Form No. 3372-220 Rev A Greensmaster ® 3320 TriFlex™ ト ラ ク ションユニット 04530— —シ リ ア ル 番 号 312000001 以 上 モ デ ル 番 号 04530 g014597 製品の登録は: www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書) をご覧ください。 警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 カリフォルニア州では、ディーゼル・ エンジンの排気ガスやその成分には発癌 性や先天性異常の原因となる物質が含ま れているとされております。 1 g014685 重要 この製品のエンジンのマフラーにはスパー クアレスタが装着されておりません。カリフォル ニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機 械を使用する場合には、法令によりスパークアレ スタの装着が義務づけられています。他の地域に おいても同様の規制が存在する可能性があります のでご注意ください。 図1 1.
目次 燃料系統の整備 ............................ 燃料フィルタの交換 ..................... 燃料ラインとその接続 ................... 電気系統の整備 ............................ バッテリーの整備 ....................... ヒューズの整備......................... 走行系統の整備 ............................ トランスミッションのニュートラル調 整 .................................. 移動走行速度の調整 ..................... 芝刈り速度の調整 ....................... ブレーキの整備 ............................ ブレーキの調整......................... 油圧系統の整備 ............................ 油圧オイルとフィルタの交換 ..............
安全について • 石、おもちゃ、針金など、機械にはね飛ばされ て危険なものが落ちていないか、作業場所を よく確認しましょう。 CEN安 安全 規 格 EN836: 1997 1997、 、ISO ISO規 規格 5395: こ の 機 械 は CEN 1990お およ び ANSI ANSI規 規格 B71.4-2004 B71.
に停止し、カッティングユニットを降下させ、 回転を止め、駐車ブレーキを掛け、エンジンを 停止させてください。 • 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が • 何かにぶつかったり、 機体が異常な振動をした • 修理を行うときには必ずバッテリーの接続と点 掛かっている場合があります。取り外しには十 分注意してください。 場合は、 直ちに作業を中止して機体を点検して ください。異常を発見したら、作業を再開する前 に修理してください。 火プラグの接続を外しておいてください。バッ テリーの接続を外すときにはマイナスケーブル を先に外し、次にプラスケーブルを外してくだ さい。取り付けるときにはプラスケーブルから 接続します。 • カッティングユニットに手足を近づけないで ください。 • リールの点検を行うときには安全に十分注意し • バックするときには、足元と後方の安全に十分 てください。リールの点検を行うときには必ず 手袋を着用してください。 な注意を払ってください。 • 運転手以外の人を乗せないこと、また、人や • 可動部に手足を近づけないよう注意してくださ ペットを近づけないでくださ
• • • • • • • • • • • • マシンから離れる時には、必ず、カッティング がニュートラル位置にあること、および駐車ブ レーキがかかっていることを確認してください。 運転には十分な注意が必要です。転倒や暴走事故 を防止するために以下の点にご注意ください: – サンドトラップや溝・小川などに近づかな いこと。 – 急旋回時や斜面での旋回時は必ず減速してく ださい。急停止や急発進をしないこと。 – この機械は公道を走行する装備をもたない 「低速走行車両」です。公道を横切ったり、 公道上を走行しなければならない場合は、必 ず法令を遵守し、必要な灯火類、低速走行 車両の表示、リフレクタなどを装備してく ださい。 – 道路付近で作業するときや道路を横断すると きは周囲の交通に注意する。常に道を譲る心 掛けを。 – 下り坂ではブレーキを併用して十分に減速 し、確実な車両制御を行うこと。 また、溜まった刈りカスを捨てる時は必ずエン ジンを停止させてください。 移動走行時にはカッティングユニットを上昇 させてください。 エンジン回転中や停止直後は、エンジン本体、 マフラー、排気管などに触れると火傷
音力レベルの確認は、ISO 11094 に定める手順に 則って実施されています。 右手の振動レベルの実測値 = 0.31 m/s2 音圧レベル 不確定値(K) = 0.15 m/s2 左手の振動レベルの実測値 = 0.20 m/s2 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実施さ れています。 この機械は、オペレータの耳の位置における音 圧レベルが 81 dBA であることが確認されていま す; ただしこの数値には不確定値(K)1 dBA が 含まれています。 全身 振動レベルの実測値 = 0.14 m/s2 音圧レベルの確認は、EC規則 836 に定める手順に 則って実施されています。 不確定値(K) = 0.07 m/s2 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実施さ れています。 振動レベル 腕および手 安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 115-8156 1. リール高さ 2. 5 枚刃カッティングユニット 3.
121–2641 1. 115-8200 1. リール駆動 2. 4. 転倒する危険:旋回開始前 に十分に速度を落とすこと; 高速でターンしないこと。 5. 警告: 車両を離れるときは 駐車ブレーキをロックし、エ ンジンを停止し、キーを抜く こと。 を受けてから運転すること。 ヒューズについては オペレーターズマニュアル を読むこと。 121–6670 1. 警告:オペレーターズマニュ アル を読むこと; 必ず講習 リール解除 117–2718 モデル 74845 のみ 8 2. 異物が飛び出す危険:人を 近づけないこと。 3.
121–5171 1. 2. チョーク エンジン: 始動 3. スロットル 4. エンジン: 停止 121–2640 1. 警告:オペレーターズマニュ アル を読むこと; 必ず講習 4. 転倒の危険: 15度以上の 斜面を高速で横切らないこ と、また、15度以上の斜面 を下らないこと。 5. 警告: 車両を離れるときは 駐車ブレーキをロックし、エ ンジンを停止し、キーを抜く こと。 を受けてから運転すること。 2. 異物が飛び出す危険:人を 近づけないこと。 3. 手足の負傷や切断の危険: 回転刃に近づかないこと; 使用時にはすべての安全 カバー類を正しく取り付け ておくこと。 121–5172 1. OFF 2. ヘッドライト 121–5169 1. 低速 4. リール上 昇 2. 無段階速 度調整 5. リール位 置設定 3. 高速 6. リール下 降して回 転 7. リール: 10. Fast: 移 バックラッ 動走行用 プ 位置 8. ニュートラ 11. モードレ ル:バック バー ラップ用位 置 9.
119-9345 バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 119-9346 1. ペダルを踏むとロック解除 2. さらに詳しい情報について は オペレーターズマニュア ル を読むこと。 1. 爆発の危険 6. バッテリーに人を近づけな いこと。 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 7. 保護メガネ等着用のこと: 爆発性ガスにつき失明等 の危険あり 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 5. オペレーターズマニュアル 10.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 用途 ROPS バー ボルト(1/2 x 3-3/4 インチ) フランジ・ナット(1/2 インチ) 運転席 シート用ワイヤハーネス ハンドル ロックナット(1-1/2 インチ) ワッシャ ハンドルのキャップ 1 4 4 1 1 1 1 1 1 4 5 必要なパーツはありません。 – バッテリー液を入れて充電する 必要なパーツはありません。 – オイル・クーラ(オプション)を取り付ける ます。 6 集草バスケット用フック フランジ・ボルト ゲージバー カッティングユニット(モデル 04613, 04614 または 04615) カッティングユニット上部ウェイト 六角頭ねじ 集草バスケット ウェイト・キット, 119-7129(2輪駆動ユニッ ト用) ウェイト・キット, 120-5750(3輪駆動キット を搭載したユニット用) 6 12 1 警告ステッカー 121-2640 1 1 2 3 7 8 9 ROPSを取り付けます。 運転席をベースに取り付けます。 ハンドルを取り付
1 2 ROPSを を取 り 付 け る ROPS 運転席を取り付ける この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 1 ROPS バー 1 運転席 4 ボルト(1/2 x 3-3/4 インチ) 1 シート用ワイヤハーネス 4 フランジ・ナット(1/2 インチ) 手順 手順 1. 出荷用クレートから上部サポートを外す。 2. クレートからROPSを取り出す。 3. 機体の左右にあるポケットに ROPS を差し込 み、ボルト(1/2 x 3-3/4 インチ)4本とフ ランジ・ナット4本(1/2 インチ)で固定する (図 3)。 注 運転席を前位置に取り付けたい場合、前方の取り 付け穴に取り付けると、そこから 7.6 cm の前後調 整ができます;後方の取り付け穴に取り付けると、 そこから 7.6 cm の前後調整ができます。 1. シートスライドを固定しているラグボルトを 外して廃棄し、出荷用のひも類を切断する。 2. 出荷用ブラケットからボルト(5/16 x 3/4 イ ンチ)(4本)と、ワッシャを外し、ブラケッ トを廃棄する。 3.
4. 運転席の右側にあるメイン・ワイヤハーネス のコネクタを、運転席についているワイヤ ハーネスに接続する。 5. 運転席のワイヤハーネスを運転席に沿って配 設(運転席を前後に移動させたときにハーネ スが挟まれないように注意)し、運転席の底 部にあるポートに接続する。 4 バッテリー液を入れて充電する 必要なパーツはありません。 3 手順 バッテリーに補給する電解液は必ず比重 1.265 の ものを使用してください。 ハンドルを取り付ける 1. この作業に必要なパーツ 1 ハンドル 1 ロックナット(1-1/2 インチ) 1 ワッシャ 1 ハンドルのキャップ 固定具とバッテリー・クランプを外してバッ テリーを取り出す。 重要 機体にバッテリーを載せたままで電解液 を入れないでください。電解液がこぼれた場 合、機体が激しく腐食します。 2. バッテリーの上部をきれいに拭い、キャップ を取り外す (図 6)。 手順 1. ハンドルをステアリング シャフトにはめ込 む (図 5)。 図6 1. 3.
4. 電極板が液を吸収するまで20~30分間程度待 つ。必要に応じて、電極板が6mm程度水没す るぐらいに電解液を補充する(図 7)。 7. 警告 バッテリートレイの上にバッテリーを置き、 先ほど取り外したクランプと固定具で固定す る(図 8)。 1 2 7 6 3 4 充電中は爆発性のガスが発生する。 充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに 火気を近づけない。 5. 充電器に接続し、充電電流を 2~4 A にセッ トする。液温 16°Cのときの電解液の比重が 1.250 になり、全部のセルから泡が十分に立 つようになるまで、充電電流 4A で2時間程 度、または充電電流 2A で4時間程度、充電を 行う。 6.
5 7 オイル・クーラ(オプション)を取り 付ける カッティングユニットを取り付ける この作業に必要なパーツ 必要なパーツはありません。 1 ゲージバー 3 カッティングユニット(モデル 04613, 04614 または 04615) 手順 3 カッティングユニット上部ウェイト 外気温度が29℃を超えるような高温地域や、グリー ンの刈り込み以外の作業(フェアウェイの刈り込 み、バーチカット作業など)に使用される場合に は、油圧オイル・クーラ・キット(P/N 119-1691) を取り付けてください。 6 六角頭ねじ 3 集草バスケット 手順 注 カッティングユニットの整備(研磨、刈高調整な ど)を行う場合には、そのカッティングユニットの リール・モータを、サスペンション・アームの前部 にある一時保管位置にセットしておくと、誤って破 損させるなどの事故を防止することができます。 6 集草バスケット用フックを取り付 ける 重要 リール・モータをホルダー(保管位置)に入れ たままでサスペンションを「移動走行」位置にし ないでください。モータやホースが破損する恐れ があります。
注意 注意 カッティングユニット給電切断カップラ部 を解除しないと、誰でもいつでもカッティ ングユニットを始動させることができ、手 や足に大怪我を負う危険がある。 フット・レストが閉じると、指を挟まれ る恐れがある。 開いているフット・レストが急に閉じて、 指が挟まれないように注意すること。 カッティングユニットの整備などを行う際 には、必ずその前に、カッティングユニッ ト給電切断カップラ部を解除すること。 2. 駆動カップラの内側面にグリスを塗る。 3. カッティングユニットの前ローラはオプション なので出荷時に取り付けられていない。ロー ラ(モデル No. 04625, 04626 または 04627) を代理店から購入する。 ローラに付属の説 明書に従い、カッティングユニットの付属部 品を使って、ローラをカッティングユニット に取り付ける。 4. 2 g014602 1 図 12 ウェイトをカッティングユニットの側面に固 定しているボルト(2本)を外す(図 11)。 1. 2 8. サスペンション・アームの下にカッティング ユニットを置く。 9.
1 2 g01461 1 図 14 1. 10. サスペンション・アームの バー 2. カッティングユニットのバー 図 15 ラッチを下げて閉じるとカッティングユニッ トのバーがロックされてユニットがアームに セットされる(図 13)。 注 ラッチが正しくロックされると、「カ チッ」という音が聞こえます。 11. 12. カッティングユニット用モータのスプライ ン・シャフトにきれいなグリスを塗りつける (図 15)。 モータを、カッティングユニットの左側(運 転席から見て)に取り付け、カッティングユ ニットについているモータ固定バーを、モー タの上から被せるようにセットし、モータの 左右から「カチッ」というロック音が聞こえ るまで押し下げる(図 15)。 1. リール・モータ 3. 差し込み穴 2. スプライン・シャフト 4. モータ固定バー 13. サスペンション・アームについているバスケッ ト用フックに集草バスケットを取り付ける。 14. 残りのカッティングユニットにも同作業を行 う。 15.
製品の概要 9 EU 用 ス テ ッ カ ー を 貼 り 付 け る 4 2 この作業に必要なパーツ 1 5 3 警告ステッカー 121-2640 1 手順 6 7 本機を EU 諸国内で使用する場合には、警告ステッ カー 121-2640 を、ステッカー 121-2641 の上か ら貼り付けてください。 8 g014674 図 16 1. エンジン 2. ROPS バー 3. 4. コントロール・パネル 運転席 5. ハンドル 6. 7. 走行ペダル フット・レスト 8.
注 スロットル・コントロールでエンジンを停止さ せることはできません。 1 4 5 3 2 2 3 1 g014603 図 17 1. 走行ペダル:前進用 2. 走行ペダル:後退用 3. 6 ステアリング・アーム・ロッ ク・ベダル G017945 図 19 1. 始動スイッチ 2. 3. チョーク モードレバー 4. ジョイスティック(カッティン グユニット操作レバー) 5. スロットルコントロール 6.
始動スイッチ LCDの の使 い 方 イ ン フ ォ セ ン タ ー LCD スイッチ(図 19)にキーを差し込んで右いっぱい (Start 位置)に回すとエンジンが始動します。エ ンジンが始動したらキーから手を放すと、キーは自 動的に「ON」位置に動きます。エンジンを停止する ときは、キーを左に回して「OFF」位置にします。 インフォセンターLCDディスプレイは、マシン およびバッテリーパックの状態(現在の充電状 態、速度、故障診断など)の情報を表示しま す。図 21と図 22 は、インフォセンターの初期画面 およびメイン画面を示しています。インフォセン ターのどのボタンでも、押せば初期画面とメイン画 面とをいつでも切り替えることができ、また、矢印 ボタンで選択することによって、希望する項目の 内容を確認することができます。 バックラップスイッチ 運転席左のプラスチック製カバーの下にあります。 バックラップスイッチ(図 20)は、回転許可・禁 止レバー(ジョイスティック)およびリール回転速 度コントロールと連動し、リールをバックラップ するときに使用します。 1 3 2 52.
• 故障記録表示:何らかの不具合が記録されてい る場合に表示されるアイコンです。 診断機能 診断メニューでは、マシンにお いて現在発生している不具合の 診断が表示されます。どのコン トロール装置がONになってお り、どれがOFFになっているか が表示されますから、故障探究 を手早く行うことができます。 Settings(設定) 設定メニューではインフォセン ターの表示や機械の設定を変 更することができます。 About(マシンについて) このメニュー項目では、モデル 番号、シリアル番号、ソフトウェ アのバージョンなどを確認する ことができます。 • 発電機電圧/作動状態: 発電機の電圧を表示 します。 • アワーメータ:本機の積算運転時間を表示し ます。始動スイッチをON 位置にすると作動を 開始します。 • PTO速度: PTO の回転速度を表示します。 • グロープラグ:グロープラグが作動中に表示 されます。 • バッテリー電圧:バッテリーの電圧を表示しま す。 Service((整 備 ) Service • 冷却液温度:エンジンの冷却液の温度を表示し ます;表示単位は、 °C
Protection Settings(保護設定) 保護項目の保護設定を行いま す。 4 0.250 5 0.300 Reset Defaults(デフォルトにリ セット) インフォセンターを初期状態に リセットします。 6 0.375 Raise Delay(上昇遅延) 中央のカッティングユニットの上 昇遅れ時間を設定します。 7 0.475 8 0.600 9 0.750 10 0.
駐車ブレーキ・レバー ブレーキ・レバー(図 24)を引き上げると駐車 ブレーキがかかります。レバー押し下げれば解除 されます。本機を離れるときには必ず駐車ブレー キを掛けてください。駐車ブレーキをセットする と、インフォセンターにブレーキ作動中のアイコン が表示されます。 g014736 図 23 4. インフォセンターでリール速度の設定を行う には、メインメニューを開き、下へスクロー ルして設定(Settings)へ行きます。 5.
カッティングユニット給電切断 カッティングユニットの取り付け、取り外し、整備 などを行う際には、必ずその前に、カッティングユ ニットへの給電コネクタを外して、カッティングユ ニットに対する給電を停止してください(図 27); コネクタは、トラクションユニット左側、横転保護 バーのベース部にあります。マシンを使用するとき には、コネクタを接続してください。 1 g014628 図 25 1. 座席調整レバー 注 座席を倒す際には、レバーを一番後ろまで引き、 ステアリングアームを一番前に倒してください。 図 27 1.
運転操作 アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセ サリがそろっており、マシンの機能をさらに広げ ることができます。 詳細は弊社の正規サービス ディーラ、または代理店へお問い合わせください。 www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとア クセサリをご覧になることができます。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 このマニュアルに掲載されている安全上の注意事項 をきちんと読んでください。オペレータや周囲の人 を事故から守る重要な情報が掲載されています。 目、耳、手足などに対する防護を行うことをお奨 めします。 エンジンオイルを点検する エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、 初回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認 してください。油量は約1.65 リットル(フィル タ共)です。 オイルは、API(米国石油協会)のSG,SH, SJ また はそれ以上のグレードのものを使用します。オイル の粘度(重量)はSAE 30 です。 1. 平らな場所に駐車する。 2.
重要 オイル量は8運転時間ごと又は毎日点検 してください。 5.
推奨される油圧オイル い;5 オイル・クーラ(オプション)を取り付ける (ページ 14 ご覧ください。 推奨オイルの銘柄を以下に示します: 油圧オイルの点検と補給を行う オ ー ル シ ー ズ ン 用 Toro プ レミ ア ム油 圧 オ イ ル を販売していま す(19 リットル缶または 208 リットル缶)。パーツカタログまた は代理店でパーツ番号をご確認ください。 代替製品: Toro のオイルが入手できない場合は、 以下に挙げる特性条件および産業規格を満たすオイ ルを使用することができます。合成オイルの使用は お奨めできません。オイルの専門業者と相談の上、 適切なオイルを選択してください: 1. 平らな場所に駐車する。エンジンもオイルも 冷えていることを確認する。 2.
リールとベッドナイフの摺り合わ せを点検する 作を入念に観察し、小さな異常でも早期に発見・ 解決しておいてください。また、この期間中はオ イル漏れや部品のゆるみの点検を頻繁におこなっ てください。 前日の調子に関係なく、毎日、芝刈り作業を行う前 に、各カッティングユニットのリールとベッドナイ フの接触状態を点検してください。カッティングユ ニットの全長にわたってリールとベッドナイフと がごく軽く接触している必要があります。「カッ ティングユニット」の「リールとベッドナイフの 摺り合わせの調整」の項を参照。 ブレーキの性能を最大限に発揮させるために、実際 の使用前にブレーキの「慣らし掛け」をしておいて ください。まずブレーキを十分に掛けた状態から、 本機を芝刈り速度で運転し、臭いがするまでブレー キを加熱させます。この後、必要に応じてブレーキ を調整(33 ページ参照)してください。 リールの点検を行う際には、必ずカッティングユ ニット給電切断カップラ部解除してください:を参 照。 カッティングユニット給電切断 (ページ 24)作 業終了後には接続してください。 エンジンの始動手順 注 芝刈機の下に物
注 マシンが新しく、ベアリングやリー ルがまだ十分になじんでいない間は、ス ロットルを高速にセットした状態でこの 点検を行う必要があります。慣らし運転 期間終了後は回転速度を下げて点検でき るようになります。 レーキが掛かっていることを確認する。この 状態からモードレバーを「芝刈り」または 「移動」走行位置に切り換える。エンジンが 停止すれば正常。動くのはインタロックの故 障であるから直ちに修理する。 4. 着席し、走行ペダル「ニュートラル」位置、 モードレバー「 ニュートラル」位置、駐車ブ レーキが掛かっていることを確認する。エンジ ンを掛ける。この状態からモードレバーを「芝 刈り」走行位置に切り換え、運転席から立ち上 がる。エンジンが停止すれば正常。動くのはイ ンタロックの故障であるから直ちに修理する。 5.
5. 2 ラッチを下げて閉じるとカッティングユニッ トのバーがロックされてユニットがアームに セットされる(図 33)。 注 ラッチが正しくロックされると、「カ チッ」という音が聞こえます。 カッティングユニット用モータのスプライ ン・シャフトにきれいなグリスを塗りつける (図 35)。 7. モータを、カッティングユニットの左側(運 転席から見て)に取り付け、カッティングユ ニットについているモータ固定バーを、モー タの上から被せるようにセットし、モータの 左右から「カチッ」というロック音が聞こえ るまで押し下げる(図 35)。 g014602 1 1. 6. 図 32 フットレスト: 閉じた状態 2. フットレスト: 開いた状態 3. 中央サスペンション・アームの下にカッティ ングユニットを置く。 4. サスペンション・アームのバーについて いるラッチを上向き(開いた状態)にして (図 33)、サスペンション・アームを押し下 げて、バーを、カッティングユニットのバー の上に被せるようにする(図 34)。 1 2 3 g014609 図 33 1. 2.
注意 カッティングユニット給電切断カップラ部 を解除しないと、誰でもいつでもカッティ ングユニットを始動させることができ、手 や足に大怪我を負う危険がある。 カッティングユニットの整備などを行う際 には、必ずその前に、カッティングユニッ ト給電切断カップラ部を解除すること。 2. 清潔で平らな場所でカッティングユニットを 完全に降下させてサスペンションの油圧が完 全に開放された状態にし、エンジンを停止 し、駐車ブレーキを掛ける。 3. リール・モータのスロットに嵌っているモー タ固定バーを、スロットからカッティングユ ニット側に押し出すようにして外し、モータ を取り外す。 図 37 注 カッティングユニットの整備(研磨、刈 高調整など)を行う場合には、そのカッティ ングユニットのリール・モータを、サスペン ション・アームの前部にある一時保管位置に セットしておくと、誤って破損させるなどの 事故を防止することができます。 図 36 1. 4. リール・モータ 2.
械の始動、停止、カッティングユニットの昇降動 作、旋回などに習熟してください。運転技術に自信 が生まれれば、機械の性能を十分に生かして頂く ことができます。 3 2 1 芝刈り作業の前に グリーンに異物が落ちていないことを確認し、カッ プから旗を抜き、刈り込みの方向を決めます。刈 り込みの方向は、前回の刈り込みの方向をもとに して決めます。いつも前回とは違う方向から刈る ようにすると、芝が一定方向に寝てしまわないの できれいに刈ることができます。 刈り込み作業 1. 2. G017821 エンジンはフルスロットル、モードは「芝刈り 走行」モードでグリーンに入ります。グリー ンの一方の縁から刈り始め、細長いじゅうたん を敷くつもりで真っ直ぐに進んでください。 このパターンで作業すると、無駄な重なりを なくし、固結を最小限に抑えながら、美しい 縞模様を作ることができます。 図 38 1. 整列用目印 2.
レバーを移動走行にセットしてください。急な法 面を下る時には、走行ペダル使って走行速度を下 げ、確実に機体を制御してください。ラフな場所に 入る時やアンジュレーションを渡る時には必ず走 行速度を落としてください。本機の車両感覚(車 幅)をマスターしましょう。狭い場所での無理な 通り抜けを避けましょう。ぶつけて破損するのは 時間と費用のロスです。 2.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 重要 エンジンの整備に関する詳細はエンジンのオペレーターズマニュアルを参照してください。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。点火コードが点火プラ グに触れないように十分離しておくこと。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットのトルクを点検する。 使用開始後最初の 8 時間 • ホイールナットのトルクを点検する。 使用開始後最初の 25 時間 • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 使用開始後最初の 50 時間 • 油圧フィルタを交換する。 • エンジンの回転数を点検する(アイドル回転とフルスロットル)。 使用するごとまたは毎日 • • • • • • エンジンオイルの量を点検する。 油圧オイルの量を点検してください。 リールとベッドナイフの摺り合わせを点検する。 インタロックシステムを点検する。 作業後の洗浄と点検 油圧ラインとホースを点検する。
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 インタロックの動作を点検す る。 計器類の動作 リークディテクタの動作を確認 する(搭載されている場合)。 ブレーキの動作を確認する。 燃料残量 油圧オイルの量 エンジンオイルの量を点検す る。 冷却フィンの汚れを落とす。 エンジンのエアフィルタとプレ クリーナの点検 エンジンからの異常音 リールとベッドナイフの摺り合 わせを点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検。 オイル漏れなど。 タイヤ空気圧を点検する。 刈高の調整具合を点検する。 塗装傷のタッチアップ修理を 行う。 要注意個所の記録 点検担当者名: 内容 日付 35 記事 土 日
潤滑 エンジンの整備 グリスアップを行う エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—エアクリーナのスポン ジ製フィルタの整備を行う(悪条 件下ではより頻繁に)。 全部のグリス注入部にNo.2汎用リチウム系グリスを 注入します。 1. 100運転時間ごと—エアクリーナの カートリッジの整備を行う(悪条 件下ではより頻繁に)。 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッ ティングをきれいに拭く(図 40)。 1. ロック用クリップを取り、エアクリーナカバー (図 41)を外す。カバーを丁寧に清掃する。 図 41 1. 図 40 図はガソリンモデルの左側面です(モデルによって多少異な ります)。 2. ベアリング(又はブッシュ)からグリスがは み出てくるのが見えるまで注入する。はみ出 したグリスはふき取る。 36 エアクリーナのカバー 2. エレメントをエアクリーナに固定している蝶 ナットを外す。 3. スポンジ(図 42)を点検し、汚れていれば ペーパーエレメントから外す。以下の要領で 丁寧に清掃してください: A.
2. オイルフィルタ(図 43)を外す。新しいフィ ルタのガスケットに薄くエンジン・オイルを 塗る。 3. ガスケットがアダプタに当たるまで手でねじ 込み、そこから更に 1/2~3/4 回転増し締めす 締め す ぎ な い よ う に 注 意 す る こ と 。 る。締 4. クランクケースにオイルを入れ る; エンジンオイルを点検する (ページ 25)を 参照。 5. 使用済みオイルは適切に処分する。 点火プラグの交換 図 42 1. 4. 5. スポンジ 2. 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと ペーパーエレメント エア・ギャップを 0.
燃料系統の整備 電気系統の整備 燃料フィルタの交換 バッテリーの整備 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと (燃料の流れが悪い 場合には交換する。) バッテリーの電解液は常に正しいレベルに維持し、 バッテリー上部を常にきれいにしておいてくださ い。涼しい場所にマシンを格納しておくとバッテ リーを長持ちさせることができます。 燃料フィルタはインライン・タイプで、燃料タン クとキャブレタの間にあります(図 45)。フィル タに付いている矢印をエンジンの方に向けて取り 付けてください。 電解液の量は50運転時間ごとに点検します。格納中 は30日ごとに点検します。 危険 危険 ガソリンは非常に引火・爆発しやすい物質であ る。発火したり爆発したりすると、やけどや火 災などを引き起こす。 電解液には触れると火傷を起こす劇薬である 硫酸が含まれている。 • エンジンが冷えてから燃料タンクからガソ リンを抜き取る。この作業は必ず屋外の広い 場所で行う。こぼれたガソリンはふき取る。 • 電解液を飲まないこと。また、電解液を皮 膚や目や衣服に付けないよう十分注意する こと。安全ゴーグルとゴム手袋で目と
走行系統の整備 警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 トランスミッションのニュートラル 調整 走行ペダルがニュートラル位置にあるのに機体が 動き出す場合にはトランスミッションの調整が必 要です。 1. どちらか一方の前輪を浮かして機体を支える。 注 注: 3 輪駆動キット装着車の場合には後輪 も浮かせてください。 ヒューズの整備 ヒューズは座席下にあります(図 46)。 1 C2 7.5 7.5 15 7.5 10 2 2. エンジンを始動し、スロットルをSLOW にセッ ト、浮いている前輪が回転していることを確 認する。 3. エンジンを止め、以下の手順で調整する: A. 偏芯ナットをハイドロスタット上部に止 めているナットをゆるめる(図 47)。 2 G017944 図 46 1.
移動走行速度の調整 芝刈り速度の調整 最高速度が出せるように調整する 出荷時に調整されていますが、速度を変えたい場合 には調整してください。 走行ペダルは最高速度を出せるように出荷時に調 整されていますが、一杯に踏んでいるのにペダル ストップに当たらないようになったら調整が必要 です。また、最高速度を下げたい場合にも調整を 行います。 1. トラニオン・ボルトのジャムナットをゆるめ る(図 49)。 2. ロック&芝刈ブラケットをペダル・ピボット に固定しているナットをゆるめる。 モードレバーを「移動走行」位置にセットし、ペダ ルを一杯に踏み込めば最高速度となります。ケーブ ルに張力が掛かる前にペダルがストップ(図 48) に当たる場合には調整が必要です。 1. モードレバーを「移動走行」位置にセットし、 ペダルストップを固定しているロックナット をゆるめる(図 48)。 2. ペダルストップを締め込んで、走行ペダルか ら離す。 3.
ブレーキの整備 油圧系統の整備 ブレーキの調整 油圧オイルとフィルタの交換 駐車中にブレーキが十分に利かずに車両が動いて しまう場合には、ブレーキ・ドラムの近くにある バルクヘッド・フィッティングで調整を行うこと ができます;さらに詳しいことについては弊社代 理店に問い合わせるか サービスマニュアル を参 照してください。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 800運転時間ごと オイルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体を 洗浄する必要がありますのでトロ代理店にご連絡く ださい。汚染されたオイルは乳液状になったり黒ず んだ色なったりします。 1. フィルタ容器の周辺をウェスできれいにぬぐ う (図 50)。フィルタの下に廃油受けを置い てフィルタを外す。 注 オイルを抜かずにフィルタのみを交換す る場合には、フィルタに入るラインに栓をし てください。 1 g014619 図 50 1. 41 油圧オイル・フィルタ 2.
カッティングユニットの保守 油圧ラインとホースの点検 警告 リールのバックラップ 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体 に重大な損傷を引き起こす。 警告 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに 傷や変形がないか接続部が確実に締まって いるかを確認する。 バックラップ中にリールに触れると大けがをす る。 • リールその他の可動部に手指、足、衣類等 を近づけないよう注意すること。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作 動油が高圧で噴出しているので、絶対に手 などを近づけない。 • エンジンが動いている間は、止まったリー ルを絶対に手や足で回そうとしないこと。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を 確実に解放する。 • 万一、噴射液が体内に入ったら、直ちに専 門医の治療を受ける。 油圧ライン・油圧ホースにオイル漏れ、ねじれ、支 持部のゆるみ、磨耗、フィッティングのゆるみ、風 雨や薬品による劣化などがないか毎日点検してく ださい。異常を発見したら必ず運転を行う前に修 理してください。 1.
10. リールの回転が止まってしまったり、回転が 一定しない場合には、安定する速度までバッ クラップ速度を少しずつ上げていく。 11. バックラップ中にカッティングユニットを調整 する必要が生じた場合は、昇降刈り込みコン トロールを後ろに引き、エンジンを停止させ て、調整を行う。調整が終ったら4~9を行う。 12. バックラップするユニット全部に上記手順を 行う。 13. 終了したら、バックラップスイッチを通常位 置(F)に戻し、カバーを元通りに取り付け、 カッティングユニットについているラッピン グコンパウンドをていねいに洗い落とす。必 要に応じてリールとベッドナイフの刃合わせ を行う。リール回転速度コントロールを、希 望の速度位置にセットする。 保管 長期間にわたって保管する場合には以下のような 作業を行ってください: 重要 バックラップスイッチを通常位置(F)に 戻しておかないと、カッティングユニットを 通常通りに操作することができません。 43 1.
図面 電 気 回 路 図 ( 注 : 図 に は オ プ シ ョ ン の リ ー ク デ ィ テ ク タ が 含 ま れ て い る 。 ) (Rev.
電 気 回 路 図 : カ ッ テ ィ ン グ ユ ニ ッ ト (Rev.
g015568 油 圧 回 路 図 (Rev.
メモ: 47
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