Form No. 3419-717 Rev A Workman® HDX-Auto 汎 用 作 業 車 シリ ア ル 番 号 401420001 以 上 モ デ ル 番 号 07390—シ シリ ア ル 番 号 401420001 以 上 モ デ ル 番 号 07390H—シ モ デ ル 番 号07390TC—シ シ リ ア ル 番 号 401420001 以 上 製品の登録は www.Toro.com.
重 要 シ リ ア ル 番 号 デ カ ル に つ い て い る QR コ ー ド 無 い 場合もあります をモバイル機器でスキャンすると、製品 保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。 この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、この製品に使用 されているエンジンの排気には発癌性や 先天性異常などの原因となる物質が含ま れているとされております。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 g239323 図1 1.
目次 エアフィルタの整備 ........................................37 エンジンオイルについて ..................................37 オイル圧警告灯を点検する..............................39 点火プラグの整備 .........................................39 燃料系統の整備 ................................................... 40 カーボンキャニスタエアフィルタの点 検............................................................40 燃料フィルタの交換........................................40 燃料ラインとその接続の点検 ...........................41 電気系統の整備 ...................................................
安全について 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、人身 事故につながります。事故を防止するため、以下に示 す安全上の注意や安全注意標識のついている遵守事 。注 意 、 警 告 、 お よ び 危 項 は 必 ず お 守 り く だ さ い 図 2。 険 の文字は、人身の安全に関わる注意事項を示して います。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な 人身事故が発生することがあります。 この機械はSAE J2258規格に適合しています。 安全上の全般的な注意 この機械は人身事故を引き起こす能力がある。重大 な人身事故を防ぐため、すべての注意事項を厳守し てください。 この機械は本来の目的から外れた使用をすると運転者 本人や周囲の人間に危険な場合があります。 • エンジンを始動する前に必ずこの オペレーターズマ ニュアル をお読みになり内容をよく理解してくださ いこの製品を使用する人すべてが製品を良く知り、 警告の内容を理解してください。 • この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってく ださい。運転中は運転操作に集中してください注意 散漫は事故の大きな原因となります。 • 機械の可動部の
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。 破損したりはがれたり した場合は新しいラベルを貼付してください。 decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります。 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 6. バッテリーに人を近づけな いこと。 保護メガネ等着用のこと 爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり。 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり 4. 保護メガネ等着用のこと。 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当て を受けること 5. 9. decal93-9850 93-9850 1. 修理や改造をしないこと オペレーターズマニュアル を読む こと。 オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 を読むこと decal93-9852 93-9852 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 落下の危険シリンダロックを装着すること。 2.
decal105-4215 105-4215 1. 警告 挟まれないように注意 decal106-6755 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険 オペレーター ズマニュアル を読むこと。 警告 高温部に触れないこ と。 4. 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 3. decal105-7977 105-7977 1. タンク 2. 加圧側 decal106-7767 106-7767 decal106-2353 106-2353 1. 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 転倒注意 シートベ ルトを着用すること 転倒方向と反対側に身体をそらすこと。 電気ソケット decal115-2047 115-2047 1.
decal115-2282 115-2282 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 警告 可動部に近づかないこと 全部のガード類を正しく取り付けて運転すること。 3. 周囲の人間に打撲や手足の負傷の危険 周囲に人を近づけないこと 荷台に人を乗せないこと 乗車中は手足を車両外に出さないこ と シートベルトを着用し、手すりを握ること。 decal115-7739 115-7739 1. 周囲の人が転落や衝突する危険 人を乗せないこと。 decal115-7756 115-7756 1. ハイフロー油圧: ON decal115-7723 115-7723 1. 警告 油圧オイルの圧力は 124 bar124 kg/cm2=1800 psi。 2. カップラ A 3. カップラ B decal121-9776 121-9776 1. 警告初めて運転する前に オペレーターズマニュアル を読み適切 4. 警告 車両を離れるときは駐車ブレーキをロックし、エンジン なトレーニングを受けること。 を停止し、キーを抜くこと。 2.
decal121-9890 121-9890 1. 駐車ブレーキ 4. シリンダ縮む 7. 高速 2. 油圧系統ロック解除 5. シリンダ伸びる 8. 低速 3. 油圧系統 ロック 6. 移動走行 decal127-8620 127-8620 ヘッドライト 4. ホーン 警笛 7. エンジン 始動 2. デファレンシャルロックロック 5. エンジン 停止 8. ブレーキ 3. デファレンシャルロックロック解除 6. エンジン 作動 1.
decal127-8626a decal138-3371 127-8626 1. PTO 15A 138-3371 デファレンシャルロック15A 速度計 10A 2. エンジン始動10A 5. 6. 3. ハザードランプ10A 7. ヘッドライトと後部ライト15A 4. エンジン点火10A 8. ホーン 30A decal136-1163 136-1163 1. 積載重量は 1591kg を限 度としてください。 2. 牽引重量トング重量は 273 kg を限度としてください。 9 1. 駐車 4. 2. 3. 後退 ニュートラル 5. 走行 6.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 数量 用途 ハンドル カバー ワッシャ ⅝" 1 1 1 ハンドルを取り付けるTCモデルとHモデル 必要なパーツはありません。 – バッテリーを接続するTCモデルとHモデル 必要なパーツはありません。 – オイル類の量とタイヤ空気圧を点検す る。 ROPSフレーム フランジヘッドボルト ½ x 1¼" 1 6 ROPS横転保護バーを取り付けます。 必要なパーツはありません。 – CVT インテークダクトを接続します。 必要なパーツはありません。 – ブレーキの慣らし掛けを行います。 手順 内容 1 2 3 4 5 6 その他の付属品 内容 数量 用途 オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にお読みください。 オペレータのためのトレーニング資料 1 ご使用前にご覧ください。 CVTキット、121-9853 1 CVT インテークダクトを接続するTCモデルとHモデル CVTアダプタ、127-8750 1 CVT インテークダクトを接続するTCモデルとHモデル 注
1 2 ハンドルを取り付ける バッテリーを接続する TC モ デ ル と H モ デ ル の み TC モ デ ル と H モ デ ル の み この作業に必要なパーツ 必要なパーツはありません。 1 ハンドル 1 カバー 1 ワッシャ ⅝" 手順 警告 1. ハンドルのハブにカバーがついている場合には、 これを取り外す図 3。 バッテリーケーブルの接続手順を間違うとケーブ ルがショートを起こして火花が発生する。それに よって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る 恐れがある。 2. ハンドルのシャフトからジャムナットを外す図 3。 • 3. ハンドルシャフトに、ハンドルとワッシャを順に 取り付ける 図 3 。 必ず、バッテリーのマイナス 黒 ケーブルを外し てから、プラス 赤 ケーブルを外すこと。 • 接続する時は必ずプラス 赤 ケーブルから取り 付ける。 手順 4. ナットでハンドルを固定し、27-34 N·m2.8-3.5 kg·m = 20-25 ft-lbにトルク締めする。 5. ハンドルにキャップを取り付ける図 3。 1.
タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を点検す る (ページ 19)を参照。 5. 4 横転 保 護 バ ー を 取 り 付 ROPS横 ける この作業に必要なパーツ g026250 図5 1. 絶縁カバープラスケーブル 2. マイナス端子 4. 3. マイナス–ケーブル黒 マイナス黒ケーブルをバッテリーのマイナス 端子 に取り付けてボルトとナットで固定する。 6. バッテリーベースにバッテリーカバーを合わせ る図 4。 7. バッテリーカバーを握り込んで、タブをバッテリー ベースに合わせ、力をゆるめるとカバーがセット される 図 4 。 ROPSフレーム 6 フランジヘッドボルト ½ x 1¼" 手順 プラス端子に絶縁ゴムカバーを取り付ける。 注 絶縁ゴムカバーは、ショート防止用です。 5. 1 1. フランジヘッドボルト½ x 1¼"6本のねじ山にロッ キングコンパウンド中程度整備時に外せるレベ ル を塗りつける。 2.
4. 5 荷台サポートを外し、荷台を降下させ、エンジン を停止し、キーを抜き取る。 6 CVT イ ン テ ー ク ダ ク ト を 接 続 する ブレーキの慣らし掛けを行う 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 重 要 エ ン ジ ン を 始 動 す る 前 に 、 CVT ダ ク ト に つ い て い るビニルカバーを取り除いてください。 ブレーキの性能を最大限に発揮させるために、実際の 使用前にブレーキの「慣らし掛け」をする。 CVT キットP/N 121-9853とアダプタキット127-8750が 必要です。 1. 2. 3. CVT インテークホースの端部についているビニ ル袋を止めているホースクランプをゆるめて袋を 外す。 以下の手順で荷台を上げる 駐車ブレーキを掛ける。 B. エンジンを掛ける。 C. レバーを後ろに引いて荷台を上昇させる。 D. エンジンを停止する。 E.
製品の概要 各部の名称と操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 アクセルペダル アクセルペダル図 8は、走行中に車両の走行速度を 調整するペダルです。ペダルを踏み込むとエンジン 速度が上がって走行速度が上がります。ペダルの踏 み込みを浅くするとエンジン速度が下がって走行速度 が下がります。 g028609 図9 1. トランスミッションレバー 2. P 駐車 5. L 低速前進 3. R 後退 6. D 通常運転 4. Nニュートラル 駐車ブレーキレバー エンジンを停止させたら、車体が不意に動き出さない よう、必ず駐車ブレーキ図 10を掛けてください。急 な斜面に停車する場合にも、必ず駐車ブレーキを掛 けてください。 • 駐車ブレーキレバーを引くとブレーキがかかります。 • レバーを下げると駐車ブレーキが解除されます。 g024307 図8 1. ブレーキペダル 2.
油圧昇降レバー 荷台の昇降を行ないます。後ろに引くと荷台が上昇 し、前に倒すと降下します図 11。 重要 荷台を降下させる時は、降下し終わってからさら に 1-2 秒 間 、 レ バ ー を 前 に 倒 し た ま ま で 保 持 し 、 荷 台 が完全にフレーム位置まで降りるようにしてください。た だし、油圧シリンダがその行程の端まで到達したら、 そこから 5 秒間以上はレバーを保持しないでください。 g024320 図 12 1. 速度レンジ切り替えレバー 4. C中高レンジ 2. T移動走行レンジ 5. B中低レンジ 3. D高速レンジ 6. A低速レンジ g024361 図 11 1. 荷台を降下させる 4. ロック解除 2. 荷台を上昇させる 5. 油圧昇降ロック 3. ロック 6.
計器類 注 ハイフロー油圧スイッチをOFFにしないとエンジン を始動できません。 ライトスイッチ ライトスイッチ図 13を押すとヘッドライトの点灯・消灯を 切り替えることができます。 デファレンシャルロックスイッチ このスイッチは後部車軸の作動ギアをロックして走行 力を増強する働きがあります。デファレンシャルスイッ チ図 13を押すとこの機能のON・OFFを切り替えるこ とができます。 注 このスイッチは車両が走行中でも操作することが g024370 できます。 図 14 ホーンボタン 米国外用モデルのみ ホーンボタンはコントロールパネルについています図 13。押すと警笛がなります。 1. タコメータ 5. 充電表示ランプ 2. アワーメータ 6. エンジン点検ランプ 3. 速度計 7. エンジンオイル圧警告灯 4. 燃料計 8.
速度計 速度計は車両の走行速度を表示します図 14。速度計 の表示単位は mphマイル毎時ですが、簡単にkm/hに 切り替えることができます 速度表示単位の切替え (ペー ジ 54)を参照してください。 エンジン点検ランプ エンジン点検ランプ図 14の点灯は、エンジンに不具 合が発生していることを示します。 代理店に連絡してください。 オイル圧警告灯 エンジンの回転中にエンジンオイルの圧力が危険域ま で下がるとオイル圧警告灯図 14が点灯します。 g009815 図 16 重要 このランプが点滅や点灯を続ける場合は、エンジ ンを止めてエンジンオイルの量を点検してください。オ イルが減っていて、補給したのに、エンジン再始動時 にランプが消えない場合は、ただちにエンジンを止めて の正規代理店にご連絡ください。 1. 駐車ブレーキを掛ける。 2. キーをON/PREHEAT 位置に回すが、エンジンは始 動させない。 2. 物入れ 座席調整レバー 以下の要領で警告ランプ類の作動を確認してください 1.
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があり ます。 全幅: 160 cm 荷台なし 326 cm 全長 フルサイズ荷台付き 331 cm 2/3サイズ荷台を後ろ寄りに取り付け346 cm モデル 07390: 866 kg 基本重量 乾燥重量 モデル 07390H: 866 kg モデル 07390TC: 887 kg モデル 07390: 1498 kg 定格積載重量運転手の体重 91kg、助手席乗員の 体重 91kg、搭載されているアタッチメントを含む モデル 07390TC: 1477 kg モデル 07090H: 1498 kg 車両総重量 GVW 牽引能力 2363kg トング重量 272kg トレーラ最大重量 1587kg 地上高 18 cm 何も積載していない場合 ホイールベース 118 cm トレッドセンターライン間 高さ 前輪 117 cm 後輪 121 cm 191 cm ROPS最上部まで アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。 詳 細は弊社の正規サー
運転操作 タイヤ空気圧を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 運転の前に 前 タ イ ヤ の 規 定 空 気 圧 2.20 bar2.24 kg/cm2 = 32 psi 後 タ イ ヤ の 規 定 空 気 圧 1.24 bar2.
燃料を補給する • 機械の性能を最も良く発揮させるために、セタン価 87以上の、きれいで新しい購入後30日以内無鉛 ガソリンを使ってくださいセタン価評価法は(R+M)/2 を採用 。 • エ タ ノ ー ル エタノールを添加10% までしたガソリ ン、MTBEメチル第3ブチルエーテル添加ガソリン 15% までを使用することが可能です。エタノールと MTBEとは別々の物質です。エタノール添加ガソリ エタ ノ ー ル 含 ン15% 添加=E15は使用できません。エ 有 率 が 10% を 超 え る ガ ソ リ ン は 絶 対 に 使 用 し て は な り ま せ ん たとえば E15含有率 15%、E20含有率 20%、E85含有率 85%がこれにあたります。これ らの燃料を使用した場合には性能が十分に発揮さ れず、エンジンに損傷が発生する恐れがあり、仮 にそのようなトラブルが発生しても製品保証の対象 とはなりません。 g009814 図 20 • 使用 で き ま せ ん 。 メタノールを含有するガソリンは使 1.
運転中に インタロックシステムは、クラッチペダルを踏まない 限りエンジンがクランキングできないようにする安全 装置です。 運転中の安全確認 注意 安全上の全般的な注意 インタロックスイッチは安全装置であり これを取り 外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 • • インタロックスイッチをいたずらしないこと。 • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検し、 不具合があれば作業前に交換修理する。 • 注 アタッチメントのインタロックの点検については、そ れぞれのアタッチメントの オペレーターズマニュアル を 参照してください。 • クラッチのインタロックスイッチの点検 1. 2. • 運転席に座り、駐車ブレーキが掛かっているの を確認する。 • シフトレバーをニュートラル位置にする。 • 注 油圧昇降レバーが前位置にロックされていると エンジンを始動することができません。 3.
• • • • • • • • • • • 固 定 式 ROPS 搭 載 機 この車両で公道上を走行する場合には、各地域の 法令などに従い、また、ヘッドライド、方向指示 器、低速走行車両表示など、定められたアクセサ リを必ず装備してください。 万一、機体に異常な振動を感じたら、直ちに運転 を中止し、エンジンを止めてキーを抜き、本機の全 ての動作が停止するのを待ち、それから点検にか かってください。破損部は必ず修理・交換してから 運転するようにしてください 不整地、ラフ、凹凸のある場所、縁石の近く、穴 の近くなど路面が一定でない場所では必ず減速して ください。また、そのような場所を走行する場合に は、積荷を減らしてください。車体が揺れると重心 が移動し、運転が不安定になります。 路面がぬれているときは、車両の停止距離が長く なります。ブレーキが濡れて利かなくなった、平ら な場所で、ブレーキペダルを軽く踏み込んだままし ばらく低速で運転しましょう。 路面の状態が急に変化するとハンドルが突然回転 し、手や腕にけがをする場合があります。走行速 度を落とし、ハンドルは円周部をやわらかく握り、 両親指を
• ダンプする時には、後方に人がいないことを確認 してください。 • 斜面を横切るように駐車した状態では、ダンプ操作 をしないでください。重心の急変により車両が転倒 する危険があります。 荷台の操作 荷台を上げる 警告 g024612 上昇させた荷台が万一落下すると、荷台の下にい る人に非常に危険である。 • 荷台の下で作業する時は、必ず支持棒で荷 台を支えておく。 • 荷台の下で作業するときは荷台を空にしてお く。 図 21 1.
マシンを運転する 1. ブレーキペダルを踏み込む。 2. 駐車ブレーキを解除する。 3. トランスミッションレバーを希望位置にセットする。 4. ブレーキペダルが足を離して、アクセルペダル をゆっくりと踏み込む。 重要 前進から後退へ、あるいはその逆に切り 換える場合には、必ず車両を完全に停止させて 行なってください。 以下の表に、速度レンジコントロールをT トランス ポート移動走行位置にセットした場合の各ギアで の走行速度を示します。 ギア 速 度 km/h 時 速 度 マ イ ル /時 R 後退 0 21 0 13 L低速前進 0 18 0 11 D通常運転 0 32 0 20 g026141 注 長期間のアイドリングは避けてください。 図 22 1. ラッチハンドル 2. ラッチゲート 3.
速度レンジコントロールの使 い方 デファレンシャルロックの使用 液剤散布作業、目砂散布作業など、一定の速度で走 行することが必要な作業では、速度レンジコントロール レバーを使用して最高走行速度に上限を設けることが できます。速度レンジ切り替えレバー図 23で、4種類 の速度レンジから作業に最もふさわしい速度レンジを選 択することができます。資材の運搬用、人員移動用な ど、積荷の重さや必要な最高速度に応じて選びます。 斜面での転倒事故は重大な人身事故に直結する。 警告 注 速度レンジの切り替えは、アクセルペダルから足 を離した状態で行う必要がありますが、車両を停止さ せる必要はありません。 • 切り替えレバーを、A, B, C, D の4つのレンジのど れかにセットすると、そのレンジで決められた最高 速度での定速度走行ができます。 • 切り替えレバーが A, B, C, D の4つのレンジのどれ かに入っている場合、レバーをその位置から外して 前に倒すとT位置移動走行設定になります。 • デファレンシャルロックを使用すると、牽引力 がアップするが、同時に、旋回ができないほ ど急な斜面などにも
g025547 図 24 1. ロック位置デフロックスイッ チ 2. 解除位置デフロックスイッチ g009822 油圧コントロールを使用する 図 25 1. エンジン回転中は、常に油圧制御機能によってポンプ から油圧パワーが供給されています。油圧パワーは車 両後部のクイックカップラから取り出すことができます。 • 2.
やリモート油圧システム、パワステ、トランスアクス ルなどを損傷しますから十分注意してください。 油圧レバーが前位置にロックされている. クイックカップラのつなぎ方 運転終了後に 重要 クイックカップラを十分にきれいにしてください。 カップラが汚れていると油圧システム全体が汚染されま すので注意してください。 運転終了後の安全確認 1. カップラについているロッキングリングを後ろに 引く。 安全上の全般的な注意 2.
が十分発揮できないばかりか、ブレーキ、車軸、トラン スアクスル、モータ、ハンドル機構、サスペンション、 ボディー構造、タイヤ等を破損する場合もあります。 重要 駆動系統の保護のためローレンジで運転してく ださい。 第五ホイール式のアタッチメントフェアウェイエアレータ などでは、必ずホイールバー第五ホイールキットに付 属を取り付け、トレーラ側が急停止した場合でも前輪 が浮いてしまわないようにします。 g009821 図 27 1. アクスル車軸 2. ヒッチプレート 緊急時の牽引について 緊急時には、短距離に限り、マシンを牽引または押し て移動することができますが、この方法は緊急用以外 には使用しないでください。 警告 牽引時の速度が速すぎると、ハンドル操作ができ なくなって人身事故となる危険がある。 牽 引 速 度 は 時 速 8 km/h 以 下 を 厳 守 す る こ と 。 注 パワーステアリングが効きませんのでハンドル操 作は重くなります。 牽引作業は二人で行います。 移動距離が長くなる場 合は、トラックやトレーラに積んで移送してください。 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 www.Toro.
整備間隔 整備手順 25運転時間ごと • エアクリーナのカバーを外して内部のごみを除去する。 50運転時間ごと • バッテリー液の量を点検する (格納中は30日ごとに) • バッテリーケーブルの接続状態を点検する。 100運転時間ごと • ベアリングとブッシュのグリスアップを行う (過酷な条件で使用している場合はよ り頻繁な潤滑が必要)。 • エアクリーナのフィルタの交換 (ちりやほこりの多い環境で使用している場合はより 頻繁に) • 点火プラグを点検する。 • タイヤの状態を点検する。 • 風速安定ボックスが破損していないか、潤滑剤が漏れていないか点検する。 200運転時間ごと • • • • • • • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 カーボンキャニスタフィルタを交換する。 前輪と後輪のホイールナットをトルク締めする 速度コントロールシリンダのオイル溜めの油量を点検する。 駐車ブレーキの調整状態を点検する。 ブレーキペダルの調整状態を点検する。 通常ブレーキと駐車ブレーキを点検する。 400運転時間ごと • • • • • • • 燃料フィルタを交換する。 燃料ラインとそ
特殊な使用条件下で使用する場合の保守整備について 重要 以下のような条件で使用する場合には、保守間隔を通常の半分に短縮し、より頻繁な整備を行ってください • • • • • • 砂漠、荒れ地での使用 酷寒地 気温10℃以下 での使用 トレーラ作業 非常にほこりの多い条件下での頻繁な使用 建設現場での使用 泥、砂、水などの悪条件下で長時間使用した場合は、直後にブレーキの洗浄と点検を行う。 これにより 無用な摩耗を防止することができる。 整備前に行う作業 ださい。安全装置が適切に作動するかを定期的に 点検してください。 整備作業の多くは、荷台の昇降作業を伴います。けが や死亡事故を防止するために以下の点にご注意ください • ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上げな いでくださいToro正規代理店でタコメータによるエ ンジン回転数検査を受け、安全性と精度を確認 しておきましょう。 保守作業時の安全確保 • 適切な訓練を受けていない人には機械の整備をさ せないでください。 • 大がかりな修理が必要になった時や補助が必要な 時は、Toro 正規代理店にご相談ください。 • 車両の整備や調整を
フルサイズ荷台の取外し 1. エンジンを始動し、油圧昇降レバーで荷台を降 下させてスロットの中でシリンダが遊んでいる状 態にする。 2. 昇降レバーから手を離し、エンジンを停止する。 3. シリンダの外側端部からリンチピンを外す(図 30)。 g026142 図 28 1. 3. 安全サポート サポートをシリンダロッドにはめ込んで、安全サ ポートの端部でシリンダバレルの端とシリンダロッ ドの端を確実に支える図 29。 g002368 図 30 1. シリンダロッドの端部 4. リンチピン 2. 荷台取り付けプレート 5. 後ろのスロットフルサイズ 荷台用 3. クレビスピン 6. 前のスロット2/3 荷台用 4. シリンダロッドの端部を荷台取り付けプレートの スロットに固定しているクレビスピンを内側に押 し込んで外す(図 30)。 5. ピボットブラケットをフレームに固定しているリンチ ピンとクレビスピンを外す図 30。 6.
フルサイズ荷台の取付け 注 荷台に側板を取り付ける場合は、先に側板を取 り付けてから荷台を車両に取り付けると楽に作業が できます。 後部のピボットプレートは下端を後部に向けて荷台フ レームチャネル鋼材にボルトで固定されています図 31。 g002370 図 32 1. ウェアブロック 2. スペーサブラケット シリンダが完全に縮んだのを確認する。 2. 荷台を慎重に車両フレームの上に載せる 後部に ある荷台のピボットプレートの穴とリアフレーム チャネル鋼材の穴を揃えて、クレビスピンとリンチ ピン各2個を取り付ける図 32。 3. 荷台を下げた状態のまま、各シリンダロッド端部 を荷台取り付けプレートのスロットに固定する ク レビスピンとリンチピンを使用。 4. クレビスピンは荷台の外側から差し込み、リンチ ピンが荷台の外側に向くようにする図 32)。 g002369 荷台の左後ろ角 4. クレビスピン 2. 機体フレームのチャネル鋼 5. リンチピン 3. ピボットプレート キャリッジボルト 1. 図 31 1. 3.
車体をジャッキで持ち上げる 場合 危険 ジャッキに載っている車体は不安定であり、万 一外れると下にいる人間に怪我を負わせる危険 が大きい。 • ジャッキアップした状態でエンジンを始動しては ならない エンジンの振動や車輪の回転によって 車体がジャッキから外れる危険がある。 • 車両から降りる時は必ずスイッチからキーを 抜いておく。 g009824 図 34 ジャッキアップした車両には輪止めを掛ける。 • 1. 車両前部をジャッキアップする時は必ず 5×10cm 程度 の角材等をジャッキとフレームの間にかませる。 車体後部のジャッキアップポイント フードの取り付けと取り外し 車両前部のジャッキアップポイントは、前中央フレーム サポート下側です図 33。 フードを外す 1. ヘッドライトの開口部でフードをつかみ、フードを 持ち上げて、下側の取り付けタブをフレームの穴 から外す 図 35 。 g009823 図 33 1. 車体前部のジャッキアップポイント 車体後部のジャッキアップポイントはアクスルチューブ の下側です 図 34 。 g010314 図 35 1. 2.
3. フードの上側を前に倒し、ヘッドライトからワイヤ コネクタを抜く図 35。 4. フードを外す。 潤滑 ベアリングとブッシュのグリス アップ フードを取り付ける 1. ライトを接続する。 2. 上側の取り付けタブをフレームの穴に差し込む 図 35 。 3. 下側の取り付けタブをフレームの穴に差し込む 図 35 。 4. フードが上下左右の溝にしっかりはまっている ことを確認する。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 過酷な条件で使用してい る場合はより頻繁な潤滑が必要。 グ リ ス の 種 類 No. 2 汎用リチウム系グリス 重要 ドライブシャフトとユニバーサルシャフトベアリング のクロス部分では、 つのカップ全部からグリスがはみ 出てくるまでグリスを入れてください。 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッティン グをウェスできれいに拭く 2. フィッティングにグリスガンを接続してグリスを注 入する。 3.
• ヶ所 ); 図 37を参照 ス プ リ ン グ タ ワ ー (2ヶ • ヶ所 ); 図 39を参照 駆 動 シ ャ フ ト の U ジ ョ イ ン ト (2ヶ • ス ラ イ デ ィ ン グ ヨ ー ク (1ヶ ヶ 所); 図 39を参照 g010571 図 37 g025546 図 39 • ヶ所 ); 図 38を参照 ブ レ ー キ (1ヶ • ヶ所 ); 図 38を参照 ス ロ ッ ト ル (1ヶ g025519 図 38 36
エンジンの整備 4. エンジンの安全事項 5. オイル量の点検やオイルの補給を行う時は必ずエ ンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が完全に 停止したのを確認してから作業に移る。 • 6. 手足や顔や衣服を回転部やマフラなどの高温部に 近づけないよう十分注意すること。 • 7. エアフィルタの整備 重要 破損しているフィルタは使用しない。 8. 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと—エアクリーナのカバーを 外して内部のごみを除去する。 100運転時間ごと—エアクリーナのフィルタの交 換 ちりやほこりの多い環境で使用している場合 はより頻繁に 9. 定期的にフィルタとホースアセンブリを点検し、エンジン の保護と寿命の安定をはかってください。エアフィルタ のカバーとハウジングにリーク原因となる傷がないか点 検してください。破損している部品は交換してください。 1.
に必ず油量を確認し、その後は毎日 点検してください。 注 エンジンオイルを点検する最もよいタイミングは、そ の日の仕事を始める直前、エンジンがまだ冷えている うちです。エンジン部がすでに高温になっている場合 には、エンジン停止後、少なくとも10分間待ってから オイル量の点検を行ってください。 1. 平らな場所に駐車する。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 3. エンジンを止め、キーを抜き取る。 4. ディップスティックを抜ききれいなウェスで一度拭 く 図 42 。 g002373 図 43 1. 補給口と補給用のオイル容器との間にすきまを作ってく ださい。 重要 エンジンオイルを補給する時には、補給口 と ジ ョ ウ ゴ な ど の 間 に 図 43 に 示 す よ う な す き 間 が必要です。オイルを補給するときに空気を逃が すためにこのすき間が必要となります。 8. 補給口にキャップを取り付ける図 42。 9. ディップスティックを元通りに取り付ける図 42。 g025526 図 42 1. ディップスティックチューブ 3. 補給口キャップ 2. 補給管 4.
オイル圧警告灯を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 注 エンジンを停止させた直後は、1-2 分間待たないと ランプが点灯しない場合があります。 1. 駐車ブレーキを掛ける。 2. 始動キーをON位置に回すが、エンジンは始動 させない。 注 オイル圧警告灯が赤く点灯する。 注 点灯しないランプがあった場合には、電球 が切れているかそれぞれの監視回路に異常が 発生しているので、必ず原因を突き止めて修理 を行なう。 g025525 図 44 1. ドレンプラグ 2. 前 点火プラグの整備 3. ドレンプラグを外してオイルを容器に受ける(図 44) 。 4. オイルが抜けたらドレンプラグを取り付ける。 5. フィルタのアダプタからオイルフィルタを外す図 45 。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 必要に応じて点火プラグを 交換する。 タ イ プ Champion RN14YCまたは同等品 エ ア ギ ャ ッ プ 0.
燃料系統の整備 カーボンキャニスタエアフィル タの点検 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間—フィルタの開 口部を点検する。 200運転時間ごと—カーボンキャニスタフィルタ を交換する。 g238425 1. 図 46 1. 外側の電極 2. 中央の電極の碍子 3. カーボンキャニスタ下部にあるエアフィルタを探し 出す 図 47 。 隙間実寸ではない 5. 図 46のように、電極間のエアギャップを 0.762 mm に調整する。 6. シリンダヘッドに点火プラグを取り付け、20N·m 2kg.m=14.7ft-lbにトルク締めする。 7. 点火プラグに点火ケーブルを取り付ける。 8. 反対側のコントロールレバーについても、上記 手順1-7を行う。 g025520 図 47 1. フィルタの開口部 2. フィルタ底部の開口部に汚れや詰まりがないこと を確認する。 3. オイルフィルタを交換する必要に応じ。 燃料フィルタの交換 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 40 1. 荷台を上げ、サポートを取り付けて、荷台を固 定する。 2.
電気系統の整備 電気系統に関する安全確保 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 g010330 図 48 1. 燃料ポンプ 2. ホースクランプ 4. 3.
1. バッテリーカバーをたわめて、タブをバッテリー ベースから外し、カバーをバッテリーから取り外 す 図 51 。 g010326 図 51 1. 2. decal127-8626a 図 50 1. PTO 15A デファレンシャルロック15A 速度計 10A 2. エンジン始動10 A 5. 6. 3. ハザードランプ10 A 7. ヘッドライトと後部ライト15A 4. エンジン点火10A 8. ホーン 30A バッテリーカバー 2 台のバッテリーのプラス 端子同士をブースタ ケーブルでつなぐ図 52。 注 端子を必ず確認すること バッテリーカバーの 「」の印で確認できることが多い。 3.
g010325 図 52 1. 4. バッテリー 救援側の車両のエンジンを始動する。 注 エンジンを始動してから数分間待ち、それから 救援される側のエンジンを始動する。 5. ケーブルを外す時は、まずマイナスケーブルを エンジンから先に外し、次にバッテリーのマイナ ス端子から外す。 6.
走行系統の整備 警告 この整備を怠ると車輪の脱落や破損から人身事故 につながる恐れがある。 タイヤの点検 後 タ イ ヤ の 規 定 空 気 圧 1.24 bar2.24 kg/cm2 = 18 psi 時間 後 に 1回 回と 10時 時間 後 に も う 1 運 転 開 始 か ら 1-4時 回、前輪と後輪のホイールナットのトルク締めを 行 う こ と ト ル ク 値 は 109-122 N·m12-14 kg·m = 。そ の 後 は 200 運 転 時 間 ご と に ト ル ク 80-90 ft-lb。 締めを行う。 運転中に縁石にぶつけるなどした場合、リムが破損し たり、トーインが狂ったりする可能性がありますから、 このような事故の後では必ず点検してください。 前輪の整列の点検 重要 タイヤ空気圧はひんぱんに点検して適正に保って 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 前 タ イ ヤ の 規 定 空 気 圧 2.20 bar2.
g010329 図 56 1. タイロッド 2. ジャムナット B. タイロッドを回して前タイヤを内向き方向また は外向き方向に動かし、タイヤの中央線間 距離が所定の値になるようにする。 C. 正しく調整できたら、タイロッドのジャムナッ トを締める。 D. タイヤが左右に同じだけ切れることを確認 する。 g025534 図 57 1. 補給プラグ 2. 補給プラグの下にオイルを受ける容器をおく。 3. プラグを左に回して、トランスミッションの補給 ポートから外す図 57。 注 補給ポートのねじ山の一番低い位置までオイ ルがあれば、オイル量は適切である。 注 タイヤの切れ角度が左右で等しくない場 合には、 サービスマニュアル を参照して調 整する。 4. オイル量が不足している場合には、所定のオイ ルを補給ポートから補給する。油面がねじ山の下 と同じ高さになるまで補給する図 57。 注 トランスミッションにオイルを入れる時にはジョ ウゴとホースを使うと便利です。 トランスミッションの保守 5.
注 補給ポートのねじ山の一番低い位置までオイ ルがあれば、オイル量は適切である。 8. 補給プラグを取り付ける図 58。 速度コントロールシリンダのオイル溜 めの保守 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと オ イ ル 溜 め 用 の オ イ ル の タ イ プ DOT 3ブレーキ作動液 1. 油圧昇降レバーと速度レンジ切り替えレバーから ノブを取り外す図 60。 g025527 図 58 1. 補給プラグ 2. トランスミッションケース後 部、車幅方向内側 3. 前 g025529 図 60 1. ノブ速度レンジレバー 4. ロッド油圧昇降レバー 2. ロッド速度レンジレバー 5. 3. ノブ油圧昇降レバー 6. コントロールカバーのプ レート 六角ワッシャボルト#10 x ¾" 2. コントロールカバープレートを座席ベースに固定し ている六角ワッシャねじ6本#10 x ¾"を外して、カ バープレートを取り外す図 60。 3. 速度レンジレバーを移動走行位置にセットする 速 度レンジコントロールの使い方 (ページ 25)を参 照。 4.
5. ディテントプレートをレバーサポートブラケットに固 定している六角ソケットねじ5/16 x ¾"2本をゆる める 図 62 。 g025530 図 61 1. キャップ 2. Max マークオイル溜め 3. Min マークオイル溜め 4. DOT 3 ブレーキオイル g025550 5. 図 62 量が不足している場合には、以下の作業を行う A. タンクのキャップの周囲をきれいに拭く 図 61 。 B. タンクからキャップを取る図 61。 C. オイル溜めの側面についている Min マーク と Max マークの間に油面がくるように、所 定のオイルを補給する図 61。 D. レバーサポートブラケット 2. 六角ソケットねじ 6. キャップを取り付けて手締めする図 61。 6. コントロールカバープレートの穴を、座席ベース の穴に合わせる図 60。 7. プレートをベースに固定する六角ワッシャねじ6本 図 60 ステップ 2で外したものを使用する。 8. 油圧昇降レバーと速度レンジ切り替えレバーに、 ノブを元通りに取り付ける図 60。 3.
g026981 図 64 g025548 図 63 1. 1. 六角ワッシャボルト¼ x 1" 4. 取り付けプレート 2. トランスミッションカバー 5. テーパ面一次クラッチ 3. 走行ベルト 6. ベルトの幅 29.5 mm 以下 になったら交換する 2. 3. 駆動ベルトが見える位置までカバーを前方にずら す 図 63 。 3. 残っているごみは、速乾性のクリーナかブレー キクリーナで完全に取り除く。 注 注可動部分およびその付近のごみを除去して ください。 駆動ベルトのコグ歯が欠けていたり破損したりし ていないか点検する図 63。 交換してください。 4. もし、ベルトやクラッチシャフトにもごみや泥がた まっている場合には、目の細かい研磨用パッド などで取り除く。 5. トランスミッションカバーの穴を、取り付けプレート の穴に合わせる図 64。 6. カバーを取り付けプレートに固定する図 64 ステッ プ 1で取り外した六角ワッシャねじ9本¼ x 1"を 使用し、10.2-12.4 N·m1.0-1.
g025545 図 66 3. g025556 図 65 1. 補給プラグ 3. ドレンポート 2. 給油ポート 4. ドレンプラグ 2. デファレンシャツの補給ポートから補給プラグを、 ドレンポートからドレンプラグを、外す図 65。 注 デファレンシャルオイルが完全に抜けるまで 待ってください。 3. 各プラグのOリングの状態を点検する。 注 磨耗したり破損したりしているOリングは交換 してください。 4. ドレンポートにドレンプラグを元通りに取り付け図 65、プラグを 14-19 N·m13.6-19.0 kg·m = 10-14 ft-lbにトルク締めする。 注 ドレンプラグはマグネットになっています。した がって、プラグに少量の鉄粉が付着しているのは 異常ではありません。おろしたての新車の場合に はかなり多量の鉄粉が付着するのが普通です。 5. ディファレンシャルの補給ポートから所定のオイル を 550 ml 入れる図 65。 注 デファレンシャルにオイルを入れる時にはジョ ウゴとホースを使うと便利です。 6.
冷却系統の整備 注 補給口の首の根元まであれば適正である 冷却系統に関する安全確保 • 冷却液を飲み込むと中毒を起こす冷却液は子供や ペットが触れない場所に保管すること。 • 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター 部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。 – エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、 エンジンが冷えてからキャップを開けること。 – キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温 の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。 • マシンは、必ず安全カバー類を取り付けた状態 で運転すること。 • 手、指、衣服などを、ファンやベルトに近づけな いように注意すること。 • 保守作業を行う前にエンジンを停止し、キーを抜 き取っておくこと。 冷却液の量を点検する。 g019522 図 67 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—冷却液の量を点 検する。 冷却液補助タンクで、液量 を点検する。ラジエターのキャップを 開けないこと。初めての運転の前に 必ず冷却液の量を確認し、その後は 毎日点検してください。 1. 5.
注意 エンジン停止直後にラジエターのキャップを 開けると、高温高圧の冷却液が吹き出して やけどを負う恐れがある。 • エンジン回転中はラジエターのふたを開 けないこと。 • 分間 ほ ど 待 っ て 、 ラ エ ン ジ ン 停 止 後 、 15分 ジエターキャップが十分に冷えてから取り 外すようにすること。 • ラジエターキャップを開けるときはウェスを 使用すること。キャップは、高温の水蒸 気を逃がしながらゆっくりと開けること。 g010315 図 68 1. 2. 6. ラジエタースクリーン ラッチ ラッチを外し、オイルクーラを装備している場合に はそれを倒してラジエターから遠ざける図 69。 3. ラジエターキャップを取る図 70。 g010331 図 70 1. 4. g010316 図 69 1. 2. 7. ラジエターハウジング オイルクーラ 3. ラッチ ラジエターとオイルクーラ、スクリーンを圧縮空気 で洗浄する。 注 圧縮空気でごみを吹き飛ばしてください。 8.
ブレーキの整備 ブレーキオイル量の点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—ブレーキオイル の量を点検する。 初めての運転の 前に必ず量を確認し、その後は毎日 点検してください。 1000運転時間ごと/2年ごと いずれか早く到達し た方—ブレーキオイルを交換する。 ブ レ ー キ オ イ ル の タ イ プ DOT 3ブレーキ作動液 注 ブレーキオイルタンクに DOT 3 ブレーキオイルを 入れて出荷しています。 g026143 図 71 1. 冷却液タンクのキャップ 2. 補助タンク 5. 1. 平らな場所に駐車する。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 3. エンジンを止め、キーを抜き取る。 4. フードを外す。 5. ブレーキオイルタンク内の液量を点検する図 72 と 図 73 。 注 タンクの FULL マークまでオイルが入ってい るのを確認する。 下側のラジエターホースを外して、冷却液を容器 に回収する。 注 冷却液が抜けたら下側のラジエターホース を元通りに接続する。 6. 水とエチレングリコール不凍液の50/50 混合液 をゆっくりと注入する。 7.
g033259 図 75 g002379 図 73 1. 6. 3. 量が不足している場合には、以下の作業を行う A. タンクのキャップの周囲をきれいに拭く 図 73 。 B. タンクからキャップを外す図 73。 C. タンクの FULL マークまで液を追加する図 73 。 D. 4. 3. 駐車ブレーキレバー ノブ図 75を回し、20-22kg程度の力でブレーキを 作動させられるように調整する。 調整が終わったら固定ねじを締める図 75。 注 駐車ブレーキレバーでは調整ができなくなった 5. キャップを取り付ける図 73。 場合には、ハンドルを調整域の中央部までゆる め、後部でケーブルを調整し、その後にステッ プ3をもう一度行ってください。 駐車ブレーキレバーにゴム製グリップを取り付 ける 図 74 。 ブレーキペダルの調整 フードを取り付ける。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 1. フードを外す。 2.
制御系統の整備 速度表示単位の切替え スピードメータの表示単位をMPHマイル毎時からKPH km毎時に、またKPHからMPHに、切り替えることが できます。 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、駐車 ブレーキを掛けてキーを抜き取る。 2. フードを外す。 3. 速度計近くにある接続されていないワイヤ2本を 探す 図 78 。 g025531 図 77 1. ブレーキペダル 2. アクセルペダル 4. ヨークをマスターシリンダ・シャフトに固定している ジャムナットをゆるめる図 76。 5. ヨークを調節してヨークの穴とブレーキペダルのピ ボットの穴を揃える図 76。 6. ヨークをペダルのピボットに固定する クレビスピ ンとコッターピンを使用図 76。 7. ヨークをマスターシリンダのシャフトに固定してい るジャムナットを締める図 76。 注 正しく調整できると、ブレーキのマスターシリ ンダにブレーキからの力が掛かっていない状態 になります。 8. フードを取り付ける。 g024896 図 78 1. 速度計前向き 2. プラグ 4. 3.
油圧系統の整備 1. 平らな場所に駐車する。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 油圧系統に関する安全確保 3. エンジンを止め、キーを抜き取る。 4.
油圧フィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 800運転時間ごと 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器の保 証が適用されなくなる場合があります。 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、駐車 ブレーキを掛けてキーを抜き取る。 2. フィルタ取り付け部の周辺をウェスできれいに ぬぐう 図 81 。 g024250 図 80 油圧オイルのレベルハイフロー油圧キットオプションを搭載し ている非TC モデル、またはTC モデル 1. キャップ 2. ディップスティッ ク 3. 補給管 g025557 5. 6. 7. 8. 図 81 補給管からキャップとディップスティックを外し、 ディップスティックをウエスできれいに拭く図 79 と 図 80 。 1.
油圧オイルの交換 8. 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 油 圧 オ イ ル の タ イ プ Mobil M15 油 圧 オ イ ル の 容 量 非TC モデル 7.5 リットル 油圧オイルタンクに油圧オイルを入れる。油量は 非 TC モデルの場合には 7.5 リットル、ただしオ プションのハイフロー油圧キットを取り付けている 非TC モデルの場合や TC モデルの場合は 15.1 リットルである図 82。 重要 指定された銘柄のオイル以外は使用しな いでください。他のオイルを使用するとシステム を損傷する可能性があります。 油 圧 オ イ ル の 容 量 ハイフロー油圧キットオプションを搭 載している非TC モデル、およびTC モデル15.1 リットル 9. 油圧オイルタンクの補給口にディップスティックと キャップを取り付ける図 82。 荷台を上げる。 10. エンジンを始動させて運転を行い、システム全体 にオイルを行き渡らせる。 タンクの補給口についているディップスティックと キャップを外す図 82。 11. オイルの量を点検し、必要に応じて補給する。 1.
重 要 ワ ー ク マ ン の 油 圧 シ ス テ ム に は Dexron III ATF オ イ ル を 使 用 し て い ま す 。 油 圧 装 置 の 汚 染を防ぐため、2 台のワークマン 救援車と故障 車 が共に同じオイルを使用していることを必ず確 認してください。 2. 6. 使用しないフィッティングにはキャップをかぶせ ておく。 それぞれの車両で、クイックカップラホース 2 本を、カップラブラケットのホースから外す図 83。 g019543 図 85 1. 7. 周囲から人を遠ざける。 8. 救援車のエンジンを始動し、油圧昇降レバーを 「上昇」位置にすると、故障側の荷台が持ち 上がる。 9. 油圧レバーをニュートラル位置にしてレバーを ロックする。 10. g009822 図 83 1. クイックカップラホース A 2. クイックカップラホース B 故障しているワークマンのカップラホースに、救 援用ホース 2 本を接続する図 84。 4. 使用しないフィッティングにはキャップをかぶせ ておく。 11. g002429 5. 2.
洗浄 保管 車体を清掃する 格納保管時の安全 必要に応じて洗車してください。 水または水と洗剤で洗 浄します。 柔らかい布などを使っても構いません。 • 格納はエンジンが十分に冷えてから行ってください。 • 裸火の近くに機械や燃料を保管したり、屋内で燃料 の抜き取りをしたりしない。 重要 高圧洗浄機は使用しないでください。圧力洗 浄機によって電装部や潤滑部に水が浸入すると、問 題が起こりやすくなります。 また、コントロールパネ ル、エンジン、バッテリー付近に大量の水をかけない ようにしてください。 マシンの保管 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—通常ブレーキと駐車ブ レーキを点検する。 400運転時間ごと—ブレーキシューが磨耗してい ないかブレーキを目視点検する。 1年ごと 重要 エンジンを駆動させたままで洗車を行わないでく ださい。エンジンを駆動させたままで洗車するとエンジ ン内部を損傷する恐れがあります。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エン ジンを停止させてキーを抜き取る。 2.
E. 始動できなくなるまでエンジンの始動運転を 続ける。 F. 抜き取った燃料は地域の法律などに従って 適切に処分する。地域の法律や規則に従っ てリサイクルする。 日 重 要 コ ン デ ィ シ ョ ナ 入 り の ガ ソ リ ン で も 90日 間以上の保存はしないでください。 9. 点火プラグを外し、点検を行う 点火プラグの整 備 (ページ 39)を参照。 10. プラグの取り付け穴からエンジンオイルをスプー ン2杯程度入れ、 11. スタータモータを使ってクランクを回転させて内部 にオイルを十分に行き渡らせる。 12. 点火プラグを取り付け、それぞれを規定値にト ルク締めする 点火プラグの整備 (ページ 39)を 参照。 注 点火プラグには点火コードを取り付けない。 13. 冷却水エチレングリコール不凍液と水との 50/50 混合液の量を点検し、凍結を考慮して必要に 応じて補給する。 14.
故障探究 問題 考えられる原因 対策 クイックカップラの着脱がしにくい。 1. 油圧が解放されていないクイックカップ ラに油圧がかかっている。 1. エンジンを止めて油圧昇降レバーを前 後に何度か操作し、その後にクイック カップラを補助油圧パネルのフィッティ ングに接続する。 パワーステアリングが重い。 1. 油圧オイルが不足している。 1. 油圧システムの整備を行う。 2. 油圧オイルの温度が高い。 3. 油圧ポンプが作動していない。 2. 油圧オイルの量を点検し、必要に応じて 補給などを行う。代理店に連絡する。 3. 代理店に連絡する。 1. フィッティングがゆるんでいる。 1. フィッティングを締め付ける。 2. 油圧フィッティングのO リングが無くなっ ている。 2. O リングを取り付ける。 1. カップラの接続が完全でない。 1. クイックカップラを外し、ていねいに清 掃してもう一度取り付ける。磨耗したり 破損したりしているカップリングは交換 する。 2. カップラの接続が逆になっている。 2.
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