Operator's Manual
• 警告 •
狭い場所や人の近くでのブレーキテストは大変危険
です。
ブレーキテストは必ず広い平坦な場所で人や障害物
を遠ざけて行ってください。
2.
ジャムナットをゆるめ、クレビスを調整する(図49)。
図49
1. クレビス・ピンとヘアピン・コッター
. ジャム・ナット
. クレビス
. ブレーキ・シャフト
3. クレビスをシャフトに取り付ける(図49)。
4. 調整後、ブレーキペダルの踏みしろの遊びを確認す
る。シューがドラムに接触するまで 1/2~ 1 in. (13~
25 mm) の遊びが必要である。必要に応じて再調整
する。
5. 本機を走行中にブレーキペダルを踏み、両輪が均等
にロックするか調べる。必要に応じて再調整する。
6. 年1回のブレーキの慣らし掛けが望ましい。手順は「
試運転期間(26 ページ)」を参照のこと。
トランスミッションのニュートラル
調整
走行ペダルがニュートラル位置にあるのに機体が動き出
す場合にはトランスミッションの調整が必要です。
1. どちらか一方の前輪を浮かして機体を支える。
注:3輪駆動キットを取り付けている場合には後輪
も床から浮かせてください。
2. エンジンを始動し、スロットルをSLOW にセット、浮
いている前輪が回転していることを確認する。
3. 車輪が回転している場合は、エンジンを止め、以下
の手順で調整する:
A. 走行ケーブルを油圧トランスミッションのバルクヘ
ッドに取り付けているジャムナット(図50)を両方
ともゆるめる。ジャムナットは調整ができるよう十
分に、また均等にゆるめること。
B. 偏芯ナットをトランスミッション上部に止めている
ナット(図50)をゆるめる。
C. 機能コントロールをニュートラル位置に、スロッ
トルを Slow 位置にセットする。エンジンを掛け
る。
D. どちらにも車輪が回らないように偏芯ナットを回
して調整する。調整ができたら固定ナットを締め
る(図50)。スロットルSLOW およびFAST 位置で
調整が正しいことを確認する。
E. バルクヘッドのそれぞれの側から、ロックナットを
均等にしめて、ケーブルを固定する(図50)。この
ときケーブルをねじらないように注意する。
注:モードレバーがニュートラル位置のときにケーブル
が緊張していると、芝刈りモードや移動走行モードに切
り換えたときにペダルを踏まなくても走り出してしまい
ます。
図50
1. 走行ケーブル
. バルクヘッド
. ジャム・ナット
. 偏芯ナット
. ロックナット
移動走行速度の調整
走行ペダルは最高速度を出せるように出荷時に調整さ
れていますが、一杯に踏んでいるのにペダルストップに
当たらないようになったら調整が必要です。また、最高
速度を下げたい場合にも調整を行います。
1. 走行ペダルを一杯まで踏み込んでみる。ペダルがスト
ップ(図51)に当たる前にケーブルが張ってしまうよ
うなら以下の手順で調整する:
A. ペダル・ストップをフロアに固定しているフランジ
付きロックナットをゆるめる(図51)。
B. ペダル・ストップがペダル・ロッドに当たるように調
整する。ナットを締めつける。