Form No. 3372-234 Rev B Greensmaster ® 3420 TriFlex™ ト ラ ク ションユニット 04540— —シ リ ア ル 番 号 312000001 以 上 モ デ ル 番 号 04540 g014597 製品の登録は: www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書) をご覧ください。 警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 カリフォルニア州では、ディーゼル・ エンジンの排気ガスやその成分には発癌 性や先天性異常の原因となる物質が含ま れているとされております。 1 g014685 重要 この製品のエンジンのマフラーにはスパー クアレスタが装着されておりません。カリフォル ニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機 械を使用する場合には、法令によりスパークアレ スタの装着が義務づけられています。他の地域に おいても同様の規制が存在する可能性があります のでご注意ください。 図1 1.
目次 エンジンオイルとフィルタの交換 .......... 燃料系統の整備 ............................ 燃料フィルタ・水セパレータ............... 燃料ラインとその接続 ................... 電気系統の整備 ............................ バッテリーの整備 ....................... バッテリーの保管 ....................... ヒューズ .............................. 救援バッテリーによるエンジンの始 動 .................................. 走行系統の整備 ............................ トランスミッションのニュートラル調 整 .................................. 移動走行速度の調整 ..................... 芝刈り速度の調整 ....................... 冷却系統の整備 ..........................
安全について ◊ オペレータやユーザーは自分自身や他の 安全に責任があり、オペレータやユー ザーの注意によって事故を防止すること ができます。 CEN安 安全 規 格 EN836: 1997 1997、 、ISO ISO規 規格 5395: こ の 機 械 は CEN 1990お およ び ANSI ANSI規 規格 B71.4-2004 B71.4-2004に に適 合 す る 製 品 と し 1990 て製造されています(ただし後輪に 16.
• • • • • • • • • • • • • – 斜面を横切りながらの作業は、そのような作 業のために設計された芝刈機以外では絶対 行わないこと。 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠らな いようにしましょう。 道路付近で作業するときや道路を横断するとき は通行に注意しましょう。 移動走行を行うときはリールの回転を止めて ください。 アタッチメントを使用するときは、排出方向に 気を付け、人に向けないようにしてください。ま た作業中は機械に人を近づけないでください。 ガードが破損したり、正しく取り付けられてい ない状態のままで運転しないでください。イン タロック装置は絶対に取り外さないこと、ま た、正しく調整してお使いください。 エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジン の回転数を上げすぎたりしないでください。規 定以上の速度でエンジンを運転すると人身事故 が起こる恐れが大きくなります。 運転位置を離れる前に: – 平坦な場所に停止する; – PTOの接続を解除し、アタッチメントを下降 させる; – ギアシフトをニュートラルに入れ、駐車ブ レーキを掛ける; – エンジンを止め、キーを抜き取る
– サンドトラップや溝・小川などに近づかな いこと。 マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケー ブルを外してください。取り付けるときにはプ ラスケーブルから接続します。 • リールの点検を行うときには安全に十分注意し てください。ブレードを取り扱う時には必ず手 袋を着用したり布で包むなどして、安全に十 分注意してください。 • 可動部に手足を近づけないよう注意してくださ い。エンジンを駆動させたままで調整を行うの は可能な限り避けてください。 • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の 良い場所で行ってください。バッテリーと充電 器の接続 や切り離しを行うときは、充電器をコ ンセントから抜いておいてください。また、安 全な服装を心がけ、 工具は確実に絶縁されたも のを使ってください。 – 急旋回時や斜面での旋回時は必ず減速してく ださい。急停止や急発進をしないこと。 – 道路付近で作業するときや道路を横断すると きは周囲の交通に注意する。常に道を譲る心 掛けを。 – 下り坂ではブレーキを併用して十分に減速 し、確実な車両制御を行うこと。 • また、溜まった刈りカスを捨てる時は必ずエン ジンを停止さ
音力レベル いでください。高圧で噴出する作動油は皮膚を 貫通し、身体に重大な損傷を引き起こします。 この機械は、音力レベルが 98 dBA であることが 確認されています; ただしこの数値には不確定値 (K)1 dBA が含まれています。 • 油圧系統の整備作業を行う時は、必ずエンジン を停止し、カッティングユニットを下降させてシ ステム内部の圧力を完全に解放してください。 音力レベルの確認は、ISO 11094 に定める手順に 則って実施されています。 • 燃料ラインにゆるみや磨耗がないか定期的に点 検してください。必要に応じて締め付けや修 理交換してください。 音圧レベル • エンジンを回転させながら調整を行わなければ ならない時は、手足や頭や衣服をカッティング ユニットや可動部に近づけないように十分ご注 意ください。特にエンジン側面の回転スクリー ンに注意してください。また、無用の人間を近 づけないようにしてください。 この機械は、オペレータの耳の位置における音 圧レベルが 84 dBA であることが確認されていま す; ただしこの数値には不確定値(K)1 dBA が 含まれています。
115-8156 1. リール高さ 2. 5 枚刃カッティングユニット 3. 8 枚刃カッティングユニット 5. 14 枚刃カッティングユニット 7. 高速 4. 11 枚刃カッティングユニット 6. 8. 低速 リール速度 115-8203 1. ヒューズについては オペ レーターズマニュアル を読 2. ラジエター・ファン:50 A むこと。 121–6670 1. リール駆動 2.
121–2641 1. 警告:オペレーターズマニュ アル を読むこと; 必ず講習 4. 転倒する危険:旋回開始前 に十分に速度を落とすこと; 高速でターンしないこと。 5. 警告: 車両を離れるときは 駐車ブレーキをロックし、エ ンジンを停止し、キーを抜く こと。 を受けてから運転すること。 2. 3. 異物が飛び出す危険:人を 近づけないこと。 121–2640 1. 警告:オペレーターズマニュ アル を読むこと; 必ず講習 4. 転倒の危険: 15度以上の 斜面を高速で横切らないこ と、また、15度以上の斜面 を下らないこと。 5. 警告: 車両を離れるときは 駐車ブレーキをロックし、エ ンジンを停止し、キーを抜く こと。 を受けてから運転すること。 手や足のけがや切断の危 険: 可動部に近づかないこ と; すべてのガード類を正し く取り付けて使用すること。 2. 異物が飛び出す危険:人を 近づけないこと。 3. 手足の負傷や切断の危険: 回転刃に近づかないこと; 使用時にはすべての安全 カバー類を正しく取り付け ておくこと。 121–5169 1. 2.
121–5171 1. 2. チョーク エンジン: 始動 3. スロットル 4. エンジン: 停止 119-9343 バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります。 119-9346 1. ペダルを踏むとロック解除 2. さらに詳しい情報について は オペレーターズマニュア ル を読むこと。 1. 爆発の危険 6. バッテリーに人を近づけな いこと。 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 7. 保護メガネ等着用のこと: 爆発性ガスにつき失明等 の危険あり。 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと。 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 5. オペレーターズマニュアル 10.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 用途 1 ROPS バー ボルト(1/2 x 3-3/4 インチ) フランジ・ナット(1/2 インチ) 1 4 4 ROPSを取り付けます。 2 シート・キット 1 運転席をベースに取り付けます。 3 ハンドル ロックナット(1-1/2 インチ) ワッシャ ハンドルのキャップ 1 1 1 1 ハンドルを取り付ける 必要なパーツはありません。 – バッテリー液を入れて充電する 集草バスケット用フック フランジ・ボルト ゲージバー カッティングユニット(モデル 04613, 04614 または 04615) カッティングユニット上部ウェイト 六角頭ねじ 集草バスケット 6 12 1 4 5 6 集草バスケット用フックを取り付けます。 3 3 6 3 カッティングユニットを取り付けます。 7 ウェイト・キット 121-6665(別途購入のこ と)3輪駆動キットを取り付けている場合に は必要ありません。 1 後部ウェイトを取り付けます。 8 警告ステッカー 121
1 2 ROPSを を取 り 付 け る ROPS 運転席を取り付ける この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 1 1 ROPS バー 4 ボルト(1/2 x 3-3/4 インチ) 4 フランジ・ナット(1/2 インチ) シート・キット 手順 弊社代理店から、お好みの運転席キットを購入 し、その説明書にしたがって取り付けを行ってく ださい。 手順 1. 出荷用クレートから上部サポートを外す。 2. クレートからROPSを取り出す。 3. 機体の左右にあるポケットに ROPS を差し込 み、ボルト(1/2 x 3-3/4 インチ)4本とフ ランジ・ナット4本(1/2 インチ)で固定する (図 3)。 3 ハンドルを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 1 ハンドル 1 ロックナット(1-1/2 インチ) 1 ワッシャ 1 ハンドルのキャップ 手順 1. ハンドルをステアリング シャフトにはめ込 む (図 4)。 2 3 g014601 図3 1. ROPS バー 2. 4. 3.
4. キャップを取り付け、ねじで固定する (図 4)。 4 バッテリー液を入れて充電する 必要なパーツはありません。 手順 図6 バッテリーに補給する電解液は必ず比重 1.265 の ものを使用してください。 1. 1. 固定具とバッテリー・クランプを外してバッ テリーを取り出す。 4. 重要 機体にバッテリーを載せたままで電解液 を入れないでください。電解液がこぼれた場 合、機体が激しく腐食します。 2. 電解液 電極板が液を吸収するまで20~30分間程度待 つ。必要に応じて、電極板が6mm程度水没す るぐらいに電解液を補充する(図 6)。 警告 バッテリーの上部をきれいに拭い、キャップ を取り外す (図 5)。 充電中は爆発性のガスが発生する。 充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに 火気を近づけない。 3. 充電器に接続し、充電電流を 2~4 A にセッ トする。液温 16°Cのときの電解液の比重が 1.250 になり、全部のセルから泡が十分に立 つようになるまで、充電電流 4A で2時間程 度、または充電電流 2A で4時間程度、充電を 行う。 6.
警告 バッテリーの端子に金属製品やトラクタの 金属部分が触れるとショートを起こして火 花が発生する。それによって水素ガスが爆 発を起こし人身事故に至る恐れがある。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行 うときには、端子と金属部を接触させ ないように注意する。 • バッテリーの端子と金属を接触させな い。 図7 警告 1. マイナス(-) 2. プラス(+) バッテリーの電解液充填と初期充電を適 切な方法で行わないと、バッテリーから ガスが発生したり、バッテリーの寿命が 短くなったりする。 7. バッテリー・トレイの上にバッテリーを置 き、先ほど取り外したクランプと固定具で固 定する。 8.
注意 6 カッティングユニット給電切断カップラ部 を解除しないと、誰でもいつでもカッティ ングユニットを始動させることができ、手 や足に大怪我を負う危険がある。 カッティングユニットを取り付ける カッティングユニットの整備などを行う際 には、必ずその前に、カッティングユニッ ト給電切断カップラ部を解除すること。 この作業に必要なパーツ 1 ゲージバー 3 カッティングユニット(モデル 04613, 04614 または 04615) 3 カッティングユニット上部ウェイト 6 六角頭ねじ 3 集草バスケット 2. 駆動カップラの内側面にグリスを塗る。 3. カッティングユニットの前ローラはオプション なので出荷時に取り付けられていない。ロー ラ(モデル No. 04625, 04626 または 04627) を代理店から購入する。 ローラに付属の説 明書に従い、カッティングユニットの付属部 品を使って、ローラをカッティングユニット に取り付ける。 4.
注意 フット・レストが閉じると、指を挟まれ る恐れがある。 開いているフット・レストが急に閉じて、 指が挟まれないように注意すること。 2 1 2 1. g01461 1 g014602 1 図 13 図 11 フットレスト: 閉じた状態 2. 1. フットレスト: 開いた状態 8. サスペンション・アームの下にカッティング ユニットを置く。 9. サスペンション・アームのバーについて いるラッチを上向き(開いた状態)にして (図 12)、サスペンション・アームを押し下 げて、バーを、カッティングユニットのバー の上に被せるようにする(図 13)。 10. 3 g014609 図 12 1. 2. ラッチ:閉じた位置 サスペンション・アームの バー 3. 2. カッティングユニットのバー ラッチを下げて閉じるとカッティングユニッ トのバーがロックされてユニットがアームに セットされる(図 12)。 注 ラッチが正しくロックされると、「カ チッ」という音が聞こえます。 11.
8 EU 用 ス テ ッ カ ー を 貼 り 付 け る この作業に必要なパーツ 1 警告ステッカー 121-2640 手順 本機を EU 諸国内で使用する場合には、警告ステッ カー 121-2640 を、ステッカー 121-2641 の上か ら貼り付けてください。 図 14 1. リール・モータ 3. 差し込み穴 2. スプライン・シャフト 4. モータ固定バー 13. サスペンション・アームについているバスケッ ト用フックに集草バスケットを取り付ける。 14. 残りのカッティングユニットにも同作業を行 う。 15. カッティングユニットを、給 電切断カップラ部にて接続す る: カッティングユニット給電切断コネクタ (ページ 24)を 参照。 7 後部ウェイトを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 ウェイト・キット 121-6665(別途購入のこと)33輪 駆 動 キ ッ トを取り付けている場合には必要ありません。 手順 本機は、ウェイト・キット 121-6665 を取り付ける ことにより、ANSI B71.
製品の概要 1 4 2 5 2 3 3 1 6 7 g014603 図 16 1. 走行ペダル:前進用 2. 走行ペダル:後退用 3. ステアリングアーム・ロック ベダル 8 g014674 図 15 1. エンジン 2. ROPS バー 3. 4. コントロール・パネル 運転席 5. ハンドル 6. 7. 走行ペダル フット・レスト 8. 集草バスケット付きカッティ ングユニット 各部の名称と操作 図 17 走行ペダル 走行ペダル(図 16)は3つの機能があります;前 進、後退、停止です。ペダル前部を踏み込むと前 進、後部を踏み込むと後退です。前進中に後退位置 に踏み込むと素早く停止することができます。ペダ ルから足をはなせばニュートラル位置となり、車両 は停止します。足を休めるつもりで前進中にかかと をペダル後部に乗せないでください(図 17)。 走行速度は以下の通りです: • 刈り込み時前進速度: 3.2-8 km/h • 最大移動走行速度:16 km/h • 4.
バックラップスイッチ 注 スロットルコントロールでエンジンを停止させる ことはできません。 3 4 運転席左のプラスチック製カバーの下にあります。 バックラップスイッチ(図 19)は、回転許可・禁 止レバー(ジョイスティック)およびリール回転速 度コントロールと連動し、リールをバックラップ するときに使用します。 2 1 1 C2 C2 7.5 7.5 7.5 7.5 15 7.5 10 2 15 7.5 10 2 2 G017943 図 19 5 G017975 1. 図 18 1. 始動スイッチ 4. スロットル 2. 3. モードレバー ジョイスティック(カッティン グユニット操作レバー) 5. インフォセンター バックラップスイッチ:バッ クラップ位置 2.
3 • バッテリー電圧:バッテリーの電圧を表示しま 4 す。 • 冷却液温度:エンジンの冷却液の温度を表示し 2 ます;表示単位は、 °C または °Fです。 52.2V TORO 1 13.2 • モードレバーの現在の設定状態:移動走行モー 5 STOP n/min ドの時にはウサギ、刈り込みモードの時には カメが表示されます。 6 10,000.0 • エンジンオイル圧:エンジンオイルの圧力が危 険域まで下がるとこのアイコンが表示されます。 • メニューアクセス/バック・ボタン:このボタ 7 10 8 9 ンを押すと、インフォセンターのメニューが表 示されます。メニュー表示中にこれを押せばメ ニューを終了します。 G017946 • 下ボタン:メニューを下向きにスクロールする 図 20 ときに使います。 1. バッテリー電圧 電源表示・故障表示灯 6. 7. グロープラグ アワーメータ • 右ボタン:右向き矢印が表示されたとき、その 2. 3. Engine RPM/作動状態 8.
Service((整 備 ) Service メニュー項目 名称 Hours(運転時間) マシン、エンジン、リール、バッ クラップ、およびファンが使用さ れていた時間およびマシンが移 動走行していた時間とオーバー ヒートしていた時間が記録され ており、これらを確認することが できます。 Counts(回数) Tapoff Delay(タップオフ遅延) タップオフの遅れ時間を設定し ます。 Reel Speed(リール速度) リール速度を設定します。 Backlap(バックラップ) RPM バックラップ時の回転速度を設 定します。 メニュー項目 名称 モデル マシンのモデル番号を表示しま す。 SN マシンのシリアル番号を表示し ます。 TEC 5001 マスターコントローラのソフトウェ アの改訂番号を表示します。 インフォセンター インフォセンターのソフトウェア の改訂番号を表示します。 CU1 カッティングユニット(1番)のソ フトウェアの改訂番号を表示し ます。 CU2 カッティングユニット(2番)のソ フトウェアの改訂番号を表示し ます。 CU3 ソレ
9 0.750 10 0.925 タップオフ遅延 タップオフとは、カッティングユニットを上昇させ ずにリール回転のみを停止させる機能であり、イン フォセンターで調整を行うことができます。ジョイ スティックを上昇位置に何秒間保持したらこの機能 を動作させるかを設定します。出荷時設定は1であ り、これはこの機能を使用しないという設定です。 設定数値 遅延時間(秒) 1 OFF 2 0.050 3 0.100 4 0.150 5 0.200 6 0.250 7 0.300 8 0.350 9 0.400 10 0.450 g014736 図 22 調整は以下の手順で行います: 2. 刈り込み条件に最も適した刈り込み速度を決 める。 3. リールの刃数(5, 8, 11, 14)合ったグラフ (図 22 を参照)を利用して、希望する刈高に 合ったリール回転速度を探し出します。 5.
駐車ブレーキ・レバー ブレーキ・レバー(図 16)を引き上げると駐車ブ レーキがかかります。レバー押し下げれば解除され ます。本機を離れるときには必ず駐車ブレーキを 掛けてください。 1 g014628 図 24 1. 座席調整レバー g01461 0 注 座席を倒す際には、レバーを一番後ろまで引き、 ステアリングアームを一番前に倒してください。 図 23 燃料バルブ 座席調整レバー 格納時やトレーラなどで長距離を輸送する場合に は、運転席下の燃料タンク下部にある燃料バルブ (図 25)と閉じてください。 運転席の右前角部にあり(図 24)、運転席の前後 位置の調整を行うことができます。運転席について いるレバーを左(中央に向けて)に押すとロックが 外れますから運転席を希望の位置に動かします。 注 座席の位置の調整範囲が足りない場合には、座席 をベースに固定しているボルト 4 本を外して、さ らに前または後ろの取り付け穴に座席を取り付け 直してください。 1 g01462 6 図 25 1.
カッティングユニット給電切断コネクタ アタッチメントとアクセサリ カッティングユニットの取り付け、取り外し、整備 などを行う際には、必ずその前に、カッティングユ ニットへの給電コネクタを外して、カッティングユ ニットに対する給電を停止してください(図 26); コネクタは、トラクションユニット左側、横転保護 バーのベース部にあります。マシンを使用するとき には、コネクタを接続してください。 トロが認定した各種のアタッチメントやアクセ サリがそろっており、マシンの機能をさらに広げ ることができます。 詳細は弊社の正規サービス ディーラ、または代理店へお問い合わせください。 www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとア クセサリをご覧になることができます。 図 26 1.
運転操作 ようなすき間が必要です。これは補給の際に 通気を確保し、オイルがブリーザ内部に侵入 しないようにするためです。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 このマニュアルに掲載されている安全上の注意事項 をきちんと読んでください。オペレータや周囲の人 を事故から守る重要な情報が掲載されています。 目、耳、手足などに対する防護を行うことをお奨 めします。 エンジンオイルを点検する エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、 初回運転の前後に必ずエンジン・オイルの量を確 認してください。 油量は約 3.7 リットル(フィルタ共)です。 以下の条件を満たす高品質なエンジン・オイルを使 用してください: • API規格CH-4、CI-4 またはそれ以上のクラス。 • 推奨オイル: SAE 10W–30 • 他に使用可能なオイル: SAE 15W–40 図 27 1.
燃料を補給する • 時間経過による劣化がありうるので、シール部 分、ホース、ガスケットなど燃料に直接接する 部分をまめに点検すること。 硫黄分の少ない(微量:500 ppm 未満、または極 微量:15 ppm 未満)の新しい軽油またはバイオ ディーゼル燃料以外は使用しないでください。セタ ン値が 40以上のものをお使いください。燃料の劣 化を避けるため、180日以内に使いきれる程度の量 を購入するようにしてください。 • バイオディーゼル燃料に切り換えた後に燃料 フィルタが詰まる場合がある。 • バイオディーゼルについて更に詳しい情報は、 代理店にお問い合わせください。 燃料タンクの容量: 22.
ラジエターの冷却液はは水とエチレングリコール不 凍液の50/50 混合液です。毎日の作業前、エンジン を始動する前に冷却液の量を点検してください。 注意 エンジン停止直後にラジエターのキャップを開 けると、高温高圧の冷却液が吹き出してやけ どを負う恐れがある。 • エンジン回転中はラジエターのふたを開け ないこと。 • キャップを開けるときはウェスなどを使 い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっくり と開けること。 1 1. 2. g014612 図 29 1. 平らな場所に駐車する。 冷却液の量を点検する(図 31)。エンジンが 冷えている状態で、補助タンク側面について いる 2 本のマークの間にあれば適正である。 燃料タンクのキャップ 2. 燃料タンクのキャップを取る。 3. 給油は燃料タンクの首の根元から 6-13 mm 程 入れ す ぎ な い こ と 。 給油が 度下までとする。入 終わったらキャップを締める。 4. こぼれた燃料はふき取る。 冷却系統を点検する 冷却システムの容量はおよそ 4.
2. オ ー ル シ ー ズ ン 用 Toro プ レミ ア ム油 圧 オ イ ル を販売していま す(19 リットル缶または 208 リットル缶)。パーツカタログまた は代理店でパーツ番号をご確認ください。 タンクからキャップを取る(図 32)。 1 代替製品: Toro のオイルが入手できない場合は、 以下に挙げる特性条件および産業規格を満たすオイ ルを使用することができます。合成オイルの使用は お奨めできません。オイルの専門業者と相談の上、 適切なオイルを選択してください: 注 不適切なオイルの使用による損害については弊社 は責任を持ちかねますので、品質の確かな製品をお 使い下さる様お願いいたします。 高粘度インデックス/低流動点アンチウェア油圧作動液, ISO VG 46 物性: cSt @ 40°C 44 - 48 粘度, ASTM D445 cSt @ 100°C 7.9 - 8.
燃料フィルタからの水抜き リールとベッドナイフの摺り合わ せを点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止する。 2. フィルタの下に燃料を受ける容器をおく。 3.
能コントロールがニュートラルであることを 確認する。 安全のために、以下の条件がそろわないとエンジン を始動できないようになっています: 2. 走行ペダルから足を外し、ペダルがニュート ラル位置にあることを確認する。 • 走行ペダルがニュートラルにセットされている。 3. スロットルを SLOW 位置にする。 4. キーを差し込んでON位置に回す。グロー・プ ラグ・ランプが消えるまでキーを ON 位置に保 持する(約 6 秒間)。 走行許可条件: グロー・プラグ・ランプが消えたらすぐに キーを Start 位置に回す。エンジンが始動し たらすぐにキーから手を放す。キーは RUN 位 置に戻る。スロットル・コントロールを Slow 位置にセットする。 • オペレータが運転席に着席している。 5.
カッティングユニットの取り付けと 取り外し 1 2 3 カッティングユニットを取り付ける 1. カッティングユニットを、給 電切断カップラ部にて解除す る: カッティングユニット給電切断コネクタ (ページ 24)を 参照。 注意 1. 2. カッティングユニット給電切断カップラ部 を解除しないと、誰でもいつでもカッティ ングユニットを始動させることができ、手 や足に大怪我を負う危険がある。 g014609 図 36 ラッチ:閉じた位置 サスペンション・アームの バー 3. ラッチ:開いた位置 カッティングユニットの整備などを行う際 には、必ずその前に、カッティングユニッ ト給電切断カップラ部を解除すること。 2. フット・レストを跳ね上げて開き、中央カッ ティングユニット取り付け位置へのアクセス を確保する(図 35)。 1 注意 2 フット・レストが閉じると、指を挟まれ る恐れがある。 開いているフット・レストが急に閉じて、 指が挟まれないように注意すること。 g01461 1 図 37 2 1. 5. 1 1.
3. リール・モータのスロットに嵌っているモー タ固定バーを、スロットからカッティングユ ニット側に押し出すようにして外し、モータ を取り外す。 図 39 1. 4. 図 38 1. リール・モータ 3. 差し込み穴 2. スプライン・シャフト 4. モータ固定バー 8. サスペンション・アームについているバスケッ ト用フックに集草バスケットを取り付ける。 9. 残りのカッティングユニットにも同作業を行 う。 10. リール・モータ 2. モータ固定バー 外したモータは、サスペンション・アームの 前部にある一時保管位置にセットしておく (図 40)。 カッティングユニットを、給 電切断カップラ部にて接続す る: カッティングユニット給電切断コネクタ (ページ 24)を 参照。 カッティングユニットを取り外す 1.
5. を取り付けない状態でトラクションユニット を移動させなければならない場合には、ケー ブル・タイでモータを固定してください。 を合わせても良いでしょう。その場合、ハン ドルの縁と本機前方の目標ラインとを重ねて 見ながら運転します(図 41)。 取り外したいカッティングユニットのサスペ ンション・アームのバーについているラッチ を開く(図 36)。 3 6. カッティングユニットのバーからラッチを外 す。 7. サスペンション・アームの下からカッティン グユニットを引き出す。 8. 必要に応じて、残りのカッティングユニット にも3から7までの作業を行う。 9.
縁にたまっていた刈りかすをグリーンに落と さずにすみます。 7. 集草箱にたまった刈りカスを出して、次のグ リーンに移動します。湿った重い刈りカスを入 れたまま移動すると機体やエンジン、油圧系な どに無理な力がかかるので避けてください。 1 移動のための運転 カッティングユニットが一番上(移動位置)になっ ていることを確認し、刈り込み/移動走行切り替え レバーを移動走行にセットしてください。下り斜面 ではブレーキを使用して車両を確実に制御してくだ さい。ラフな場所に入る時やアンジュレーションを 渡る時には必ず走行速度を落としてください。本機 の車両感覚(車幅)をマスターしましょう。狭い場 所での無理な通り抜けを避けましょう。ぶつけて破 損するのは時間と費用のロスです。 g014627 作業後の洗浄と点検 図 42 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でも いつでもエンジンを始動させることができ、 危険である。 キーを抜き取る。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットのトルクを点検する。 使用開始後最初の 8 時間 • ホイールナットのトルクを点検する。 • オルタネータ・ベルトの張りを点検する。 使用開始後最初の 50 時間 • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 • 油圧フィルタを交換する。 • エンジンの回転数を点検する(アイドル回転とフルスロットル)。 使用するごとまたは毎日 • エンジンオイルの量を点検する。 • ラジエター・スクリーンとレジエター部分を清掃してください。 ほこりの多い環境で使用し ているときは 1 時間おきに点検してください。 • 油圧オイルの量を点検してください。 • 燃料フィルタからの水抜きを行う。 • リールとベッドナイフの摺り合わせを点検する。 • 油圧ラインとホースを点検する。 25運転時間ごと • バッテリー液の量を点検する。 (格納中は30 日ご
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 インタロックの動作を点検す る。 計器類の動作 ブレーキの動作 燃料フィルタ・水セパレータを 点検する。 燃料残量 エンジン・オイルの量を点検 する。 スクリーンとラジエターを清掃 する。 エア・フィルタを点検する。 エンジンからの異常音 リールとベッドナイフの摺り合 わせを点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検。 オイル漏れなど。 タイヤ空気圧を点検する。 刈高の調整具合を点検する。 塗装傷のタッチアップ修理を 行う。 要注意個所の記録 点検担当者名: 内容 日付 36 記事 日
潤滑 エンジンの整備 ジェネレータ・ベルトのテンショナ のグリスアップ エア・クリーナの整備 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと • エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がない か点検してください。破損していれば交換して ください。吸気部全体について、リーク、破 損、ホースのゆるみなどを点検してください。 • 非常にほこりの多い場所で使用していてエンジ ンの能力の低下が認められる場合には、200運 転時間よりも短い間隔で整備を行なってくださ い。早めに整備を行っても意味がありません。 むしろフィルタを外したときにエンジン内部に 異物を入れてしまう危険が大きくなります。 • 本体とカバーがシールでしっかり密着している のを確認してください。 1. エアクリーナのカバーをボディーに固定して いるラッチを外す(図 44)。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 定期的に、全部のグリス注入部にNo.2汎用リチウム 系グリスを注入します。 1.
する。破損しているフ ィルタは使用しない。 フィルタをボディー内部にしっかり取り付け る。エレメントの外側のリムをしっかり押さ えて確実にボ ディーに密着させる。フィルタ の真ん中の柔らかい部分を持たないこと。 4. カバーについている異物逃がしポートを清掃 する。カバーについているゴム製のアウト レットバルブを外し、内部を清掃して元通り に取り付ける。 5. アウトレットバルブが下向き(後ろから見た とき、時計の5:00と7:00の間になるように) カバーを取り付ける。 6. ラッチをしっかりと掛ける(図 44)。 1 g014615 エンジンオイルとフィルタの交換 図 46 1. 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 150運転時間ごと 1. ドレン・プラグを外してオイルを容器に受け る。オイルが抜けたらドレン・プラグを取り 付ける(図 45)。 1 g014754 図 45 1. 2. ドレン・プラグ オイルフィルタ(図 46)を外す。新しいフィ ルタのガスケットに薄くエンジンオイルを塗 る。 38 オイル・フィルタ 3.
燃料系統の整備 5. フィルタ容器を外す(外した容器は地域の法 令などに従って処分する)。 燃料フィルタ・水セパレータ 6. ガスケットがアダプタに当たるまで手でねじ 込み、そこから更に 1/2~3/4 回転増し締め する。 7. フィルタのドレン・プラグを確実に閉めるこ と。燃料バルブを開く。 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと フィルタの整備 1. 燃料タンクの下にある燃料バルブ(図 47) を閉める。 燃料ラインとその接続 整 備 間 隔 : 2年ごと 劣化・破損状況やゆるみが発生していないかを調べ てください。 1 g01462 6 図 47 1. 燃料バルブ 2. フィルタ容器(図 48)の周辺をウェスできれ いにぬぐう。 3. フィルタの下に燃料を受ける容器をおく。 4. フィルタのjドレン・プラグを開く(図 48)。 1 2 g014720 図 48 1. 燃料フィルタ・水セパレータ の容器 2.
電気系統の整備 警告 バッテリーケーブルの接続手順が不適切である とケーブルがショートを起こして火花が発生 する。それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 バッテリーの整備 警告 端子が腐食した場合は、 ケーブルを外し(マイ ナスケーブルから先に外すこと)、クランプと 端子とを別々に磨いてください。 磨き終わっ たらケーブルをバッテリーに接続し(プラス ケーブルから先に接続すること)、端子には ワセリンを塗布してください。 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 • ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス (黒)ケーブルから取り外す。 取り扱い後は手を洗うこと。 • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス (赤)ケーブルから取り付け、それからマ イナス(黒)ケーブルを取り付ける。 電圧: 12 V、冷間クランキング電流(CCA)530 A バッテリーの電解液は常に正しいレベルに維持し、 バッテリー上部
ヒューズ ヒューズは座席下にあります(図 49)。 2 図 50 1. 1 g014617 図 49 1. ヒューズ 2. 50 A ヒューズ:ラジエター・ ファン用(図示部分の裏側 にある) ヒューズの配置 スタータ 10A 作動 10A ライト リーク・ディテクタ 15 A リール上昇 E-リール回転許可 オーバーヒート 7.5 A リール回転 昇降 ファン 7.5 A Start/Run 診断ライト グロー 7.
走行系統の整備 ストップに当たらないようになったら調整が必要 です。また、最高速度を下げたい場合にも調整を 行います。 トランスミッションのニュートラル 調整 走行ペダルを踏み込んでみてください。ケーブル に張力が掛かる前にペダルがストップ(図 52)に 当たる場合には調整が必要です。 走行ペダルがニュートラル位置にあるのに機体が 動き出す場合にはトランスミッションの調整が必 要です。 1. どちらか一方の前輪を浮かして機体を支える。 1 注 注: 3 輪駆動キット装着車の場合には後輪 も浮かせてください。 2. エンジンを始動し、スロットルをSLOW にセッ ト、浮いている前輪が回転していることを確 認する。 3. エンジンを止め、以下の手順で調整する: A. 偏芯ナットをハイドロスタット上部に止 めているナットをゆるめる(図 51)。 g015494 2 図 52 1. 1 g014616 図 51 1. 偏芯ナット 2. ロックナット B. 機能コントロールをニュートラル位置に、 スロットルを Slow 位置にセットする。 エンジンを掛ける。 C.
冷却系統の整備 芝刈り速度の調整 出荷時に調整されていますが、速度を変えたい場合 には調整してください。 1. トラニオン・ボルトのジャムナットをゆるめ る(図 53)。 2. ロック&芝刈ブラケットをペダル・ピボット に固定しているナットをゆるめる。 ラジエター・スクリーンの清掃 オーバーヒートを防止するため、ラジエターとス クリーンは常にきれいにしておいてください。基 本的にラジエターとスクリーンを毎日点検し、必 要であれば 1 時間ごとに清掃してください。汚 れやすい環境で使用している場合にはより頻繁な 清掃が必要です。 1. ラジエターのスクリーンを外す(図 54)。 4 2 1 1 3 2 g014625 図 53 1. 2. ジャム・ナット ナット 3. 3 g01461 3 図 54 トラニオン・ボルト 3. 刈り込み速度を遅くするには、トラニオン・ ボルトを右に回し、速くするには左に回す。 4.
ブレーキの整備 ベルトの整備 ブレーキの調整 オルタネータ・ベルトの調整 駐車中にブレーキが十分に利かずに車両が動いて しまう場合には、ブレーキ・ドラムの近くにある バルクヘッド・フィッティングで調整を行うこと ができます;さらに詳しいことについては弊社代 理店に問い合わせるか サービスマニュアル を参 照してください。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 機械を正しく動作させ、無用の磨耗を防止するため に、ベルト類は正しく調整してください。 1. エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛け、 キーを抜き取る。 2. 2 つのプーリの中間部でベルトを親指で中く らいの力(10 kgf)で押す。 7~9 mm 程度の たわみが出るのが適正である。ベルトの張り の調整が必要な場合は、以下の手順で行う: 3 1 2 g014755 図 55 44 1. 2. オルタネータのベルト:ここを押す オルタネータ 3. 調整ストラップ A. オルタネータをエンジンと調整ストラッ プに固定しているボルトをゆるめる。 B.
油圧系統の整備 油圧ラインとホースの点検 警告 油圧オイルとフィルタの交換 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体 に重大な損傷を引き起こす。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 800運転時間ごと • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに 傷や変形がないか接続部が確実に締まって いるかを確認する。 オイルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体を 洗浄する必要がありますのでトロ代理店にご連絡く ださい。汚染されたオイルは乳液状になったり黒ず んだ色なったりします。 1.
カッティングユニットの保守 10. リールの回転が止まってしまったり、回転が 一定しない場合には、安定する速度までバッ クラップ速度を少しずつ上げていく。 リールのバックラップ 11. バックラップ中にリールに触れると大けがをす る。 バックラップ中にカッティングユニットを調整 する必要が生じた場合は、昇降刈り込みコン トロールを後ろに引き、エンジンを停止させ て、調整を行う。調整が終ったら4~9を行う。 12. バックラップするユニット全部に上記手順を 行う。 • リールその他の可動部に手指、足、衣類等 を近づけないよう注意すること。 13. 終了したら、バックラップスイッチを通常位 置(F)に戻し、カバーを元通りに取り付け、 カッティングユニットについているラッピン グコンパウンドをていねいに洗い落とす。必 要に応じてリールと下刃の間隔を調整する。 リール回転速度コントロールを、希望の速度 位置にセットする。 警告 • エンジンが動いている間は、止まったリー ルを絶対に手や足で回そうとしないこと。 1.
保管 長期間にわたって保管する場合には以下のような 作業を行ってください: 1. 機体からゴミや刈りカスをきれいに取り除 く。必要に応じてリールやベッドナイフの研 磨を行う( カッティングユニットのオペレー ターズマニュアル を参照のこと)。ベッドナ イフやリールの刃にはさび止めを塗布する。 グリスアップと機体各部の潤滑を行う;「潤 滑」のページを参照。 2. タイヤに重量がかからないように完全にブ ロックする。 3. 油圧オイルとフィルタを交換する。 油圧ラインやフィッティングを注意深 く点検し、必要に応じて交換する; 油圧オイルとフィルタの交換 (ページ 45) と 油圧ラインとホースの点検 (ページ 45)を参 照。 4. 燃料タンクから燃料を抜き取る。エ ンジンを始動し、燃料切れで自然に 停止させる。燃料フィルタを交換す る; フィルタの整備 (ページ 39)を参照。 5. エンジンがまだ暖かいうちに、エンジンオ イルを抜き取る。新しいオイルを入れ る; エンジンオイルとフィルタの交換 (ページ 38)を 参照。 6.
図面 電 動 リ ー ル 回 路 図 (Rev.
G015569 電 気 回 路 図 (Rev.
g015568 油 圧 回 路 図 (Rev.
メモ: 51
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 部品 Toro® 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間*のうちいずれか早く到達した時点までの 品質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての 製品に適用されます(エアレータに関する保証については該当製品の保証 書をご覧下さい)。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で 「製品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、 運賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 定期整備に必要な部品類(「部品」)は、その部品の交換時期が到来するま で保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、取り外された製品は弊社の所有となります。 部品や アセンブリを交換するか修理するかの判断は弊社が行います。場合によ り、弊社は再製造部品