Form No. 3416-963 Rev A Greensmaster® 3320 TriFlex® ト ラ クションユニット シリ ア ル 番 号 400000000 以 上 モ デ ル 番 号 04530—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、この製品に使用 されているエンジンの排気には発癌性や 先天性異常などの原因となる物質が含ま れているとされております。 g014685 図1 この製品に使用されているスパーク式着火装置は、カ ナダの ICES-002 標準に適合しています。 1.
目次 バッテリーの整備 ..........................................34 ヒューズの搭載位置 .......................................34 走行系統の整備 ................................................... 35 タイヤ空気圧を点検する .................................35 ホイールナットのトルクを点検する .....................35 トランスミッションのニュートラル調 整............................................................35 移動走行速度の調整 .....................................36 芝刈り速度の調整 .........................................36 ブレーキの整備 ....................................................
安全について • ガードなどの安全保護機器が正しく取り付けられて いない時は、運転しないでください。 この機械は、所定のウェイトキットを追加することによ り EN ISO 5395:2013 お よ び ANSI B71.
decal117-2718 117–2718 decal119-9346 119-9346 1. ペダルを踏むとロック解除 2. さらに詳しい情報について は オペレーターズマニュア ル を読むこと。 decal132-9548 132-9548 1. エンジン速度 高速 7. リール速度 ニュートラル 2. エンジン速度 低速 8. リール 移動走行 リール 刈り込み 3. リール下降して回転 9. 4. リール上昇して停止 10. リール バックラップ 5. リール速度 高速 11. 前進 6.
decal132-9550 132-9550 1. チョーク 3. エンジン 作動 2. エンジン 始動 4. エンジン 停止 decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります。 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと。 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 5. オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 を読むこと 。 6. 9. バッテリーに人を近づけな いこと。 保護メガネ等着用のこと爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり。 decal133-2338 133-2338 1. 警告 オペレーターズマニュ 4. 転倒する危険旋回開始前 に十分に速度を落とすこ アル を読むこと 必ず講習を と 高速でターンしないこと。 受けてから運転すること。 6 2. 警告 聴覚保護具を着用の こと。 3.
decal131-2046 131-2046 1. ライトダブル 2. ライトシングル 3. Off decal133-2339 133-2339 CE規格に適合させる場合に 133-2338 の上から貼り付ける 1. 警告 オペレーターズマニュ 4. 転倒の危険15度を超える 斜面での横断走行、下り アル を読むこと 必ず講習を 走行禁止。 受けてから運転すること。 2. 警告 聴覚保護具を着用の こと。 3. 手や足のけがや切断の危 6. 警告車両を離れるときは駐 険 可動部に近づかないこ 車ブレーキをロックし、エ と すべてのガード類を正し ンジンを停止し、キーを抜 く取り付けて使用すること。 くこと。 5. 異物が飛び出す危険人を 近づけないこと。 decal115-8156 115-8156 1. リール高さ 2. 5 枚刃カッティングユニット 3. 8 枚刃カッティングユニット 5. 14 枚刃カッティングユニット 4. 11 枚刃カッティングユニット 6. 7 リール速度 7. 高速 8.
decal119-9345 119-9345 8
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 ROPS バー ボルト½ x 3¾ インチ フランジナット½ インチ 運転席 シート用ワイヤハーネス ハンドル ロックナット1½ インチ ワッシャ ハンドルのキャップ 1 4 4 1 1 1 1 1 1 4 必要なパーツはありません。 – バッテリー液を入れて充電する 5 必要なパーツはありません。 – オイルクーラオプションを取り付けるま す。 集草バスケット用フック フランジボルト ゲージバー カッティングユニット弊社代理店からご 購入ください 集草バスケット 電動リールモータ用カウンタウェイト キャップスクリュ 6 12 1 8 必要なパーツはありません。 – クリップコントロールの設定を行います。 9 後ウェイトキットP/N 119-7129別途購入 のこと 1 後部ウェイトを取り付けます。 警告ステッカーP/N 133-2339 1 必要に応じて EU ステッカーを貼り付け ます。 必要なパーツはありません。 – タイヤ空気圧を下げます。
1 2 を取 り 付 け る ROPSを 運転席を取り付ける この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 1 ROPS バー 1 運転席 4 ボルト ½ x 3¾ インチ 1 シート用ワイヤハーネス 4 フランジナット ½ インチ 手順 手順 注 運転席を前位置に取り付けたい場合、前方の取り 付け穴に取り付けると、そこから 7.6cm の前後調整 ができます後方の取り付け穴に取り付けると、そこか ら 7.6cm の前後調整ができます。 1. 出荷用クレートから上部サポートを外す。 2. クレートからROPSを取り出す。 3. 機体の左右にあるポケットに ROPS を差し込み、 ボルト½ x 3¾ インチ4本とフランジナット4本½ イ ンチで図 3のように固定する。 1. シートスライドを固定しているラグボルトを外して 廃棄し、出荷用のひも類を切断する。 2. 出荷用ブラケットからボルト 5/16 x ¾ インチ 4 本と、ワッシャを外し、ブラケットを廃棄する。 3.
警告 3 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含 まれており、カリフォルニア州では発ガン性 や先天性異常を引き起こす物質とされていま す。取り扱い後は手をよく洗ってください。 ハンドルを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 ハンドル 1 ロックナット 1½ インチ 1 ワッシャ 1 ハンドルのキャップ 1. 重要 機体にバッテリーを載せたままで電解液を 入れないでください。電解液がこぼれた場合、機 体が激しく腐食します。 手順 1. 固定具とバッテリークランプを外してバッテリー を取り出す。 2. ハンドルをステアリングシャフトにはめ込む 図 5。 バッテリーの上部をきれいに拭い、キャップを取 り外す 図 6 。 g005080 g010834 図6 図5 1. 2. ハンドル ワッシャ 3. ロックナット 4. キャップ 2. ワッシャをステアリングシャフトにはめ込む図 5。 3. ロックナットでハンドルを固定し、27 35N·m 2.83.
5. 充電器に接続し、充電電流を 24 A にセットす る。液温 16°Cのときの電解液の比重が 1.250 に なり、全部のセルから泡が十分に立つようになる まで、充電電流 4A で最低2時間程度、または充 電電流 2A で最低4時間程度、充電を行う。 警告 充電中は爆発性のガスが発生する。 充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに火 気を近づけない。 g005098 重要 充電時間が不足しているとバッテリーの寿 図8 命が短くなる可能性があります。 6. 充電が終わったらチャージャをコンセントから抜 き、バッテリー端子からはずす。 1. マイナス 2.
8 クリップコントロールの設定を 行う 必要なパーツはありません。 手順 g015492 図9 1. フランジボルト 2. 集草バスケット用フック 3. 一定で、クオリティの高いカットを行い、均一な刈り上 がり見映えを作るために、この機械には、リール速度 を刈り込み速度に同調させてクリップを一定に保持す るクリップ制御機能があります。出荷時にはこの機能 は OFF に設定されています。機能を設定し ON にす るには クリップコントロールの設定を行う (ページ 18) をご参照ください。 サスペンションアームの バー 7 9 カッティングユニットを取り付 ける 後部ウェイトを取り付ける この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 1 ゲージバー 3 カッティングユニット弊社代理店からご購入ください 3 集草バスケット 3 電動リールモータ用カウンタウェイト 6 キャップスクリュ 1 手順 本機は、ウェイトキット P/N 119-7129 を取り付けること により、ANSI B71.
製品の概要 11 タイヤ空気圧を下げる 必要なパーツはありません。 手順 タイヤは空気圧を高めに設定して出荷しています。運 転前に正しいレベルに下げてください。 タイヤ空気圧を 点検する (ページ 35)を参照してください。 12 ブレーキの慣らし掛けを行う g014674 図 10 必要なパーツはありません。 エンジン 5. ハンドル 2. ROPS バー 6. 7. 走行ペダル フットレスト 8. カッティングユニット 1. 手順 3. 4.
g033115 図 13 g014603 図 11 1. 2. 走行ペダル前進用 3. ステアリングアーム・ロック ベダル 走行ペダル後退用 1. 始動スイッチ 4. ジョイスティックカッティング ユニット操作レバー 2. チョークレバー 3. モードレバー 5. 6.
ます。エンジンを停止させるには、キーを左に回して OFF位置にしてください。 駐車ブレーキレバー ブレーキレバー図 14を引き上げると駐車ブレーキがか かります。解除する時は、ブレーキレバーの下側にあ る解除レバーを握り込んでレバーを下げます。本機を 離れるときには必ず駐車ブレーキを掛けてください。 g017946 図 15 1. バッテリー電圧 2. 3. 電源表示・故障表示灯 6. 7. グロープラグ アワーメータ エンジン rpm/状態 8. 右ボタン 4. 故障記録 5. 発電機電圧/作動状態 9. 10. 下ボタン メニューアクセス/バック・ ボタン g027863 図 14 1. 駐車ブレーキレバー 2.
モードレバーの現在位置移動走行モードの時に はウサギ、刈り込みモードの時にはカメが表示さ れます。 SERVICE 整 備 メニュー項目 内容 • エンジンオイル圧エンジンオイルの圧力が危険域ま で下がるとこのアイコンが表示されます。 HOURS 運転時間 • メニューアクセス/バックボタン押すとインフォセン ターのメニューが表示されます。メニュー表示中に これを押せばメニューを終了します。 マシン、エンジン、リール、 バックラップ、およびファンが 使用されていた時間およびマシ ンが移動走行していた時間と オーバーヒートしていた時間が 記録されており、これらを確認 することができます。 • 下ボタンメニューを下向きにスクロールするときに 使います。 COUNTS 回数 マシンが予熱および始動操作 された積算回数が表示されま す。 • 右ボタン右向き矢印が表示されたとき、その先にあ るメニュー項目を見るために使用します。 バックラップ バックラップの ON/OFF を行い ます一回押すと On、もう一度 押すか、イグニッションキーを OffにするとOff。 • 注 各ボタンの
TAPOFF DELAY タップオフ遅延 タップオフの遅れ時間を設定 します。 REEL SPEED リール速度 リール速度を設定します。 BACKLAP バックラップ バックラップ時の回転速度を設 定します。 RPM CLIP CONTROL クリップコント ロール 自動クリップコントロール機能 の ON/OFF の切り替えを行いま す。 BLADE COUNT 刃数 各リールの刃数に合わせて設 定してください。この設定は ク リップコントロール を ONにし て使用する時のみ必要となり ます。 CLIP クリップ 4 0.250 5 0.300 6 0.375 7 0.475 8 0.600 9 0.750 10 0.
エラーコードの一覧表は、弊社代理店にて入手くださる か サービスマニュアル をご覧ください。 能を使用しない場合は、以下のようにリール速度を手 動で設定します 1. カッティングユニットを希望の刈高にセットする。 2. 刈り込み条件に最も適した刈り込み速度を決め る。 3. リールの刃数5、8、11、14に対応するグラフ図 16から、希望する刈高に合ったリール回転速度 を探し出す。 座席調整レバー 運転席の左角部にあり図 18、運転席の前後位置の調 整を行うことができます。 注 座席の位置の調整範囲が足りない場合には、座席 レールをベースに固定しているナット 4 本を外して、さ らに前または後ろの取り付け穴に座席レールを取り付 け直してください。 g014736 図 17 4. 5. インフォセンターのメインメニューを開き、下へス クロールして設定SETTINGS へ行く。 g193737 図 18 SETTINGS のメニューから下へスクロールして REEL SPEED へ行き、±ボタンを使用して希望する 数値に設定する。 1.
注意 カッティングユニット給電切断カップラ部を解除し ないと、誰でもいつでもカッティングユニットを始 動させることができ、手や足に大怪我を負う危 険がある。 カッティングユニットの整備などを行う際には、必 ずその前に、カッティングユニット給電切断コネ クタ部を解除すること。 仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があり ます。 刈幅 151cm ホイールトレッド 128cm ホイールベース 119cm 全長バスケットを含む 249cm 全幅 179cm 全高 205cm g014626 図 19 1.
運転操作 – 機械の性能を最も良く発揮させるために、オクタ ン価87以上の、きれいで新しい購入後30日以 内無鉛ガソリンを使ってくださいオクタン価評価 法は(R+M)/2 を採用。 – エ タ ノ ー ル エタノールを添加10% までしたガソリ ン、MTBEメチル第3ブチルエーテル添加ガソリ ン15% までを使用することが可能です。エタノー ルとMTBEとは別々の物質です。エタノール添 加ガソリン15% 添加=E15は使用できません。 エ タ ノ ー ル 含 有 率 が 10% を 超 え る ガ ソ リ ン は 絶 対 に 使 用 し て は な り ま せ ん たとえば E15含有率 15%、E20含有率 20%、E85含有率 85%がこ れにあたります。これらの燃料を使用した場合 には性能が十分に発揮されず、エンジンに損傷 が発生する恐れがあり、仮にそのようなトラブル が発生しても製品保証の対象とはなりません。 使用できませ – メタノールを含有するガソリンは使 ん。 冬越 し さ せ な – 燃料タンクや保管容器でガソリンを冬 い でください。 冬越しさせる場合には必ずスタビ ライザ品質安定剤を添加
• エンジンオイルの量を点検する エンジンオイルを点 検する (ページ 31)を参照。 • 油圧オイルの量を点検する 油圧オイルの量を点検 する (ページ 37)を参照。 • リールとベッドナイフの刃合わせを点検する リー ルとベッドナイフの摺り合わせを点検する (ページ 44)を参照。 タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を点検す る (ページ 35)を参照。 • • 刈高を変更する時は、必ずカッティングユニットを停 止させ、エンジンを止めてください運転席で刈高を 変更できる場合はこの限りでありません。 • 排気ガスが充満するような締め切った場所では絶対 にエンジンを運転しないでください。 • エンジンを掛けたままで絶対に機体から離れないで ください。 • 運転位置を離れる前に集草バッグを空にする場合 や詰まりを除去する場合も – 平らな場所に停車してください。 運転中の安全確認 – PTOの接続を解除し、アタッチメントを下降させ る。 安全に関する一般的な注意 • オーナーやオペレータは自分自身や他の安全に責 任があり、オペレータやユーザーの注意によって物 損事故や人身
隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見えない 障害に警戒を怠らないでください。不整地では機体 が転倒する可能性があります。深い芝生に隠れて 障害物が見えないことがあります。 斜面で停止や速度変更をしなくて済むように、十分 に低速で走行してください。 タイヤが走行力を維持していても転倒する場合が あります。 ぬれた芝の上での運転は避けてください。ブレーキ の機能に関係なく、タイヤが走行力を失う可能性 があります。 斜面での発進・停止・旋回は避けてください。 斜面では動作も運転操作もゆっくりと行うことが原 則です。走行速度や走行方向を突然変えないで ください。 段差、溝、盛り土、水などの近くに乗り入れない でください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、地 面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常 に危険です。必ず安全距離車幅の2倍を確保して ください。 • • • • • • • 6.
安全インタロックは、人身事故や車両を損傷するなど の危険が存在する場合に強制的に運転を停止してオペ レータや機械を保護する安全装置です。 10. 以下の条件がそろっていないとインタロックが作動し、 エンジンを始動することができません • 走行ペダルがニュートラル位置にある。 • モードレバーがニュートラル位置にある。 11. 12.
を合わせるようにするのがコツです図 22。ハンド ルを目印にして距離を合わせても良いでしょう。 その場合、ハンドルの縁と本機前方の目標ライン とを重ねて見ながら運転します。 5. 8. 集草バスケットの先端がグリーンの縁に掛かった ところで芝刈りレバーを軽く引いて、全部のカッ ティングユニットが上昇するまで保持します。これ によりリールの回転は停止し、カッティングユニッ トが上昇します。 9. 注 このタイミングを間違うとグリーンのエッジ部 分を刈り込んでしまいます。またカッティングユ ニットを降ろすタイミングが遅いと外周近くに刈 り残しを作ってしまいます。タイミングを早くつ かんでください。 6. U ターンするとき、一旦反対側にハンドルを切っ てから旋回すると、楽に、しかも効率良く回ること ができます。例えば右に旋回したいときには、軽 く左に振ってから右に回ります。 10. 11.
される側の機械の重量によって運転制御ができな くなる危険があります。 • 牽引される側の機械には絶対に子供などを乗せな いでください。 • 牽引は低速で行い、停止距離を十分にとってくだ さい。 刈り込み作業後の点検と清掃 芝刈り作業が終わったら、ホースと水道水で洗車をしま すが、水圧が高いとシールやベアリングに浸水します 高温 の エ ン ジ ン に からノズルは使用しないでください。高 は水を掛けないでください。 洗車が終わったら、トラクションユニットおよびカッティン グユニット各部の磨耗・損傷などの点検を行ってくださ い。ブレーキシャフトアセンブリは、SAE 30 を塗りつけ るか、スプレー式の潤滑剤を使って滑らかな動きの確 保と防錆を行ってください。 g014627 図 23 トレーラへの積み込み 1.
保守 警告 適切な保守整備を行わないと車両が故障・破損したり、搭乗者や周囲の人間まで巻き込む人身事故を 起こす恐れがある。 マニュアルに記載された作業を行って、マシンをいつも適切な状態に維持することが重要である。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 www.Toro.
推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットのトルクを点検する。 使用開始後最初の 10 時間 • ホイールナットのトルクを点検する。 使用開始後最初の 25 時間 • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 使用開始後最初の 50 時間 • 油圧オイルフィルタを交換する。 • エンジンの回転数を点検する(アイドル回転とフルスロットル)。 使用するごとまたは毎日 • • • • • • • 安全インタロックシステムの動作を確認します。 作業後の洗浄と点検 エンジンオイルの量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 油圧オイルの量を点検する。 油圧ラインとホースを点検する。 リールとベッドナイフの摺り合わせを点検する。 50運転時間ごと • エアクリーナのスポンジエレメントの整備を行う(悪条件下ではより頻繁に)。 • バッテリー液の量を点検する。 • バッテリーケーブルの接続状態を点検する。 100運転時間ごと • エアクリーナのペーパーエレメントの整備を行う(悪条件下ではより頻繁に)。 • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 2
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 インタロックの動作を点検す る。 計器類の動作を確認する リークディテクタの動作を確 認する。 ブレーキの動作を確認する。 燃料残量を確認する。 油圧オイルの量を点検する。 エンジンオイルの量を点検す る。 エンジン冷却フィンの汚れを 落とす。 エアフィルタとプレクリーナを 点検する。 エンジンからの異常音がない か点検する。 リールとベッドナイフの摺り合 わせを点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検する。 オイル漏れなど。 タイヤ空気圧を点検する。 刈高の調整具合を点検す る。 塗装傷のタッチアップ修理を 行う。 要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 29 記事 土 日
整備前に行う作業 潤滑 保守作業開始前の安全確認 グリスアップを行う • 調整、清掃、修理、車両を離れる前に以下を行っ てください 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと No.2リチウム系汎用グリスを注入します。 – 平らな場所に駐車する。 1.
エンジンの整備 エンジンの安全事項 • エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めて 行ってください • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 エアクリーナの整備 整備間隔: 50運転時間ごと—エアクリーナのスポンジエ レメントの整備を行う悪条件下では より頻繁に 。 1. g005126 図 26 スポンジ 2. ペーパーエレメント 100運転時間ごと—エアクリーナのペーパーエレ メントの整備を行う悪条件下ではより頻繁に。 1. カバーを丁寧に清掃する図 25。 5. スポンジを点検する時にはペーパーエレメント の状態も同時に点検する。エレメントの平たい 面を軽く叩いて汚れを落とす。汚れがひどけれ ば交換する。 6. スポンジ、ペーパーエレメント、蝶ナット、カバー を元通りに取り付ける。 重要 エレメントを外したままでエンジンを運転し ないこと。エンジンに大きな損傷が起きる場合 があります。 エンジンオイルについて エンジンオイルを点検する g005125 図 25 1.
4. ガスケットがアダプタに当たるまで手でねじ込み、 締め す そこから更に 3/41/ 回転増し締めする。締 ぎないように注意してください。 5. クランクケースにオイルを入れる エンジンオイル を点検する (ページ 31)を参照。 6. 廃油は適切な方法で処理する。 点火プラグの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと g005111 エアギャップを 0.76mmに調整してください。 図 27 1. ディップスティック 2. 使用する点火プラグはチャンピオンChampionRC 14YC です。 給油口キャップ 4. 首から引き抜いて油量を点検する。 5. オイルの量が不足している場合は、バルブカバー についている補給口のキャップを取り、ディップス ティックの FULL マークまで補給する。補給すると きはディップスティックで確認しながら少量ずつ入 入れ す ぎ な い こ と 。 れる入 注 点火プラグは非常に耐久性の高い部品ですがエンジ ンが不調の場合には必ず取り外して点検してください。 重要 オイル量は 運転時間ごと又は毎日点検して 1.
燃料系統の整備 電気系統の整備 燃料フィルタの交換 電気系統に関する安全確保 整 備 間 隔: 800運転時間ごと 燃料の流れが悪い場合 には交換する。 • マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続 を外してください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブル を外してください。接続するときにはプラスを先に接 続し、次にマイナスを接続してください。 • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良 い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続 や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜 いておいてください。また、安全な服装を心がけ、 工具は確実に絶縁されたものを使ってください。 燃料フィルタはインラインタイプで、燃料タンクとキャブ レタの間に設置してあります図 30。 危険 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 • 燃料タンクからの燃料の抜き取りはエンジンが 冷えてから行う。この作業は必ず屋外の広い 場所で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳
バッテリーの整備 ヒューズの搭載位置 バッテリーの電解液は常に正しいレベルに維持しバッ テリー上部を常にきれいにしておいてください涼しい場 所にマシンを格納しておくとバッテリーを長持ちさせ ることができます。 ヒューズは座席下にあります図 31。 電解液の量は50運転時間ごとに点検します格納中 は30日ごとに点検します 危険 電解液には触れると火傷を起こす劇薬である硫酸 が含まれている。 • 電解液を飲まないこと。また、電解液を皮膚 や目や衣服に付けないよう十分注意するこ と。安全ゴーグルとゴム手袋で目と手を保護 すること。 • 皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよう、必 ず十分な量の真水を用意しておくこと。 g195277 各セルへは、蒸留水またはミネラルを含まない水を適 正レベルまで補給してください。但し、電解液の量が、 各セルの内側についているスプリットリングの高さ以上 にならないよう、注意してください。 図 31 1. Start/run、診断ランプ、 リークディテクタ7.
走行系統の整備 タイヤ空気圧を点検する 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 タイヤ空気圧はターフのコンディションに合わせて適宜 変えてください適正範囲の最低値は 0.83 bar、最高 値は 1.10 barです。 ホイールナットのトルクを点検 する g014616 警告 図 32 適切なトルク締めを怠ると車輪の脱落や破損から 人身事故につながる恐れがある。 1. 運 転 開 始 か ら1-4時 時 間 後 に1回 回 と10時 時 間 後 に も う1 回、ホイールナットのトルク締めを行う トルク値は 。そ の 後 は 95122N∙m9.7-12.5kg.m = 7090ft-lb。 200 運 転 時 間 ご と に 締 め 付 け を 行 う 。 均等な締め付けになるように星形パターンで少しず つ締め付けてください。 走行ペダルをニュートラル位置にしても本機が動きだ すようでしたら、ニュートラル復帰メカニズムを調整 します。 どちらか一方の前輪を浮かして機体を支える。 注 3 輪駆動キットを搭載している場合には、後ホ イールも浮かせてブロックしてください。 2.
移動走行速度の調整 08km/h の間で調整が可能です。 最高速度が出せるように調整する 1. トラニオンボルトのジャムナットをゆるめる図 34。 2. ロック芝刈ブラケットをペダルピボットに固定して いるナットをゆるめる。 走行ペダルは最高速度を出せるように出荷時に調整さ れていますが、一杯に踏んでいるのにペダルストップに 当たらないようになったら調整が必要です。また、最高 速度を下げたい場合にも調整を行います。 モードレバーを移動走行位置にセットし、ペダルを一杯 に踏み込めば最高速度となります。ケーブルに張力が 掛かる前にペダルがストップ図 33に当たる場合には 調整が必要です。 g014625 図 34 1. 2. ジャムナット ナット 3. トラニオンボルト g015494 図 33 1. 3. 刈り込み速度を遅くするには、トラニオンボルトを 右に回し、速くするには左に回す。 4. トラニオンボルトのジャムナット、およびペダルピ ボットのナットを締め付けて調整を固定する図 34。調整を確認し、必要に応じて再調整する。 ペダルストップ 1.
ブレーキの整備 油圧系統の整備 ブレーキの調整 油圧系統に関する安全確保 駐車中にブレーキが十分に利かずに車両が動いてしま う場合には、ブレーキドラムの近くにあるバルクヘッド フィッティングで調整を行うことができますさらに詳しい ことについては弊社代理店に問い合わせるか サービ スマニュアル を参照してください。 • 油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタ が適切に接続されていること、およびラインやホー スの状態が良好であることを確認すること。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が 高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけ ない。 • • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 注 年に1回ブレーキの焼き慣らしを行う12 ブレーキの 慣らし掛けを行う (ページ 14)を参照。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実 に解放する。 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専 門医の治療を受けてください。万一、油圧オイ ルが体内に入った場合には、この種の労働災害 に経験のある施設で数時間以内に外科手術を受 ける必要がある。 油圧オイルの点検と交換 油圧
油圧オイルの点検と補給を行う 産業規格 1. ヴィッカース I-286-S 品質レベル , ヴィッカース M-2950-S 品質レベル , デニソン HF-0 平らな場所に駐車する。 注 マシンが使用直後でなく、油圧オイルが冷え た状態であることを確認してください。 重 要 ISO VG 46 マ ル チ グ レ ー ド オ イ ル は 、 広 い 温 度 範囲で優れた性能を発揮します。通常の外気温が高 い 18 ℃- 49 ℃ 熱 帯 地 方 で は 、 ISO VG 68 オ イ ル の ほ うが適切と思われます。 2.
油圧オイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 800運転時間ごと オイルが汚染された場合は内部のフラッシュ洗浄作業 が必要となります。 Toro 代理店にご相談ください汚染 されたオイルは乳液状になったり黒ずんだ色になっ たりします。 1. フィルタ容器の周辺をウェスできれいにぬぐう図 37。フィルタの下に廃油受けを置いてフィルタを 外す。 g223376 図 36 1. ディップスティック 3. ディップスティックを抜きウェスで一度きれいに拭 いてから、もう一度タンクに差し込む。 4. ディップスティックを抜いて油量を点検する。オ イル量が2本のマークの間にあれば油量は適正 である。油量がマークの間にない場合は補給 する必要がある。 5.
油圧ラインとホースの点検 警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に 重大な損傷を引き起こす。 • 油圧装置を作動させる前に、全部のラインコ ネクタが適切に接続されていること、および ラインやホースの状態が良好であることを確 認すること。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油 が高圧で噴出しているので、絶対に手などを 近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確 実に解放する。 • 万一、噴射液が体内に入ったら、直ちに専門 医の治療を受ける。 g020735 図 38 始動前 オイルは低温 油圧ライン・油圧ホースにオイル漏れ、ねじれ、支持部 のゆるみ、磨耗、フィッティングのゆるみ、風雨や薬品 による劣化などがないか毎日点検してください。異常を 発見したら必ず運転を行う前に修理してください。 1. 給油口キャップ 電磁リターンバルブは開い ている 6. フロート上昇スイッチ開 2. 補給管 3. 4. オーバーフローチューブ 点検窓 5. 7. アラームは鳴らない。 8.
g005510 図 41 g020737 図 40 オイル漏れ発生時 1. 2. フロートが下がり スイッチが閉じる オイル量が 118 6ml 低 下 3. 2. 汚れのない棒やドライバ 2. フロートを軽く押さえる 3. 警告ブザー オイルレベル高温時 警告ブザー システムの動作を確認する 1. 1. 油圧オイルタンクの首からキャップを取り外す。 3. 汚れのついていない鉄の棒やねじ回しなどをタ ンクの首から差し込んで、スイッチのフロート図 41を押し下げる一秒後にアラームがなれば正常。 油圧オイルタンクにキャップを取り付ける。 6. 始動キーをOFF 位置にもどして終了。 • 118177ml のオイル漏れが発生した。 • リークディテクタの動作を確認する 2. 5.
カッティングユニットの保守 電動用ウェイトを取り付ける 図 43 のように、キャップスクリュ2本を使用して既存の カウンタウェイトに電動用ウェイトを取り付ける。 カッティングユニットの安全確 保 磨耗の進んだブレードや破損した下刃は、使用中に割 れて破片が飛び出す場合があり、これが起こるとオペ レータや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場 合には死亡事故となる。 • ブレードや下刃が磨耗や破損していないか定期的 に点検すること。 • ブレードを点検する時には安全に十分注意してくだ さい。必ず手袋を着用してください。リール刃や下 刃は研磨または交換のみ行い、たたいて修復した り溶接したりしないでください。 • 複数のカッティングユニットを持つ機械では、1つの リールを回転させると他のカッティングユニットのリー ルも回転する場合がありますから注意してください。 g036342 図 43 カッティングユニットの取り付 けと取り外し 1. キャップスクリュ 2. 電動用カウンタウェイト 3.
5. ラッチを下げて閉じるとカッティングユニットの バーがロックされてユニットがアームにセットさ れる 図 45 。 注 ラッチが正しくロックされると、「カチッ」とい う音が聞こえ手ごたえが感じられます。 g014602 6. カッティングユニット用モータのスプラインシャフト にきれいなグリスを塗りつける図 47。 7. モータを、カッティングユニットの左側運転席か ら見てに取り付け、カッティングユニットについて いるモータ固定バーを、モータの上から被せるよ うにセットし、モータの左右から「カチッ」という ロック音が聞こえるまで押し下げる図 47。 図 44 1. 3. 4. フットレスト 閉じた状態 2. フットレスト 開いた状態 中央サスペンションアームの下にカッティングユ ニットを置く。 サスペンションアームのバーについているラッチを 上向き開いた状態にして図 45、サスペンション アームを押し下げて、バーを、カッティングユニッ トのバーの上に被せるようにする図 46。 g014609 図 45 1. 2. ラッチ閉じた位置 サスペンションアームの バー 3.
カッティングユニットを取り外す 1. カッティングユニットを、給電切断カップラ部に て解除する カッティングユニット給電切断コネク タ (ページ 20)を参照。 注意 カッティングユニット給電切断カップラ部を解 除しないと、誰でもいつでもカッティングユ ニットを始動させることができ、手や足に大 怪我を負う危険がある。 g036124 図 49 注 カッティングユニットの整備研磨、刈高調整な どを行う場合には、そのカッティングユニットの リールモータを、サスペンションアームの前部に ある一時保管位置にセットしておくと、誤って破損 させるなどの事故を防止することができます。 カッティングユニットの整備などを行う際に は、必ずその前に、カッティングユニット給電 切断カップラ部を解除すること。 2. 3.
保管 リールのバックラップ 警告 長期間にわたって保管する場合には以下のような作 業を行ってください バックラップ中にリールに触れると大けがをする。 • リールその他の可動部に手指、足、衣類等を 近づけないよう注意すること。 • エンジンが動いている間は、止まったリールを 絶対に手や足で回そうとしないこと。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下さ せ、エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛ける。 2. 運転席左側のプラスチック製カバーを取り外す。 3. 各カッティングユニットのリールと下刃をバックラッ プ用に設定する カッティングユニットのオペレー ターズマニュアル を参照。 4. エンジンを始動し、アイドル回転にセットする。 エンジンが停止する場合にはエンジン速度を上 げる。 5. インフォセンターを操作し整備SERVICE メニュー画 面からバックラップBACKLAP を選択する。 6. BACKLAP を ON にする。 7. メインメニューから下へスクロールして設定 Settings へ行く。 8.
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トロの品質保証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • • 通常の使用にともなう音、振動、磨耗、損耗および劣化。 通常の使用に伴う「汚れや傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、 ステッカー類、窓などに発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、