Operator's Manual
エア・クリーナの日常点検
• エア・クリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点
検してください。破損していれば交換してください。
吸気部全体について、リーク、破損、ホースのゆるみ
などを点検してください。
• 通常は200運転時間ごとに定期整備を行ってくださ
い。非常にホコリの多い場所で使用していてエンジン
の能力の低下が認められる場合には、整備間隔を短
くしてください。早めに整備を行っても意味がありま
せん。むしろフィルタを外したときにエンジン内部に
異物を入れてしまう危険が大きくなります。
• 本体とカバーがシールでしっかり密着しているのを
確認してください。
エア・クリーナの整備
1. エア・クリーナのカバーをボディーに固定しているラ
ッチを外す(図44)。
図44
1. エア・クリーナのラッチ
. ダスト・カップ
. フィルタ
. 出口バルブ
2. ボディーからカバーを外す。フィルタを外す前に、低
圧のエア(2.8 kg/cm
2
、異物を含まない乾燥した空
気)で、1次フィルタとボディーとの間に溜まっている
大きなゴミを取り除く。高圧のエアは使用しないこ
と。異物がフィルタを通ってエンジン部へ吹き込まれ
る恐れがある。このエア洗浄により、1次フィルタを外
した時にホコリが舞い上がってエンジン部へ入り込
むのを防止することができる。
3. 1次フィルタを取り外して交換する。エレメントを洗っ
て再使用しないこと。洗浄によってフィルタの濾紙を
破損させる恐れがある。新しいフィルタに傷がついて
いないかを点検する。特にフィルタとボディーの密着
部に注意する。破損しているフィルタは使用しない。
フィルタをボディー内部にしっかり取り付ける。エレ
メントの外側のリムをしっかり押さえて確実にボディ
ーに密着させる。フィルタの真ん中の柔らかい部分を
持たないこと。
4. カバーについている異物逃がしポートを清掃する。
カバーについているゴム製のアウトレット・バルブを
外し、内部を清掃して元通りに取り付ける。
5. アウトレット・バルブが下向き - 後ろから見たとき、
時計の5:00と7:00の間になるように - カバーを取
り付ける。
6. カバーを取り付け、ラッチを掛ける(図44)。
ラジエター・スクリーンの清掃
オーバーヒート防止のためラジエター・スクリーンとラジ
エターの清掃を徹底してください。毎日(場合によっては
数時間おきに)点検し、必要に応じて清掃してください。
悪条件下では より頻繁な清掃が必要です。
1 ラジエター・スクリーン(図45)を取り外す。
2. ラジエター・ファンの側から圧縮空気を吹きつけて
清掃する。
図45
1. ラジエター・スクリーン
. ラジエター
3. スクリーンを清掃し、元通りに取り付けて終了。