Form No. 3371-250 Rev B Workman® MDE 汎 用 作 業 車 07299— —シ リ ア ル 番 号 312000001 以 上 モ デ ル 番 号 07299 07299TC— —シ リ ア ル 番 号 312000001 以 上 モ デ ル 番 号 07299TC G015454 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
この機械は専門業務に従事するプロのオペレー タが運転操作することを前提として製造された 作業用車両です。各種の作業に必要な人や資材 を運ぶための車両として作られています。この 車両が安全に運ぶことのできる人間は、運転者 およびその隣の所定の座席に座る運転助手で す。荷台は人を運ぶのに適しておりません。 故を含む重大な人身事故を防止するための注意 ですから必ずお守りください。 図2 1. この製品は、関連するEU規制に適合していま す; 詳細については、DOC シート(規格適合証 明書)をご覧ください。 危険警告記号 重 この他に2つの言葉で注意を促しています。重 要 「重要」は製品の構造などについての注意点 注はその他の注意点を表しています。 を、注 はじめに この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法 を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた 適切な方法でご使用ください。この製品を適切 かつ安全に使用するのはお客様の責任です。 弊社Toro のウェブサイトwww.Toro.
目次 ヘッドライトの交換 ..................30 走行系統の整備 .......................31 タイヤの点検 .......................31 前輪のトーインとキャンバの調 整 ...............................31 トランスアクスル・オイルの量の点 検 ...............................33 ブレーキの整備 .......................34 ブレーキの点検......................34 ブレーキオイル量の点検 ..............34 駐車ブレーキの調整 ..................34 洗浄 .................................35 洗車について .......................35 保管 ...................................35 故障探究 ...............................36 図面 .........................
安全について されている人以外には運転させないでくださ い。肉体的、 精神的に十分な能力のない方に は運転させないでください。 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりする と、人身事故につながります。事故を防止する ため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識 のついている遵守事項は必ずお守りください。 警告 、危 危険 など、人身の安全に これは 注 意 、警 関わる注意事項を示しています。これらの注意 を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生 することがあります。 • 本機は、運転手以外に、所定の助手席に1名 の乗員を乗せることができます。これ以外の 場所には絶対に人を乗せないでください。 • アルコールや薬物を摂取した状態では絶対 に運転しないでください。医師の処方薬や市 販の風邪薬でも眠気を催すことがあります。 • 疲れているときには運転しないでください。 運転中も定期的に休憩を取ってください。常 に十分な注意力と集中力を発揮できること が非常に重要です。 ワークマンの運転、管理、保守に関わる方々 は、以下のような安全関連規格・規則について の知識をお持ちになると有利です(下記住所に 英語資料
ください。また、手足を車外に出さないよ うししてください。 • 助手席に人を乗せている時はハンドル操作 はゆっくりと行ってください。助手席の人 はブレーキや急ハンドルに無警戒であるこ とが多いのでオペレータからの十分な配慮 が必要です。 • 頭上の危険物に注意し、低く垂れ下がった 木の枝、門、歩道橋などの下を通り抜けると きは安全を必ず確認してください。 ご自身 の頭部、および車体各部をぶつけないよう 注意してください。 • 安全への注意がおろそかになると、転倒な ど思わぬ事故となり、けがや死亡など重大な 結果を招きます。運転は常に慎重に。転倒 や暴走事故を防止するために以下の点にご 注意ください: – バンカーや川、減速ランプ、不案内な場 所、地形や地表状態が一定しない場所な どでは必ず減速し、安全距離を取り、十 分な注意をはらう。 – 隠れた穴などの見えない障害に警戒を 怠らない。 – ぬれた場所、悪天候時、満載状態など での運転には十二分の注意を払う。満載 状態では停止距離が長くなることを忘れ ずに。 – 急停止や急発進をしないこと。後退から 前進、あるいは前進から後退への切り替 えは、完全に停止する。
斜面での運転 で斜面を下っているときに急ブレーキを掛け ると後ろに転倒する危険が高くなります。 • 法面で使用することが多い場合には、オプ ションの ROPS(横転保護バー)の取り付 けをお奨めします。 警告 斜面では転倒しやすくなる上、バッテリーが急 激に消耗して斜面を登りきれないときにはモー タが停止してしまう場合もあります。 あわて ると人身事故を起こす危険があります。 ラフな場所での運転 ラフ、凹凸のある場所、縁石の近く、穴の近く など路面が一定でない場所では必ず減速してく ださい。 車体が揺れると重心が移動し、運転 が不安定になります。 • 急斜面に乗り入れないこと。 • 下り坂で、特に荷を積んでいる場合には、 急加速や急ブレーキをしないでください。 • 坂を登りきれないで停止したり、しそうに なったりした時は、まず落ち着いてゆっくり とブレーキを踏み、必ずバックで、 ゆっく りと下がってください。 不整地で使用することが多い場合には、オプ ションの ROPS(横転保護バー)の取り付けを お奨めします。 警告 • 斜面では速度を十分に落とし、慎重に運転 すること。 路面の急変化が起こ
ハンドリングが不安定になってラフや斜面で 危険になりますから注意してください。 • 荷台からはみ出る積み方や重心が偏ってい る荷物を載せる場合には特に注意が必要で す。 なるべくバランス良く積み、ずれない ように配慮してください。 • 積荷は必ず固定してください。 固定できな い荷物や液剤タンクを積んでいる場合はそ れらが動いて重心が変化します。 特に旋 回中、斜面走行中や速度を急に変化させた 時、凹凸のある場所を走行している時には、 この現象が起こりやすくなります。 重心 の急変は転倒につながりますから十分注意 してください。 • バッテリー・ケーブルを一本でも取り外す と、車両の電気系統は作動しなくなります。 • バッテリー液には硫酸が含まれています。 硫酸からは水素ガスが発生し、条件次第では 爆発を起こします。 – 車両の整備、保管、充電は必ず換気の行 き届いた場所で行う。 – バッテリーに火花や裸火を近づけない。 – バッテリーの近くで喫煙しない。 – バッテリー液の点検には、絶対に火を使 用しない。 • バッテリー液の取り扱いに注意してくださ い。 硫酸は皮膚の火傷を起こすほか、衣 類を焼き、 蒸
リーを取り扱う際にはネックレスなどのアク セサリ類や腕時計を外しておきましょう。 部品やアクセサリを使用すると危険な場合 があります。 機体の改造を行うと、機械の 挙動や性能、耐久性などが変化し、そのた めに事故が起きる可能性があります。 この ような使い方をすると製品保証が適用され なくなります。 • バッテリーの充電状態を確かめようとして、 端子をショートさせないでください。 火花 が飛んで爆発を起こす危険があります。 • バッテリーは必ずリテーナ(固定具)でしっ かりと固定してください。 音圧 • バッテリーの充電は保守 (ページ 25)の 「バッテリーを充電する」をよく読んでそ の指示に従って行ってください。.
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなく なったものは必ず新しいものに貼り替えてください。 112-3310 1. 警告 ― オペレーターズマニュアル を読むこと。 10. ライト点灯=OK 2. 衝突の危険 ― 公道上を走行しないこと。 11. ランプ点滅 オペレーターズマニュアル を読むこと。 3. 落下危険:荷台に人を乗せないこと。 12. 荷台ダンプ操作 4. 落下の危険 ― 子供に運転させないこと。 13. 後部リフト 5. モータの始動手順;着席し、駐車ブレーキを解除し、キーをON 位置に回しアクセル・ペダルを踏み込む。 14. 前進 6. モータの停止手順;アクセル・ペダルから足をはなし、駐車ブ レーキを掛け、キーを OFF 位置に回して抜き取る。 15. 後退 7. 警笛 16. パワー ― Off 8. 9. ヘッドライト バッテリー/アワー・メータ 17. パワー ― On 104-7215 1. 警告 - オペレーターズマニュアル を読むこと 2.
4-7207 1. 毒物危険 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 爆発危険:火気厳禁・禁煙厳守のこと 3. 劇薬危険:皮膚に付いたら真水で洗ってから救急手当て 107-0257 1. バッテリー接続図 115-2412 1. 警告 ― オペレーターズマニュアル を読むこと: ここに物を 保管しないこと。. 107-0356 1. 警告:ファンに触れないこと。高温部に触れないこと。オペレー ターズマニュアル を読むこと 107-0295 1. 2. 99-7954 警告:バッテリーの取り扱いについて オペレーターズマニュア ル を読むこと。バッテリーは鉛を含有する。普通ゴミとして処 理禁止。運転前に必ずコードを抜くこと 1. 爆発危険:火気厳禁・禁煙厳守;火花を出さないこと 警告— オペレーターズマニュアル 2. 落下危険:荷台に人を乗せないこと 3. 爆発危険:燃料容器に静電気が蓄積する。燃料を補給する時 は燃料容器を荷台におかず地面に置くこと 99-7350 1.
5-7621 1. ヒューズに関する詳しい情報は オペレーターズマニュアル を 参照のこと。 2. 10A ヒューズ、補助電源用 3. 10A ヒューズ;ホーンおよびヘッドライト用 バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 6. バッテリーに人を近づけな いこと。 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 保護メガネ等着用のこと: 爆発性ガスにつき失明等 の危険あり 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当て を受けること 5. オペレーターズマニュアル 10.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 1 ハンドル 1 ハンドルを取り付ける(モデル 07299TC のみ) 2 バッテリー押さえ バッテリー押さえ棒 バッテリー・ケーブル バッテリー・トレイのパッド バッテリー・パッド フランジ・ナット バッテリー端子用保護スプレー 2 2 7 4 1 2 1 バッテリーを取り付けます(モデル 07299TC のみ) 。 必要なパーツはありません。 – タイヤ空気圧を点検する。 必要なパーツはありません。 – バッテリー・チャージャの電圧を設定しま す(モデル 07299TC のみ) 。 オペレーターズマニュアル パーツカタログ 安全講習資料 登録カード PDI(納品前検査票) 品質検査証明書 キー 1 1 1 1 1 1 2 実際に運転を始める前にオペレーターズ マニュアル を読みトレーニング資料をご 覧になってください。 3 4 5 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 向く(スポークがT字になる)ようにハンド ルの位置を調整する。 1 4.
図3 1. 2. 3. 4. ハンドルシャフト ウレタンシール ハンドル ハンドルについているタブ (耳)用のスロット 5. 6. ワッシャ ナット 7. 8. カバー カバーについているタブ 図4 5. センター・カバーを嵌める。 2 1. バッテリー・トレイのパッド 2. 後フレーム・アセンブリ 3. 図 5に示すように、バッテリー・パッドの裏 面についている接着シートをはがし、パッド を後フレーム前部の内側に貼り付ける。 バッテリーを取り付ける 注 パッドは、フレーム前部についている上 の穴(2つ並んでいる)の下から約6 mm 下 に取り付けてください(図 5)。 この作業に必要なパーツ 2 バッテリー押さえ 2 バッテリー押さえ棒 7 バッテリー・ケーブル 4 バッテリー・トレイのパッド 1 バッテリー・パッド 2 フランジ・ナット 1 バッテリー端子用保護スプレー 手順 Toro推奨品:Trojan T105, T145 または US バッ テリー US2200, US145 図5 1. 2.
9. マイナスのメイン・ケーブル(黒)でバッ テリーを車両に接続する(図 6)。 警告 バッテリー・ケーブルの接続ルートが不適 切であるとケーブルがショートを起こして 火花が発生する。 それによって水素ガスが 爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。 警告 バッテリー・ケーブルの接続がゆるかった り間違っていたりすると、ケーブルが傷つ いてショートを起して火花が発生する。 そ れによって水素ガスが爆発を起こし人身事 故に至る恐れがある。 バッテリーを接続する時は、必ず極性(プ ラスとマイナス)を確認する。 注意 バッテリーを接続する時は、必ず極性(プ ラスとマイナス)を確認する。 バッテリーによる感電事故に注意 • 工具は柄の部分にプラスチック製のカ バーがついたものを使うか、柄に絶縁 テープを巻くかする。 • プラス端子とマイナス端子に同時に触れ ないように十分注意する。 10.バッテリー・ケーブル全部を 14~20 Nmにト ルク締めする。 11.各バッテリーの端子にToro バッテリー端子 保護剤を塗布する。 12.
4 5 バッテリー・チャージャの電圧を設 マ ニ ュ ア ル を 読 み 安 全 ビ デ オ を 定 す る ( 07299TC の み ) 見る 必要なパーツはありません。 この作業に必要なパーツ 手順 重要 チャージャを正しい電圧設定で使わない とバッテリーを破損したり機能を損なったり します。 電源電圧と、チャージャ側の受電電圧設定が一 致しているのを必ず確認してください。 1. チャージャの裏面にある電圧セレクタを探 し出してください(図 7)。 1 オペレーターズマニュアル 1 パーツカタログ 1 安全講習資料 1 登録カード 1 PDI(納品前検査票) 1 品質検査証明書 2 キー 手順 2. 選択スイッチを上下に動かして、電源の電 圧に合わせる(図 7)。 • オペレーターズマニュアル を読むこと • 安全講習資料を見る。 • 登録カードに記入する。 • 納品前検査証明書 の必要個所にご記入くだ さい。 220 200 100 120 G005241 図7 1. 2. 電圧セレクタ 電圧設定窓 3. スイッチ 4.
製品の概要 2 3 1 4 5 G015455 6 図8 1. フード・ストラップ 3. 荷台 5. 充電用コンセント 2. 駐車ブレーキ 4. 荷台のラッチ解放レバー 6. 牽引用トング 各部の名称と操作 行を開始します。ペダルをさらに踏み込むと走 行速度が上がります。 踏み込みをゆるめると 走行速度が下がり、ペダルから足を離すと走 行を停止します。 注 キーを ON にする前にペダルを踏み込んで 保持すると、安全インタロックが作動して、マ シンを始動できなくなります。ペダルから足を はなせば、インタロックが解除されて通常の 運転に復帰できます。 ブレーキペダル 速度を下げたり停止するのに使用します (図 9)。 図9 注意 1. ブレーキペダル 5. 助手席用手すり 2. 駐車ブレーキセンター・コン ソール 6. オペレーターズマニュアル 3. ハンドル 7. 4.
状態表示ランプ ください。レバーを後ろに引き上げると駐車ブ レーキがかかります。 レバーを前に倒すと解除 となります。 急な斜面に停車する場合には、 駐車ブレーキを掛けた上で、 この車両には、電気系統を監視・制御するコ ンピュータが搭載されています。 このコン ピュータが、車両の現在の状態をランプで表示 します。 ON/OFF スイッチを ON にした時に は、必ずこのランプの表示を確認してください (図 14)。ランプが点灯していれば正常です。 On/Off ス イ ッ チ 電気系統のメインスイッチで ON 位置と OFF 位 置とがあります(図 10)。右に回すとON と なって走行やアクセサリの使用ができるように なります。 停車したらキーを左に回して OFF にします。 車両から離れるときは、キー抜き 取ってください。 何か問題がある場合には、ランプが点滅しま す。 この点滅回数によって故障診断を行うこ とができます。 ランプが点滅している場合に は、 常時ON正常に動作中なし (ページ ) を参 照して故障内容を確認してください。 ライト・スイッチ ヘッドライト・スイッチ(図 10)でヘッ
2 1 G009193 図 12 1. 助手席用腰部ガード 2.
仕様 注 仕様や設計は予告なく変更されることがあります。 ベース重量 726 kg バッテリーを含まないベース重量 765 kg 定格容量(平坦路面の場合) 総重量 544.5 kg(オペレータおよび助手席乗員の体重をそれぞれ 90.7 kg とし、積載物、トレーラ・トン グ重量、トレーラの総重量、アクセサリの重量を含む) 最大車両重量(平坦地で) 1270 kg(上記重量を全て含む) 最大積載量(平坦路面の場合) 363 kg* (トレーラ・トング重量とトレーラの総重量を含む) 牽引能力 標準ヒッチ トングの最大重量は 23 kg;トレーラの最大重量は 181 kg ヘビーデューティー・ヒッチ トングの最大重量は 45 kg;トレーラの最大重量は 363 kg 全幅: 150 cm 全長 304.2 cm 地上高 25.4 cm(車両前部:乗員や荷物を乗せない); 18 cm(車両後部:乗員や荷物を乗せない) ホイールベース 210.8 cm トレッド(センターライン間) 124.5 cm(前)、118 cm(後) 荷台長さ 116.
運転操作 2. 着席し、キーを ON/OFF スイッチに差し込 んで右回しに ON 位置まで回す。 3. 前進後退切り替えスイッチを希望の位置 にセットする。 4. 駐車ブレーキを解除する。 5.
るときには逆の化学反応が起こって、再び充 電ができるようになります。 とはいえ、バッテリーは消耗品であり、寿命が あります(図 13)。 バッテリーが新しい時 は、100%の能力を発揮することができないの で、しばらくの間は慣らし期間が必要です。 この期間は、通常20回~50回の充放電サイクル を繰り返すことで達成されます。 図 14 1. バッテリー/アワー・メータ 2. 充電インジケータのバー 車両を使用し、バッテリーの容量が低下するに つれ、バーの数が減少してきます。 図 13 1. 2. バッテリー容量 充放電サイクル 3. 慣らし期間(20回~50回の 充放電サイクル) 4. バッテリーの本寿命 5.
さい。 バーが毎回2本以下になるような使い 方をするとバッテリーは急速に劣化します。 2 3 1 g014860 図 16 1. バッテリーのアイコン 2. 警告ランプ:点滅 図 17 1. レバー 2. プロップロッド 3. ロック位置(スロット) 荷台の操作 2.
• 初期整備については「保守」の章を参照 する。 • 前サスペンションの位置を定期的 に点検し、必要に応じて調整を行 う。走行系統の整備 (ページ 31)を参照。 荷台への搭載について 荷台の容量は 0.37 m3 です。 荷物の種類に よっては荷台に一杯に積むと積載オーバーに なりますから注意が必要です。 例えば荷台一 杯にぬれた砂を積むと、その重量は 680 kg 程度になります。 図 18 1. ラッチ 2. ナット 3. ラッチポスト 積荷の種類と重量との関係については以下の表 を参照してください。 2.
車両を牽引する場合 ラの総重量(グロス)が 90 kg の場合、積荷 の最大可能重量は 272 kg となります。 緊急時には、短距離に限り、本機を牽引して移 動することができます。 ただし、通常の移動 にはこの方法を使わないでください。 ブレーキ性能を確保するため、牽引するときに は必ず荷台に積載してください。 但し車両総 重量やトング総重量を超えないでください。 警告 トレーラを牽引した状態で斜面に駐車しない でください。 どうしても斜面に駐車する必 要がある場合にはトレーラに車止めをかけて ください。 牽引時の速度が速すぎると、ハンドル操作が できなくなって人身事故となる危険がある。 牽 引 速 度 は 時 速 8 km/h 以 下 を 厳 守 す る こ と 。 牽引作業は二人で行います。 移動距離が長くな る場合は、トラックやトレーラに積んで移送し てください。「車両を搬送する場合」を参照。 1. キーを OFF 位置にして抜き取る。 重 要 キ ー を ON に し た ま ま で 牽 引 す る と 、 電気系統が損傷する恐れがあります。 2.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用するごとまたは毎日 • タイヤ空気圧を点検する。 • バッテリーを充電する。 • ブレーキオイルの量を点検する。 25運転時間ごと • バッテリーを清掃する。 • バッテリー液の量を点検する。 100運転時間ごと • • • • • • 200運転時間ごと • 駐車ブレーキの動作 800運転時間ごと • トランスアクスル・オイルを交換する。 ベアリングとブッシュのグリスアップを行う.
警告 整備作業の中には荷台を外して行わなければならないものがある。 上昇させた荷台が万一落下すると、人身事故となる。 • 荷台の下で作業する時は、必ず支持棒で荷台を支えておく。 • 荷台の下で作業するときは荷台を空にし、必ず安全サポートで固定する。 整備前に行う作業 特殊な使用条件化で使用する場 合の保守整備について 以下のような条件で使用する場合には、保守間 隔を通常の半分に短縮し、より頻繁な整備を 行ってください: 図 22 1. • 砂漠、荒れ地での作業 車体前部のジャッキアップ・ポイント • 酷寒地(気温10℃以下)での作業 • トレーラ作業 • 泥、砂、水などの悪条件下で長時間使用し た場合は、直後にブレーキの洗浄と点検を 行う。 これにより無用な摩耗を防止する ことができる。 図 23 ジャッキアップ 1. 整備や診断の目的でモータを始動する場合に は、後輪を 25 mm 程度浮かせてください; この 場合、後アクスル部で車両を支えてください。 車体後部のジャッキアップ・ポイント フードへのアクセス 1.
潤滑 2. フードを上げる。 3. 作業が終わったらフードを閉めてゴム製ス トラップで固定する。 100運転時間ごと、または1年に1回のうち早く 到達した方の時期に、全部のベアリングとブッ シュのグリスアップを行います。 悪条件下で 作業を行っている場合には整備間隔を短くし てください。 グリスの種類: No.2リチウム系汎用グリス グリスアップ 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッ ティングをきれいに拭く。 2. グリスガンでグリスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 タイロッドの端部4か所(図 25)とキングピ ン2か所(図 26)にグリスフィッティングが あります。 図 25 図は左側を示す 1. グリスニップル 2.
電気系統の整備 車両の納品時にチャージャもお届けします。 チャージャは乾燥した場所に保管してくださ い。 車両を使用していない時には常時充電し ておくのが、バッテリーの寿命を最も長くする コツです。 バッテリーの放電状態にもよりま すが、フル充電まで最大16時間かかります。 バッテリーの保守 警告 MH電 電池 な ど と は 異 な り 充 電 重要 鉛硫酸蓄電池はMH 「グセ」がつくことはありません。 完全放電 バッテリーの端子に金属製品や車両の金属部 分が触れるとショートを起こして火花が発生 する。 それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 させるとバッテリーが破損する危険がありま す。使用していない時には、いつでも充電する 20)) の ようにしてください。運転操作 (ページ 20 「バッテリーの特性と適切な使い方」を参照し てください。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行うと きには、端子と金属部を接触させないよう に注意する。 警告 • 金属製の工具をバッテリー端子に触れさせ ないよう十分に注意してください。 充電中は爆発性のガスが発生する。 • バッ
には、バッテリーの寿命が尽きたものと考えら れます。 代理店に依頼してバッテリーの検査 を受け、交換すべきかどうかを判断してくださ い。 バッテリーの交換は代理店が行ってくれ ます。 ご自分で作業をされる場合には以下の 手順で行ってください。 1. 荷台を上げ、キーを OFF にして抜き取る。 2. バッテリーと車体を接続している長いマイ ナス・ケーブル(黒)をバッテリー端子から 外す(図 28)。 危険 電解液には触れると火傷を起こす劇薬である 硫酸が含まれている。 • 電解液を飲まないこと。また、電解液を皮 膚や目や衣服に付けないよう十分注意する こと。安全ゴーグルとゴム手袋で目と手を 保護すること。 • バッテリー液の補充などは、必ず緊急洗浄 用の真水が十分にある場所で行う。 • 絶対に蒸留水の代わりに硫酸を使わないこ と。 1. 荷台を上げ、キーを OFF にして抜き取る。 2. 各セルのキャップを外す。 3. 電解液の量を確認する。量が電極版の上ま でない時は蒸留水を補給する。 4. 各セルのキャップを元通りに取り付ける。 5.
電球の交換 13.各バッテリーの端子にToro バッテリー端子 保護剤を塗布する。 注意 14.
走行系統の整備 7. リングと電球にゴム製ブーツを取り付ける。 8. 電気コード・ハーネスを接続する。 タイヤの点検 ヘッドライトの交換 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 交換などの目的でヘッドライト・アセンブリを 取り外す際に、アセンブリから電球を取り外す 予定がある場合には、電気コードハーネスを 外してください。 100運転時間ごと 1. ヘッドライトを固定しているスピードク リップとワッシャを外す。外した部品をな くさないこと。 少なくとも 100 運転時間ごとにタイヤの状態 を点検してください。運転中に縁石にぶつける などした場合、リムが破損したり、トーインが 狂ったりする可能性がありますから、このよう な事故の後では必ず点検してください。 2. ヘッドライト・アセンブリ全体を前に押出 して、前バンパーから外す(図 30)。 タイヤの取り付け状態を点検します。ラグ・ナッ トを61-88 Nm にトルク締めしてください。 3.
1 3 1 2 2 G014994 図 32 1. ショックアブソーバのスプリ ング 2. カラー g014968 図 31 左前輪を前から見た図:角度は実際よりも強調されて描か れている。 1. ここを測る 2. ここを測る: 1 の測定よりも 2.3 mm 大きければよい 3. スプリングの長さ B. 水平な床の上で、車両を 2~3 m まっす ぐにバックさせた後、まっすぐ前に押し て元の位置に戻す。 C. この手順を、ステップ 1 から、左右両輪 でキャンバが正しくなるまで繰り返す。 2. タイヤから直角定規までの距離を、タイ ヤの上下でリムの同じ部分から測定する (図 31)。タイヤの下部における測定値が 上部における測定値よりも 2.3 mm 大きけれ ば適正である。左右の前輪の測定をすべて終 えてから調整を行う。 3. 前輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線 間距離を測る;計測はアクスルの高さで行 う(図 33)。 G009235 1 調整の必要なタイヤそれぞれについて、以 下の手順を全部行う: A.
3. オイルが不足している場合には点検穴の下ま で SAE 10W30 自動車用オイルを補給する。 4. 点検ボルトを元通りに取り付け、20~27 Nm にトルク締めする。 図 34 1. ジャムナット 2. タイロッド 5. 両方のタイロッドを回して前タイヤを内向 きまたは外向きに調整する。 6. 正しく調整できたら、タイロッドのジャム ナットを締める。 7. ハンドルで右旋回と左旋回操作を行って、 左右一杯までハンドルが切れることを確認 する。 トランスアクスル・オイルの量の 点検 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 800運転時間ごと 100運転時間ごとに点検してください。800運 転時間ごとにトランスアクスル・オイルの交換 を行います。 1. 平坦な場所で停車し、駐車ブレーキを掛け、 キーをOFFにして抜き取る。 2. トランスアクスルについている点検ボルト を外す(図 35)。 オイルのがボルト穴の下まであれば適正で ある。 図 35 1. トランスアクスル 2.
ブレーキの整備 ブレーキの点検 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと ブレーキは極めて重要な安全装置です。他の安 全装置と同様、定期的に入念に点検してくだ さい。100 運転時間ごとに以下の点検を行っ てください。 図 36 • ブレーキ・シューが磨耗や破損していないか 点検する。ライニング(パッド)の厚みが 1.6 mm以下となっている場合には、シュー を交換する。 1. ブレーキオイル・タンク 2. 最低ライン 駐車ブレーキの調整 • ブレーキプレートなどに磨耗や変形が発生 していないか点検する。変形を発見した場 合は、該当部品を交換する。 200運転時間ごとに駐車ブレーキの調整を確認 してください。 • ブレーキオイルの量を確認する。「ブレー キオイル量の点検」を参照。 1. 駐車ブレーキのゴム・カバーを外す。 2.
洗浄 保管 洗車について 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 モータのスイッチを切り、キーを抜き取る。 必要に応じて洗車してください。 柔らかい布 などを使い、水または水と洗剤で洗浄します。 たわし等を使用すると車体表面のツヤがなく なる場合があります。 2. モータ・ハウジングの外側をふくめた車両の 外側全体を洗浄する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができ ます。ただし高圧洗浄器は使用しないでく ださい。高圧の水で洗浄すると電気系統や グリス部へ水が浸入する恐れがあります。 また、コントロール・パネルやヘッドライ ド、モータ、バッテリー部に大量の水をか けないようにしてください。 重要 圧力洗浄機を使っての清掃は避けてくださ い。電装部や潤滑部に水が浸入すると、問題が 起こりやすくなります。 また、また、コント ロールパネル、モータ、バッテリー付近に大量 の水をかけないようにしてください。 3. ブレーキの点検を行う;「保守」の章の「ブ レーキの保守」の項を参照。 4. グリスアップを行う; 「保守」の章の「潤 滑」の項を参照。 5.
故障探究 車両状態表示ランプの点滅パターン 問題 考えられる原因 対策 常時ON 1. 正常に動作中 1. なし 1回点滅 1. コンピュータのプログラミングに範囲エ ラーがある。 1. ON/OFF キーを OFF にして数秒間待っ てから、もう一度 ON にする。これで直ら ない場合は代理店に連絡する。 2回点滅 1. ON/OFF キーを回しながらアクセルペ ダルを踏んだ。 1. ON/OFF キーを OFF にし、アクセルペダ ルから足を離してから、もう一度 ON に する。 3回点滅 1. パワー・ブロックにショート発生(MOSFET S/C) 1. ON/OFF キーを OFF にして数秒間待っ てから、もう一度 ON にする。全部のバッ テリーと高電流コントローラとの接続を 点検する。異常が見当たらない場合は、 代理店に連絡する。 2. バッテリーやケーブルの接続がゆるい。 2. ON/OFF キーを OFF にして数秒間待っ てから、もう一度 ON にする。これで直ら ない場合は代理店に連絡する。 4回点滅 1. ライン・コンタクタが応答しない。 1.
図面 電 気 回 路 図 (Rev.
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Toroの の一 般 業 務 用 製 品 の 保 証 に つ い て Toro 電動ワークマ ン 限定保証 保証条件および保証製品 • Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基づ き、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の欠陥に対し て、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品質保 証を共同で実施いたします。この品質保証の対象となった場合には、弊社は 無料で「製品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品 代、運賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 通常の使用に伴って磨耗消耗する部品類。但しその部品に欠陥があっ た場合には保証の対象となります。通常の使用に伴って磨耗消耗する 部品類とは、バッテリー、カーボン・ブラシ、ブレーキ関連機器、タイヤ、 フィルタ、ベルトなどを言います。 • 外的な要因によって生じた損害。 外的な要因とは、天候、格納条件、 汚染、弊社が認めていない冷却液や潤滑剤、添加剤、化学薬品の 使用な