Form No. 3370-461 Rev B Greensmaster ® 3420 TriFlex™ ト ラ ク ションユニット 04540— —シ リ ア ル 番 号 311000001 以 上 モ デ ル 番 号 04540 g014597 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合していま す; 詳細については、DOC シート(規格適合証 明書)をご覧ください。 警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 ディーゼルエンジンの排気やその成分はカ リフォルニア州では発ガン性や先天性異常 を引き起こす物質とされています。 1 重要 このエンジンにはスパーク・アレスタが装 着されていません。カリフォルニア州の森林地 帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用する 場合には、法令によりスパーク・アレスタの装 着が義務づけられています。他の国や地域にお いても、法令によりスパーク・アレスタの装着 が義務づけられている場合があります。 g014685 図1 1.
目次 緊急時の牽引移動 ....................36 保守 ...................................37 推奨される定期整備作業 ................37 始業点検表 .........................38 潤滑 .................................39 ジェネレータ・ベルトのテンショナの グリスアップ......................39 エンジンの整備 .......................39 エア・クリーナの整備 ................39 エンジンオイルとフィルタの交 換 ...............................40 燃料系統の整備 .......................41 燃料フィルタ・水セパレータ ............41 燃料ラインとその接続 ................41 電気系統の整備 .......................42 バッテリーの整備 ....................
安全について ◊ タイヤグリップの不足; ◊ 速度の出しすぎ; CEN安 安全 規 格 EN836: 1997 1997、 、ISO ISO規 規 こ の 機 械 は CEN 1990お およ び ANSI ANSI規 規格 B71.4-2004 B71.
運転操作 • 有毒な一酸化炭素ガスが溜まるような閉め 切った場所ではエンジンを運転しないでく ださい。 • 作業は日中または十分な照明のもとで行っ てください。 • エンジンを掛ける前には、アタッチメン トのクラッチをすべて外し、ギアシフトを ニュートラルにし、駐車ブレーキを掛けてく ださい。 • 「安全な斜面」はあり得ません。芝生の斜 面での作業には特に注意が必要です。転倒 を防ぐため: – 斜面では急停止・急発進しない。 – 斜面の走行や小さな旋回は低速で。 – 隆起や穴、隠れた障害物がないか常に 注意すること。 – 斜面を横切りながらの作業は、そのよう な作業のために設計された芝刈機以外で は絶対行わないこと。 • 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠 らないようにしましょう。 • 道路付近で作業するときや道路を横断する ときは通行に注意しましょう。 • 移動走行を行うときはリールの回転を止め てください。 • アタッチメントを使用するときは、排出方 向に気を付け、人に向けないようにしてく ださい。また作業中は機械に人を近づけな いでください。 • ガードが破損したり、正しく取り付けられて いない状態
安全にお使いいただくために: Toro か ら の お 願 い • 磨耗したり破損したりしている部品は安全 のために交換してください。 • グラスキャッチャーは傷や破損が出やすい ので、こまめに点検してください。 以下の注意事項は ANSI 規格には含まれていま せんが、Toro の芝刈り機を安全に使用していた だくために必ずお守りいただきたい事項です。 • 各部品、特に油圧関連部が良好な状態にあ るか点検を怠らないでください。消耗したり 破損した部品やステッカーは安全のため早期 に交換してください。 この機械は手足を切断したり物をはね飛ばした りする能力があります。重傷事故や死亡事故を 防ぐため、注意事項を厳守してください。 • 燃料タンクの清掃などが必要になった場合 は屋外で作業を行ってください。 この機械は本来の目的から外れた使用をすると ユーザーや周囲の人間に危険な場合がありま す。 • 機械の調整中に指などを挟まれないように 十分注意してください。 運転中に • 整備・調整作業の前には、必ず機械を停止 し、カッティングユニットを下げ、駐車ブ レーキを掛け、エンジンを停止し、キーを抜
• また、溜まった刈りカスを捨てる時は必ず エンジンを停止させてください。 • 移動走行時にはカッティングユニットを上 昇させてください。 • エンジン回転中や停止直後は、エンジン本 体、マフラー、排気管などに触れると火傷 の危険がありますから手を触れないでくだ さい。 • 運転席を離れる前に、必ずモード・レバーを ニュートラル(N)にし、カッティングユ ニットを上昇させ、リールが完全に停止し たのを確認してください。駐車ブレーキを 掛け、そして、エンジンを止め、キーを抜 き取ってください。 • 斜面の横切り運転は十分注意してください。 また、上り斜面や下り斜面で急発進や急停止 をしないでください。 • 斜面での運転に習熟してください。斜面や不 整地は転倒などの重大な事故の置きやすい 場所であり、注意の不足から車両を制御で きなくなると大変危険です。 • 斜面でエンストしたり、坂を登りきれなく なったりした時は、絶対にUターンしない でください。必ずバックで、ゆっくりと下 がって下さい。 直ち に • 人や動物が突然目の前に現れたら、直 リ ー ル 停 止 。注意力の分散、アップダウン、 カッティングユニット
不確定値(K) = 0.26 m/s2 振動レベルの実測値 = 0.12 m/s2 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実 施されています。 不確定値(K) = 0.06 m/s2 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実 施されています。 全身 安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付していま す。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 115-8155 1. 警告: オペレーターズマニュアル を読むこと;始動補助剤を 使用しないこと。 115-8156 1. リール高さ 2. 5 枚刃カッティングユニット 3. 8 枚刃カッティングユニット 5. 14 枚刃カッティングユニット 7. 低速 4. 11 枚刃カッティングユニット 6. 8.
117–2718 115-8201 1. ヒューズについては オペレーターズマニュアル を読むこと。 117–9536 115-8203 1. ヒューズについては オペ レーターズマニュアル を読 むこと。 2. ラジエター・ファン:50 A 115-8224 1. リール速度 2. リール停止 3. リール回転 9 1. 警告: 聴覚保護具を着用のこと。 2. 警告:オペレーターズマニュアル を読むこと; 必ず講習を受け てから運転すること。 3. 手や足のけがや切断の危険: 可動部に近づかないこと; す べてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 4. 転倒する危険:旋回開始前に十分に速度を落とすこと; 高 速でターンしないこと。 5. 異物が飛び出す危険:人を近づけないこと。 6.
117–9537 CE 諸 国 で 117-9536 に 代 え て 使 用 す る . * この安全ステッカーには、ヨーロッパの芝刈り機安全規格 EN 836:1997 に 適合するために必要な、斜面での運転に関する注意事項が記載されています。ここに記載 されている斜面の角度は、この規格で記述され、また要求されている控えめな角度です。 1. 警告: 聴覚保護具を着用のこと。 2. 警告:オペレーターズマニュアル を読むこと; 必ず講習を受け てから運転すること。 3. 手や足のけがや切断の危険: 可動部に近づかないこと; す べてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 4. 転倒の危険:傾斜が15度以上の斜面に乗り入れないこと。 5. 異物が飛び出す危険:人を近づけないこと。 6. 警告: 車両を離れるときは駐車ブレーキをロックし、エンジ ンを停止し、キーを抜くこと。 119-1657 1. 2. スロットル: 高速 スロットル: 無段階調整 4. 5. リール下降して回転。 リール上昇 7. 8. 移動走行位置 刈り込み位置 3. スロットル: 低速 6.
9-1688 1. チョーク (ガソリンモデル のみ) 2. エンジン: 始動 119-1658 1. 整備作業を始める前にオペレーターズマニュアルを読むこと。 2. リークディテクタ警告ランプ 119-9343 119-9346 1. ペダルを踏むとロック解除 2. さらに詳しい情報について は オペレーターズマニュア ル を読むこと。 11 3. エンジン: 予熱, ON 4.
バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります。 1. 爆発の危険 6. バッテリーに人を近づけな いこと。 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 7. 保護メガネ等着用のこと: 爆発性ガスにつき失明等 の危険あり。 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと。 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 5. オペレーターズマニュアル 10.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 用途 1 ROPS バー ボルト(1/2 x 3-3/4 インチ) フランジ・ナット(1/2 インチ) 1 4 4 ROPSを取り付けます。 2 シート・キット 1 運転席をベースに取り付けます。 3 ハンドル ロックナット(1-1/2 インチ) ワッシャ ハンドルのキャップ 1 1 1 1 ハンドルを取り付ける 必要なパーツはありません。 – バッテリー液を入れて充電する 集草バスケット用フック フランジ・ボルト ゲージバー カッティングユニット(モデル 04613, 04614 または 04615) カッティングユニット上部ウェイト 六角ソケットヘッドねじ 集草バスケット 6 12 1 4 5 6 集草バスケット用フックを取り付けます。 3 3 6 3 カッティングユニットを取り付けます。 7 ウェイト・キット 121-6665(別途購入のこ と)3輪駆動キットを取り付けている場合に は必要ありません。 1 後部ウェイトを取り付けます。 8 警告ステッ
1 2 ROPSを を取 り 付 け る ROPS 運転席を取り付ける この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 1 1 ROPS バー 4 ボルト(1/2 x 3-3/4 インチ) 4 フランジ・ナット(1/2 インチ) シート・キット 手順 弊社代理店から、お好みの運転席キットを購入 し、その説明書にしたがって取り付けを行っ てください。 手順 1. 出荷用クレートから上部サポートを外す。 2. クレートからROPSを取り出す。 3 3. 機体の左右にあるポケットに ROPS を差し 込み、ボルト(1/2 x 3-3/4 インチ)4本と フランジ・ナット4本(1/2 インチ)で固定 する(図 3)。 ハンドルを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 1 ハンドル 1 ロックナット(1-1/2 インチ) 1 ワッシャ 1 ハンドルのキャップ 手順 1. ハンドルをステアリング シャフトにはめ込 む (図 4)。 2 3 4 3 2 1 g014601 図3 1. ROPS バー 2. 3.
3. ジャムナットでハンドルを固定し、2.8~3.6 kg.mに トルク締めする(図 4)。 4. キャップを取り付け、ねじで固定する (図 4)。 4 バッテリー液を入れて充電する 必要なパーツはありません。 図6 1. 手順 バッテリーに補給する電解液は必ず比重 1.265 のものを使用してください。 電解液 4. 電極板が液を吸収するまで20~30分間程度 待つ。必要に応じて、電極板が6mm程度水没 するぐらいに電解液を補充する(図 6)。 1. 固定具とバッテリー・クランプを外してバッ テリーを取り出す。 警告 重要 機体にバッテリーを載せたままで電解 液を入れないでください。電解液がこぼれ た場合、機体が激しく腐食します。 充電中は爆発性のガスが発生する。 充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに火 気を近づけない。 2. バッテリーの上部をきれいに拭い、キャッ プを取り外す (図 5)。 5. 充電器に接続し、充電電流を 2~4 A にセッ トする。液温 16°Cのときの電解液の比重 が 1.
警告 バッテリーの端子に金属製品やトラクタの 金属部分が触れるとショートを起こして火 花が発生する。それによって水素ガスが爆 発を起こし人身事故に至る恐れがある。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行う ときには、端子と金属部を接触させない ように注意する。 • バッテリーの端子と金属を接触させな い。 図7 警告 1. マイナス(-) 2. プラス(+) バッテリーの電解液充填と初期充電を適切 な方法で行わないと、バッテリーからガス が発生したり、バッテリーの寿命が短く なったりする。 5 7. バッテリー・トレイの上にバッテリーを置 き、先ほど取り外したクランプと固定具で固 定する。 集草バスケット用フックを取り付 ける 8.
1. カ ッ テ ィ ン グ ユ ニ ッ ト を 、 給 電切断カップラ部にて解除す る: カッティングユニット給電切断カップラ (ページ 参照。 6 カッティングユニットを取り付ける 注意 この作業に必要なパーツ 1 ゲージバー 3 カッティングユニット(モデル 04613, 04614 または 04615) 3 カッティングユニット上部ウェイト 6 六角ソケットヘッドねじ 3 集草バスケット カッティングユニット給電切断カップラ部 を解除しないと、誰でもいつでもカッティ ングユニットを始動させることができ、手 や足に大怪我を負う危険がある。 カッティングユニットの整備などを行う際 には、必ずその前に、カッティングユニッ ト給電切断カップラ部を解除すること。 2. 駆動カップラの内側面にグリスを塗る。 手順 3. カッティングユニットの前ローラはオプショ ンなので出荷時に取り付けられていない。 ローラ(モデル No.
て、ウェイトをカッティングユニットに取り 付ける。 6. カッティングユニットのウェイトに上部ウェ イトを取り付ける;六角ソケットヘッドね じ2本を使用する(図 10)。 7. 中央カッティングユニットを取り付ける時 は、フット・レストを跳ね上げて取り付け位 置へのアクセスを確保する(図 11)。 注意 フット・レストが閉じると、指を挟まれる 恐れがある。 開いているフット・レストが急に閉じて、 指が挟まれないように注意すること。 図 13 1. 2 サスペンション・アームの バー 2. カッティングユニットのバー 10.ラッチを下げて閉じるとカッティングユニッ トのバーがロックされてユニットがアーム にセットされる(図 12)。 1 1. 注 ラッチが正しくロックされると、「カ チッ」という音が聞こえます。 g014602 図 11 フットレスト: 閉じた状態 2. 11.カッティングユニット用モータのスプライ ン・シャフトにきれいなグリスを塗りつける (図 14)。 フットレスト: 開いた状態 12.
8 EU 用 ス テ ッ カ ー を 貼 り 付 け る この作業に必要なパーツ 1 警告ステッカー 117-9537 手順 本機を EU 諸国内で使用する場合には、警告ス テッカー 117-9537 を、ステッカー 117-9536 の上から貼り付けてください。 図 14 1. リール・モータ 3. 差し込み穴 2. スプライン・シャフト 4. モータ固定バー 13.サスペンション・アームについているバス ケット用フックに集草バスケットを取り付 ける。 14.残りのカッティングユニットにも同作業を 行う。 15.
製品の概要 1 4 2 5 2 3 3 1 6 7 g014603 図 16 1. 走行ペダル:前進用 2. 走行ペダル:後退用 3. ステアリングアーム・ロック ベダル 8 g014674 図 15 1. エンジン 2. ROPS バー 3. 4. コントロール・パネル 運転席 5. ハンドル 6. 7. 走行ペダル フット・レスト 8. 集草バスケット付きカッティ ングユニット 各部の名称と操作 図 17 走行ペダル 走行ペダル(図 16)は3つの機能があります; 前進、後退、停止です。ペダル前部を踏み込む と前進、後部を踏み込むと後退です。前進中に 後退位置に踏み込むと素早く停止することがで きます。ペダルから足をはなせばニュートラル 位置となり、車両は停止します。足を休めるつ もりで前進中にかかとをペダル後部に乗せない でください(図 17)。 走行速度は以下の通りです: • 刈り込み時前進速度: 3.2-8 km/h • 最大移動走行速度:16 km/h • 4.
始動スイッチ 方へ動かすとエンジンの回転数(rpm)が増加 し、SLOW 方向へ動かすと遅くなります。 スイッチ(図 18)にキーを差し込んで右いっ ぱい(Start 位置)に回すとエンジンが始動し ます。エンジンが始動したらキーから手を放す と、キーは自動的に「ON」位置に動きます。エ ンジンを停止するときは、キーを左に回して 「OFF」位置にします。 注 スロットルコントロールでエンジンを停止さ せることはできません。 2 3 1 4 バッテリー警告ランプ このランプ(図 18)は、バッテリーのチャー ジが低下すると点灯します。 エンジン・オイル圧警告灯 9 7 5 6 8 エンジン・オイル圧力ランプ(図 18)はエンジ ンオイルの圧力が異常に低下すると点灯しま す。 g014599 冷却水温警告灯 図 18 1. スロットルコントロール 6. バッテリー警告ランプ 2. ジョイスティック(カッティン グユニット操作レバー) 7. 整備時期表示ランプ 3. モードレバー 8. 9. グロー・プラグ・インジケータ 冷却水温警告灯 4.
リール回転速度コントロールと連動し、リール をバックラップするときに使用します。 図 21 1. バックラップスイッチ:バッ クラップ位置 2. バックラップスイッチ:刈り 込み位置 1 リール速度コントロール g014600 図 19 1. 運転席左のプラスチック製カバーの下にありま す。リール速度コントロール(図 22)は、リー ルの回転速度(rpm)を調整します。 アワー・メータ 駐車ブレーキ・レバー ブレーキ・レバー(図 16)を引き上げると駐 車ブレーキがかかります。レバー押し下げれば 解除されます。本機を離れるときには必ず駐車 ブレーキを掛けてください。 図 22 1.
カッティングユニット給電切断カップラ カッティングユニットの取り付け、取り外し、 整備などを行う際には、必ずその前に、カッ ティングユニット給電切断カップラ部を解除し て、カッティングユニットに対する給電を停止 してください(図 25);カップラは、トラク ションユニット左側、横転保護バーのベース部 にあります。マシンを使用するときには、カッ プラを接続してください。 1 g014628 図 23 1. 座席調整レバー 注 座席を倒す際には、レバーを一番後ろまで 引き、ステアリングアームを一番前に倒して ください。 図 25 1.
運転操作 アタッチメントやアクセサリ メーカーが認定する Toro 様々なアタッチメン トやアクセサリでお仕事の幅をさらに広げてく ださい。アタッチメントやアクセサリについて の情報は、 正規ディーラー またはディストリ ビュータへ。インターネット www.Toro.com も ご利用ください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 このマニュアルに掲載されている安全上の注 意事項をきちんと読んでください。オペレー タや周囲の人を事故から守る重要な情報が掲 載されています。 目、耳、手足などに対する防護を行うことをお 奨めします。 注意 この機械の運転音は、オペレータの耳の位置 で 85 dBA と な り 、 長 時 間 使 用 し つ づ け る と 聴 覚に障害を起こす可能性がある。 運転に際しては聴覚保護具を使用すること。 エンジン・オイルを点検する エンジンにはオイルを入れて出荷しています が、初回運転の前後に必ずエンジン・オイルの 量を確認してください。 油量は約 3.
1. 平らな場所に駐車する。 1 2. ディップスティックを抜き、ウェスで一度き れいに拭く(図 27)。ディップスティック を、首の根元までもう一度しっかりと差し 込む。首から引き抜いて油量を点検する。 油量が足りなければ、バルブ・カバーにつ いている補給口のキャップを取り、ディッ プスティックの FULLマークまで ゆ っ く り と 補給する。補給するときは、ディップス ティックで確認しながら少量ずつ入れてく 入れ す ぎ な い こ と 。 ださい。入 2 重要 エンジン・オイルを補給するときには、 ディップスティックを抜いておいてくださ い。Wエンジン・オイルを補給する時には、 26に に 補 給 口 と ジ ョ ウ ゴ な ど の 間 に 必 ず 図 26 示すようなすき間が必要です。これは補給 の際に通気を確保し、オイルがブリーザ内 部に侵入しないようにするためです。 g014618 図 27 1. 給油口キャップ 2. ディップスティック 3. ディップスティックを元通りに取り付ける。 4.
気温が -7℃ 以上の季節には夏用燃料を使用す る方が、燃料ポンプの寿命を延ばし、冬用燃料 に比べて出力もアップします。 危険 燃料は非常に引火・爆発しやすい物質である。 発火したり爆発したりすると、やけどや火災 などを引き起こす。 危険 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 軽油は条件次第で簡単に引火・爆発する。発火 したり爆発したりすると、やけどや火災など を引き起こす。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃 料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 25 mm 程 度 下 ま で とする。これは、温度が上昇して燃料は膨 張したときにあふれないように空間を確 保するためである。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃 料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 6 ~ 13mm 下 ま で と する。これは、温度が上昇して燃料が膨張 したときにあふれないように空間を確保す るためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。
ラジエターの冷却液はは水とエチレングリコー ル不凍液の50/50 混合液です。毎日の作業前、 エンジンを始動する前に冷却液の量を点検し てください。 注意 1 エンジン停止直後にラジエターのキャップを 開けると、高温高圧の冷却液が吹き出してや けどを負う恐れがある。 • エンジン回転中はラジエターのふたを開け ないこと。 • キャップを開けるときはウェスなどを使 い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっくり と開けること。 g014612 1. 平らな場所に駐車する。 図 28 1. 2. 冷却液の量を点検する(図 30)。エンジ ンが冷えている状態で、補助タンク側面に ついている 2 本のマークの間にあれば適 正である。 燃料タンクのキャップ 2. 燃料タンクのキャップを取る。 3. 給油は燃料タンクの首の根元から 6-13 mm 入れ す ぎ な い こ と 。 給 程度下までとする。入 油が終わったらキャップを締める。 4. こぼれた燃料はふき取る。 冷却系統を点検する 冷却システムの容量はおよそ 4.
には、以下の説明に従って適切なオイルを補 給してください: す。油圧オイル用の着色剤(20cc 瓶)をお使 いいただくと便利です。1瓶で15~22 リットル のオイルに使用できます。パーツ番号は P/N この 着 色 44-2500。ご注文は Toro 代理店へ。こ 剤は、生分解オイルには使用できません。 推奨される油圧オイル 油圧オイル・タンクに約 20,8 リットルのオイル 初め て の 運 転 の 前 を満たして出荷しています。初 に必ず油量を確認し、その後は毎日点検してく ださい。推奨オイルの銘柄を以下に示します: 重要 使用する油圧オイルの種類に関わりな く、フェアウェイの刈り込み、バーチカット 29℃を を超 え る 作 業 な ど 、 あ る い は 外 気 温 度 が 29℃ ような高温地域で使用する場合には、油圧オ 117-9314) )を 取 り イ ル ・ ク ー ラ ・ キ ッ ト ( P/N 117-9314 付けてください。 Toroオ オー ル シ ー ズ ン 用 プ レ ミ ア ム 油 圧 オ イ ル を販売していま Toro す(19 リットル缶または 208 リット
ホイールナットのトルクを点検する 重要 油圧回路の汚染を防止するため、オイ ルの缶を開ける前に、缶のふたの表面を きれに拭ってください。また、給油ホー スやロートなども汚れがないようにして ください。 警告 適切なトルク締めを怠ると車輪の脱落や破損 から人身事故につながる恐れがある。 4. タンクにキャップを取り付ける。こぼれた オイルはふき取る。 1-4時 時間後に1回と10 10時 時間後にもう 運転開始から1-4 1回、ホイールナットのトルク締めを行う; ト ft-lb( (95-122 N.m= ( 9.7 9.7~ ~ ル ク 値 は 70-90 ft-lb kg.m) )。 そ の 後 は 200 運 転 時 間 ご と に 締 12.4 kg.m め付けを行う。 重要 初めての運転の前には必ず油量を確認 し、 その後は毎日点検してください。 燃料フィルタからの水抜き リールとベッドナイフの摺り合わ せを点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 1.
停止 ブレーキの性能を最大限に発揮させるために、 実際の使用前にブレーキの「慣らし掛け」をし ておいてください。まずブレーキを十分に掛け た状態から、本機を芝刈り速度で運転し、臭 いがするまでブレーキを加熱させます。この 後、必要に応じてブレーキを調整(33 ページ 参照)してください。 始動と停止 1. スロットル・コントロールを Slow 位置に セットし、昇降芝刈りレバーが解除し、 モードレバーをニュートラル位置にする。 2. キーを OFF 位置に回せばエンジンは停止 する。事故防止のため、キーは抜き取って おく。 3. 長期間保管する場合には燃料バルブを閉 じておく。 注 芝刈機の下に物が落ちていないか確認し てください。 インタロック・システムを点検する 注意 始動 インタロックスイッチは安全装置であり、これ を取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 • インタロックスイッチをいたずらしない。 • 作業前にインタロックスイッチの動作を 点検し、不具合があれば作業前に交換修 理する。 重要 始動補助剤(エーテルなど)を使用しな いでください。 1.
カッティングユニットの取り付け と取り外し り」または「移動」走行位置に切り換えて エンジンを始動してみる。エンジンが始動 できないのが正常。動くのはインタロック の故障であるから直ちに修理する。 カッティングユニットを取り付ける 3. 着席し、走行ペダル「ニュートラル」位 置、モードレバー「 ニュートラル」位置、 駐車ブレーキが掛かっていることを確認す る。この状態からモードレバーを「芝刈り」 または「移動」走行位置に切り換える。エ ンジンが停止すれば正常。動くのはインタ ロックの故障であるから直ちに修理する。 1. カッティングユニットを、給電 切断カップラ部にて解除す る: カッティングユニット給電切断カップラ (ページ 参照。 注意 4.
1 2 3 g014609 図 35 1. 2. ラッチ:閉じた位置 サスペンション・アームの バー 3. ラッチ:開いた位置 図 37 1. リール・モータ 3. 差し込み穴 2. スプライン・シャフト 4. モータ固定バー 8. サスペンション・アームについているバ スケット用フックに集草バスケットを取り 付ける。 9. 残りのカッティングユニットにも同作業 を行う。 図 36 1. サスペンション・アームの バー 2. 10.カッティングユニットを、給電 切断カップラ部にて接続す る: カッティングユニット給電切断カップラ (ページ 参照。 カッティングユニットのバー 5. ラッチを下げて閉じるとカッティングユ ニットのバーがロックされてユニットが アームにセットされる(図 35)。 カッティングユニットを取り外す 1. カッティングユニットを、給電 切断カップラ部にて解除す る: カッティングユニット給電切断カップラ (ページ 参照。 注 ラッチが正しくロックされると、「カ チッ」という音が聞こえます。 6.
重要 リール・モータをホルダー(保管位 置)に入れたままでサスペンションを「移 動走行」位置にしないでください。モータ やホースが破損する恐れがあります。カッ ティングユニットを取り付けない状態でト ラクションユニットを移動させなければな らない場合には、ケーブル・タイでモータ を固定してください。 が完全に開放された状態にし、エンジンを 停止し、駐車ブレーキを掛ける。 3. リール・モータのスロットに嵌っている モータ固定バーを、スロットからカッティ ングユニット側に押し出すようにして外 し、モータを取り外す。 5. 取り外したいカッティングユニットのサ スペンション・アームのバーについている ラッチを開く(図 35)。 6. カッティングユニットのバーからラッチ を外す。 7. サスペンション・アームの下からカッティ ングユニットを引き出す。 8. 必要に応じて、残りのカッティングユニッ トにも3から7までの作業を行う。 図 38 1. リール・モータ 2. モータ固定バー 9.
g014736 図 40 図 42 4. リールの速度を設定するには、ノブ (図 41)を回して、ノブの矢印を、所定 の番号に合わせる。 1. 目印 3. 2. 約12.7cm 4. 1.8~3 m程度先に視線を合 わせると良い 刈り終わった側 トレーニング期間 実際にグリーンの芝刈りを始める前に安全な場 所で運転操作に十分慣れておいてください。特 に機械の始動、停止、カッティングユニットの 昇降動作、旋回などに習熟してください。運転 技術に自信が生まれれば、機械の性能を十分に 生かして頂くことができます。 芝刈り作業の前に グリーンに異物が落ちていないことを確認し、 カップから旗を抜き、刈り込みの方向を決めま す。刈り込みの方向は、前回の刈り込みの方向 をもとにして決めます。いつも前回とは違う方 向から刈るようにすると、芝が一定方向に寝て しまわないのできれいに刈ることができます。 図 41 1. リール速度コントロール 注 リール速度の設定は、ターフの実情に合 わせて増減してかまいません。 刈り込みの手順 芝刈り用マークの作成 1.
重要 1番ユニットは遅れて回転を開始しま す。このタイミングをつかむと、仕上げ の外周刈りの手間を最小限にすることが できます。 重要 カッティングユニットを回転させたま まグリーンの上で停止しないでください。 芝が損傷する可能性があります。また、 湿ったグリーンの上で長時間停車するとタ イヤ跡が残ることがあります。 3. 行きと帰りでのオーバーラップができるだ け小さくなるように運転します。隣の列と の距離を一定に保って直進するには、本機 の前方約2~3m を視野に捕らえておくの がポイントです(図 42および図 43)。ハ ンドルを目印にして距離を合わせても良い でしょう。その場合、ハンドルの縁と本機 前方の目標ラインとを重ねて見ながら運転 します(図 42および図 43)。 6.
緊急時の牽引移動 緊急時には牽引や手押しでの移動が可能です (移動距離は400 m以内程度)。ただし、Toro では通常の移動にはこの方法を使わないようお 願いしています。 km/hと とし て 重 要 牽 引 移 動 時 の 速 度 は 、 3 ~ 5 km/h ください。これ以上の速度では駆動系に損傷 を与える危険があります。長い距離を移動し なければならない場合にはトレーラなどを使 用してください。 1. 油圧ポンプについているバイパス・バル ブ(図 44)の溝が「縦」になるようにバ ルブを回転させる。 1 g014627 図 44 1. バイパスバルブ(図はバルブが閉じた状態=バルブの溝が 水平) 2.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でも いつでもエンジンを始動させることができ、 危険である。 キーを抜き取る。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットのトルクを点検する。 使用開始後最初の 8 時間 • ホイールナットのトルクを点検する。 • オルタネータ・ベルトの張りを点検する。 使用開始後最初の 50 時間 • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 • 油圧フィルタを交換する。 • エンジンの回転数を点検する(アイドル回転とフルスロットル)。 使用するごとまたは毎日 • エンジンオイルの量を点検する。 • ラジエター・スクリーンとレジエター部分を清掃してください。 ほこりの多い環境で使用し ているときは 1 時間おきに点検してください。 • 油圧オイルの量を点検してください。 • 燃料フィルタからの水抜きを行う。 • リールとベッドナイフの摺り合わせを点検する。 • 油圧ラインとホースを点検する。 25運転時間ごと • バッテリー液の量を点検する。 (格納中は30 日ご
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 インタロックの動作を点検す る。 計器類の動作 ブレーキの動作 燃料フィルタ・水セパレータを 点検する。 燃料残量 エンジン・オイルの量を点検 する。 スクリーンとラジエターを清掃 する。 エア・フィルタを点検する。 エンジンからの異常音 リールとベッドナイフの摺り合 わせを点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検。 オイル漏れなど。 タイヤ空気圧を点検する。 刈高の調整具合を点検する。 塗装傷のタッチアップ修理を 行う。 要注意個所の記録 点検担当者名: 内容 日付 38 記事 日
潤滑 エンジンの整備 ジェネレータ・ベルトのテンショナ のグリスアップ エア・クリーナの整備 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと • エアクリーナ本体にリーク原因となる傷が ないか点検してください。破損していれば 交換してください。吸気部全体について、 リーク、破損、ホースのゆるみなどを点検 してください。 • 非常にほこりの多い場所で使用していてエ ンジンの能力の低下が認められる場合には、 200運転時間よりも短い間隔で整備を行なっ てください。早めに整備を行っても意味が ありません。むしろフィルタを外したとき にエンジン内部に異物を入れてしまう危険 が大きくなります。 • 本体とカバーがシールでしっかり密着して いるのを確認してください。 1. エアクリーナのカバーをボディーに固定し ているラッチを外す(図 46)。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 定期的に、全部のグリス注入部にNo.2汎用リチ ウム系グリスを注入します。 1.
3. 1次フィルタを取り外して交換する。エレ メントを洗って再使用しないこと。洗浄に よってフィルタの濾紙を破損させる恐れが ある。新しいフィルタに傷がついていない かを点検する。特にフィルタとボディーの 密着部に注意する。破損しているフ ィルタ は使用しない。フィルタをボディー内部に しっかり取り付ける。エレメントの外側のリ ムをしっかり押さえて確実にボ ディーに密 着させる。フィルタの真ん中の柔らかい部 分を持たないこと。 4. カバーについている異物逃がしポートを清 掃する。カバーについているゴム製のアウ トレットバルブを外し、内部を清掃して元 通りに取り付ける。 1 g014615 図 48 5. アウトレットバルブが下向き(後ろから見 たとき、時計の5:00と7:00の間になるよう に)カバーを取り付ける。 1. 3. ガスケットがアダプタに当たるまで手でねじ 込み、そこから更に 1/2~3/4 回転増し締め 締め す ぎ な い よ う に 注 意 す る こ と 。 する。締 6. ラッチをしっかりと掛ける(図 46)。 エンジンオイルとフィルタの交換 4.
燃料系統の整備 燃料フィルタ・水セパレータ 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと フィルタの整備 1. 燃料タンクの下にある燃料バルブ(図 49) を閉める。 1 2 g014720 図 50 1. 燃料フィルタ・水セパレータ の容器 2. フィルタのドレン・プラグ 5. フィルタ容器を外す(外した容器は地域の 法令などに従って処分する)。 1 6. ガスケットがアダプタに当たるまで手でね じ込み、そこから更に 1/2~3/4 回転増し締 めする。 7. フィルタのドレン・プラグを確実に閉める こと。燃料バルブを開く。 燃料ラインとその接続 整 備 間 隔 : 2年ごと g01462 6 図 49 1. 劣化・破損状況やゆるみが発生していないかを 調べてください。 燃料バルブ 2. フィルタ容器(図 50)の周辺をウェスでき れいにぬぐう。 3. フィルタの下に燃料を受ける容器をおく。 4.
電気系統の整備 警告 バッテリーの端子に金属製品やトラクタの金属 部分が触れるとショートを起こして火花が発生 する。それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 バッテリーの整備 警告 • バッテリーの取り外しや取り付けを行うと きには、端子と金属部を接触させないよう に注意する。 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 • バッテリーの端子と金属を接触させない。 警告 取り扱い後は手を洗うこと。 バッテリーケーブルの接続手順が不適切である とケーブルがショートを起こして火花が発生 する。それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 電圧: 12 V、冷間クランキング電流(CCA) 530 A 端子が腐食した場合は、 ケーブルを外し(マイ ナスケーブルから先に外すこと)、クランプと 端子とを別々に磨いてください。 磨き終わっ たらケーブルをバッテリーに接続し(プラス ケーブルから
2 図 52 1. 1 g014617 図 51 1. ヒューズ 2. 50 A ヒューズ:ラジエター・ ファン用(図示部分の裏側 にある) ヒューズの配置 ライト リーク・ディテクタ 15 A スタータ 15 A Run 10 A リール上昇 E-リール回転許可 オーバーヒート 7.5 A リール回転 昇降 ファン 7.5 A Start/Run 診断ライト グロー 7.
走行系統の整備 移動走行速度の調整 トランスミッションのニュートラル 調整 走行ペダルは最高速度を出せるように出荷時に 調整されていますが、一杯に踏んでいるのにペ ダルストップに当たらないようになったら調整 が必要です。また、最高速度を下げたい場合 にも調整を行います。 走行ペダルがニュートラル位置にあるのに機体 が動き出す場合にはトランスミッションの調整 が必要です。 走行ペダルを踏み込んでみてください。ケー ブルに張力が掛かる前にペダルがストップ (図 54)に当たる場合には調整が必要です。 1. どちらか一方の前輪を浮かして機体を支え る。 注 注: 3 輪駆動キット装着車の場合には後 輪も浮かせてください。 1 2. エンジンを始動し、スロットルをSLOW に セット、浮いている前輪が回転しているこ とを確認する。 3. エンジンを止め、以下の手順で調整する: A. 偏芯ナットをハイドロスタット上部に止 めているナットをゆるめる(図 53)。 2 g015494 図 54 1. ペダル・ストップ 1.
冷却系統の整備 ラジエター・スクリーンの清掃 オーバーヒートを防止するため、ラジエターと スクリーンは常にきれいにしておいてくださ い。基本的にラジエターとスクリーンを毎日点 検し、必要であれば 1 時間ごとに清掃してく ださい。汚れやすい環境で使用している場合に はより頻繁な清掃が必要です。 1. ラジエターのスクリーンを外す(図 56)。 2 4 1 3 g014625 図 55 1. 2. ジャム・ナット ナット 3. トラニオン・ボルト 1 3. 刈り込み速度を遅くするには、トラニオン・ ボルトを右に回し、速くするには左に回す。 4. トラニオン・ボルトのジャムナット、およ びペダル・ピボットのナットを締め付けて調 整を固定する(図 55)。調整を確認し、必 要に応じて再調整する。 2 3 g01461 3 図 56 1. 蝶ボルト 3. オーバーフロー・タンク 2. ラジエター・スクリーン 4. ラジエターのキャップ 2. ファン側からラジエターをエアで吹いて汚 れを落とす。 3.
ブレーキの整備 ベルトの整備 ブレーキの調整 オルタネータ・ベルトの調整 駐車中にブレーキが十分に利かずに車両が動い てしまう場合には、ブレーキ・ドラムの近くに あるバルクヘッド・フィッティングで調整を行 うことができます;さらに詳しいことについ ては弊社代理店に問い合わせるか サービスマ ニュアル を参照してください。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 機械を正しく動作させ、無用の磨耗を防止する ために、ベルト類は正しく調整してください。 1. エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛け、 キーを抜き取る。 2. 2 つのプーリの中間部でベルトを親指で中く らいの力(10 kgf)で押す。 7~9 mm 程度の たわみが出るのが適正である。ベルトの張り の調整が必要な場合は、以下の手順で行う: 3 1 2 g014755 図 57 1. 2. オルタネータのベルト:ここを押す オルタネータ 3. 調整ストラップ A. オルタネータをエンジンと調整ストラッ プに固定しているボルトをゆるめる。 B. ベルトに破損や過度の磨耗がないか点検 し、必要に応じて交換する。 C.
油圧系統の整備 5. 機械を停止させ、油圧オイルの量を点検し、 必要に応じて補給する。 油圧オイルとフィルタの交換 6. 廃油は適切な方法で処理する。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 油圧ラインとホースの点検 800運転時間ごと 警告 オイルが汚染されてしまった場合は油圧系統全 体を洗浄する必要がありますのでトロ代理店に ご連絡ください。汚染されたオイルは乳液状に なったり黒ずんだ色なったりします。 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体 に重大な損傷を引き起こす。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに 傷や変形がないか接続部が確実に締まって いるかを確認する。 1.
カッティングユニットの保守 リールのバックラップ 警告 バックラップ中にリールに触れると大けがをす る。 • リールその他の可動部に手指、足、衣類等 を近づけないよう注意すること。 • エンジンが動いている間は、止まったリー ルを絶対に手や足で回そうとしないこと。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニッ トを降下させ、エンジンを停止し、駐車ブ レーキを掛ける。 図 60 1. 2. 運転席左側のプラスチック製カバーを取り 外す。 リール速度コントロール 7. 機能コントロール・レバーをニュートラル 位置にして、昇降刈り込みコントロールを前 に倒すとリールが回転してバックラップが 始まる。 3. 各カッティングユニットのリールと下刃を バックラップ用に設定する;カッティングユ ニットのオペレーターズマニュアルを参照。 8.
診断システム – 15 というエラー・コードは #_##### – 42 というエラー・コードは ####_## 故障表示ランプが点灯した場合 処置 – 123 と い う エ ラ ー ・ コ ー ド は ############_### • 不具合が 1 つ以上ある場合には、最初のエ ラー・コードが表示された後、間隔を空け て、次のエラー・コードの上の桁の数字の 点滅が始まります。 機械に異常が検知されると故障表示ランプが点 灯します。万一このランプが点灯したら、機械 を診断モードにセットし、内部コンピュータが 発する診断コードを読み取ることによって故障 内容を知ることができます。診断モードで内部 コンピュータが発する診断コード(エラー・ コード)、故障表示ランプの点滅回数で表さ れ、この回数を代理店にお知らせいただくこと により、迅速な対応が可能となります。 注 最も新しい 3 つの不具合のみが記憶さ れています。 エラー・コードの一覧表は、弊社代理店にて 入手くださるか サービスマニュアル をご覧 ください。 注 故障診断モードではエンジンを始動するこ とはできません。 故障診断モードに入
保管 長期間にわたって保管する場合には以下のよう な作業を行ってください: 1. 機体からゴミや刈りカスをきれいに取り除 く。必要に応じてリールやベッドナイフの 研磨を行う( カッティングユニットのオペ レーターズマニュアルを参照のこと)。ベッ ドナイフやリールの刃にはさび止めを塗布 する。グリスアップと機体各部の潤滑を行 う;「潤滑」のページを参照。 2. タイヤに重量がかからないように完全にブ ロックする。 3. 油圧オイルとフィルタを交換する。 油圧ラインやフィッティングを注意 深く点検し、必要に応じて交換する; 油圧オイルとフィルタの交換 (ページ 47) と 油圧ラインとホースの点検 (ページ 47)を 参照。 4. 燃料タンクから燃料を抜き取る。エ ンジンを始動し、燃料切れで自然に 停止させる。燃料フィルタを交換す る; フィルタの整備 (ページ 41)を参照。 5. エンジンがまだ暖かいうちに、エンジンオ イルを抜き取る。新しいオイルを入れ る; エンジンオイルとフィルタの交換 (ページ 40)を 参照。 6. シリンダ、エンジン、フィン、ブロアハウ ジングなどをきれいに清掃する。 7.
図面 g015568 油 圧 回 路 図 (Rev.
G015569 電 気 回 路 図 (Rev.
電 動 リ ー ル 回 路 図 (Rev.
メモ: 54
メモ: 55
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 部品 Toro® 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間*のうちいずれか早く到達した時点までの 品質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての 製品に適用されます(エアレータに関する保証については該当製品の保証 書をご覧下さい)。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で 「製品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、 運賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 定期整備に必要な部品類(「部品」)は、その部品の交換時期が到来するま で保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、取り外された製品は弊社の所有となります。 部品や アセンブリを交換するか修理するかの判断は弊社が行います。場合によ り、弊社は再製造部品