Operator's Manual
運転中に
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緊急時のエンジン停止方法を十分にマスターしてく
ださい。
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作業には頑丈な靴を着用してください。サンダル、
テニスシューズ、スニーカー、裸足等での作業は危
険です。
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安全靴と長ズボンの着用をお勧めします。地域によ
ってはこれらの使用が義務づけられていますのでご
注意ください。
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燃料の取り扱いに注意してください。こぼれた燃料
は必ずふき取ってください。
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インタロックの動作を毎日点検してください。スイ
ッチの故障を発見した場合には必ず使用前に修理し
てください。また、故障の有無に関係なく2年ごと
に交換してください。
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エンジンを始動する前に、必ず着席し、昇降ペダル
を十分に踏み込んでから足を離し、カッティングユ
ニットを確実にOFF状態としてください。また走行
システムがニュートラルにセットされていること、
駐車ブレーキが確実にかかっていることを確認して
ください。
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運転には十分な注意を払ってください。特に転倒や
暴走事故を防止するために以下の点にご注意くださ
い。
−
サンドトラップや溝・小川などに近づかないこと。
−
急旋回時や斜面での旋回時は必ず減速すること。
−
道路横断時の安全に注意。常に道を譲る心掛けを。
−
下り坂では駐車ブレーキを併用して十分に減速
し、確実な車両制御を行うこと。
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作業中の安全を確保する意味で、カッティングユニ
ットやサッチャーには、必ず集草箱を取り付けてく
ださい。また、集草箱に溜まった刈りカスを捨てる
時は必ずエンジンを停止させてください。
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移動運転時は、必ずカッティングユニットを上昇さ
せておいてください。
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エンジン回転中や停止直後は、エンジン本体、マフ
ラー、排気管などに触れると火傷の危険があります
から手を触れないでください。
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エンジン側面にある回転スクリーンに手足や衣服を
近づけないように注意してください。
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カッティングユニットが何かを噛み込んだり、機体
が異常な振動をするなどした場合は、直ちにエンジ
ンを停止し、 機械の全動作が停止するのを待ち、そ
れから点検にかかってください。破損箇所は必ず修
理交換してから作業を行ってください。
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運転席をはなれる前には、必ずシフトセレクタをニ
ュートラルにし、昇降ペダルを踏んでカッティング
ユニットを上昇させ、リールの回転停止を待ってペ
ダルから足を離し、駐車ブレーキを掛け、それから
エンジンを停止し、キーを抜いてください。
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斜面の横断は慎重に。登り・下り坂では急発進・急
停止を避けてください。
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斜面での運転に習熟してください。斜面での運転ミ
スは転倒、大ケガや死亡事故につながります。
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坂を登りきれない時は、必ずバックで、ゆっくりと
下がって下さい。絶対にUターンしないでください。
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見込み運転は危険! 人や動物が突然目の前に現れ
たら直ちにリール停止。注意力の分散、アップダウ
ン、リールから飛びだす異物など思わぬ危険があり
ます。十分離れてもらってから作業を再開してくだ
さい。
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マシンから離れる時には、必ずカッティングユニッ
トを完全に上昇させ、リールの停止を確認し、駐車
ブレーキを掛け、エンジンからキーを抜き取ってく
ださい。
保守と冬期格納
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油圧系統のラインコネクタは頻繁に点検してくださ
い。油圧を掛ける前に、油圧ラインの接続やホース
の状態を確認してください。
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油圧のピンホール・リークやノズルからは作動油が
高圧で噴出していますから、手などを近づけないで
ください。リークの点検には新聞紙やボール紙を使
い、絶対に手を直接差し入れたりしないでください。
高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に重大
な損傷を引き起こします。
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油圧システムの整備作業を行う時は、必ずエンジン
を停止し、カッティングユニットを地表面まで下降さ
せてシステム内の圧力を完全に解放してください。
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燃料ラインの点検を定期的に行い、必要に応じて修
理交換してください。
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エンジンを回転させながら調整を行わなければなら
ない時は、手足や頭や衣服をカッティングユニット
や可動部に近づけないように十分ご注意ください。
特にエンジン側面の回転スクリーンに注意してくだ
さい。また、無用の人間を近づけないようにしてく
ださい。
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ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上げない
でください。エンジンの最大回転数は2750 ± 50rpm
です。Toro正規代理店でタコメータによる検査を受
け、安全性と精度を確認しておきましょう。
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