Operator's Manual

2.ブレーキが片効きであれば、ジャムナットを外して、
クレビスを調整する(図40
クレビスをブレーキ・シャフトに取り付ける(図
40
4.調整後、ブレーキ・ペダルの踏みしろの遊びを確認
する。シューがドラムに接触するまで1325 mm
遊びが必要である。 必要に応じて再調整する。
5.走行状態からのブレーキテストを行う。両輪が均等
にロックしなければ再調整する。
6.年1回のブレーキの慣らし掛けが望ましい。手順は
「慣らし運転期間(23ページ)」を参照のこと。
トランスミッションニュートラル調
走行ペダルをニュートラル位置にしても本機が動きだす
ようでしたら、ニュートラル復帰機構を調整します。
1.前輪の一つを床から浮かせる。
:3輪駆動キットを取り付けている場合には後輪も床
から浮かせてください。
2.エンジンを始動してロー・スロットルに調整し、床
から浮いている方の車輪が回転しているのを確認
(本来回転してはならない)する。
3.回転していれば、エンジンを停止し、以下の手順で
調整する:
A.トラクション・コントロール・ケーブルをハイ
ドロスタット上のバルクヘッドに固定している
ジャムナット(2個とも)をゆるめる(図41
B.偏芯ボルト固定用ナット(ハイドロスタットに
ついている)をゆるめる(図41
C.機能レバーをニュートラル位置とし、ロー・ス
ロットルでエンジンを始動する。
D.車輪の回転が止まる位置まで偏芯ボルト(図41
を回し、ロックナットで固定、機能レバーを何
回か操作して調整を確認する。
E.バルクヘッド両側からロックナットを均等に締
めてケーブルを固定する。ケーブルを引っ張ら
ないように注意する(図41
:ニュートラル位置でケーブルが緊張していると、機
能レバーを「刈り込み」や「移動走行」位置にした
時にクリーピングが発生することがあります。
移動走行速度の調整
製造時には、走行ペダルを最高速度に調整しています。
ペダルを一杯に踏み込んでもストップに当たらない場合
や、移動走行速度を遅くしたい場合には調整が必要です。
1.走行ペダルを一杯まで踏み込んでみる。 ペダルがス
トップ(図42)に当たる前にケーブルが張ってしま
うようなら以下の手順で調整する:
A.ペダル・ストップをフロアに固定しているフラ
ンジ付きロックナットをゆるめる。
B.ペダル・ストップがペダル・ロッドに当たるよ
うに調整する。
33
40
1.クレビスピンとコッターピン  3.クレビス
2.ジャムナット         4.ブレーキ・シャフト
41
1.走行ケーブル   4.偏芯ボルト
2.バルクヘッド   5.ロックナット
3.ジャムナット
42
1.ペダル・ストップ