Form No. 3417-198 Rev C Greensmaster® 3420 TriFlex® ト ラ クションユニット シリ ア ル 番 号 400000000 以 上 モ デ ル 番 号 04540—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジンの 排気には発癌性や先天性異常などの原因とな る物質が含まれているとされております。 g227934 図1 1.
目次 燃料フィルタ・水セパレータの交換 .....................36 燃料ラインとその接続の点検 ...........................36 電気系統の整備 ................................................... 37 電気系統に関する安全確保.............................37 バッテリーの整備 ..........................................37 ヒューズの搭載位置 .......................................37 救援バッテリーによるエンジンの始 動............................................................38 走行系統の整備 ................................................... 38 タイヤ空気圧を点検する .................................38 ホイールナットのトルクを点検する .
安全について • ガードなどの安全保護機器が正しく取り付けられて いない時は、運転しないでください。 こ の 機 械 は 、 所 定 の ウ ェ イ ト キ ッ ト 、 CE デ カ ル 、 ガ ー ド キ ッ ト を 追 加 す る こ と に よ り EN ISO 5395:2013 お よ び ANSI B71.
decal115-8156 115-8156 1. リール高さ 2. 5 枚刃カッティングユニット 3. 8 枚刃カッティングユニット 5. 14 枚刃カッティングユニット 4. 11 枚刃カッティングユニット 6. リール速度 7. 高速 8. 低速 decal115-8155 115-8155 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと始動補助剤を 使用しないこと。 decal115-8203 115-8203 1. ヒューズについては オペ レーターズマニュアル を読 2. decal115-8226 115-8226 ラジエターファン50 A 1.
decal131-2046 131-2046 1. ライトダブル 2. ライトシングル 3. Off decal136-8506 136-8506 1. 警告初めて運転する前に オペレーターズマニュアル 4. 転倒する危険旋回開始前 に十分に速度を落とすこ と 高速でターンしないこと。 を読むことトレーニングを 受けること。 2. 警告必ず聴覚保護具を着 用すること。 5. 異物が飛び出す危険人を 近づけないこと。 3. 手足の切断の危険すべて の安全カバー類を正しく取 り付けておくこと。 6. 警告 車両を離れるときは 駐車ブレーキを掛け、エン ジンを停止し、キーを抜く こと。 decal119-9346 119-9346 1. ペダルを踏むとロック解除 2. さらに詳しい情報について は オペレーターズマニュア ル を読むこと。 decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります。 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8.
decal106-6755 106-6755 decal136-8505 136-8505 CE規格に適合させる場合に 136-8506 の上から貼り付ける 注 この機械は、業界で推奨される最大傾斜角度を用いた前後 方向および左右方向の標準安定試験に合格しており、使用を認 められる法面の最大角度がデカルに記載されています。斜面で 運転する場合の条件や注意点について、また、特殊な天候や場 所条件のもとでこの機械を使用することができるかどうかを判断す る方法について、 オペレーターズマニュアル で確認してください。 同じ斜面上であっても、地表面の条件が変われば運転条件が変 わります。斜面では可能なかぎりカッティングユニットを地表面ま で下げておいてください。斜面上でカッティングユニットを上昇させ ると機体が不安定になる恐れがあります。 1. 警告初めて運転する前に オペレーターズマニュアル 4. 転倒の危険15度を超える 斜面での横断走行、下り 走行禁止。 5. 異物が飛び出す危険人を 近づけないこと。 を読むことトレーニングを 受けること。 2.
decal132-9548 132-9548 1. エンジン速度 高速 7. リール速度 ニュートラル 2. エンジン速度 低速 8. リール 移動走行 リール 刈り込み 3. リール下降して回転 9. 4. リール上昇して停止 10. リール バックラップ 5. リール速度 高速 11. 前進 6. リール速度 低速 decal132-9550 132-9550 1. チョーク 3. エンジン 作動 2. エンジン 始動 4.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 1 ROPS バー ボルト ½" x 3¾" フランジナット ½" 1 4 4 ROPSを取り付けます。 2 シートコンプリーションキット 1 運転席をベースに取り付けます。 3 ハンドル ロックナット 1½" ワッシャ ハンドルのキャップ 1 1 1 1 ハンドルを取り付ける 4 必要なパーツはありません。 – バッテリー液を入れて充電します。 5 オイルクーラキット — グリーンズマスター 3300 シリーズ トラクションユニット用P/N 119-1691 [別売] オイルクーラオプションを取り付けます。 集草バスケット用フック フランジボルト ゲージバー カッティングユニット弊社代理店からご 購入ください 集草バスケット 電動リールモータ用カウンタウェイト キャップスクリュ 6 12 1 8 必要なパーツはありません。 – クリップコントロールの設定を行います。 9 ウェイトキットP/N 121-6665別途購入の こと 注 3輪駆動キットが取
内容 数量 用途 オペレータのためのトレーニング資料 1 運転をする前に資料を読んで視聴してください。 規格適合認定書 運転音認証証明書 1 1 CE 規格に適合していることを証明する書類です。 始動キー 2 エンジンを掛ける。 1 を取 り 付 け る ROPSを この作業に必要なパーツ 1 ROPS バー 4 ボルト ½" x 3¾" 4 フランジナット ½" 手順 1. 出荷用クレートから上部サポートを外す。 2. クレートからROPSを取り出す。 3. 右サイドカバーを固定しているボルト3本を外し てカバーを取り外す。 4. 図 3 に示すように、ヒューズブロックブラケットを ROPS ポケットに固定しているボルト 2 本を外す。 g233068 図3 1. ROPS バー 10 2. 右サイドカバー 3. ヒューズブロックブラケット 4. 5. ボルト½" x 3¾" フランジナット½" 5.
2 4 運転席を取り付ける バッテリー液を入れて充電する この作業に必要なパーツ 必要なパーツはありません。 シートコンプリーションキット 1 手順 必ず所定の電解液比重 1.
3. 各セルの電極板が液面下 6 mm程度に水没する まで、電解液を慎重に入れる図 6。 警告 バッテリーケーブルの接続ルートが不適切であると ケーブルがショートを起こして火花が発生する。 それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に 至る恐れがある。 • ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス 黒 ケー ブルから取り外す。 • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス 赤 ケー ブルから取り付け、それからマイナス 黒 ケーブ ルを取り付ける。 g032705 図6 1. 電解液 4. 電極板が液を吸収するまで20-30分間程度待つ。 必要に応じて、電極板が 6 mm程度水没するぐ らいに電解液を補充する図 6。 5. 充電器に接続し、充電電流を 2-4 A にセットす る。液温 16°Cのときの電解液の比重が 1.250 に なり、全部のセルから泡が十分に立つようになる まで、充電電流 4A で最低2時間程度、または充 電電流 2A で最低4時間程度、充電を行う。 g005098 図7 1. マイナス 2.
6 7 集草バスケット用フックを取り 付ける カッティングユニットを取り付 ける この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 6 集草バスケット用フック 1 ゲージバー 12 フランジボルト 3 カッティングユニット弊社代理店からご購入ください 3 集草バスケット 手順 3 電動リールモータ用カウンタウェイト フランジボルト全部で12本を使って、サスペンション アームのバーの端部に集草バスケット用フック全部 で6個を取り付ける図 8。 6 キャップスクリュ 手順 フランジボルト 2. 集草バスケット用フック 3. カッティングユニットの オペレーターズマニュアル にしたがってカッティングユニットの準備を行う。 2. 駆動カップラの内側面にグリスを塗る。 3. 電動用ウェイトを取り付ける (ページ 45) の説明 に従って電動リールモータ用カウンタウェイトを 取り付ける。 4. カッティングユニットを取り付ける (ページ 45) の 説明に従ってカッティングユニットを取り付ける。 8 g015492 図8 1. 1.
9 11 後部ウェイトを取り付ける CE ガ ー ド キ ッ ト を 取 り 付 け る この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 1 ウェイトキットP/N 121-6665別途購入のこと 注 3輪駆 動キットが取り付けられているマシンには、このキット は必要ありません。 1 CE ガードキットP/N 04443別売 手順 手順 CE ガードキットを取り付ける グリーンズマスター 3420 トリフレックストラクションユニット用CE ガードキット取り 付け領書を参照。 本機は、ウェイトキット P/N 121-6665 を取り付け ることにより、EN ISO 5395:2013規格およびANSI B71.4-2017 規格に適合します。 12 注 3輪駆動キットを搭載したユニットは、その状態で EN ISO 5395:2013およびANSI B71.
製品の概要 g014603 図 10 1. 走行ペダル前進用 2. 走行ペダル後退用 3. ステアリングアーム・ロック ベダル g014674 図9 エンジン 5. ハンドル 2. ROPS バー 6. 7. 走行ペダル フットレスト 8. 集草バスケット付きカッティ ングユニット 1. 3. 4. コントロールパネル 運転席 各部の名称と操作 g005105 図 11 走行ペダル 走行速度は以下の通りです • 刈り込み時前進速度 3.2-8 km/h • 最大移動走行速度16 km/h • 後退速度 4.
る解除レバーを握り込んでレバーを下げます。機体から を離れるときには必ず駐車ブレーキを掛けてください。 g033079 図 12 1. 始動スイッチ 4. スロットルレバー 2. モードレバー 5. インフォセンター 3. ジョイスティックカッティング ユニット操作レバー g027863 図 13 1. ジョイスティック カッティングユニット 操作レバー 2.
g017946 バッテリー電圧 2. 3. 電源表示・故障表示灯 6. 7. グロープラグ アワーメータ エンジン rpm/状態 8. 右ボタン 4. 故障記録 5. 発電機電圧/作動状態 9. 10. モードレバーの現在位置移動走行モードの時に はウサギ、刈り込みモードの時にはカメが表示さ れます。 • エンジンオイル圧エンジンオイルの圧力が危険域ま で下がるとこのアイコンが表示されます。 • メニューアクセス/バックボタン押すとインフォセン ターのメニューが表示されます。メニュー表示中に これを押せばメニューを終了します。 • 下ボタンメニューを下向きにスクロールするときに 使います。 • 右ボタン右向き矢印が表示されたとき、その先にあ るメニュー項目を見るために使用します。 注 各ボタンの機能はメニューの内容によって、変わ ります。各ボタンについて、その時の機能がアイコ ンで表示されます。 図 14 1.
SERVICE 整 備 メニュー項目 内容 HOURS 運転時間 マシン、エンジン、リール、 バックラップ、およびファンが 使用されていた時間およびマシ ンが移動走行していた時間と オーバーヒートしていた時間が 記録されており、これらを確認 することができます。 COUNTS 回数 マシンが予熱および始動操作 された積算回数が表示されま す。 バックラップ バックラップの ON/OFF を行い ます一回押すと On、もう一度 押すか、イグニッションキーを OffにするとOff。 PROTECTION SETTINGS 保護設 定 保護項目の保護設定を行いま す。 RESET DEFAULTS デフォルトに リセット インフォセンターを初期状態に リセットします。 RAISE DELAY 上昇遅延 中央のカッティングユニットの上 昇遅れ時間を設定します。 LOWER DELAY 下降遅延 中央のカッティングユニットの下 降遅れ時間を設定します。 TAPOFF DELAY タップオフ遅延 タップオフの遅れ時間を設定 します。 REEL SPEED リール速度 リール速度を設定
375ミリ秒で、この設定は刈り込み速度 6.1km/h の場 合の最適値です。 5. 設定 SETTINGS メニューからクリップCLIP を選択 する。 6. CLIP を希望の数値にセットする。 設定数値 遅延時間 秒 1 0.100 2 0.150 3 0.200 4 0.250 5 0.300 6 0.375 1. カッティングユニットを希望の刈高にセットする。 7 0.475 2. 8 0.600 刈り込み条件に最も適した刈り込み速度を決め る。 9 0.750 3. 10 0.
故障記録表示から故障診断を行う 燃料バルブ 故障記録表示は、何らかの不具合が記録されている場 合にアイコンでそれを知らせます。このアイコンが表示 されたら、新しい不具合が Faults メニューに記録され ているということですから、ご自身や代理店の技術者が その内容を見て不具合の診断ができます。 格納時やトレーラなどで長距離を輸送する場合には、 運転席下の燃料タンク下部にある燃料バルブ図 18を閉 じてください。 エラーコードの一覧表は、弊社代理店にて入手くださる か サービスマニュアル をご覧ください。 座席調整レバー 運転席の左角部にあり図 17、運転席の前後位置の調 整を行うことができます。 注 座席の位置の調整範囲が足りない場合には、座席 レールをベースに固定しているナット 4 本を外して、さ らに前または後ろの取り付け穴に座席レールを取り付 け直してください。 g014626 図 18 1.
アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそ ろっており、マシンの機能をさらに広げることができ ます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または 代理店へお問い合わせください 弊社のウェブサイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとアクセ サリをご覧になることができます。 せっかく手に入れた大切な機械を守り、確かな性能を 維持するために、交換部品はトロの純正部品をご使 用ください。純正パーツは、トロが設計・指定した、完 成品に使用されているものと全く同じ、信頼性の高 い部品です。確かな安心のために、トロの純正にこ だわってください。 g016588 図 19 1.
運転操作 – 機械の性能を最大限に発揮させるため、硫黄 分の少ない 微量 500ppm 未満、または極微 量15ppm 未満の新しい軽油またはバイオディー ゼル燃料以外は使用しないでください。セタン値 が 40以上のものをお使いください。燃料の劣化 を避けるため、180日以内に使いきれる程度の 量を購入するようにしてください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 運転の前に – 気温が -7℃ 以上では夏用燃料2号軽油を使用 しますが、気温が -7℃ 以下の季節には冬用燃 料1号軽油または1号と2号の混合を使用してくだ さい。低温下で冬用ディーゼル燃料を使うと、 発火点や流動点が下がってエンジンが始動しや すくなるばかりでなく、燃料の成分分離ワックス 状物質の沈殿によるフィルタの目詰まりを防止 できるなどの利点があります。 運転前の安全確認 安全に関する一般的な注意 • • • • • • 子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対 に運転や整備をさせないでください地域によっては 機械のオペレータに年齢制限を設けていることがあ りますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ 全員に
毎日の整備作業を実施する 毎日の運転前に以下の作業を行ってください • エンジンオイルの量を点検する エンジンオイルを点 検する (ページ 33)を参照。 • 燃料フィルタからの水抜きを行う 燃料フィルタからの 水抜き (ページ 35)を参照。 • 冷却系統を点検する; 冷却系統に関する安全確 保 (ページ 40) を参照。 • タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を点検す る (ページ 38)を参照。 • 油圧オイルの量を点検する 油圧オイルの量を点検 する (ページ 42)を参照。 • リールとベッドナイフの刃合わせを点検する リー ルとベッドナイフの摺り合わせを点検する (ページ 47)を参照。 運転中に g222668 図 20 燃料タンク残量確認窓付き 1. 燃料タンクのキャップ 2. 運転中の安全確認 点検窓 安全に関する一般的な注意 • • • • • g222666 図 21 燃料タンク 燃料計付き 1. 燃料計 2. • • 燃料タンクのキャップ 1. 燃料タンクのキャップの周囲をきれいに拭いて キャップを外す。 2.
• • • • • • • • • • 刈り込み中以外は必ずカッティングユニットを止め ておいてください。 異物をはね飛ばしたときや機体に異常な振動を感じ たときには運転を停止してカッティングユニットをよく 点検してください。異常を発見したら、作業を再開 する前にすべて修理してください。 旋回するときや道路や歩道を横切るときなどは、 減速し周囲に十分な注意を払ってください。常に道 を譲る心掛けを。 刈高を変更する時は、必ずカッティングユニットを停 止させ、エンジンを止めてください運転席で刈高を 変更できる場合はこの限りでありません。 排気ガスが充満するような締め切った場所では絶対 にエンジンを運転しないでください。 エンジンを掛けたままで絶対に機体から離れないで ください。 運転位置を離れる前に集草バッグを空にする場合 や詰まりを除去する場合も – 平らな場所に停車してください。 – PTOの接続を解除し、アタッチメントを下降させ る。 – 駐車ブレーキを掛ける。 – エンジンを止め、キーを抜き取る。 – すべての動作が停止するのを待つ。 落雷の危険がある時には運転しないでください。 この機械を牽引用車
注 カッティングユニットが降下するためには、 モードレバーを中央刈り込み位置にしておく必要 があります。 注 オイル漏れが止まらない場合にはトロ社代 理店に連絡し、部品交換など適切な措置をして もらってください。 重要 慣らし運転期間中は、モータやホイールの シールから、短期間、ごく少量のオイルがにじむ ことがあります。これはシールに適切な潤滑を与 えるためであり、異常ではありません。 3. カッティングユニットが停止し、一番上移動位置ま で上昇すれば正常。 エンジンの始動手順 重要 始動補助剤 エーテルなど を使用しないでください。 注 以下の場合には、エンジンを始動する前に燃料シス テムのエア抜きが必要な場合があります • 新車を初めて始動する時 • 燃料切れでエンジンが停止した時 • 燃料系統の整備作業を行った後フィルタなどを交 換した後。 5. 上記を約 1-2 分間行う。モードレバーをニュート ラル位置に戻し、駐車ブレーキを掛け、エンジン を停止する。 6.
着席スイッチの動作の点検 安全インタロックは、人身事故や車両を損傷するなど の危険が存在する場合に強制的に運転を停止してオペ レータや機械を保護する安全装置です。 以下の条件がそろっていないとインタロックが作動し、 エンジンを始動することができません • 走行ペダルがニュートラル位置にある。 • モードレバーがニュートラル位置にある。 1. 着席し、走行ペダルがニュートラル位置、モード レバーがニュートラル位置、駐車ブレーキが掛 かっていることを確認する。 2. エンジンを掛ける。 3.
グリーンを刈り込む 1. エンジンはフルスロットル、モードは芝刈りモード でグリーンに入ります。 2. グリーンの一方の縁から刈り始め細長いじゅうた んを敷くつもりで真っ直ぐに進んでください。 注 このパターンで作業すると、無駄な重なりをな くし、固結を最小限に抑えながら、美しい縞模様 を作ることができます。 3. 集草バスケットの先端がグリーンの縁に掛かった ところで芝刈りレバーを前に倒します。 注 これによりカッティングユニットが芝面に下降し リールが回転を始めます。 重要 中央ユニットは遅れて動作を開始しますの で、このタイミングを早くつかむと、仕上げの外 周刈りの手間を最小限にすることができます。 g229671 注 中央ユニットの遅れには、油圧オイルの温度 図 22 により多少のずれがあります。油圧オイルが低温 の時は遅れが長めになります。温度が上昇する につれて遅れは短くなります。 4.
外周刈りと仕上げ 1. • カッティングユニットの切れ具合を点検してください。 注 常に天候や芝状態を考慮すること、毎回刈り 込みの方向を変えることが大切です。 2.
重要 バイパスバルブを開けたままでエンジン を掛けないこと。 29
保守 警告 適切な保守整備を行わないと車両が故障・破損したり、搭乗者や周囲の人間まで巻き込む人身事故を 起こす恐れがある。 マニュアルに記載された作業を行って、マシンをいつも適切な状態に維持することが重要である。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 www.Toro.
整備間隔 800運転時間ごと 2年ごと 整備手順 • • • • 燃料フィルタを交換する。 油圧オイル、フィルタ、タンクのブリーザを交換する。 エンジンの回転数を点検する(アイドル回転とフルスロットル)。 バルブのクリアランスを点検する。 • 燃料ラインとその接続を点検します。 • 可動部ホースを交換する。 • 定期的に冷却系統内部を清掃してください。 始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 インタロックの動作を点検す る。 計器類の動作を確認する.
整備前に行う作業 潤滑 保守作業開始前の安全確認 グリスアップを行う • 調整、清掃、修理、車両を離れる前に以下を行っ てください 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと No.2リチウム系汎用グリスを注入します。 – 平らな場所に駐車する。 1.
エンジンの整備 重要 高圧のエアは使用しない。異物がフィルタ を通ってエンジン部へ吹き込まれる恐れがある。 4. エンジンの安全事項 重要 使用済みのエレメントを再利用しないでく ださい。 エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めて 行ってください エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 • • 一次フィルタを取り外し、以下の手順で交換する エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—エアクリーナのフィルタ を整備するほこりのひどい場所で使 用する場合は整備間隔を短くする。 • エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか 点検し、破損があれば交換してください。吸気部 全体について、リーク、破損、ホースのゆるみな どを点検してください。 • 早めに整備を行っても意味がありません。むしろ フィルタを外したときにエンジン内部に異物を入れて しまう危険があります。 • 本体とカバーがシールでしっかり密着しているのを 確認してください。 1. エアクリーナのカバーをボディーに固定している ラッチを外す 図 26 。 A.
2. 補給するときはディップスティックで確認しながら 入れ す ぎ な い こ と 。 少量ずつ入れる入 ディップスティックを抜きウェスで一度きれいに 拭く(図 28)。 重要 エンジンオイルを補給するときには、ディッ プスティックを抜いておいてください。エンジンオ イルを補給する時には、補給口とジョウゴなどの に示 す よ う な す き 間 が 必 要 で す 。 間に 必ず 図 27に これは補給の際に通気を確保し、オイルがブリー ザ内部に侵入しないようにするためです。 5. ディップスティックを元通りに取り付ける。 6. エンジンを始動しアイドル回転で約 30 秒間回転 させ、その後にエンジンを停止させる。30 秒間 待って、ステップ2-5をもう一度行う。 7. ディップスティックをしっかりと取り付ける。 エンジンオイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 150運転時間ごと 1. ドレンプラグを外してオイルを容器に受ける。オイ ルが抜けたらドレンプラグを取り付ける図 29。 g002373 図 27 1.
3. ガスケットがアダプタに当たるまで手でねじ込み、 締め す ぎ そこから更に ½-¾ 回転増し締めする。締 ないように注意すること。 燃料系統の整備 4. クランクケースにオイルを入れる エンジンオイル について (ページ 33)を参照。 燃料フィルタからの水抜き 5. 使用済みオイルは適切に処分する。 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させる。 2. フィルタの下に燃料を受ける容器をおく。 3. 燃料フィルタについているドレンプラグを 1 回転 ほど開き、内部にたまっている異物を流し出す 図 31 。 g014720 図 31 1. 4. 燃料フィルタ 2.
燃料フィルタ・水セパレータの 交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 1. 長期間保管する場合には燃料バルブ図 32を閉 じておく。 6. ガスケットがアダプタに当たるまで手でねじ込み、 そこから更に ½-¾ 回転増し締めする。 7. フィルタのドレンプラグを確実に閉める。燃料バ ルブを開く。 燃料ラインとその接続の点検 整 備 間 隔 : 2年ごと 劣化・破損状況やゆるみが発生していないかを調べ てください。 g014626 図 32 1. 燃料バルブ 2. フィルタ容器(図 33)の周辺をウェスできれいに ぬぐう。 3. フィルタの下に燃料を受ける容器をおく。 4. フィルタのドレンプラグを開く図 33。 g014720 図 33 1. 5. 燃料フィルタ水セパレータ の容器 2.
電気系統の整備 3. 電気系統に関する安全確保 4.
走行系統の整備 タイヤ空気圧を点検する 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 タイヤ空気圧はターフのコンディションに合わせて適宜 変えてください適正範囲の最低値は 0.83 bar、最高 値は 1.10 barです。 ホイールナットのトルクを点検 する 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 1 時間 g028670 図 35 1. 使用開始後最初の 10 時間 ヒューズ 35A 200運転時間ごと 警告 救援バッテリーによるエンジ ンの始動 適切なトルク締めを怠ると車輪の脱落や破損から 人身事故につながる恐れがあります。 各ホイールナットを所定のトルクに適切な締め付け 順序を守って締め付ける。 救援用のバッテリーを使ってエンジンを始動させる場 合には、バッテリー端子の代わりに救援用プラス端 子スタータソレノイドについているを利用することがで きます 図 36 。 ホ イ ー ル ナ ッ ト の 規 定 ト ル ク 95-122 N·m9.7-12.5 kg.
g014616 図 37 1. 偏芯ナット 2. g015494 図 38 ロックナット B. モードレバーをニュートラルにセットし、ス ロットルを SLOW 位置にする。エンジンを掛 ける。 C. どちらにも車輪が回らないように偏芯ナットを 回して調整する。調整ができたら固定ナット を締める図 37。スロットル低速 および高速 位置で調整が正しいことを確認する。 1. ペダルストップ 1. モードレバーを移動走行位置にセットし、ペダルス トップを固定しているロックナットをゆるめる図 38。 2. ペダルストップを締め込んで、走行ペダルから 離す。 3.
冷却系統の整備 芝刈り速度の調整 刈り込み速度は出荷時の設定で 6.1 km/h ですが、 冷却系統に関する安全確保 0-8 km/h の間で調整が可能です。 1. トラニオンボルトのジャムナットをゆるめる図 39。 • 2.
ブレーキの整備 冷却液は水とエチレングリコール不凍液の 50/50 混合 液を使用してください。毎日の作業前、エンジンを始動 する前に冷却液の量を点検してください。 ブレーキの調整 注意 駐車中にブレーキが十分に利かずに車両が動いてしま う場合には、ブレーキドラムの近くにあるバルクヘッド フィッティングで調整を行うことができますさらに詳しい ことについては弊社代理店に問い合わせるか サービ スマニュアル を参照してください。 エンジン停止直後にラジエターのキャップを開け ると、高温高圧の冷却液が吹き出してやけどを 負う恐れがある。 • エンジン回転中はラジエターのふたを開けな いこと。 • キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温 の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。 1. 平らな場所に駐車する。 2.
ベルトの整備 油圧系統の整備 オルタネータベルトの調整 油圧系統に関する安全確保 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 8 時間 • 油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタ が適切に接続されていること、およびラインやホー スの状態が良好であることを確認すること。 • 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専 門医の治療を受けてください。万一、油圧オイ ルが体内に入った場合には、この種の労働災害 に経験のある施設で数時間以内に外科手術を受 ける必要がある。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が 高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけ ない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実 に解放する。 機械を正しく動作させ、無用の磨耗を防止するため にベルト類は正しく調整してください。 1. エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛け、キー を抜き取る。 2.
高粘度インデックス低流動点アンチウェア油圧作動液, ISO VG 46 油圧オイルの点検と補給を行う 物性 手順については図 43を参照してください。 粘度, ASTM D445 cSt @ 40°C 44 - 48 cSt @ 100°C 7.9-8.5 粘性インデックス ASTM D2270 140-160 流動点, ASTM D97 -37°C–45°C 産業規格 ヴィッカース I-286-S 品質レベル , ヴィッカース M-2950-S 品質レベル , デニソン HF-0 重 要 ISO VG 46 マ ル チ グ レ ー ド オ イ ル は 、 広 い 温 度 範囲で優れた性能を発揮します。通常の外気温が高 い 18 ℃- 49 ℃ 熱 帯 地 方 で は 、 ISO VG 68 オ イ ル の ほ うが適切と思われます。 g014719 図 43 プレミアム生分解油圧オイル — Mobil EAL EnviroSyn 46H 1.
油圧ラインとホースの点検 油圧オイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 警告 800運転時間ごと 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に 重大な損傷を引き起こす。 油 圧 オ イ ル の 量 25.7 リットル オイルが汚染された場合は内部のフラッシュ洗浄作業 が必要となります。 Toro 代理店にご相談ください汚染 されたオイルは乳液状になったり黒ずんだ色になっ たりします。 1.
カッティングユニットの保守 電動用ウェイトを取り付ける 図 46 のように、キャップスクリュ2本を使用して既存の カウンタウェイトに電動用ウェイトを取り付ける。 カッティングユニットの安全確 保 磨耗の進んだブレードや破損した下刃は、使用中に割 れて破片が飛び出す場合があり、これが起こるとオペ レータや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場 合には死亡事故となる。 • ブレードや下刃が磨耗や破損していないか定期的 に点検すること。 • 刃を点検する時には安全に十分注意してください。 必ず手袋を着用してください。リール刃や下刃は研 磨または交換のみ行い、たたいて修復したり溶接し たりしないでください。 • 複数のカッティングユニットを持つ機械では、1つの リールを回転させると他のカッティングユニットのリー ルも回転する場合がありますから注意してください。 g036342 図 46 カッティングユニットの取り付 けと取り外し 1. キャップスクリュ 2. 電動用カウンタウェイト 3.
5. ラッチを下げて閉じるとカッティングユニットの バーがロックされてユニットがアームにセットさ れる 図 48 。 注 ラッチが正しくロックされると、「カチッ」とい う音が聞こえ手ごたえが感じられます。 g014602 6. カッティングユニット用モータのスプラインシャフト にきれいなグリスを塗りつける図 50。 7. モータを、カッティングユニットの左側運転席か ら見てに取り付け、カッティングユニットについて いるモータ固定バーを、モータの上から被せるよ うにセットし、モータの左右から「カチッ」という ロック音が聞こえるまで押し下げる図 50。 図 47 1. 3. 4. フットレスト 閉じた状態 2. フットレスト 開いた状態 中央サスペンションアームの下にカッティングユ ニットを置く。 サスペンションアームのバーについているラッチを 上向き開いた状態にして図 48、サスペンション アームを押し下げて、バーを、カッティングユニッ トのバーの上に被せるようにする図 49。 g014609 図 48 1. 2. ラッチ閉じた位置 サスペンションアームの バー 3.
カッティングユニットを取り外す 1. カッティングユニットを、給電切断カップラ部に て解除する カッティングユニット給電切断コネク タ (ページ 20)を参照。 注意 カッティングユニット給電切断カップラ部を解 除しないと、誰でもいつでもカッティングユ ニットを始動させることができ、手や足に大 怪我を負う危険がある。 g036124 図 52 注 カッティングユニットの整備研磨、刈高調整な どを行う場合には、そのカッティングユニットの リールモータを、サスペンションアームの前部に ある一時保管位置にセットしておくと、誤って破損 させるなどの事故を防止することができます。 カッティングユニットの整備などを行う際に は、必ずその前に、カッティングユニット給電 切断カップラ部を解除すること。 2. 3.
保管 リールのバックラップ 警告 長期間にわたって保管する場合には以下のような作 業を行ってください バックラップ中にリールに触れると大けがをする。 • リールその他の可動部に手指、足、衣類等を 近づけないよう注意すること。 • エンジンが動いている間は、止まったリールを 絶対に手や足で回そうとしないこと。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下さ せ、エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛ける。 2. 運転席左側のプラスチック製カバーを取り外す。 3. 各カッティングユニットのリールと下刃をバックラッ プ用に設定する カッティングユニットのオペレー ターズマニュアル を参照。 1. 機体からゴミや刈りかすをきれいに取り除く。必 要に応じてリールやベッドナイフの研磨を行う カッ ティングユニットのオペレーターズマニュアル を参 照。ベッドナイフやリール刃にはさび止めを塗布 する。潤滑必要部にグリスやオイルを入れる。 2. タイヤに重量がかからないように完全にブロッ クする。 3.
メモ
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