Operator's Manual
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仕様
主な仕様
特長
プラスチック製の対称形ホッパーを左右の外付け車輪の間に配置。コアの回収に際して大
型フローテーション・タイヤが車両総重量を「均等に」受け持つように配置している。サブ・
フレーム・ピボットによりトングに常時下向きの力が掛かる。トングのオフセットとロック操
作は手動式、スイーパのヘッドはフロート式(前後左右方向)、作業幅132cm、スイーパ・
ヘッド近接ゴム製フラップ(ドリブル防止サイド・フラップ及びへばり防止前フラップ)。ハイ
ダンプ(Toroワークマンまたは類似の車両の荷台に容易に荷降ろしが可能)。
構成
被牽引型2輪式トレーラ。作業時に牽引車両の後ろ脇にシフトするトングを装備する。左右
対称形の車輪配置(両輪ともホッパーの外側に配置される)。ハイダンプはホッパー後部
から行う。前部にスイーパ用ブラシを配し、ヘッドをフロートさせながら清掃を行う。
ホッパー
回転射出成型による一体構造。ダンプ位置に上昇すると蝶番式のカバーが開いて荷降ろ
しを行う。カバーに後部換気口を形成。
スイーパ・ヘッド
投げ上げ回収方式。作業幅は132cm。清掃ブラシの直径は356mm。シャフトに対して4
列のブラシを90°間隔で取り付ける。ハウジングの構造は鋼溶接構造。フローティング式
スイーパ・ヘッド。ブラシの磨耗に合わせて後ローラ(直径152mm)の位置を調整するこ
とが可能。後ローラ・スクレーパ(自動洗浄)。油圧モータによる直接駆動(650rpm;ワ
ークマンのハイ・アイドル)
油圧系統
ワークマンのハイフロー油圧キット(ハイ・アイドル3600rpmにおける圧力は140kg/
cm
2
、毎分の流量は30リットル)を油圧駆動源とし、デュアル・クイック・カップラ(ホース
2本)で接続を行い、牽引車両のダッシュボードに設置したスイッチで操作する。注:一方
向型油圧昇降シリンダ(直径89mmxストローク610mm)と清掃ブラシ用の油圧モータ
(2.7CID)を駆動する。スイーパに油圧バルブ/マニホルドを装備し、12V電気コントロール
により運転席から操作する。上昇(非連続使用)/保持(ニュートラル)、フロート(ディテ
ント)の3機能方式。ブラシ回転許可スイッチ(フロート・モードでのみ回転)。12V電源
は、ワークマンのダッシュボードの電源ソケットを利用。(トラクタなどで牽引する場合に
使用する)
ダンプ動作
ホッパーの開口は116cm(ワークマンの荷台に直接ダンプできる大きさ)。シングル・ピ
ボット型ダンプ・リンケージとサブフレームを組み合わせた構成。
フレーム/トング
鋼管溶接構造。ピボット式トングと機械式ラッチ(着脱可能)の組み合わせ。作業時にブラ
シの右端とワークマンの左側後部タイヤの外側とが一直線上に並ぶようにトングがオフセ
ットする。18mmのヒッチピンで固定し、リンチピンで脱落防止する。
タイヤ
26.5”x14-12”,タイヤ空気圧0.88kg/cm
2
における最大荷重は984kg。ホッパーに満載(コ
アの体積0.73m
3
、コアとスイーパの合計重量1360kg)の時の接地圧力は0.6~0.8kg/
cm
2
)。
安全装置
ヘッドが接地していない場合にブラシの回転を禁止するインタロック・ブラシ・スイッチを
装備。昇降シリンダ用安全ロック。
速度
前進清掃速度は0~6.4km/hで無段階に可変。推奨清掃速度は4.8km/h、ワークマンを1
速にセットしてハイアイドルで運転したときの速度。移動走行速度は、ホッパーを降下させ
た状態で走行するものとし、0~24km/hとする。