Form No. 3387-676 Rev A Workman® HDX-Auto 汎 用 作 業 車 シリ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 07390—シ シリ ア ル 番 号 3140000001 以 上 モ デ ル 番 号 07390H—シ モ デ ル 番 号07390TC—シ シ リ ア ル 番 号 314000001 以 上 製品の登録は www.Toro.com.
この機械は専門業務に従事するプロのオペレータが 運転操作することを前提として製造された作業用車 両です。各種の作業に必要な人や資材を運ぶため の車両として作られています。この車両が安全に 運ぶことのできる人間は、運転者およびその隣の 所定の座席に座る運転助手です。荷台は人を運ぶ のに適しておりません。 この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 警告 図1 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、この製品に使 用されているエンジンの排気には発癌性 や先天性異常などの原因となる物質が含 まれているとされております。 1.
目次 フルサイズ荷台の取外し ....................................37 フルサイズ荷台の取付け ....................................38 機体のジャッキアップ........................................38 フードの取り付けと取り外し .............................39 潤滑 .......................................................................40 ベアリングとブッシュのグリスアッ プ .....................................................................40 エンジンの整備 .....................................................41 エアフィルタの整備 ...........................................41 エンジンオイルとフィルタの交換 ...
安全について この機械はSAE J2258規格に適合しています。 安全な運転のために 警告 この車両はオフロード用として設計製造され たものであり、公道上を通常走行するための ものではありません。 この車両で公道上を走行する場合には、各地域 の法令などに従い、また、ヘッドライド、方向 指示器、低速走行車両表示など、定められた装 備を必ず装着して行ってください。 Workman の安全防災面については十分な配慮のもと に設計し種々のテストを経て製造されております が、。安全な御使用のためには、機械や装置の設計 や構成だけでなく、それらの運転や整備、保管など の取り扱いに係わる人々の知識、訓練や日常の意識 が大変重要です。不適切な使い方をしたり手入れを 怠ったりすると、人身事故につながります。 本機はオフロードでの使用を前提として製造された 作業用特殊車両であり、。通常の乗用車やトラック とは異なる運転特性を有しておりますので、十分に 練習して運転感覚に慣れてください。 ワークマンに取り付け可能なアタッチメントのすべ てをこのマニュアルで解説することはできません。 アタッチメントを取り付けて使用するときには、そ
• • • • • • • • • • • 燃料取り扱い前に、引火の原因になり得るタ バコ、パイプなど、すべての火気を始末して ください。 燃料の保管は必ず認可された容器で行ってく ださい。 エンジン回転中やエンジンが熱い間に燃料タン クのふたを開けたり給油しないでください。 給油はエンジンが十分に冷えてから行ってく ださい。 屋内では絶対に給油しないでください。 ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど 裸火や火花を発するものがある近くでは、絶対に 機械や燃料容器を保管格納しないでください。 トラックの荷台に敷いたカーペットやプラス チックマットなど絶縁体の上で燃料の給油をし ないでください。ガソリン容器は車から十分に 離し、地面に直接置いて給油してください。 給油は、機械をトラックやトレーラから地面に 降ろし、機体を接地させた状態で行ってくださ い。機械を車両に搭載したままで給油を行わなけ ればいけない場合には、大型タンクのノズルか らでなく、小型の容器から給油してください。 給油は、給油ノズルを燃料タンクの口に接触さ せた状態を維持して行ってください。ノズルを開 いたままにする器具などを使わない
• • • • 平らに寝た状態にセットしてください。荷台を 上げた時には、必ず安全サポートで荷台を支え てください。 – 頭上の危険物に注意し、低く垂れ下がった木 の枝、門、歩道橋などの下を通り抜けるとき は安全を必ず確認してください。 車両 の 運 転 を 中 止 – 安全に確信が持てない時は車 し、責任者に報告する。 運転席を離れる前に – マシンの動作を完全に停止させる。 – 荷台を降下させる。 – エンジンを停止し、すべての動作の停止を確 認する。 – 駐車ブレーキを掛ける。 – キーを抜き取る。 エンジンの回転中や停止直後は、エンジン本 体、トランスミッション、ラジエター、マフ ラー、排気管などに触れると火傷の危険があり ますから手を触れないでください。 万一、車体が異常な振動をした場合は、直ちに 車両を停止させ、エンジンを止め、機械の全動 作が停止するのを待ち、それから点検にかかっ てください。破損部は必ず修理交換してから作 業を再開してください 機械が落雷を受けると最悪の場合死亡事故とな ります。稲光が見えたり雷が聞こえるような場 合には機械を運転しないで安全な場所に避難し てください
振動 搬送する場合 • トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすと きには安全に十分注意してください。 • 積み込みには、機体と同じ幅のある歩み板を使 用してください。 腕および手 荷台に載せたら、ストラップ、チェーン、ケー ブル、ロープなどで機体を確実に固定してくだ さい。機体の前後に取り付けた固定ロープは、 どちらも、機体を外側に引っ張るように配置し てください。. • • 右手の振動レベルの実測値 = 0.3 m/s2 • 左手の振動レベルの実測値 = 0.4 m/s2 • 不確定値 K = 0.2 m/s2 実測は、EC ISO 20643 に定める手順に則って実施さ れています。 全身 音圧 この機械は、オペレータの耳の位置における音圧レ ベルが 79 dBA であることが確認されています ただ しこの数値には不確定値K1 dBA が含まれています。 • 振動レベルの実測値 = 0.18 m/s2 • 不確定値K = 0.
115-7756 1. ハイフロー油圧: ON 93-9850 1. 修理や改造をしないこと オペレーターズマニュアル を読む こと。 115-7723 警告 油圧オイルの圧力は 124 bar124 kg/cm2=1800 PSI。 カップラ A 3. カップラ B 93-9899 1. 2. 93-9899 1. 106-7767 落下の危険 シリンダロックを装着すること。 1.
105-4215 1. 警告 挟まれないように注意 バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります. 106-2353 1. 爆発の危険 2. バッテリーに人を近づけな いこと 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 保護メガネ等着用のこと 爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり 4. 保護メガネ等着用のこと 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当て を受けること 1. 6. 9. 電気ソケット 5. オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止 を読むこと 115-7739 1. 周囲の人が転落や衝突する危険 人を乗せないこと。 93–9868 1. 手を潰される危険 オペレーターズマニュアル を読むこと。 105–7977 1. 9 タンク 2.
115-2282 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 警告 可動部に近づかないこと 全部のガード類を正しく取り付けて運転すること。 3. 周囲の人間に打撲や手足の負傷の危険 周囲に人を近づけないこと 荷台に人を乗せないこと 乗車中は手足を車両外に出さないこ と シートベルトを着用し、手すりを握ること。 93-9852 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 落下の危険 シリンダロックを装着すること。 2. 127–8626 1. PTO 15 A 2. エンジン始動 10 A 5. 6. 127-8717 デファレンシャルロック15 A 速度計10 A 1. 駐車 4. 低 2. 3. 後退 ニュートラル 5. 走行 3. ハザード 10A 7. ヘッドライトと後部ライト15A 4. エンジン作動 10 A 8.
5-7746 1. 警告講習を受けてから運転すること。 3. 火災の危険 燃料補給前にエンジンを止めること。 2. 警告 車両を離れるときは駐車ブレーキをロックし、エンジン を停止し、キーを抜くこと。 4. 転倒の危険 斜面では速度を落とし、旋回はゆっくり行い、慎重 に低速で走行すること 最高速度 32 km/h を超えないように走行 すること 大量の荷物や重い荷物を積んでいる時、そして凹凸 の激しい場所では低速で走行すること。 127-8620 1. ヘッドライト 4. 警笛 7. エンジン ― 始動 2. デファレンシャルロックロック 5. エンジン ― 停止 8. ブレーキ 3. デファレンシャルロック解除 6.
1-9890 1. 駐車ブレーキ 4. シリンダ縮む 7. 高速 2. 解除油圧システム 5. シリンダ伸びる 8. 低速 3. ロック油圧システム 6.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 1 2 3 4 5 用途 ハンドル カバー ワッシャ5/8 インチ ROPSフレーム フランジヘッドボルト1/2 x 1-1/4 インチ 1 1 1 1 6 必要なパーツはありません。 – バッテリーを接続します。 必要なパーツはありません。 – CVT インテークダクトを接続します。 必要なパーツはありません。 – エンジンオイル、トランスアクスル/油圧オ イル、ブレーキオイルの量を点検する。 ハンドルを取り付ける ROPS横転保護バーを取り付けます。 その他の付属品 内容 数量 用途 オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にお読みください。. パーツマニュアル 1 パーツ番号を調べるための資料です。. オペレータのためのトレーニング資料 1 ご使用前にご覧ください。.
図4 図3 1. 2. カバー ナット 3. ワッシャ5/8 インチ 4. 5. 1. ROPS側の取り付けブラ ケット ハンドル ハンドルシャフト 4. モデ ル と バ ッ テ リ ー を 接 続 す る TCモ モデ ル Hモ この作業に必要なパーツ 6 フランジヘッドボルト1/2 x 1-1/4 インチ 必要なパーツはありません。 手順 手順 1. 2. フランジヘッドボルトを 115 N·m11.8 kg.m=85 ft-lbにトルク締めする。 3 を 取 り 付 け る TCモ モデ ル と ROPSを モデ ル Hモ ROPSフレーム フランジヘッドボルト 3. ROPS の左右それぞれを車体のフレームに固定 するフランジヘッドボルト1/2 x 1-1/4 インチ3 本を使用する。 2 1 2.
4 CVT イ ン テ ー ク ダ ク ト を 接 続 す る モデ ル と Hモ モデ ル TCモ 必要なパーツはありません。 手順 重 要 エ ン ジ ン を 始 動 す る 前 に 、 CVT ダ ク ト に つ い ているビニルカバーを取り除いてください。 1. CVT インテークホースの端部についているビ ニル袋を止めているホースクランプをゆるめ て袋を外す。 図5 1. バッテリーカバー 2. バッテリーベースからバッテリーを取り外す 図 5。 3. 赤いプラスケーブルをバッテリーのプラス端子 に取り付けてボルトとナットで固定する図 6。 注 外した袋は廃棄する。 2. 以下の手順で荷台を上げる A. 駐車ブレーキを掛ける 駐車ブレーキ (ペー ジ 17)を参照。 B. エンジンを始動する エンジンの始動手順 (ページ 27)を参照。. C. レバーを後ろに引いて荷台を上昇させ る 油圧昇降レバー (ページ 17)を参照。 D. エンジンを停止する エンジンの停止手順 (ページ 28)を参照。 E.
4. 製品の概要 荷台サポートを外し、荷台を降下させ、エンジ ンを停止し、イグニッションキーを抜き取る。 各部の名称と操作 5 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 アクセルペダル 液量を点検する アクセルペダル図 8はエンジンの回転数を変化させ るペダルで、トランスミッションにギアの入った 状態でアクセルを操作すると走行速度を変えるこ とができます。ペダルを踏み込むとエンジン速度 が上がって走行速度が上がります。ペダルから足 をはなすとエンジンの回転速度が下がって走行速 度が下がります。 必要なパーツはありません。 手順 1. エンジンを初めて作動させる前と後に、エン ジンオイルの量を点検する エンジンオイルの 量を点検する (ページ 21)を参照。 2. エンジンを初めて作動させる前に、トランス ミッションオイルの量を点検する トランスミッ ションオイルの量の点検 (ページ 48) を参照。 3. エンジンを初めて作動させる前に、冷却液の 量を点検する 冷却液の量を点検する (ページ 23) を参照。 4.
油圧昇降レバー 荷台の昇降を行ないます。後ろに引くと荷台が上昇 し、前に倒すと降下します図 11。 重要 荷台を降下させる時は、降下し終わってからさ ら に 12 秒 間 、 レ バ ー を 前 に 倒 し た ま ま で 保 持 し 、 荷台が完全にフレーム位置まで降りるようにしてく ださい。ただし、油圧シリンダがその行程の端ま で到達したら、そこから 5 秒間以上はレバーを保 持しないでください。 図9 1. トランスミッションレバー 2. P 駐車 4. Nニュートラル 3. R 後退 6. D 通常運転 5. L 低速前進 駐車ブレーキ 図 11 エンジンを停止させる時には、車体が不意に動き 出さないよう、必ず駐車ブレーキ図 10を掛けてく ださい。 • 駐車ブレーキレバーを後ろに引くとブレーキが かかります。 • レバーを前に倒すと駐車ブレーキが解除されま す。 荷台を降下させる 2. 荷台を上昇させる 5. 油圧昇降ロック 3. ロック 6. 油圧昇降レバー 4.
ライトスイッチ 下へ押すとヘッドライトが点灯し、上に押すと消灯 します 図 13 。 デファレンシャルロックスイッチ このスイッチは後部車軸の作動ギアをロックして走 行力を増強する働きがあります。デファレンシャル スイッチ図 13を押すとこの機能のON・OFFを切り 替えることができます。 注 このスイッチは車両が走行中でも操作すること ができます。 ホ ー ン ボ タ ン TC モ デ ル の み 押すと警笛がなります図 13。 図 12 1. 速度レンジ切り替えレバー 始動スイッチ 4. B中低レンジ 2. T移動走行レンジ 5. C中高レンジ 3. A低速レンジ 6.
注 白い三角マークはPTOを使用する際の適正回転数 540 rpm です。 燃料計 燃料計は、燃料タンクに残っている燃料の量を表 示します。表示は、始動スイッチがON位置の時 にのみ行われます図 14。燃料計にある赤いゾーン は、燃料残量が少なくなっている時のゾーンです。 このゾーンではランプが赤く点滅して燃料切れが 近いことを警告します。 助手席用手すり 助手席用の手すりがダッシュボードについていま す 図 16 。 図 15 1. エンジン速度RPM 2. PTO速度 540 RPMに必要 な回転数は 3300 RPM アワーメータ アワーメータは、左側コントロールパネルにあって 本機の稼働時間を積算表示します。アワーメータ図 14は始動スイッチをON位置にすると始動し、エン ジンが回転している間作動を続けます。 図 16 速度計 1. 速度計は車両の走行速度を表示します図 14。速度計 の表示単位はMPHマイル毎時ですが、簡単にKPH km毎時に切り替えることができます。 速度表示単 位の切替え (ページ 55)を参照してください。 助手席用手すり 2.
仕様 運転操作 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があ ります。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 寸法 注意 全幅 160 cm 全長 荷台なし 326 cm、フルサイズ荷台付 き 331 cm、2/3 サイズ荷台を後方に 取り付けた場合346 cm 基本重量 乾燥重量 モデル 07390ー866 kg モデル 07390Hー866 kgモデル 07390TCー 887 kg 定格積載重量 運転手 の体重 91 kg、助手 席乗員の体重 91kg、 搭載されているアタッ チメントを含む 最大車両総重量 牽引能力 地上高 ホイールベース ホイールトレッド セン ターライン間 高さ 荷台の下で作業中に荷台が急に落下すると、 最悪の場合死亡事故となる。 荷台の下で作業を行う場合には、荷台上の搭載 物をすべて取り除き、昇降シリンダを一杯に伸 ばして安全サポートで固定しておくこと。 荷台の操作 モデル 07390ー1498 kg モデル 07390TCー1477 kgモデル 07390Hー 1498 kg 荷台を上げる 2,363 kg 警告 トング重量 272 kg
図 18 1. 荷台用レバー 荷台を下げる 警告 図 19 荷台は相当の重さになる。 万一手などを挟ま れると大けがをする。 荷台を降ろすときには、荷台に手やその他の部 分を近づけないよう十分注意すること。 1. ラッチハンドル 2. ラッチゲート 3. 1. 駐車 ブレーキが掛かっていることを確認す る 駐車ブレーキ (ページ 17)を参照。 液量を点検する 2. 荷台サポートが付いている場合にはこれを外 す; 安全サポートの使い方 (ページ 37)を参照。 オイル類の点検の準備 3. エンジンを始動する エンジンの始動手順 (ペー ジ 27)を参照。 4. レバーを前へ押すと荷台が下降します図 18。 1. 平らな場所に駐車する。 2. トランスミッションを駐車Pにセットし、エン ジンを停止させ、駐車ブレーキを掛けてキー を抜き取る。 3. オイル類の点検は、車両各部が十分に冷える のを待っておこなう。 4. 以下の点を点検する テールゲートの開け方 1. 荷台が完全に降りていてラッチが掛かってい ることを確認する。 2.
クで確認しながら、少量ずつオイルを入れる 入れ す ぎ な い よ う に 注 意 し て く ようにする。入 ださい。 外気温度によるオイル粘度の選択については、図 20にある表を参照してください。 G016095 図 20 注 エンジンにはおよそ2リットルフィルタ共のオイ ルを入れて出荷しています。 注 エンジンオイルの点検は、毎日始動前のエンジン の冷えている時に行うのがベストです。エンジン 部がすでに高温になっている場合には、エンジン 停止後、少なくとも10分間待ってからオイル量の 点検を行ってください。 1. 図 22 1. ディップスティック図 21を抜きウェスで一度 きれいに拭く。 補給口と補給用のオイル容器との間にすきまを作ってく ださい。 重 要 Wエ エンジン・オイルを補給する時には、 補 給 口 と ジ ョ ウ ゴ な ど の 間 に 図 22 に 示 す よ うなすき間が必要です。オイルを補給すると きに空気を逃がすためにこのすき間が必要と なります。 5. 補給口にキャップを取り付ける図 21。 6.
警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体 に重大な損傷を引き起こす。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに 傷や変形がないか接続部が確実に締まって いるかを確認する。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作 動油が高圧で噴出しているので、絶対に手 などを近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を 確実に解放する。 • 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ち に専門医の治療を受ける。 1. 油圧オイルタンクの注油口周辺とキャップを きれいに拭きく図 23 と図 24。 図 24 油圧オイルのレベルハイフロー油圧キットオプションを搭載し ている非TC モデル、またはTC モデル 1. キャップ 2. ディップスティッ ク 3. 補給管 2. ディップスティッ ク 3. 補給管 2. 補給管からキャップとディップスティックを 外し、ディップスティックをウエスできれい に拭く図 23 と 図 24。 3.
の前に必ず量を確認し、その後は 毎日点検してください。 注意 エンジン停止直後にラジエターのキャップ を開けると、高温高圧の冷却液が吹き出し てやけどを負う恐れがある。 • ラジエターキャップは開けないこと。 分ぐ • ラ ジ エ タ ー が 十 分 に 冷 え る ま で15分 らい待ってからキャップを開けるよう にすること。 • キャップを開けるときはウェスなどを 使い、高温の水蒸気を逃がしながら ゆっくりと開けること。 • ラジエターの液量は、ラジエター本体 でなく必ず冷却液タンクで点検するこ と。 2. 1000運転時間ごと/2年ごと いずれか早く到達 した方—ブレーキオイルを交換する。 ブ レ ー キ オ イ ル の タ イ プ DOT 3ブレーキ作動液 注 ブレーキオイルタンクに DOT 3 ブレーキオイル を入れて出荷しています。 ブレーキオイルタンクはフードの下とダッシュボー ドの下にあります。 1. 平らな場所に駐車する。 2. フードを外す フードを外す (ページ 39)を参 照。. 3.
ノールとMTBEとは別々の物質です。エタノール 添加ガソリン15% 添加=E15は使用できません。 エタノール含有率が 10% を超えるガソリンたと えば E15含有率 15%、E20含有率 20%、E85含有 率 85%は絶対に使用してはなりません。これら の燃料を使用した場合には性能が十分に発揮さ れず、エンジンに損傷が発生する恐れがあり、 仮にそのようなトラブルが発生しても製品保証 の対象とはなりません。 図 27 1. 4. • 使用 で き ま せ メタノールを含有するガソリンは使 ん。 • 冬越 し さ せ 燃料タンクや保管容器でガソリンを冬 な い で く だ さ い 。 冬越しさせる場合には必ずス タビライザ品質安定剤を添加してください。 • オイ ル を 混 合 し な い で く だ さ い 。 ガソリンにオ ブレーキオイルのタンク 量が不足している場合には、以下の作業を行う A. 危険 タンクのキャップの周囲をきれいに拭く 図 27 。 B. タンクからキャップを外す図 27。 C.
前タイヤの適正最大空気圧は 220 kPa2.2 kg/cm2、後 タイヤは 124 kPa1.3 kg/cm2 です。 危険 燃料を補給中、静電気による火花がガソリンに 引火する危険がある。発火したり爆発したりす ると、やけどや火災などを引き起こす。 • ガソリン容器は車から十分に離し、地面に 直接置いて給油する。 • 車に乗せたままの容器にガソリンを補給し ない。車両のカーペットやプラスチック製 の床材などが絶縁体となって静電気の逃げ 場がなくなるので危険である。 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪 を地面に接触させた状態で給油を行う。 • 機械を車に搭載したままで給油を行わなけ ればいけない場合には大型タンクのノズル からでなく、小型の容器から給油する。 • 大型タンクのノズルから直接給油しなけれ ばならない場合には、ノズルを燃料タンク の口に常時接触させた状態で給油を行う。 1. 燃料タンクのキャップ図 28の周囲をきれいに 拭く。 2.
ラジエターの前面を点検する。ラジエタース クリーンを清掃する。 ブレーキペダルの作動を点検する。 エンジンオイル圧低下警告灯を点検する ヘッドライトが正常に作動することを確認する。 ハンドルを左右一杯に切って応答を確認する。 エンジンを止め、機械の可動部が全て完全に停 止するのを待って、オイル漏れや各部のゆるみ など他に不具合がないか点検する。 • • • • • • 図 31 1. 2. 4. 上記のうち一つでも異常があれば、作業に出発す る前に整備士や上司にその旨を伝えてください。 現場により、上記以外の項目の点検を指示される こともあります。 ラジエタースクリーン ラッチ ラッチを外し、オイルクーラを装備している 場合にはそれを倒してラジエターから遠ざけ る 図 32 。 エンジンの始動手順 重要 エンジンの押しがけや引きがけをしないでく ださい。駆動系統を破損するおそれがあります。 注 各部の名称と操作 (ページ 16)を参照してくださ い。 1. 運転席に座り、駐車ブレーキが掛かっている のを確認する。 2.
重要 前進から後退へ、あるいはその逆に切り 換える場合には、必ず車両を完全に停止させ て行なってください。 • 切り替えレバーを、A, B, C, D の4つのレンジのど れかにセットすると、そのレンジで決められた 最高速度での定速度走行ができます。 以下の表に、速度レンジコントロールをT ト ランスポート移動走行位置にセットした場合 の各ギアでの走行速度を示します。 • 切り替えレバーが A, B, C, D の4つのレンジのどれ かに入っている場合、レバーをその位置から外 して前に倒すとT位置移動走行設定になります。 ギア 速 度 kmh 時 速 度 マ イ ル /時 R 後退 0 21 0 13 L低速前進 0 18 0 11 D通常運転 0 32 0 20 注 切り替えレバーをL 低速前進にセットすると、走 行速度が 4 - 18 km/h になり、D通常走行にセットす ると、走行速度が 8 - 32 km/h になります。 注 長時間にわたってエンジンをアイドリング させないでください。 注 始動スイッチをON 位置にしたままエンジ ンを始動せずに長時間放置する
注 寒い日に運転する場合には十分にエンジンを ウォームアップしてください。 注意 デファレンシャルロックをしたままで旋回す るとハンドル制御が不能になる場合があり危 険である。小さな旋回をするときや高速で旋 回する時は、デフ ァレンシャルロックを解除 すること。 デファレンシャルロックは、後輪のデファレンシャ ルギアをロックすることによって走行力を高めるも のです。ぬれた芝面などの滑りやすい場所で重量物 を運ぶ時や、斜面を登る時、砂地を走行する時など にデファレンシャルロックが威力を発揮します。 しかし、この機能はあくまでも限られた状況で一 時的に使用するための機能です。これまでに解説 した斜面での安全上の注意や重い荷物を運搬する 時の注意を怠ってはいけません。 • ブレーキの性能を最大限に発揮させるために、 実際の使用前にブレーキの「慣らし掛け」をす る。ブレーキの慣らし掛けの方法は次の通り フ ルスピードで走行してブレーキを掛け、タイヤ をロックさせないで急停車する。これを10回繰り 返すが、ブレーキがオーバーヒートしないよう に次の停止まで1分間の間隔を空けること。車両 に 454 kg を積載し
5. 油圧昇降レバーを前に動かし、始動キーを右 にSTART位置まで回す。 ク ランキングする場合はインタロック・スイッ チが故障しているので、運転前に修理する。 ブレーキペダルのインタロックスイッチの 点検 1. 運転席に座り、駐車ブレーキが掛かっている のを確認する。 2. シフトレバーをニュートラル位置にし、油圧 昇降レバーが中央位置になっていることを確 認する。 3. 非TC モデルでハイフロー油圧キットを搭載し ているもの、またはTCモデルの場合 ハイフ ロー油圧スイッチをOFFにする。 4. 始動キーを右に回してSTART 位置にする。 図 35 1. フレームのロープ穴 各側 注 ブレーキペダルは踏み込まない。 ク ランキングする場合はインタロックスイッ チが故障しているので、運転前に修理する。 ハイフロー油圧スイッチのインタロックの 点検 ハイフロー油圧キットオプションを搭載している非 TC モデルとTC モデルで必要 1. 運転席に座り、駐車ブレーキが掛かっている のを確認する。 2.
牽引を行う場合、トレーラの重量によってヒッチ を使い分けてください。くわしくは正規代理店に ご相談 ください。 リアアクスルチューブに付いているヒッチプレー トを使用する場合、トレーラまたはアタッチメン トの総重量GTW1587 kgまでを牽引することができ ます。必ず積載重量の60をトレーラの前側に振り 分けてください。 これにより、ヒッチプレートに 掛かる負荷がトレーラの総重量GTWの約10 最大 272 kg となります。 最大牽引総重量が 680 kg を超える場合は、必ずト レーラ用ブレーキが必要です。 トレーラやアタッチメント自体もワークマンも過 積載にならないように注意してください。 過積載 では車両の性能が十分発揮できないばかりか、ブ レーキ、車軸、トランスアクスル、モータ、ハン ドル機構、サスペンション、ボディー構造、タイ ヤ等を破損する場合もあります。 図 37 1. • 2.
タッチメントのシリンダの動作位置により油量 は若干変化します。オイル不足で運転すると、 ポンプやリモート油圧システム、パワステ、ト ランスアクスルなどを損傷しますから十分注 意してください。 オフロードでの使用を前提として製造された作業 用特殊車両です。 警告 この車両はオフロード用として設計製造され たものであり、公道上を通常走行するための ものではありません。 注意 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身 体に重大な損傷を引き起こします。油圧ク イックカップラ の接続や取り外しは、安全 を十分に確認して行うこと。 必ずエンジン を停止し、駐車ブレーキを掛け、アタッチメ ントを降下させ、リモート油圧をフロート位 置にセットし、油圧回路内部の圧力を完全に 解放してから着脱作業に掛かるようにする。 この車両で公道上を走行する場合には、各地域 の法令などに従い、また、ヘッドライド、方向 指示器、低速走行車両表示など、定められた装 備を必ず装着して行ってください。 この車両は特殊タイヤを使用し、通常の乗用車より もギア比を低く設定し、手動ロック式のデファレン シャルを採用してパワーを確保しています。これら
場で普通に見かけるものが全て重大事故の原因に なります。 暗くなったら、特に不案内な場所で暗くなったら、 運転を控えてください。どうしても暗い場所で運転 しなければならない場合は必ずヘッドライトを点灯 させ、安全に十分注意してください。場合によって は補助ライトを取り付けてください。 人を乗せるとき 人を乗せるときは、常にその人の安全が十分確保 されているのを確認してください。運転手以外の 人間には車の動きが予測できにくく、警戒動作も 遅れがちになりますから、速度は控えめに、ハン ドル操作も控えめにしましょう。 図 39 走行中は常時着席し、手足を外に出さないことを 厳守しましょう。オペレータは、可能な限り両手 でハンドルを握り、助手席の人は必ず安全手すり を握ってください図 38と図 39。 1.
斜面での運転 ブレーキの適正操作 障害物の近くでは減速すべきです。これにより、停 止や回避のための余裕が生まれます。万一実際にぶ つかれば、機材を損傷してしまいます。 さらにはご 自身や周囲の人にけが等を負わせることにもなりか ねません。停止や旋回は車両総重量と大きな関係 があります。積載重量が大きいときには停止も旋 回も難しくなります。 積載重量が大きいほど停止 に掛かる時間が長くなります。.
保守 注意 適切な保守整備を行わないと車両が故障・破損 するなどして搭乗者や周囲の人間まで巻き込む 人身事故を起こす恐れがある。 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 お使いの機械の 電気回路図 や 油圧回路図 を 入手したい場合には、以下のインターネットサ イトから無料でダウンロードすることができま す www.Toro.
整備間隔 整備手順 200運転時間ごと • エアクリーナのフィルタの交換 (ちりやほこりの多い環境で使用している場合はより 頻繁に) • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 • フィルタの開口部分を点検する。 • 前輪と後輪のホイール・ナットをトルク締めする • 速度コントロールシリンダのオイル溜めの油量を点検する。 • 駐車ブレーキの調整状態を点検する。 • ブレーキ・ペダルの調整状態を点検する。 • 通常ブレーキと駐車ブレーキを点検する。 400運転時間ごと • • • • • • • • 800運転時間ごと • 油圧フィルタを交換する。 • 油圧オイルを交換しストレーナを清掃する。 1000運転時間ごと • ブレーキオイルを交換する。 • 燃料タンクの内部を清掃する。 • 冷却系統の内部を洗浄し新しい冷却液に交換する。 1年ごと 点火プラグを点検・交換します。 燃料フィルタを交換する。 燃料ラインと接続を点検する。 前輪の整列を点検する。 トランスミッションオイルの量を点検する。 走行ベルトの状態を点検する。 クラッチを洗浄する。 ブレーキ・シューが磨耗していないかブレーキを目
安全サポートの使い方 フルサイズ荷台の取外し 重要 サポートの取り付け 取り外しは必ず荷台外 側から行う。 フ ル サ イ ズ 荷 台 の 重 量 約 147.5 kg 1. 荷台を上げ、シリンダが完全に伸びたのを確 認する。 2. ROPS パネルの後ろについている保管用ブラ ケットから荷台サポート安全サポートを取り 外す 図 40 。 1. エンジンを掛ける。 2. 油圧昇降レバーを前に倒して荷台を降下させ、 スロットの中でシリンダが遊んでいる状態に する ( 油圧昇降レバー (ページ 17))。 3. 昇降レバーから手を離し、エンジンを停止す る。 4. シリンダの外側端部からリンチピンを外す(図 42)。 図 40 1. 3. 安全サポート サポートをシリンダ ロッドにはめ込み、サ ポートの端部でシリンダバレルの端とシリン ダ・ロッドの端を確実に支える図 41。 図 42 1. シリンダロッドの端部 4. リンチピン 2. 荷台取り付けプレート 5. 後ろのスロットフルサイズ 荷台用 3. クレビスピン 6. 前のスロット2/3 荷台用 5.
フルサイズ荷台の取付け フ ル サ イ ズ 荷 台 の 重 量 約 147.5 kg 1. シリンダが完全に縮んだのを確認する。 2. 荷台を慎重に車両のフレームの上に載せる 後 部にある荷台のピボットプレートの穴とリア フレームチャネル鋼材の穴を揃えて、クレビ スピンとリンチピン各2個を取り付ける図 44。 注 荷台に側板を取り付ける場合は、先に側板を取 り付けてから荷台を車両に取り付けると楽に作業 ができます。 重 要 フ ル サ イ ズ 荷 台 は 約 147.5 kg の 重 量 が あ り、一人で作業することは不可能である。必 ず 2 人または 3 人で行なうか、ホイストを使う こと。 注 後部のピボットプレートは下端を後部に向けて 荷台フレームチャネル鋼材にボルトで固定されて います 図 43 。 3. 荷台を下げた状態のまま、各シリンダロッド 端部を荷台取り付けプレートのスロットに固 定する クレビスピンとリンチピンを使用。 注 エンジンを掛けてシリンダを伸縮させない 指を と穴の位置が揃わないことがあります。指 はさまないように注意してください 4.
• ジャッキアップした車体の下で作業するとき は、必ずスタンドで車体を支えておくこと。万 一ジャッキが外れると、下にいる人間に怪我を 負わせる危険が大きい。 • 車両前部をジャッキアップする時は必ず 5×10 cm 程度の木片等をジャッキとフレームの間に かませる。 • 車両前部のジャッキアップポイントは、前中央 フレームサポート下側です図 45。車体後部の ジャッキアップポイントはアクスルチューブ の下側です 図 46 。 図 47 1. 図 45 1. 車体前部のジャッキアップポイント フード 2. フードの下側を手前に持ち上げて、上部の取 り付けタブをフレームのスロットから引き抜 けるようにする図 47。 3. フードの上側を手前に倒し、ヘッドライトか らワイヤコネクタを抜く図 47。 4. フードを外す。 フードを取り付ける 図 46 1. 車体後部のジャッキアップポイント フードの取り付けと取り外し フードを外す 以下の要領でフードを外す 1.
潤滑 ス プ リ ン グ タ ワ ー (2ヶ所); 図 49を参照 ベアリングとブッシュのグリスアッ プ 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 過酷な条件で使用してい る場合はより頻繁な潤滑が必要 グ リ ス の 種 類 No.2リチウム系汎用グリス 重要 ドライブシャフトとユニバーサルシャフト ベ アリングのクロス部分では、 つのカップ全部からグ リスがはみ出てくるまでグリスを入れてください。 1. 異物を入れてしまわないよう、各グリスニッ プルをきれいに拭く 2. ニップルにグリスガンを接続する。 3. グリスガンでグリスを注入する。 4.
エンジンの整備 エアフィルタの整備 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—エアクリーナのフィル タの交換 ちりやほこりの多い環境 で使用している場合はより頻繁に 定期的にフィルタとホースアセンブリを点検し、エ ンジンの保護と寿命の安定をはかってください。エ アフィルタのカバーとハウジングにリーク原因とな る傷がないか点検してください。破損している部 品は交換してください。 エアフィルタの点検・交換は以下の要領で行います 1. 図 51 ラッチを引いて外し、カバーを左にひねって ボディーからはずす図 52。 図 52 1. ラッチ 4. ダストバルブ 2. エアフィルタのカバー 5. エアフィルタのハウジング 3. エアフィルタ 2. フィルタを外す前に、低圧のエア2.
6. エアクリーナのカバーについている異物排出 ポートとダストバルブの内部を清掃し、ダス トバルブを元通りに取り付ける図 52。 7. 新しいエアフィルタに傷がついていないかを 点検する。特にフィルタとボディーの密着部 に注意する。 重要 破損しているフィルタは使用しない。 8. エアフィルタをボディ内部にしっかり取り付 ける。エレメントの外側のリムを軽く押さえ て確実にハウジングに密着させる図 52。 9. エアフィルタのカバーをダストバルブの6時 の位置カバーの左側から見た時の位置に合わ せる 図 52). 10. エアフィルタにラッチを掛けて固定する図 52。 図 54 注 インジケータ装備されている場合が赤に なっている場合はリセットする。. 1. エンジンオイルのドレンプラグ 2. 前 3. エンジンオイルとフィルタの交換 ドレンプラグを外してオイルを容器に受ける 図 54 。 注 オイルが抜けたらドレンプラグを取り付 ける。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 200運転時間ごと 4.
8. クランクケースに所定のオイルを入れる エン ジンオイルの量を点検する (ページ 21)を参照。 9. 荷台を降ろす 荷台を下げる (ページ 21)を参照。 燃料系統の整備 燃料フィルタの交換 点火プラグの交換 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 1. 荷台装着車の場合は荷台を上げ、荷台昇降シ リンダに安全サポートを取り付けて、荷台を 固定する 荷台を上げる (ページ 20)と 安全サ ポートの使い方 (ページ 37)を参照。 2. 燃料ポンプからワイヤハーネスのコネクタを 外す 図 57 。 3. ホースのクランプをゆるめ、燃料ポンプキャッ プから燃料ラインを外す図 57。 点 火 プ ラ グ の 種 類 : Champion RC14YC エ ア ギ ャ ッ プ 0.76 mm 1. 点火プラグを外した時にエンジン内部に異物 が落ちないようにプラグの周囲をきれいに清 掃する。 2. 点火コードをプラグから外し、シリンダヘッ ドからプラグを外す。 3.
電気系統の整備 カーボンキャニスタ・エアフィルタ の点検 ヒューズの整備 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 ヒューズはダッシュパネルの中央下にあります図 59と図 60 。 200運転時間ごと 1. カーボンキャニスタ下部にあるエアフィルタ を探し出す 図 58 。 図 59 図 58 1. 2. 1. ヒューズ フィルタの開口部 フィルタ底部の開口部に汚れや詰まりがない ことを確認する。 燃料ラインとその接続の点検 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 1000運転時間ごと/2年ごと いずれか早く到 達した方 燃料ラインの劣化・破損状況やゆるみが出ていない か点検を行ってください。 図 60 2. エンジン始動 10 A 5. 6. デファレンシャルロック15 A 速度計10 A 3. ハザード 10A 7. ヘッドライトと後部ライト15A 4. エンジン作動 10 A 8. ホーン 30 A 1.
救援バッテリーによるエンジンの 始動 注 バッテリーのマイナス 端子の表示を必ず確 認すること。救援ケーブルの他端は、あがっ ている方のバッテリーのマイナス端子に直結 エン ジ ン ま た は フ レ ー ム に 接 するのでなく、エ 続する。 警告 バッテリー連結によるエンジン始動は危険を伴 う作業である。人身事故や電気系統の破損を防 止するために、以下の注意を守って行うこと • 救 援 用 の バ ッ テ リ ー は 、 必 ず DC 15 V 以 下 の ものを使用すること。これ以上のものを使 用すると電気系統が破壊される。 • 凍結したバッテリーには絶対に接続しては ならない。作業中に破裂や爆発を起こす危 険がある。 • バッテリーの取り扱いに関する通常の注意 事項を守って作業を行うこと。 • 救援車とワークマンを直接接触させないよ う十分注意すること。 • バッテリーケーブルの極性を間違えて接続 すると電気系統の破壊や人身事故などを起 こす可能性があるので注意すること。 1. 図 62 1.
走行系統の整備 危険 電解液には触れると火傷を起こす劇薬である 硫酸が含まれている。 • タイヤ、ホイール、サスペンショ ンの保守 電解液を飲まないこと。また、電解液を皮 膚や目や衣服に付けないよう十分注意する こと。 安全ゴーグルとゴム手袋で目と手を 保護すること。 タイヤの点検 • 皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよう、 必ず十分な量の真水を用意しておくこと。 • 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 運転中に縁石にぶつけるなどした場合、リムが破 損したり、トーインが狂ったりする可能性があり ますから、このような事故の後では必ず点検して ください。 バッテリー上部はアンモニア水または重曹水に 浸したブラシで定期的に清掃してください 清掃 後は表面を水で流して下さい清掃中はセル・ キャップを外さないでください • バッテリーのケーブルは接触不良にならぬよ う端子にしっかりと固定してください • 端子が腐食した場合はバッテリー・カバーを外 し、ケーブルを外しマイナスケーブルから先に 外すこと、クランプと端子とを別々に磨いてく ださい磨き終わったらケーブルをバッテリーに 接続しプラスケ
ホイール・ナットのトルクを点検する 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 2 時間 使用開始後最初の 10 時間 200運転時間ごと 警告 この整備を怠ると車輪の脱落や破損から人身 事故につながる恐れがある。 時間 後 に 1回 回と 10時 時間 後 に も う 1 運 転 開 始 か ら 1-4時 回、前輪と後輪のホイールナットのトルク締 め を 行 う こ と ト ル ク 値 は 109-122 N.m 11.1-12.5 。そ の 後 は 200 運 転 時 間 ご と kg.m=80-90 ft-lb。 にトルク締めを行う。 図 66 1. 前輪の整列の点検 タイロッド 2. ジャムナット B. タイロッドを回して前タイヤを内向き方 向または外向き方向に動かし、タイヤの中 央線間距離が所定の値になるようにする。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 1. タイヤをまっすぐ前に向ける。 C. 2.
トランスミッションの保守 トランスミッションオイルの交換 トランスミッションオイルのタイプ Dexron VI トランスミッションオイルの量の点検 トランスミッションオイルの容量 700 ml 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 400運転時間ごと 1. 平らな場所に駐車する。 2. トランスミッションの後部、車幅方向内側の 低い位置にある補給用プラグ、および、トラ ンスミッションの前部、車幅方向外側にある ドレンプラグを探し出す図 68と図 69。 ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン オ イ ル の タ イ プ Dexron VI 1. トランスミッションの後部、車幅方向内側の低 い位置にある補給用プラグを探し出す図 67。 図 68 図 67 1. 補給ポートトランスミッション 2. 補給プラグ 2. 補給プラグの下にオイルを受ける容器をおく。 3. プラグを左に回して、トランスミッションの 補給ポートから外す図 67。 1. 補給プラグ 2. トランスミッションケース後 部、車幅方向内側 3.
注 トランスミッションオイルが完全に抜け るのを待つ。 6. ドレンプラグを取り付ける(図 69)。 7. 補給ポートから、トランスミッションオイル Dexron VI 700 ml を入れる図 68。 注 トランスミッションにオイルを入れる時に はジョウゴとホースを使うと便利です。 注 補給ポートのねじ山の一番低い位置までオ イルがあれば、オイル量は適切である。 8. 補給プラグを取り付ける図 68。 速度コントロールシリンダのオイル溜めの 保守 図 71 1. キャップ 2. Max マークオイル溜め 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと オ イ ル 溜 め 用 の オ イ ル の タ イ プ DOT 3ブレーキ作 動液 1. 5. 油圧昇降レバーと速度レンジ切り替えレバー からノブを取り外す図 70。 図 70 ノブ速度レンジレバー 4. 2. ロッド速度レンジレバー 3. ノブ油圧昇降レバー コントロールカバーのプ レート 6. 六角ワッシャねじ (#10 x 3/4 インチ) 2. 4.
5. 走行ベルトの点検 ディテントプレートをレバーサポートブラケッ トに固定している六角ソケットねじ5/16 x 3/4 インチ2本をゆるめる図 72。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 1. トランスミッションカバーをトランスミッショ ン取り付けプレートに固定している六角ワッ シャねじ9本1/4 x 1 インチを外す図 73。 図 72 1. レバーサポートブラケット 2. 六角ソケットねじ 6. 7. 8. 3. ディテントプレート ディテントプレートを、以下のうちのどちら かの方向に移動させる • 最高速度を大きくするには、ディテントプ レートを 前 方 に 移動させる図 72。 • 最高速度を小さくするには、ディテントプ レートを 後 方 に 移動させる図 72。 図 73 六角ソケットねじ 5/16 x 3/4 インチ 2本を、 19782542N.cm2.02.6 kg.
クラッチの洗浄 デファレンシャルとアクスルの保守 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 1. デファレンシャルオイルの交換 トランスミッションカバーをトランスミッショ ン取り付けプレートに固定している六角ワッ シャねじ9本1/4 x 1 インチを外す図 74。 オ イ ル の タ イ プ 80W90 API GL-5 オ イ ル の 量 550 ml 1. ドレンプラグの下にオイルを受ける容器をお く 図 75 。 図 75 図 74 六角ワッシャボルト1/4 x 1 インチ 2. トランスミッションカバー 3. 1次クラッチ 1. 4. 取り付けプレート 1. 補給プラグ 3. ドレンポート 2. 給油ポート 4. ドレンプラグ 5. 2次クラッチ 2. 2. 1次クラッチと2次クラッチにたまっているご みや泥を水で洗い落とし、洗浄後はすぐにコ ンプレッサで吹いて乾かす。 3. 注 デファレンシャルオイルが完全に抜けるま で待ってください。 残っているごみは、速乾性のクリーナかブレー キクリーナで完全に取り除く。 3.
冷却系統の整備 風速安定ボックスの保守 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 1. 機体の後部を持ち上げてジャッキスタンドで支 える 機体のジャッキアップ (ページ 38)を参照。 2. 後アクスル部分にある風速安定ボックスが破 損していないか、潤滑剤が漏れていないか点 検する 図 76 。 エンジンの冷却液の交換 整 備 間 隔 : 1000運転時間ごと/2年ごと いずれか早く 到達した方 冷 却 系 統 容 量 3.7 リットル 注 風速安定ボックスが破損している場合に は、必ず交換してください。 冷 却 液 の タ イ プ 水とエチレングリコール不凍液の 50/50 混合液 1. 平らな場所に駐車する。 2. 荷台装着車の場合は荷台を上げ、荷台昇降シ リンダに安全サポートを取り付けて、荷台を 固定する 荷台を上げる (ページ 20)と 安全サ ポートの使い方 (ページ 37)を参照。 注意 エンジン停止直後にラジエターのキャップ を開けると、高温高圧の冷却液が吹き出し てやけどを負う恐れがある。 図 76 3. ジャッキをゆるめて機体を床に下ろす。 3.
ブレーキの整備 駐車ブレーキの調整 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 1 200運転時間ごと 1. 駐車ブレーキレバーのゴム製グリップをはず す 図 79 。 G021229 図 78 1. 5. キャップ 冷却液タンク 下側のラジエターホースを外して、冷却液を 容器に回収する。 注 冷却液が抜けたら下側のラジエターホース を元通りに接続する。 6. 水とエチレングリコール不凍液の50/50 混合液 をゆっくりと注入する。 7. ラジエター液を一杯にして、キャップを閉め る 図 77 。 8. 補助タンクにも、補給管の根元までゆっくり と冷却液を補給する図 78。 9. 冷却液タンクにキャップを取り付ける図 78。 10. エンジンを始動しウォームアップする。 11. エンジンを停止させ、冷却液の量を点検し、 必要に応じて補給する。 図 79 1. 2. 駐車ブレーキレバー 2. グリップ ブレーキレバーに調整ノブを固定している固 定ネジをゆるめる(図 80)。 図 80 1. 駐車ブレーキレバー 2. ノブ 3.
ブレーキ ペダルの調整 7. 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 1. フードを外す フードを外す (ページ 39)を参照。 2. マスターシリンダ・ヨークをブレーキペダル のピボットに固定しているコッターピンとク レビスピンを取る図 81。 注 正しく調整できると、ブレーキのマスター シリンダにブレーキからの力が掛かっていな い状態になります。 8. 図 81 1. コッターピン 4. マスターシリンダのヨーク 2. ブレーキペダルのピボット 5. ジャムナット 3. クレビスピン 3. ブレーキペダル図 82を持ち上げてフレーム に接触させる。 図 82 1. ブレーキペダル 2. アクセルペダル 4. ヨークをマスターシリンダ・シャフトに固定 しているジャムナットをゆるめる図 81。 5. ヨークを調節してヨークの穴とブレーキペダ ルのピボットの穴を揃える図 81。 6.
制御系統の整備 アクセルペダルの調整 速度表示単位の切替え エンジンのスローアイドルを調整する スピードメータの表示単位をMPHマイル毎時から KPHkm毎時に、またKPHからMPHに、切り替える ことができます。 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止して、 駐車ブレーキを掛け、キーを抜き取る。 2. フードを外す フードを外す (ページ 39)を参照。 3. 速度計のそばに接続されていないワイヤ2本を 探す 図 83 。 1. エンジンを始動し、通常の作動温度になるま で運転を行うおよそ 5–10 分間。 2. スロットルが「スロー・アイドル」にセット し、タコメータでエンジン回転数が1100 rpm ロー・アイドル規定値となっているかどうか 調べる。 注 エンジン回転数がロー・アイドル規定値 1100 rpmであれば、 エンジンの高速アイドル を調整する (ページ 55)へ進む。 3.
図 85 1. ベルクランク 2. 高速アイドルストップ 3. 4. 3. 図 86 ジャムナット エンジン回転数が 3600 rpmよりも速かったり 遅かったりする場合には、以下の調整を行う A. 高速アイドルストップを固定しているジャ ムナットをゆるめる図 85。 B. 以下の方向に、ストップを回転させる • エンジン速度を下げたい場合には右 回り 図 85 。 • エンジン速度を上げたい場合には左 回り 図 85 。 C. ジャムナットを締める図 85。 D. ベルクランクを高速アイドルストップま で動かす 図 85 。 E. エンジン回転数が 3600 rpmでない場合に は、高速エイドル回転数が 3600 rpmになる まで、ステップAからDを繰り返す。 1. 床面 2. アクセルペダル 3. 3. 6.35 mm のすきま アクセルペダルと、ペダル下の床面図 86との 間の距離が 6.
大きかったり小さかったりする場合は、ス テップ3と4を繰り返して、すきまを 6.35 mm に調整する。 アクセルペダルの上ストップの位置調整 1. アクセルペダルが上位置にある状態で、アク セルペダルアームの後下角部から運転席床面 までの距離を測定する図 88。 測定 値 1。 注 この測定値を記録する測 図 89 1. アクセルペダルストップ 2. ジャムナット アクセルペダルアーム 測定値1 3. ジャムナットを締める図 89。 D. ステップ 1から4をもう一度行ってペダル の遊び距離を測定する図 89。 注 ペダルの遊び距離が 3 mm であれば適 正である。 測定値2 E. 2. アクセルペダルとスロットルケーブルとの間 の遊びがなくなるポイントまで、ペダルを静 かに下げる 図 88 。 3. 遊びがなくなった位置にアクセルペダルを保持 した状態で、アクセルペダルアームの後下角部 から運転席床面までの距離を測定する図 88。 測定 値 2。 注 この測定値を記録する測 4.
油圧系統の整備 油圧オイルの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 油圧フィルタの交換 油 圧 オ イ ル の タ イ プ Mobil M15 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 油 圧 オ イ ル の 容 量 非TC モデル 7.5 リットル 油 圧 オ イ ル の 容 量 ハイフロー油圧キットオプショ ン を搭載している非TC モデル、およびTC モデ ル 15.1 リットル 800運転時間ごと 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器 の保証が適用されなくなる場合があります。 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止して、 駐車ブレーキを掛け、キーを抜き取る。 2. フィルタ取り付け部の周辺をウェスできれい にぬぐう 図 90 。 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止して、 駐車ブレーキを掛け、キーを抜き取る。 2. 荷台を上げる 荷台を上げる (ページ 20)を参照。 3. タンクの補給口についているディップスティッ クとキャップを外す図 91。 図 90 1. フィルタのアダプタ 2. 油圧フィルタ 3.
8. 油圧オイルタンクに油圧オイルを入れる。油 量は非 TC モデルの場合には 7.5 リットル、た だしオプションのハイフロー油圧キットを取 り付けている非TC モデルの場合や TC モデル の場合は 15.1 リットルである図 91。 重要 指定された銘柄のオイル以外は使用しな いでください。他のオイルを使用するとシス テムを損傷する可能性があります。 9. 油圧オイルタンクの補給口にディップスティッ クとキャップを取り付ける図 91。 10. エンジンを始動させて運転を行い、オイルを システム全体に行き渡らせる。オイルの量を 点検し、必要に応じて補給する。 緊急時の荷台の上げ方 図 92 荷台が上がらなくなった時には、スタータを使う か、もう一台のワークマンの油圧装置を使うかして 上げることができます。 1. クイック カップラ・ホース A 2. クイック カップラ・ホース B 3. スタータを使った荷台の上げ方 注 エンジンがクランキングできない時は、積み荷を 降ろして荷台アタッチメントを外してエンジンの修 理を行う必要があります。 1.
保管 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 エンジンを停止し、キーを抜き取る。 2. エンジンのシリンダヘッドや冷却フィン、ブロ アハウジングをふくめた車両全体を洗浄する。 1. 3. 図 94 1. 4. 救援用ホース 5. 周囲から人を遠ざける。 6. 救援車のエンジンを始動し、油圧昇降レバー を「上昇」位置にすると、故障側の荷台が持 ち上がる。 7. 油圧昇降レバーをニュートラル位置にしてレ バーをロックする 油圧昇降レバー (ページ 17) を参照。 8. 伸ばした昇降シリンダに、荷台安全サポート を取り付ける; 安全サポートの使い方 (ページ 37)を参照。 5. 6. 7. 8.
11. スタータモータを使ってクランクを回転させ て内部にオイルを十分に行き渡らせる。 12. 点火プラグを取り付け、それぞれを規定値に トルク締めする 点火プラグの交換 (ページ 43) を参照。 注 点火プラグには点火コードを取り付けない。 13. 冷却水 エチレングリコール不凍液と水との 50/50 混合液の量を点検し、凍結を考慮して必 要に応じて補給する。 14. 車体からバッテリーを外し、フル充電す る バッテリーの整備 (ページ 45)を参照。 注 保管期間中は、バッテリーケーブルを外し ておいてください。 重要 氷点下での凍結破損を防止するため、 バッテリーは必ずフル充電してください。フ ル 充 電 し た バ ッ テ リ ー は 周 囲 温 度 約 4°C で ほ ぼ 50 日 間 電 圧 を 保 持 し ま す 。 保 管 場 所 の 気 温 が そ れ よ り も 高 い 場 合 に は 30 日 ご と に 再 充 電 してください。 15. 機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付け や交換、修理を行う。破損個所はすべて修理 する。 16.
故障探究 問題 考えられる原因 対策 クイックカップラの着脱がしにくい。 1. 油圧が解放されていないクイックカップ ラに油圧がかかっている。 1. エンジンを止めて油圧昇降レバーを前 後に何度か操作し、その後にクイック カップラを補助油圧パネルのフィッティ ングに接続する。 パワーステアリングが重い。 1. 油圧オイルが不足している。 1. 油圧システムの整備を行う。 2. 油圧オイルが過熱している。 3. 油圧ポンプが作動していない。 2. 油圧オイルの量を点検し、必要に応じて 補給などを行う。代理店に連絡する。 3. 代理店に連絡する。 1. フィッティングがゆるんでいる。 1. フィッティングを締め付ける。 2. 油圧フィッティングのO リングが無くなっ ている。 2. O リングを取り付ける。 1. カップラの接続が完全でない。 1. クイックカップラを外し、ていねいに清 掃してもう一度取り付ける。磨耗したり 破損したりしているカップリングは交換 する。 2. カップラの接続が逆になっている。 2.
メモ 63
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