Operator's Manual
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図 34
1. 座席調整レバー
燃料バルブ
保管時には燃料バルブ(図35;燃料タンクの下)を閉じてく
ださい。
図 35
1. 燃料バルブ(燃料タンクの下)
慣らし運転期間
運転開始直後の8 時間を慣らし運転期間とします。
この期間中の取り扱いは、本機のその後の信頼性を確保
する上で非常に重要ですから、各機能や動作を入念に観
察し、小さな異常でも早期に発見・解決しておいてくださ
い。また、この期間中はオイル漏れや部品のゆるみの点検
を頻繁におこなってください。
ブレーキの性能を最大限に発揮させるために、実際の使
用前にブレーキの「慣らし掛け」をしておいてください。
まずブレーキを十分に掛けた状態から、本機を芝刈り速
度で運転し、臭いがするまでブレーキを加熱させます。
この後、必要に応じてブレーキを調整(36 ページ参照)
してください。
始動と停止
始動
重要
以下の場合には燃料システムのエア抜きが必
要です:
• 新車を初めて始動する時
• 燃料切れでエンジンが停止した時
• 燃料系統の整備作業、例えばフィルタ交換、セパレー
タの洗浄などを行った後
27ページの「燃料系統からのエア抜き」を参照してくださ
い。
重要
始動補助剤(エーテルなど)を使用しないで
ください。
1. 駐車ブレーキが掛かっていること、昇降刈り込みコント
ロールが解除されていること、機能コントロールがニュ
ートラルであることを確認する。
2. 走行ペダルから足を外し、ペダルがニュートラル位置に
あることを確認する。
3. スロットルをフル・スロットル位置にする。
4. キーを差し込んでON位置に回す。グロー・プラグ・ラン
プが消えるまでキーを ON 位置に保持する(約 6 秒
間)。
5. グロー・プラグ・ランプが消えたらすぐにキーを Start
位置に回す。エンジンが始動したらすぐにキーから手を
放す。キーは RUN 位置に戻る。スロットル・コントロー
ルを Slow 位置にセットする。
重要
スタータ・モータのオーバーヒートを防止す
るため、スタータは10 秒間以上連続で回転させないでく
ださい。10秒間連続で使用したら、60秒間の休止時間をと
ってください。
6. エンジンを初めて始動した時、エンジンのオーバーホー
ルを行った後などは、1~2分間の時間を取って前進お
よび後退走行の確認を行う。ハンドルを左右一杯に切
って応答を確認する。そして、エンジンを停止させ(26
ページ「エンジンの始動と停止」の「停止」の項を参
照)、すべての部分が完全に停止するのを待つ。オイル
漏れや各部のゆるみなどの異常がないか点検する。










