Form No. 3430-998 Rev A Greensmaster® 1000 芝 刈 り 機 シリ ア ル 番 号 400000000 以 上 モ デ ル 番 号 04810—シ 製品の登録は www.Toro.com.
い。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号 とシリアル番号をお知らせください。モデル番号とシリ アル番号は後フレームに取り付けた銘板に表示されて います。いまのうちに番号をメモしておきましょう。 この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 重 要 シ リ ア ル 番 号 デ カ ル に QR コ ー ド が つ い て い る 場合は、スマートフォンやタブレットでスキャンする と、製品保証、パーツその他の製品情報にアクセス できます。 エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局 EPA並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエン ジンマニュアル を同梱しております。エンジンマニュア ルはエンジン
目次 デファレンシャルベルトの交換 ..........................33 制御系統の整備 ................................................... 34 走行コントロールの調整..................................34 カッティングユニットの保守..................................35 刃物を取扱う上での安全確保 ..........................35 リアドラムとリールを平行に調整す る ............................................................35 リールと下刃の調整を行う ...............................35 刈り高を調整する ..........................................36 グラスシールドの高さを調整する .......................37 カットオフバーを調整する ......................
安全について • ガードなどの安全保護機器が正しく機能していない 時は、運転しないでください。 この機械は、所定のオペレータープレゼンスキットおよ び所定のステッカーを追加することにより EN ISO 5395: お よ び ANSI B71.
decal115-1720 115-1720 1. 前進 2. 走行車輪 3. ニュートラル decal120-2727 120-2727 1. decal133-8062 133-8062 ブレーキレバーハンドル側 2. 駐車ブレーキレバーハンド に引くとブレーキが掛かり、 ル側に引いてボタンを押し レバーを解除すると解除。 込み、レバーから手を離 せば駐車ブレーキが掛か り、解除するには、レバー をハンドル側に引いてボタ ンが外れたらレバーを解除 する。 decal125-5245 125–5245 1.
decal138-2138 138-2138 decal130-8322 1. 有毒ガスを吸引する危険閉 4. 警告整備作業を開始する 前に、点火プラグコードを め切った場所でエンジンを 外すこと。 作動させないこと。 2. 爆発の危険燃料を補給す る時はエンジンを停止させ ること。補給中は火気を遠 ざけ禁煙を厳守。 5. 火傷の危険高温部に触れ ないこと。 3. 警告マシンから離れるとき にはエンジンを停止し、燃 料バルブを閉じること。 6. 注意燃料タンクへの補給方 法は オペレーターズマニュ アル を参照してください。 130-8322 1. 2. ガソリンへのエタノール添 加は体積比で最大 10% E10 まで。 3. エタノールを 10% 以上含 むガソリン E10 は使用しな いこと。 オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal137-9706 137-9706 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 1 2 3 4 5 6 7 8 用途 取っ手 ケーブルタイ 右側ホイールシャフト 左側ホイールシャフト 1 4 1 1 移動走行用タイヤ 2 移動用タイヤオプションを取り付けます。 必要なパーツはありません。 – カッティングユニットを調整します。 オペレーターキット別売弊社代理店に ご相談ください 1 オペレーターキットを取り付けます。 製造年表示ステッカー CE マークステッカー 1 1 CE ステッカーを貼り付けます必要に応 じ。 集草バスケット 1 集草バスケットを取り付ける 必要なパーツはありません。 – 慣らし運転期間。 ハンドルを取り付ける 移動走行用シャフトを取り付けます。 その他の付属品 内容 オペレーターズマニュアル エンジンのオーナーズマニュアル 認証証明書 数量 用途 1 1 1 ご使用前にお読みご覧ください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 7
1 ハンドルを取り付けて調整する この作業に必要なパーツ 1 取っ手 4 ケーブルタイ ハンドルを取り付ける 1. ハンドルアームの下部を機体両側に固定している ボルト5/16"、ロックナット、リングピン、ヘアピン コッターを取り外す図 3。 g240404 図4 g240399 図3 1. ヘアピンコッター 6. ロックナット 2. 3. 取り付けピン ワッシャ 7. ボルト5/16" 8. リングピン 4. ロックワッシャ 9. ハンドルアーム 5. ボルト ⅜" 2. 機体両側の取り付けピンから、ボルト⅜"、ワッ シャ、ロックワッシャを取り外す図 3。 3. ハンドルの各端をハンドルアームの穴に差し込 み、取り付けピンとハンドルの穴を整列させる 図 3。 4. ハンドルの端を内側にたわめながら、取り付け ピンに通す 図 4 。 8 1. 2. ハンドル ハンドルアーム 4. 5. ワッシャ ロックワッシャ 3. 取り付けピン 6. ボルト ⅜" 5.
2. ハンドルを支えながら、左右のリングピンを抜 き、ハンドルを希望の高さにセットする。 3. リングピンとヘアピンコッターを元通りに取り付 ける。 2 移動走行用シャフトを取り付 ける この作業に必要なパーツ 右側ホイールシャフト 1 左側ホイールシャフト 手順 g017590 図5 1. 1 ケーブルタイ ハンドルを調整する 1. キックスタンドに足をかけ、ハンドルを引き上げて キックスタンドを立て、機体をスタンドで支える。 2. ホイールシャフトのねじ山部分にねじ用接着剤を 塗りつける。 3. 機体右側にある駆動プーリのねじ穴に、右側ホ イールシャフトを取り付ける図 7。 手順については図 6を参照してください。 注 右側ホイールシャフトは左ねじです。 g007595 図7 1. 4. シャフトを 88-101 N·m9.0-10.1 kg.m = 65-75 ft-lbにトルク締めする。 5. 機体左側の反対側の左側ホイールシャフトにつ いても 2から4 の作業を行う。 g240512 図6 1. ハンドル 2. ヘアピンコッター 1.
3 4 移動走行用車輪を取り付ける カッティングユニットを調整する オプション 必要なパーツはありません。 この作業に必要なパーツ 手順 移動走行用タイヤ 2 ご使用になる前に、必ず以下の調整を行ってください 手順 1. キックスタンドに足をかけ、ハンドルを引き上げて キックスタンドを立て、機体をスタンドで支える。 2. 車軸に車輪を取り付ける。 3. ロッキングクリップを開き、タイヤを更に奥に押 し込む 図 8 。 • リアドラムとリールを平行に調整する (ページ 35) • リールと下刃の調整を行う (ページ 35) • 刈り高を調整する (ページ 36) • グラスシールドの高さを調整する (ページ 37) • カットオフバーを調整する (ページ 37) 5 オペレーターキットを取り付け る この作業に必要なパーツ 1 オペレーターキット別売弊社代理店にご相談ください 手順 EN ISO 5395 および ANSI B71.4-2017 規格に適合す るためには、オペレーターキットModel No.
6 CE デ カ ル を 貼 り 付 け る 必要に応じて この作業に必要なパーツ 1 製造年表示ステッカー 1 CE マークステッカー g007609 図 10 1. 集草バスケット 2. バスケット取り付け棒 手順 8 CE 地域内でこのマシンを使用する場合には、シリアル 番号の銘板の近くに製造年表示ステッカーとCE用ス テッカーを貼り付けてください図 9を参照。 慣らし運転期間 必要なパーツはありません。 手順 運転開始直後 8 時間の刈り込み期間を試運転期間と します。 運転開始後の数時間の取り扱いがその機械の信頼性 に大きな影響を与えます。各機能や動作を入念に観察 し、小さな異常でも早期に発見・解決しておいてくださ い。また、慣らし運転期間中はオイル漏れや部品のゆ るみの点検を頻繁におこなってください。 g235301 図9 1. 製造年表示ステッカー 2. シリアル番号プレート 3.
製品の概要 各部の名称と操作 g017592 図 12 1. 2. 走行レバー スロットルコントロール 3. ON/FF スイッチ 4. 5. 常用ブレーキ 6. 駐車ブレーキ 7. オペレータプレゼンスコント ロールオプション アワーメータ g232664 図 11 1. コントロールパネル 5. カッティングユニット 2. ハンドル 6. 移動走行用車輪用の軸 3. 燃料タンク 7. キックスタンド 4.
リール回転レバー リール回転レバー図 15は機体の右前部にあります。レ バーには 2 つの位置があります。 入レバーを前に倒すとリールが回転します。 • • 切レバーを前に倒すとリールが停止します。 g016976 図 13 駐車ブレーキ g016978 図 15 駐車ブレーキ図 14は、常用ブレーキのベース部にあ ります。使い方は、常用ブレーキを十分に掛けた状 態で、駐車ブレーキのノブを押し込んで常用ブレーキ をロックします。常用ブレーキの操作を行うと、駐車 ブレーキは解除されます。走行するときには必ずブ レーキを解除してください。 1.
運転操作 閉じておいてください 燃料バルブの開閉方法 (ペー ジ 18)を参照。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 リコイルスタータハンドル スタータのハンドル図 16を引くとエンジンが始動します。 運転の前に 仕様 運転前の安全確認 モデル番号と主な仕様 Model 04055 幅 91 cm 高さ 114 cm 全長 集草バスケットを含む 122 cm 乾 燥 重 量 集草バスケットと溝 付きローラを装備し、車輪と グルーマを装備しない 98 kg 刈幅 53 cm 刈高 1.6-31.8 mm クリップ 4.3 mm エンジン速度 ローアイドル1,800-2,000 rpmハ イアイドル3,350-3,550 rpm 安全に関する一般的な注意 • • • • • アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそ ろっており、マシンの機能をさらに広げることができ ます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または 代理店へお問い合わせください 弊社のウェブサイト www.Toro.
燃料を補給する い。燃料容器は車から十分に離し、地面に直接置 いて給油してください。 • • 給油は、機械をトラックやトレーラから地面に降ろ し、機体を接地させた状態で行ってください。機械 を車両に搭載したままで給油を行わなければいけ ない場合には、大型タンクのノズルからでなく、小 型の容器から給油してください。 危険 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 給油は、給油ノズルを燃料タンクの口に接触させた 状態を維持して行ってください。 毎日の整備作業を実施する 日常整備を行う 始業点検表 (ページ 24)を参照。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた状 態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 箱型トレーラに本機を搭載した状態では、絶対 に本機への燃料補給をしてはならない。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 6-13 mm 程 度 下 ま で と する。これは、温度が上昇して燃料が膨張 したときにあふれないように空間を確保する ためである。 • 燃料取り扱い
警告 燃料を飲み込むと非常に危険で生命に関わる。ま た気化した燃料に長期間ふれると身体に重篤な症 状や疾病を引き起こす。 • ガソリン蒸気を長時間吸わないようにする。 • ノズルや燃料タンク、コンディショナーのボトル の口などに顔を近づけないこと。 • 皮膚についた場合には、石鹸と水で十分に洗 い流す。 1. 燃料キャップ図 17の周囲をきれいに拭いてから キャップを外す。燃料タンクの首の根元まで燃 料を入れる。 重要 燃料を入れすぎないでください。 g265976 図 17 1. 2.
ターフの状態に合わせた設定 下の表を参考にして、ターフの状態に適した設定を行ってください。 ベッドバー 標準およびオプション パーツ番号 名称 食い込み度 112-9281-01 標準 弱い 112-9279-03 きつい 強い 参考意見 標準 グリーンズマスター 1000 ベッドナイフ 標準およびオプション パーツ番号 名称 刈高調整範囲 93-4262 マイクロカット 1.57-3.1 mm 115-1880 エッジマックス・マイクロカッ ト 1.57-3.1 mm 93-4263 トーナメント 3.1-6 mm 115-1881 エッジマックス・トーナメント 3.1-6 mm 93-4264 ローカット 6.0 mm 以 上 108-4303 先長マイクロカット 1.57-3.1 mm 参考意見 標準 グリーンズマスター 1000 磨耗しにくい 食い込みを弱くする場合 ローラ 標準およびオプション パーツ番号 名称 99-6241 細溝付き 50.8 mm 2.
インタロックスイッチの動作を 点検する 4. 注 マシンの搬送にはトロのトランスプロをご利用する ことができます。トランスプロへの積み下ろしについて は、トランスプロの オペレーターズマニュアル を参照し てください。。 注意 インタロックスイッチは安全装置であり これを取り 外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 • インタロックスイッチをいたずらしない。 • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検し、 不具合があれば作業前に交換修理する。 1. 重要 トレーラで搬送中は、芝刈り機のエンジンを停止 してください。芝刈り機を傷つける恐れがあります。 移動用タイヤを取り外す。 キックスタンドに足をかけ、ハンドルを引き上げ てキックスタンドを立てて移動走行用タイヤを浮 かせる。 2. 走行レバーを走行ENGAGE 側にエンジンコント ロールを始動側にする。 3. エンジンの始動を試みる。 クランキングしなければ正常。エンジンが掛かる のはスイッチの異常であるから修理する。必ず修 理してから使用すること。 走行インタロックスイッ チの整備 (ページ 29)を参照。 4.
• バルブを開く場合バルブのレバーをリコイルスタータ ハンドルの方へ回す図 19。 • • バルブを閉じる場合レバーをリコイルスタータハンド ルと反対の方へ回す図 19。 • • • • • • • • • • g265993 図 19 1. 燃料バルブ閉位置 2.
も、通常以上に十分な注意が必要です。斜面で運 転する前に、必ず以下を行ってください 3. ON/OFFスイッチをONにセットする。 4. スロットルコントロールをFAST位置とする。 – マニュアルや機体に描かれている斜面に関する 注意事項を読んで内容をよく理解する。 5.
芝刈り後のコントロール操作 1. グリーンを出てリール回転と走行を解除位置に しエンジンを止める。 2.
保守 警告 適切な保守整備を行わないと車両が故障・破損したり、搭乗者や周囲の人間まで巻き込む人身事故を 起こす恐れがある。 マニュアルに記載された作業を行って、マシンをいつも適切な状態に維持することが重要である。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 重 要 機 体 を 25° 以 上 傾 け な い で く だ さ い 。 機 体 を 25° 以 上 傾 け る と オ イ ル が 燃 焼 室 内 に 入 り 込 ん だ り 、 燃料タンクから燃料が漏れたりします。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。 保守作業時の安全確保 • • • • • • • • • 運転席を離れる前に – 平らな場所に駐車する。 – スロットルスイッチを低速アイドル位置にセットす る。 – カッティングユニットを停止させる。 – 走行ペダルがニュートラルになっていることを 確認する。 – 駐車ブレーキを掛ける。 – 車両を止め、キーのある機種ではキーを抜き取 る。 – 全ての動きが停止するのを待つ。 保守作業は、各部が十分冷えてから行ってくださ い。 可能な限り、
推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 20 時間 使用するごとまたは毎日 整備手順 • エンジンオイルを交換する。 • インタロックスイッチの動作を点検してください。 • エンジンオイルの量を点検する。 • エアフィルタのエレメントを点検する。 25運転時間ごと • マシンのグリスアップを行ってください。(車体を水洗いしたときは整備間隔に関係 なく直ちにグリスアップしてください。) 50運転時間ごと • エアフィルタのエレメントを洗浄する。 100運転時間ごと • エンジンオイルを交換する。 • 点火プラグの点検と調整を行い、必要に応じて交換する。 300運転時間ごと • ペーパーエレメントを交換する(ほこりの多い環境で使用しているときには整備間隔 を短くする)。 • 点火プラグを交換する。 1000運転時間ごと • トランスミッションベルトを点検する。 • トランスミッションのベアリングを点検する。 23
始業点検表 重要 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 インタロックの動 作 駐車ブレーキの 動作 燃料残量 エンジンオイルの 量を点検する。 エアフィルタの汚 れ 冷却フィンを清掃 する。 エンジンからの異 常音 運転操作時の異 常音 リールとベッドナ イフの摺り合わせ 刈高 必要な個所全部 へのグリスアップ を行う。 塗装傷のタッチ アップ修理を行 う。 要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 24 記事 土 日
整備前に行う作業 潤滑 整備作業のための準備 グリスアップを行う 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと 警告 全部で 12 ヶ所あるグリス注入個所すべてに、No. 2 リ チウム系一般用グリスを注入する。ハンドガンを使って 手作業でグリスアップするのがベストです。 整備中や調整中に誰かが不用意にエンジンを作動 させることがあり得る。エンジンが突然始動する と、大きな人身事故になる危険が高い。 グリスアップ箇所は以下の通りです 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、駐 車ブレーキを掛け、念のために点火プラグのコー ドを外しておくこと。また、点火コードは、点火プラ グと触れることのないよう、確実に隔離すること。 マシンの整備、洗浄、調整などを行う前には必ず以 下を行う。 1. 平らな場所に駐車する。 2. エンジンを止め、 キーの付いているマシンで は キーを抜き取る。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. 機械各部の動きが完全に停止し、機体の温度 が十分に下がったのを確認してから、調整、洗 浄、格納、修理などの作業に掛かる。 5.
エンジンの整備 エンジンの安全事項 • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 • 燃料を口で吸い出さないでください。ポンプで抜きと るかタンクが空になるまで運転してください。燃料タ ンクからの燃料の抜き取り作業は屋外で行う。 g016981 図 24 エンジンオイルについて エンジンを始動する前に、適切な粘度のエンジンオイ ルを 560 cc ほどクランクケースに入れてください。オイ ルは、API米国石油協会の SJ またはそれ以上のグ レードの高品質オイルを使用します。外気温度に合っ た適切なタイプのオイルを選んでください。図 26図に、 外気温と粘度の関係を示します。 g027900 図 25 g013375 図 26 注 マルチグレードオイル5W-20, 10W-30, 10W-40を使 用する場合は、消耗が早くなります。これらのオイルを 使用する場合は、ご注意ください。 エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 エンジンオイルの点検は、毎日始動前のエンジンの冷 えている時に行うのがベストです。運転後
エンジンオイルの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 20 時間/最初の1ヶ月経 過後 いずれか早く到達した方 100運転時間ごと/6 か月ごと いずれか早く到 達した方 警告 エンジン運転直後にはオイルが非常に高温になっ ている可能性がある。高温のオイルに触れると 大変危険である。 オイルを抜き取るときに、高温のエンジンに触れな いように注意すること。 g266053 図 27 1. ディップスティック 2. 1. エンジンを止め、各部が完全に停止するのを待 つ 整備作業のための準備 (ページ 25)を参照。 2. ドレンプラグの下に廃油受け容器を置く。 ドレンプラグとワッシャ 3. ディップスティックを左に回して抜きとる。 3. 4. ディップスティックを抜き取ってウェスでオイルを 拭き取る。 ドレンプラグ、ワッシャ、ディップスティックを外 す 図 27 。 4. オイルが抜けやすいようにエンジンを傾ける。 5. オイルが完全に抜けたら、エンジンを水平位置に 戻し、ドレンプラグと新しいワッシャを取り付ける。 5.
エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 50運転時間ごと/3ヶ月ごと いずれか早く到達し た方 300運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方 重要 エアフィルタアセンブリを外したままでエンジンを 運転しないでください。エンジンに大きな損傷が起き る恐れがあります。 1. エンジンを止め、各部が完全に停止するのを待 つ 整備作業のための準備 (ページ 25)を参照。 2. エアクリーナカバーを固定している蝶ナットを外 す 図 29 。 3. エアクリーナカバーを外す。 注 エアクリーナカバーからベースにごみやほこ りが落ちていないか点検する。 4. ベースからスポンジエレメントとペーパーエレメ ントを外す。 5. ペーパフィルタからスポンジエレメントを外す。 6. スポンジエレメントとペーパーエレメントを点検 する汚れがひどかったり破損している場合は交 換する。 g265999 図 29 1. 蝶ナット 4. ペーパーエレメント 2. エアクリーナのカバー 5. ガスケットとエアダクト 3. スポンジ 7.
電気系統の整備 点火プラグの整備 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと/6 か月ごと いずれか早 く到達した方 走行インタロックスイッチの整 備 300運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方 走行インタロックの調整や交換が必要な時には以下 の要領で行います。 点火プラグはNGK BPR 6ES又は同等品を使用します。 1. エンジンを止め、各部が完全に停止するのを待 つ 整備作業のための準備 (ページ 25)を参照。 2. 点火プラグの周囲をきれいにする。 3. シリンダヘッドから点火プラグを外す。 1. エンジンが停止していること、走行レバーが解 除されてニュートラルストップにあることを確認 する 図 31 。 重要 汚れその他の不具合のある点火プラグは 交換してください。点火プラグにサンドブラストを かけたり、ナイフ状のもので削ったり ワイヤブラシ で清掃したりしないでください。破片がシリンダ内 に落ちてエンジンを損傷します。 4. プラグのすきまを 0.7-0.8 mm に調整する g000533 図 30 1. 中央の絶縁体 2. 側部の電極 3.
ブレーキの整備 常用 駐車ブレーキの調整 常用・駐車ブレーキがスリップするようになったら調整 してください。 1. 常用ブレーキを十分に掛けた状態で、駐車ブレー キのノブを押し込んで常用ブレーキが駐車ブレー キピンに載った状態にする図 32。 g008215 図 33 1. 3. 常用ブレーキレバーへの後ろからの圧力 V ベルトカバーを固定しているリテーナをゆるめ て、カバーを開ける図 34。 g016991 図 34 1. V ベルトのカバー 4. • ケーブルの張りをゆるくするには、ケーブル の前ジャムナットをゆるめて後ジャムナットを 締める図 35。必要に応じて上記ステップ 1 と 2 を繰り返して再調整する。 • ケーブルの張りを強くするには、後ジャムナッ トをゆるめて前ジャムナットを締める図 35。 必要に応じて上記ステップ 1 と 2 を繰り返し て再調整する。 図 32 バネばかりで、常用ブレーキレバーを後ろから押 す図 33。約13.5-18 kg の力でブレーキが解除さ れれば適正である。約13.
ベルトの整備 ベルトの調整 機械を正しく動作させ、無用の磨耗を防止するため にベルト類は正しく調整してください。また、頻繁に 点検してください。 リール駆動ベルトの調整 1. g007627 図 35 1. 5. 常用駐車ブレーキケーブル 2. ベルトカバー取り付けねじを外してカバーを取り、 ベルトを露出させる図 36。 前ジャムナット カバーを閉じ、リテーナを掛ける。 g007618 図 36 1. 2. ベルトカバー プーリ間の中央部で図 37、1822 N (1.8 - 2.3 kg) 程度の力でベルトを指で押して張りを点検する。 ベルトのたわみが 6 mm あれば適正とする。 g007619 図 37 1. 3. リール駆動ベルト 2. アイドラプーリ ベルトの張りの調整を行うには以下のステップ をすべて行う A.
B. ナットを締めて調整を固定する。 A. 4. ベルトカバーを元通りに取り付ける。 5. この時、カバーシールとサイドプレートの間にす きまを開けておいてボルトをねじ込む。 注 このすき間から、ボルトとインサートの整列を 目で確認することができる。 6. 4. 5. 全部のボルトを入れ終わったら、カバー内部のツ メがサイドプレートに当たるまで締めつける。 注 ボルトを締めつけすぎないように注意してく ださい。 6. 走行ベルトの調整 1. アイドラプーリ固定ナットをゆるめ、プーリ をベルトの背に押しつけて、適当な張りを 出す 図 39 。 重要 ベルトを強く張りすぎないように注意 すること。 B.
6. 全部のボルトを入れ終わったら、カバー内部のツ メがサイドプレートに当たるまで締めつける。ボル トを締めつけすぎないように注意してください。 一次 V ベルトの調整 1. C. ベルトガイドを右に回して、ガイドのフィン ガーと駆動ベルトとの間に約 1.5 mm の隙間 を作る。 D. アイドラプーリとベルトガイドをアイドラアーム に固定しているロックナットを締め付ける。 ベルトの張りの調整の前に、まず、走行コント ロールの調整を確認する 走行コントロールの調 整 (ページ 34)を参照。 走行コントロールを調整してもベルトがスリップす る場合には、以下を行う。 2. V ベルトカバーを固定しているリテーナをゆるめ て、カバーを開ける図 41。 g016991 図 41 g282596 1. V ベルトのカバー 3. 4. 2. 図 42 リテーナ 1. ロックナット 3. アイドラプーリアセンブリ 張りを強くするには、エンジン固定ボルトをゆる めてエンジンを後ろにずらす。 2. ベルトガイド 4.
制御系統の整備 走行コントロールの調整 以下の手順で走行コントロールのたるみをなくしてく ださい。 1. 走行コントロールを解除位置にセットする。 2. V ベルトカバーを固定しているリテーナをゆるめ て、カバーを開ける図 41。 3. ケーブルの前ジャムナットをゆるめ、ケーブル の後ジャムナットを締めて図 44たるみを完全に なくす。 g007625 図 43 1. デファレンシャルカバーの 前部分と後ろ部分 2. 前クラッチハウジング 3. 右後ベアリングハウジング 5. デファレンシャルアイドラプーリのナットをゆるめ、 プーリを左に押してベルトの張りをなくす。 6. 前クラッチハウジングをサイドプレートに固定して いるボルト 2 本を外す図 43。 7. ハウジングを半回転させて上下を逆さにする。 8. 右後ベアリングハウジングをサイドプレートに固 定しているボルト2 本とロックナット2 個を外す 図 43 。 g027907 図 44 ハウジングを半回転させて上下を逆さにする。 1. 走行ケーブル 10. ベルトを取り外す。 2. 11.
カッティングユニットの保守 7. 受動プーリを回して、4つの穴をローラベアリング のフランジねじに整列させる図 46。 刃物を取扱う上での安全確保 カッティングユニットのリールを点検する時には安全に 十分注意してください。リールに触れる時は必ず手袋を 着用してください。 磨耗したり破損したりしたリール刃や下刃は使用中に割 れて破片が飛び出す場合があり、これが起こるとオペ レータや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場 合には死亡事故となる。 リール刃や下刃が磨耗や破損していないか定期的 に点検すること。 • g007599 図 46 ブレードの点検を行うときには安全に十分注意してく ださい。必ず手袋を着用してください。リールと下 刃は研磨するか交換するかのみ行い、たたいて修 復したり溶接したりしないでください。 • リアドラムとリールを平行に調 整する 1. 受動プーリ 2. 穴全部で4つ 3. アイドラプーリ 8. ローラベアリングねじ 個とアイドラプーリ固定ねじ をゆるめる。 9. 隙間が0.
重 要 機 体 を 25° 以 上 傾 け な い で く だ さ い 。 機 体 を 25° 以 上 傾 け る と オ イ ル が 燃 焼 室 内 に 入 り 込 んだり、燃料タンクから燃料が漏れたりします。 4. カッティングユニットの右端から数えて1番目と2 番目の下刃ねじの間でリール刃と下刃とを交差 させる。 5. マークを付けたリール刃が下刃と交差していると ころで、リール刃と下刃の間に、シム0.05 mm = 0.002"を挿入する。 6. シムを左右に滑らせながら、シムに 軽い 圧迫シ ムが挟まれる感じを感じるまで、右側のベッド バー調整ねじを回す図 47。 7. シムを抜き取る。 8. カッティングユニットの左端で、ベッドナイフに一 番近いリール刃を、左端から数えて1番目と2番 目の下刃ねじの間で下刃と交差させる。 9. カッティングユニットの左側で、左側ベッドバー調 整ねじを使って上記4-7の作業を行う。 10. カッティングユニットの左右それぞれの、先ほどと 同じ交差部で上記5 - 7の作業を行う。 11.
5. バーの前端がローラに当たるように、調整ねじ で調整する。 6. ローラ全体が下刃と平行になるように、ローラの 両側を均等に調節する。 重要 前後のローラにゲージが当たり、ねじの頭 2. 通常の刈り込み条件では、上記の距離を100 mm に調整する。カッティングユニットの各端で、シー ルドをサイドプレートに固定しているボルトとナット をゆるめて、シールドを適当な高さに調整する。 3. ナットを締めつけて調整を固定する。 がリールにぴったりと掛かっているのが正しい調 整状態です。下刃の左右端でこの状態となるよ うに調整してください。 7.
ベッドバーの取り付け 1. ベッドバーアジャスタとスラストワッシャとの間に ベッドバーの固定用耳を入れる。 2. ベッドバーボルトとジャムナットとワッシャ8枚で、 ベッドバーを各サイドプレートに固定する。 注 サイドプレートのボスの両側にナイロンワッ シャを入れる。その外側からスチール製ワッシャ を取り付ける。 g008800 図 55 1. 標準ベッドバー 2. きつい刈り込み用述べッド バー 3. ボルトを27-36 N·m 3.7-4.6 kg.m = 20-27 ft-lbに トルク締めする。 4. ベッドバーの整備 外側のスラストワッシャが自由に回る程度にジャ ムナットを締め付ける。 5. スプリングがつぶれるまでテンションナットを締 め、そこから半回転戻す。 ベッドバーの取り外し 6. ベッドバーの調整を行う リールと下刃の調整を行 う (ページ 35)を参照。 1. ベッドバー調整ねじを左に回して下刃とリールの 接触を完全になくす図 56。 バックラップ 1. 右側リールドライブカバーのプラグを取る図 58。 g007631 図 56 1.
保管 注 バックラップが終わったら、ベッドナイフの前端 に軽くヤスリ掛けを行ってください。これによりベッ ドナイフ前端に形成されたバリが除去されます。 4. 格納保管時の安全確保 この作業が終了したらカバーにプラグを取り付 ける。 • エンジンを停止させ、キー付きの機種ではキーを抜 き取り、各部の動作が完全に停止したのを確認して から運転位置を離れる。調整、整備、洗浄、格納 などは、機体が十分に冷えてから行う。 • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火 や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容 器を保管格納しないでください。 マシンの保管 1. 機体各部に付着している泥や刈りかすをきれいに 落とす。特にエンジンのシリンダヘッドや冷却フィ ン部分やブロアハウジングを丁寧に清掃する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができま す。ただし高圧洗浄器は使用しないでください。 また、シフトレバーのプレートやエンジン部に大 量の水を掛けないように注意してください。 2.
メモ
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号決 議 に よ る 警 告 カ リ フ ォ ル ニ ア 州 第 65号 この警告は何? 以下のような警告ラベルが貼られた製品を見かけることがあるでしょう WARNING: Cancer and Reproductive Harm—www.p65Warnings.ca.gov.