Form No. 3360-798 Rev A Workman® MDE 汎 用 作 業 車 07299— —シ リ ア ル 番 号 280000001 以 上 モ デ ル 番 号 07299 07299TC— —シ リ ア ル 番 号 280000001 以 上 モ デ ル 番 号 07299TC G008665 製品の登録は: www.Toro.com.
目次 はじめに はじめに ............................... 2 安全について ........................... 3 安全な運転のために .................. 3 運転の前に ......................... 3 運転中に ........................... 4 バッテリーの取り扱い ................ 7 保守 ............................... 7 安全ラベルと指示ラベル .............. 8 組み立て ...............................11 1 ハンドルを取り付ける...............11 2 バッテリーを取り付ける .............12 3 タイヤ空気圧を点検する .............13 4 バッテリー・チャージャの電圧を設定 する (07299TC のみ) ..............13 5 マニュアルを読み安全ビデオを見 る ............................
安全について サスペンションの調整 ................29 前輪のトーインの調整 ................29 トランスアクスル・オイルの量の点 検 ...............................29 ブレーキの整備 .......................30 ブレーキの点検......................30 ブレーキ・オイル量の点検 .............30 駐車ブレーキの調整 ..................31 洗浄 .................................31 洗車について .......................31 保管 ...................................32 故障探究 ...............................33 図面 ...................................
• 大人であっても、 オペレーターズマニュアル をよく読んで理解している方以外には絶対 に運転させないでください。訓練を受け、 許可されている人以外には運転させないで ください。肉体的、 精神的に十分な能力のな い方には運転させないでください。 • 本機は、運転手以外に、所定の助手席に1名の 乗員を乗せることができます。これ以外の 場所には絶対に人を乗せないでください。 • アルコールや薬物を摂取した状態では絶対に 運転しないでください。医師の処方薬や市販 の風邪薬でも眠気を催すことがあります。 • 疲れているときには運転しないでください。 運転中も定期的に休憩を取ってください。 常に十分な注意力と集中力を発揮できるこ とが非常に重要です。 • 操作方法をしっかり身につけ、緊急時にすぐ に車両を停止できるようになってください。 • ガードなどの安全装置やステッカー類は必 ず所定の場所に取り付けて使用してくださ い。安全カバーが破損したり、ステッカー の字がよめなくなったりした場合には、運 転する前に修理し、ステッカーは新しいも のに貼り換えてください。 • 作業には頑丈な靴を着用してください。サン ダルやテニ
斜面での運転 起すること。その他交通ルールを守って 運転する。 – 爆発性の物質が空気中に存在する所で は本機の電気系統からの火花が爆発を引 き起こす可能性がある。 爆発性のチリ やガスが空気中に含まれている所では絶 対に運転しない。 斜面では転倒しやすくなる上、斜面を登り きれないときにはエンジンが停止してしま う場合もあります。 あわてると人身事故 を起こす危険があります。 – 安全に確信が持てない時は 作業を中止 して責任者に報告し、その指示に従う。 • 急斜面に乗り入れないこと。 • 下り坂で、特に荷を積んでいる場合に は、急加速や急ブレーキをしないでく ださい。 • 万一、機体が異常な振動をした場合は、直ち に停止し、機械の全動作が停止するのを待 ち、それから点検にかかってください。 破 損部は必ず修理交換してから作業を再開し てください。 • 斜面でバッテリー切れを起こすなど、斜 面を登りきれなくなった場合には、バッ クでまっすぐ下る。 決して旋回しよう としないこと。 • 運転席を離れる前に: 1.
は、急停止による転倒の危険を避けるために 慎重に車両を制御してください。 バックで 斜面を下っているときに急ブレーキを掛け ると後ろに転倒する危険が高くなります。 • また、重量を左右にバランスよく分配して ください。 荷物が左右に偏っていると、旋 回時に転倒の危険が高くなります。 • また、重量を前後にバランスよく配分してく ださい。 特に後輪の車軸より後ろに荷物を 載せると、前輪にかかる重量が小さくなり、 ハンドリングが不安定になってラフや斜面 で危険になりますから注意してください。 • 本機を斜面で使用する場合には、ROPS (横 転保護バー)の取り付けを強くお勧めして います。 ラフな場所での運転 • 荷台からはみ出る積み方や重心が偏ってい る荷物を載せる場合には特に注意が必要で す。 なるべくバランス良く積み、ずれない ように配慮してください。 ラフ、凹凸のある場所、縁石の近く、穴の近く など路面が一定でない場所では必ず減速してく ださい。 車体が揺れると重心が移動し、運転 が不安定になります。 • 積荷は必ず固定してください。 固定でき ない荷物や液剤タンクを積んでいる場合は それらが
バッテリーの取り扱い • バッテリーの取り付けや取り外しを行う際に は、バッテリーの端子を車両の金属部分に触 れさせないよう十分に注意してください。 • 火災防止のため、バッテリーやモータの周 囲に、余分なグリス、草や木の葉、ホコリ などが溜まらないようご注意ください。 • 電気系統の整備・調整作業を行う前には、 必ずバッテリー・ケーブルをバッテリーか ら外しておいてください。 • バッテリー・ケーブルを一本でも取り外す と、車両の電気系統は作動しなくなります。 • バッテリー液には硫酸が含まれています。 硫酸からは水素ガスが発生し、条件次第で は爆発を起こします。 – 車両の整備、保管、充電は必ず換気の行 き届いた場所で行う。 – バッテリーに火花や裸火を近づけない。 – バッテリーの近くで喫煙しない。 – バッテリー液の点検には、絶対に火を使 用しない。 • バッテリー液の取り扱いに注意してくださ い。 硫酸は皮膚の火傷を起こすほか、衣 類を焼き、 蒸気を吸い込むと肺に害を与 えます。 – 目、手、顔を保護するための適切な防 具を着用する。 – バッテリーに覆いかぶさるような姿勢を とらない。 – バ
• 大がかりな修理が必要になった時や補助が 必要な時は、Toro 正規代理店にご相談く ださい。 があります。 機体の改造を行うと、機械の 挙動や性能、耐久性などが変化し、そのた めに事故が起きる可能性があります。 この ような使い方をすると製品保証が適用され なくなります。 • いつも最高の性能を維持するために、必ず Toroの純正部品をご使用ください。他社の 部品やアクセサリを使用すると危険な場合 安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなく なったものは必ず新しいものに貼り替えてください。 112-3310 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.
104-7207 1. 2. 3. 毒物危険 オペレーターズマニュアル を読むこと。 爆発危険:火気厳禁・禁煙厳守のこと 劇薬危険:皮膚に付いたら真水で洗ってから救急手当て 107-0257 1. バッテリー接続図 115-2412 1. 警告 ― オペレーターズマニュアル を読むこと: ここに物を 保管しないこと。. 107-0356 1. 警告:ファンに触れないこと。高温部に触れないこと。オペレー ターズマニュアル を読むこと 107-0295 1. 2. 警告:バッテリーの取り扱いについて オペレーターズマニュア ル を読むこと。バッテリーは鉛を含有する。普通ゴミとして処 99-7954 理禁止。運転前に必ずコードを抜くこと 爆発危険:火気厳禁・禁煙厳守;火花を出さないこと 1. 2. 3. 警告— オペレーターズマニュアル 落下危険:荷台に人を乗せないこと 爆発危険:燃料容器に静電気が蓄積する。燃料を補給する時 は燃料容器を荷台におかず地面に置くこと 99-7350 1.
115-7621 ヒューズに関する詳しい情報は オペレーターズマニュアル を 参照のこと。 2. 10A ヒューズ、補助電源用 3. 10A ヒューズ;ホーンおよびヘッドライト用 1. バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 6. 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 5. オペレーターズマニュアル 10.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 1 ハンドル 1 ハンドルを取り付ける(モデル 07299TC のみ) 2 バッテリー押さえ バッテリー押さえ棒 バッテリー・ケーブル バッテリー・トレイのパッド バッテリー・パッド フランジ・ナット (3/8 インチ) バッテリー端子用保護スプレー 2 2 7 4 1 2 1 バッテリーを取り付けます。 必要なパーツはありません。 – タイヤ空気圧を点検する。 必要なパーツはありません。 – バッテリー・チャージャの電圧を設定し ます。 オペレーターズマニュアル パーツカタログ 安全講習資料 登録カード PDI(納品前検査票) 品質検査証明書 キー 1 1 1 1 1 1 2 実際に運転を始める前にオペレーターズ マニュアル を読みトレーニング資料をご 覧になってください。 3 4 5 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 を向く(スポークがT字になる)ようにハン ドルの位置を調整する。 1 4.
図3 1. 2. 3. 4. ハンドル・シャフト ウレタン・シール ハンドル ハンドルについているタブ (耳)用のスロット 5. 6. 7. 8. ワッシャ ナット カバー カバーについているタブ 図4 1. 2. 5. センター・カバーを嵌める。 2 3. 図 5に示すように、バッテリー・パッドの裏 面についている接着シートをはがし、パッ ドを後フレーム前部の内側に貼り付ける。 バッテリーを取り付ける 注 パッドは、フレーム前部についている上 の穴(2つ並んでいる)の下から約6 mm 下 に取り付けてください(図 5)。 この作業に必要なパーツ 2 バッテリー押さえ 2 バッテリー押さえ棒 7 バッテリー・ケーブル 4 バッテリー・トレイのパッド 1 バッテリー・パッド 2 フランジ・ナット (3/8 インチ) 1 バッテリー端子用保護スプレー バッテリー・トレイのパッド 後フレーム・アセンブリ 手順 Toro推奨品:Trojan T105, T145 または US バッテリー US2200, US145 図5 1. 2.
8. プラスのメイン・ケーブル(赤)でバッテ リーを車両に接続する(図 6)。 バッテリー・ケーブルの接続ルートが不適 切であるとケーブルがショートを起こして 火花が発生する。 それによって水素ガスが 爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。 9. マイナスのメイン・ケーブル(黒)でバッ テリーを車両に接続する(図 6)。 バッテリーを接続する時は、必ず極性(プ ラスとマイナス)を確認する。 バッテリー・ケーブルの接続がゆるかった り間違っていたりすると、ケーブルが傷つ いてショートを起して火花が発生する。 そ れによって水素ガスが爆発を起こし人身事 故に至る恐れがある。 バッテリーによる感電事故に注意 バッテリーを接続する時は、必ず極性(プ ラスとマイナス)を確認する。 • 工具は柄の部分にプラスチック製のカ バーがついたものを使うか、柄に絶縁 テープを巻くかする。 10.バッテリー・ケーブル全部を 14~20 N.m にトルク締めする。 • プラス端子とマイナス端子に同時に触れ ないように十分注意する。 11.各バッテリーの端子にToro バッテリー端子 保護剤を塗布する。 12.
4 5 バッテリー・チャージャの電圧を設 マ ニ ュ ア ル を 読 み 安 全 ビ デ オ を 定 す る ( 07299TC の み ) 見る 必要なパーツはありません。 この作業に必要なパーツ 手順 重要 チャージャを正しい電圧設定で使わない とバッテリーを破損したり機能を損なったり します。 電源電圧と、チャージャ側の受電電圧設定が一 致しているのを必ず確認してください。 1. チャージャの裏面にある電圧セレクタを探 し出してください(図 7)。 1 オペレーターズマニュアル 1 パーツカタログ 1 安全講習資料 1 登録カード 1 PDI(納品前検査票) 1 品質検査証明書 2 キー 手順 2. 選択スイッチを上下に動かして、電源の電 圧に合わせる(図 7)。 • オペレーターズマニュアル を読むこと • 安全講習資料を見る。 • 登録カードに記入する。 • 納品前検査証明書 の必要個所にご記入くだ さい。 220 200 100 120 G005241 図7 1. 2. 電圧セレクタ 電圧設定窓 3. 4.
製品の概要 図8 1. 2. 3. 4. フード・ストラップ 駐車ブレーキ 荷台 荷台のラッチ解放レバー 各部の名称と操作 5. 6. 充電用コンセント 牽引用トング 行速度が上がります。 踏み込みをゆるめると 走行速度が下がり、ペダルから足を離すと走 行を停止します。 注 キーを ON にする前にペダルを踏み込んで 保持すると、安全インタロックが作動して、マ シンを始動できなくなります。ペダルから足を はなせば、インタロックが解除されて通常の 運転に復帰できます。 ブレーキ・ペダル 速度を下げたり停止するのに使用します (図 9)。 図9 1. 2. 3. 4. ブレーキ・ペダル 駐車ブレーキセンター・コ ンソール ハンドル カップ・ホルダー 5. 6. オペレーターズマニュアル 7.
状態表示ランプ ください。レバーを後ろに引き上げると駐車ブ レーキがかかります。 レバーを前に倒すと解除 となります。 急な斜面に停車する場合には、 駐車ブレーキを掛けた上で、 この車両には、電気系統を監視・制御するコ ンピュータが搭載されています。 このコン ピュータが、車両の現在の状態をランプで表示 します。 ON/OFF スイッチを ON にした時に は、必ずこのランプの表示を確認してください (図 14)。ランプが点灯していれば正常です。 On/Off ス イ ッ チ 電気系統のメインスイッチで ON 位置と OFF 位 置とがあります(図 10)。右に回すとON と なって走行やアクセサリの使用ができるように なります。 停車したらキーを左に回して OFF にします。 車両から離れるときは、キー抜き 取ってください。 何か問題がある場合には、ランプが点滅しま す。 この点滅回数によって故障診断を行うこ とができます。 ランプが点滅している場合に は、故障探究 , 33ページ を参照して故障内容 を確認してください。 ライト・スイッチ ヘッドライト・スイッチ(図 10)でヘッドライ トの点灯
2 1 G009193 図 12 1. 助手席用腰部ガード 2. 助手席用手すり 仕様 注 仕様や設計は予告なく変更されることがあります。 ベース重量 726 kg バッテリーを含まないベース重量 765 kg 定格容量(平坦路面の場合) 総重量 544.5 kg(オペレータおよび助手席乗員の体重をそれぞれ 90.7 kg とし、積載物、トレーラ・トン グ重量、トレーラの総重量、アクセサリの重量を含む) 最大車両重量(平坦地で) 1270 kg(上記重量を全て含む) 最大積載量(平坦路面の場合) 363 kg* (トレーラ・トング重量とトレーラの総重量を含む) 牽引能力 標準ヒッチ トングの最大重量は 23 kg;トレーラの最大重量は 181 kg ヘビー・デューティー・ヒッチ トングの最大重量は 45 kg;トレーラの最大重量は 363 kg 全幅: 150 cm 全長 304.2 cm 地上高 25.4 cm(車両前部:乗員や荷物を乗せない); 18 cm(車両後部:乗員や荷物を乗せない) ホイールベース 210.
運転操作 2. 着席し、キーを ON/OFF スイッチに差し込 んで右回しに ON 位置まで回す。 3. 前進後退切り替えスイッチを希望の位置 にセットする。 4. 駐車ブレーキを解除する。 5.
るときには逆の化学反応が起こって、再び充 電ができるようになります。 とはいえ、バッテリーは消耗品であり、寿命が あります(図 13)。 バッテリーが新しい時 は、100%の能力を発揮することができないの で、しばらくの間は慣らし期間が必要です。 この期間は、通常20回~50回の充放電サイクル を繰り返すことで達成されます。 図 14 1. バッテリー/アワー・メータ 2. 充電インジケータのバー 車両を使用し、バッテリーの容量が低下するに つれ、バーの数が減少してきます。 図 13 1. 2. 3. バッテリー容量 充放電サイクル 慣らし期間(20回~50回の 充放電サイクル) 4. 5.
さい。 バーが毎回2本以下になるような使い 方をするとバッテリーは急速に劣化します。 図 18 1. 2. プロップ・ロッド ロック位置(スロット) 図 16 1. 2. 荷台を下げる バッテリーのアイコン 警告ランプ:点滅 荷台の操作 荷台は相当の重さになる。 万一手などを 挟まれると大けがをする。 荷台を上げる 荷台を降ろすときには、荷台に手やその他の 部分を近づけないよう十分注意すること。 プロップ・ロッドを固定スロットから外し、 ラッチが掛かるまで荷台を下げて固定する。 荷台を上昇させたままで走行すると転倒の 危険が増大する。 また、荷台を上昇させ たままで走行すると荷台が破壊される危 険もある。 荷台のラッチの調整 荷台のラッチが確実にはまらない(走行すると 上下に振動する)場合には、ラッチのポスト を調節してください。 • 運転する時は必ず荷台を下げておくこ と。 • ダンプ操作をした後は必ず荷台を下げる 習慣をつけること。 1. ラッチ・ポストの端についているナット (図 19)をゆるめる。 1.
2. ラッチ・ポストを右回りに回転させてラッ チにちょうどはまるようにし、その位置で ナットを締める(図 19)。 3. 同様の方法で機体の反対側でも作業を行う。 積荷の種類と重量との関係については以下の表 を参照してください。 資材名 テールゲートのラッチの操作 1.
ブレーキ性能を確保するため、牽引するときに は必ず荷台に積載してください。 但し車両総 重量やトング総重量を超えないでください。 牽引時の速度が速すぎると、ハンドル操 作ができなくなって人身事故となる危険 がある。 トレーラを牽引した状態で斜面に駐車しない でください。 どうしても斜面に駐車する必 要がある場合にはトレーラに車止めをかけて ください。 牽 引 速 度 は 時 速 8 km/h 以 下 を 厳 守 す る こと。 牽引作業は二人で行います。 移動距離が長くな る場合は、トラックやトレーラに積んで移送し てください。「車両を搬送する場合」を参照。 1. キーを OFF 位置にして抜き取る。 2. 前フレームのトングにロープなどの牽引索 を取り付ける(図 22)。 3. シフトをニュートラルにセットし、駐車ブ レーキを解除する。 図 22 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 • タイヤ空気圧を点検する。 • バッテリーを充電する。 • ブレーキ・オイルの量を点検する。 使用するごとまたは毎日 25運転時間ごと • バッテリーを清掃する。 • バッテリー液の量を点検する。 100運転時間ごと • • • • • • 200運転時間ごと • 駐車ブレーキの動作 800運転時間ごと • トランスアクスル・オイルを交換する。 ベアリングとブッシュのグリスアップを行う. タイヤの状態と磨耗程度を点検する。 ホイール・ナットを61~88 N.
整備作業の中には荷台を外して行わなければならないものがある。 上昇させた荷台が万一落下すると、人身事故となる。 • 荷台の下で作業する時は、必ず支持棒で荷台を支えておく。 • 荷台の下で作業するときは荷台を空にし、必ず安全サポートで固定する。 整備前に行う作業 特殊な使用条件化で使用する場 合の保守整備について 以下のような条件で使用する場合には、保守 間隔を通常の半分に短縮し、より頻繁な整備を 行ってください: 図 23 1. 車体前部のジャッキアップ・ポイント • 砂漠、荒れ地での作業 • 酷寒地(気温10℃以下)での作業 • トレーラ作業 • 泥、砂、水などの悪条件下で長時間使用し た場合は、直後にブレーキの洗浄と点検を 行う。 これにより無用な摩耗を防止する ことができる。 図 24 1. 車体後部のジャッキアップ・ポイント ジャッキアップ 整備や診断の目的でモータを始動する場合に は、後輪を 25 mm 程度浮かせてください; この 場合、後アクスル部で車両を支えてください。 フードへのアクセス 1.
潤滑 電気系統の整備 100運転時間ごと、または1年に1回のうち早く 到達した方の時期に、全部のベアリングとブッ シュのグリスアップを行います。 悪条件下で 作業を行っている場合には整備間隔を短くし てください。 バッテリーの保守 バッテリーの端子に金属製品や車両の金属 部分が触れるとショートを起こして火花が 発生する。 それによって水素ガスが爆発を 起こし人身事故に至る恐れがある。 グリスの種類: No.2リチウム系汎用グリス グリスアップ • バッテリーの取り外しや取り付けを行う ときには、端子と金属部を接触させない ように注意する。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 1. 異物を入れてしまわないよう、グリス・ フィッティングをきれいに拭く。 • 金属製の工具をバッテリー端子に触れさ せないよう十分に注意してください。 2. グリス・ガンでグリスを注入する。 3.
車両の納品時にチャージャもお届けします。 チャージャは乾燥した場所に保管してくださ い。 車両を使用していない時には常時充電し ておくのが、バッテリーの寿命を最も長くする コツです。 バッテリーの放電状態にもよりま すが、フル充電まで最大16時間かかります。 電解液には触れると火傷を起こす劇薬であ る硫酸が含まれている。 • 電解液を飲まないこと。また、電解液を 皮膚や目や衣服に付けないよう十分注意 すること。 安全ゴーグルとゴム手袋で 目と手を保護すること。 MH電 電池 な ど と は 異 な り 充 重 要 鉛 硫 酸 蓄 電 池 は MH 電「グセ」がつくことはありません。 完全放 電させるとバッテリーが破損する危険がありま す。使用していない時には、いつでも充電す • バッテリー液の補充などは、必ず緊急洗 浄用の真水が十分にある場所で行う。 18ペ ペー ジ る よ う に し て く だ さ い 。 運 転 操 作 , 18 の「バッテリーの特性と適切な使い方」を参 照してください。 • 絶対に蒸留水の代わりに硫酸を使わな いこと。 1.
古くなったバッテリーの交換 11.マイナスのメイン・ケーブル(黒)でバッ テリーを車両に接続する(図 29)。 走行距離が極端に短くなった、あるいは充電か ら次の充電までの時間が極端に短くなった場合 には、バッテリーの寿命が尽きたものと考えら れます。 代理店に依頼してバッテリーの検査 を受け、交換すべきかどうかを判断してくださ い。 バッテリーの交換は代理店が行ってくれ ます。 ご自分で作業をされる場合には以下の 手順で行ってください。 1. 荷台を上げ、キーを OFF にして抜き取る。 2. バッテリーと車体を接続している長いマイ ナス・ケーブル(黒)をバッテリー端子から 外す(図 29)。 12.バッテリー・ケーブル全部を 14~20 N.m にトルク締めする。 13.各バッテリーの端子にToro バッテリー端子 保護剤を塗布する。 14.
フードの両側についているゴム製ストラップ をゆるめてフードを持ち上げ、ヘッドライトに アクセスできるようにする。 5. ランプ・ハウジングに新しい電球を取り付け る。新しい電球の表面を汚さないように、 電球をつかむ際にはペーパータオルなどを 使うこと。 電球の交換 6. リテーナ・リングを取り付けて、電球を固定 する。リングを右に 1/4 回転させてリン グを固定する。 7. リングと電球にゴム製ブーツを取り付ける。 ハロゲン電球は使用中に高温となる。 高 温の電球に触れると手などに火傷を負う危 険がある。 8. 電気コード・ハーネスを接続する。 ヘッドライトの交換 電球を交換する際には、必ず電球が十分に 冷えてから作業に掛かること。電球の取り 扱いには十分注意すること。 交換などの目的でヘッドライト・アセンブリ を取り外す際に、アセンブリから電球を取り外 す予定がある場合には、電気コード・ハーネ スを外してください。 1.
走行系統の整備 G009235 1 タイヤの点検 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 2 100運転時間ごと 少なくとも 100 運転時間ごとにタイヤの状態 を点検してください。運転中に縁石にぶつける などした場合、リムが破損したり、トーインが 狂ったりする可能性がありますから、このよう な事故の後では必ず点検してください。 3 図 32 1. タイヤのセンターライン; 後 側 2. タイヤのセンターライン; 前 側 タイヤの取り付け状態を点検します。ラグ・ ナットを61-88 Nm にトルク締めしてください。 3. アクスルのセンターライン 2.
ブレーキの整備 オイルのがボルト穴の下まであれば適正で ある。 ブレーキの点検 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと ブレーキは極めて重要な安全装置です。他の 安全装置と同様、定期的に入念に点検してくだ さい。100 運転時間ごとに以下の点検を行っ てください。 • ブレーキ・シューが磨耗や破損していないか 点検する。ライニング(パッド)の厚みが 1.6 mm以下となっている場合には、シュー を交換する。 図 34 1. トランスアクスル 2. 点検用ボルト 3. オイルが不足している場合には点検穴の下ま で SAE 10W30 自動車用オイルを補給する。 • ブレーキ・プレートなどに磨耗や変形が発 生していないか点検する。変形を発見した 場合は、該当部品を交換する。 4. 点検ボルトを元通りに取り付け、20~27 N.
洗浄 洗車について 必要に応じて洗車してください。 柔らかい布 などを使い、水または水と洗剤で洗浄します。 たわし等を使用すると車体表面のツヤがなく なる場合があります。 重要 圧力洗浄機を使っての清掃は避けてくだ さい。電装部や潤滑部に水が浸入すると、問題 が起こりやすくなります。 また、また、コン トロールパネル、モータ、バッテリー付近に大 量の水をかけないようにしてください。 図 35 1. ブレーキ・オイル・タンク 2. 最低ライン 駐車ブレーキの調整 200運転時間ごとに駐車ブレーキの調整を確認 してください。 1. 駐車ブレーキのゴム・カバーを外す。 2. ブレーキ・レバーに調整ノブを固定してい る固定ネジをゆるめる(図 36)。 図 36 1. 2. 駐車ブレーキ・レバー ノブ 3. 固定ネジ 3. ブレーキを掛けるのに必要な力が133-156 N となるようにノブを回して調整する。 4.
保管 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 モータのスイッチを切り、キーを抜き取る。 2. モータ・ハウジングの外側をふくめた車両の 外側全体を洗浄する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができ ます。ただし高圧洗浄器は使用しないでく ださい。高圧の水で洗浄すると電気系統や グリス部へ水が浸入する恐れがあります。 また、コントロール・パネルやヘッドライ ド、モータ、バッテリー部に大量の水をか けないようにしてください。 3. ブレーキの点検を行う;「保守」の章の「ブ レーキの保守」の項を参照。 4. グリスアップを行う; 「保守」の章の「潤 滑」の項を参照。 5. タイヤ空気圧を点検する;「タイヤ空気圧 を点検する」を参照。 6. 本機を格納保管する場合には、バッテリー を完全充電する; 「電気系統の保守」の章 の「バッテリーの保守」の項を参照。格納 保管中は常時チャージャに接続し充電して おいてください。長期にわたって保管する 場合もこのようにしておくとバッテリーを 凍結から保護することができます。常時充 電しないで保管する場合は、少なくとも3ヶ 月に一度は充電してください。 7.
故障探究 車両状態表示ランプの点滅パターン 問題 考えられる原因 対策 常時ON 1. 正常に動作中 1. なし 1回点滅 1. コンピュータのプログラミングに範囲エ ラーがある。 1. ON/OFF キーを OFF にして数秒間待っ てから、もう一度 ON にする。これで直ら ない場合は代理店に連絡する。 2回点滅 1. ON/OFF キーを回しながらアクセルペ ダルを踏んだ。 1. ON/OFF キーを OFF にし、アクセルペダ ルから足を離してから、もう一度 ON に する。 3回点滅 1. パワー・ブロックにショート発生(MOSFET S/C) 1. ON/OFF キーを OFF にして数秒間待っ てから、もう一度 ON にする。全部のバッ テリーと高電流コントローラとの接続を 点検する。異常が見当たらない場合は、 代理店に連絡する。 2. バッテリーやケーブルの接続がゆるい。 2. ON/OFF キーを OFF にして数秒間待っ てから、もう一度 ON にする。これで直ら ない場合は代理店に連絡する。 4回点滅 1. ライン・コンタクタが応答しない。 1.
図面 電 気 回 路 図 (Rev.
メモ: 35
一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社 の合意に基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上 または製造上の欠陥に対して、2年間または1500運転時間*のうち いずれか早く到達した時点までの品質保証を共同で実施いたしま す。この保証はエアレータを除くすべての製品に適用されます( エアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧下さ い)。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製 品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部 品代、運賃が含まれます。この保証は、「製品」 の当初の購入者 に納品された日から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社 代理店(ディストリビュータ又はディーラー) に対して、お客 様から連絡をして頂くことが必要です。連絡先がわからなかった り、保証内容や条件について疑問がある場合には、本社に直接お 問い合わせください: Toro Commer