Operator's Manual

刈り込みにあたって
:前後左右は運転席に座った状態を基準としています。
カッティングユニットの特性
このカッティングユニットで採用されているデュアル・
ノブ式調整システムは簡単な手順で最高の調整を行うこ
とのできる優れた調整システムです。最適な調整を行っ
ていただくことにより、ベッドナイフとリールの相互研
磨作用がおこり、通常のバックラップの回数を減らすこ
とができるようになります。
毎日の調整作業
芝刈りの前に必ず各カッティングユニットのリールとベ
ッドナイフのすり合わせ状態を点検してください。この
点検は、前日の調子に係わりなく毎回行うことが非常に
大切です。
1.平らな固い床の上にカッティングユニットを降ろし、
エンジンを停止、キーを抜き取る。
2.手でリールをゆっくりと後ろ向きに回転させ、リー
とベッドナイフの接触状態を耳で確認する。相互の
接触が全くなければ、調節ネジを1回に1クリック
ずつ締めながら、ごく軽い接触が得られるようにする。
:1クリック締めるごとにベッドナイフはリールに
0.018 mm近づきます。
3.相互の接触が強すぎる場合には、調節ネジを1回に
1クリックずつゆるめながら、接触を完全になくし、
そこから調節ネジを1回に1クリックずつ締めてい
って、ごく軽い接触が得られるようにする。
どんな場合でもごく軽いすり合わせがベストで
す。すり合わせが全くないと、リールとベッドナ
イフの相互研磨作用が全くなくなるので、切れ味
の落ちるのが早くなります。逆に、すり合わせが
強すぎると、相互の摩耗が早く進んで、刈り上が
りに悪影響が出やすくなります。
ベッドナイフとリール刃は継続的に接触しているので、
使用期間が長くなるとベッドナイフの全長にわたり、
切先部に小さなバリが出来てきます。時々ヤスリで
このバリを取り除いてやると切れ味が向上します。
ベッドナイフは、長期間使用しているうちにリール
に削られ、リールの端部と接触する縁の部分が角張
ってきます。この角張った部分はヤスリで削り落と
してください(図16
保守
:前後左右は運転席に座った状態を基準としています。
ベッドバーの手入れ
ベッドバーの取り外し
1.ベッドバー調整ネジ(図17)を左に回してリールと
の接触をなくす。
2.スプリング・テンション・ユニット(図17)をゆるめ
てワッシャのテンションを完全になくす。
.ベッドバー・ボルトを固定しているナット(ユニッ
ト左右にあり)をゆるめる。
.ベッドバー・ボルトを左右からゆるめていくとベッ
ドバーが下に抜ける。ベドバーの左右にナイロン製
とスチール製のワッシャが1枚ずつ(図19)付いて
いるのでなくさないようにする。
重要
10
18
1.ベッドバー・ボルト   2.ナット
17
1.ベッドバー調整ネジ
2.スプリング・テンション・ユニット
3.ベッドバー