Form No. 3398-687 Rev A Greensmaster® 3300 TriFlex® ト ラ クションユニット シリ ア ル 番 号 316000001 以 上 モ デ ル 番 号 04510—シ g014597 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています。 詳細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 警告 カリフォルニア州 第 65号 号決議による警告 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、この製品に使 用されているエンジンの排気には発癌性 や先天性異常などの原因となる物質が含 まれているとされております。 1 g014685 図1 この製品に使用されているスパーク式着火装置は、 カナダの ICES-002 標準に適合しています。 1.
目次 エンジンオイルとフィルタの交換 ......................34 点火プラグの交換 ...............................................35 燃料系統の整備 .....................................................35 燃料フィルタの交換 ...........................................35 燃料ラインとその接続の点検 .............................35 電気系統の整備 .....................................................36 バッテリーの整備 ...............................................36 ヒューズの搭載位置 ...........................................36 走行系統の整備 .....................................................
安全について 運転操作 • 有毒な一酸化炭素ガスなどを含むエンジン排気 が溜まるような閉め切った場所ではエンジンを 運転しないでください。 • 運転は十分な照明のもとで行い、隠れて見えな い穴などの障害物に注意してください。 • エンジンを始動させる前に、すべての機器が ニュートラルになっていること、駐車ブレーキ が掛かっていることを確認してください。エン ジンを掛ける時は必ず正しい運転位置から操 作してください。 • 斜面では必ず減速し安全に十分注意して運転し てください。芝草の状態によって車両の安定度 が変わりますから注意してください。段差や落 ち込みのある場所では特に注意してください。 トレーニング • 旋回するときや斜面で方向を変えるときなど は、減速して十分な注意を払ってください。 • このオペレーターズマニュアルや関連するトレー • ガード類を正しく取り付けないままでの使用は 絶対にやめてください。インタロック装置は絶 対に取り外さないでください。また、正しく調 整してお使いください。 • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジン の回転数を上げすぎたりしないでく
横転 保 護 バ ー の 使 用 と 保 守 整 備 ROPS横 • • ROPS横転保護バーは効果の高い重要な安全装置 • • • • • • です。この機械を運転するときは必ずシートベ ルトを着用してください。 緊急時にはシートベルトを迅速に外せるよう、 練習しておいてください。 頭上の安全木の枝、門、電線などに注意し、 これらに機械や頭をぶつけないように注意し てください。 ROPS自体に損傷がないか、また、取り付け金具 がゆるんでいないか、定期的に十分に点検を行 い、万一の際に確実に役立つようにしておい てください。 ROPS が破損した場合には修理せず、必ず新品 に交換してください。 ROPSを外さないでください。 メーカーの許可なくROPSを改造することを禁 じます。 • • 安全にお使いいただくため に TORO か ら の お 願 い 以下の注意事項はANSI規格には含まれていません が、Toroの芝刈り機を安全に使用していただくため に必ずお守りいただきたい事項です。 この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりす る能力があります。重傷事故や死亡事故を防ぐた め、すべての注意
• 移動走行時にはカッティングユニットを上昇 させてください。 • エンジン回転中や停止直後は、エンジン本体、 マフラー、排気管などに触れると火傷の危険が ありますから手を触れないでください。 • エンジン側面にある回転スクリーンに手足や衣 服を近づけないように注意してください。 • カッティングユニットが硬いものにぶつかった り異常な振動をしたりした場合は 直ちにエンジ ンを停止し 機械の全動作が停止するのを待ち そ れから点検にかかってください破損したリール や下刃は、必ず修理または交換してから作業 を再開してください。 ユニットや可動部に近づけないように十分ご注 意ください。特にエンジン側面の回転スクリー ンに注意してください。また、無用の人間を近 づけないようにしてください • 運転席を離れる前に、必ずモードレバーをニュー トラルにし、カッティングユニットを上昇さ せ、リールが完全に停止したのを確認してくだ さい。駐車ブレーキを掛け、そして、エンジン を止め、キーを抜き取ってください。 • • • • • • • • ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上げ ない
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損 したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 115-8155 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと始動補助剤を 使用しないこと。 115-8203 1. ヒューズについては オペ レーターズマニュアル を読 2. 115-8226 ラジエターファン50A 1. むこと。 転倒の危険 オペレーターズマニュアルを読むこと ROPS横転 保護バーを取り外さないことまた、運転中は必ずシートベ ルトを着用すること。 117–2718 119-9346 1. 7 ペダルを踏むとロック解除 2.
132-9548 1. エンジン速度 高速 7. リール速度 ニュートラル 2. エンジン速度 低速 8. リール 移動走行 3. リール下降して回転 9. リール 刈り込み 4. リール上昇して停止 10. リール バックラップ 5. リール速度 高速 11. 前進 6. リール速度 低速 132-9549 保守・整備作業を始める前に オペレーターズマニュアル を読む こと。 2. 油圧オイルの量 1. 3. チョーク 8 4. エンジン 始動 5. エンジン 作動 6.
バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 5. 131-2046 バッテリーに人を近づけな いこと。 7. 保護メガネ等着用のこと爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり 6. を読むこと 。 1. ライトダブル 2. ライトシングル 3. OFF 133-2339 CE規格に適合させる場合に 133-2338 の上から貼り付ける 1. 警告 オペレーターズマニュ 4. 転倒の危険15度を超える 斜面での横断走行、下り アル を読むこと 必ず講習を 走行禁止。 受けてから運転すること。 133-2338 1. 警告 オペレーターズマニュ 4.
115-8156 1. リール高さ 2. 5 枚刃カッティングユニット 3. 8 枚刃カッティングユニット 5. 14 枚刃カッティングユニット 4. 11 枚刃カッティングユニット 6. 119-9345 10 リール速度 7. 高速 8.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 ROPS バー ボルト1/2 x 3-3/4 インチ フランジナット1/2 インチ 運転席 シート用ワイヤハーネス ハンドル ロックナット1-1/2 インチ ワッシャ ハンドルのキャップ 1 4 4 1 1 1 1 1 1 4 必要なパーツはありません。 – バッテリー液を入れて充電する 5 必要なパーツはありません。 – オイルクーラオプションを取り付けるま す。 集草バスケット用フック フランジボルト ゲージバー カッティングユニット弊社代理店からご 購入ください 集草バスケット 6 12 1 ウェイトキット 119-7129別途購入のこと 1 後部ウェイトを取り付けます。 警告ステッカー, 133-2338 1 必要に応じて EU ステッカーを貼り付け ます。 必要なパーツはありません。 – タイヤ空気圧を下げます。 必要なパーツはありません。 – ブレーキの慣らし掛けを行います。 1 2 3 6 7 8 9 10 11 3 ROPSを取り付
1 2 を取 り 付 け る ROPSを 運転席を取り付ける この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 1 ROPS バー 1 運転席 4 ボルト1/2 x 3-3/4 インチ 1 シート用ワイヤハーネス 4 フランジナット1/2 インチ 手順 注 運転席を前位置に取り付けたい場合、前方の取り 付け穴に取り付けると、そこから 7.6cm の前後調整 ができます後方の取り付け穴に取り付けると、そこ から 7.6cm の前後調整ができます。 手順 1. 出荷用クレートから上部サポートを外す。 2. クレートからROPSを取り出す。 3. 機体の左右にあるポケットに ROPS を差し込 み、ボルト1/2 x 3-3/4 インチ4本とフランジ ナット4本1/2 インチで固定する図 3。. 1. シートスライドを固定しているラグボルトを 外して廃棄し、出荷用のひも類を切断する。 2. 出荷用ブラケットからボルト5/16 x 3/4 イン チ 4本と、ワッシャを外し、ブラケットを廃棄 する。 3.
警告 3 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーやバッテリー関連製品には 鉛が含まれており、カリフォルニア州 では発ガン性や先天性異常を引き起こ す物質とされています。取り扱い後は 手をよく洗ってください。 ハンドルを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 ハンドル 1 ロックナット1-1/2 インチ 1 ワッシャ 1 ハンドルのキャップ 1. 重要 機体にバッテリーを載せたままで電解液 を入れないでください。電解液がこぼれた場 合、機体が激しく腐食します。 手順 1. 固定具とバッテリークランプを外してバッテ リーを取り出す。 ハンドルをステアリングシャフトにはめ込む (図 5)。 2. バッテリーの上部をきれいに拭い、キャップ を取り外す (図 6)。 4 3 2 1 g014687 図5 1. 2. ハンドル ワッシャ 図6 3. ロックナット 4. キャップ 2. ワッシャをステアリングシャフトにはめ込む 図 5。 3. ロックナットでハンドルを固定し、2735N·m 2.83.
5. 充電器に接続し、充電電流を 24 A にセットす る。液温 16°Cのときの電解液の比重が 1.250 に なり、全部のセルから泡が十分に立つようにな るまで、充電電流 4A で最低2時間程度、または 充電電流 2A で最低4時間程度、充電を行う。 警告 バッテリーケーブルの接続手順が不適切である とケーブルがショートを起こして火花が発生 する。それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 警告 充電中は爆発性のガスが発生する。 充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに 火気を近づけない。 • ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス 黒 ケーブルから取り外す。 • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス 赤 ケーブルから取り付け、それからマイナ ス 黒 ケーブルを取り付ける。 重要 充電時間が不足しているとバッテリーの 寿命が短くなる可能性があります。 6.
6 集草バスケット用フックを取り付 ける 集草バスケット用フック 12 フランジボルト 駆動カップラの内側面にグリスを塗る。 3. カッティングユニットを取り付ける (ページ 26) の説明に従ってカッティングユニットを 取り付ける。 8 この作業に必要なパーツ 6 2. 後部ウェイトを取り付ける この作業に必要なパーツ 手順 1 フランジボルト全部で12本を使って、サスペンショ ンアームのバーの端部に集草バスケット用フック全 部で6個を取り付ける図 9。 ウェイトキット 119-7129別途購入のこと 手順 本機は、ウェイトキット P/N 119-7129 を取り付 けることにより、ANSI B71.4-2012 および EN ISO 5395:2013 規格 に適合します。 9 EU 用 ス テ ッ カ ー を 貼 り 付 け る この作業に必要なパーツ 1 図9 1. フランジボルト 2. 集草バスケット用フック 3.
製品の概要 11 ブレーキの慣らし掛けを行う 4 2 必要なパーツはありません。 5 3 手順 1 ブレーキをしっかりと掛け、その状態のままで、刈 り込み速度で走行し、ブレーキが過熱して臭気がし てきたら終了します。慣らし掛け終了後にブレー キの調整が必要になる場合があります ブレーキの 調整 (ページ 38)を参照。 6 7 8 g014674 図 10 エンジン 5. ハンドル 2. ROPS バー 6. 7. 走行ペダル フットレスト 8. カッティングユニット 1. 3. 4.
1 2 3 図 13 g014603 図 11 1. 走行ペダル前進用 2. 走行ペダル後退用 3. ステアリングアーム・ロック ベダル 1. 始動スイッチ 5. スロットルレバー 2. チョークレバー 6. 整備時期表示ランプ 3. モードレバー 7. エンジンオイル圧警告灯 4. ジョイスティックカッティング ユニット操作レバー 8. オイル漏れ警告ランプ チョークレバー 低温時のエンジン始動には、チョークレバーを手前 に引いて図 13閉 位置とし、チョークを閉じます。 エンジンが始動したら、エンジンがスムーズに回 転を続けられるようにチョークレバーを調整して ください。チョークはなるべく早く 開 位置に戻 すようにしてください。エンジンが温かい時には チョーク操作は不要です 図 12 ジョイスティック カッティングユニット操作 レバー 走行速度は以下の通りです • 刈り込み時前進速度 3.28 km/h • 最大移動走行速度16 km/h • 後退速度 4.
始動スイッチ 駐車ブレーキレバー スイッチ図 13にキーを差し込んで右いっぱいStart 位 置に回すとエンジンが始動します。エンジンが始動 したらキーから手を放すと、キーは自動的にON位 置に動きます。エンジンを停止するときは、キー を左に回してOFF 位置にします。 ブレーキレバー図 15を引き上げると駐車ブレーキ がかかります。解除する時は、ブレーキレバーの 下側にある解除レバーを握り込んでレバーを下げ ます。本機を離れるときには必ず駐車ブレーキを 掛けてください。 エンジンオイル圧警告灯 エンジンオイル圧力ランプ図 13はエンジンオイルの 圧力が異常に低下すると点灯します。 故障表示ランプ 故障表示ランプ図 13は、センサーが何らかの異常を 検知したときに点灯します。万一このランプが点灯 したら、本機の使用を中止し、安全な場所へ移動し て点検・故障診断を受けてください。故障表示ラン プおよび故障診断システムについてのさらに詳し い情報は、 故障表示ランプが点灯した場合の処置 (ページ 41) に掲載されています。 オイル漏れ警告ランプ 図 15 油圧オイルタンク内部のオイルの量が低下す
燃料バルブ 格納時やトレーラなどで長距離を輸送する場合に は、運転席下の燃料タンク下部にある燃料バルブ 図 19を閉じてください。 1 1 g014623 図 17 1. リール速度コントロール 座席調整レバー 運転席の右前角部にあり図 18、運転席の前後位置の 調整を行うことができます。 g01462 6 図 19 注 座席の位置の調整範囲が足りない場合には、座席 をベースに固定しているボルト 4 本を外して、さ らに前または後ろの取り付け穴に座席を取り付け 直してください。 1.
運転操作 使用ください。純正パーツは、トロが設計・指定 した、完成品に使用されているものと全く同じ、 信頼性の高い部品です。確かな安心のために、ト ロの純正にこだわってください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 安全についての章に記載されている注意事項をすべ てよく読んでください。オペレータや周囲の人を事 故から守る重要な情報が掲載されています。 危険 ぬれ芝、急斜面など滑りやすい場所で運転する と滑って制御できなくなる危険がある。 • 斜面では速度を落とし、より慎重な運転を 心がける。 • 水の近くに乗り入れないこと。 危険 車輪やローラが溝などに落ちて機体が転倒す ると、最悪の場合、死亡事故などの重大な事 故となる危険がある。 段差の近くに乗り入れないこと。 注意 聴覚を保護せずにこの機械を長時間使用しつづ けると聴覚障害を起こす可能性がある。 運転に際しては聴覚保護具を使用すること。 目、耳、手、足、頭などの保護具を使用すること。 1 2 G009027 図 20 1. 保護メガネ等着用のこと。 2. 聴覚保護具を着用すること.
3. 必ずスタビライザ品質安定剤を添加してく ださい。 ディップスティックを、チューブの根元まで もう一度しっかりと差し込む図 21。 オイ ル を 混 合 し な い で く だ さ い 。 – ガソリンにオ 重要 エタノール系、メタノール系のスタビライザ はご使用にならないでください。アルコール系のス タビライザ エタノールまたはメタノールを基材とし たもの は使わないでください。 危険 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 図 21 1. ディップスティック 2. 首から引き抜いて油量を点検する。 5.
燃料キャップの周囲をきれいに拭いてキャッ プを外す 図 22 。 1. 流動点, ASTM D97 -37℃ -45℃ 産業規格 ヴィッカース I-286-S 品質レベル , ヴィッカース M-2950-S 品質レベル , デニソン HF-0 重 要 ISO VG 46 マ ル チ グ レ ー ド オ イ ル は 、 広 い 温 度 範囲で優れた性能を発揮します。通常の外気温が高 ℃-49℃ ℃ 熱 帯 地 方 で は 、 ISO VG 68 オ イ ル の ほ う い 18℃ が適切と思われます。 図 22 1.
ホイールナットのトルクを点検する 警告 適切なトルク締めを怠ると車輪の脱落や破損か ら人身事故につながる恐れがある。 時間 後 に 1回 回と 10時 時間 後 に も う 1 運 転 開 始 か ら 1-4時 回、ホイールナットのトルク締めを行う トルク 。そ の 後 は 値 は 95122N∙m9.7-12.5kg.m = 7090ft-lb。 200 運 転 時 間 ご と に 締 め 付 け を 行 う 。 均等な締め付けになるように星形パターンで少しず つ締め付けてください。 慣らし運転期間 慣らし運転期間中のオイル交換や初期整備作業に ついては、機械に付属のエンジンマニュアルを参 照してください。 図 23 1. 3. 油圧オイルタンクのキャップ 2.
カッティングユニットが降下・回転すれ ば正常。 走行ペダルがニュートラル位置にある。 • • モードレバーがニュートラル位置にある。 B. 芝刈りレバーを後ろに引いてみる。カッ ティングユニットが停止し、一番上移動 位置まで上昇すれば正常。 以下の条件がそろっていないとインタロックが作 動し、走行することができません C. 機体が動かないようにブレーキを掛けた 状態で、走行ペダルを前進側と後退側に 踏み込んでみる。 • • • D. E.
12. この状態から芝刈りレバーを「芝刈り」位置 に切り換えてカッティングユニットを降下さ せる。カッティングユニットは降下するが回 転しないのが正常。 回転するのはインタロックの故障です原因を 究明し、修正してください。 リークディテクタの作動確認 リークディテクタシステムは、油圧オイルのリーク を早期に発見し、オペレータに知らせます。メイン タンクの中のオイルの量が 118177ml 少なくなると、 タンク内部にあるフロートスイッチが作動します。 秒後にアラームが作動してオペレータに異常の発生 を知らせます図 26。油圧オイルは運転中の温度上昇 によって膨張しますが、この膨張分は補助タンクに 逃がされ、主タンク内のオイルレベルは常に一定 に保持されます。始動スイッチをOFF にするとオ イルは主タンクに戻ってきます。 G020736 図 25 通常状態 オイルは高温 1. 2. ソレノイド式の戻りバルブ閉 3. フロート上昇スイッチ開 4. 警告ブザー オイルレベル高温時 G020735 図 24 始動前 オイルは低温 1. ブリーザキャップ 2. 補給管 3. 4.
る一時保管位置にセットしておくと、誤って破損さ せるなどの事故を防止することができます。 重要 リールモータをホルダー 保管位置 に入れた ままでサスペンションを「移動走行」位置にしな いでください。モータやホースが破損する恐れが あります。 重要 ベッドナイフやリールを見るためにカッティ ングユニットを立てる場合には、ベッドバー調整ね じのナットが床面に接触しないように、カッティ ングユニットの後ろ側をスタンドなどで支えてく だ さ い 図 28 。 図 27 1. 汚れのない棒やドライバ 2. スイッチを押す。 4. 3. 警告ブザー フロートから手を離す。 2 注 アラームが停止する。 5. ストレーナとキャップを元通りに取り付け、 始動キーをOFF 位置にもどして終了。 2 1 g014596 図 28 リークディテクタの動作 1.
3. サスペンションアームのバーについている ラッチを上向き開いた状態にして(図 30、サ スペンションアームを押し下げて、バーを、 カッティングユニットのバーの上に被せるよ うにする 図 31 。 1 4 2 3 23 1 g014609 図 30 ラッチ閉じた位置 サスペンションアームの バー 1. 2. 3. ラッチ開いた位置 g014690 1 図 32 2 1. リールモータ 3. 差し込み穴 2. スプラインシャフト 4. モータ固定バー 7. サスペンションアームについているバスケッ ト用フックに集草バスケットを取り付ける。 8. 残りのカッティングユニットにも同作業を行 う。 g01461 1 図 31 1. 4. サスペンションアームの バー 2. カッティングユニットのバー カッティングユニットを取り外す ラッチを下げて閉じるとカッティングユニッ トのバーがロックされてユニットがアームに セットされる図 30。 注 ラッチが正しくロックされると、「カ チッ」という音が聞こえます。 5.
リール回転速度の設定を行う 一定で、クオリティの高いカットを行い、均一な刈 り上がり見映えを作るには、リール速度コントロー ル運転席左側のカバーの下にあるマニホルドブロッ クについているを正しく設定しておく必要がありま す。調整は以下の手順で行います 1. カッティングユニットを希望の刈高にセット する。 2. 刈り込み条件に最も適した刈り込み速度を決 める。 3. リールの刃数5, 8, 11, 14合ったグラフ図 35 を 参照を利用して、希望する刈高に合ったリー ル回転速度を探し出します。 2 1 g014605 図 33 1. 3. リールモータ 2. モータ固定バー 外したモータは、サスペンションアームの前部 にある一時保管位置にセットしておく図 34。 g014736 図 35 g014608 図 34 4.
刈り込み作業 径でターンをする方が刈り込みを能率よく行う ことができます。ただし芝草が弱っている時 などは大きな半径で優しく回ってください。 実際にグリーンで刈り込みを行う前に、広い場所で 走行、停止、カッティングユニットの上昇、下降、 旋回動作などをよく練習してください。 グリーンに異物が落ちていないことを確認し、カッ プから旗を抜き、刈り込みの方向を決めます。刈 り込みの方向は、前回の刈り込みの方向をもとに して決めます。いつも前回とは違う方向から刈る ようにすると、芝が一定方向に寝てしまわないの できれいに刈ることができます。 1. エンジンはフルスロットル、モードは芝刈り モードでグリーンに入ります。 2. グリーンの一方の縁から刈り始め細長いじゅ うたんを敷くつもりで真っ直ぐに進んでくだ さい。 注 このパターンで作業すると、無駄な重なり をなくし、固結を最小限に抑えながら、美し い縞模様を作ることができます。 3. 集草バスケットの先端がグリーンの縁に掛かっ たところで芝刈りレバーを操作します。 図 37 1.
刈り込み作業後の点検と清掃 重要 歩み板の上では旋回動作をしないでください 転 落する危険があります。 芝刈り作業が終わったら、ホースと水道水で洗車し てください。水圧が高いとシールやベアリングに浸 高 水しますから ノズルは使用しない でください。高 温のエンジンには絶対に水を掛けないでください。 歩み板を上る際には急加速を避け、歩み板をバック で下る際には急な減速をさけてください。どちらの 操作も後ろに転倒する危険が高くなります。 洗車が終わったら、トラクションユニットおよび カッティングユニット各部の磨耗・損傷などの点 検を行ってください。ブレーキシャフトアセンブ リは、SAE 30 を塗りつけるか、スプレー式の潤滑 剤を使って滑らかな動きの確保と防錆を行ってく ださい。 警告 マシンをトレーラなどに搭載する作業は、機 体を転倒させる危険をはらんでおり、万一そ のような事故が起こると死亡事故など重大な 人身事故となる。 移動走行モードでの運転 カッティングユニットが完全上昇位置にあることを 確認する。モードレバーを移動走行位置にする。下 り斜面ではブレーキを使用して車両を確実に制御し てくだ
緊急時の牽引について 緊急時には、短距離400m までに限り、牽引また は押して移動することができますが、トロではこ の方法は緊急用以外には使用しないようにするこ とをお奨めしています。 とし て く だ さ 重 要 牽 引 移 動 時 の 速 度 は 、 35km/hと い。これ以上の速度では駆動系に損傷を与える危険 があります。長い距離を移動しなければならない場 合にはトレーラなどを使用してください。 1. 油圧ポンプについているバイパスバルブ図 39の 溝が「縦」になるようにバルブを回転させる。 図 38 1. トレーラ 3. 15度を超えないこと 2. 幅広の歩み板 4. 1 幅広の歩み板側面図 1. トレーラを使用する場合には、トレーラを牽 引車両に接続した後、安全チェーンを掛けて ください。 2. ブレーキを使用する場合には、ブレーキの接 続を行なってください。 3. トレーラまたはトラックにマシンを乗り入れ る。 4. エンジンを停止し、キーを抜き取り、駐車ブ レーキを掛け、燃料バルブを閉じる。 5.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 www.Toro.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 インタロックの動作を点検す る。 計器類の動作を確認する リークディテクタの動作を確 認する。 ブレーキの動作 燃料残量 油圧オイルの量を点検する。 エンジンオイルの量を点検す る。 エンジン冷却フィンの汚れを 落とす。 エアフィルタとプレクリーナを 点検する。 エンジンからの異常音がない か点検する。 リールとベッドナイフの摺り合 わせを点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検。 オイル漏れなど。 タイヤ空気圧を点検する。 刈高の調整具合を点検す る。 塗装傷のタッチアップ修理を 行う。 要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 33 記事 土 日
エンジンの整備 エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—エアクリーナのスポン ジエレメントの整備を行う悪条件 下ではより頻繁に。 100運転時間ごと—エアクリーナのペーパー エレメントの整備を行う悪条件下ではより 頻繁に 。 1. カバーを丁寧に清掃する図 40。 図 41 1. 2. 3. 蝶ナット 5. スポンジを点検する時にはペーパーエレメン トの状態も同時に点検する。エレメントの平 たい面を軽く叩いて汚れを落とす。汚れがひ どければ交換する。 6. スポンジ、ペーパーエレメント、蝶ナット、 カバーを元通りに取り付ける。 重要 エレメントを外したままでエンジンを運 転しないこと。エンジンに大きな損傷が起き る場合があります。 図 40 1. スポンジ ペーパーエレメント エアクリーナのカバー 2. ロック用クリップを取り、エアクリーナカ バーを外す。 エンジンオイルとフィルタの交換 3. エレメントをエアクリーナに固定している蝶 ナットを外す図 41。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 25 時間—エンジンオイ ルとフィルタの交換を行う。 4.
2. オイルフィルタ図 42を外す。 3. 新しいフィルタのガスケットに薄くエンジン オイルを塗る。 4. ガスケットがアダプタに当たるまで手でねじ 込み、そこから更に 3/41/ 回転増し締めする。 締めすぎないように注意してください。 5. クランクケースにオイルを入れる エンジンオ イルを点検する (ページ 20)を参照。 6. 廃油は適切な方法で処理する。 燃料系統の整備 燃料フィルタの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 燃料の流れが悪い場合 には交換する。 燃料フィルタはインラインタイプで、燃料タンクと キャブレタの間に設置してあります図 44。 危険 点火プラグの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 エアギャップを 0.
電気系統の整備 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーやバッテリー関連製品には 鉛が含まれており、カリフォルニア州 では発ガン性や先天性異常を引き起こ す物質とされています。取り扱い後は 手をよく洗ってください。 バッテリーの整備 バッテリーの電解液は常に正しいレベルに維持 しバッテリー上部を常にきれいにしておいてくださ い涼しい場所にマシンを格納しておくとバッテリー を長持ちさせることができます。 電解液の量は50運転時間ごとに点検します格納中 は30日ごとに点検します 危険 ヒューズの搭載位置 電解液には触れると火傷を起こす劇薬である 硫酸が含まれている。 • ヒューズは座席下にあります図 45。 電解液を飲まないこと。また、電解液を皮 膚や目や衣服に付けないよう十分注意する こと。安全ゴーグルとゴム手袋で目と手を 保護すること。 • 皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよう、 必ず十分な量の真水を用意しておくこと。 各セルへは、蒸留水またはミネラルを含まない水を 適正レベルまで補給してください。 但し、電解液の 量が、各セルの内側についているスプリット
走行系統の整備 移動走行速度の調整 トランスミッションのニュートラル 調整 最高速度が出せるように調整する 走行ペダルは最高速度を出せるように出荷時に調 整されていますが、一杯に踏んでいるのにペダル ストップに当たらないようになったら調整が必要 です。また、最高速度を下げたい場合にも調整を 行います。 走行ペダルをニュートラル位置にしても本機が動 きだすようでしたら、ニュートラル復帰メカニズ ムを調整します。 モードレバーを移動走行位置にセットし、ペダルを 一杯に踏み込めば最高速度となります。ケーブルに 張力が掛かる前にペダルがストップ図 47に当たる場 合には調整が必要です。 どちらか一方の前輪を浮かして機体を支える。 1. 注 3 輪駆動キットを搭載している場合には、後 ホイールも浮かせてブロックしてください。 2. エンジンを始動し、スロットルを SLOW にセッ トし、浮かせている前輪が回転しないことを 確認する。 3. 車輪が回転している場合には、エンジンを止 め、以下の手順で調整する A.
ブレーキの整備 芝刈り速度の調整 刈り込み速度は出荷時の設定で 6.1km/h ですが、 ブレーキの調整 08km/h の間で調整が可能です。 1. トラニオンボルトのジャムナットをゆるめる 図 48 。 2. ロック芝刈ブラケットをペダルピボットに固 定しているナットをゆるめる。 駐車中にブレーキが十分に利かずに車両が動いてし まう場合には、ブレーキドラムの近くにあるバルク ヘッドフィッティングで調整を行うことができま すさらに詳しいことについては弊社代理店に問い合 わせるか サービスマニュアル を参照してください。 注 年に1回ブレーキの焼き慣らしを行う。参照 慣ら し運転期間 (ページ 23). 2 1 3 g014625 図 48 1. 2. ジャムナット ナット 3. トラニオンボルト 3. 刈り込み速度を遅くするには、トラニオンボ ルトを右に回し、速くするには左に回す。 4.
油圧系統の整備 油圧ラインとホースの点検 警告 油圧オイルとフィルタの交換 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体 に重大な損傷を引き起こす。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 800運転時間ごと オイルが汚染された場合は内部のフラッシュ洗浄作 業が必要となります。 Toro 代理店にご相談くださ い汚染されたオイルは乳液状になったり黒ずんだ色 なったりします。 1.
カッティングユニットの保守 リールのバックラップ 1 警告 バックラップ中にリールに触れると大けがをす る。 • リールその他の可動部に手指、足、衣類等 を近づけないよう注意すること。 • エンジンが動いている間は、止まったリー ルを絶対に手や足で回そうとしないこと。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニット を降下させ、エンジンを停止し、駐車ブレー キを掛ける。 2. 運転席左側のプラスチック製カバーを取り外 す。 3. 各カッティングユニットのリールと下刃をバッ クラップ用に設定するカッティングユニット の オペレーターズマニュアル を参照。 g014623 図 51 1. 7. 機能コントロールレバーをニュートラル位置に して、昇降刈り込みコントロールを前に倒す とリールが回転してバックラップが始まる。 8. 長い柄のブラシを使ってラッピングコンパウ ンドを塗布しながらラッピングを続ける。柄 の短いブラシは絶対に使用しないこと。 9. リールが停止したり回転にムラがある場合は、 速度設定を上げて回転を安定させてからもと の速度或いは希望速度に戻す。 10.
診断システム 注 最も新しい 3 つの不具合のみが記憶されて います。 エラーコードの一覧表は、弊社代理店にて入手くだ さるか サービスマニュアル をご覧ください。 故障表示ランプが点灯した場合 の処置 機械に異常が検知されると故障表示ランプが点灯し ます。万一このランプが点灯したら、機械を診断 モードにセットし、内部コンピュータが発する診断 コードを読み取ることによって故障内容を知ること ができます。診断モードで内部コンピュータが発す る診断コードエラーコード、故障表示ランプの点滅 回数で表され、この回数を代理店にお知らせいただ くことにより、迅速な対応が可能となります。 注 故障診断モードではエンジンを始動することは できません。 故障診断モードに入るには 1. エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛け、キー を OFF 位置にする。 2. モードレバーを移動走行位置にする。 3. バックラップレバーが前転Fにセットされてい ることを確認する。 4. 運転席から降りる。 5. カッティングユニット操作レバーを上昇位置 に保持する。 6. 始動キーを RUN 位置に回す。 7.
保管 長期間にわたって保管する場合には以下のような作 業を行ってください 1. 機体からゴミや刈りカスをきれいに取り除く。 必要に応じてリールと下刃の研磨を行うカッ ティングユニットの オペレーターズマニュア ル を参照。ベッドナイフやリールの刃にはさ び止めを塗布する。潤滑必要部にグリスやオ イルを入れる。 2. タイヤに重量がかからないように完全にブ ロックする。 3. 油圧オイルとフィルタを交換する。油圧ライ ンやフィッティングを注意深く点検し、必要 に応じて交換する 油圧オイルとフィルタの 交換 (ページ 39) と 油圧ラインとホースの点 検 (ページ 39)を参照。 4. 燃料タンクから燃料を抜き取る。エンジンを 始動し、燃料切れで自然に停止させる。燃料 フィルタを交換する 燃料フィルタの交換 (ペー ジ 35)を参照。 5. エンジンがまだ暖かいうちに、エンジンオイ ルを抜き取る。新しいオイルを入れる エンジ ンオイルとフィルタの交換 (ページ 34)を参照。 6.
米国外のディストリビュータ一覧表 ディストリビュータ 輸入販売代理店 Agrolanc Kft Asian American Industrial (AAI) B-Ray Corporation Brisa Goods LLC Casco Sales Company Ceres S.A. CSSC Turf Equipment (pvt) Ltd. Cyril Johnston & Co. Cyril Johnston & Co. Fat Dragon Femco S.A. FIVEMANS New-Tech Co., Ltd ForGarder OU ゴルフ場用品株式会社 Geomechaniki of Athens Golf international Turizm Hako Ground and Garden Hako Ground and Garden Hayter Limited (U.K.) Hydroturf Int. Co Dubai Hydroturf Egypt LLC Irrimac Irrigation Products Int'l Pvt Ltd. Jean Heybroek b.
トロの品質保証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店 ディストリビュータ又はディーラー に対して、お客様から連絡をして頂くことが 必要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問があ る場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Products Service De