Form No. 3389-306 Rev B Workman® MDX-D 汎 用 作 業 車 シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 07359—シ シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 07359TC—シ G014966 製品の登録は www.Toro.com.
整備について、また純正部品についてなど、分から ないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマー サービスにおたずねください。お問い合わせの際に は、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知ら せください。図 1 にモデル番号とシリアル番号を刻 印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうち に番号をメモしておきましょう。 この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジン の排気には発癌性や先天性異常などの原因と なる物質が含まれているとされております。 重要 この製品のエンジンのマフラーにはスパー クアレスタが装着されておりません。カリフォル ニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機 械を使用する場合には、法令によりスパークアレ スタの装着が義務づけられています。他の地域に おいても同様の規制が存在する可能性があります の
目次 燃料フィルタの交換 ...........................................33 電気系統の整備 .....................................................33 バッテリーの整備 ...............................................33 ヒューズの交換 ..................................................35 ヘッドライトの整備 ...........................................35 走行系統の整備 .....................................................37 タイヤの保守 ......................................................37 前輪のトーインとキャンバの調整 ......................37 トランスアクスル・オイルの量の点 検 ........................
安全について 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、 人身事故につながります。 事故を防止するため、以 下に示す安全上の注意や安全注意標識のついている 警 遵守事項は必ずお守りください。これは 注 意 、警 危険 など、人身の安全に関わる注意事項を示し 告 、危 ています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重 大な人身事故が発生することがあります。 この機械はSAE J2258規格に適合しています。 • 運転 手 1名 名以外に所定の助 助手 席 に 名 の乗員 本機は運 絶 を乗せることができますこれ以外の場所には絶 対 に 人を乗せないでください。 • 操作方法をしっかり身につけ、緊急時にすぐに エンジンを停止できるようになってください。 • 絶 対 に アルコールや薬物を摂取した状態で運転 や操作をしないでください。医師の処方薬や市 販の風邪薬でも眠気を催すことがあります。 • 疲れているときにはこの車両を運転しないでく ださい。運転中も定期的に休憩を取ってくださ い。常に十分な注意力と集中力を発揮できるこ とが非常に重要です。 • 作業には頑丈な靴を着用してください。サンダ
運転操作 せた状態で給油してください。給油前に、車両 の荷台からマシンを地面に降ろしてください。 • • 屋外または換気のよい場所以外では本機を運 転しないでください。 管理者の責任 • オペレータに対して適切な訓練を行い、 オペ レーターズマニュアル 、エンジンマニュアル、 および機体に貼付されているステッカーの内容 を熟知させてください。 • • 特殊な場所例えば車両での乗り入れが安全でな い斜面などのための作業手順や安全確認規則を きちんと作成し、全員がそれを守って作業を行 うよう徹底してください。 • 燃料の安全な取り扱い • 人身事故や物損事故を防止するために、燃料の 取り扱いには細心の注意を払ってください。軽 油は極めて引火しやすく、またその気化ガス は爆発性があります。 • 燃料取り扱い前に、引火の原因になり得るタ バコ、パイプなど、すべての火気を始末して ください。 • 燃料の保管は必ず認可された容器で行ってく ださい。 • エンジン回転中やエンジンが熱い間に燃料タン クのふたを開けたり給油しないでください。 • 給油はエンジンが十分に冷えてから行ってく
• • • • – 交差点や曲がり角などの危険箇所で他の車両 の追い抜きをしない。 – ダンプするときは後方に人がいないのを必ず 確認する。人の足元にダンプしないこと。 テールゲートのラッチを外す時は車の後ろで なく横に立って行う。 – 無用の人間を近づけない。バックするときに は、後方の安全に注意し、車両の後部に人 がいないことを十分に確認する。後退時は 速度を落とす。 – 道路付近で作業するときや道路を横断すると きは周囲の交通に注意する。歩行者や他の車 両に対し、常に道を譲る心掛けをもつ。右左 折などの進路表示は常に早めに行い、他車 の注意を喚起すること。その他交通ルール を守って運転する。 – 爆発性のチリやガスが空気中に含まれている 所では絶対にこの車を運転しない。爆発性の 物質が空気中に存在する所では本機の電気系 統や排気系統からの火花が爆発を引き起こす 可能性がある。 – 頭上の危険物に注意し、低く垂れ下がった木 の枝、門、歩道橋などの下を通り抜けるとき は安全を必ず確認してください。 車両 の 運 転 を 中 止 – 安全に確信が持てない時は車 し、責任者に報告する。 運転席を離れる前
• • • んで運転しているときや、トレーラなどを牽引 しているときは慎重に運転してください。 分に減速し、慎重に操作してください。絶対に 急旋回や小さなターンをしないでください。 車両重量が大きいときは斜面での安定性が悪く なります。斜面で運転する時や重心の高いものを 積んで走る時には重量をなるべく軽くし、速度を 落として運転してください。 荷台に資材を積む 場合には、荷崩れを起こさないようにしっかり と固定してください。特に、荷崩れしやすいも の液体、石、砂などは十分固定してください。 斜面での停止、特に荷を積んだままでの停止は 避けてください。下り坂では平地に比べて停止 に長い距離が必要になります。どうしても斜面 で停止しなければならない場合には、急停止に よる転倒の危険を避けるために慎重に車両を制 御してください。 バックで斜面を下っていると きに急ブレーキを掛けると後方に転倒する危険 が高くなります。 この車両を法面で使用する場合には、ROPS キッ トオプションの取り付けをご検討ください。 不整地での運転 • 背の高い荷物を積んで走行する場合も一層の 注意が必要です。 • 積載方
• 不確定値 K = 0.17 m/s2 いつも最高の性能を維持するために、必ずトロ の純正部品をご使用ください。他社の部品やア クセサリを使用すると危険な場合があります。 この車両の改造を行うと、機械の挙動や性能、 耐久性などが変化し、そのために事故が起きる 可能性があります。このような使い方をすると Toro® の製品保証が適用されなくなります。 実測は、EC規則 1032 に定める手順に則って実施さ れています。 • Toro® 社の了承なく本機を改造しないでくださ い。お問い合わせはすべてこちらへThe Toro® Company, Commercial Division, Vehicle Engineering Dept., 8111 Lyndale Ave. So., Bloomington, Minnesota 55420–1196 USA.
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。 読めなくなったも のは必ず新しいものに貼り替えてください。 104-6581 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 火災の危険 燃料補給前にエンジンを止めること。 3. 警告 講習を受けてから運転すること。 4. 転倒の危険 斜面を走る時や旋回する時は速度を落として慎重に運転すること。大量の荷物または重い荷物を積んでいる時、凹凸 の激しい場所では最高速度26km/h 以下で走行すること。 5. 転落や手足の負傷の危険 荷台に人を乗せないこと。手足を車両外に出さないこと 119-9727 1. ホーン 警笛 7. 電源ソケット 2. アワー・メータ 8. 警告 ― オペレーターズマニュアル を読むこと。 9. 衝突の危険 ― 公道上を走行しないこと。 3. ヘッドライト 4. エンジン 停止 10. 落下危険荷台に人を乗せないこと。 5. エンジン ON 11. 落下の危険 ― 子供に運転させないこと。 6.
99-7345 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 表面が熱い・火傷の危険 近づかないこと。 3. ベルトに巻き込まれる危険 可動部に近づかないこと。すべて のガード類を正しく取り付けて使用すること。 1. 冷却液の噴出に注意。 4. 荷台に押しつぶされる危険 支え棒で荷台を支えること。 2. 爆発の危険 オペレーター ズマニュアル を読むこと。 106-6755 警告 高温部に触れないこ と。 4. 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 3. 120-4837 ヒューズに関する詳しい情 5. 報は オペレーターズマニュ アル を参照のこと。 アラーム/電源ソケット, 10 A 6. 本体ヒューズ, 15 A 3. エンジン, 10A 7. 後部昇降, 15 A 4. ヘッドライト, 10 A 8. ホーン, 30A 1. 2. 99-7952 1. チョーク 3. ニュートラル 2. 後退 4. 前進 荷台昇降, 15 A 115-2412 99-7350 1. 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 1 ハンドル 1 ハンドルを取り付けるモデル 07359TC のみ 2 必要なパーツはありません。 – オイル類の量とタイヤ空気圧を点検しま す。 3 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ 安全講習資料 登録カード PDI納品前検査票 品質検査証明書 キー 1 1 1 1 1 1 1 2 実際に運転を始める前にオペレーターズ マニュアル を読みトレーニング資料をご 覧になってください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 11
1 2 ハンドルを取り付ける オイル類の量とタイヤ空気圧を 点検する この作業に必要なパーツ 必要なパーツはありません。 ハンドル 1 手順 手順 注 この作業はモデル番号 07359TC の車両のみに必要 な作業です。 1. ハンドルの裏側にある開口部から、センター カバーのロックタブを外し、ハンドルからカ バーを外す (図 3)。 1. エンジンを初めて作動させる前と後に、エン ジンオイルの量を点検する エンジンオイルの 量を点検する (ページ 19)を参照。 2. エンジンを初めて作動させる前に、ブレーキ オイルの量を点検する ブレーキオイル量の点 検 (ページ 18) を参照。 3. エンジンを初めて作動させる前に、トランス アクスルのオイル量を点検する トランスアク スル・オイルの量の点検 (ページ 38)を参照。 4. タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を点検 する (ページ 20)を参照。 3 マニュアルを読み安全トレーニン グ資料を見る 図3 1. ハンドルシャフト 5. ワッシャ 2. ダストカバー 6. ロックナット 3.
製品の概要 図4 1. フードのラッチ 3. 荷台 5. ギアシフトセレクタ 2. 駐車ブレーキハンドル 4. 牽引用トング 6. 燃料キャップ 各部の名称と操作 7. 荷台用レバー アクセルペダル アクセルペダル図 5は、車両の走行速度を調整する ペダルです。ペダルを踏み込むと走行速度が上がり ます。踏み込みをゆるめると走行速度が下がます。 注 最高速度前進時は 26 km/h です。 ブレーキペダル 速度を下げたり停止するのに使用します図 5。 注意 ブレーキが摩耗したり正しく調整されていな かったりすると人身事故を起こす危険がある。 ブレーキ ペダルを一杯に踏み込んだ時、ペダル と 運 転 台 の 床 と の 距 離 が 25 mm 以 下 と な る よ う なら調整または修理が必要です。 駐車ブレーキレバー 図5 1. ハンドル 5. アクセルペダル 2. カップホルダー 6. 駐車ブレーキハンドルセン ターコンソール 3. 助手席用手すり 7.
ホ ー ン ボ タ ン TC モ デ ル の み エンジンオイル圧警告灯 ホーンボタンはダッシュボードの左下コーナー部に あります (図 6)。押すと警笛がなります。 エンジンオイル圧警告ランプはハンドルシャフト の右側、バッテリー警告ランプの下にあります (図 6)。エンジンオイルの圧力が危険域に低下すると点 灯します。このランプが点灯したままのときはエン ジンを止め、オイル量を点検してください。そして 必要に応じてオイルを補給してください エンジンオ イルの量を点検する (ページ 19)を参照。 注 ランプがちらつく場合があります。これは正常な 状態で、特別な処置は不要です。 エンジン温度警告灯 エンジンの冷却液の温度の異常を知らせるランプ で、バッテリー警告灯とオイル圧警告灯の右、グ ロープラグ表示灯の上にあります (図 6)。エンジ ン温度警告灯は、冷却液の温度が高くなりすぎて これ以上エンジンの運転を続けることができなく なるエンジンがオーバーヒートしている時に点灯 します。万一このランプが点灯したら、エンジン を止め、各部が冷えるのを待ち、冷却液の量と、 ファンベルト、水ポンプベルトを点検
ギアシフトセレクタ 手すりと腰部ガード ギアシフトセレクタは左右の座席の間、駐車ブレー キレバーの下にあります。ギアシフトセレクタに は3つの位置があります 前進、後退、ニュートラル です 図 7 。 助手席用の手すりと腰部ガードが、ダッシュパネル の右側と各座席の外側についています図 9。 2 1 注 どの位置でもエンジンの始動が可能です。 重要 ギア位置を変更するときには必ず車両を停 車してください。 G009193 図9 1. 図7 1. ギアシフトセレクタ 燃料計 燃料計図 8は運転席側の燃料タンクのキャップの横 にあります。燃料タンクに残っている燃料の量を 表示します。 図8 1. なし 4. 燃料計 2. 満タン 5. 燃料タンクのキャップ 3. 指示針 15 手すり・腰部ガード 2.
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 ベース重量 乾燥重量 590 kg 定格容量平坦路面の場合 総重量 749 kgオペレータおよび助手席乗員の体重をそれぞれ 90.7 kg とし、積載物、トレーラトン グ重量、トレーラの総重量、アクセサリの重量を含む 最大車両重量平坦地で 1,341 kg 上記重量を全て含む 最大積載量平坦路面の場合 567 kg トレーラトング重量とトレーラの総重量を含む 牽引能力 標準ヒッチ トングの最大重量は 23 kgトレーラの最大重量は 182 kg ヘビーデューティーヒッチ トングの最大重量は 45 kgトレーラの最大重量は 363 kg 全幅: 150 cm 全長 299 cm 地上高 25.4 cm車両前部乗員や荷物を乗せない 18 cm車両後部乗員や荷物を乗せない ホイールベース 205.7 cm トレッドセンターライン間 124.5 cm 前 、120 cm 後 荷台長さ 116.8 cm 内法 132.7 cm 外側寸法 荷台幅 124.
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 2 3 このマニュアルに記載されている安全上の注意やス テッカーの表示内容を良く読んでください。この機 械についてよく知っておくことがあなた自身や周囲 の人を事故から守ることにつながります。 1 荷台の操作 g014860 荷台を上げる 図 10 警告 荷台を上昇させたままで走行すると転倒の危険 が増大する。 また、荷台を上昇させたままで走 行すると荷台が破損する危険もある。 • 運転する時は必ず荷台を下げておくこと。 • ダンプ操作を終えたらすぐに荷台を下げる ようにする。 • ラッチを開放する際には、荷台を手でしっ かりと押さえ、荷台に寄りかかっている人 間や荷台のすぐ後ろに人がいないことを確 認する。 1. 荷台の前側の角部ちかくにあるラッチレバー を持ち上げて、荷台を上昇させる図 10。 2. 荷台が上がったら、車体の左側ブレームにつ いている支え棒を、荷台の底部についている スロットの奥までいれて荷台を支える図 10。 3.
テールゲートの操作 1. 2. 注 この動作によって蝶番部分からさらに砂な どが除去されます。 荷台が完全に降りていてラッチが掛かってい ることを確認する。 テールゲートのバックパネルについているフィ ンガープルを持ち上げる図 11。 4. テールゲートを元のように開いて、蝶番部分 に砂などが残っていないかチェックする。 5. 蝶番部分に残っている砂などが完全になくな るまで、ステップ 1 - 4 を繰り返す。 6. テールゲートを立てて閉じ、ロックフランジ テールゲート側がテールゲートポケット荷台 側と面一になるようにする図 11。 注 テールゲートを前後に動かして、ロックフ ランジテールゲート側をテールゲートフラン ジの間にある縦溝に合わせる。 7. 荷台の背部まで、テールゲートを下る図 11。 注 この状態で、テールゲートのロックフラン ジは、荷台のテールゲートフランジによって 完全に固定される。 始動前の点検を行う 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 毎日、運転前に 以下の項目を点検してください。 • ブレーキオイルの量を点検し、必要に応じて追加 図 11 1.
1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 ON/OFF スイッチを OFF にし、キーを抜き 取る。 2. ダッシュボード中央部にあるゴム製のプラグ 栓を外してブレーキのマスターシリンダおよ びブレーキ液のタンクにアクセスできるよう にする 図 13 。 注 ブレーキ液を入れすぎないように注意 してください。 C. 5. タンクにキャップを取り付ける図 13。 ダッシュボード上部にゴム栓を取り付ける図 14 。 エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 エンジンを初め て作動させる前に、エンジンオイ ルの量を点検する。 注 エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、 初回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認し てください。 オ イ ル の タ イ プ 洗浄性オイルAPI 規格 CH-4, CI-4, CJ-4 またはそれ以上 粘 度 下の表を参照。 15W-40 10W-30 5W-30 図 13 補給管タンク 1. ゴム栓 3. 2. タンクのキャップ 4.
• 空気圧が低い ほうが踏圧が低くなり、乗 り心地も良く、タイヤ跡も残りにくくな りますが、 • 積載する重量が大きいときや、高速で走行 する場合にはタイヤ空気圧を高めに設定 してください。 1 2. 必要に応じタイヤに空気を入れるか抜くかし て適正圧に調整する。 燃料を補給する セタン価 40 以上の、新しいきれいなディーゼル 燃料を使用してください。燃料の劣化を防止する ため、30日間程度で使いきれる量を購入するよう にしてください。 2 気温が -7℃ 以上では夏用燃料2号軽油を使用します が、気温が -7℃ 以下の季節には冬用燃料1号軽油ま たは1号と2号の混合を使用してください。低温下で 冬用ディーゼル燃料を使うと、発火点や流動点が下 がってエンジンが始動しやすくなるばかりでなく、 燃料の成分分離ワックス状物質の沈殿によるフィル タの目詰まりを防止できるなどの利点があります。 G016858 図 16 1. 補給口キャップ 2. ディップスティック 4. ディップスティックを抜き取り、付いている オイルをウェスで拭きとる。 5.
危険 燃料を補給中、静電気による火花がガソリンに 引火する危険がある。発火したり爆発したりす ると、やけどや火災などを引き起こす。 • 燃料容器は車から十分に離し、地面に直接 置いて給油する。 • 車に乗せたままの容器に燃料を補給しな い。車両のカーペットやプラスチック製の 床材などが絶縁体となって静電気の逃げ場 がなくなるので危険である。 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪 を地面に接触させた状態で給油を行う。 • 機械を車に搭載したままで給油を行わなけ ればいけない場合には大型タンクのノズル からでなく、小型の容器から給油する。 • 大型タンクのノズルから直接給油しなけれ ばならない場合には、ノズルを燃料タンク の口に常時接触させた状態で給油を行う。 2. 燃料タンクのキャップ図 17の周囲をきれいに 拭く。 6. こぼれた燃料はふき取る。 重要 エンジンの押しがけや引きがけをしないで ください。 1.
新車の慣らし運転 両全体の重心が高くなるような積荷を積んでいる 場合にも、積荷を減らしてください。積荷はで きるだけ低く積んでください。積荷によって後方 の視界がさえぎられないようにしてください。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 100 時間—慣らし運転 のためのガイドライン。 新しい車両の性能がフルに発揮され永くお使いいだ けるよう、以下のガイドラインを守ってください。 • エンジンオイルその他の液類の量を定期的に点 検する。車両そのものや、車両を構成している 機器が過熱していないか注意を払う。 • エンジンが冷えている時には、始動後15秒間程 度のウォームアップを行う。 • 使用開始後最初の数時間は急ブレーキを掛けな いように注意する。ブレーキのライニングは数 時間程度の慣らしがけが必要である。 • 意識的に速度を変えながら走行する。急発進や 急停止をしない。 • エンジンオイルの初期交換は不要。初期オイル には通常のエンジンオイルを使用している。 • 初期整備については 特殊な使用条件化で使用す る場合の保守整備について (ページ 26)を参照す る。 • 前サスペンションの位置を定期的に点検
長距離を移送する場合 緊急時の牽引について 長距離を運ぶ場合にはトレーラを使用してくださ い。 必ず確実に固定して輸送してください。 ロー プがけのポイントについては図 19 と 図 20 を参照し てください。 緊急時には、短距離に限り、本機を牽引して移動す ることができます。ただし、通常の移動にはこの方 法を使わないでください。 警告 注意 牽引時の速度が速すぎると、ハンドル操作がで きなくなって人身事故となる危険がある。 トレーラで移送中、ワークマンの座席がゆるい と、座席が落下する可能性があり、道路交通 上非常に危険である。 牽 引 速 度 は 時 速 8 km/h 以 下 を 厳 守 す る こ と 。 座席を外すか、座席固定くぼみにしっかりと 嵌めておくこと。 牽引作業は二人で行います。 長い距離を移動しなけ ればならない場合にはトレーラなどを使用してくだ さい 長距離を移送する場合 (ページ 23)を参照。 図 19 1. 牽引トングおよびロープ掛けのポイント機体前部 1. 機体から駆動ベルトを取り外す 駆動ベルトの 交換 (ページ 44)を参照。 2.
保守 注 お使いの機械の電気回路図 や 油圧回路図 を入手したい場合には、以下のインターネットサイトから無料 でダウンロードすることができます www.Toro.com。また、マニュアルから、インターネット上のその機械の 紹介ページへ行きたい場合にもご利用ください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 8 時間 • 走行ベルトの状態を点検する。 使用開始後最初の 50 時間 • エンジンオイルを交換する。 使用開始後最初の 100 時間 • 慣らし運転のためのガイドライン。 使用するごとまたは毎日 • 始動前の点検を行います。 毎日、運転前に以下の項目を点検してください。 • ブレーキオイルの量を点検する。 • エンジンオイルの量を点検する。 エンジンを初めて作動させる前に、エンジンオイル の量を点検する。 • タイヤ空気圧を点検する。 • ギア・シフトの操作を点検する。 • 走行用一次クラッチの清掃と潤滑を行う。 • 冷却液の量を点検する。 100運転時間ごと • ベアリングとブッシュのグリスアップを行う.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 日 ブレーキと駐車ブレーキの 作動状態 ギアシフト/ニュートラルの 操作 燃料残量を点検する。 オイルの量を点検する。 トランスアクスルオイルの 量を点検する。 エアフィルタを点検する。 エンジンの冷却フィンを点 検する。 エンジンからの異常音がな いか点検する。 運転操作時の異常音。 クラッチの動作を点検す る。 タイヤ空気圧を点検する。 オイル類が漏れていない か点検する。 計器類の動作を確認す る。 アクセルペダルの作動状 態を確認する。 各グリス注入部のグリス アップを行う。 塗装傷のタッチアップ修理 を行う。 警告 整備作業の中には荷台を外して行わなければならないものがある。 万一荷台が落ちると、人身事故となる。 • 荷台のしてで作業する時は、必ず支持棒で荷台を支えておく。 • 荷台の下で作業するときは荷台を空にし、必ず安全サポートで固定する。 注意 始動スイッチにキーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることが でき、危険である。 整備・調整作業の前には必ず始
整備前に行う作業 特殊な使用条件化で使用する場 合の保守整備について 以下のような条件で使用する場合には、保守間隔 を通常の半分に短縮し、より頻繁な整備を行って ください • 砂漠、荒れ地での作業 • 酷寒地気温10℃以下での作業 • トレーラ作業 • 使用時間が極端に短い場合一回の使用時間が 5 分間に満たないような場合 • 非常にほこりの多い条件下での頻繁な使用 • 建設現場での使用 • 泥、砂、水などの悪条件下で長時間使用した場 合は、直後にブレーキの洗浄と点検を行う。 こ れにより無用な摩耗を防止することができる。 • 重量物を運んだり悪条件下での作業が多い場合 には、グリスアップを毎日行い、エアクリーナ を毎日点検する。 図 21 1. 図 22 1.
潤滑 フードを閉じる 1. 静かにフードをシャーシの上に降ろす。 2. フードの両側で、ラッチとラッチアンカーを そろえてラッチを掛ける (図 23)。 グリスアップ 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方—ベアリングとブッシュ のグリスアップを行う. 悪条件下で 作業を行っている場合にはグリス アップ間隔を短くしてください。 グ リ ス の 種 類 No.2リチウム系汎用グリス 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッ ティングをウェスできれいに拭く 2. フィッティングにグリスガンを接続し、1-2回 のポンプ動作でグリスを注入する。 3. はみ出したグリスは表面からきれいにふき取 る。 タイロッドの端部4か所図 24とキングピン2か所図 25にグリスフィッティングがあります。 図 24 図は左側を示す 1. グリスフィッティング 2. タイロッド 図 25 図は左側を示す 1.
前ホイールベアリングのグリス アップ 整 備 間 隔 : 300運転時間ごと グ リ ス の 仕 様 Mobilgrease XHP™-222 ハブとロータを取り外す 1. 機体の前部を持ち上げてジャッキスタンドで 支える。 2. ホイールをハブに固定しているラグナット5 個 を外す 図 26 。 図 27 1. キャリパブラケットブレーキ アセンブリ 2. スピンドル 4. 3. フランジヘッドボルト3/8 x /1 インチ ハブからダストキャップを取る図 28。 図 26 1. 2. 3. ラグナット ホイール 3. ハブ ブレーキアセンブリ用のブラケットをスピン ドルに固定しているフランジヘッドボルト3/8 x 1 インチを外してスピンドルからブレーキを 取り外す 図 27 。 図 28 注 ブレーキアセンブリを確実に支持してから 次の工程に進んでください。 28 1. 2. ダストキャップ ナットリテーナ 3. スピンドルナット 4. タブワッシャ 5. 6. スピンドル コッターピン 5.
注 レースを、ハブのボアに密着させてくだ さい。 8. キャビティの5080程度にグリスを詰める図 30。 9. ハブの内側に内側ベアリングを取り付け、 シールをはめる図 30。 10. もう一方のハブにも、ステップ19の作業を行 う。 ハブとロータを取り付ける 図 29 1. 7. 8. ハブロータアセンブリ 2. 1. スピンドルに所定のグリスを薄く塗る図 31。 スピンドル スピンドルをウェスできれいに拭く。 マシンの反対側のハブとロータについても 1 から7 の作業を行う。 ホイールベアリングのグリスアップ 1. ハブから外側のベアリングとベアリングレー スを取る 図 30 。 図 31 図 30 1. 外側のベアリング 4. 内側ベアリングのレース 2. 外側ベアリングのレース 3. ベアリングのキャビティ 5. 6. 内側のベアリング シール ハブから、シール、内側のベアリングとベア リングレースを取る図 30。 3. シールをきれいに拭いて摩耗や破損がないか 点検する。 2. 1. リテーナ 5.
エンジンの整備 エア クリーナの整備 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと エアフィルタがひどく汚 れていたり破損したりしている場 合には直ちに交換する。 200運転時間ごと 注 ほこりのひどい場所で使用する場合はより頻繁 に数時間ごとにエアクリーナの手入れを行ってく ださい。 図 32 1. 2. 9. ダストキャップ ナットリテーナ 3. コッターピン フィルタの点検 コッターピンを取り付け、ピンの足をリテー ナに巻き付けるように曲げる図 32。 10. ハブにダストキャップを取り付ける図 32。 11. マシンの反対側のハブとロータについても 1か ら10 の作業を行う。 1. 荷台を上げ、支持棒で支える 荷台を上げる (ページ 17)を参照。 2. エアクリーナ本体にリーク原因となりそうな 傷がないか点検してください。ハウジングと カバーがシールでしっかり密着しているのを 確認してください (図 33)。 注 ボディーが破損している場合は交換して ください。 ブレーキとホイールを取り付ける 1.
エアフィルタの交換 1. エアフィルタのエレメントを取り外すステッ プ 1 5 ( フィルタの点検 (ページ 30)) を参照。 2. 新しいフィルタの場合は出荷中の傷がないか 点検する。 エンジンオイルについて 注 ほこりのひどい場所で使用する場合は、オイルも オイルフィルタも、より頻繁な交換が必要です。 オ イ ル の タ イ プ 洗浄性オイルAPI 規格 CH-4, CI-4, CJ-4 またはそれ以上 注 特にフィルタの密着部に注意する。 粘 度 下の表を参照。 重要 破損しているフィルタを再使用しない でください。 3. ク ラ ン ク ケ ー ス の 容 量 1.4 リットルフィルタを交 換した時 新しいエアフィルタを取り付ける フィルタを 取り付ける (ページ 31)を参照。 15W-40 フィルタを取り付ける 10W-30 重要 エンジンを保護するため、エンジンは必ず エアクリーナアセンブリ全体を取り付けて使って ください。 5W-30 注 破損しているフィルタは使用しない。 エアフィルタのカバーについている異物逃が しポートを清掃する (図 33)。 2.
9. 給油口からディップスティックのFull 位置ま で補給する。 10. 補給するときはディップスティックで確認し ながら少量ずつ入れる 注 入れすぎないように注意してください。 11. キャップとディップスティックをしっかりと 取り付ける。 オイルフィルタの交換 整 備 間 隔 : 150運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 エンジンオイルを交換す る悪条件下で使用している場合に は整備間隔を半分に縮める「特殊 な使用条件化で使用する場合の保 守整備について」の項を参照。 図 35 1. 6. エンジンオイルのフィルタ 2. エンジンオイルのドレンプ ラグ ドレンプラグを抜く(図 35)。 1. エンジンからオイルを抜くステップ 1-7 エンジ ンオイルの交換 (ページ 31)を参照。 2. 既存のオイルフィルタを外す図 35。 3. 新しいフィルタのガスケットに薄くエンジ ン・オイルを塗る。 4.
燃料系統の整備 電気系統の整備 燃料ラインとその接続の点検 バッテリーの整備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 バ ッ テ リ ー の 電 圧 12 V, 540 CCA, @ -18° C (0° F)。 警告 燃料ライン、フィッティング、クランプなどに、漏 れ、劣化、破損、ゆるみなどが出ていないか点検を 行ってください。 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 注 燃料系統の部品にこうした症状が見られた場合に は、それらの部品を交換してください。 燃料フィルタの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 1. 荷台を上げ、支持棒で支える。 2. 燃料フィルタの下に汚れのない容器をおく。 3.
バッテリーの取り付け 警告 バッテリーの端子に金属製品や車両の金属部 分が触れるとショートを起こして火花が発生 する。それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 1. 注 バッテリーのプラス端子とマイナス端子が 図 38のように整列するように取り付けること。 バッテリーの取り外しや取り付けを行うと きには、端子と金属部を接触させないよう に注意する。 • 2. バッテリークランプ、キャリッジボルト、 ロックナットを使って、バッテリーをバッテ リートレイに固定する図 38。 3. バッテリーケーブルを接続する バッテリーを 接続する (ページ 34)を参照。 • 金属製の工具をバッテリー端子に触れさせ ないよう十分に注意してください。 1. バッテリートレイにバッテリー載せる図 38。 バッテリーを接続する バッテリーカバーを両側からを押すようにし てバッテリー上部からカバーを外す (図 38)。 1. バッテリーケーブルプラスをバッテリーのプ ラス端子に接続する図 38。 2.
ヒューズの交換 ヘッドライトの整備 全部で7本のヒューズを使用しています。ヒューズ はダッシュボードの下の運転席側に取り付けてあ ります(図 39)。 電球の交換 アラーム/電源ソケット 10 A エンジン 10 A ヘッドライト 10 A 本体用ヒューズ 15 A 昇降用 15 A 後部リフト 15 A ホーン 警笛 30 A 注意 ハロゲン電球は使用中に高温となる。 高温の電 球に触れると手などに火傷を負う危険がある。 電球を交換する際には、必ず電球が十分に冷え てから作業に掛かること。電球の取り扱いに は十分注意すること。 注意 電球の表面を少しでも汚すと電球の破損や破裂 の原因となり、一旦そのような事故が起こる と安全上非常に問題である。 電球を取り扱う際には、透明の石英ガラス部分 に直接手を触れないように、ペーパータオルな どを使い、ベース部分を持つこと。 仕様 パーツカタログ を参照。 1. バッテリーの接続を外す バッテリーの接続を 外す (ページ 33)を参照。 2. フードを開ける フードを上げる。 (ページ 26) を参照。 3.
いるタブをヘッドライトハウジングのスロッ トに合わせる図 40。 6. 7. 注 新しい電球を取り付けるときに、ハロゲン ランプに手を触れないように注意すること。 先ほどステップ4で外したワッシャとスピー ド・クリップを使って、ヘッドライトアセン ブリを固定する。 8. ランプ・アセンブリを右方向に 1/4 回転させ て取り付ける図 40。 ハーネス用のコネクタを、新しいランプ・ア センブリのコネクタに接続する図 41。 9. ヘッドライトの向きの調整を行う ヘッドライ トの調整 (ページ 36)を参照。 7. ハーネス用のコネクタを、新しいランプ・ア センブリのコネクタに接続する図 40。 8. バッテリーを元通りに接続し、フード降ろ す バッテリーを接続する (ページ 34)を参照。 ヘッドライトの調整 ヘッドライト・アセンブリの交換や取り外しを行っ た場合には、以下の手順でヘッドライトの向きの 調整を行ってください。 ヘッドライトの交換 1. バッテリーの接続を外す バッテリーの接続を 外す (ページ 33)を参照。 1.
走行系統の整備 タイヤの保守 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと—タイヤとリムの状態 を点検する。 1 100運転時間ごと—ホイールナットのトルク 締めを行う。 1. タイヤとリムの劣化・磨耗状態を点検する。 注 運転中に縁石にぶつけるなどした場合、リ ムが破損したり、トーインが狂ったりする可 能性がありますから、このような事故の後で は必ず点検してください。 2. 2 ホイールナットを 61-88 N·m9.7-14.5 kg.m=45-65 ft-lbにトルク締めする。 g014968 前輪のトーインとキャンバの調整 図 42 左前輪を前から見た図角度は実際よりも強調されて描かれ ている。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方—前輪のトーインとキャ ンバの点検を行う 重 要 ト ロ 社 代 理 店 か ら 特 殊 工 具 TORO 6010を を購入し てください。 1. ここを測る 2. ここを測る 1 の測定よりも 2.3mm 大きければよい 2.
3 図 45 1. 1 G014994 1. 2. ショックアブソーバのスプリ ング カラー 3. スプリングの長さ 4. 水平な床の上で、車両を 2-3 m まっすぐにバッ クさせた後、まっすぐ前に押して元の位置に 戻す。 5. この手順を、ステップ 1 から、左右両輪でキャ ンバが正しくなるまで繰り返す。 6. 前輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距 離を測る計測はアクスルの高さで行う(図 44)。 2. タイロッド 8. 両方のタイロッドを回して前タイヤを内向き または外向きに調整する。 9. 正しく調整できたら、タイロッドのジャムナッ トを締める。 10. ハンドルで右旋回と左旋回操作を行って、左右 一杯までハンドルが切れることを確認する。 2 図 43 ジャムナット トランスアクスル・オイルの量の 点検 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと オ イ ル の タ イ プ SAE 10W30 API 規格 SJ またはそれ 以上 1. 平らな場所に車両を移動し、エンジンを停止 して駐車ブレーキを掛け、スタータキーを抜 き取る。 2.
トランスアクスルオイルの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 オ イ ル の タ イ プ SAE 10W30 API 規格 SJ またはそれ 以上 オ イ ル の 量 1.4 リットル 1. 2. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 ON/OFF スイッチを OFF にし、キーを抜き 取る。 図 48 1. 補給口およびドレン口の周囲をウェスできれ いにふき取る図 47。 オイル補給口 8. ガスケットと補給プラグを元通りに取り付け る 図 47 。 9. エンジンを始動しウォームアップする。 10. オイルの量を点検し、ねじ山の下位置よりも 下がっている場合には適宜追加する図 47。 ニュートラルの点検と整備 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 図 47 1. ドレンプラグ 2.
一次走行クラッチの点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 クラッチの操作具合は毎日点検してください。万 一、接続しにくくなったり、アイドル時にニュート ラルに完全に戻りにくくなったりした場合には、ク ラッチの簡単な掃除が必要です。 注 可動部分およびその付近のごみの除去のみ行うよ うにしてください。 1. エンジンを停止し、キーを抜き取り、駐車ブ レーキを掛ける。 2. 荷台を上昇・固定する。 3. たまっているごみや泥を水で洗い落とし、洗 浄後はすぐにコンプレッサで吹いて乾かす。 図 49 1. ニュートラル・ブラケット 2. 注 残っているごみは、速乾性のクリーナなど で取り除くようにしてください。 ロックナット ロックナット図 49のうちの1個を締め付けて、 0.76-1.52 mm のすきまを作る。 一次走行クラッチの整備 注 ブラケット上部のロックナットを締め付け る時、ブラケット下のシャフトを手で押さえ ておく必要があります。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—一次走行クラッチを清 掃するほこりのひどい場所で使用 する場合はよりひんぱんに。 4.
冷却系統の整備 注 可動部分およびその付近のごみを除去する。 7. 8. もし、ベルトやクラッチシャフトにもごみや 泥がたまっている場合には、目の細かい研磨 用パッドなどで取り除く。 エンジン冷却部の清掃 スプリングとクラッチカバーを取り付け、フ ランジヘッドボルトを入れる 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 100運転時間ごとに、エンジン周囲の掃除を行って ください非常にほこりの多い場所で作業をする場合 には清掃間隔を短くしてください。 9. ボルトを 12-13.5 N.m (1.2-1.4 kg.m = 105-120 in-lbに トルク締めする。 重要 エンジンの清掃に圧力洗浄器を使うと燃料系 統に水が混入する恐れがありますから、絶対に使 用しないでください。 ラジエター液の補給 内部 洗 浄 後 に 入 れ る 初 め て 入 れ る /内 整 備 間 隔 : 1000運転時間ごと/2年ごと いずれか早く 到達した方 注 冷却水には、エチレングリコールと水の 50/50 混 合液をご使用ください。 1.
3. 4. 補給口のキャップを元通りにはめ、補助タン クのキャップを開ける図 52。 ブレーキの整備 注 絶対に両方のキャップを同時に開けない でください。タンク内部や補給そのものに悪 影響が出ます。 ブレーキの点検 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 入れ す 補給管の根元まで冷却液を補充する。入 ぎ な い こ と 。 補助タンクのキャップを元通り に取り付け、こぼれた液をふき取る。 ブレーキは極めて重要な安全装置です。他の安全装 置と同様、定期的に入念に点検してください。100 運転時間ごとに以下の点検を行ってください。 ラジエターの点検と冷却液の補充 • ブレーキシューが磨耗や破損していないか点検 する。ライニングパッドの厚みが 1.
ブレーキケーブルの調整 C. ブレーキを掛けるのに必要な力が 133156Nm 4.24.8kg.m = 3035ft-lbとなるよ うにノブ図 53を回して調整する。 ステップACを最大あと3回まで繰り返 して、ブレーキに必要な力を133156Nm 4.24.8kg.m = 3035ft-lbに調整する。 1. 駐車ブレーキのゴム製グリップを外す図 53。 2. 駐車ブレーキレバーに調整ノブを固定してい る固定ねじをゆるめ図 53、駐車ブレーキをゆ るめて、ブレーキ調整ノブをゆるめる。 D. 3. 機体の下側で、駐車ブレーキケーブルのねじ 山付きアジャスタの後ジャムナッ トを4回転 ゆるめる 図 54 。 注 上記のいずれの方法でも駐車ブレーキ ケーブルの調整を適切にできない場合に は、ブレーキパッドが摩耗していないか 点検してください。 • 固定ねじを締め、ゴム製グリップを取り付 ける 図 53 。 ブレーキオイルの交換 整 備 間 隔 : 1000運転時間ごと 代理店に連絡する。 図 54 1. 前側ジャムナット 2. 後側ジャムナット 3.
ベルトの整備 駆動ベルトの交換 1. 荷台を上げる 荷台を上げる (ページ 17)を参照。 走行ベルトの整備 2. ニュートラルにシフトし、駐車ブレーキを掛 け、エンジンを停止し、キーを抜き取る。 新しいベルトに交換した場合には、しばらくの間な らし期間が必要です。これは、通常通りの運転を行 うことで2運転時間以内で終了します。 3. 2次クラッチを回しながら2次クラッチ部分で ベルトを外す(図 55)。 4. 注 古いベルトは廃棄する。 走行ベルトの点検 5. 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 注 ニュートラルアイドリング中でも車両が動き 出す場合には、クラッチが汚れている可能性があ ります。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 エンジンを停止し、キーを抜き取る。 2. 荷台を上げ、支持棒で支える 荷台を上げる (ページ 17)を参照。 3. ベルト図 55を手で回転させながら磨耗や破損 がないかを点検する。 7.
シャーシの保守 洗浄 荷台のラッチの整列手順 洗車について 荷台のラッチが確実にはまらないと、走行するとき に荷台が上下に振動します。このような場合には、 ラッチのポストを調節して、荷台がシャーシにきれ いに収まるようにしてください。 必要に応じて洗車してください。 柔らかい布など を使い、水または水と洗剤で洗浄します。 たわし 等を使用すると車体表面のツヤがなくなる場合が あります。 1. ラッチポストの端についているロックナット をゆるめる 図 57 。 重要 圧力洗浄機を使っての清掃は避けてくださ い。電装部や潤滑部に水が浸入すると、問題が起こ りやすくなります。 また、コントロールパネル、 エンジン、バッテリー付近に大量の水をかけない ようにしてください。 図 57 1. ラッチ 2. ロックナット 3. ラッチポスト 2. ラッチポストを右回りに回転させてラッチの フック部にちょうどはまるようにする図 57。 3. ロ ッ ク ナ ッ ト を 、 19.7 25.4Nm 2.0 2.6kg.m=175 225in-lb にトルク締めす る。 4.
保管 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 エンジンを停止し、キーを抜き取る。 2. エンジンのシリンダヘッドや冷却フィン、ブロ アハウジングをふくめた車両全体を洗浄する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができ ます。ただし高圧洗浄器は使用しないでくだ さい。高圧の水で洗浄すると電気系統やグリ ス部へ水が浸入する恐れがあります。また、 コントロールパネルやヘッドライド、エンジ ン、バッテリー部に大量の水をかけないよう にしてください。 3. ブレーキを点検する ブレーキの点検 (ページ 42)を参照。 4. エアクリーナの整備を行う エアクリーナの整 備 (ページ 30)を参照。 5. 機体のグリスアップを行う潤滑 (ページ 27)を 参照。 6. エンジンオイルを交換する エンジンオイルの 交換 (ページ 31)を参照。 7. タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を点検 する (ページ 20)を参照。 8. 燃料タンクの内部をきれいな燃料で洗浄する。 9.
米国外のディストリビュータ一覧表 国名 電話番号 36 27 539 640 852 2155 2163 82 32 551 2076 ディストリビュータ 輸入販売代理 店 Maquiver S.A. 丸山製作所株式会社 Mountfield a.s. コロンビア 日本 チェコ共和国 プエルトリコ 787 788 8383 Mountfield a.s. スロバキア Ceres S.A. コスタリカ 506 239 1138 Munditol S.A. アルゼンチン CSSC Turf Equipment (pvt) Ltd. Cyril Johnston & Co. Cyril Johnston & Co.
Toro 一 般 業 務 用 機 器 の 品 質 保 証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に 基づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥 に対して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点 までの品質保証を共同で実施いたします。この保証は、エアレータ以外 のすべての機器に適用されますエアレータ製品については別途保証があ ります。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店 ディストリビュータ又はディーラー に対して、お客様から連絡をして頂くことが 必要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問があ る場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Product