなせばニュートラル 位置となり、車両は停止します。足を休めるつ もりで前進中にかかとをペダル後部に乗せない でください(図 13)。 各部の名称と操作 刈り込みペダル エンジン作動状態で芝刈りペダル(図 12)を い っ ぱ い に 踏み込むとカッティングユニットが 降りてリールが回転を開始します。踏み込ま れたペダルは、バルブ・バンクの戻り止めによ り、その位置に保持されます。ペダルを踏み続 ける 必要はありません。 ブレーキ・ペダル ブレーキペダル(図 12)は、自動車タイプの メカニカル・ドラムブレーキで各駆動輪に取り 付けてあります。 上昇ペダル 図 13 エンジン作動状態の時に上昇ペダル(図 12) を踏みこむとリールの回転が停止し、カッティ ングユニットが上昇します。ペダルは、カッ ティングユニットが上昇しリールが確実に停止 し っ か り と踏み込んでください
チョーク 低温時のエンジン始動には、チョーク・コン トロール(図 14)を前に倒してClosed 位置と し、チョークを閉じます。エンジンが始動した ら、エンジンがスムーズに回転を続けられるよ うに調整してください。なるべく早く Open 位 置に戻すようにしてください。エンジンが温か い時にはチョークは不要です。 図 15 1. 芝刈りペダル・ロック・レバーのピン 始動スイッチ スイッチ(図 14)にキーを差し込んで右いっ ぱい(Start 位置)に回すとエンジンが始動し ます。エンジンが始動したらキーから手を放す と、キーは自動的に「ON」位置に動きます。エ ンジンを停止するときは、キーを左に回して 「OFF」位置にします。 シフト・セレクタ 右側パネルの一番上にあります(図 16)。前 進用の2つの位置とニュートラル位置がありま す。走行中に自由にシフトを切り換えることが できます。機械が破損する心配はありません。 機械に悪影響が出ることはありません。 電圧計 ニュートラル:エンジン始動位置 電圧計(図 14)は電気回路の電圧を表示しま す。 No.
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 図 17 1. 燃料バルブ(燃料タンクの下) 仕様 このマニュアルに掲載されている安全上の注 意事項をきちんと読んでください。オペレー タや周囲の人を事故から守る重要な情報が掲 載されています。 注 仕様や設計は予告なく変更されることがあ ります。 目、耳、手足などに対する防護を行うことをお 奨めします。 刈幅 117.2cm 全長 228.6cm 全高 123.2cm 全重(リールを含む) 572kg 純重量(油脂類含まず) 463kg 刈幅 149.9cm ホイール・トレッド 125.7cm ホイールベース 119.1cm 1速ギア速度 6.1 km/h 2速ギア速度 13 km/h 後退速度 3.
4. オイルの量が不足している場合は、バルブ・ カバーについている補給口のキャップを取 り、ディップスティックの FULL マークま で補給する。補給するときは、ディップス ティックで確認しながら少量ずつ入れてく 入れ す ぎ な い こ と 。 ださい。入 燃料を補給中、静電気による火花がガソリ ンに引火する危険がある。発火したり爆 発したりすると、やけどや火災などを引 き起こす。 重要 オイル量は8運転時間ごと又は毎日 点検してください。 • ガソリン容器は車から十分に離し、地面 に直接置いて給油する。 5.
1. 平らな場所に駐車する。エンジンもオイル も冷えていることを確認する。 ての運転の前に必ず油量を確認し、その後は 毎日点検してください。推奨オイルの銘柄を 以下に示します: 2.
ホイール・ナットのトルクを点検 する 5. キーを差し込んで右に回し、エンジンを始 動させる。エンジンが始動したら、エンジ ンがスムーズに回転を続けられるように調 整してください。なるべく早く OFF 位置に 戻すようにすしてください。エンジンが温 かい時にはチョークは不要です。 適切なトルク締めを怠ると車輪の脱落や破 損から人身事故につながる恐れがある。 6. エンジン始動後、以下を点検する: A. スロットルをFAST 位置に動かし、少し の時間、刈り込みペダルを踏み込んでみ る。全部のカッティングユニットが降 下・回転すれば正常。 運 転 開 始 後 1 ~ 4 時 間 で 1 回 、 ま た 、 10 時 間で1回、ホイール・ナットのトルク締めを 9.6~ ~12.4kg.m 12.4kg.m) )。 そ の 後 は 200 運 行 う ( 9.6 転時間ごとに締め付けを行う。 B.
インタロック・システムを点検する ングして始動すれば正常。エンジンがクラ ンキングすれば、手順 2 へ進む。エンジ ンがクランキングしない場合には、トロ社 代理店に連絡する。 2. 着席し、駐車ブレーキを掛ける。上昇ペダ ルを一杯に踏み込んでから足をはなす。シ フト・セレクタをNo.1 とNo.
が解除されていることを確認し、スロット ルを半開きにセットし、ブレーキ・ペダル を踏み込む(駐車ブレーキ・ボタンは踏ま ないこと)。ハンドルをしっかりと握り、 デッキとブレーキ・ペダルにしっかりと足 を踏ん張り、セレクタ・レバーをNo.1 位置 にセットする。注意しながら運転席から立 ち上がる;エンジンが停止すれば正常。エ ンジンが停止すればインタロック装置は正 常に機能している。 技術に自信が生まれれば、機械の性能を十分に 生かして頂くことができます。 重要 グリーンの刈り込み作業中にシフトを No.2 に 変 更 し て も 、 走 行 速 度 は 変 化 し ま せ ん。しかし、刈り込みを終えて上昇ペダルを 踏み込んだとたんに、走行速度が急に速くな ります。安全のため、# 1は芝刈り専用、# 2 移動専用とする習慣をつけてください。 芝刈り作業の前に 7. シフト・セレクタをNo.
向を変えることが大切です。旗を戻して 終了です。 前方の目標ラインとを重ねて見ながら運転 します(図 22および図 23)。 4. 集草箱の先端がグリーンの縁を越える時に 上昇ペダルを踏み込みます。これにより リールの回転は停止し、カッティングユ ニットが上昇します。このタイミングが悪 いとグリーンの縁を刈り込んでしまいま す。一方、グリーンの外縁を刈り残しすぎ ると後の作業が多くなりますので、程よい タイミングを体得してください。 7. 集草箱にたまった刈りカスを出して、次の グリーンに移動します。湿った重い刈りカ スを入れたまま移動すると機体やエンジ ン、油圧系などに無理な力がかかるので避 けてください。 5.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイール・ナットのトルクを点検する。 使用開始後最初の 8 時間 • エンジン・オイルとフィルタの交換を行う。 使用開始後最初の 10 時間 • ホイール・ナットのトルクを点検する。 使用開始後最初の 50 時間 • エンジンの回転数を点検する(アイドル回転とフル・スロットル)。 使用するごとまたは毎日 • • • • • エンジン・オイルの量を点検する。 油圧オイルの量を点検してください。 インタロック・システムを点検する。 作業後の洗浄と点検 油圧ラインとホースを点検する。 50運転時間ごと • • • • • グリスアップを行う(機体を水洗いしたあと直ちに)。 エア・クリーナのスポンジ製フィルタの整備を行う(悪条件下ではより頻繁に)。 エンジン・オイルを交換する。 バッテリー液の量を点検する。 バッテリー・ケーブルの接続状態を点検する。 100運転時間ごと • エア・クリーナのカートリッジの整備を行う(悪条件下ではより頻繁に)。 • エンジン・オ
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 インタロックの動作 計器類の動作 ブレーキの動作 燃料残量 エンジン・オイルの量を点検 する。 冷却フィンの汚れを落とす。 エンジンのエアフィルタとプレ クリーナの点検 エンジンからの異常音 リールとベッドナイフの摺り合 わせを点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検。 オイル漏れなど。 タイヤ空気圧を点検する。 リールとベッドナイフの刃合わ せを点検する。 刈高の調整の点検。 グリスアップ。 1 刈り込み、昇降、ブレーキの各 リンクの潤滑を行う。 塗装傷のタッチアップ 1.
潤滑 • 昇降アームのピボット(3か所)とピボッ ト・ヒンジ(3か所)(図 26) 始動キーをつけたままにしておくと、誰で もいつでもエンジンを始動させることが でき、危険である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停 止し、キーを抜いておくこと。点火コード が点火プラグに触れないように十分離して おくこと。 図 26 グリスアップを行う 定期的に、全部のベア リングとブッシュにNo.
エンジンの整備 エア・クリーナの整備 50 運転時間ごと(悪条件下で使用している場 合にはより短い間隔で)にプレクリーナ(スポ ンジ)を清掃、100 運転時間ごとにカートリッ ジを清掃します。 1. ロック用クリップを取り、エアクリーナ・ カバー(図 32)を外す。カバーを丁寧に清 掃する。 図 29 • 昇降シリンダ:3か所(図 30) 図 32 1. エア・クリーナのカバー 図 30 2. エレメントをエア・クリーナに固定してい る蝶ナットを外す。 3. スポンジ(図 33)を点検し、汚れていれば ペーパー・エレメントから外す。以下の要 領で丁寧に清掃してください: A. スポンジを温水と液体洗剤で押し洗いす る。絞るとスポンジが破れるので押し洗 いで汚れを落とす。 B. 洗い上がったら、きれいなウェスにはさ んで水分を取る。ウェスをよく押して水 分を十分に取る。 • 芝刈りロック・レバー(図 31)。 図 31 グリスアップの手順は以下の通りです: 1. 異物を押し込んでしまわないよう、グリス ニップルをきれいに拭く。 2.
の平たい面を軽く叩いて汚れを落とす。汚 れがひどければ交換する。 5. スポンジ、ペーパー・エレメント、カバー を元通りに取り付ける。 重要 エレメントを外したままでエンジンを 運転しないこと。エンジンに大きな損傷が 起きる場合があります。 エンジン・オイルとフィルタの交換 最初の 8 運転時間でエンジン・オイルとフィ ルタの初回交換を行います。その後、オイルは 50運転時間ごとに交換、フィルタは 100運転時 間ごとに交換を行ってください。 図 35 1. スロットル・ケーシングのク ランプネジ 2. スロットル・ケーブル 3. スイベル 4. ストップ 1. ドレン・プラグ (図 34) を外してオイルを 容器に受ける。オイルが抜けたらドレン・ プラグを取り付ける。 5. 6. 7. チョーク・ケーシングのクラ ンプネジ チョーク・ケーブル チョーク・バタフライ 2. スロットル・コントロールを前に倒して FAST 位置とする。 3. スロットル・ケーブルを十分に引いて、 スイベルの後部をストップに接触させる (図 35)。 4.
使用する点火プラグはチャンピオン(Champion) RC 14YC です。 この最終調整は、エンジンを回転させなが ら行う必要がある。可動部や高温部に触れ ると非常に危険である。 注 点火プラグは非常に耐久性のある部品です が、エンジンにトラブルが出た場合は必ず点 検してください。 • 作業前に、走行システムはニュートラル とし、駐車ブレーキを確実に掛ける。 1. 点火プラグを外した時にエンジン内部に異 物が落ちないように、プラグの周囲をきれ いに清掃する。 • 手足や顔や衣服を回転部やマフラやカッ ティングユニットの刃などに近づけない よう十分注意すること。 2. 点火コードをプラグから外し、シリンダ・ ヘッドからプラグを外す。 3. 電極 (側面と中央) と碍子の状態を点検す る。 1. エンジンを始動し、ハーフ・スロットルで約 5分間のウォームアップを行う。 2. スロットル・コントロールを Slow 位置に セットする。アイドル・ストップ・ネジを左 に回して、スロットル・レバーに当たらな くなるようにする。 3.
燃料系統の整備 電気系統の整備 燃料フィルタの交換 バッテリーの整備 燃料フィルタはインライン・タイプで、燃料 タンクとキャブレタの間に設置してあります (図 38)。800 時間ごと、又は燃料の流れが 悪くなれば交換してください。フィルタに付い ている矢印をエンジンの方に向けて取り付け てください。 バッテリーの電解液は常に正しいレベルに維持 し、バッテリー上部を常にきれいにしておいて ください。涼しい場所にマシンを格納しておく とバッテリーを長持ちさせることができます。 ガソリンは非常に引火・爆発しやすい物質で ある。発火したり爆発したりすると、やけ どや火災などを引き起こす。 電解液には触れると火傷を起こす劇薬であ る硫酸が含まれている。 電解液の量は50運転時間ごとに点検します。格 納中は30日ごとに点検します。 • 電解液を飲まないこと。また、電解液を 皮膚や目や衣服に付けないよう十分注意 すること。安全ゴーグルとゴム手袋で目 と手を保護すること。 • エンジンが冷えてから燃料タンクからガ ソリンを抜き取る。この作業は必ず屋外 の広い場所で行う。こぼれたガソリンは ふき取る。
6. 確認できたら、ジャム・ナットを、8 N-mに トルク締めしてブラケットにスイッチを固 定する。 と端子とを別々に磨いてください。 磨き終わっ たらケーブルをバッテリーに接続し(プラス・ ケーブルから先に接続すること)、端子にはワ セリンを塗布してください。 重要 ジャム・ナットを締めつけ過ぎるとス イッチのネジ部分を破損しますから注意し てください。 警告 7. ジャム・ナットを締めつけ過ぎるとスイッ チのネジ部分を破損しますから注意してく ださい。 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含 まれており、カリフォルニア州では発ガン性 や先天性異常を引き起こす物質とされていま す。取り扱い後は手をよく洗ってください。 8. 運転席に座る。導通があれば適正である。導 通が出なければ上記4.~ 7. をやり直す。 導通があれば9. 進む。 9. スイッチの電気コネクタを接続して終了す る。 シート・スイッチの交換 1. 運転席を倒し、支持棒で支える。 トラクション・スイッチの交換 2.
走行系統の整備 刈り込み・昇降スイッチの交換 重要 芝刈り・昇降スイッチの調整には、スプー No.1, , No.2 No.2, ,No.3 の 行 程 が 正 し く 調 整 さ れ ル No.1 ていることが必要です。「後カムシャフトの 調整」を参照してください。 走行ペダルの前進調整 以下の手順で、走行ペダルの前進動作を点検 調整します: 1. No.5 セクションのバルブ・スプールが完全に 引き出される状態までペダルを前進方向に 踏み込む。ペダルがストップに当たれば調 整は適正である(図 40)。 1. 運転席を倒し、支持棒で支える。 2. バルブ・バンク・ボンネットに取り付けてあ る芝刈り/昇降スイッチの端子からコネクタ を引き抜く(図 39)。 3. ジャム・ナットをゆるめ、バルブ・バンク・ボ ンネットからスイッチ(ネジ込みになって いる)を取り外す。 4. 上昇ペダルをいっぱいに踏み込んだ状態で (バルブ・バンクのスプールが完全に入っ た状態)、新しいスイッチを少しだけねじ 込む。 5.
ブレーキの整備 • 走行コントロール・ロッド(図 40)をト ラクション・シャフト・ピボットに固定し ているジャム・ナットとボール・ジョイ ントをゆるめる。 ブレーキの調整 • ボール・ジョイントをコントロール・ロッ ドに固定しているジャム・ナットをゆる め、ボール・ジョイントとコントロール・ ロッドを調整して5mm のすきまを作る。 両輪を均等に調整できるよう、機体両側にブ レーキ調整ロッドがついています。以下の手 順で調整します: 1. 走行中にブレーキ・ペダルを踏み、両輪が均 等にロックするか調べる。 狭い場所や人の近くでのブレーキテスト は大変危険である。 ブレーキ調整の前後に行うテストは、必 ず人や障害物のない平坦で広い場所で行 うこと。 2. ブレーキが片効きであれば、コッター・ピン とクレビス・ピンを外して、ブレーキロッ ドを外す(図 41)。 図 41 1. クレビス・ピンとヘアピン・ コッター 2. ジャム・ナット 3. クレビス 4. ブレーキ・シャフト 3. ジャムナットをゆるめ、クレビスを調整す る(図 41)。 4.
制御系統の整備 後カムシャフトの調整 カムシャフトとバルブ・バンク間の調整が狂う と以下のような症状がでます: • 移動走行位置(No.2)位置でも加速できな い。 • 芝刈りペダルから足を離すとペダルが戻っ てしまう。 • カッティングユニットの上昇が遅い。 • カッティングユニットが回転しない又は回 転が遅い。 図 43 1. 上記のような症状が見られたら、カム シャフトを固定しているキャップスクリュ (図 42)をゆるめ、症状の消える位置まで カムシャフトを動かして調整してください。 最後にキャップスクリュを締めてください。 トランスファ・ロッド・ガード 2. ヨークを長いコントロール・ロッドに固定し ているジャムナットをゆるめる。コッター ピンとクレビスピンを抜き取る。 3. 調整レバーを手で動かして、芝刈りペダルと 上昇ペダルを同じ高さにそろえる。また、 ヨークの穴と調整レバーの穴が整列するよ うにヨークを調整する(図 44)。 重要 カムシャフトの調整が終わったら、芝 刈り/上昇スイッチの調整、および芝刈り ペダルと上昇ペダルの高さ調整を行ってく ださい。 図 42 1.
3. 中央のカッティングユニットの降下が遅す ぎる場合、ノブを左に1/4 回転、降下が早す ぎる場合は、右に1/4 回転させる。 4. 希望通りの設定ができたらノブを固定し、 ジャムナットを締める。 図 45 1. 2. 昇降ピボット 昇降シリンダの調整 偏芯ネジ 2. 偏芯ネジ(図 45)を回してピボット・スプリ ングを上下させて調整する。 上昇位置(移動走行時)における前カッティ ングユニットの高さを調整するには、昇降シ リンダを調整します。 3. 調整できたら、偏芯ネジを保持したままナッ トを締めて調整を固定する。 1. カッティングユニットを床面まで降下させ る。 カッティングユニットの昇降調整 2. 調整するカッティングユニットの昇降シリン ダのクレビスのジャムナットをゆるめる。 3. 昇降アームからシリンダのクレビスを外す。 本機のカッティングユニット昇降回路にはフ ロー・コントロール・バルブがついています。 このバルブは出荷時に約 3.5 回転の開度に調 整されていますが、作動油温度、作業速度など により調整が必要にな場合があります。以下 の手順で調整します: 4.
油圧系統の整備 4. タンクに油圧オイルを入れる;約 17 リット ル入る。 油圧オイルとフィルタの交換 5. エンジンを始動させ、3~5分間のアイドリ ングを行ってオイルを全体に行き渡らせ、 内部にたまっているエアを逃がす。エンジ ンを止め、油量を再点検する。 2000 運転時間でオイルとフィルタを交換しま す。 6. 廃油は適切な方法で処理する。 オイルが汚染されてしまった場合は油圧系統全 体を洗浄する必要がありますのでトロ代理店に ご連絡ください。汚染されたオイルは乳液状に なったり黒ずんだ色なったりします。 1.
保管 長期間にわたって保管する場合には以下のよ うな作業を行ってください: 1. 機体からゴミや刈りカスをきれいに取り除 く。必要に応じてリールやベッドナイフの 研磨を行う( カッティングユニットのオペ レーターズマニュアルを参照のこと)。ベッ ドナイフやリールの刃にはさび止めを塗布 する。グリスアップと機体各部の潤滑を行 う;「潤滑」のページを参照。 2. タイヤに重量がかからないように完全にブ ロックする。 3. 油圧オイルとフィルタを交換する。油圧ライ ンやフィッティングを注意深く点検し、必 要に応じて交換する; 「油圧オイルとフィ ルタの交換」および「油圧ラインとホース の点検」を参照のこと。 4. 燃料タンクから燃料を抜き取る。エンジン を始動し、燃料切れで自然に停止させる。 燃料フィルタを交換する;「燃料フィルタ の交換」を参照のこと。 5. エンジンがまだ暖かいうちに、エンジン オイルを抜き取る。新しいオイルに交換す る;「エンジン・オイルとフィルタの交換」 を参照。 6.
図面 電 気 回 路 図 (Rev.
油 圧 回 路 図 (Rev.
メモ: 41
メモ: 42
メモ: 43
一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社 の合意に基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上 または製造上の欠陥に対して、2年間または1500運転時間*のうち いずれか早く到達した時点までの品質保証を共同で実施いたしま す。この保証はエアレータを除くすべての製品に適用されます( エアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧下さ い)。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製 品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部 品代、運賃が含まれます。この保証は、「製品」 の当初の購入者 に納品された日から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社 代理店(ディストリビュータ又はディーラー) に対して、お客 様から連絡をして頂くことが必要です。連絡先がわからなかった り、保証内容や条件について疑問がある場合には、本社に直接お 問い合わせください: Toro Commer