Operator's Manual
座席調整レバー(図25)
座席左下にあり、前後に18cmの調整が可能です。
燃料バルブ(図26)
本機を格納する時などには、このバルブを閉じておきま
す。
慣らし運転期間
運転開始直後の8時間を慣らし運転期間とします。
この期間中の取り扱いは、本機のその後の信頼性を確保
する上で非常に重要ですから、各機能や動作を入念に観
察し、小さな異常でも早期に発見・解決しておいてくだ
さい。また、この期間中はオイル漏れや部品のゆるみの
点検を頻繁におこなってください。
実際の使用前にブレーキの「慣らし掛け」をしておいて
ください:ブレーキをしっかり踏み込んだ状態で本機を
芝刈り速度で運転し、焼ける臭いがするまでブレーキを
加熱させます。この後、必要に応じてブレーキを調整
(31ページ参照)してください。
始動と停止の手順
始動手順
以下の場合には燃料システムのエア抜きが必要で
す:
●
新車を始めて運転するとき。
●
燃料切れでエンジンが停止した時
●
燃料系統の整備作業を行った後
燃料システムのエア抜き(23ページ)を参照してくださ
い。
エーテルなどの始動補助剤は一切使用しないでく
ださい。
1.駐車ブレーキが掛かっていること、昇降・芝刈りコ
ントロールが解除位置、機能レバーがニュートラル
位置、を確認する。
2.走行ペダルから足を外し、ペダルがニュートラル位
置にあることを確認する。
3.スロットルを引いてFAST位置にする。
4.キーを差し込んで「ON」位置に回し、グローインジ
ケータが消える(約6秒後)のを待つ。
5.グロー表示が消えたらすぐにキーを「START」に回
し、エンジンが始動したらキーから手を放す(キー
はON位置に戻る)。
スタータ・モータを10秒間以上連続で回さないで
ください。オーバーヒートを起こすことがありま
す。10秒間使用したら60秒間休止してください。
6. 初めてエンジンを始動した後やオーバーホールの後
は以下のような試運転を行う:
●
前進・後退で数分間運転する。
●
ハンドルを左右限界まで切って応答状態を点
検、次にエンジンを停止して黙視でオイル漏れ
やゆるみその他の不具合がないか点検する。
●
エンジンを停止させ(停止手順はこの次の項を
参照)、すべての可動部が停止するのを待ち、
オイルもれや各部のゆるみがないかを点検す
る。
停止手順
1.スロットルをSLOWに戻し、昇降・芝刈りコントロ
ールを解除位置にし、機能レバーをニュートラル位
置とする。
重要
重要
重要
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図25
1.座席調整レバー
図26
1.燃料バルブ(燃料タンク下)










