Operator's Manual
ホイール・ナットのトルクを点検する
適正トルクは9.7〜12.4kg.mです。
初めて運転を開始してから1〜4時間で初回点検を行
い、その後は200運転時間ごとに点検してください。
運 転
安全第一
実際に運転を始める前に、このマニュアルに記載されて
いる安全上の注意やステッカーの表示内容を良く読んで
ください。オペレータや周囲の人を事故からまもる重要
な情報が掲載されています。
また、目、耳、足部、頭部などに適切な保護を行うこと
をお奨めします。
各部の名称とはたらき
走行ペダル
走行ペダル(図22)には、前進、後退、停止の3つの働
きがあり、右足のつま先とかかとで操作します。ペダル
前部を踏み込むと前進、後部を踏み込むと後退です。足
を放せばニュートラル位置となって停止します。前進中
に、足を休めるつもりで後退側にかかとを乗せないでく
ださい(図23)。
ブレーキ・ペダル(図22)
ブレーキは自動車タイプのドラム・ブレーキで各駆動輪
に付いています。
駐車ブレーキ・レバー(図22)
ブレーキ・ペダルを踏み込んだ状態でこのレバーを踏む
と、ロックして駐車ブレーキとなります。ペダルをもう
一度踏み込むと解除します。運転席を離れるときには必
ず駐車ブレーキを掛ける習慣をつけてください。
スロットル・コントロール(図24)
エンジンの回転速度をコントロールします。FASTの方へ
動かすとエンジンの回転数(rpm)が増加し、SLOW方向
へ動かすと遅くなります。走行速度は以下の通りです:
●
芝刈り速度(前進) 3.2〜8km/h
●
移動走行速度(最大) 14.1km/h
●
後退速度 4km/h
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1
2
3
図22
1.走行ペダル
2.ブレーキ・ペダル
3.駐車ブレーキ・レバー
図23
警 告
ホイール・ナットのトルク締めを怠ると車輪の脱落
や破損から人身事故につながる恐れがあるので十分
注意する。
運転開始後1〜4時間で1回、また、10時間で1回、
ホイール ナットのトルク締めを行う(9.6〜12.4
kg.m)。その後は200運転時間ごとにこの作業を行
う。
注 意
本機は、運転士の耳の位置での連続聴感補正音圧レ
ベルが85dB(A)であるので、聴覚保護を行わな
いで長時間使用すると聴覚に異常をきたすことがあ
る。
運転時には耳パッドなどの聴覚保護を行うこと。










