Operator's Manual
2. スロットル・ケーブルをエンジンに止めているクラン
プをゆるめる(図47)。
3. 速度コントロール・レバーがアイドル調整ネジに当た
るまでケーブルをしっかりと引く(図47)。
4. ケーブルクランプのネジを締めて回転数の設定を確
認する。
アイドル速度の調整
1. エンジン側のスロットル・コントロール・レバー(図
47)をSLOW位置にセットする。
2.
アイドル調整ネジ(図47)のロックナットをゆるめる。
3. 調整ネジで1500 rpmに調整する。
4. ロックナットを締めつける。
油圧オイル
定期整備間隔/仕様
通常は800 運転時間でオイルとフィルタを交換します。
オイルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体を洗
浄する必要がありますので、Toro 代理店にご連絡くださ
い。汚染されたオイルは乳液状になったり黒ずんだ色な
ったりします。
フィルタ交換時期:
• 最初の 50 運転時間後
• 800 運転時間ごと
油圧オイルとフィルタの交換
1. フィルタ取り付け部周辺(図48)をきれいに拭く。フ
ィルタの下に廃油受けを置いてフィルタを外す。
注:オイルを抜かずにフィルタのみを交換する場合に
は、フィルタに入るラインに栓をしてください。
図48
1. 油圧フィルタ
2. フィルタにオイルを入れ、ガスケットをオイルで湿し、
ガスケットがフィルタヘッドに当たるまで手で回し入
れる。そこから更に3/4回転増し締めする。これでフィ
ルタは十分に密着する。
3. 油圧オイルタンクにオイルを入れる(約20リットル)。
22ページ「油圧オイルを点検する」を参照のこと。
4. エンジンを始動し、3~5分間運転してオイルを十分
循環させ、混入している空気を逃がす。エンジンを止
め、油量を再点検する。
5. 廃油は適切に処分する。
油圧ラインとホースの点検
油圧ライン・油圧ホースにオイル漏れ、ねじれ、支持部
のゆるみ、磨耗、フィッティングのゆるみ、風雨や薬品に
よる劣化などがないか毎日点検してください。異常を発
見したら必ず運転を行う前に修理してください。
• 警告 •
高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に重大
な損傷を引き起こす。
• 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに傷や変
形がないか接続部が確実に締まっているかを確認
する。
• 油圧のピンホール・リークやノズルからは作動油
が高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づ
けない。
• リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。
• 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実に
解放する。
• 万一、噴射液が体内に入ったら、直ちに専門医の
治療を受ける。
ブレーキの調整
両輪を均等に調整できるよう、機体両側にブレーキ調
整ロッドがついています。以下の手順で調整します:
1. 本機を走行中にブレーキペダルを踏み、両輪が均等
にロックするか調べる。