Form No. 3372-267 Rev C Sand Pro® 3040 お よ び 5040 ト ラ ク ションユニット用 08703— —シ リ ア ル 番 号 312000001 以 上 モ デ ル 番 号 08703 08705— —シ リ ア ル 番 号 312000001 以 上 モ デ ル 番 号 08705 製品の登録は: www.Toro.com.
はじめに この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書) をご覧ください。 この機械は乗用型の作業用機械であり、専門業務に 従事するプロのオペレータが運転操作することを前 提として製造されています。この製品は、集約的で 高度な管理を受けているゴルフ場などのサンド・ トラップの整備作業を行うことを主たる目的とし て製造されております。 警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十 分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた適切な方 法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に 使用するのはお客様の責任です。 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、この製品に使 用されているエンジンの排気には発癌性 や先天性異常などの原因となる物質が含 まれているとされております。 弊社に直接おたずねをいただく場合: www.Toro.
目次 油圧ラインとホースの点検 ............... 油圧オイルの補給 ....................... 洗浄 ..................................... 機体の清掃と点検 ....................... 保管 ....................................... トラクションユニット ................... エンジン .............................. 図面 ....................................... はじめに .................................... 2 安全について ................................ 4 安全な運転のために ...................... 4 音力レベル ............................. 7 音圧レベル ............................. 7 振動レベル ...............
安全について ◊ ヒッチの取り付けや積荷の重量分配の不 適切。 • オペレータやユーザーは自分自身や他の安全に 責任があり、オペレータやユーザーの注意に よって事故を防止することができます。 サンドプロのトラクションユニットは、製造時の状 態 に お い て ANSI B71.
• 給油は、給油ノズルを燃料タンクの口に接触さ せた状態を維持して行ってください。ノズルを開 いたままにする器具などを使わないでください。 • もし燃料を衣服にこぼしてしまった場合には、 直ちに着替えてください。 • 絶対にタンクから燃料をあふれさせないでくだ さい。給油後は燃料タンクキャップをしっか りと締めてください。 • • • 運転操作 警告 • エンジンの排気ガスには致死性の有毒物質であ る一 酸化炭素が含まれている。 屋内や締め切った場所ではエンジンを運転し ないこと。 • 有毒な一酸化炭素ガスが溜まるような閉め切っ • • • • • • • た場所ではエンジンを運転しないでください。 作業は日中または十分な照明のもとで行って ください。 エンジンを掛ける前には、アタッチメントをす べて解除し、シフトをニュートラルにし、駐車 ブレーキを掛けてください。 回転部やその近くには絶対に手足を近づけない でください。 運転には十分な注意が必要です。転倒や暴走事故 を防止するために以下の点にご注意ください: – 隠れた穴などの見えない障害に警戒を怠ら ない。 – 急な斜面を走行する場合には
• 燃料ラインにゆるみや磨耗がないか定期的に点 • 火花や裸火を使用する屋内で本機を保管する場 • • • • • • • • • • • • • • 検してください。必要に応じて締め付けや修 理交換してください。 合は、必ず燃料タンクを空にし、火元から十分 離してください。 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エン ジンが十分冷えていることを確認してください。 火災防止のため、エンジンやマフラー、バッテ リーの周囲に、余分なグリス、草や木の葉、ホ コリなどが溜まらないようご注意ください。 各部品、特に油圧関連部が良好な状態にあるか 点検を怠らないでください。消耗したり破損し た部品やステッカーは安全のため早期に交換し てください。 燃料タンクの清掃などが必要になった場合は屋 外で作業を行ってください。 機械の調整中に指などを挟まれないように十 分注意してください。 必ず機械を停止し、アタッチメントを下げ、駐 車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、キーを 抜き取ってください。また、必ず機械各部の動 きが完全に停止したのを確認してから作業に掛 かってください。 必要に応じ、ジャッキなどを利用して
音力レベル この機械は、音力レベルが 97 dBA であることが 確認されています; ただしこの数値には不確定値 (K)1 dBA が含まれています。 音力レベルの確認は、ISO 11094 に定める手順に 則って実施されています。 音圧レベル この機械は、オペレータの耳の位置における音 圧レベルが 83 dBA であることが確認されていま す; ただしこの数値には不確定値(K)1 dBA が 含まれています。 音圧レベルの確認は、EN ISO 規則 11201 に定める 手順に則って実施されています。 振動レベル 腕および手 右手の振動レベルの実測値 = 0.27 m/s2 左手の振動レベルの実測値 = 0.29 m/s2 不確定値(K) = 0.5 m/s2 実測は、EC規則 1032 に定める手順に則って実施さ れています。 全身 振動レベルの実測値 = 0.5 m/s2 不確定値(K) = 0.
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなくなったもの は必ず新しいものに貼り替えてください。 93-7272 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険: 可動部に近づか ないこと。 93-9051 1. オペレーターズマニュアル を読むこと 105-4593 1. 回転軸に巻き込まれる危険: 作動中にカバーを外さないこと; すべてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 93-6687 1. ここに乗らないこと。 117-2718 98-3110 93-9879 1. 警告: オペレーターズマニュアル を読みトレーニングを受け ること 2. 警告: 聴覚保護具を着用のこと。 1. 負荷が掛かっている危険: オペレーターズマニュアル を読 むこと 58-6520 1. グリス 8 3. 飛来物による危険: オペレータは目の保護を行い、周囲の人 を十分に遠ざけること。 4.
3-9083 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険: 可動部に近づか ないこと。 バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 6. 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当て を受けること 5. 108-8484 バッテリーに人を近づけな いこと 保護メガネ等着用のこと: 爆発性ガスにつき失明等 の危険あり オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有:普通ゴミとして投 棄禁止 を読むこと 108-8418 9 1. アタッチメントのコントロール 2. 3. 4. アタッチメント降下位置 アタッチメント上昇位置 アタッチメント:フロート固 定位置 5. 駐車ブレーキ 6. PTO — 切 7.
119–2483 1. ヘッドライト 10. 油圧オイルについては オ ペレーターズマニュアル を 読むこと。 2. エンジン:停止 11. 3. エンジン ― 作動 12. 4. エンジン ― 始動 前進;走行ペダルの上部を 前側に踏み込む: 後退;走 行ペダルの上部を後ろ側に 踏み込む 警告:オペレーターズマニュ アル を読むこと。 13. 警告:オペレーターズマニュ アル を読むこと; 必ず講習 を受けてから運転すること。 周囲の人間への危険: 周 囲の人を十分に遠ざける こと。 5. チョーク - 閉 14. 6. チョーク - 開 15. 腕や身体を巻き込まれる危 険および火傷の危険: セン ターシュラウドを取り付けて 使用すること。 7. 高速 16. 転倒する危険:旋回開始前 に十分に速度を落とすこと; 高速でターンしないこと。 8. 無段階調整 17. 警告: 斜面に駐車しないこ と;運転席を離れる時には 走行ペダルをニュートラル に戻し、アタッチメントを降 下させ、エンジンを停止し、 キーを抜き取ること 9. 低速 18.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 1 2 3 4 5 数量 用途 ハンドル ウレタン製カラー ワッシャ ロックナット ステアリングハンドルのカバー 1 1 1 1 1 ハンドルを取り付ける 必要なパーツはありません。 – バッテリーを取り出す。 比重 1.
1 2 ハンドルを取り付ける バッテリーの取り外し この作業に必要なパーツ 必要なパーツはありません。 1 ハンドル 1 ウレタン製カラー 1 ワッシャ 1 ロックナット 1 ステアリングハンドルのカバー 手順 バッテリーの上押さえ棒を固定している蝶ナット (2個)を取り外す(図 3)。上押さえ棒を外し、 バッテリーを取り出す。 手順 1. 前輪をまっすぐ前方に向ける。 2. ウレタン・カラーを、径の小さい方からステア リング・シャフトにはめ込む (図 2)。 図3 図2 1. ウレタン製カラー 4. ナット 2. ハンドル 5. ステアリングハンドルのカ バー 3. ワッシャ 3. ハンドルをステアリング シャフトにはめ込 む (図 2)。 4. ハンドルをステアリング・シャフトにはめ込 み、ワッシャとロックナットで固定する (図 2)。ロックナットを20–26 ft-lbs(27–35 Nm= 2.8~3.6 kg.m)にトルク締めする。 5. ステアリングホイール(ハンドル)にカバー を取り付ける(図 2)。 12 1.
4. 3 キャップを取る。補給線の高さまで、各セル にバッテリー液を補給する。キャップを取り 付ける。 重要 バッテリー液を入れすぎないようにして ください。バッテリー液があふれ出て他の部 分に触れると激しい腐食を起こします。 バッテリー液を入れて充電する この作業に必要なパーツ - 4 比重 1.260 のバッテリー液(別途調達してください) 手順 バッテリーを取り付ける 警告 この作業に必要なパーツ カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 2 ボルト(1/4 x 5/8 インチ) 2 ロックナット(1/4 インチ) 手順 1. マイナス(-)端子を車体後方に向けてバッ テリーを車体に載せる (図 4)。 バッテリーに液が入っていない場合には、比重 1.
ナス(-)ケーブルをバッテリーのマイナス (-)端子に固定する(図 5)。 警告 バッテリーケーブルの接続手順が不適切で あるとケーブルがショートを起こして火花 が発生する。それによって水素ガスが爆発 を起こし人身事故に至る恐れがある。 • ケーブルを取り外す時は、必ずマイナ ス(黒)ケーブルから取り外し、次に プラス(赤)ケーブルを外す。 • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラ ス(赤)ケーブルから取り付け、それ からマイナス(黒)ケーブルを取り付 ける。 警告 バッテリーの端子に金属製品や車体の金属 部分が触れるとショートを起こして火花が 発生する。それによって水素ガスが爆発を 起こし人身事故に至る恐れがある。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行 うときには、端子と金属を接触させな いように注意する。 • バッテリーの端子と金属を接触させな い。 2. ボルト(1/4 x 5/8 inch)とロックナットで、 赤いプラス(+)ケーブルをバッテリーのプラ ス(+)端子に固定する(図 5)。 図5 1. 細い黒ケーブル 2. プラス(+)ケーブル 3. 3.
5 フロントウェイトを取り付ける この作業に必要なパーツ - 必要に応じたフロントウェイト・キット 手順 サンドプロ/インフィールドプロのトラクションユニットは、製造時の状態において ANSI B71.
製品の概要 図6 1. 燃料タンクのキャップ 3. コントロールパネル 5. エア・クリーナ 2. 走行・停止ペダル 4. 駐車ブレーキレバー 6. 油圧オイルタンクのキャップ 7.
昇降レバー 注意 最高速度での走行は移動時のみに使用するよう にしてください。 昇降レバー(図 10)を引き上げるとアタッチメント が上昇し、押し下げると下降します。フロート動作 をさせるには、くぼみ(ディテント)の位置にセッ トします。希望する位置にセットした後で手を放せ ばレバーはニュートラル位置に戻ります。 アタッチメントを装着しての作業や牽引作業に は、最高速度での走行はお奨めできません。 重要 アタッチメントを下げた状態(作業位置)に したまま後退しないでください;アタッチメントに 重大な損傷が発生する場合があります。 始動スイッチ 始動スイッチ(図 9)はエンジンの始動と停止を行 うスイッチで、3つの位置があります: OFF, RUN, STARTの3位置です。キーを右に回して START 位置に すると、スタータモータが作動します。エンジンが 始動したら、キーから手を離してください。キーは 自動的に ON 位置まで戻ります。キーを OFF 位置 に回せばエンジンは停止します。 図 10 1. 昇降レバー 2. 駐車ブレーキ 3. アワーメータ 4.
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があ ります。 g017820 図 11 1. 座席調整レバー 147 cm 幅(レーキ Model No. 08751 を 装着時) 191 cm 長さ(アタッチメントを含めない) 164 cm 高さ 115 cm ホイールベース: 109 cm 純重量 モ デ ル 08703 モデル 08705 452kg 461kg アタッチメントとアクセサリ 燃料バルブ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセ サリがそろっており、マシンの機能をさらに広げ ることができます。 詳細は弊社の正規サービス ディーラ、または代理店へお問い合わせください。 www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとア クセサリをご覧になることができます。 格納保管する場合やトレーラで運搬する場合には燃 料バルブ(図 12)を閉じておいてください。 図 12 1.
運転操作 入れてください。差し込みが不十分でクラン クケースが完全に密閉されないと、エンジン を損傷する恐れがあります。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 5. エンジンオイルの量を点検する 重要 オイル量は8運転時間ごと又は毎日点検 20運 運転 時 間 で 初 回 交 換 し て く だ さ い 。 最 初 の 20 を 行 い 、 そ の 後 は 通 常 の 使 用 条 件 の 場 合 は 100 運転時間ごとにオイルとフィルタを交換して ください。ホコリのひどい場所で使用する場 合は、より頻繁なオイル交換が必要です。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初 回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認し てください。 油量は約 1.
危険 警告 ガソリンは非常に引火・爆発しやすい物質であ る。発火したり爆発したりすると、やけどや火 災などを引き起こす。 ガソリンの誤飲は非常に危険で、生命に関わ る。また気化したガソリンに長期間ふれると身 体に重篤な症状や疾病を引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれたガソリンはふき取る。 • ガソリンのガスを長時間吸い込むのは避け ること。 • 箱型トレーラに本機を搭載した状態では、 絶対に本機への燃料補給をしてはならない。 • ノズルやタンク、コンディショナー注入口 には顔を近づけないこと。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を補 cm下 下の 給 す る 時 は 、 タ ン ク 上 面 か ら 約 2.5 cm レベルを超えて給油しない。 これは、温度 が上昇して燃料は膨張したときにあふれな いように空間を確保するためである。 • 目や皮膚にガソリンが付かないようにする こと。 • ガソリン取り扱い中は禁煙を厳守し、火花 や炎を絶対に近づけない。 1. 燃料タンクのキャップ(図 14)の周囲をきれ いに拭く。 2.
他に使用可能なオイル:トロのオイルが入手できな い場合は、以下に挙げる特性条件および産業規格を 満たすオイルを使用することができます。合成オイ ルの使用はお奨めできません。オイルの専門業者と 相談の上、適切なオイルを選択してください: 注 不適切なオイルの使用による損害については弊社 は責任を持ちかねますので、品質の確かな製品をお 使い下さる様お願いいたします。 高粘度インデックス/低流動点アンチウェア油圧 作 動 液 , ISO VG 46 物性: 粘度, ASTM D445 粘性インデックス ASTM D2270 流動点, ASTM D97 cSt @ 40°C 44~48 cSt @ 100°C 9.1 - 9.8 140 – 160 図 15 1. 油圧オイルタンクのキャップ -37°C – -45°C 産業規格: ヴィッカース I-286-S (品質レベル), ヴィッカース M-2950-S (品質レベル), デニソン HF-0 2. タンクからキャップを取る。 3.
タイヤ空気圧を点検する 10秒 秒間 以 上 連 続 で 使 用 重 要 ス タ ー タ モ ー タ を 10 するとオーバーヒートする危険があります。 10秒 秒間 連 続 で 使 用 し た ら 、 60 60秒 秒間 の 休 止 時 間 を 10 とってください。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 ご使用前にタイヤ空気圧を点検してください(図 17)。適正範囲は前後輪とも: 4. エンジンを停止させるには、スロットル コン トロールをSLOW位置にし、キーをOFF位置に回 す。事故防止のため、キーは抜き取っておく。 5. 長期間保管する場合には燃料バルブを閉じて おく。 • トレッドタイヤの場合は 0.3~0.4 bar (4-6 psi) • スムースタイヤの場合は 0.5~0.
緊急時の牽引移動 注意 緊急時には、短距離に限り、本機を牽引して移動す ることができます。ただし、通常の移動にはこの方 法を使わないでください。 転倒や暴走事故を防止するために、運転中は注 意を集中し以下の点に気をつけてください: 重要 トランスミッション機器に損傷を与える危険 が あ り ま す の で 、 牽 引 移 動 時 の 速 度 は 、 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備作業の前には必ずキーを抜いておくこと。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 8 時間 • ホイールナットのトルク締めを行う。 • 油圧フィルタを交換する 使用開始後最初の 20 時間 • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 使用するごとまたは毎日 • • • • • • エンジンオイルを点検する 油圧オイルの量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 油圧ラインとホースの点検 機体の清掃と点検 インタロックの動作 25運転時間ごと • バッテリー液の量とケーブルの接続状態を点検する。 100運転時間ごと • ホイールナットのトルク締めを行う。 • マシンのグリスアップを行ってください。 • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 200運転時間ごと • エア・フィルタの交換 400運転時間ごと • 油圧オイルとフィルタの交換を行う。 800運転時間ごと • • • • • • 1500運転
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 インタロックの動作 ハンドルの動作を点検する。 燃料残量を点検する。 エンジンオイルの量を点検す る。 エアフィルタの状態を点検す る。 冷却フィンの汚れ具合を点検 する。 エンジンからの異常音がない か点検する。 運転操作時の異常音。 油圧オイルの量 油圧ホースの磨耗損傷を点 検。 オイル漏れなど。 タイヤ空気圧を点検する。 計器類の動作を点検する。 塗装傷のタッチアップ修理を 行う。 要注意個所の記録 点検担当者名: 内容 日付 25 記事 土 日
整備前に行う作業 潤滑 重要 カバーについているボルトナット類は、カバー を外しても、カバーから外れません。全部のボルト 類を数回転ずつゆるめてカバーが外れかけた状態 にし、それから、全部のボルト類を完全にゆるめ てカバーを外すようにしてください。このように すれば、誤ってリテーナからボルトを外してしま うことがありません。 100 運転時間ごとに、所定のグリスニップルにNo.2 汎用リチウム系グリスを注入します。 以下のベアリングとブッシュのグリスアップを行っ てください: • 前輪のベアリング(1ヶ所)(図 21) 機体のジャッキアップ 注意 整備作業に掛かる前に、ジャッキスタンドや角 材などで機体を支えておくこと。 ジャッキアップ箇所は以下の通りです: 図 21 • 左右の後ホイール・モータの下のフレーム部分 (図 19) • 走行ペダルのピボット(1ヶ所) (図 22) 図 19 1. 図 22 車体後部のジャッキアップ・ポイント • リア・ヒッチ(5ヶ所)(図 23) • 前 ― 前輪の後ろのフレームの下部分(図 20)。 図 23 図 20 1.
エンジンの整備 • ステアリングシリンダのロッド端部(1ヶ所) (Model 08705 のみ)(図 24) エンジンオイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 20 時間 100運転時間ごと 運転開始後 25 時間でエンジンオイルの初回交換を 行い、その後は、100 運転時間ごとにオイルとフィ ルタを交換してください。 1. 平らな場所に駐車しエンジンを停止する。 2. ドレンプラグ (図 26) を外してオイルを容 器に受ける。オイルが抜けたらドレンプラグ を取り付ける。 図 24 • ステアリングピボット (図 25) 注 ステアリングピボットの注入部(図 25)は 面一フィッティングなので、グリスガン用ノ ズルアダプタが必要です。 パーツ番号は P/N 107-1998; ご注文は Toro 代理店へ。 図 26 1. 図 25 ドレンプラグ 2. オイルフィルタ 3. オイルフィルタ(図 26)を外す。新しいフィ ルタのガスケットに薄くエンジンオイルを塗 る。 4.
外したときにエンジン内部に異物を入れてしま う危険が大きくなります。 5. アウトレットバルブが下向き(後ろから見た とき、時計の5:00と7:00の間になるように) カバーを取り付ける。 6. ラッチをしっかりと掛ける。 • 本体とカバーがシールでしっかり密着している のを確認してください。 エアフィルタの交換 点火プラグの交換 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 1. エア・クリーナのカバーをボディーに固定し ているラッチを外す(図 27)。 点火プラグは、800運転時間ごと、または1年に1回 のうち早く到達した方の時期に交換します。 タイプ: Champion RC14YC(または同等品) エア・ギャップ: 0.76 mm 注 点火プラグは非常に耐久性のある部品ですが、エ ンジンが不調の場合には必ず取り外して点検します。 1. 点火プラグを外した時にエンジン内部に異物 が落ちないように、プラグの周囲をきれいに 清掃する。 2. 点火コードをプラグから外し、シリンダヘッ ドからプラグを外す。 3.
燃料系統の整備 電気系統の整備 警告 燃料フィルタの交換 カリフォルニア州 第 65 65号 号決議による警告 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 燃料ラインの途中にインラインフィルタが装着さ れています。このフィルタは 800 運転時間ごとに 交換します。交換が必要になったら、以下の手順 で行います: 1. 燃料バルブを閉じ、フィルタのキャブレタ側 についているホースクランプをゆるめ、燃料 ラインからフィルタを外す(図 29)。 救援バッテリーによるエンジンの 始動 救援用のバッテリーを使ってエンジンを始動させる 場合には、救援用プラス端子(スタータ・ソレノイド についている)を利用することができます(図 30)。 図 29 1. 燃料フィルタ 2. ホースクランプ 2. フィルタの下に廃油受けを用意し、もう一方 のホースクランプをゆるめてフィルタを取り 外す。 3.
走行系統の整備 バッテリーの手入れ 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと 走行ドライブのニュートラル調整 バッテリーの電解液は常に正しいレベルに維持し、 バッテリー上部を常にきれいにしておいてくださ い。高温環境下で保管すると、涼しい場所で保管し た場合に比べてバッテリーは早く放電します。 走行ペダルをニュートラル位置にしても本機が動 きだすようでしたら、トラクションカムを調整し ます。 危険 電解液には触れると火傷を起こす劇薬である 硫酸が含まれている。 1. 平らな場所に駐車しエンジンを停止する。 2.
い場合や、ペダルを一杯に踏み込んでいるのにポン プのストロークが最大位置まで来ない場合には、 調整を行ってください。 最大速度が出せるように調整が必要かを判断するに は、まず走行ペダルを踏み込んでみてください。 ポンプのレバーがフル・ストローク位置に来る前に ペダルがストップ (図 34)に当たる場合は、調整 が必要です。 図 33 1. 2. トラクション調整カム ロックナット 3. 4. ネジ すき間 図 34 警告 1. カムの最終調整は、エンジンを回転させな がら行う必要がある。可動部や高温部に触 れると非常に危険である。 ペダルストップ 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、 駐車ブレーキを掛ける。 手足や顔や衣服を回転部やマフラなどに近 づけないよう十分注意すること。 2. ペダルストップを固定しているナットをゆる める。 5. エンジンを始動し、カム(図 33)を左右に回し てニュートラル位置の中心に合わせる。 3. ペダルストップを締め込んで、走行ペダルか ら離す。 6. ロックナットを締めて調整を固定する。 4. 7.
制御系統の整備 警告 昇降レバーの戻り止めプレートの最終調 整は、エンジンを回転させた状態で行う 必要がある。可動部や高温部に触れると 非常に危険である。 昇降レバーの調整 昇降レバーをディテント(くぼみ)位置(図 36)に しても「フロート」状態(地表面の凹凸に沿って 動く)にならない場合には、ディテント・プレー トを調整します。 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、駐 車ブレーキを掛け、車輪に輪止めを掛ける。 2. コントロール・パネルをフレームに固定してい るネジ4本を外す(図 35)。 手足や顔や衣服を回転部やマフラなどに近 づけないよう十分注意すること。 4. 5. エンジンを掛ける。 エンジンが作動しており昇降レバーがフロー ト位置にセットされている状態で昇降シリン ダのロッドがフリー状態となって手で出し入 れできるように、ディテント・プレートの位置 をずらして調整する。 6.
5. ケーブル・クランクのネジを締めて、エンジン のrpm設定を確認する。 • ハイ・アイドル: 3400 + 50 • ロー・アイドル: 1750 + 100 チョークの調整 1. 運転席を倒す。 2. スロットル・ケーブルをエンジンに固定してい るクランプのネジをゆるめる(図 37)。 3. チョークコントロールレバーを前に倒して CLOSED 位置とする。 4. 図 38 図はキャブレタアダプタを外した状態 チョークケーブル(図 37)を十分に引いて チョークを完全に閉じ、その位置でクランプ のネジを締める。 1.
油圧系統の整備 注 リモート油圧キットを搭載している場合 は、吸入側のホースをポンプから外してオイ ルを抜くことができます。 油圧オイルとフィルタの交換 5. 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 400運転時間ごと オイルが流れ出し始めたらフィルタを取りは ずす。 6. 新しいフィルタのガスケットに油圧オイルを 塗り、ガスケットが取り付け部に当るまで手 でねじ込んで取り付ける。その状態からさら に 3/4 回転締め付ける。これでフィルタは十 分に密着する。 7. ディップスティックの FULL マーク位置にな るまで、油圧オイル・タンクにオイルを入れ 入れ す ぎ な い こ と 。 の「油圧系統の点 る。入 検」を参照。 8. エンジンを始動する。エンジンを通常に回転 させ、昇降シリンダの動作と車輪の前進後退 走行動作を確認する。 9. エンジンを停止し、タンクの油量を点検し、 必要に応じて補給する。 10. 油圧接続部にオイル漏れがないかを点検する。 11. 中央シュラウドを取り付ける。 12.
油圧オイルの補給 • 回転が逆の場合はエンジンを停止し、ポン プ後部のラインを入れ換えて回転方向を 修正する。 油圧システムの構成機器を修理・交換した時は、油 圧オイルフィルタを交換し、油圧回路のチャージ を行う必要があります。 • 回転方向が正しければ、エンジンを停止 し、スプリング調整ピンのロックナット の調整を行う(図 42)。走行ドライブの ニュートラル調整を行う;「走行ドライブ のニュートラル調整」を参照のこと。 チャージは、フィルタと油圧オイルタンクが満タン の状態で行ってください。 1. 平らな場所に駐車しエンジンを停止する。 2. センターシュラウドを機体に止め付けている ネジ2本を外してシュラウドを機体から取り外 す(図 41)。 図 41 1. 3. 図 42 センターシュラウド 前輪と片方の後輪とを床から浮かせ、フレー ムの下にサポートブロックを当てて支える。 1. スプリング調整ピン 2. ベアリング に機体が動き出す。機体の下にいる人の 上に絶対に落下しないよう、機体を確実 に支えること。 4.
洗浄 保管 機体の清掃と点検 トラクションユニット 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 1. トラクションユニット、アタッチメント、エ ンジンをていねいに洗浄する。 一日の作業を終え、エンジン温度が下がったら、 洗車してください。洗車には普通のホースを使用 します。ノズルや圧力洗浄器は、シール部分やベ アリングに浸水させる恐れがありますので使用し ないでください。 2. タイヤ空気圧を点検する。全部のタイヤ空気 圧を 0.3~0.4 bar(4-6 psi)に調整する。 3. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必 要な締め付けを行う。 冷却フィンや吸気口の周辺にホコリがたまらないよ うていねいに洗車してください。洗車が終わった ら、各部の磨耗損傷、油圧機器や可動部の状態など の点検を行ってください。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアッ プする。にじみ出たグリスはふき取る。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、 タッチアップする。 6. バッテリーとケーブルに以下の作業を行う: A. バッテリー端子からケーブルを外す。 B.
図面 電 気 回 路 図 (Rev.
油 圧 回 路 図 — Model 08703 (Rev.
油 圧 回 路 図 — Model 08705 (Rev.
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に 基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の欠 陥に対して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時 点までの品質保証を共同で実施いたします。この保証は、エアレータ以 外のすべての機器に適用されます(エアレータ製品については別途保証 があります)。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製 品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運 賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店(ディ ストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連絡をして頂くことが必 要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問がある 場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Products