Form No. 3389-281 Rev B Workman® MD お よ び MDX 汎 用 作業車 シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 07266TC—シ シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 07273—シ シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 07273TC—シ シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 07279—シ G014966 製品の登録は www.Toro.com.
買い上げ製品の登録などを行っていただくことが できます。 この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 整備について、また純正部品についてなど、分から ないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマー サービスにおたずねください。お問い合わせの際に は、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知ら せください。図 1 にモデル番号とシリアル番号を刻 印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうち に番号をメモしておきましょう。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、この製品に使 用されているエンジンの排気には発癌性 や先天性異常などの原因となる物質が含 まれているとされております。 重要 この製品のエンジンのマフラーにはスパー クアレスタが装着されておりません。カリフォル ニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機 械を使用する場合には、法令によりスパークアレ スタの装着が義務づ
目次 燃料フィルタの交換 ...........................................36 カーボンキャニスタの整備.................................37 電気系統の整備 .....................................................38 バッテリーの整備 ...............................................38 ヒューズの交換 ..................................................39 ヘッドライトの整備 ...........................................39 走行系統の整備 .....................................................41 タイヤの保守 ......................................................41 前輪のトーインとキャンバの調整 ....................
安全について 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、 人身事故につながります。 事故を防止するため、以 下に示す安全上の注意や安全注意標識のついている 警 遵守事項は必ずお守りください。これは 注 意 、警 危険 など、人身の安全に関わる注意事項を示し 告 、危 ています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重 大な人身事故が発生することがあります。 • • • この機械はSAE J2258規格に適合しています。 安全な運転のために • 警告 この車両はオフロード専用車両であり、公道や 高速道路を走行を前提とした設計製造をおこ なっておりません。公道上でこの車両を使用す ると危険です。万一事故が起こった場合、死亡 や重傷など大きな被害を出す恐れがあります。 • この車両で公道を走らないでください。 • Workman の安全防災面については十分な配慮のもと に設計し種々のテストを経て製造されております が、。安全な御使用のためには、機械や装置の設計 や構成だけでなく、それらの運転や整備、保管など の取り扱いに係わる人々の知識、訓練や日常の意識 が大変重要です。不適切な使い方をしたり手入
運転操作 せた状態で給油してください。給油前に、車両 の荷台からマシンを地面に降ろしてください。 • 屋外または換気のよい場所以外では本機を運 転しないでください。 管理者の責任 • オペレータに対して適切な訓練を行い、 オペ レーターズマニュアル 、エンジンマニュアル、 および機体に貼付されているステッカーの内容 を熟知させてください。 • 特殊な場所例えば車両での乗り入れが安全でな い斜面などのための作業手順や安全確認規則を きちんと作成し、全員がそれを守って作業を行 うよう徹底してください。 燃料の安全な取り扱い • • 人身事故や物損事故を防止するために、ガソリ ンの取り扱いには細心の注意を払ってくださ い。ガソリンは極めて引火しやすく、またその 気化ガスは爆発性があります。 運転中は必ず全員が着席し、シートベルトを着 用てくださいオペレータは、可能な限り両手で ハンドルを握り、助手席の人は必ず安全手すり を握ってください。また、手足を車外に出さな いようししてください。 • 助手席に人を乗せている時はハンドル操作は ゆっくりと行ってください。助手席の人はブ レーキや急ハンド
• • • • – 急旋回など突然の操作は、その後の運転制 御が不安定になりやすく事故のもとである から行わない。 – 交差点や曲がり角などの危険箇所で他の車両 の追い抜きをしない。 – ダンプするときは後方に人がいないのを必ず 確認する。人の足元にダンプしないこと。 テールゲートのラッチを外す時は車の後ろで なく横に立って行う。 – 無用の人間を近づけない。バックするときに は、後方の安全に注意し、車両の後部に人 がいないことを十分に確認する。後退時は 速度を落とす。 – 道路付近で作業するときや道路を横断すると きは周囲の交通に注意する。歩行者や他の車 両に対し、常に道を譲る心掛けをもつ。右左 折などの進路表示は常に早めに行い、他車 の注意を喚起すること。その他交通ルール を守って運転する。 – 爆発性のチリやガスが空気中に含まれている 所では絶対にこの車を運転しない。爆発性の 物質が空気中に存在する所では本機の電気系 統や排気系統からの火花が爆発を引き起こす 可能性がある。 – 頭上の危険物に注意し、低く垂れ下がった木 の枝、門、歩道橋などの下を通り抜けるとき は安全を必ず確認してください。 車
• • • • 斜面を走行しながらの旋回は危険です。斜面で どうしても旋回しなければいけないときは、十 分に減速し、慎重に操作してください。絶対に 急旋回や小さなターンをしないでください。 車両重量が大きいときは斜面での安定性が悪く なります。斜面で運転する時や重心の高いものを 積んで走る時には重量をなるべく軽くし、速度を 落として運転してください。 荷台に資材を積む 場合には、荷崩れを起こさないようにしっかり と固定してください。特に、荷崩れしやすいも の液体、石、砂などは十分固定してください。 斜面での停止、特に荷を積んだままでの停止は 避けてください。下り坂では平地に比べて停止 に長い距離が必要になります。どうしても斜面 で停止しなければならない場合には、急停止に よる転倒の危険を避けるために慎重に車両を制 御してください。 バックで斜面を下っていると きに急ブレーキを掛けると後方に転倒する危険 が高くなります。 この車両を法面で使用する場合には、ROPS キッ トオプションの取り付けをご検討ください。 不整地での運転 • 法面や不整地で運転する場合には、より一層の 注意を払ってください。
• • • • • • • • で数時間以内に外科手術を受けないと壊疽を 起こします。 油圧系統の整備作業を行う時は、必ずエンジン を停止し、油圧昇降バルブの上昇・下降操作を 何度か繰り返す、荷台やアタッチメントの上 昇・下降を何度か繰り返すなどしてシステム内 部の圧力を完全に解放してください。リモート 油圧装置が装備されている場合には、レバーを 平らに寝た状態にセットしてください。荷台を 上げた時には、必ず安全サポートで荷台を支え てください。 ボルト、ナット、ネジ類は十分に締めつけ、常 に機械全体の安全を心掛けてください。 火災防止のため、エンジンの周囲に、余分なグ リス、草や木の葉、ほこりなどが溜まらない ようご注意ください。 エンジンを回転させながら調整を行わなければ ならない時は、手足や頭や衣服を可動部に近づ けないように十分ご注意ください。また、無用 の人間を近づけないようにしてください ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上げ ないでください本機の最高回転数は 3650 RPM で す。Toro正規代理店でタコメータによるエンジ ン回転数検査を受け、安全性と精度を確認し ておきましょ
モ デ ル 07273 お よ び 07273TC 腕および手の振動 右手の振動レベルの実測値 = 1.5 m/s2 音力 左手の振動レベルの実測値 = 1.06m/s2 この機械は、音力レベルが 96 dBA であることが確 認されています ただしこの数値には不確定値K1 dBA が含まれています。 不確定値 K = 0.5 m/s2 実測は、EC規則 1032 に定める手順に則って実施さ れています。 音力レベルの確認は、EN ISO 11094 に定める手順に 則って実施されています。 全身の振動 音圧 振動レベルの実測値 = 0.35m/s2 この機械は、オペレータの耳の位置における音圧レ ベルが 86 dBA であることが確認されています ただ しこの数値には不確定値K1 dBA が含まれています。 不確定値 K = 0.
4-6581 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 火災の危険 燃料補給前にエンジンを止めること。 3. 警告 講習を受けてから運転すること。 4. 転倒の危険 斜面を走る時や旋回する時は速度を落として慎重に運転すること。大量の荷物または重い荷物を積んでいる時、凹凸 の激しい場所では最高速度26 km/h 以下で走行すること。 5. 転落や手足の負傷の危険 荷台に人を乗せないこと。手足を車両外に出さないこと 99-7345 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 表面が熱い・火傷の危険 近づかないこと。 3. ベルトに巻き込まれる危険 可動部に近づかないこと。すべて のガード類を正しく取り付けて使用すること。 4. 荷台に押しつぶされる危険 支え棒で荷台を支えること。 99-7952 1. チョーク 3. ニュートラル 2. 後退 4. 前進 115-2412 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むことここに物を収納 しないこと。 112-3325 1.
99-7350 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 用途 1 ハンドル 1 ハンドルを取り付けるモデル 07266TC と 07273TC のみ 2 必要なパーツはありません。 – オイル類の量とタイヤ空気圧を点検しま す。 3 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ 安全講習資料 登録カード PDI納品前検査票 品質検査証明書 キー 1 1 1 1 1 1 1 2 実際に運転を始める前にオペレーターズ マニュアル を読みトレーニング資料をご 覧になってください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 ハンドルを取り付ける モデル 07266TC と 07273TC この作業に必要なパーツ ハンドル 1 図3 手順 1. ハンドルの裏側にある開口部から、センター カバーのロックタブを外し、ハンドルからカ バーを外す (図 3)。 1. ハンドルシャフト 5. ワッシャ 2. ダストカバー 6. ロックナット 3. ハンドル 7. センターカバー 4.
5. ロックナットを 24-29 N·m 2.5-3.0 kg.m=18-22 ft-lbにトルク締めする。 • 安全講習資料を見る。 登録カードに記入する。 センターカバーのロックタブを、ハンドル中 央部の開口部に合わせて、カバーがパチンと 音をたててロックするまで押し込む (図 3)。 • 6. • 納品前検査証明書の必要個所にご記入ください。 • 2 オイル類の量とタイヤ空気圧を 点検する 必要なパーツはありません。 手順 1. エンジンを初めて作動させる前と後に、エン ジンオイルの量を点検する エンジンオイルの 量を点検する (ページ 20)を参照。 2. エンジンを初めて作動させる前に、ブレーキ オイルの量を点検する ブレーキオイル量の点 検 (ページ 19) を参照。 3. エンジンを初めて作動させる前に、トランス アクスルのオイル量を点検する トランスアク スル・オイルの量の点検 (ページ 43)を参照。 4.
製品の概要 図4 1. フードのラッチ 3. 荷台 5. ギアシフトセレクタ 2. 駐車ブレーキハンドル 4. 牽引用トング 6. 燃料キャップ 各部の名称と操作 7. 荷台用レバー アクセルペダル アクセルペダル図 5は、車両の走行速度を調整する ペダルです。アクセルペダルを踏み込むと走行を開 始します。 ペダルをさらに踏み込むと走行速度が上 がります。 踏み込みをゆるめると走行速度が下が り、ペダルから足を離すと走行を停止します。 注 最高速度前進時は 26 km/h です。 ブレーキペダル 速度を下げたり停止するのに使用します図 5。 注意 ブレーキが摩耗したり正しく調整されていな かったりすると人身事故を起こす危険がある。 ブレーキ ペダルを一杯に踏み込んだ時、ペダル と 運 転 台 の 床 と の 距 離 が 25mm 以 下 と な る よ う なら調整または修理が必要です。 駐車ブレーキレバー 図5 1. ハンドル 5. アクセルペダル 2. カップホルダー 6. 駐車ブレーキハンドルセン ターコンソール 3. 助手席用手すり 7.
チョークコントロール 運転席右の下側に配置されています。冷えている エンジンを始動するときには、チョークを引き出 してエンジンの始動を補助してください図 6。エン ジンが始動したら、エンジンがスムーズに回転を 続けられるように調整してください。エンジンが 始動して暖まるのに合わせて、チョークを徐々に OFF位置に戻します 図7 ホーンボタン モデル 07266TC および 07273TC 2. アワー・メータ 3. ライト・スイッチ 1. 4. オイル圧警告灯 5. 電源ソケット 6. On/Off スイッチ ライトスイッチ 図6 1. チョークコントロール 2.
On/Off ス イ ッ チ 手すりと腰部ガード ON/OFFスイッチ(図 7)はエンジンの始動と停止を行 うスイッチで、2 つの位置がありますON と OFF で す。右に回すとON となって運転ができるようにな ります。使用を終了してエンジンを止めるときに は、キーを左に回して OFF にしてください 車両か ら離れるときは、キー抜き取ってください。 助手席用の手すりと腰部ガードが、ダッシュパネル の右側と各座席の外側についています図 9。 2 1 電源ソケット 電源ソケットは On/Off スイッチの右側にありま す (図 7)。12Vのオプション機器の電源として使用 できます。 G009193 燃料計 図9 1. 燃料計図 8は機体左側、燃料タンクのキャップの横 にあります。燃料タンクに残っている燃料の量を 表示します。 図8 1. なし 4. 燃料計 2. 満タン 5. 燃料タンクのキャップ 3. 指示針 16 手すり・腰部ガード 2.
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 タイプ モ デ ル 07266TC お よ び 07279 モ デ ル 07273 お よ び 07273TC ベース重量 乾燥重量 544 kg 定格容量平坦路面の場合 総重量 567 kgオペレータおよび助手席乗員の 体重をそれぞれ 90.7 kg とし、積載物、トレー ラトング重量、トレーラの総重量、アクセサリ の重量を含む 総重量 749 kgオペレータおよび助手席乗員の 体重をそれぞれ 90.
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 2 3 このマニュアルに記載されている安全上の注意やス テッカーの表示内容を良く読んでください。この機 械についてよく知っておくことがあなた自身や周囲 の人を事故から守ることにつながります。 1 荷台の操作 g014860 荷台を上げる 図 10 警告 荷台を上昇させたままで走行すると転倒の危険 が増大する。 また、荷台を上昇させたままで走 行すると荷台が破損する危険もある。 • 運転する時は必ず荷台を下げておくこと。 • ダンプ操作を終えたらすぐに荷台を下げる ようにする。 • ラッチを開放する際には、荷台を手でしっ かりと押さえ、荷台に寄りかかっている人 間や荷台のすぐ後ろに人がいないことを確 認する。 1. 荷台の前側の角部ちかくにあるラッチレバー を持ち上げて、荷台を上昇させる図 10。 2. 荷台が上がったら、車体の左側ブレームにつ いている支え棒を、荷台の底部についている スロットの奥までいれて荷台を支える図 10。 3.
テールゲートの操作 1. 2. 注 この動作によって蝶番部分からさらに砂な どが除去されます。 荷台が完全に降りていてラッチが掛かってい ることを確認する。 テールゲートのバックパネルについているフィ ンガープルを持ち上げる図 11。 4. テールゲートを元のように開いて、蝶番部分 に砂などが残っていないかチェックする。 5. 蝶番部分に残っている砂などが完全になくな るまで、ステップ 1 - 4 を繰り返す。 6. テールゲートを立てて閉じ、ロックフランジ テールゲート側がテールゲートポケット荷台 側と面一になるようにする図 11。 注 テールゲートを前後に動かして、ロックフ ランジテールゲート側をテールゲートフラン ジの間にある縦溝に合わせる。 7. 荷台の背部まで、テールゲートを下る図 11。 注 この状態で、テールゲートのロックフラン ジは、荷台のテールゲートフランジによって 完全に固定される。 始動前の点検を行う 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 毎日、運転前に 以下の項目を点検してください。 • ブレーキオイルの量を点検し、必要に応じて追加 図 11 1.
1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 ON/OFF スイッチを OFF にし、キーを抜き 取る。 2. ダッシュボード中央部にあるゴム製のプラグ 栓を外してブレーキのマスターシリンダおよ びブレーキ液のタンクにアクセスできるよう にする 図 13 。 注 ブレーキ液を入れすぎないように注意 してください。 C. 5. タンクにキャップを取り付ける図 13。 ダッシュボード上部にゴム栓を取り付ける図 14 。 エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 エンジンを初め て作動させる前と後に、エンジン オイルの量を点検する。 モデ ル 07266TC エ ン ジ ン オ イ ル 量 の 点 検 (モ と 07279) 注 エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、 初回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認し てください。 オ イ ル の タ イ プ 洗浄性オイルAPI 規格 SJ または それ以上 粘 度 以下の表を参照のこと。 図 13 補給管タンク 1. ゴム栓 3. 2. タンクのキャップ 4. DOT 3 ブレーキオイル 3.
図 16 1. 図 17 ディップスティックと補給口 4. ディップスティック図 16を回して抜き取り、 付いているオイルをウェスで拭きとる。 5. ディップスティックを根元まで完全に差し込 む 図 16 。 6. ディップスティックを引き抜いて油量を点検 する。 7. 油量が足りなければディップスティックの FULL マークまで補給管からゆっくり補給す る。 1. 平らな場所に駐車する。 2. 荷台を上げる 荷台を上げる (ページ 18)を参照。 3. ディップスティックや給油口からごみが入っ てエンジンを傷つけないように、ディップス ティックと補給キャップ図 18の周囲をウェ スできれいに拭く。 注 補給するときはディップスティックで確認 入れ す ぎ しながら少量ずつ入れてください。入 ないように注意してください。 8. ディップスティックを取り付ける。奥まで完 全に差し込むこと図 16。 9. 荷台を降ろす 荷台を下げる (ページ 18)を参照。 図 18 1.
重要 ディップスティックのループの先端が下 向きになるように差し込むこと。 10. 危険 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 荷台を降ろす 荷台を下げる (ページ 18)を参照。 タイヤ空気圧を点検する • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 タ イ ヤ 空 気 圧 適 正 範 囲 55103kPa (0.61.5kg/cm2) • 箱型トレーラに本機を搭載した状態では、 絶対に本機への燃料補給をしてはならない。 重要 ただし、タイヤメーカーが指定している最 大値 タイヤ側面に記載されています を超えないで ください。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を補 下の レ 給 す る 時 は 、 タ ン ク 上 面 か ら 約 25mm下 ベルを超えて給油しない。これは、温度が 上昇して燃料は膨張したときにあふれない ように空間を確保するためである。 タイヤ空気圧を点検する。 • 注 タイヤ空気圧の適正範囲は、前後のタイヤ とも 55-103 kPa 0.56-1.
車両の停止手順 重要 斜面で停止するときは、ブレーキで完全停止 後、駐車ブレーキを掛けて車両を固定してくださ い。アクセルペダルで車両を斜面に停止させておく と車両が破損する恐れがあります。 1. アクセルペダルから足を離す ( アクセルペダ ル (ページ 14))。 2. ゆっくりとブレーキペダル ( ブレーキペダル (ページ 14)) を踏み込んでブレーキを掛けて車 両を完全に停止させる。 注 停止距離は積荷や走行速度などの条件に よって異なります。 車両の駐車手順 図 19 1. なし 4. 燃料計 2. 満タン 5. 燃料タンクのキャップ 3. 指示針 3. 燃料タンクのキャップを取る。 4. タンクの天井から約 25mm下給油口の根元まで 燃料を入れる。 ブレーキペダルを十分に踏み込んで車両を停 止させる ブレーキペダル (ページ 14)を参照。 2. 駐車ブレーキレバー引き上げるて、駐車ブ レーキをかける 駐車ブレーキレバー (ページ 14)を参照。 3. キーを左に回して OFF 位置にする On/Off ス イッチ (ページ 16)を参照。 4.
荷台の容量は 0.37 m3 です。荷物の種類によっては荷 台に一杯に積むと積載オーバーになりますから注意 が必要です。 例えば荷台一杯にぬれた砂を積むと、 その重量は 680 kg 程度になり、本機の最大積載重量 を 113 kg もオーバーします。しかし、木材を荷台に 平らに積んだ場合には 295 kg で規定重量以下です。 荷台に積むことのできる重量を守ってくださ い。これらについては、仕様 (ページ 17)に記載 してあります。また、車両最大定格総重量は機 体の銘板に表示してあります図 20。 • 注 注積荷などの定格値は、平地での使用につい ての数字ですからご注意ください。 積荷の種類と重量との関係については以下の表を参 照してください。 密度 荷台の最大積載量 平坦路面の場合 砂利, 乾燥 1 521.7 kg/m3 (95 lb/ft3) 満タン 砂利, ぬれた状態 1 922.2 kg/m3 (120 lb/ft3) 荷台に3/4 砂, 乾燥 1 441.6 kg/m3 (90 lb/ft3) 満タン 砂, ぬれた状態 1 922.
ん。例 総重量グロスが 181.5 kg の場合、積荷の 最大積載可能重量は 386 kg となります。 • ブレーキ性能を確保するため、牽引するときには必 ず荷台に積載してください。 但し車両総重量やトン グ総重量を超えないでください。 図 22 1. ロープ掛けのポイント機体後部 トレーラを牽引した状態で斜面に駐車しないでくだ さい。 どうしても斜面に駐車する必要がある場合 には、駐車ブレーキを掛け、トレーラに車止めを かけてください。 緊急時の牽引について 緊急時には、短距離に限り、本機を牽引して移動す ることができます。ただし、通常の移動にはこの方 法を使わないでください。 警告 牽引時の速度が速すぎると、ハンドル操作がで きなくなって人身事故となる危険がある。 牽 引 速 度 は 時 速 8 km/h 以 下 を 厳 守 す る こ と 。 牽引作業は二人で行います。 長い距離を移動しなけ ればならない場合にはトレーラなどを使用してくだ さい 移動走行を行うとき (ページ 24)を参照。 1. 機体から駆動ベルトを取り外す 駆動ベルトの 交換 (ページ 47)を参照。 2.
保守 注 お使いの機械の 電気回路図 を入手したい場合には、以下のインターネットサイトから無料でダウン ロードすることができます www.Toro.com。また、マニュアルから、インターネット上のその機械の紹 介ページへ行きたい場合にもご利用ください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 8 時間 • 走行ベルトの状態を点検する。 • スタータジェネレータベルトの張りを点検する。 使用開始後最初の 25 時間 • エンジンオイルを交換する。 • オイルフィルタを交換する(モデル 07273 と 07273TC) 使用開始後最初の 50 時間 • カーボンキャニスタ用エアフィルタの点検 • カーボンキャニスタフィルタを交換する.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 日 ブレーキと駐車ブレーキの 作動状態 ギアシフト/ニュートラルの 操作 燃料残量を点検する。 オイルの量を点検する。 トランスアクスルオイルの 量を点検する。 エアフィルタを点検する。 エンジンの冷却フィンを点 検する。 エンジンからの異常音がな いか点検する。 運転操作時の異常音。 タイヤ空気圧を点検する。 オイル類が漏れていない か点検する。 計器類の動作を確認す る。 アクセルペダルの作動状 態を確認する。 各グリス注入部のグリス アップを行う。 塗装傷のタッチアップ修理 を行う。 警告 整備作業の中には荷台を外して行わなければならないものがある。 上昇させた荷台が万一落下すると、人身事故となる。 • 荷台の下で作業する時は、必ず支持棒で荷台を支えておくこと。 • 荷台の下で作業するときは荷台を空にしておく。 注意 キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでも車両を発進させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ず始動スイッチからキーを抜きとり、点火プラグ装着車の場合は、念
整備前に行う作業 特殊な使用条件下で使用する場 合の保守整備について 以下のような条件で使用する場合には、保守間隔 を通常の半分に短縮し、より頻繁な整備を行って ください • 砂漠、荒れ地での作業 • 酷寒地気温10℃以下での作業 • トレーラ作業 • 使用時間が極端に短い場合一回の使用時間が 5 分間に満たないような場合 • 非常にほこりの多い条件下での頻繁な使用 • 建設現場での使用 • 泥、砂、水などの悪条件下で長時間使用した場 合は、直後にブレーキの洗浄と点検を行う。 こ れにより無用な摩耗を防止することができる。 • 重量物を運んだり悪条件下での作業が多い場合 には、グリスアップを毎日行い、エアクリーナ を毎日点検する。 図 23 1. 平らな場所に駐車する。 2. 駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、 キーを抜き取る。 3. エンジンおよび排気系統が冷えるのを待つ。 車体後部のジャッキアップポイントはアクスル チューブの下側です図 24。 • 図 24 1. 車両の保守作業を行うための準備 1.
潤滑 フードを閉じる 1. 静かにフードをシャーシの上に降ろす。 2. フードの両側で、ラッチとラッチアンカーを そろえてラッチを掛ける (図 25)。 グリスアップ 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方—ベアリングとブッシュ のグリスアップを行う. 悪条件下で 作業を行っている場合にはグリス アップ間隔を短くしてください。 グ リ ス の 種 類 No.2リチウム系汎用グリス 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッ ティングをウェスできれいに拭く 2. フィッティングにグリスガンを接続し、1-2回 のポンプ動作でグリスを注入する。 3. はみ出したグリスは表面からきれいにふき取 る。 タイロッドの端部4か所図 26とキングピン2か所図 27にグリスフィッティングがあります。 図 26 図は左側を示す 1. グリスフィッティング 2. タイロッド 図 27 図は左側を示す 1.
前ホイールベアリングのグリス アップ 整 備 間 隔 : 300運転時間ごと グ リ ス の 仕 様 Mobilgrease XHP™-222 ハブとロータを取り外す 1. 機体の前部を持ち上げてジャッキスタンドで 支える。 2. ホイールをハブに固定しているラグナット5 個 を外す 図 28 。 図 29 1. キャリパブラケットブレーキ アセンブリ 2. スピンドル 4. 3. フランジヘッドボルト3/8 x /1 インチ ハブからダストキャップを取る図 30。 図 28 1. 2. 3. ラグナット ホイール 3. ハブ ブレーキアセンブリ用のブラケットをスピン ドルに固定しているフランジヘッドボルト3/8 x 1 インチを外してスピンドルからブレーキを 取り外す 図 29 。 図 30 注 ブレーキアセンブリを確実に支持してから 次の工程に進んでください。 30 1. 2. ダストキャップ ナットリテーナ 3. スピンドルナット 4. タブワッシャ 5. 6. スピンドル コッターピン 5.
注 レースを、ハブのボアに密着させてくだ さい。 8. キャビティの5080程度にグリスを詰める図 32。 9. ハブの内側に内側ベアリングを取り付け、 シールをはめる図 32。 10. もう一方のハブにも、ステップ19の作業を行 う。 ハブとロータを取り付ける 図 31 1. 7. 8. ハブロータアセンブリ 2. 1. スピンドルに所定のグリスを薄く塗る図 33。 スピンドル スピンドルをウェスできれいに拭く。 マシンの反対側のハブとロータについても 1 から7 の作業を行う。 ホイールベアリングのグリスアップ 1. ハブから外側のベアリングとベアリングレー スを取る 図 32 。 図 33 図 32 1. 外側のベアリング 4. 内側ベアリングのレース 2. 外側ベアリングのレース 3. ベアリングのキャビティ 5. 6. 内側のベアリング シール ハブから、シール、内側のベアリングとベア リングレースを取る図 32。 3. シールをきれいに拭いて摩耗や破損がないか 点検する。 2. 1. リテーナ 5.
エンジンの整備 エアフィルタの整備 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと エアフィルタがひどく汚 れていたり破損したりしている場 合には直ちに交換する。 使用開始後最初の 200 時間 注 ほこりのひどい場所で使用する場合はより頻繁 に数時間ごとにエアクリーナの手入れを行ってく ださい。 図 34 1. 2. ダストキャップ ナットリテーナ 3. コッターピン エアフィルタの点検 コッターピンを取り付け、ピンの足をリテー ナに巻き付けるように曲げる図 34。 1. 荷台を上げ、支持棒で支える 荷台を上げる (ページ 18)を参照。 10. ハブにダストキャップを取り付ける図 34。 2. 11. マシンの反対側のハブとロータについても 1か ら10 の作業を行う。 エアクリーナ本体にリーク原因となりそうな 傷がないか点検してください。本体とカバー がシールでしっかり密着しているのを確認す る (図 35 と 図 36)。 9. 注 ボディーが破損している場合は交換して ください。 ブレーキとホイールを取り付ける 1.
カバーについている異物逃がしポートを清掃 する。 2. カバーについているゴム製のアウトレット・ バルブを外し、内部を清掃して元通りに取り 付ける。 3. エアフィルタのハウジングにエレメントを取 り付ける (図 36)。 1. 注 取り付け時には、エアクリーナの外側リム をしっかり押さえて確実にボディーに密着さ せる。フィルタの真ん中柔らかい部分を持た ない。 4. エアクリーナのカバーとハウジングを合わせ る 図 36 。 5. カバーをハウジングにラッチで固定する(図 36)。 6. 荷台を降ろす 荷台を下げる (ページ 18)を参照。 図 36 1. 2. エアフィルタのハウジング エアフィルタのエレメント 3. 4. エアフィルタのカバー ラッチ 3. エアフィルタのカバーをエアフィルタのハウ ジングに固定しているラッチを外す図 36。 4. ボディーからカバーを外し、カバーの内部を 清掃する 図 36 。 5.
1. エンジンを始動し、数分間程度運転する。 2. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 ON/OFF スイッチを OFF にし、キーを抜き 取る。 3. 荷台を上げ、支持棒で支える 荷台を上げる (ページ 18)を参照。 4. バッテリーのプラスケーブルの接続を外す バッ テリーの接続を外す (ページ 38)を参照。 5. ドレンプラグの下に、容量1.5リットル程度の 大きさのオイル受け容器をおく (図 38)。 注 補給するときはディップスティックで確認 入れ す ぎ しながら少量ずつ入れてください。入 ないように注意してください。 10. ディップスティックを補給口に根元まで差し 込んでから抜き取ってオイル量を確認する (図 39)。 注 必要に応じ、ディップスティックの ”FULL” マークに達するまで補給口からオイルを補給 する 11. ディップスティックを補給口にしっかりと取 り付ける (図 39)。 12.
オ イ ル フ ィ ル タ の 交 換 モ デ ル 07273 と 07273TC 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 25 時間 100運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達 した方 エンジンオイルを交換する悪条件下で 使用している場合には整備間隔を半分に縮め る「特殊な使用条件化で使用する場合の保守 整備について」の項を参照。 注 モデル 07266TC と 07279にはオイルフィルタは ありません。 図 41 1. 6. 7. 8. 1. エンジンからオイルを抜くステップ 1-7 エン ジンオイル量の点検 (モデル 07273 と 07273TC) (ページ 21) を参照。 ドレンプラグを抜きシールを外す図 41)。 2. 既存のオイルフィルタを外す図 41。 注 オイルが完全に抜けるのを待つ。 3. ドレンプラグとシールを元通りに取り付けて 17.6 N·m1.8 kg.m=13 ft-lbにトルク締めする。 新しいフィルタのガスケットにきれいなエン ジンオイルを薄く塗る。 4.
1. 点火プラグを外した時にエンジン内部に異物 が落ちないようにプラグの周囲をきれいに清 掃する。 燃料系統の整備 2. 点火プラグから点火コードを外す。 燃料ラインとその接続の点検 3. シリンダヘッドから点火プラグを外す。 4. 電極 (側面と中央) と碍子の状態を点検する (図 43)。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 燃料ライン、フィッティング、クランプなどに、漏 れ、劣化、破損、ゆるみなどが出ていないか点検を 行ってください。 注 破損したり磨耗したりした点火プラグを使 用しないでください。所定タイプの新しいプ ラグに交換してください。 注 燃料系統の部品にこうした症状が見られた場合に は、それらの部品を交換してください。 燃料フィルタの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 1. 荷台を上げ、支持棒で支える 荷台を上げる (ページ 18)を参照。 2. キーを OFF 位置にして抜き取る。 3. バッテリーの接続を外す バッテリーの接続を 外す (ページ 38)を参照。 4.
カーボンキャニスタの整備 カーボンキャニスタ用エアフィルタの点検 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 200運転時間ごと カーボンキャニスタのエアフィルタの開口部を点検 し、汚れていないこと、ごみや異物や通気の障害に なるものが入っていないことを確認する図 45。 図 46 エアフィルタの開口部燃料タンク内側、カーボンキャニスタ の下部分 カーボンキャニスタフィルタの交換 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 50 時間 200運転時間ごと 1. カーボンキャニスタフィルタ 3. ホース 2. カーボンキャニスタ 4. 燃料タンク 2. 図 45 1. 1.
電気系統の整備 警告 バッテリーの端子に金属製品や車両の金属部 分が触れるとショートを起こして火花が発生 する。それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 バッテリーの整備 バ ッ テ リ ー の 電 圧 12 V, 300 CCA, @ -18° C (0° F)。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行うと きには、端子と金属部を接触させないよう に注意する。 • 金属製の工具をバッテリー端子に触れさせ ないよう十分に注意してください。 1.
バッテリーの取り付け 1. ヒューズの交換 バッテリートレイにバッテリー載せる図 47。 全部で3本のヒューズを使用しています。ヒューズ はダッシュボードの下の運転席側に取り付けてあ ります(図 48)。 注 バッテリーのプラス端子とマイナス端子が 図 47のように整列するように取り付けること。 2. 3. バッテリークランプ、キャリッジボルト、 ロックナットを使って、バッテリーをバッテ リートレイに固定する図 47。 バッテリーケーブルを接続する バッテリーを 接続する (ページ 39)を参照。 補助 未使用 30 A 始動システム/ホーン 10 A ヘッドライト 15 A 電源ソケット 20 A バッテリーを接続する 1. バッテリーケーブルプラスをバッテリーのプ ラス端子に接続する図 47。 2. バッテリーケーブルマイナスをバッテリーの マイナス端子に接続する図 47。 3.
ヘッドライトの交換 注意 電球の表面を少しでも汚すと電球の破損や破裂 の原因となり、一旦そのような事故が起こる と安全上非常に問題である。 電球を取り扱う際には、透明の石英ガラス部分 に直接手を触れないように、ペーパータオルな どを使い、ベース部分を持つこと。 1. バッテリーの接続を外す バッテリーの接続を 外す (ページ 38)を参照。 2. フードを開ける フードを閉じる (ページ 29)を 参照。 3. ランプ・アセンブリのコネクタから、ハーネ ス用のコネクタを外す図 50。 仕様 パーツカタログ を参照。 1. バッテリーの接続を外す バッテリーの接続を 外す (ページ 38)を参照。 2. フードを開ける フードを上げる (ページ 28)を 参照。 3. ヘッドライトハウジングの裏側からきている ランプ・アセンブリ用ハーネスコネクタを外 す 図 49 。 図 50 ヘッドライト 5. スピードクリップ 2. 調整ねじ 6. ハーネスの電気コネクタ 3. バンパーの開口部 7. ランプ・アセンブリ 4. 平ワッシャ 1. 4. 図 49 1.
走行系統の整備 ヘッドライトの調整 ヘッドライト・アセンブリの交換や取り外しを行っ た場合には、以下の手順でヘッドライトの向きの 調整を行ってください。 1. 始動キーを ON 位置にしてヘッドライドを点 灯させる。 2. ヘッドライト・アセンブリの裏側部分にある調 整ねじ (図 50) を回してヘッドライト・アセン ブリの角度を変えてビームの方向を調整する。 3. バッテリーを元通りに接続し、フード降ろ す バッテリーを接続する (ページ 39)を参照。 タイヤの保守 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと—タイヤとリムの状態 を点検する。 100運転時間ごと—ホイールナットのトルク 締めを行う。 1. タイヤとリムの劣化・磨耗状態を点検する。 注 運転中に縁石にぶつけるなどした場合、リ ムが破損したり、トーインが狂ったりする可 能性がありますから、このような事故の後で は必ず点検してください。 2. ホイールナットを 61-88 N·m9.7-14.5 kg.
1 3 1 2 2 G014994 図 52 1. g014968 2. 図 51 左前輪を前から見た図角度は実際よりも強調されて描かれ ている。 1. ここを測る 2. ここを測る 1 の測定よりも 2.3mm 大きければよい 2. タイヤから直角定規までの距離を、タイヤの 上下でリムの同じ部分から測定する図 51。 3. 水平な床の上で、車両を 2-3 m まっすぐにバッ クさせた後、まっすぐ前に押して元の位置に 戻す。 5. この手順を、ステップ 1 から、左右両輪でキャ ンバが正しくなるまで繰り返す。 6.
トランスアクスルオイルの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 オ イ ル の タ イ プ SAE 10W30 API 規格 SJ またはそれ 以上 オ イ ル の 量 1.4 リットル 図 54 1. ジャムナット 2. 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 ON/OFF スイッチを OFF にし、キーを抜き 取る。 2. 補給口およびドレン口の周囲をウェスできれ いにふき取る図 56。 タイロッド 8. 両方のタイロッドを回して前タイヤを内向き または外向きに調整する。 9. 正しく調整できたら、タイロッドのジャムナッ トを締める。 10. ハンドルで右旋回と左旋回操作を行って、左右 一杯までハンドルが切れることを確認する。 トランスアクスル・オイルの量の 点検 図 56 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 1. オ イ ル の タ イ プ SAE 10W30 API 規格 SJ またはそれ 以上 1. 2.
図 57 1. オイル補給口 8. ガスケットと補給プラグを元通りに取り付け る 図 56 。 9. エンジンを始動しウォームアップする。 10. 図 58 オイルの量を点検し、ねじ山の下位置よりも 下がっている場合には適宜追加する図 56。 1. 3. ニュートラルの点検と整備 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと シフト・レバーをニュートラル位置にする。 2. ニュートラルブラケットがニュートラル位置 シフトブラケットの下にあるケーブル取り付 けブラケットと面一になっていることを確認 する 図 58 。 2. ロックナット ロックナットのひとつ図 58を回して、ナット ワッシャの底面とニュートラルブラケットと の間のすきまが 0.761.
6. 冷却系統の整備 エンジンを始動し、前進、後退、ニュート ラルにそれぞれシフトを何回か繰り返し、 ニュートラルブラケットが適切に作動してい ることを確認する。 エンジン冷却部の清掃 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 冷却系統を清掃する悪条 件下で使用している場合には整備 間隔を半分に縮める「特殊な使用 条件化で使用する場合の保守整備 について」の項を参照。 一次走行クラッチの整備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 注意 重要 回転スクリーンや冷却フィン詰まった状態、 あるいは冷却シュラウドを外して運転するとオー バーヒートしてエンジンが損傷します。 クラッチ内部にたまっているホコリが宙に舞っ て眼を傷めたり、喉に入って呼吸困難を起こ す可能性がある。 重要 エンジンの清掃に圧力洗浄器を使うと燃料系 統に水が混入する恐れがありますから、絶対に使 用しないでください。 安全ゴーグルやマスクなどの保護具を着用し て作業すること。 1. 2.
ブレーキの整備 ブレーキケーブルの調整 ブレーキの点検 1. 駐車ブレーキのゴム製グリップを外す図 61。 2. 駐車ブレーキレバーに調整ノブを固定してい る固定ねじをゆるめ図 61、駐車ブレーキをゆ るめて、ブレーキ調整ノブをゆるめる。 3. 機体の下側で、駐車ブレーキケーブルのねじ 山付きアジャスタの後ジャムナッ トを4回転 ゆるめる 図 62 。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと ブレーキは極めて重要な安全装置です。他の安全装 置と同様、定期的に入念に点検してください。 • ブレーキシューが磨耗や破損していないか点検 する。ライニングパッドの厚みが 1.6mm以下と なっている場合には、シューを交換する。 • ブレーキプレートなどに磨耗や変形が発生して いないか点検する。変形を発見した場合は、 該当部品を交換する。 • ブレーキオイルの量を点検する ブレーキオイル 量の点検 (ページ 19)を参照。 駐車ブレーキのハンドルの調整 図 62 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 1. 駐車ブレーキレバーのゴム製グリップを外す 図 61 。 1.
B. 前側ジャムナットを締める図 62。 C. ブレーキを掛けるのに必要な力が 133156Nm 4.24.8kg.m = 3035ft-lbとなるよ うにノブ図 61を回して調整する。 D. ベルトの整備 走行ベルトの整備 ステップACを最大あと3回まで繰り返 して、ブレーキに必要な力を133156Nm 4.24.8kg.m = 3035ft-lbに調整する。 走行ベルトの点検 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 200運転時間ごと 注 上記のいずれの方法でも駐車ブレーキ ケーブルの調整を適切にできない場合に は、ブレーキパッドが摩耗していないか 点検してください。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 ON/OFF スイッチを OFF にし、キーを抜き 取る。 2. 荷台を上げ、支持棒で支える 荷台を上げる (ページ 18)を参照。 ブレーキオイルの交換 3. トランスミッションをニュートラルにセット する。 整 備 間 隔 : 1000運転時間ごと 4.
シャーシの保守 スタータジェネレータベルトの調整 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 荷台のラッチの整列調整手順 200運転時間ごと 1. 荷台を上げる 荷台を上げる (ページ 18)を参照。 2. スタータジェネレータのピボットナットをゆ るめる 図 64 。 1 G025582 3 2 5 図 64 1. 2. 3. 走行用一次クラッチのハウ ジング 走行ベルト ジェネレータのピボットブラ ケット 4. 荷台のラッチが確実にはまらないと、走行するとき に荷台が上下に振動します。このような場合には、 ラッチのポストを調節して、荷台がシャーシにきれ いに収まるようにしてください。 4 1. ラッチポストの端についているロックナット をゆるめる 図 65 。 6 図 65 ピボットナット スタータジェネレータのベ ルト 6. スタータジェネレータ 5. 3. エンジンのマウントとスタータとの間にバー ルをいれる。 4. バールを下に押してスタータを下げる。ベルト を 44N4.
洗浄 保管 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 ON/OFF スイッチを OFF にし、キーを抜き 取る。 2. エンジンのシリンダヘッドや冷却フィン、ブロ アハウジングをふくめた車両全体を洗浄する。 1. 車体を清掃する 必要に応じて洗車してください。 柔らかい布などを 使い、水または水と洗剤で洗浄します。 ウェスを 使えますが、フードの表面のツヤがなくなる場合 があります。 重要 高圧洗浄機は使用しないでください。圧力洗 浄機によって電装部や潤滑部に水が浸入すると、問 題が起こりやすくなります。 また、コントロール パネル、エンジン、バッテリー付近に大量の水を かけないようにしてください。 3. 4. 5. 6. 7. 8.
9. 点火プラグを外し、点検を行う 点火プラグの 点検と交換 (ページ 35)を参照。 10. プラグの取り付け穴からエンジンオイルをス プーン2杯程度入れ、 11. スタータモータを使ってクランクを回転させ て内部にオイルを十分に行き渡らせる。 12. 点火プラグを取り付けて規定値にトルク閉めす る 点火プラグの点検と交換 (ページ 35)を参照。 注 点火コードは取り付けないでください。 13. 車体からバッテリーを外し、フル充電す る バッテリーの取り外し (ページ 38)を参照。 注 保管期間中は、バッテリーケーブルを外し ておいてください。 下で の 凍 結 破 損 を 防 止 す る た 重 要 氷 点 0° C下 め、バッテリーは必ずフル充電してくださ い 。 フ ル 充 電 し た バ ッ テ リ ー は 周 囲 温 度 約 4° の条 件 下 で ほ ぼ 50 日 間 電 圧 を 保 持 し ま す 。 Cの 14. 機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付け や交換、修理を行う。破損個所はすべて修理 する。 15.
米国外のディストリビュータ一覧表 国名 電話番号 36 27 539 640 852 2155 2163 82 32 551 2076 ディストリビュータ 輸入販売代理 店 Maquiver S.A. 丸山製作所株式会社 Mountfield a.s. コロンビア 日本 チェコ共和国 プエルトリコ 787 788 8383 Mountfield a.s. スロバキア Ceres S.A. コスタリカ 506 239 1138 Munditol S.A. アルゼンチン CSSC Turf Equipment (pvt) Ltd. Cyril Johnston & Co. Cyril Johnston & Co.
Toro 一 般 業 務 用 機 器 の 品 質 保 証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に 基づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥 に対して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点 までの品質保証を共同で実施いたします。この保証は、エアレータ以外 のすべての機器に適用されますエアレータ製品については別途保証があ ります。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店 ディストリビュータ又はディーラーに対して、お客様から連絡をして頂くことが 必要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問があ る場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Products