Form No. 3393-439 Rev B Workman® HDX 汎 用 作 業 車 シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 07383—シ シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 07384—シ モ デ ル 番 号 07384H—シ シ リ ア ル 番 号 315000001 以 上 シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 07384TC—シ シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 07386—シ シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 07386H—シ シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 07386TC—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この機械は専門業務に従事するプロのオペレータが運 転操作することを前提として製造された作業用車両で す。各種の作業に必要な人や資材を運ぶための車両と して作られています。この車両が安全に運ぶことのでき る人間は、運転者およびその隣の所定の座席に座る運 転助手です。荷台は人を運ぶのに適しておりません。 この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 重要 この製品のエンジンのマフラーにはスパークアレ の定 め に ス タ が 装 着 さ れ て お り ま せ ん 。 CPRC 4126の より、カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地な どでこの機械を使用する場合には、法令によりスパー クアレスタの装着が義務づけられています。他の地 域においても同様の規制が存在する可能性がありま すのでご注意ください。 g010502 図1 1.
目次 フルサイズ荷台の取外し .................................38 フルサイズ荷台の取付け ................................38 車体をジャッキで持ち上げる場合 ......................39 フードの外しかた ...........................................40 フードを取り付ける.........................................40 潤滑 ..................................................................... 41 ベアリングとブッシュのグリスアップ ....................41 エンジンの整備 .................................................... 43 エアクリーナの整備........................................43 エンジンオイルとフィルタの交換 ...............
安全について • 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、人 身事故につながります。事故を防止するため、以下 に示す安全上の注意や安全注意標識のついている遵 警告 、 守事項は必ずお守りください。これは 注 意 、警 危 険 など、人身の安全に関わる注意事項を示してい ます。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人 身事故が発生することがあります。 ガードなどの安全装置やステッカー類は必ず所定の 場所に取り付けて使用してください。安全カバーが 破損したり、ステッカーの字が読めなくなったりした 場合には、機械を使用する前に修理し、ステッカー は新しいものに貼り換えてください。 • 作業には頑丈な靴を着用してください。サンダルや テニスシューズ、スニーカーでの作業は避けてくだ さい。だぶついた衣類やアクセサリは機械にから みつく危険があり、人身事故のもとですから着用 しないでください。 • 安全メガネ、安全靴、長ズボンおよびヘルメットの 着用をおすすめします。地域によってはこれらの着 用が条例などで義務付けられています。 • 作業区域には人、特に子供やペット、を近づけな いように注意して
• • 過積載は絶対にやめてください。 銘板ダッシュボー ド中央の下側にありますで、積載限度を確認して ください。アタッチメントにも過負荷を掛けないで ください。また、所定の車両総重量GVWの範囲 内で使用してください。 エンジンを始動させるときには – 運転席に座り、駐車ブレーキが掛かっている ことを確認する。 – PTO装備車ではPTO を解除、ハンドスロットル 装備車ではハンドスロットルをOFF 位置とする – 油圧昇降レバーが中央位置になっているのを必 ず確認しておくこと。 – シフトレバーをニュートラル位置にし、クラッチ を踏み込む。 – アクセルから足を離す。 – 始動キーを ON 位置に回す。グロープラグ・イン ジケータが消灯したら、エンジンを始動できる。 – 始動キーを START 位置に回す。 注 始動スイッチが START 位置に戻ってからさらに • 15秒間、グロープラグ・インジケータが点灯します。 運転には十分な注意が必要です安全への注意がお ろそかになると、転倒など思わぬ事故となり、けが や死亡など重大な結果を招きます。運転は常に慎 重に。転倒や暴走事故を防止するために以下の
• • なります。積載重量が大きいほど停止に掛かる時 間が長くなります。 荷台を外して車両後部に何も装着しないで運転する 場合にはスピードを控えめにしてください。 車両後 部が軽いとブレーキを掛けたときに後輪がロックし やすくなって危険です。 ターフも普通の路面も、ぬれているときには非常に 滑りやすくなります。停止距離も、路面が乾いてい るときの2倍から4倍の長さが必要になります。ま た、深い水溜りに入ってブレーキがぬれると、乾 燥するまでブレーキが利かなくなります。水溜りを 抜けたあとは速度を落としてブレーキテストをして ください。ブレーキが利かなくなっていたら、平ら な場所で、ブレーキペダルを軽く踏み込んだまま しばらく低速で運転しましょう。こうするとブレーキ が早く乾きます。 • • は、荷崩れを起こさないようにしっかりと固定して ください。特に、荷崩れしやすいもの液体、石、 砂などは十分固定してください。 斜面での停止、特に荷を積んだままでの停止は避 けてください。下り坂では平地に比べて停止に長い 距離が必要になります。どうしても斜面で停止しな ければならない場合には、急停止による転倒の危
圧装置のレバーは平らに寝た状態にセットしてくだ さい。荷台を上げた時には、必ず安全サポート で支えてください。 警告 荷台は相当の重さになる。 万一手などを挟ま れると大けがをする。 – 荷台を降ろすときには、荷台に手やその他 の部分を近づけないよう十分注意すること。 – 周囲に人がいる場所でダンプ操作をしない。 • 斜面を横切るように駐車した状態では、絶対にダ ンプ操作をしないでください。重心の急変により車 両が転倒する危険があります。 • 重い積荷を積んで走行しているときには、速度に 注意し、常に安全な停止距離を確保してください。 急ブレーキは絶対につつしみましょう。 斜面ではよ り慎重な運転を心がけましょう。 • 重い物を積んでいるときは停止距離が長くなり転倒 しやすくなっていることを忘れないでください。 • 荷台は荷物専用のスペースです。人を乗せないで ください。 • 過積載は絶対にやめてください。 銘板ダッシュボー ド中央の下側にありますで、積載限度を確認して ください。アタッチメントにも過負荷を掛けないで ください。また、所定の車両総重量GVWの範囲 内で使用してください。
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。 読めなくなったも のは必ず新しいものに貼り替えてください。 decal106-6755 106-6755 1. 2. 冷却液の噴出に注意。 爆発の危険 オペレーター ズマニュアル を読むこと。 3. 4. 警告 高温部に触れないこ と。 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 decal115-7740 115-7740 1. 警告 トレーラの最大重量は 680 kg トングの最大重量は 90 kg。 2. 警告 牽引重量が 680 kg 以上の場合はトレーラ用ブレーキが 必要 トレーラの最大重量は 1591 kg、トレーラ用ブレーキ付 きの場合のトングの最大重量は 273 kg。 decal115-7813 115-7813 1. 電源ソケット 10A 5. 2. 電源スイッチ 10A 3. 燃料ポンプ, 速度規制ス イッチ 10A ホーン, 電源ソケット 15A 6. ハザード 10A 7. 4WD, トランスミッション 10A 4.
decal115-2282 115-2282 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 警告 可動部に近づかないこと 全部のガード類を正しく取り付けて運転すること。 3. 手足の負傷の危険人を近づけないこと荷台に人を乗せないこと 乗車中は手足を車両外に出さないこと シートベルトを着用し、 手すりを握ること。 decal115-7746 115-7746 1. 警告講習を受けてから運転すること。 3. 火災の危険 燃料補給前にエンジンを止めること。 2. 警告 車両を離れるときは駐車ブレーキをロックし、エンジン を停止し、キーを抜くこと。 4. 転倒の危険 斜面では速度を落とし、旋回はゆっくり行い、慎重 に低速で走行すること 最高速度 32 km/h を超えないように走行 すること 大量の荷物や重い荷物を積んでいる時、そして凹凸 の激しい場所では低速で走行すること。 decal106-2355 decal106-2353 106-2355 1. 低速 2. 高速 3. 106-2353 トランスミッション 高速運 転禁止 1.
decal93-9868 93-9868 1. 手を潰される危険 オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal115-7756 115-7756 1. ハイフロー油圧: ON decal93-9879 93-9879 1. decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 爆発の危険 2. バッテリーに人を近づけな いこと 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 保護メガネ等着用のこと 爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり 4. 保護メガネ等着用のこと 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当て を受けること 1. 5. 負荷が掛かっている危険 オペレーターズマニュアル を読 むこと 6. 9. オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止 を読むこと decal93-9850 93-9850 1.
decal106-7767 106-7767 1.
decal106-2377 106-2377 1. ロック 8. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. デファレンシャルロック 9. シャフトに巻き込まれる危険作業現場に人を入れないこと。 3. ロック解除 10. 油圧シリンダ 縮む 4. 油圧ロック 11. 油圧シリンダ 伸びる 5. 入 6. PTO 7. 切 12. トランスミッション 高速 13. トランスミッション 低速 14. 駐車ブレーキ decal115-2281 115-2281 1. ヘッドライト 4. エンジン ― 作動 2. 警笛 5. エンジン 始動 3.
decal110-0806 110-0806 1. decal121-6287 121-6287 注意始動補助剤を使用しないこと。 1. 補給口の根元まで冷却液を入れる。 decal121-6286 121-6286 1. エンジン冷却液の点検を する前に オペレーターズ マニュアル を読んでくださ い。 2. 冷却液は、ラジエターに直 接入れないで、補助タンク に入れてください。 decal93-9852 93-9852 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 3 数量 内容 用途 ハンドル 1 ハンドルを取り付けますTCモデルの場 合のみ ROPSフレーム ボルト ½ インチ 1 6 ROPS横転保護バーを取り付けます。 必要なパーツはありません。 – エンジンオイル、トランスアクスル/油圧オ イル、ブレーキオイルの量を点検する。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 モデ ハ ン ド ル を 取 り 付 け る TCモ ルの場合のみ この作業に必要なパーツ ハンドル 1 g008397 手順 図3 ハンドルの背面でセンターカバーを止めつけてい るタブ耳を外し、ハンドルのハブからセンターカ バーを外す。 1. ハンドルシャフト 2. 3. 2. ハンドルシャフトからロックナットとワッシャを外す。 4. 3. ハンドルとワッシャを順に取り付ける。 車両が真っ 直ぐ前進する時にハンドルが正面を向くスポーク がT字になるようにハンドルの位置を調整する。 5. 1.
2 3 横転 保 護 バ ー を 取 り 付 ROPS横 ける 液量を点検する 必要なパーツはありません。 この作業に必要なパーツ 1 ROPSフレーム 6 ボルト ½ インチ 手順 手順 1. ROPSの各サイドについている穴を、 図 4 のよう に車両フレーム側面の取付け穴に揃える。 g009812 図4 1. ROPS取り付けブラケット 2. 2. フランジボルト ½ x 1¼ イ ンチ ROPSの両側をフランジボルト3本、½ 1¼ イン チでフレームに固定し、115 N·m11.8 kg.m=85 ft-lb に締め付ける。 15 1. エンジンを初めて作動させる前と後に、エンジン オイルの量を点検する エンジンオイルの量を点検 する (ページ 21)を参照。 2. エンジンを初めて作動させる前に、トランスアクス ル/油圧オイルの量を点検する トランスアクスル/ 油圧オイルの量を点検する (ページ 24) を参照。 3. エンジンを初めて作動させる前に、ブレーキオ イルの量を点検する ブレーキオイルの量の点 検 (ページ 27) を参照。 4.
製品の概要 ブレーキペダル ブレーキペダル図 5は、走行速度を下げたり車両を停 止させるのに使用します。 各部の名称と操作 注意 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 ブレーキが磨耗したり調整が狂ったりすると人身事 故の原因となる。ブレーキペダルを一杯に踏み込 ん だ 時 、 ペ ダ ル と 運 転 台 の 床 と の 距 離 が 38 mm 以下となるようなら調整または修理が必要である。 アクセルペダル アクセルペダル図 5はエンジンの回転数を変化させる ペダルで、トランスミッションにギアの入った状態でアク セルを操作すると走行速度を変えることができます。ペ ダルを踏み込むとエンジンの回転数が上がって走行速 度が上がります。ペダルから足をはなすとエンジンの回 転数が下がって走行速度が下がります。 ギアシフトレバー クラッチペダルを一杯に踏み込んでからシフトレバー図 6を希望するギア位置にシフトします。シフトパターンは 下の図に示すとおりです。 g009160 図6 重要 前進から後退へ、あるいは後退から前進への 切り換えは、車両を完全に停止させて行なってくださ い。これを守らないと、
• ハイレンジからローレンジへ、あるいはその逆へ の切り換えは、車両を完全に停止させて行なって ください。 • また、切り換えは平らな場所で行なってください。 • クラッチペダルを一杯に踏み込みます。 • レバーを前一杯に動かすとハイレンジ、後ろ一杯に 動かすとローレンジです。 High は荷物をあまり積まない状態、乾いた路面、高 速での走行のためのレンジです。 g002381 Low は低速度で走行するためのレンジです。このレンジ は、通常よりも大きなパワーやコントロールを必要とす る時のためのレンジです。たとえば、急斜面、悪路、 重い荷物を搭載しているときでエンジンを高速回転させ る必要があるとき液剤や砂などの散布に使用します。 図7 1. ギアシフトレバー 4. 油圧昇降ロック 2. 駐車ブレーキ 5. デファレンシャルロック 3. 油圧昇降レバー 6.
アワーメータ 以下の要領で警告ランプ類の作動を確認してください アワーメータは、左側コントロールパネルにあって本機 の稼働時間を積算表示します。アワーメータ図 8は始 動スイッチをON位置にすると始動し、エンジンが回転 している間作動を続けます。 • 駐車ブレーキを掛ける。 • 始動キーを ON/予熱位置に回す エンジンは掛けな い。冷却水温度、充電警告、エンジンオイル圧の 警告灯がそれぞれ点灯する。点灯しないランプが あった場合には、電球が切れているかそれぞれの 監視回路に異常が発生しているので、必ず原因を 突き止めて修理を行なう。 速度制限スイッチ 速度制限スイッチ図 8を、Slow 位置にセットしてキーを 抜き取ります。これにより、マシンがハイレンジの3速 ギアにシフトされたときのエンジンの回転速度が 2200 rpm に制限され、最大走行速度は 21km/h に制限さ れます。 燃料計 燃料計は、燃料タンクに残っている燃料の量を表示し ます。始動スイッチがON位置の時にのみ作動します図 8。燃料の残量が少なくなると赤色のランプが点灯し、 空に近くなると赤色の点滅に変わります。 ライト
速度計 車両の走行速度を表示します図 8。速度計の表示単 位はMPHマイル毎時ですが、簡単にKPHkm毎時に切 り替えることができます。 速度表示単位の切替え (ペー ジ 54)を参照してください。 電源ソケット 電源ソケットから電動アクセサリ用に12 Vの電源をとる ことができます 図 8 。 助手席用手すり g021227 図 11 助手席用の手すりがダッシュボードについています 図 10 。 1. 座席調整レバー 仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があり ます。 寸法 全幅 160cm 全長 荷台なし 326cm、 フルサイズ荷台付き 331cm、 ⅔ サイズ荷台を後方に取り付けた場 合 346cm 基本重量 乾燥重量 g009815 図 10 1. 助手席用手すり 2.
運転操作 ます。詳細は弊社の正規サービスディーラ、または 代理店へお問い合わせください 弊社のウェブサイト www.Toro.
g024612 図 12 1. 荷台用レバー 荷台を下げる 警告 g026141 図 13 荷台は相当の重さになる。 万一手などを挟まれる と大けがをする。 荷台を降ろすときには、荷台に手やその他の部分 を近づけないよう十分注意すること。 1. ラッチハンドル 2. ラッチゲート 3. ラッチピン エンジンオイルの量を点検する レバーを前へ押すと荷台が下降します図 12。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 テールゲートの開け方 1. 荷台が完全に降りていることを確認する。 オ イ ル の タ イ プ 洗浄性オイルAPI 規格 SJ またはそ れ以上 2.
イルが戻ってくるまで約 10 分間程度待ってください。 油量がディップスティックのADDマークにある場合は、 入れ す ぎ な い よ う に FULLマークまで補給してください。入 注 意 し て く だ さ い 。 オイル量が FULL とADD の中間の 時は、オイルを補給する必要はありません。 1. 平らな場所に駐車する。 2. ディップスティック図 15を抜きウェスで一度きれ いに拭く。 g002373 図 16 1. 6. ここにすき間をあける ディップスティックをしっかり差し込んで終了図 15 g028637 図 15 1. 補給口キャップ 2. ディップスティック 3. ディップスティックを、チューブの根元までしっ かりと差し込む図 15。 4. ディップスティックをもう一度抜きとってオイルの 量を点検する図 15。 5.
• • 冬越 し さ せ な い 燃料タンクや保管容器でガソリンを冬 で く だ さ い 。 冬越しさせる場合には必ずスタビライ ザ品質安定剤を添加してください。 警告 ガソリンの誤飲は非常に危険で、生命に関わる。 また気化したガソリンに長期間ふれると身体に重 篤な症状や疾病を引き起こす。 • 燃料ガスを長時間吸い込むのは避けること。 • ノズルや容器の口、コンディショナのビンの口 などに顔を近づけない。 • また、皮膚についた場合には、石鹸と水で 十分に洗い流すこと。 オイ ル を 混 合 し な い で く だ さ い 。 ガソリンにオ 危険 ガソリンは非常に引火 爆発しやすい物質である。 発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた状 態で行う。こぼれたガソリンはふき取る。 • 箱型トレーラに本機を搭載した状態では、絶対 に本機への燃料補給をしてはならない。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 6-13 mm 程 度 下 ま で と する。これは、温度が上昇して燃料は膨張 し
3. タンクの天井給油口の根元から約 2.5cm下まで 燃料を入れ、キャップをはめる 注 燃料を入れすぎないでください。 4. こぼれたガソリンは火災防止のためにすぐに拭 き取る 冷却液の量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 冷 却 水 容 量 3.7 リットル 冷 却 液 の タ イ プ 水とエチレングリコール不凍液の 50/50 混合液 注意 エンジン停止直後にラジエターのキャップを開け ると、高温高圧の冷却液が吹き出してやけどを 負う恐れがある。 • ラジエターキャップは開けないこと。 • 分ぐ ら い 冷 却 液 タ ン ク が 十 分 に 冷 え る ま で 15分 待ってからキャップを開けるようにすること。 • キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温 の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。 • ラジエターの液量は、ラジエター本体でなく冷 却液タンクで点検すること。 1. 平らな場所に駐車する。 2. 補助タンクにあるラジエター液の量を点検する (図 18)。 g026143 図 18 1. 冷却液タンクのキャップ 2.
流動点, ASTM D97 –37 °C-–43 °C • • FZG, フェールステージ—11 またはそれ以上 水分含有量新しいオイルで 500 ppm最大 • 産業規格 Vickers I-286-S, Vickers M-2950-S, Denison HF-0, Vickers 35 VQ 25 (Eaton ATS373-C) 1. 油圧オイルタンクの注油口周辺をきれいに拭き、 キ ャップを外す図 20。 2. 給油口からキャップを取る。 g002376 図 19 1. ディップスティック 3. トランスアクスルの上部からディップスティックを抜 き取りウェスで一度きれいに拭く。 4. ディップスティックを、トランスアクスルにもう一 度しっかりと差し込む。 5. ディップスティックを抜き出してオイルの量を読 み取る。 1. 注 ディップスティックの平たい部分の一番上まで 油量があれば適正である。 3. 補給口の首からディップスティック図 20を抜き、 ウ ェスできれいに拭う。 不足している場合は、適正量まで補給する。 4.
ホイールナットのトルクを点検 する 警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身 体に重大な損傷を引き起こす。 • 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 2 時間 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホース に傷や変形がないか接続部が確実に締 まっているかを確認する。 使用開始後最初の 10 時間 200運転時間ごと • 油圧のピンホールリークやノズルからは作 動油が高圧で噴出しているので、絶対に 手などを近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を 使ってください。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力 を確実に解放する。 • 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直 ちに専門医の治療を受ける。 警告 この整備を怠ると車輪の脱落や破損から人身事故 につながる恐れがある。 時間 後 に 1回 回と 10時 時間 後 に も 運 転 開 始 か ら 1-4時 回、 前 輪 と 後 輪 の ホ イ ー ル ナ ッ ト の ト ル ク 締 う 1回 め を 行 う こ と ト ル ク 値 は 109-122 N.m 11.1-12.
g010293 図 23 1. 空気圧が高すぎるタイヤ ブレーキオイルの量の点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—ブレーキオイル の量を点検する。 初めて使用する 前および 8 運転時間ごと又は毎日 に量を点検。 g009817 図 25 1. 1000運転時間ごと/2年ごと いずれか早く到達し た方—ブレーキオイルを交換する。 ブ レ ー キ オ イ ル の タ イ プ DOT 3ブレーキ作動液 エンジンの始動手順 ブレーキオイルタンクはダッシュボードの下にあります。 1. 平らな場所に駐車する。 2. タンクの FULL マークまでオイルが入っている のを確認する(図 24)。 ブレーキオイルのタンク 1. 運転席に座り、駐車ブレーキが掛かっているの を確認する。 2. PTOとハイ・フロー油圧装置を搭載している場合 はそれぞれを解除、ハンドスロットル装備車では ハンドスロットルをOFFにする 3. シフトレバーをニュートラル位置にし、クラッチ を踏み込む。 4. 油圧昇降レバーが中央位置になっているのを 必ず確認しておくこと。 5.
5. 速度が十分に出たらアクセルペダルから足をは なし、クラッチペダルを一杯に踏み込んでシフト レバーを次のギアにシフトして、アクセルペダル を踏み込みながらクラッチペダルからスムーズに 足をはなす。 6. この操作を繰り返して希望の走行速度まで加速 する。 重要 前進から後退へ、あるいはその逆に切り 換える場合には、必ず車両を完全に停止させて 行なってください。 注 長時間にわたってエンジンをアイドリングさせ ないでください。 エンジンの回転数が 3,600 rpm の時の各ギアで の走行速度は以下の表の通りです。 ギア レンジ 比 速 度 kmh 速度 マイ 時 ル /時 1 L 82.83 : 1 4.7 2.9 2 L 54.52 : 1 7.2 4.5 3 L 31.56 : 1 12.5 7.7 1 H 32.31 : 1 12.2 7.6 2 H 21.27 : 1 18.5 11.5 3 H 12.31 : 1 31.9 19.8 R L 86.94 : 1 4.5 2.8 R H 33.
2. シフトレバーをニュートラル位置にし、油圧昇降レ バーが中央位置になっていることを確認する。 3. クラッチペダルを踏み込む。 4. 油圧昇降レバーを前に動かし、始動キーを右に START位置まで回す。 注 クランキングする場合はインタロックスイッチが 故障しているので、運転前に修理する。 同乗者の安全確保 人を乗せるときは、常にその人の安全が十分確保さ れているのを確認してください。運転手以外の人間に は車の動きが予測できにくく、警戒動作も遅れがちに なりますから、速度は控えめに、ハンドル操作も控え めにしましょう。 g009819 図 27 1.
斜面での運転 ブレーキの適正操作 障害物の近くでは減速すべきです。これにより、停止 や回避のための余裕が生まれます。万一実際にぶつ かれば、機材を損傷してしまいます。 さらにはご自身 や周囲の人にけが等を負わせることにもなりかねませ ん。停止や旋回は車両総重量と大きな関係がありま す。積載重量が大きいときには停止も旋回も難しくな ります。 積載重量が大きいほど停止に掛かる時間が 長くなります。 警告 斜面での転倒事故は重大な人身事故に直結する。 荷台を取り付けていない、アタッチメントを取り付けてい るなどの場合も、制動特性が変化します。急ブレーキ を掛けると、前輪がロックするよりも先に後輪がロック し、車両が制御できなくなる危険があります。荷台を取 り付けていない時や、アタッチメントを取り付けている場 合は、通常よりもスピードを落とすのが賢明です。 ターフも普通の路面も、ぬれているときには非常に滑り やすくなります。停止距離も乾いているときの2倍から4 倍の長さが必要になります。 また深い水溜りに入ってブレーキがぬれると、乾燥する までブレーキが利かなくなります。水溜りを抜けたあ とは速度を落としてブレ
積荷の安全な積み下ろし デファレンシャルロックの使用 乗員や積荷の重量や積載方法によって車両の重心は 変化し、それによって運転感覚も変わります。 暴走し て人身事故を起こすといった悲劇を防止するために、 以下の注意をお守りください。 デファレンシャルロックは、後ろ2輪をロックして1輪だけ が空転しないようにして走行力を高めるものです。ぬれ た芝面などの滑りやすい場所で重量物を運ぶ時や、斜 面を登る時、砂地を走行する時などにデファレンシャル ロックが威力を発揮します。しかし、この機能はあくま でも限られた状況で一時的に使用するための機能で す。既にお話した斜面での安全上の注意や重い荷物を 運搬する時の注意を怠ってはいけません。 車両ラベルに記載された限度を超えて荷を積まない でください。 警告 デファレンシャルロックを掛けると左右の後輪が同じ速 度で回転するようになります。従って、小回り機能が若 干制限されるようになり、旋回時に芝を削る場合もでて きます。デファレンシャルロックは必要な時に限って使 用するようにし、ローギア又はセカンドギアで、速度を 落として使用してください。 ダンプレバーを下げる
緊急時の牽引について 警告 斜面での転倒事故は重大な人身事故に直結する。 緊急時には、短距離に限り、本機を牽引して移動す ることができます。ただし、通常の移動にはこの方法 を使わないようお願いしています。 輪駆動車では牽引力 がアップするが、同時に、 旋回ができないほど急 な斜面などにも登れるよう になるなど、潜在的な 危険性も大きくなる。 輪 駆 動車を運転する時には、急な斜面で無理をしな い よう特に注意すること。 警告 牽引時の速度が速すぎると、ハンドル操作がで き な く な る 危 険 が あ る 。 牽 引 速 度 は 時 速 8km/h 以下を厳守すること。 移動走行を行うとき 牽引作業は二人で行います。 牽引用ロープはワークマ ン前部のロープ穴に固定します。シフトレバーをニュー トラルに入れ、駐車ブレーキを解除してください。長い 距離を移動しなければならない場合にはトレーラなどを 使用してください。 長距離を運ぶ場合にはトレーラを使用してください。必 ず確実に固定して輸送してください。 ロープがけのポイ ントについては図 28 と 図 29 を参照してください。 を超 え る ト
クカップラ「B」にオイルが流れて、リアヒッチに下 向きの押圧が掛かります。手を離してもヒッチへの 押圧が保持されます。 注意 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に 重大な損傷を引き起こします。油圧クイックカップ ラ の接続や取り外しは、安全を十分に確認して行 うこと。 必ずエンジンを停止し、駐車ブレーキを掛 け、アタッチメントを降下させ、リモート油圧をフ ロート位置にセットし、油圧回路内部の圧力を完 全に解放してから着脱作業に掛かるようにする。 重要 油圧シリンダを取り付けた状態でレバーを「下 降」位置に保持すると、オイルがリリーフ バルブへ 抜け、油圧システムが損傷する可能性があります。 • ON 位置 下降クイックカップラ「B」位置と似ていますが、レ バー位置が固定される点が異なります。これによ り、油圧モータを使用する機器に連続的にオイルを この位置は油圧モータを使用 送ることができます。こ する機器のための専用の操作位置です。 重要 ひとつのアタッチメントを複数の車両で共用して いる場合、トランスミッションオイルの相互汚染が生じ る可能性があります。その場合はトランスミッションオ イルを交
油圧装置の故障探究 • クイックカップラがつながらない。 油圧が解放されていないクイックカップラに油圧 がかかっている 。 • パワーステアリングを回すのに大きな力が要るまた は回すことができない。 – 油圧オイルが不足している。 – 油圧オイルが過熱している。 – ポンプが作動していない。 • 油圧オイルが漏れている。 – フィッティングがゆるんでいる。 – フィッティングのO リングが無くなっている。 • アタッチメントが作動しない。 – カップラの接続が完全でない。 – カップラの接続が逆になっている。 • キーキーというノイズが出る。 – リモートバルブが ON 位置になっていてリリー フバルブにオイルが回っている – ベルトがゆるんでいる。 • エンジンを始動できない。 油圧レバーが前位置にロックされている 34
保守 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 許可を受けた有資格者以外には保守、修理、調整、点検などの作業をさせないでください。 作業場には危険物を置かぬようにし、また、防火機器を備えること。 燃料やバッテリー液、オイルな どの点検に裸火を使用しないこと。ガソリンや溶剤を使ってパーツ 部品 を洗浄する時には必ず密閉 型の洗浄容器を使うこと。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。 整備作業の前には必ずキーを抜いておくこと。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 2 時間 • 前輪と後輪のホイールナットをトルク締めする。 使用開始後最初の 10 時間 • • • • • • 使用開始後最初の 50 時間 • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 • エンジンバルブのクリアランスを調整する。 使用するごとまたは毎日 前輪と後輪のホイールナットをトルク締めする。 シフトケーブルの調整状態を点検する。 駐車ブレーキの調整状態を点検する。 オルタネータベルトの磨耗と張りの点検を行う。 油圧フィルタを交換する
整備間隔 整備手順 200運転時間ごと • 前輪と後輪のホイールナットをトルク締めする。 • エアクリーナのフィルタを交換する。 (ちりやほこりの多い環境で使用している場 合はより頻繁に) • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 • 風速安定ボックスに割れや穴、接続部のゆるみがないか点検する。 • シフトケーブルの調整状態を点検する。 • ハイローケーブルの調整状態を点検する。 • デファレンシャルロック・ケーブルの調整状態を点検する。 • 駐車ブレーキの調整状態を点検する。 • ブレーキペダルの調整状態を点検する。 • オルタネータベルトの磨耗と張りの点検を行う。 • クラッチペダルの調整状態を点検する。 • 通常ブレーキと駐車ブレーキを点検する。 400運転時間ごと • • • • • 600運転時間ごと • エンジンバルブのクリアランスを調整する。 800運転時間ごと • • • • 1000運転時間ごと • ブレーキオイルを交換する。 • 燃料タンクの内部を清掃する。 • 冷却系統の内部を洗浄し新しい冷却液に交換する。 点火プラグを点検・交換します。 燃料フィルタを交換する
整備前に行う作業 整備作業の多くは、荷台の昇降作業を伴います。万一の人身事故を未然に防止するため、必ず以下の注 意を厳守してください。 警告 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、駐車ブレーキを掛け、キーを抜いておくこと。荷台の下 で作業するときは荷台もアタッチメントも空にする。また、必ず油圧シリンダを一杯に伸ばし、安全サ ポートで固定しておくこと。 安全サポートの使い方 重要 サポートの取り付け 取り外しは必ず荷台外側 から行う。 1. 荷台を上げ、シリンダが完全に伸びたのを確認 する。 2. ROPS パネルの後ろについている保管用ブラ ケットから荷台サポート安全サポートを取り外す 図 31 。 g009164 図 32 1. 安全サポート 2. シリンダバレル 4. 3. 荷台 荷台を下げる時は、安全サポートを取り外して 元の位置ROPS パネル後ろ保管用ブラケットに 収納する。 注意 安全サポートをシリンダに取り付けたままで 荷台を下げようとしないこと。 g026142 図 31 1. 3.
フルサイズ荷台の取付け フルサイズ荷台の取外し 1. エンジンを始動し、油圧昇降レバーで荷台を降 下させてスロットの中でシリンダが遊んでいる状 態にする。 注 荷台に側板を取り付ける場合は、先に側板を取 り付けてから荷台を車両に取り付けると楽に作業が できます。 2. 昇降レバーから手を離し、エンジンを停止する。 3. シリンダの外側端部からリンチピンを外す図 33。 注 後部のピボットプレートは下端を後部に向けて荷台フ レームチャネル鋼材にボルトで固定されています図 34。 g002369 図 34 g002368 図 33 1. シリンダロッドの端部 4. リンチピン 2. 荷台取り付けプレート 5. 後ろのスロットフルサイズ 荷台用 3. クレビスピン 6. 前のスロット⅔ 荷台用 4. シリンダロッドの端部を荷台取り付けプレートのス ロットに固定しているクレビスピンを外す(図 33). 5. ピボットブラケットをフレームに固定しているリンチ ピンとクレビスピンを外す(図 33)。 6. 荷台を外す。 8.
車体をジャッキで持ち上げる 場合 危険 ジャッキに載っている車体は不安定であり、万 一外れると下にいる人間に怪我を負わせる危険 が大きい。 • ジャッキアップした状態では車両を始動しない。 • 車両から降りる時は必ず スイッチからキーを 抜いておく。 • ジャッキアップした車両には輪止めを掛ける。 • ジャッキアップした状態でエンジンを始動してはなら ないエンジンの振動や車輪の回転によって車体が ジャッキから外れる危険がある。 • ジャッキアップした車体の下で作業するときは、必 ずスタンドで車体を支えておくこと。万一ジャッキ が外れると、下にいる人間に怪我を負わせる危 険が大きい。 • 車両前部をジャッキアップする時は必ず 5×10 cm 程 度の木片等をジャッキとフレームの間にかませる。 • 車両前部のジャッキポイントは前中央のフレームサ ポート図 36、後部のジャッキポイントはアクスル下 図 37 にある。 g002370 図 35 1. ウェアブロック 2. スペーサブラケット 3. キャリッジボルト 1. シリンダが完全に縮んだのを確認する。 2.
フードを取り付ける g009824 図 37 1. 車体後部のジャッキアップポイント フードの外しかた 1. ヘッドライトの開口部でフードをつかみ、フードを 持ち上げて、下側の取り付けタブをフレームの穴 から外す 図 38 。 g010314 図 38 1. フード 2. フードの下側を手前に持ち上げてから下に引っ 張り、上側の取り付けタブをフレームの穴から 外す 図 38 。 3. フードの上側を手前に倒し、ヘッドライトからワイ ヤコネクタを抜く図 38。 4. フードを外す。 40 1. ライトを接続する。 2. 上側の取り付けタブをフレームの穴に差し込む。 3. 下側の取り付けタブをフレームの穴に差し込む。 4.
潤滑 ベアリングとブッシュのグリス アップ 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 過酷な条件で使用してい る場合はより頻繁な潤滑が必要 定期的に、全部のベアリングとブッシュにNo.2汎用リチ ウム系グリスを注入します。 グリスアップ箇所は以下の通りです • ボールジョイント4、タイロッド2、ピボットマウント 2、ステアリングシリンダ2 図 39 • スプリングタワー2 図 40 • クラッチ1とブレーキ1 図 41 g010571 図 40 • Uジョイント18、4輪駆動シャフト3 図 42 重要 ドライブシャフトとユニバーサルシャフト ベアリング のクロス部分では、 つのカップ全部からグリスがはみ 出てくるまでグリスを入れてください。 1. 異物を押し込んでしまわないよう、各グリスニップ ルをきれいに拭く 2. グリスガンでグリスを注入する。 3.
g010359 図 42 42
エンジンの整備 エンジンを保護するため、必ずエアフィルタを取り 付け、カバーをつけて運転してください。 エアフィルタのハウジング内部にほこりを落とさな いように充分注意してください。 エアクリーナの整備 5. 整 備 間 隔: 25運転時間ごと—エアクリーナのカバーを 外して内部のごみを除去する。 注 一次フィルタの外側リムをしっかり押さえて確 実に装着してください。 200運転時間ごと—エアクリーナのフィルタを交 換する。 ちりやほこりの多い環境で使用している 場合はより頻繁に 6. 定期的にエアクリーナとホースアセンブリを点検し、エ ンジンの保護と寿命の安定をはかってください。エア クリーナ本体にリーク原因となりそうな傷がないか点 検してください。ボディーが破損している場合は交換 してください。 上下方向を間違えないように、エアクリーナカ バーを正しく取り付け、ラッチを掛ける図 43。 エンジンオイルとフィルタの交 換 エアクリーナのフィルタの点検・交換は以下の要領で 行います 1.
g005588 図 46 1. 4. それぞれの点火プラグについて、中央の電極と側 面の電極とのすきまを、 0.81 mm に調整する。 5. 調整された点火プラグをエンジンに取りつけて、 24.5-29 N·m2.5-3.0 kg.m = 18-22 ft-lbにトルク 締めする。 6. 点火プラグに点火ケーブルを取り付ける。 g021292 図 45 1. エンジンオイルのドレンプラグ 2. エンジンオイルのフィルタ 4. オイルフィルタを外す図 45。 5. 新しいフィルタのシールに薄くエンジンオイルを 塗って取り付 ける。 6. ガスケットが取り付けプレートに当たるまで手で 回して取り付け、そこから更に½⅔ 回転増し締 めする。 注 締めすぎないように注意すること。 7.
燃料系統の整備 燃料ラインとその接続の点検 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 燃料フィルタの交換 1000運転時間ごと/2年ごと いずれか早く到達し た方 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 1. 荷台装着車の場合は荷台を上げ、サポートを取 り付けて、荷台を固定する。 2. 燃料ポンプからワイヤハーネスのコネクタを外 す 図 47 。 3. ホースのクランプをゆるめ、燃料ポンプキャップ から燃料ラインを外す図 47。 燃料ラインの劣化・破損状況やゆるみが出ていない か点検を行ってください。 g010330 図 47 1. 燃料ポンプ 2. ホースクランプ 4. 3. 燃料ライン/燃料フィルタ 燃料タンクの上部から燃料ポンプのキャップを 外す 図 47 。 注 燃料ポンプを外す時に、燃料ポンプアセンブリ をタンク内部で回転させないでください。タンク内 部でポンプを回転させるとフロートアセンブリが破 損する恐れがあります。 5. タンクから、燃料ポンプアセンブリと燃料フィル タを外す 図 47 。 6.
電気系統の整備 救援バッテリーによるエンジ ンの始動 ヒューズの整備 警告 ヒューズはダッシュパネルの中央下にあります図 48と 図 49 。 バッテリー連結によるエンジン始動は危険を伴う作 業である。人身事故や電気系統の破損を防止す るために、以下の注意を守って行うこと • 救 援 用 の バ ッ テ リ ー の 電 圧 が DC 15 V を 超 え ないことを確認する これ以上の電圧ではワーク マン側の電気系統が破損する。 • 凍結したバッテリーには絶対に接続してはなら ない。作業中に破裂や爆発を起こす危険があ る。 • バッテリーの取り扱いに関する通常の注意事項 を守って作業を行うこと。 • 救援車とワークマンを直接接触させないよう十 分注意すること。 • バッテリーケーブルの極性を間違えて接続する と電気系統の破壊や人身事故などを起こす可 能性があるので注意すること。 g010328 図 48 1. ヒューズ 1. バッテリーカバーをたわめて、タブをバッテリー ベースから外し、カバーをバッテリーから取り外 す 図 50 。 decal115-7813 図 49 1.
バッテリーの整備 注 このケーブルの他端は、ワークマンのバッテ リーあがっている方のバッテリーに直結するの でなく、エンジンとフレームに救援用ケーブルを 接続する。但しエンジンの燃料供給部に接続し ないこと。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—バッテリー液の量を点検 する 格納中は30日ごとに 50運転時間ごと—バッテリーケーブルの接続 状態を点検する。 危険 電解液には触れると火傷を起こす劇薬である硫酸 が含まれている。 • 電解液を飲まないこと。また、電解液を皮膚 や目や衣服に付けないよう十分注意するこ と。安全ゴーグルとゴム手袋で目と手を保護 すること。 • 皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよう、必 ず十分な量の真水を用意しておくこと。 • バッテリーの電解液は常に正しいレベルに維持して ください。 • バッテリー上部はアンモニア水または重曹水に浸 したブラシで定期的に清掃してください清掃後は表 面を水で流して下さい清掃中はセルキャップを外さ ないでください • バッテリーのケーブルは接触不良にならぬよう端子 にしっかりと固定してください • 端子が腐食した場合はバッテ
走行系統の整備 シフトケーブルの調整 フロント・デファレンシャルの 輪駆 動 モ デ ル オ イ ル の 交 換 4輪 のみ 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 200運転時間ごと 1. シフトレバーをニュートラル位置にする。 2. シフトケーブルをトランスアクスルのシフトアーム に固定しているクレビスピンを取る図 53。 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと デ フ ァ レ ン シ ャ ル オ イ ル の タ イ プ Mobil 424 油圧オイル 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止して、駐車 ブレーキを掛け、キーを抜き取る。 2. デファレンシャル側面にあるドレンプラグの周辺を ウェスできれいにぬぐう図 52。 3. ドレンプラグの下にオイルを受ける容器をおく。 g002424 図 53 1. シフトアーム 速・後退 2. シフトアーム 速・速 3. g010510 図 52 1. 補給・点検プラグ 2. 4. ドレンプラグ 3.
g010293 図 56 1. 空気圧が高すぎるタイヤ 前輪の整列の点検 g002425 図 54 1. デファレンシャルロックケー ブル 3. 2. トランスアクスルブラケット 4. 0.25-1.5 mmの隙間 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 スプリング 3. スプリングのフックとトランスアクスルのレバーの 穴の外縁との間が 0.25-1.5 mm になるよう、ジャ ムナットで調整する。 4. 調整が終わったらジャムナットを締めつける。 1. タイヤをまっすぐ前に向ける。 2.
冷却系統の整備 冷却部の清掃 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 ほこりの多い環 境で使用している場合はより頻繁な 清掃が必要。 1. エンジンを停止させ、エンジン部を丁寧に清掃 する。 2. ラジエタースクリーンのラッチを外して、ラジエ ター前面から外す図 59。 g010329 図 58 1. タイロッド 2. ジャムナット B. タイロッドを回して前タイヤを内向き方向また は外向き方向に動かし、タイヤの中央線間 距離が所定の値になるようにする。 C. 正しく調整できたら、タイロッドのジャムナッ トを締める。 D. g010315 図 59 タイヤが左右に同じだけ切れることを確認 する。 1. 2. 注 タイヤの切れ角度が左右で等しくない場 合には、 サービスマニュアル を参照して調 整する。 3. ラジエタースクリーン ラッチ ラッチを外し、オイルクーラを装備している場合に はそれを倒してラジエターから遠ざける図 60。 g010316 図 60 1. 2. 4. ラジエターハウジング オイルクーラ 3.
エンジンの冷却液の交換 整 備 間 隔 : 1000運転時間ごと/2年ごと いずれか早く 到達した方 冷 却 液 の タ イ プ 水とエチレングリコール不凍液の 50/50 混合液 1. 平らな場所に駐車する。 2. 荷台装着車の場合は荷台を上げ、サポートを取 り付けて、荷台を固定する。 注意 エンジン停止直後にラジエターのキャップを 開けると、高温高圧の冷却液が吹き出して やけどを負う恐れがある。 • エンジン回転中は補助タンクのふたを開 けないこと。 • 分ぐ 冷 却 液 タ ン ク が 十 分 に 冷 え る ま で 15分 らい待ってからキャップを開けるようにす ること。 • 3. g026143 図 62 キャップを開けるときはウェスなどを使 い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっくり と開けること。 ラジエターキャップを取る。 1. 冷却液タンクのキャップ 2. 補助タンク 5. 下側のラジエターホースを外して、冷却液を容器 に回収する。 6. 冷却液が抜けたら下側のラジエターホースを接 続する。 7.
ブレーキの整備 ブレーキペダルの調整 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 駐車ブレーキの調整 注 前のフードを外すと調整作業がやりやすくなります。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 200運転時間ごと 1. 1. 駐車ブレーキレバーのゴム製グリップをはずす 図 63 。 マスターシリンダのヨークをブレーキペダルのピ ボットに固定しているコッターピンとクレビスピンを 取る 図 65 。 g002422 図 63 1. 駐車ブレーキレバー 2. グリップ g002417 2. ブレーキレバーに調整ノブを固定している固定ネ ジをゆるめる(図 64)。 3. ノブを回し、20-22 kg程度の力でブレーキを作動 させられるように調整する。 図 65 1. 図 64 1. 駐車ブレーキレバー ノブ 4. 3. 固定ねじ 調整が終わったら固定ネジを締める。 注 レバーの調整しろが足りない場合は、レバー を調整の中央までゆるめてから後ろのケーブルを 調整し、手順3をもう一度行う。 5. 2. ブレーキペダルのピボット 2.
ベルトの整備 オルタネータベルトの調整 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 10 時間—オルタネータ ベルトの磨耗と張りの点検を行う。 200運転時間ごと—オルタネータベルトの磨耗 と張りの点検を行う。 1. 荷台装着車の場合は荷台を上げ、伸ばした昇 降シリンダにサポートを取り付けて、荷台を固 定する。 2. クランクシャフトとオルタネータのプーリ間の中央 でベルトを指で押してベルトの張りを点検する 押 す力は10 kg程度(図 67)。 g021226 図 66 1. クラッチペダル 2. ブレーキペダル 3. 注 新しいベルトの場合は 8-12 mm 程度のたわ みが出るのが適正である。 アクセルペダル 注 古いベルトの場合は 10-14 mm 程度のたわ みが出るのが適正である。たわみの量が適正で ない場合は以下の手順へ進む。適正であれば 調整は不要です。 3. ベルトの張りの調整は以下のように行います A. オルタネータの取り付けボルト2 本をゆる める 図 67 。 g026144 図 67 1. オルタネータベルト B. 53 2.
制御系統の整備 4. 調整ができたらジャムナットを締めて調整を固 定する。 クラッチペダルの調整 5. ジャムナットを締めた後で測定して、正しく 9.5 ± 0.3 cmに調整できていることを確認する。 注 必要に応じて再調整する。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 注 クラッチペダルのケーブルはベルハウジングでもク ラッチペダルのピボットでも調整することができます。フ ロントフードを外すとペダルピボットに手が届きやすく なります。 1. 6. リターンスプリングをクラッチレバーに取り付ける。 重要 ジャムナットを締めた後、ロッドの端部がね じれずにぴったりボールに当たり、クラッチペダル 。 と平行になっていることを確認してください 図 70。 クラッチケーブルをベルハウジング上のブラケット に固定しているジャムナットをゆるめる図 68。 g009592 図 68 1. クラッチケーブル 3. リターンスプリング 2. ジャムナット 4.
油圧系統の整備 油圧オイルの交換とストレー ナの清掃 6. ストレーナを取り付ける。 7. ストレーナに接続する油圧ホースと 90°ィッティン グも元通りの向きに取り付ける。 8. ドレンプラグを取り付け、締め付ける。 9. 約 7 リットルの油圧オイルを入れる トランスアク スル/油圧オイルの量を点検する (ページ 24)を 参照。 10. エンジンを始動させて運転を行い、システム全体 にオイルを行き渡らせる。 11. オイルの量を点検し、必要に応じて補給する。 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 油 圧 オ イ ル の 量 約 7 リットル 油 圧 オ イ ル の タ イ プ Dexron III ATF 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止して、駐車 ブレーキを掛け、キーを抜き取る。 2.
ハイ・フロー油圧オイルとフィ ル タ の 交 換 TC モ デ ル の み 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間—ハイ・フロー 油圧オイルのフィルタを交換するTC モデルのみ 。 800運転時間ごと—ハイフロー油圧オイルとフィ ルタを交換するTC モデルのみ。 油 圧 オ イ ル の 量 約 15 リットル 油 圧 オ イ ル の タ イ プ オ ー ル シ ー ズ ン 用 Toro プ レ ミ ア ム 油 圧 オ イ ル 19 リットル缶または 208 リットル缶。パーツ カタログまたは代理店でパーツ番号をご確認ください。 トロ純正品が入手できない場合Toro のオイルが入手で きない場合は、以下に挙げる特性条件および産業規格 を満たすオイルを使用することができます。オイルの専 門業者と相談の上、適切なオイルを選択してください 新しいフィルタのガスケットをオイルで湿し、ガス ケットがフィルタヘッドに当たるまで手で回し入れ る。その状態からさらに ¾ 回転締め付ける。こ れでフィルタは十分に密着する。 4. 油圧オイルタンクに約 15 リットルの油圧オイル を入れる。 5.
g019543 図 76 1. 7. 周囲から人を遠ざける。 8. 救援車のエンジンを始動し、油圧昇降レバーを 「上昇」位置にすると、故障側の荷台が持ち 上がる。 9. 油圧レバーをニュートラル位置にしてレバーを ロックする。 g009822 図 74 1. クイックカップラホース A 2. クイックカップラホース B 10. 3. 4. 救援用ホース 故障しているワークマンのカップラホースに、救 援用ホース 2 本を接続する図 75。 伸ばした昇降シリンダに、荷台サポートを取り付 ける 安全サポートの使い方 (ページ 37)を参照。 注 両方の車両のアタッチメントとエンジンを停止 させた状態で、油圧昇降レバーを数回前後に動 かし、内部の圧力を解放するとクイックカップラ が外しやすくなります。 使用しないフィッティングにはキャップをかぶせ ておく。 11. 作業が終わったら救援ホースを外し、各ワークマ ンの油圧ホースを元通りに接続する。 重要 両方の車両とも、運転を再開する前に必ず 油圧オイルの量を確認してください。 g002429 図 75 1.
洗浄 保管 車体を清掃する 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エン ジンを停止し、キーを抜き取る。 必要に応じて洗車してください。柔らかい布などを使 い、水または水と洗剤で洗浄します。 ウェスを使えま すが、フードの表面のツヤがなくなる場合があります。 2. エンジンの外側をふくめた車両の外側全体を洗 浄する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができま す。ただし高圧洗浄器は使用しないでください。 高圧の水で洗浄すると電気系統やグリス部へ水 が浸入する恐れがあります。また、コントロール パネルやヘッドライド、エンジン、バッテリー部に 大量の水をかけないようにしてください。 重要 高圧洗浄機は使用しないでください。圧力洗浄機 によって電装部や潤滑部に水が浸入すると、問題が 起こりやすくなります。また、コントロールパネル、エ ンジン、バッテリー付近に大量の水をかけないように してください。 重要 エンジンを駆動させたままで洗車を行わないでく ださい。エンジンを駆動させたままで洗車するとエンジ ン内部を損傷する恐れがあります。 3.
米国外のディストリビュータ一覧表 国名 電話番号 36 27 539 640 852 2155 2163 82 32 551 2076 ディストリビュータ 輸入販売代理 店 Maquiver S.A. 丸山製作所株式会社 Mountfield a.s. コロンビア 日本 チェコ共和国 プエルトリコ 787 788 8383 Mountfield a.s. スロバキア Ceres S.A. コスタリカ 506 239 1138 Munditol S.A. アルゼンチン CSSC Turf Equipment (pvt) Ltd. Cyril Johnston & Co. Cyril Johnston & Co.
Toro 一 般 業 務 用 機 器 の 品 質 保 証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に 基づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥 に対して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点 までの品質保証を共同で実施いたします。この保証は、エアレータ以外 のすべての機器に適用されますエアレータ製品については別途保証があ ります。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店 ディストリビュータ又はディーラーに対して、お客様から連絡をして頂くことが 必要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問があ る場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Products