Form No. 3406-479 Rev E Workman® MDX 汎 用 作 業 車 シリ ア ル 番 号 316000001 以 上 モ デ ル 番 号 07235—シ シリ ア ル 番 号 316000001 以 上 モ デ ル 番 号 07235TC—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 この製品に使用されているスパーク式着火装置は、カ ナダの ICES-002 標準に適合しています。 g033194 図1 エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局 並び に カ リ フ ォ ル ニ ア 州 排 ガ ス 規 制 に 関 連 し て エ ン EPA並 ジンマニュアルを同梱しております。エンジンマニュア ルはエンジンのメーカーから入手することができます。 1.
目次 燃料ラインとその接続の点検 ...........................34 燃料フィルタの交換........................................34 カーボンキャニスタの整備 ...............................35 電気系統の整備 ................................................... 38 バッテリーの整備 ..........................................38 ヒューズの交換 .............................................40 ヘッドライトの整備 .........................................40 走行系統の整備 ................................................... 42 タイヤの保守 ................................................
安全について • 作業には必ず、すべりにくい頑丈な靴をはいてくだ さいだぶついた衣服を避け、長い髪は束ね、装飾 品は身に着けないでください。 絶 対 に 子供に運転させないでください。大人であっ 絶対に運転さ ても適切な訓練を受けていない人には絶 せないでください。訓練を受け、許可されている人 以外には運転させないでください。 • どの人がどこに人がいるかを常に意識しながら運転 してください。 • ガードなどの安全装置やステッカー類は必ず所定の 場所に取り付けて使用してください。安全カバーが 破損したり、ステッカーの字が読めなくなったりした 場合には、機械を使用する前に修理し、ステッカー は新しいものに貼り換えてください。 安全な運転のために • 重要 この車両はオフロード用として設計製造されたも のであり、公道上を通常走行するためのものではあ りません。 この車両で公道上を走行する場合には、各地域の法 令などに従い、また、ヘッドライド、方向指示器、低 速走行車両表示など、定められたアクセサリを必ず 装備してください。 暗くなったら、特に不案内な場所で暗くなったら、 運転を控えてください。
• • を車両に搭載したままで給油を行わなければいけ ない場合には、大型タンクのノズルからでなく、小 型の容器から給油してください。 もし燃料を衣服にこぼしてしまった場合には、直 ちに着替えてください。 絶対にタンクから燃料をあふれさせないでください。 給油後は燃料タンクキャップをしっかりと締めて ください。 がいないことを十分に確認する。後退時は速 度を落とす。 – 道路付近で作業するときや道路を横断するとき は周囲の交通に注意する。歩行者や他の車両 に対し、常に道を譲る心掛けをもつ。右左折な どの進路表示は常に早めに行い、他車の注 意を喚起すること。その他交通ルールを守っ て運転する。 – 爆発性のチリやガスが空気中に含まれている 所では絶対にこの車を運転しない。爆発性の 物質が空気中に存在する所では本機の電気系 統や排気系統からの火花が爆発を引き起こす 可能性がある。 運転操作 • • • • 運転中は必ず全員が着席してください。オペレータ は、可能な限り両手でハンドルを握り、助手席の人 は必ず安全手すりを握ってください。また、手足を 車外に出さないようししてください。 助手席に人を乗せて
• 部が軽いとブレーキを掛けたときに後輪がロックし やすくなって危険です。 ターフも普通の路面も、ぬれているときには非常に 滑りやすくなります。停止距離も、路面が乾いてい るときの2倍から4倍の長さが必要になります。ま た、深い水溜りに入ってブレーキがぬれると、乾 燥するまでブレーキが利かなくなります。水溜りを 抜けたあとは速度を落としてブレーキテストをして ください。ブレーキが利かなくなっていたら、平ら な場所で、ブレーキペダルを軽く踏み込んだまま しばらく低速で運転しましょう。こうするとブレーキ が早く乾きます。 • 距離が必要になります。どうしても斜面で停止しな ければならない場合には、急停止による転倒の危 険を避けるために慎重に車両を制御してください。 バックで斜面を下っているときに急ブレーキを掛ける と後方に転倒する危険が高くなります。 本機を斜面で使用する場合には、事前にROPS 横転保護バーキットの取り付けを強くお勧めして います。 不整地での運転 不整地、ラフ、凹凸のある場所、縁石の近く、穴の近 くなど路面が一定でない場所では必ず減速してくださ い。また、そのような場所を走行する場合に
• 重い積荷を積んで走行しているときには、速度に 注意し、常に安全な停止距離を確保してください。 急ブレーキは絶対につつしみましょう。斜面ではよ り慎重な運転を心がけましょう。 • 重い物を積んでいるときは停止距離が長くなり転倒 しやすくなっていることを忘れないでください。 • 荷台は荷物専用のスペースです。人を乗せないで ください。 • 過積載は絶対にやめてください。銘板ダッシュボー ド中央の下側にありますで、積載限度を確認して ください。アタッチメントにも過負荷を掛けないで ください。また、所定の車両総重量GVWの範囲 内で使用してください。 保守 • 車両の整備や調整を行う時には、まず平らな場所 に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止さ せてキーを抜き取ってください。これによりエンジ ンの突然の始動を防止します。 • また、必ず油圧シリンダを一杯に伸ばし、荷台の 安全サポートで固定しておいてください。 • 油圧系統のラインコネクタは頻繁に点検してくださ い。油圧を掛ける前に、油圧ラインの接続やホー スの状態を確認してください。 • 油圧系統の整備作業を行う時は、必ずエ
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりし た場合は新しいラベルを貼付してください。 decal117-5001 117-5001 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 7. ホーン 警笛 2. 衝突の危険公道上を走行しないこと。 8. アワーメータ 9. ヘッドライト 3. 落下危険荷台に人を乗せないこと。 4. 落下の危険子供に運転させないこと。 10. パワー Off モータの始動手順着席し、駐車ブレーキを解除し、キーをON 11. 位置に回してアクセルペダルを踏み込む。 6. エンジンの停止手順アクセルペダルから足をはなし、駐車ブ 12. レーキを掛け、キーを OFF位置に回して抜き取る。 パワー On 5. 電源ソケット decal121-9775 121-9775 1. 警告初めて運転する前に オペレーターズマニュアル を読み トレーニングを受けること。 4.
decal99-7345 99-7345 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 熱い表面で火傷の危険 近づかないこと。 3. ベルトに巻き込まれる危険 可動部に近づかないこと。すべて のガード類を正しく取り付けて使用すること。 4. 荷台に押しつぶされる危険 支え棒で荷台を支えること。 decal99-7952 99-7952 1. チョーク 3. ニュートラル 2. 後退 4. 前進 decal115-2412 115-2412 1. decal112-3325 警告 オペレーターズマニュアル を読むことここに物を収納 しないこと。 112-3325 1. ヒューズに関する情報は オ ペレーターズマニュアル を 4. ヘッドライト15 A 5. 車両本体ヒューズ20 A 参照のこと。 2. 昇降/ゲート30 A 3. ホーン/電源ソケット10 A decal115-7739 115-7739 1. decal136-1164 136-1164 1. 牽引重量 トング重量 は 45kg を限度としてくださ い。 2.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 1 ハンドル ステアリングハンドルのカバー ロックナット ½" ワッシャ ½" ダストカバー 1 1 1 1 1 ハンドルを取り付けるモデル 07235TC のみ 2 必要なパーツはありません。 – バッテリーを接続しますモデル 07235TC の場合のみ 。 3 必要なパーツはありません。 – オイル類の量とタイヤ空気圧を点検す る。 4 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル 安全講習資料 登録カード PDI納品前検査票 品質検査証明書 キー 1 1 1 1 1 1 2 実際に運転を始める前にオペレーターズ マニュアル を読みトレーニング資料をご 覧になってください。 5 必要なパーツはありません。 – ブレーキの慣らし掛けを行います。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 ハンドルを取り付ける モデル 07235TC の み この作業に必要なパーツ 1 ハンドル 1 ステアリングハンドルのカバー 1 ロックナット ½" 1
g033851 図4 g198932 1. 図3 ステアリングハンドルのカ バー 2. ロックナット½" 1. 3. ワッシャ ½" 4. ハンドル 5. ダストカバー 6. ハンドルシャフト バッテリーカバー 2. バッテリーベースからバッテリーを取り外す図 4。 3. 赤いプラス ケーブルをバッテリーのプラス 端子に 取り付けてボルトとナットで固定する図 5。 2 モデ ル バ ッ テ リ ー を 接 続 す る (モ 07235TC の み ) 必要なパーツはありません。 g033852 図5 手順 1. 絶縁カバープラスケーブル 2. マイナス端子 3. マイナス-ケーブル 警告 バッテリーケーブルの接続手順が不適切であると ケーブルがショートを起こして火花が発生する。 それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に 至る恐れがある。 4.
3 5 オイル類の量とタイヤ空気圧 を点検する ブレーキの慣らし掛けを行う 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 ブレーキの性能を最大限に発揮させるために、使用前 にブレーキの「慣らし掛け」を行ってください。 エンジンを初めて作動させる前と後に、エンジン オイルの量を点検する エンジンオイルの量を点検 する (ページ 20)を参照。 1. 2. エンジンを初めて作動させる前と後に、ブレーキ オイルの量を点検する ブレーキオイル量の点 検 (ページ 19)を参照。 3. エンジンを初めて作動させる前と後に、トランスア クスルオイルの量を点検する トランスアクスルオ イルの量を点検する (ページ 43)を参照。 4.
製品の概要 g033215 図6 1. フードのラッチ 3. 荷台 5. ギアシフトセレクタ 2. 駐車ブレーキハンドル 4. 牽引用トング 6. 燃料キャップ 各部の名称と操作 7. 荷台用レバー アクセルペダル アクセルペダル図 7は、車両の走行速度を調整する ペダルです。アクセルペダルを踏み込むと走行を開始 します。ペダルをさらに踏み込むと走行速度が上がり ます。ペダルから足を離すと走行を停止し、エンジン が停止します。 注 最高速度前進時は 26 km/h です。 ブレーキペダル ブレーキペダル図 7は、車両を減速させたり停止させ るのに使用します。 注意 ブレーキが摩耗したり正しく調整されていなかった りすると人身事故を起こす危険がある。 g033216 図7 1. ハンドル 5. アクセルペダル 2. カップホルダー 6. 駐車ブレーキレバー セン ターコンソール 3. 助手席用手すり 7.
駐車ブレーキレバー 駐車ブレーキレバーは左右の座席の間にあります 図 6 と図 7。エンジンを停止させたら、車体が不意に動き出 さないよう、必ず駐車ブレーキを掛けてください。駐車 ブレーキレバーを引き上げると駐車ブレーキがかかりま す。レバーを下げると駐車ブレーキが解除されます。 チョークコントロール 運転席右の下側に配置されています。冷えているエ ンジンを始動するときには、チョークを引き出してエン ジンの始動を補助してください図 8。エンジンが始動し たら、エンジンがスムーズに回転を続けられるように 調整してください。エンジンが暖まるのに合わせて、 チョークを徐々にOFF位置に戻します g027614 図9 ホーンボタン モデル 07235TC 2. アワーメータ 3. ライトスイッチ 1. 4. オイル圧警告灯 5. 6.
キースイッチ 助手席用手すり キースイッチ図 9はエンジンの始動と停止を行うスイッ チで、2 つの位置がありますON と OFF です。右に回 すとONとなって運転ができるようになります。使用を 終了してエンジンを止めるときには、キーを左に回し てOFFにしてください車両から離れるときは、キー抜 き取ってください。 助手席用の手すりと腰部ガードが、ダッシュパネルの 右側と各座席の外側についています図 11。 電源ソケット 電源ソケットはキースイッチの右側にあります図 9。 12Vのオプション機器の電源として使用できます。 燃料計 g009193 図 11 燃料計図 10は機体左側、燃料タンクのキャップの 横にあります。燃料タンクに残っている燃料の量を表 示します。 1. g008398 図 10 1. なし 4. 燃料計 2. 満タン 5. 燃料タンクのキャップ 3. 指示針 15 手すり腰部ガード) 2.
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 ベース重量 乾燥重量 544kg 定格容量 平坦路面の場合 総重量 749kgオペレータおよび助手席乗員の体重をそれぞれ 90.
運転操作 荷台の操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 荷台を上げる 安全第一 警告 上昇させた荷台が万一落下すると、荷台の下にい る人に非常に危険である。 このマニュアルに記載されている安全上の注意やス テッカーの記号や表示内容を良く読んでください。オペ レータや周囲の人を事故から守る重要な情報が掲載 されています。 危険 • 荷台の下で作業する時は、必ず支持棒で荷 台を支えておく。 • 荷台の下で作業するときは荷台を空にし、必 ず安全サポートで固定する。 ぬれ芝、急斜面など滑りやすい場所では転倒して 制御できなくなる危険がある。 警告 車輪やローラが溝などに落ちて機体が転倒する と、最悪の場合、死亡事故などの重大な事故と なる危険がある。 荷台を上昇させたままで走行すると転倒の危険が 増大する。また、荷台を上昇させたままで走行す ると荷台が破損する危険もある。 制御不能になったり転倒事故をおこしたりしないた めに • 水辺や段差の近くなどでは使用しない。 • 斜面では速度を落とし、より慎重な運転を心 がける。 • 急旋回したり不意に速度を変えたりしない。
テールゲートの操作 1. 荷台が完全に降りていてラッチが掛かっている ことを確認する。 2. テールゲートのバックパネルについているフィン ガープルを持ち上げる図 15。 g014860 図 13 1. レバー 2. プロップロッド 2. 3. ロック位置スロット プロップロッドを固定スロットにはめ込んで荷台を 固定する 図 14 。 g024490 図 15 1. テールゲートフランジ荷台 3. 持ち上げ部フィンガープル 2. ロックフランジテールゲート 4. 後方に倒す 3. テールゲートのロックフランジを、荷台のテール ゲートフランジの開口に合わせる図 15。 4. テールゲートを後方に倒す図 15。 g029622 図 14 1. ロック位置スロット 2.
注 オイル漏れ、パーツのゆるみなど機体の点検を 行う前に、必ずエンジンを停止し、機械の可動部が すべて完全に停止したのを確認してください。 上記のうち一つでも異常があれば、作業に出発する 前に整備士や上司にその旨を伝えてください。現場に より、上記以外の項目の点検を指示されることもあ りますから、実際に上司と話し合って確認するように してください。 ブレーキオイル量の点検 g024491 図 16 1. テールゲートを 45°程度の 角度にする。 2. この位置から、テールゲー トを数回揺らす。 3. 蝶番部 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 車両初めて作動 させる前に、ブレーキオイルの量を 点検する。 ブ レ ー キ オ イ ル の タ イ プ DOT 3 3. 4. 5. 6. 7. この位置から、テールゲートを小刻みに前後に振 るように数回往復させる図 16。 1.
1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エン ジンを停止させてキーを抜き取る。 2. 荷台を上げる 荷台を上げる (ページ 17)を参照。 3. ディップスティックや給油口からごみが入ってエン ジンを傷つけないように、ディップスティックと補 給キャップ図 20の周囲をウェスできれいに拭く。 g002136 図 18 1. 4. ブレーキオイルのタンク 2. 最低ライン 量が不足している場合には、以下の作業を行う A. ウェスでタンクのキャップの周囲をきれいに 拭いてキャップ外す図 17。 B. 最低ラインより上まで DOT 3 ブレーキ液を 補給する 図 18 。 g002132 図 20 1. 注 ブレーキ液を入れすぎないように注意し てください。 C. タンクにキャップを取り付ける図 17。 フードを閉じる。 ディップスティックループ下 向き 2. 補給口キャップ (補給管) 4. ディップスティック図 20を回して抜き取り、付いて いるオイルをウェスで拭きとる。 5.
注 タイヤ空気圧の適正範囲は、前後のタイヤと も 55103 kPa 0.561.54 kg/cm2=822 psiです。 2.
燃料を補給する 注 エンジンが冷えている場合には、アクセルペ ダルを半分程度まで踏み込んだ状態でチョークを ON位置まで引く。エンジンのウォームアップが終 了したら、チョークをOFFに戻す。 燃料タンク容量は約 26.5 リットルです。 1. エンジンを止め、駐車ブレーキを掛ける。 2. 燃料タンクのキャップ図 21の周囲をきれいに拭 く。 車両の停止手順 重要 斜面で停止するときは、ブレーキで完全停止 後、駐車ブレーキを掛けて車両を固定してください。ア クセルペダルで車両を斜面に停止させておくと車両が 破損する恐れがあります。 1. アクセルペダルから足を離す。 2. ゆっくりとブレーキペダルを踏み込んでブレーキを 掛けて車両を完全に停止させる。 注 停止距離は積荷や走行速度などの条件に よって異なります。 車両の駐車手順 1. 平らな場所を選んでブレーキペダルを踏んで駐 車する。 2. 駐車ブレーキレバーを引き上げて、駐車ブレー キをかける。 3. 始動キーを左に回して OFF 位置にする。 4. 始動スイッチからキーを抜き取る。 g008398 図 21 1.
• 荷台に積むことのできる重量を守ってください。これ らについては、仕様 (ページ 16)に記載してありま す。また、車両最大定格総重量は機体の銘板に 表示してあります。 注 積荷などの定格値は、平地での使用について • • • の数字ですからご注意ください。 傾斜地や不整地で資材の運搬を行う場合には、通 常よりも積荷を減らしてください。 また、背の高い資材を運ぶときおよび袋入りの肥料 を荷台に積み上げて運ぶときなどのように車両全 体の重心が高くなるような積荷を積んでいる場合に も、積荷を減らしてください。積荷はできるだけ低く 積んでください。積荷によって後方の視界がさえぎ られないようにしてください。 荷台を以下のように使用して、車両全体の重心を できるだけ低く維持してください • 満載 バーク <721 kg/m3 (<45 lb/ft3) 満載 1,602 kg/m3 (100 lb/ft3) 荷台に¾おおよそ 搬送時の注意 長距離を搬送する場合には、機体と同じ幅のランプ板 のついたトレーラを使用してください。その場合、車体 をトレーラに確実に固定して輸送してください。 ロープ
警告 牽引時の速度が速すぎると、ハンドル操作ができ なくなって人身事故となる危険がある。 牽 引 速 度 は 時 速 8 km/h 以 下 を 厳 守 す る こ と 。 牽引作業は二人で行います。長い距離を移動しなけれ ばならない場合にはトレーラなどを使用してください ト レーラを牽引する場合 (ページ 24)を参照。 1. 機体から駆動ベルトを取り外す 駆動ベルトの交 換 (ページ 48)を参照。 2. 機体前部にある牽引トングにロープなどの牽引 索を取り付ける図 22。 3.
保守 注 www.Toro.com から、この機械に関する配線図と油圧回路図をダウンロードすることができます。弊社ホーム ページからマニュアルへのリンクをご活用ください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照のこと。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 8 時間 • 走行ベルトの状態を点検する。 • スタータジェネレータベルトの張りを点検する。 使用開始後最初の 25 時間 • エンジンオイルを交換する。 • オイルフィルタを交換する.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 日 ブレーキと駐車ブレーキの 作動状態。 ギアシフト/ニュートラルの 操作。 燃料残量を確認する。 エンジンオイルの量を点 検する。 トランスアクスルオイルの 量を点検する。 エアフィルタを点検する。 エンジンの冷却フィンを点 検する。 エンジンから異常音がない か点検する。 運転操作時の異常音 タイヤ空気圧を点検する。 オイル漏れがないか点検 する。 計器類の動作。 アクセルの作動状態を点 検する。 各グリス注入部のグリス アップを行う。 塗装傷のタッチアップを行 う。 警告 日常整備は荷台を上げて行う必要がある。上昇させた荷台が万一落下すると、人身事故となる。 • 荷台の下で作業する時は、必ず支持棒で荷台を支えておくこと。 • 荷台の下で作業するときは荷台を空にしておく。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ず始動スイッチからキーを抜きとり、点火プラグ装着車の場合は、念の ために点火プラグのコードを外し
整備前に行う作業 ス ル に ジ ャ ッ キ を 掛 け 、 25mm 程 度 ジ ャ ッ キ ア ッ プ し てください。 車両前部のジャッキアップポイントは、牽引トングの 後ろのフレーム前部です図 24。 • 特殊な使用条件下で使用する 場合の保守整備について 以下のような条件で使用する場合には、保守間隔を通 常の半分に短縮し、より頻繁な整備を行ってください 砂漠、荒れ地での作業 • • • • 酷寒地気温10℃以下での使用 トレーラ作業 使用時間が極端に短い場合一回の使用時間が 5 分間に満たないような場合 g033043 非常にほこりの多い条件下での頻繁な使用 • • • 図 24 建設現場での使用 1.
フードへのアクセス 潤滑 フードを上げる グリスアップ 1. フードの両側についているゴム製ラッチのハンド ルを上げる (図 26)。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方—ベアリングとブッシュのグ リスアップを行う。 悪条件下で作業 を行っている場合にはグリスアップ間 隔を短くしてください。 グ リ ス の 種 類 No. 2 汎用リチウム系グリス 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッティン グをウェスできれいに拭く 2. フィッティングにグリスガンを接続し、1-2回のポ ンプ動作でグリスを注入する。 3. はみ出したグリスは表面からきれいにふき取る。 グリスフィッティングの位置は、コントロールアームの内 側端部図 27、タイロッドのボールジョイント、コントロー ルアームの外側端部図 28です。 g008402 図 26 2. フードを上げる。 フードを閉じる 1. 静かにフードをシャーシの上に降ろす。 2.
前ホイールベアリングのグリ スアップ 4. ハブからダストキャップを取る図 31。 整 備 間 隔 : 300運転時間ごと グ リ ス の 仕 様 Mobilgrease XHP™-222 ハブとロータを取り外す 1. 2. 機体の前部を持ち上げてジャッキスタンドで支 える。 ホイールをハブに固定しているラグナット4個を 外す 図 29 。 g033048 図 31 1. コッターピン 2. スピンドル 4. 5. 3. タブワッシャ 6. スピンドルナット ナットリテーナ ダストキャップ 5. スピンドルとスピンドルナットから、コッターピン とナットリテーナを外す図 31。 6. スピンドルからスピンドルナットを外し、スピン ドルからハブローラアセンブリを取り出す 図 31 と 図 32 。 g033046 図 29 1. ハブ 2. 車輪 3. 3.
ハブとロータを取り付ける ホイールベアリングのグリスアップ 1. ハブから外側のベアリングとベアリングレースを 取る 図 33 。 1. スピンドルに所定のグリスを薄く塗る図 34。 g033051 g033050 図 34 図 33 1. シール 4. ベアリングのキャビティ 1. ナットリテーナ 4. 外側ベアリング 2. スピンドルナット 5. ハブ、ロータ、内側ベアリ ング、レース、シール 3. タブワッシャ 6. スピンドル 2. 内側のベアリング 5. 外側ベアリングのレース 3. 内側ベアリングのレース 6. 外側のベアリング 2. ハブから、シール、内側のベアリングを外す図 33 。 2. 3. シールをきれいに拭いて摩耗や破損がないか 点検する。 ハブとロータをスピンドルに取り付ける。ロータを 内側にすること図 34。 3. スピンドルに外側ベアリングを取り付けてレース にはめる 図 34 。 4. スピンドルにタブワッシャを取り付ける図 34。 5.
エンジンの整備 エアフィルタの整備 整 備 間 隔: 100運転時間ごと エアフィルタがひどく汚れ ていたり破損したりしている場合には 直ちに交換する。 注 ほこりのひどい場所で使用する場合はより頻繁に数 時間ごとにエアクリーナの手入れを行ってください。 エアフィルタの点検 g033054 図 35 1. 2. コッターピン ナットリテーナ 3. ダストキャップ 1. 荷台を上げ、支持棒で支える。 2. エアクリーナ本体にリーク原因となりそうな傷が ないか点検する図 36と図 37。 コッターピンを取り付け、ピンの足をリテーナに 巻き付けるように曲げる図 35。 注 本体とカバーがシールでしっかり密着している のを確認してください。 10. ハブにダストキャップを取り付ける図 35。 11. マシンの反対側のハブとロータについても 1から 10 の作業を行う。 注 カバーやボディーが破損している場合は交換 してください。 9. ブレーキとホイールを取り付ける 1.
1. カバーについている異物逃がしポートを清掃す る。 2. カバーについているゴム製のアウトレットバルブを 外し、内部を清掃して元通りに取り付ける。 3. エアフィルタのハウジングにエレメントを取り付 ける (図 37)。 注 取り付け時には、エアクリーナの外側リムを しっかり押さえて確実にボディーに密着させる。 フィルタの真ん中柔らかい部分を持たない。 g027733 図 37 1. 2. エアフィルタのハウジング エアフィルタのエレメント 3. 4. エアフィルタのカバー ラッチ 3. エアフィルタのカバーをエアフィルタのハウジング に固定しているラッチを外す図 37。 4. ボディーからカバーを外し、カバーの内部を清掃 する 図 37 。 5. フィルタハウジングからエレメントを丁寧に抜き 出す。 エンジンオイルの交換 オ イ ル の タ イ プ 洗浄性オイルAPI 規格 SL またはそ れ以上 ク ラ ン ク ケ ー ス の オ イ ル 量 1.4 リットルフィルタ交換時 粘 度 下の表を参照。 エアフィルタの交換 2.
3. 荷台を上げ、支持棒で支える 荷台を上げる (ペー ジ 17)を参照。 11. 補給管にディップスティックを取り付け、しっかりと キャップを取り付ける (図 40)。 4. バッテリーのマイナスケーブルの接続を外す バッ テリーの接続を外す (ページ 38)を参照。 12. 5. ドレンプラグの下に、容量1.8リットル程度の大き さのオイル受け容器をおく (図 39)。 バッテリーを元通りに接続し、荷台を降ろす バッ テリーを接続する (ページ 39)と 荷台を下げる (ページ 18)を参照。 エンジンオイルフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 25 時間 100運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方 悪条件下で使用している場合には、交換 間隔を半分に短縮してください 特殊な使用条件 下で使用する場合の保守整備について (ページ 27)を参照。 g009200 図 39 1. 6. エンジンオイルのドレンプ ラグ 2. エンジンオイルのフィルタ 1.
燃料系統の整備 1. 点火プラグを外した時にエンジン内部に異物が落 ちないようにプラグの周囲をきれいに清掃する。 2. 点火プラグから点火コードを外す。 3. シリンダヘッドから点火プラグを外す。 燃料ラインとその接続の点検 4. 電極 (側面と中央) と碍子の状態を点検する(図 41)。 整 備 間 隔: 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 注 破損したり磨耗したりした点火プラグを使用 しないでください。所定タイプの新しいプラグに 交換してください。 燃料ライン、フィッティング、クランプなどに、漏れ、 劣化、破損、ゆるみなどが出ていないか点検を行っ てください。 注 燃料系統の部品にこうした症状が見られた場合に は、それらの部品を交換してください。 燃料フィルタの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 1. 荷台を上げ、支持棒で支える 荷台を上げる (ペー ジ 17)を参照。 2. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エン ジンを停止させてキーを抜き取る。 3.
カーボンキャニスタの整備 カーボンキャニスタ用エアフィルタの 点検 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと—カーボンキャニスタ用エ アフィルタの点検 カーボンキャニスタのエアフィルタの開口部を点検し、 汚れていないこと、ごみや異物や通気の障害になるも のが入っていないことを確認する図 43。 g024478 図 44 1. カーボンキャニスタフィルタ 3. ホース 2. カーボンキャニスタ 4. 燃料タンク 2. g014998 図 43 1. カーボンキャニスタの交換 エアフィルタの開口部燃料タンク内側、カーボンキャニスタ の下部分 注 カーボンキャニスタが破損している、詰まっている、 またはカーボンキャニスタにフィルタが付いていない場 合はキャニスタを交換してください。 カーボンキャニスタフィルタの交換 注 キャニスタを交換したら、キャニスタ用エアフィルタも 交換してください。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—カーボンキャニスタフィ ルタを交換する。 1.
g029670 図 46 g026304 図 45 1. シフタープレート 2. ギアシフトレバーのノブ 2. シフタープレートをシフターブラケットに固定してい るボルト4本を外す図 45。 3. シフタープレートをシートベースに固定しているボ ルト4本を外してシフタープレートをを外す図 45。 機体の底部で、駐車ブレーキケーブルを常用 ブレーキのラインに接続しているケーブルを外 す 図 46 。 2. 駐車ブレーキケーブルの前側ジャムナットの位置 にマーキングする図 46。 ケーブルタイ 6. 車体前方 駐車ブレーキのケーブル 7. クレビス 3. 前側ジャムナット 8. コッターピン 4. ブレーキケーブル用ブラ ケット 9. クレビスピン 5. 後側ジャムナット 10. ブレーキ作動レバー 3. ケーブルについている後ジャムナットをゆるめて、 ケーブルをブラケットから外す図 46。 4. 駐車ブレーキケーブルのクレビスをブレーキ作動 レバーに固定しているコッターピンとクレビスピン を外してケーブルをレバーから外す図 46。 5.
2. 機体から、座席、座席ベース、駐車ブレーキ ケーブルを注意深く吊り上げる図 47。 重要 車体から吊り上げる時に、駐車ブレーキの 配置経路を確認しておいてください。 g029659 図 48 g029628 図 50 カーボンキャニスタの交換 1. カーボンキャニスタの Purge と書かれたフィッティ ングから、バキュームホースを外す図 49。 1. カーボンキャニスタ 2. カーボンキャニスタのマウ ント燃料タンク 4. 3. 車体前方 外したカーボンキャニスタの下側のフィッティング からフィルタと短いホースを取り外す図 51。 g029627 図 49 バキュームホース 4. カーボンキャニスタのフィッ ティングパージ 2. 燃料タンクのホース 5. 車体前方 3. カーボンキャニスタのフィッ ティング燃料タンク 1. g029660 図 51 1. 2. 下側フィッティングカーボン キャニスタ ホース 3. カーボンキャニスタフィルタ 2.
7. 新しいカーボンキャニスタを、燃料タンクのマウン トに取り付ける二つのフィッティングPurge と Fuel tankを後ろに向けて取り付ける図 50。 8. カーボンキャニスタの Purgeと書かれたフィッティ ングにバキュームホースを取り付ける図 49。 電気系統の整備 バッテリーの整備 電 圧 12V、冷間クランキング電流 300A @ -18°C。 座席と座席ベースを取り付ける 1. 警告 座席と座席ベースを機体上に降ろしてブレーキ ケーブルをシャーシに沿って配置する図 47 と 図 48 。 2. 座席ベースについている穴を、フロアプレート の穴と後キャブチャネルの穴に合わせる図 47 と図 48 。 3. 座席ベースをフロアプレートと後キャブチャネ ルに組み付ける; ステップ 1 座席と座席ベー スを取り外す (ページ 36) で取り外したフラン ジヘッドボルト 8本 とワッシャ 8枚 を使用し、 各ボルトを 19.78-25.42 N·m2.0-2.
バッテリーの取り付け 警告 バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分 が触れるとショートを起こして火花が発生する。 それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に 至る恐れがある。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行うときに は、端子と金属を接触させないように注意す る。 • バッテリーの端子と金属を接触させない。 1. 1. バッテリートレイにバッテリー載せる図 52。 注 バッテリーのプラス端子とマイナス端子が図 52のように整列するように取り付けること。 バッテリーカバーを両側からを押すようにしてバッ テリー上部からカバーを外す (図 52)。 2. バッテリークランプ、キャリッジボルト、ロックナッ トを使って、バッテリーをバッテリートレイに固定 する 図 52 。 3. バッテリーケーブルを接続する バッテリーを接続 する (ページ 39)を参照。 バッテリーを接続する 1. バッテリーのプラス+ケーブルをバッテリーのプラ ス端子に接続する図 52。 2. バッテリーのマイナス-ケーブルをバッテリーのマ イナス端子に接続する図 52。 3.
ヒューズの交換 全部で3本のヒューズを使用しています。ヒューズは フードの下に取り付けてあります図 53。 補助 未使用 30 A 始動システム/ホーン 10 A ヘッドライト 15 A 電源ソケット 20 A 2. フードを開ける。 3. ヘッドライトハウジングの裏側からきているランプ アセンブリ用ハーネスコネクタを外す図 54。 g036872 図 54 g036881 1. ヘッドライトハウジング 2. ランプアセンブリ ヒューズブロック 2. アース端子ブロック ヘッドライトの整備 電球の交換 注意 所 定 よ り も 高 ワ ッ ト の 電 球 を 使 用 す る と 、 12V 電 装システムが破損するか、最低でもヒューズが飛 ぶ。 所 定 の Toro LED 電 球 以 外 は 使 用 し な い こ と 。 注意 電球は使用中に高温となる。高温の電球に触れ ると手などに火傷を負う危険がある。 電球を交換する際には、必ず電球が十分に冷え てから作業に掛かること。電球の取り扱いには十 分注意すること。 仕様 パーツカタログ を参照。 1.
ヘッドライトの調整 ヘッドライトの交換 1. バッテリーの接続を外す バッテリーの接続を外 す (ページ 38)を参照。 2. フードを開ける フードを閉じる (ページ 28)を参照。 3. ランプアセンブリのコネクタから、ハーネス用の コネクタを外す図 55。 ヘッドライトアセンブリの交換や取り外しを行った場合 には、以下の手順でヘッドライトの向きの調整を行っ てください。 g036873 図 55 1. スピードクリップ 4. ヘッドライト 2. バンパーの開口部 5. ランプアセンブリ 3. 調整ねじ 6. ハーネスの電気コネクタ 4. ヘッドライトをヘッドライトブラケットに固定している スピードクリップを外す図 55。 注 取り外した部品はすべて新しいヘッドライトの 取り付けに使用する。 5. ヘッドライトアセンブリ全体を前に押出して、前バ ンパーから外す図 55。 6. 取り付け穴に新しいヘッドライトを取り付ける図 55 。 注 柱状の合いマーク突起がバンパー後部の取り 付けブラケットの穴にそろうように取り付けること。 7.
走行系統の整備 タイヤの保守 整 備 間 隔: 100運転時間ごと—タイヤとリムの状態を 点検する。 100運転時間ごと—ホイールナットのトルク締め を行う。 1. タイヤとリムの劣化・磨耗状態を点検する。 注 運転中に縁石にぶつけるなどした場合、リム が破損したり、トーインが狂ったりする可能性が ありますから、このような事故の後では必ず点検 してください。 2. ホイールナットを 108-122 N·m6.2-9.0 kg.m = 80-90 ft-lbにトルク締めする。 g313199 図 56 ステアリングとサスペンション 関係部分を点検する 1. ハンドルを直進位置にした ときの状態 2.
運転席に着席した人または運転士代わりのおも りは、以下の調整作業中、ずっと運転席にいる 必要がある。 • 水平な床の上で、車両を 2-3 m まっすぐにバック させた後、まっすぐ前に押して元の位置に戻す。 これにより、サスペンションが通常の作動状態に セットされる。 • 前輪をまっすぐ前に向けた状態でトーインを測定 する。 1. 4. 前後の測定値の差が所定範囲0-6 mmにならない 場合は、タイロッドの外側端部にあるジャムナット をゆるめて調整を行う図 60。 特殊工具TORO132-5069を使って、ショックアブ ソーバのカラーを回転させてスプリングの長さを 変更する 図 58 。 注 キャンバの調整は、車両前部にアタッチメント を付けて使用する時、またはタイヤの摩耗が不 均一な時以外は行わないでください。 g033219 図 60 1. 2. ショックアブソーバのスプリ ング カラー 3. 2. ジャムナット 5. 両方のタイロッドを回して前タイヤを内向きまた は外向きに調整する。 6. 正しく調整できたら、タイロッドのジャムナットを 締める。 7.
トランスアクスルオイルの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 オ イ ル の タ イ プ SAE 10W30 API 規格 SJ またはそ れ以上 オ イ ル の 量 1.4 リットル 1. 2. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エン ジンを停止させてキーを抜き取る。 g004048 図 63 補給口および排出口の周囲をウェスできれいに ふき取る 図 62 。 1. オイルレベル 8. ガスケットと補給プラグを元通りに取り付ける図 62 。 9. エンジンを始動しウォームアップする。 10. オイルの量を点検し、ねじ山の下位置よりも下 がっている場合には適宜追加する図 62。 ニュートラルの点検と整備 g002109 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 図 62 1. ドレンプラグ 2.
6. エンジンを始動し、前進、後退、ニュートラルに それぞれシフトを何回か繰り返し、ニュートラルブ ラケットが適切に作動していることを確認する。 一次走行クラッチの整備 整 備 間 隔: 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 注意 クラッチ内部にたまっているほこりが宙に舞って 眼を傷めたり、喉に入って呼吸困難を起こす可 能性がある。 安全ゴーグルやマスクなどの保護具を着用して作 業すること。 g002093 図 64 1. 3. ニュートラルブラケット 2. ロックナット ロックナットのひとつ図 64を回して、ナットワッ シャの底面とニュートラルブラケットとの間のすき まが 0.76-1.52 mm になるように調整する。 1. 荷台を上げてラッチを掛ける 荷台を上げる (ペー ジ 17)を参照。 2. クラッチカバーのボルト3本を外してカバーを取る (図 66)。 注 カバーとねじは再取り付けするので捨てない こと。 注 ブラケット上部のロックナットを締め付ける時、 ブラケット下のシャフトを手で押さえておく必要 があります。 4.
冷却系統の整備 ブレーキの整備 エンジン冷却部の清掃 ブレーキの点検 整 備 間 隔: 100運転時間ごと 悪条件下で使用している 場合には、整備間隔を半分に短縮し てください 特殊な使用条件下で使用 する場合の保守整備について (ペー ジ 27)を参照。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 重要 ブレーキは極めて重要な安全装置です。十分 な機能と安全性を確保するために、所定期間ごとに 入念に点検してください。 • ブレーキライニングが磨耗や破損していないか点検 する。ライニングブレーキパッドの厚みが 1.
ブレーキケーブルの調整 1. 2. 3. D. 駐車ブレーキレバーのグリップを外す図 67。 駐車ブレーキレバーに調整ノブを固定している固 定ねじをゆるめ図 67、駐車ブレーキを解除し て、ブレーキ調整ノブをゆるめる。 機体の下側で、駐車ブレーキケーブルのねじ 山付きアジャスタの後ジャムナッ トを4回転ゆる める 図 68 。 ステップA-Cを最大あと3回まで繰り返し て、ブレーキに必要な力を133-156 N 13.6-15.9 kgf = 30-35 lbfに調整する。 注 上記のいずれの方法でも駐車ブレーキ ケーブルの調整を適切にできない場合には、 ブレーキパッドが摩耗していないか点検して ください。 • 固定ねじを締め、グリップを取り付ける図 67。 ブレーキオイルの交換 整 備 間 隔 : 1000運転時間ごと 代理店に連絡してください。 g029672 図 68 1. 前側ジャムナット 2. 後側ジャムナット 3. ブレーキケーブル用ブラ ケット 4. 5. ねじ山付きアジャスタ駐車 ブレーキのケーブル 5. 車体前方 4.
ベルトの整備 7. 荷台を降ろす 荷台を下げる (ページ 18)を参照。 走行ベルトの整備 スタータジェネレータベルトの 調整 走行ベルトの点検 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 200運転時間ごと 200運転時間ごと 1. 荷台を上げる 荷台を上げる (ページ 17)を参照。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エン ジンを停止させてキーを抜き取る。 2. スタータジェネレータのピボットナットをゆるめる 図 70 。 2. 荷台を上げ、支持棒で支える 荷台を上げる (ペー ジ 17)を参照。 3. トランスミッションをニュートラルにセットする。 4. ベルト図 69を手で回転させながら、磨耗や破損 がないかを点検する。 注 ベルトの磨耗がひどい場合や、破損している 場合は交換する 駆動ベルトの交換 (ページ 48)を 参照。 g197818 図 70 1. 2. g011948 3. 図 69 1. 走行ベルト 2. 次クラッチ 5.
シャーシの保守 洗浄 荷台のラッチの整列調整手順 車体を清掃する 荷台のラッチが確実にはまらないと、走行するときに 荷台が上下に振動します。このような場合には、ラッ チのポストを調節して、荷台がシャーシにきれいに収 まるようにしてください。 必要に応じてマシンを洗浄する。水または水と洗剤で 洗浄します。ウェスを使用することができます。 1. 重要 圧力洗浄機を使っての清掃は避けてください。電 装部や潤滑部に水が浸入すると、問題が起こりやすく なります。また、コントロールパネル、エンジン、バッ テリー付近に大量の水をかけないようにしてください。 ラッチポストの端についているロックナットをゆる める 図 71 。 g002181 図 71 1. ラッチ 2. ロックナット 3. ラッチポスト 2. ラッチポストを右回りに回転させてラッチのフック 部にちょうど嵌るようにする図 71。 3. ロックナットを、19.7-25.4 N·m 2.0-2.6 kg.m = 175-225 in-lbにトルク締めする。 4.
保管 10. 各プラグの取り付け穴からエンジンオイルをス プーン2杯程度入れ、 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エン ジンを停止させてキーを抜き取る。 11. スタータモータを使ってクランクを回転させて内部 にオイルを十分に行き渡らせる。 2. エンジンのシリンダヘッドや冷却フィン、ブロアハ ウジングをふくめた車両全体を洗浄する。 12. 点火プラグを取り付けて規定値にトルク閉めす る 点火プラグの整備 (ページ 33)を参照。 注 点火コードは取り付けないでください。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができま す。高圧洗浄機は使用しないでください。高圧の 水で洗浄すると電気系統やグリス部へ水が浸入 する恐れがあります。また、コントロールパネル やヘッドライド、エンジン、バッテリー部に大量の 水をかけないようにしてください。 13.
欧州におけるプライバシー保護に関するお知らせ トロが収集する情報について トロ・ワランティー・カンパニートロは、あなたのプライバシーを尊重します。この製品について保証要求が出された場合や、製品のリコールが行われた場合に あなたに連絡することができるように、トロと直接、またはトロの代理店を通じて、あなたの個人情報の一部をトロに提供していただくようお願いいたします。 トロの製品保証システムは、米国内に設置されたサーバーに情報を保存するため、個人情報の保護についてあなたの国とまったく同じ内容の法律 が適用されるとは限りません。 あなたがご自分の個人情報を提供なさることにより、あなたは、その情報がこの「お知らせ」に記載された内容に従って処理されることに同意したこ とになります。 トロによる情報の利用 トロでは、製品保証のための処理ならびに製品にリコールが発生した場合など、あなたに連絡をすることが必要になった場合のために、あなたの個人情報を 利用します。また、トロが上記の業務を遂行するために必要となる活動のために、弊社の提携会社、代理店などのビジネスパートナーに情報を開示する場 合があります。弊社があなたの個人情報を他
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