Operator's Manual
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2. ジャムナットをゆるめ、クレビスを調整する(図51)。
図 51
1. クレビス・ピンとヘアピン・コッター
2. ジャム・ナット
3. クレビス
4. ブレーキ・シャフト
3. クレビスをブレーキ・シャフトに取り付ける(図51)。
4. 調整が終了したら、ブレーキ・ペダルのあそびの量を点
検する。シューがドラムに接触するまで 13~25 mmの
遊びが必要である。必要に応じて再調整する。
5. 本機を走行中にブレーキペダルを踏み、両輪が均等に
ロックするか調べる。必要に応じて調整する。
6. 年1回のブレーキの慣らし掛けが望ましい。手順は
「試運転期間(26 ページ)」を参照のこと。
トランスミッションのニュートラル
調整
走行ペダルがニュートラル位置にあるのに機体が動き出
す場合にはトランスミッションの調整が必要です。
1. どちらか一方の前輪を浮かして機体を支える。
注:3 輪駆動キット装着車の場合には後輪も浮かせて
ください。
2. エンジンを始動し、スロットルをSLOW にセット、浮い
ている前輪が回転していることを確認する。
3. エンジンを止め、以下の手順で調整する:
A 走行ケーブルを油圧トランスミッションのバルクヘッ
ドに取り付けているジャムナット(図52)を両方とも
ゆるめる。ジャムナットは調整ができるよう十分に、
また均等にゆるめること。
B 偏芯ナットをトランスミッション上部に止めているナ
ット(図52)をゆるめる。
C 機能コントロールをニュートラル位置に、スロットル
を Slow 位置にセットする。エンジンを掛ける。
D どちらにも車輪が回らないように偏芯ナットを回し
て調整する。調整ができたら固定ナットを締める
(図52)。スロットルSLOW およびFAST 位置で調
整が正しいことを確認する。
E バルクヘッドのそれぞれの側から、ロックナットを
均等にしめて、ケーブルを固定する(図52)。このと
きケーブルをねじらないように注意する。
注: モードレバーがニュートラル位置のときにケーブルが
緊張していると、芝刈りモードや移動走行モードに切り換
えたときにペダルを踏まなくても走り出してしまいます。
図 52
1. 走行ケーブル
2. バルクヘッド
3. ジャム・ナット
4. 偏芯ナット
5. ロックナット
移動走行速度の調整
走行ペダルは最高速度を出せるように出荷時に調整され
ていますが、一杯に踏んでいるのにペダルストップに当た
らないようになったら調整が必要です。また、最高速度を
下げたい場合にも調整を行います。
1 走行ペダルを踏み込んでみてください。ケーブルに張力
が掛かる前にペダルがストップ(図53)に当たる場合に
は調整が必要です。
A ペダル・ストップをフロア・プレートに固定している
フランジヘッド・ロックナットをゆるめる(図53)。
B ペダル・ストップを調整してペダル・ロッドにあたるよ
うにし、ナットを締め付ける。ナットを締めつける。
図 53
1. ペダル・ストップ










