Form No. 3382-421 Rev A Workman® MDX-D 汎 用 作 業 車 07359— —シ リ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 07359 07359TC— —シ リ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 07359TC 製品の登録は: www.Toro.com.
は、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知ら せください。図 1 にモデル番号とシリアル番号を 刻印した銘板の取り付け位置を示します。いまのう ちに番号をメモしておきましょう。 この機械は専門業務に従事するプロのオペレータが 運転操作することを前提として製造された作業用車 両です。各種の作業に必要な人や資材を運ぶため の車両として作られています。この車両が安全に 運ぶことのできる人間は、運転者およびその隣の 所定の座席に座る運転助手です。荷台は人を運ぶ のに適しておりません。 この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書) をご覧ください。 警告 図1 カリフォルニア州 第 65 65号 号決議による警告 1.
目次 ヘッドライトの交換 ..................... バッテリーの整備 ....................... 走行系統の整備 ............................ ニュートラルの点検と整備 ............... タイヤの点検 .......................... 前輪のトーインとキャンバの調整 .......... 一次走行クラッチの点検 ................. 一次走行クラッチの整備 ................. トランスアクスルオイルの交換 ............ 冷却系統の整備 ............................ エンジン冷却部の清掃 ................... ラジエター液の補給 ..................... ブレーキの整備 ............................ ブレーキの点検......................... ブレーキオイル量の点検 ................. 駐車ブレーキの調整 ..................
安全について が大変重要です。不適切な使い方をしたり手入れを 怠ったりすると、人身事故につながります。 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、 人身事故につながります。事故を防止するため、以 下に示す安全上の注意や安全注意標識のついている 警 遵守事項は必ずお守りください。これは 注 意 、警 危険 など、人身の安全に関わる注意事項を示し 告 、危 ています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重 大な人身事故が発生することがあります。 本機はオフロードでの使用を前提として製造された 作業用特殊車両であり、。通常の乗用車やトラック とは異なる運転特性を有しておりますので、十分に 練習して運転感覚に慣れてください。 ワークマンに取り付け可能なアタッチメントのすべ てについて本書で解説することはできません。ア タッチメントを取り付けて使用するときには、その 装置の オペレーターズマニュアル にも十分目を通 マニ ュ ア ル は 必 ず お 読 み く だ さ い 。 してください。マ この機械はSAE J2258規格に適合しています。 ワークマンの運転、管理、保守に関わる方々は、以 下のような安全関
• 安全メガネ、安全靴、長ズボンおよびヘルメッ • • • • • • – 始動キーを START 位置に回す。 • 運転には十分な注意が必要です。安全への注意 がおろそかになると、転倒など思わぬ事故とな り、けがや死亡など重大な結果を招きます。運 転は常に慎重に。転倒や暴走事故を防止するた めに以下の点にご注意ください: – バンカーや川、減速ランプ、不案内な場所な どでは必ず減速し、安全距離を取り、十分な 注意をはらう。 – 隠れた穴などの見えない障害に警戒を怠らな いでください。 – 急な斜面を走行する場合には安全に特に注意 する。斜面では通常はまっすぐに上るか下る かする。小さな旋回をする時や斜面で旋回 を行う時には必ず減速する。斜面での旋回は 可能な限り避ける。 – ぬれた場所、スピードが出ている時、満載状 態などでの運転には十二分の注意を払う。満 載状態では停止時間が長くなることを忘れず に。斜面の上り下りに入る前にシフトダウン しておくこと。 – 荷台に積み込む時は、荷重が均等になるよう に分散させること。荷物が荷台からはみ出る 場合には特に注意が必要。また、重心が偏っ ていて荷台の中心
クセサリを使用すると危険な場合があります。 機体の改造を行うと、機械の挙動や性能、耐久 性などが変化し、そのために事故が起きる可能 性があります。このような使い方をすると Toro® の製品保証が適用されなくなります。 – 頭上の危険物に注意し、低く垂れ下がった木 の枝、門、歩道橋などの下を通り抜けるとき は安全を必ず確認してください。 – 安全に確信が持てない時は 作 業 を 中 止 して 責任者に報告し、その指示に従う。 • Toro® 社の了承なく本機を改造しないでくだ • エンジンの回転中や停止直後は、エンジン本 さい。お問い合わせはすべてこちらへ:The Toro® Company, Commercial Division, Vehicle Engineering Dept., 8111 Lyndale Ave. So., Bloomington, Minnesota 55420–1196.
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなくなったもの は必ず新しいものに貼り替えてください。 104-6581 1. 警告: オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 火災の危険: 燃料補給前にエンジンを止めること。 3. 警告:講習を受けてから運転すること。 4. 転倒の危険: 斜面を走る時や旋回する時は速度を落として慎重に運転すること。大量の荷物または重い荷物を積んでいる時、凹凸 の激しい場所では最高速度26 km/h 以下で走行すること。 5. 転落や手足の負傷の危険: 荷台に人を乗せないこと。手足を車両外に出さないこと 119-9727 1. 2. ホーン(警笛) アワーメータ 3. ヘッドライト 4. 7. 電源ソケット 8. 警告 ― オペレーターズマニュアル を読むこと。 エンジン:停止 9. 10. 5. エンジン: ON 11. 6. エンジン:始動 落下の危険 ― 子供に運転させないこと。 115-7739 120-0627 1.
99-7345 1. 警告: オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 表面が熱い・火傷の危険: 近づかないこと。 3. ベルトに巻き込まれる危険: 可動部に近づかないこと。すべ てのガード類を正しく取り付けて使用すること。 1. 冷却液の噴出に注意。 3. 警告: 高温部に触れない こと。 4. 荷台に押しつぶされる危険: 支え棒で荷台を支えること。 2. 爆発の危険 オペレーター ズマニュアル を読むこと。 4. 警告: オペレーターズマ ニュアル を読むこと。 106-6755 120-4837 1. ヒューズに関する詳しい情 報は オペレーターズマニュ アル を参照のこと。 アラーム/電源ソケット, 10 A 5. 本体ヒューズ, 15 A 6. 荷台昇降, 15 A 3. エンジン, 10A 4. ヘッドライト, 10 A 7. 8. 後部昇降, 15 A ホーン, 30A 2. 99-7952 1. 2. チョーク 後退 3. ニュートラル 4. 前進 115-2412 99-7350 1. 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 用途 1 ハンドル 1 ハンドルを取り付ける(モデル 07359TC のみ) 2 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ 安全講習資料 登録カード PDI(納品前検査票) 品質検査証明書 キー 1 1 1 1 1 1 1 2 実際に運転を始める前にオペレーターズ マニュアル を読みトレーニング資料をご 覧になってください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 9
1 2 ハンドルを取り付ける マニュアルを読み安全トレーニン グ資料を見る この作業に必要なパーツ 1 この作業に必要なパーツ ハンドル 手順 注 この作業はモデル番号 07359TC の車両のみに 必要な作業です。 1 オペレーターズマニュアル 1 エンジンマニュアル 1 パーツカタログ 1 安全講習資料 1. ハンドルのセンターカバーを止めつけている タブ(耳)を外す。カバーを取り外す。 1 登録カード 2. ハンドルシャフトからナットとワッシャを外 す。 1 PDI(納品前検査票) 1 品質検査証明書 3. ハンドルとワッシャを順に取り付ける。 車両 が真っ直ぐ前進する時にハンドルが正面を向 く(スポークがT字になる)ようにハンドル の位置を調整する。 2 キー 4. 手順 • オペレーターズマニュアル と エンジンマニュア ル をよく読んでください。 ハンドルをシャフトにはめ込み、ナットで固 定する (図 3)。ナットを 24~30 Nmにトルク 締めする。.
製品の概要 2 3 1 5 6 4 G014967 7 図4 1. フードストラップ 3. 荷台 5. 燃料キャップ 2. 駐車ブレーキ 4. 荷台のラッチ解放レバー 6. ギアシフトセレクタ 各部の名称と操作 7. 牽引用トング アクセルペダル アクセルペダル(図 5) で車両の走行速度を変える ことができます。 ペダルを踏み込むと走行速度が 上がります。踏み込みをゆるめると走行速度が下が ます。前進最高速度は 26 km/h です。 ブレーキペダル 速度を下げたり停止するのに使用します(図 5)。 注意 ブレーキが磨耗したり調整が狂ったりすると 人身事故の原因となります。 ブレーキ・ペダルを一杯に踏み込んだ時、ペダ ル と 運 転 台 の 床 と の 距 離 が 25 mm 以 下 と な る ようなら調整または修理が必要です。 図5 1. ブレーキペダル 5. 2. 駐車ブレーキセンター・コン ソール 6. 3. ハンドル 7. 4.
ギアシフトセレクタ 点灯しつづける場合には、エンジンオイルの量を点 検し、必要に応じてオイルを補給してください; エンジンオイルについて (ページ 24)を参照。 ギアシフトセレクタには3つの位置があります: 前 進、後退、ニュートラルです。どの位置でもエン ジンの始動が可能です。 注 ランプがちらつく場合があります。これは正常な 状態で、特別な処置は不要です。 重要 ギア位置を変更するときには必ず車両を停 車してください。 エンジン温度警告灯 始動スイッチ エンジンがオーバーヒートすると点灯します(図 6)。エンジンを止め、各部が冷えるのを待つ。そ して冷却液の量と、ファンベルト、水ポンプベルト を点検してください。必要に応じて冷却液を補給 し、ベルトがスリップしている場合には調整または 交換してください。問題が解決しない場合には、代 理店へご連絡ください。 始動スイッチ(図 6)はエンジンの始動と停止を行 うスイッチで、3つの位置があります: OFF, ON, STARTの 3 位置です。キーを右に回してSTART位置に すると、グロープラグが作動を開始します。グロー プラグランプが消えた
助手席用手すり 助手席用の手すりと腰部ガードが、ダッシュパネル の右側と各座席の外側についています(図 8)。 2 1 G009193 図8 図7 1. 2. なし 満タン 3. 指示針 4. 燃料計 5. 燃料タンクのキャップ 1. 助手席用腰部ガード 2. 助手席用手すり 仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 ベース重量 乾燥重量 590 kg 定格容量(平坦路面の場合) 総重量 749 kg(オペレータおよび助手席乗員の体重をそれぞれ 90.
運転操作 1 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 このマニュアルに記載されている安全上の注意やス テッカーの表示内容を良く読んでください。この機 械についてよく知っておくことがあなた自身や周囲 の人を事故から守ることにつながります。 始動前の点検 毎日、運転前に以下の項目を点検してください。 • タイヤ空気圧。 2 注 タイヤ空気圧は、普通の自動車より低く設定 されています;これは踏圧を減らし芝生の損傷 を防止するためです。 G016858 図9 1. • 燃料、オイルなどの量を点検し、不足していれ 補給口キャップ 2. ディップスティック ば適正品を適正量まで補給する。 • ブレーキペダルの作動を点検する。 • ランプ類が正常に作動することを確認する。 • ハンドルを左右一杯に切って応答を確認する。 • オイル漏れや各部のゆるみなどの異常がないか 点検する。オイル漏れ、各部のゆるみなどの点 検は必ずエンジンを停止し、機械の可動部がす べて完全に停止している状態で行う。 3. ディップスティックを抜き取り、付いている オイルをウェスで拭きとる。 4.
適性空気圧は積載重量によって変わります。 空気圧 が低い ほうが踏圧が低くなり、乗り心地も良く、タ イヤ跡も残りにくくなりますが、 重いものを載せて 高速で走るとタイヤが破損するおそれがあります。 危険 燃料を補給中、静電気による火花がガソリンに 引火する危険がある。発火したり爆発したりす ると、やけどや火災などを引き起こす。 • 燃料容器は車から十分に離し、地面に直接 置いて給油する。 • 車に乗せたままの容器に燃料を補給しな い。車両のカーペットやプラスチック製の 床材などが絶縁体となって静電気の逃げ場 がなくなるので危険である。 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪 を地面に接触させた状態で給油を行う。 • 機械を車に搭載したままで給油を行わなけ ればいけない場合には大型タンクのノズル からでなく、小型の容器から給油する。 • 大型タンクのノズルから直接給油しなけれ ばならない場合には、ノズルを燃料タンク の口に常時接触させた状態で給油を行う。 従って重い貨物を積んで速度を上げて走行する場合 には高めの空気圧を選定してください。 ただし規 定圧を超えないよう注意してください。 燃料を補給する
トランスミッションオイルの量を点 検する 荷台の操作 荷台を上げる 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 警告 トランスアクスルのオイル量は、点検穴の下の縁ま であるのが適正(図 11)。少なければ適正位置ま でオイルを補給する; トランスアクスルオイルの 交換 (ページ 32)を参照。 荷台を上昇させたままで走行すると転倒の危険 が増大する。 また、荷台を上昇させたままで 走行すると荷台が破損する危険もある。 • 運転する時は必ず荷台を下げておくこと。 • ダンプ操作を終えたらすぐに荷台を下げる ようにする。 注意 荷台の後部に積荷が集中していると、ラッチを 開けた際に荷台が急に開いて周囲の人間が怪 我をする恐れがある。 • 積荷はでき限り荷台の中央に載せる。 図 11 1. 点検穴 • ラッチを開放する際には、荷台を手でしっ かりと押さえ、荷台に寄りかかっている人 間や荷台のすぐ後ろに人がいないことを確 認する。 • 整備のために荷台を上昇させる際には、積 荷をすべて降ろす。 エンジンの始動手順 1.
荷台を下げる 1. 警告 荷台は相当の重さになる。 万一手などを挟ま れると大けがをする。 荷台を降ろすときには、荷台に手やその他の部 分を近づけないよう十分注意すること。 1. ラッチバーを引き上げて荷台をかるく持ち上 げる(図 12)。 2. 荷台の底部のスロットにはめ込んであった支 え棒を外す(図 12)。 3. ラッチがかかるまで荷台を確実に降ろす(図 12)。 テールゲートを開いて砂、砂利、木材チップ などの資材を降ろした後は、テールゲートの 蝶番部分にこれらの資材が残っている場合が ある。テールゲートを閉める前に、以下を行 うようにする。 A. 蝶番部分に残っている砂などを手で除去 する。 B. テールゲートを 45°程度の角度にする (図 14)。 テールゲートの操作 1. 2. 荷台が完全に降りていてラッチが掛かってい ることを確認する。 図 14 テールゲートのバックパネルについているフィ ンガープルを持ち上げる(図 13)。 C.
• エンジンが冷えている時には、始動後15秒間程 度のウォームアップを行う。 • 最初の数時間は急ブレーキを掛けないように注 意する。 ブレーキのライニングは数時間程度の 慣らしがけが必要である。 • 意識的に速度を変えながら走行する。急発進や 急停止をしない。 図 15 • エンジンオイルの初期交換は不要。初期オイル には通常のエンジンオイルを使用している。 1. ロープ掛けのポイント • 初期整備については「保守」の章を参照する。 • 前サスペンションの位置を定期的に点検し、必 車両を牽引する場合 要に応じて調整を行う;走行系統の整備 (ペー ジ 29)を参照。 緊急時には、短距離に限り、本機を牽引して移動す ることができます。 ただし、通常の移動にはこの 方法を使わないでください。 荷台への搭載について 荷台の容量は 0.
いばかりか、ブレーキ、車軸、トランスアクスル、 モータ、ハンドル機構、サスペンション、ボディー 構造、タイヤ等を破損する場合もあります。 必ず積 載重量の60%をトレーラの前側に振り分けてくださ い。 これにより、ヒッチ・プレートに掛かる負荷が トレーラの総重量(グロス)の約10%となります。 車両総重量(GTW)を含めた最大積載重量が 567 kg を超えてはなりません。例: 総重量(グロス) が 181.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 8 時間 • 走行ベルトの状態を点検する。 使用開始後最初の 50 時間 • エンジンオイルを交換する。 使用するごとまたは毎日 50運転時間ごと 100運転時間ごと • • • • • • • エンジンオイルの量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 トランスミッションオイルの量を点検。 ギアシフトの操作を点検する。 走行用一次クラッチの清掃と潤滑を行う。 冷却液の量を点検する。 ブレーキオイルの量を点検する。 • バッテリーケーブルの接続、磨耗状態、痛み具合の点検を行う。 • バッテリー液の量を点検する。 • • • • • • ベアリングとブッシュのグリスアップを行う. ニュートラル位置の点検を行う。 タイヤの状態と磨耗程度を点検する。 ホイールナットを108-122 Nm(11-12 kg.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 日 ブレーキと駐車ブレーキの 作動状態 ギアシフト/ニュートラルの 操作 燃料残量を点検する。 オイルの量を点検する。 トランスアクスルオイルの量 を点検する。 エアフィルタを点検する。 エンジンの冷却フィンを点 検する。 エンジンからの異常音がな いか点検する。 運転操作時の異常音。 クラッチの動作を点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 オイル類が漏れていないか 点検する。 計器類の動作を確認する。 アクセルペダルの作動状態 を確認する。 各グリス注入部のグリス アップを行う。 塗装傷のタッチアップ修理 を行う。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備作業の前には必ずキーを抜いておくこと。 警告 整備作業の中には荷台を外して行わなければならないものがある。 上昇させた荷台が万一落下すると、人身事故となる。 • 荷台の下で作業する時は、必ず支持棒で荷台を支えておく。 • 荷台の下で作業するときは荷台を空にし、必ず安全サポートで固定す
整備前に行う作業 特殊な使用条件化で使用する場 合の保守整備について 以下のような条件で使用する場合には、保守間隔 を通常の半分に短縮し、より頻繁な整備を行って ください: 図 17 • 砂漠、荒れ地での作業 1. 車体前部のジャッキアップ・ポイント • 酷寒地(気温10℃以下)での作業 • トレーラ作業 • 使用時間が極端に短い場合(一回の使用時間が 5 分間に満たないような場合) • 非常にほこりの多い条件下での頻繁な使用 • 建設現場での使用 • 泥、砂、水などの悪条件下で長時間使用した場 図 18 合は、直後にブレーキの洗浄と点検を行う。 こ れにより無用な摩耗を防止することができる。 1. • 重量物を運んだり悪条件下での作業が多い場合 には、グリスアップを毎日行い、エアクリーナ を毎日点検する。 車体後部のジャッキアップ・ポイント フードへのアクセス 機体をジャッキアップする 1.
潤滑 エンジンの整備 100運転時間ごと、または1年に1回のうち早く到達 した方の時期に、全部のベアリングとブッシュのグ リスアップを行います。 悪条件下で作業を行って いる場合には整備間隔を短くしてください。 エアクリーナの整備 グリスの種類:No.2リチウム系汎用グリス エアクリーナ本体にリーク原因となりそうな傷がな いか点検してください。ボディーが破損している場 合は交換してください。 グリスアップ 本体とカバーがシールでしっかり密着しているのを 確認してください。 エアクリーナのフィルタ: 100 運転時間ごとに点 検し、200 運転時間で交換、悪条件下では間隔を短 くします。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッ ティングをきれいに拭く。 2. グリスガンでグリスを注入する。 3.
1. エンジンオイルの量の点検 新しいフィルタに傷がついていないかを点検 する。特にフィルタとボディーの密着部に注 意する。 エンジンオイルの点検については エンジンオイル の量を点検する (ページ 14)を参照のこと。 注 破損しているフィルタは使用しない。 2. エンジンオイルの交換 フィルタをボディ内部にしっかり取り付ける。 エレメントの外側のリムをしっかり押さえて 確実にボディに密着させる。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 150運転時間ごと (悪条件下で使用している 場合には整備間隔を半分に縮める;「特殊な 使用条件下で使用する場合の保守整備につい て」の項を参照)。 注 フィルタの真ん中の柔らかい部分を持たな いでください。 3. 4. 5. カバーについている異物逃がしポートを清掃 する(図 22)。 カバーについているゴム製のアウトレットバ ルブを外し、内部を清掃して元通りに取り付 ける。 アウトレットバルブが下向き(後ろから見た とき、時計の5:00と7:00の間になるように) カバーを取り付ける。 エンジンオイルについて 1.
燃料系統の整備 用する場合の保守整備について」 の項を参照)。 オイルフィルタは150 運転時間ごとまたは1年のう ち早く到達した方の時期に交換を行ってください。 燃料ラインとその接続の点検 1. エンジンからオイルを抜く; エンジンオイル について (ページ 24)を参照。 2. オイルフィルタ(図 24)を外す。 3. 新しいフィルタのガスケットに薄くエンジン オイルを塗る。 4. ガスケットがフィルタヘッドに当たるまで手で 回して取り付け、そこから更に1/2回転増し締 締め す ぎ な い よ う に 注 意 す る こ と 。 めする。締 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 5. 適切な種類の新しいオイルをエンジンに入れ る。 燃料フィルタは 800 運転時間ごとまたは1年のうち 早く到達した方の時期に交換を行ってください。 6. エンジンを始動し、オイル漏れがないか、し ばらく点検する。 7.
電気系統の整備 電球の交換 注意 ヒューズの交換 ハロゲン電球は使用中に高温となる。 高温の電 球に触れると手などに火傷を負う危険がある。 全部で7本のヒューズを使用しています。ヒュー ズはダッシュボードの下の運転席側に取り付けて あります(図 26)。 アラーム/電源ソケット 10 A エンジン 10 A ヘッドライト 10 A 本体用ヒューズ 15 A 昇降用 15 A 後部リフト 15 A ホーン(警笛) 30 A 電球を交換する際には、必ず電球が十分に冷え てから作業に掛かること。電球の取り扱いに は十分注意すること。 注意 電球の表面を少しでも汚すと電球の破損や破裂 の原因となり、一旦そのような事故が起こる と安全上非常に問題である。 電球を取り扱う際には、透明の石英ガラス部分 に直接手を触れないように、ペーパータオルな どを使い、ベース部分を持つこと。 仕様: パーツカタログ を参照。 1. ランプの後ろにあるハウジングから電気コー ドハーネスを外す。 2. 電球を左に 1/4 回転させて手前に抜き取り、 ランプハウジングから取り出す。 3.
2 バッテリーの整備 G009198 警告 1 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 6 3 5 4 図 27 1. ヘッドライト 4. ヘッドライトの電気コード・ ハーネス接続部 重要 エンジンの押しがけをしないでください。 2. 取り付け穴 3. ヘッドライト・アセンブリ 5. 6. スピードクリップ 平ワッシャ バッテリーはいつもきれいに、またフル充電状態に 保持してください。バッテリーやバッテリーボック スはペーパータオルで清掃します。端子部に腐食が 発生した場合には、重曹水(水4:重曹1)で清掃 します。清掃後は、腐食防止のためにバッテリー端 子にワセリンなどを塗布してください。 3. 取り付け穴に新しいヘッドライトを取り付け る(図 27)。 注 柱状の合いマーク突起がバンパー側の取 り付けブラケットの穴にそろうように取り付 けること。 4.
警告 危険 バッテリーの端子に金属製品や車両の金属 部分が触れるとショートを起こして火花が 発生する。それによって水素ガスが爆発を 起こし人身事故に至る恐れがある。 電解液には触れると火傷を起こす劇薬で ある硫酸が含まれている。 • 電解液を飲まないこと、また、電解液 を皮膚や目や衣服に付けないよう十分 注意すること。安全ゴーグルとゴム手 袋で目と手を保護すること。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行 うときには、端子と金属部を接触させ ないように注意する。 • 皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できる よう、必ず十分な量の真水を用意して おくこと。 • 金属製の工具をバッテリー端子に触れさ せないよう十分に注意してください。 4. バッテリー端子からプラス・ケーブル(赤) を外す。 5. バッテリー押さえを固定しているネジ類を取 り外す。バッテリー押さえを外し、全部の部 品を保管する。 6.
走行系統の整備 バッテリーの保管 本機を30日間以上にわたって格納保管する場合に は、バッテリーを機体から外して充電してくださ い。充電終了後は、機体に取り付けて保存しても、 機体から外したままで保存しても構いません。機体 に取り付けて保存する場合は、ケーブルを外して おいてください。温度が高いとバッテリーは早く 放電しますので、涼しい場所を選んで保管してく ださい。 バッテリーを凍結させないためには、完 全充電しておくことが大切です。 ニュートラルの点検と整備 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 定期整備を行う時やエンジンの故障診断を行う時に は、トランスアクスルをニュートラルにシフトして おく必要があります(図 28)。トランスアクスルを ニュートラル位置にするにはシフトレバーを操作し ます。以下の操作を行って、ニュートラルでシフト レバーが正常に機能することを確認してください: 1. シフトレバーをニュートラル位置にする。 2.
前輪のトーインとキャンバの調整 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと/1年ごと (いずれか早 く到達した方)—前輪のトーインと キャンバの点検を行う 重 要 ト ロ 社 代 理 店 か ら 特 殊 工 具 (TORO6010 TORO6010) )を購 入してください。 トーインは 0-6 mm、キャンバは 0+1/2 度、すなわ ち、以下の条件において、車輪のリムの下部が上部 よりも 2.3 mm 内側に傾いているのが適正です: • タイヤの空気圧を点検し、前輪の空気圧が82kPa (0.84kg/cm2= 12 psi)に調整されていること を確認する。 • 運転席に人を着席させるか、運転士の平均的な 体重と同じ重さのおもりを運転席に載せるかす る。運転席に着席した人または運転士代わりの おもりは、以下の調整作業中、ずっと運転席に いる必要がある。 • 水平な床の上で、車両を 2-3 m まっすぐにバッ クさせた後、まっすぐ前に押して元の位置に戻 す。これにより、サスペンションが通常の作動 状態にセットされる。 • 前輪をまっすぐ前に向けた状態でトーインを 測定する。 図 29 1. 2.
注 タイヤの下部における測定値が上部にお ける測定値よりも 2.3 mm 大きければ適正で ある。左右の前輪の測定をすべて終えてから 調整を行う。 3. G009235 1 調整の必要なタイヤそれぞれについて、以下 の手順を全部行う: A. 2 特殊工具 TORO6010 を使って、ショックア ブソーバのカラーを回転させてスプリン グの長さを変更する(図 31)。 3 • 下側の測定値が小さすぎる時は、スプ 図 32 リングの長さを短くする。 1. 3. 5. 前後の測定値の差が所定範囲(0-6 mm)にな らない場合は、タイロッド両端のジャムナッ トをゆるめて調整を行う(図 33)。 タイヤのセンターライン; 後 側 2. タイヤのセンターライン; 前 側 • 下側の測定値が大きすぎる時は、スプ リングの長さを大きくする。 アクスルのセンターライン 3 1 図 33 2 G014994 1. 図 31 1. ショックアブソーバのスプリ ング 2. カラー B. C. 4. 3.
トランスアクスルオイルの交換 注 残っているごみは、速乾性のクリーナなど で取り除くようにしてください。 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 一次走行クラッチの整備 トランスアクスルオイルは 800 運転時間ごとまた は1年のうち早く到達した方の時期に交換を行っ てください。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—一次走行クラッチを清 掃する(ほこりのひどい場所で使 用する場合はよりひんぱんに)。 注 クラッチを汚れたままにして運転を続けると内部 部品が早く消耗してしまいます。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 キーをOFF位置に回して抜き取る。 2. 油圧オイルタンク(図 35)の右側面にあるド レンプラグを取り外して流れ出すオイルを容 器に受ける。 3. 1. エンジンを停止し、キーを抜き取り、駐車ブ レーキを掛ける。 2. 荷台を上昇・固定する。 オイルが全部流れ出たらプラグを元通りに取 り付ける。 3. クラッチカバーを固定しているフランジヘッ ドボルト 6本 を外す。 注 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど 適切な方法で処分する。 4.
冷却系統の整備 3. 補給口のキャップを元通りにはめ、補助タン クのキャップを開ける(図 37)。 注 絶対に両方のキャップを同時に開けない でください。タンク内部や補給そのものに悪 影響が出ます。 エンジン冷却部の清掃 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 4. 100運転時間ごとに、エンジン周囲の掃除を行って ください;非常にほこりの多い場所で作業をする場 合には清掃間隔を短くしてください。 入れ す 補給管の根元まで冷却液を補充する。入 ぎ な い こ と 。 補助タンクのキャップを元通り に取り付け、こぼれた液をふき取る。 重要 エンジンの清掃に圧力洗浄器を使うと燃料系 統に水が混入する恐れがありますから、絶対に使 用しないでください。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 ラジエター液の補給 注 冷却水には、エチレングリコールと水の 50/50 混合液をご使用ください。 ラジエターの点検と冷却液の補充 1.
ブレーキの整備 駐車ブレーキの調整 200運転時間ごとに点検・調整してください。 ブレーキの点検 1. 駐車ブレーキのゴムカバーを外す。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 2. ブレーキレバーに調整ノブを固定している固 定ネジをゆるめる(図 39)。 ブレーキは極めて重要な安全装置です。他の安全装 置と同様、定期的に入念に点検してください。100 運転時間ごとに以下の点検を行ってください。 • ブレーキシューが磨耗や破損していないか点検 する。ライニング(パッド)の厚みが 1.6 mm以 下となっている場合には、シューを交換する。 • ブレーキプレートなどに磨耗や変形が発生して いないか点検する。変形を発見した場合は、 該当部品を交換する。 • ブレーキオイルの量を点検する; ブレーキオイ ル量の点検 (ページ 34)を参照。 図 39 ブレーキオイル量の点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 1000運転時間ごと ブレーキ・オイル・タンクにはDOT 3ブレーキ・オイル を入れて出荷しています。初めて使用する前および 8 運転時間ごとに量を点検してください。 1.
ベルトの整備 ベルト・プルバンバーを点検する 走行ベルトの整備 注 ベルト・プルバンバーは、通常は点検の必要はな く、振動トラブル、リビルト、エンジンマウントの 破損などがあった場合に点検します。 新しいベルトに交換した場合には、しばらくの間な らし期間が必要です。これは、通常通りの運転を行 うことで2運転時間以内で終了します。 ベルト・プルバンバー(図 41)に 2.3 mm の隙間が あいている必要があります。 バンバーとエンジンブラケットとの隙間が小さす ぎると異常な振動を起こします。 走行ベルトの点検 遠すぎるとベルトがエンジンに対して危険なスト レスとなります。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 200運転時間ごと 隙間の調整は、ブラケットをフレームに固定して いるフランジヘッドボルト(3本)をゆるめてブラ ケットをずらして行う。 注 ニュートラル(アイドリング)中でも車両が動 き出す場合には、クラッチが汚れている可能性が あります。 1.
洗浄 保管 洗車について 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 エンジンを停止し、キーを抜き取る。 必要に応じて洗車してください。 柔らかい布など を使い、水または水と洗剤で洗浄します。 たわ し等を使用すると車体表面のツヤがなくなる場合 があります。 2. エンジンのシリンダヘッドや冷却フィン、ブロ アハウジングをふくめた車両全体を洗浄する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができ ます。ただし高圧洗浄器は使用しないでくだ さい。高圧の水で洗浄すると電気系統やグリ ス部へ水が浸入する恐れがあります。また、 コントロールパネルやヘッドライド、エンジ ン、バッテリー部に大量の水をかけないよう にしてください。 重要 圧力洗浄機を使っての清掃は避けてくださ い。電装部や潤滑部に水が浸入すると、問題が起こ りやすくなります。 また、コントロールパネル、 エンジン、バッテリー付近に大量の水をかけない ようにしてください。 3. ブレーキを点検する; ブレーキの点検 (ペー ジ 34)を参照。 4. エアクリーナの整備を行う; エアクリーナの 整備 (ページ 23)を参照。 5.
図面 G017169 電 気 回 路 図 (Rev.
メモ: 38
米国外のディストリビュータ一覧表 ディストリビュータ(輸入販売代理店): 国 名 : 電話番号: Agrolanc Kft Balama Prima Engineering Equip. B-Ray Corporation Casco Sales Company Ceres S.A. CSSC Turf Equipment (pvt) Ltd. Cyril Johnston & Co. Cyril Johnston & Co. Equiver Femco S.A. ForGarder OU ゴルフ場用品株式会社 Geomechaniki of Athens Golf international Turizm Guandong Golden Star Hako Ground and Garden Hako Ground and Garden Hayter Limited (U.K.) Hydroturf Int. Co Dubai Hydroturf Egypt LLC Irrimac Irrigation Products Int'l Pvt Ltd. Jean Heybroek b.v.
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 Toro® 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に 基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の欠 陥に対して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時 点までの品質保証を共同で実施いたします。この保証は、エアレータ以 外のすべての機器に適用されます(エアレータ製品については別途保証 があります)。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製 品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運 賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店(ディ ストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連絡をして頂くことが必 要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問がある 場合には、本社に直接お問い合わせください。 Commercial Products Serv