Operator's Manual
3. 量が足りなければ冷却液を補給する。所定の冷却液
(水:エチレングリコール不凍液=50:50)を使用す
ること。入れすぎはよくない。
4. タンクのキャップを閉めて終了。
油圧オイルについて
推奨される油圧オイル
油圧オイルタンクに約 20.8 リットルの高品質オイルを
満たして出荷しています。初めての運転の前に必ず油量
を確認し、その後は毎日点検してください。推奨オイル
の銘柄を以下に示します:
オールシーズン用Toroプレミアム油圧オイル
を販売しています(19 リットル缶または 208 リットル
缶)。パーツカタログまたは代理店でパーツ番号をご
確認ください。
他に使用可能なオイル:Toro のオイルが入手できない場
合は、以下に挙げる特性条件および産業規格を満たす
オイルを使用することができます。合成オイルの使用は
お奨めできません。オイルの専門業者と相談の上、適切
なオイルを選択してください:不適切なオイルの使用に
よる損害については弊社は責任を持ちかねますので、品
質の確かな製品をお使い下さる様お願いいたします。
高粘度インデックス/低流動点アンチウェア油圧作動
液,ISOVG46
物性:
粘度: ASTM D445 cSt @ 40ºC 44~48
cSt @ 100ºC 7.9~8.5
粘性インデックス ASTM D2270 140~160
流動点, ASTM D97 –34ºF ~ –49ºF
産業規格:
ヴィッカース I-286-S (品質レベル), ヴィッカース M-
2950-S(品質レベル), デニソン HF-0
注:多くの油圧オイルはほとんど無色透明であり、その
ためオイル洩れの発見が遅れがちです。油圧オイル用の
着色剤(20cc 瓶)をお使いいただくと便利です。1瓶で
15~22 リットルのオイルに使用できます。パーツ番号は
P/N 44-2500。ご注文は Toro 代理店へ。
重要 使用しているオイルの種類に関わらず、外気温が高
い地域(65°F (18°C)~120°F (49°C))や高負荷条件化(
グリーン刈り以外、例えばフェアウェイ刈りやバーチカッ
トなど)で使用する時には、オイル・クーラ・キット(P/N
104-7701)を取り付けてください。
生分解油圧作動油 Mobil224H
Toro生分解油圧オイルを販売しています
(19 リットル缶または 208 リットル缶)パーツカタロ
グまたは代理店でパーツ番号をご確認ください。
他に使用可能なオイル:Mobil EAL 224H
植物性オイルをベースにした油オイルであり Toro 社が
本機への使用を認めている唯一の生分解オイルです。
通常の油圧オイルに比べて高温への耐性が低いので、
本書の記述に従って必要に応じてオイルクーラを装備
し、所定の交換間隔を守ってお使いください。鉱物性の
オイルが混合すると、生分解オイルの無毒性や生分解
性能が悪影響を受けます。従って、通常のオイルから生
分解オイルに変更する場合には、所定の内部洗浄手順
を守ってください。くわしくは Toro 代理店にご相談 く
ださい。
注:生分解オイルを使用する時には、オイル・クーラ・キ
ット(P/N 104-7701)を取り付けてください。この生分
解オイルは 180°F (82°C)を超えると分解しやすくなりま
す。
プレミアム生分解油圧オイル—MobilEALEnviroSyn
46H
重要 Mobil EAL EnviroSyn 46H は、トロ社がこの製品
への使用を認めた唯一の合成生分解オイルです。このオ
イルは、トロ社の油圧装置で使用しているエラストマー
に悪影響を与えず、また広範囲な温度帯での使用が可
能です。このオイルは通常の鉱物性オイルと互換性があ
りますが、十分な生分解性を確保し、オイルそのものの
性能を十分に発揮させるためには、通常オイルと混合せ
ず、完全に入れ替えて使用することが望まれます。この生
分解油圧オイルは、モービル代理店にて、19 リットル缶
または 208 リットル缶で販売しております。
注:多くの油圧オイルはほとんど無色透明であり、その
ためオイル洩れの発見が遅れがちです。油圧オイル用の
着色剤(20cc 瓶)をお使いいただくと便利です。1瓶で
15~22 リットルのオイルに使用できます。パーツ番号は
P/N 44-2500。ご注文は Toro 代理店へ。この着色剤
は、生分解オイルには使用できません。生分解オイルに
は食用色素をお使いください。
油圧オイルの補給
1. 平らな場所に駐車する。エンジンも油圧オイルも冷
えていることを確認する。
2. オイル・タンクのキャップを取って油量を点検する。
給油口 についているネットの底部までオイルがあれ
ば適正である(図27)。
3. 油量が少なければ適切な銘柄のオイルを適正量まで
ゆっくりと補給する。入れすぎはよくない。