Form No. 3364-378 Rev A Sand Pro® 3040 お よ び 5040 08703— —シ リ ア ル 番 号 310000001 以 上 モ デ ル 番 号 08703 08705— —シ リ ア ル 番 号 310000001 以 上 モ デ ル 番 号 08705 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
はじめに この製品は、関連するEU規制に適合していま す; 詳細については、DOC シート(規格適合 証明書)をご覧ください。 この機械は乗用型の作業用機械であり、専門業 務に従事するプロのオペレータが運転操作する ことを前提として製造されています。この製品 は、集約的で高度な管理を受けているゴルフ場 などのサンド・トラップの整備作業を行うこと を主たる目的として製造されております。 警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 この製品のエンジンからの排気やその成分 はカリフォルニア州では発ガン性や先天性 異常を引き起こす物質とされています。 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法 を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた 適切な方法でご使用ください。この製品を適切 かつ安全に使用するのはお客様の責任です。 重要 このエンジンにはスパーク・アレスタが 装着されていません。カリフォルニア州の森林 地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用す る場合には、法令によりスパーク・アレスタの 装着が義務づけられています。他の国や地域に おいても、法令によりスパーク・アレスタの装
目次 バッテリーの手入れ ..................31 走行系統の整備 .......................31 走行ドライブのニュートラル調 整 ...............................31 走行インタロック・スイッチの調 整 ...............................32 移動走行速度の調整 ..................32 制御系統の整備 .......................33 昇降レバーの調整 ....................33 エンジン・コントロールの調 整 ...............................34 油圧系統の整備 .......................35 油圧オイルとフィルタの交換 ...........35 油圧ラインとホースの点検.............36 油圧オイルの補給 ....................36 洗浄 .................................37 機体の清掃と点検 ....................
安全について ◊ タイヤグリップの不足; ◊ 速度の出しすぎ; サンドプロのトラクションユニットは、製造 時 の 状 態 に お い て ANSI B71.
運転操作 • 道路付近で作業するときや道路を横断する ときは通行に注意しましょう。 警告 • ガードが破損したり、正しく取り付けられて いない状態のままで運転しないでください。 インタロック装置は絶対に取り外さないこ と、また、正しく調整してお使いください。 エンジンの排気ガスには致死性の有毒物質であ る一 酸化炭素が含まれている。 屋内や締め切った場所ではエンジンを運転し ないこと。 • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジ ンの回転数を上げすぎたりしないでくださ い。規定以上の速度でエンジンを運転すると 人身事故が起こる恐れが大きくなります。 • 有毒な一酸化炭素ガスが溜まるような閉め 切った場所ではエンジンを運転しないでく ださい。 • 作業は日中または十分な照明のもとで行っ てください。 • エンジンを掛ける前には、アタッチメント をすべて解除し、シフトをニュートラルに し、駐車ブレーキを掛けてください。 • 回転部やその近くには絶対に手足を近づけ ないでください。 • 運転には十分な注意が必要です。転倒や暴走 事故を防止するために以下の点にご注意く ださい: – 隠れた穴などの見えな
保守整備と格納保管 • 油圧のピンホール・リークやノズルからは作 動油が高圧で噴出していますから、手などを 近づけないでください。リークの点検には新 聞紙やボール紙を使い、絶対に手を直接差し 入れたりしないでください。高圧で噴出する 作動油は皮膚を貫通し、身体に重大な損傷を 引き起こします。万一、油圧オイルが体内に 入ったら、直ちに専門医の治療を受ける。 • 常に機械全体の安全を心掛け、また、ボル ト、ナット、ネジ類が十分に締まっている かを確認してください。 • 火花や裸火を使用する屋内で本機を保管す る場合は、必ず燃料タンクを空にし、火元 から十分離してください。 • 閉めきった場所に本機を保管する場合は、 エンジンが十分冷えていることを確認して ください。 • 火災防止のため、エンジンやマフラー、 バッテリーの周囲に、余分なグリス、草や 木の葉、ホコリなどが溜まらないようご注 意ください。 • 各部品、特に油圧関連部が良好な状態にあ るか点検を怠らないでください。消耗した り破損した部品やステッカーは安全のため 早期に交換してください。 • 燃料タンクの清掃などが必要になった場合 は屋外で作業を行っ
左手の振動レベルの実測値 = 0.29 m/s2 不確定値(K) = 0.5 m/s2 実測は、EC規則 1032 に定める手順に則って実 施されています。 全身 振動レベルの実測値 = 0.5 m/s2 不確定値(K) = 0.
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなく なったものは必ず新しいものに貼り替えてください。 93-7272 1. ファンによる手足切断の危険:可動部に近づかないこと 93-9051 1. オペレーターズマニュアル を読むこと 105-4593 1. 回転軸に巻き込まれる危険: 作動中にカバーを外さないこと; すべてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 117–2718 93-6687 1. ここに乗らないこと。 98-3110 93-9879 1. 警告:オペレーターズマニュアル を読むこと; 必ず講習を受け てから運転すること。 2. 警告: 聴覚保護具を着用のこと。 3. 飛来物による危険: オペレータは目の保護を行い、周囲の人 を十分に遠ざけること。 4. 手足や指の切断の危険: 可動部が完全に停止するのを待 つこと 1. 負荷が掛かっている危険: オペレーターズマニュアル を読 むこと 58-6520 1.
8-3111 1. 回転部 93-9083 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険: 可動部に近づか ないこと。 108-8418 112-0006 1. 警告: オペレーターズマ ニュアル を読むこと。 2. 落下危険:人を乗せないこ と 3. 表面が熱い・火傷の危険: 近づかないこと。 4. 転倒の危険: 積荷の限度 (45 kg)を守ること。 108-8484 1. 2. 3. 4. バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 6. 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 5. オペレーターズマニュアル 10.
119-2483 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 1 2 3 4 5 数量 用途 ハンドル ウレタン製カラー ワッシャ ロックナット 1 1 1 1 ハンドルを取り付ける 必要なパーツはありません。 – バッテリーを取り出す。 比重 1.
1 2 ハンドルを取り付ける バッテリーの取り外し この作業に必要なパーツ 必要なパーツはありません。 1 ハンドル 1 ウレタン製カラー 1 ワッシャ 1 ロックナット 手順 バッテリーの上押さえ棒を固定している蝶ナッ ト(2個)を取り外す(図 3)。上押さえ棒を外 し、バッテリーを取り出す。 手順 1. 前輪をまっすぐ前方に向ける。 2. ウレタン・カラーを、径の小さい方からステ アリング・シャフトにはめ込む (図 2)。 図3 1. 2. 図2 1. ウレタン製カラー 2. ハンドル 3. ハンドルをステアリング シャフトにはめ込 む (図 2)。 4. ハンドルをステアリング・シャフトにはめ 込み、ワッシャとロックナットで固定す る (図 2)。ロックナットを20–26 ft-lbs (27–35 Nm= 2.8~3.6 kg.m)にトルク締め する。 12 バッテリー プラス(+)端子 3. 4.
3. 充電が終わったらチャージャをコンセントか ら抜き、バッテリー端子からはずす。バッ テリーを、5~10分ほど休ませる。 3 4. キャップを取る。補給線の高さまで、各セ ルにバッテリー液を補給する。キャップを 取り付ける。 バッテリー液を入れて充電する この作業に必要なパーツ - 重要 バッテリー液を入れすぎないようにし てください。バッテリー液があふれ出て他の 部分に触れると激しい腐食を起こします。 比重 1.260 のバッテリー液(別途調達してください) 手順 4 警告 バッテリーを取り付ける カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含 まれており、カリフォルニア州では発ガン性 や先天性異常を引き起こす物質とされていま す。取り扱い後は手をよく洗ってください。 この作業に必要なパーツ 2 ボルト (1/4 x 5/8 inch) 2 ロックナット (1/4 インチ) 手順 バッテリーに液が入っていない場合には、比 重 1.260 のバッテリー液を購入してバッテリー の各セルに入れてください。 1.
4. 端子部分にはワセリンを塗布して錆を防止 する。ショート防止のために(+)端子に ゴムキャップをかぶせる。 警告 バッテリー・ケーブルの接続手順が不適切 であるとケーブルがショートを起こして火 花が発生する。それによって水素ガスが爆 発を起こし人身事故に至る恐れがある。 • ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス (黒)ケーブルから取り外し、次にプラ ス(赤)ケーブルを外す。 • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス (赤)ケーブルから取り付け、それから マイナス(黒)ケーブルを取り付ける。 5. バッテリーに上押さえ棒を取り付け、蝶ナッ ト(2個)とワッシャで固定する。 警告 バッテリーの端子に金属製品や車体の金属 部分が触れるとショートを起こして火花が 発生する。それによって水素ガスが爆発を 起こし人身事故に至る恐れがある。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行う ときには、端子と金属を接触させない ように注意する。 • バッテリーの端子と金属を接触させな い。 2.
5 フロント・ウェイトを取り付ける この作業に必要なパーツ - 必要に応じたフロント・ウェイト・キット 手順 サンドプロ/インフィールドプロのトラクションユニットは、製造時の状態において ANSI B71.
製品の概要 図6 1. 2. 3. 4. 燃料タンクのキャップ 走行・停止ペダル 5. 6. コントロール・パネル 駐車ブレーキ・レバー エア・クリーナ 油圧オイル・タンクのキャップ 7.
す。2つのポジションがあります: Slow 位置 と Fast 位置です。この2つの位置の間で、エ ンジンの回転数を変化させることができます。 注意 最高速度での走行は移動時のみに使用するよう にしてください。 注 スロットル・コントロールでエンジンを停止 させることはできません。 アタッチメントを装着しての作業や牽引作業に は、最高速度での走行はお奨めできません。 昇降レバー 重要 アタッチメントを下げた状態(作業位置) にしたまま後退しないでください;アタッチメ ントに重大な損傷が発生する場合があります。 昇降レバー(図 10)を引き上げるとアタッチメ ントが上昇し、押し下げると下降します。フ ロート動作をさせるには、くぼみ(ディテン ト)の位置にセットします。希望する位置に セットした後で手を放せばレバーはニュート ラル位置に戻ります。 始動スイッチ 始動スイッチ(図 9)はエンジンの始動と停止 を行うスイッチで、3つの位置があります: OFF, RUN, STARTの3位置です。キーを右に回し て START 位置にすると、スタータ・モータが作 動します。エンジンが始動したら、キーから手
座席調整レバー アタッチメントやアクセサリ 運転席の横についているレバー(図 11)を前に引 いて運転席を希望の位置に動かし、その位置で レバーから手を離すと運転席が固定されます。 メーカーが認定する Toro 様々なアタッチメン トやアクセサリでお仕事の幅をさらに広げてく ださい。アタッチメントやアクセサリについて の情報は、 正規ディーラー またはディストリ ビュータへ。インターネット www.Toro.com も ご利用ください。 図 11 1. 座席調整レバー 燃料バルブ 格納保管する場合やトレーラで運搬する場合に は燃料バルブ(図 12)を閉じておいてください。 図 12 1. 燃料バルブ 仕様 注 仕様や設計は予告なく変更されることがあ ります。 幅(アタッチメントを含めない) 147 cm 幅(レーキ Model No.
運転操作 4. ディップスティックをしっかり差し込ん で終了。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 重要 エンジンのクランク・ケースを密閉す るために、ディップスティックは根元まで 確実に入れてください。差し込みが不十分 でクランクケースが完全に密閉されない と、エンジンを損傷する恐れがあります。 エンジン・オイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 5. 運転席を戻す。 エンジンにはオイルを入れて出荷しています が、初回運転の前後に必ずエンジン・オイルの 量を確認してください。 重要 オイル量は8運転時間ごと又は毎日点 検してください。最初の8運転時間で初回 交換を行い、その後は通常の使用条件の場 50運 運転 時 間 ご と に オ イ ル と フ ィ ル タ を 合 は 50 交換してください。ホコリのひどい場所で 使用する場合は、より頻繁なオイル交換が 必要です。 油量は約 1.
危険 燃料を補給中、静電気による火花がガソリン に引火する危険がある。発火したり爆発した りすると、やけどや火災などを引き起こす。 • ガソリン容器は車から十分に離し、地面に 直接置いて給油する。 • 車に乗せたままの容器にガソリンを補給し ない。車両のカーペットやプラスチック製 の床材などが絶縁体となって静電気の逃げ 場がなくなるので危険である。 図 14 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪 を地面に接触させた状態で給油を行う。 1. • 機械を車に搭載したままで給油を行わなけ ればいけない場合には大型タンクのノズル からでなく、小型の容器から給油する。 燃料タンクのキャップ 4.
高粘度インデックス/低流動点アンチウェア 油 圧 作 動 液 , ISO VG 46 物性: 粘度, ASTM D445 3. 補給口の首からディップスティックを抜 き、きれいなウェスでていねいに拭う。も う一度首に差し込んで引き抜き、オイルの 量を点検する。マーク位置(ディップス ティックのくびれている所)まであればよ い(図 16)。 cSt @ 40°C 44~48 cSt @ 100°C 9.1~9.
に回す。事故防止のため、キーは抜き取っ ておく。 5. 長期間保管する場合には燃料バルブを閉 じておく。 注意 機体の点検を行う前に、機械の可動部がす べて完全 に停止していることを必ず確認 すること。 インタロック・システムを点検する 図 17 1. 空気バルブ 2. 注意 ラグ・ナット インタロック・スイッチは安全装置であり、 これを取り外すと予期せぬ人身事故が起こり 得る。 • インタロック・スイッチをいたずらしな い。 • 作業前にインタロック・スイッチの動作 を点検し、不具合があれば作業前に交換 修理する。 ホイール・ナットのトルク締めを 行う。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 100運転時間ごと 運転開始後8時間でホイール・ナットのトルク 締めを行い、その後は、100 運転時間ごとに 同じ作業を行ってください。ホイール・ナッ トを45~65 ft-lb.(61~75 N.m = 6.2~8.9 kg.
重要 トランスミッション機器に損傷を与える 危険がありますので、牽引移動時の速度は、 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備作業の前には必ずキーを抜いておくこと。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 8 時間 使用するごとまたは毎日 整備手順 • ホイール・ナットのトルク締めを行う。 • エンジン・オイルとフィルタの交換を行う。 • 油圧フィルタを交換する • • • • • • エンジン・オイルを点検する 油圧オイルの量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 油圧ラインとホースの点検 機体の清掃と点検 インタロックの動作 25運転時間ごと • バッテリー液の量とケーブルの接続状態を点検する。 50運転時間ごと • エンジン・オイルとフィルタの交換を行う。 100運転時間ごと • ホイール・ナットのトルク締めを行う。 • マシンのグリスアップを行ってください。 200運転時間ごと • エア・フィルタの交換 400運転時間ごと • 油圧オイルとフィルタの交換を行う。 800運転時間ごと • • • • • • 1500運転時間ごと
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 インタロックの動作 ハンドルの動作を点検する。 燃料残量を点検する。 エンジン・オイルの量を点検 する。 エアフィルタの状態を点検す る。 冷却フィンの汚れ具合を点検 する。 エンジンからの異常音がない か点検する。 運転操作時の異常音。 油圧オイルの量 油圧ホースの磨耗損傷を点 検。 オイル漏れなど。 タイヤ空気圧を点検する。 計器類の動作を点検する。 塗装傷のタッチアップ修理を 行う。 要注意個所の記録 点検担当者名: 内容 日付 25 記事 土 日
整備前に行う作業 潤滑 重要 カバーについているボルトナット類は、 カバーを外しても、カバーから外れません。全 部のボルト類を数回転ずつゆるめてカバーが外 れかけた状態にし、それから、全部のボルト類 を完全にゆるめてカバーを外すようにしてくだ さい。このようにすれば、誤ってリテーナから ボルトを外してしまうことがありません。 100 運転時間ごとに、所定のグリス・ニップル にNo.2汎用リチウム系グリスを注入します。 以下のベアリングとブッシュのグリスアップを 行ってください: • 前輪のベアリング(1ヶ所)(図 21) 機体のジャッキアップ 注意 整備作業に掛かる前に、ジャッキ・スタンドや 角材などで機体を支えておくこと。 ジャッキアップ箇所は以下の通りです: 図 21 • 左右の後ホイール・モータの下のフレーム 部分(図 19) • 走行ペダルのピボット(1ヶ所) (図 22) 図 19 1. 図 22 車体後部のジャッキアップ・ポイント • リア・ヒッチ(5ヶ所)(図 23) • 前 ― 前輪の後ろのフレームの下部分 (図 20)。 図 23 図 20 1.
エンジンの整備 • ステアリング・シリンダのロッド端部(1ヶ 所)(Model 08705 のみ)(図 24) エンジン・オイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 50運転時間ごと 運転開始後 8 時間でエンジン・オイルの初回 交換を行い、その後は、50 運転時間ごとにオ イルとフィルタを交換してください。 1. 平らな場所に駐車しエンジンを停止する。 2. ドレン・プラグ (図 26) を外してオイルを 容器に受ける。オイルが抜けたらドレン・ プラグを取り付ける。 図 24 • ステアリング・ピボット (図 25) 注 ステアリング・ピボットの注入部(図 25) は面一フィッティングなので、グリスガン 用ノズル・アダプタが必要です。 パーツ 番号は P/N 107-1998; ご注文は Toro 代 理店へ。 図 26 1. ドレン・プラグ 2. オイル・フィルタ 3. オイルフィルタ(図 26)を外す。新しい フィルタのガスケットに薄くエンジン・オ イルを塗る。 4.
フィルタを外したときにエンジン内部に異 物を入れてしまう危険が大きくなります。 • 本体とカバーがシールでしっかり密着して いるのを確認してください。 トレット・バルブを外し、内部を清掃して 元通りに取り付ける。 5. アウトレット・バルブが下向き(後ろから 見たとき、時計の5:00と7:00の間になるよ うに)カバーを取り付ける。 エア・フィルタの交換 6. ラッチをしっかりと掛ける。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 1. エア・クリーナのカバーをボディーに固定 しているラッチを外す(図 27)。 点火プラグの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 点火プラグは、800運転時間ごと、または1年に1 回のうち早く到達した方の時期に交換します。 タイプ: Champion RC14YC(または同等品) エア・ギャップ: 0.76 mm 注 点火プラグは非常に耐久性のある部品です が、エンジンが不調の場合には必ず取り外して 点検します。 1. 点火プラグを外した時にエンジン内部に異 物が落ちないように、プラグの周囲をきれ いに清掃する。 図 27 1. 2.
燃料系統の整備 燃料フィルタの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 燃料ラインの途中にインライン・フィルタが装 着されています。このフィルタは 800 運転時 間ごとに交換します。交換が必要になったら、 以下の手順で行います: 図 28 1. 燃料バルブを閉じ、フィルタのキャブレタ 側についているホース・クランプをゆるめ、 燃料ラインからフィルタを外す(図 29)。 図 29 1. 29 燃料フィルタ 2.
電気系統の整備 2. フィルタの下に廃油受けを用意し、もう一 方のホース・クランプをゆるめてフィルタ を取り外す。 警告 3. 新しいフィルタを取り付ける;フィルタ表 示されている矢印が燃料タンクと逆方向を 向くように(キャブレターに向くように) 取り付ける。 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含 まれており、カリフォルニア州では発ガン性 や先天性異常を引き起こす物質とされていま す。取り扱い後は手をよく洗ってください。 4. ホース・クランプを燃料ラインの端まで ずらす。新しいフィルタをホースに差し込 み、クランプで固定する。フィルタに付い ている矢印がキャブレターに向くように取 り付けること。 救援バッテリーによるエンジンの 始動 救援用のバッテリーを使ってエンジンを始動 させる場合には、救援用プラス端子(スター タ・ソレノイドについている)を利用すること ができます(図 30)。 図 30 1. 救援用プラス端子 ヒューズの交換 ヒューズ・ブロックは座席の下にあります (図 31)。 図 31 1.
走行系統の整備 バッテリーの手入れ 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと 走行ドライブのニュートラル調整 バッテリーの電解液は常に正しいレベルに維 持し、バッテリー上部を常にきれいにしておい てください。高温環境下で保管すると、涼しい 場所で保管した場合に比べてバッテリーは早く 放電します。 走行ペダルをニュートラル位置にしても本機が 動きだすようでしたら、トラクション・カムを 調整します。 1. 平らな場所に駐車しエンジンを停止する。 危険 2.
5. エンジンを始動し、カム(図 33)を左右に回 してニュートラル位置の中心に合わせる。 6. ロックナットを締めて調整を固定する。 7. エンジンを止める。 8. 中央シュラウドを取り付ける。 9. ジャッキ・スタンドをはずし、機体を床に 下ろす。試運転を行って調整を確認する。 走行インタロック・スイッチの調整 1. トランスミッションのニュートラル調整を 行う;「走行ドライブのニュートラル調整」 を参照のこと。 図 32 1. センター・シュラウド 2. ポンプのレバーを操作して、各パーツが正常 に動作し適切に着座することを確認する。 3. 前輪と片方の後輪とを床から浮かせ、フレー ムの下にサポート・ブロックを当て支える。 3. ネジを回して、すき間を 1.5 ±0.8 mm に調 整する(図 33)。 警告 4. 動作を確認する。 機体は、必ず前輪と片方の後輪の 二輪を浮 かせること;両方浮かせないと調整中に機体 移動走行速度の調整 が動き出す。機体の下にいる人の上に絶対に 落下しないよう、機体を確実に支えること。 最大走行速度への調整 4.
制御系統の整備 昇降レバーの調整 昇降レバーをディテント(くぼみ)位置(図 36) にしても「フロート」状態(地表面の凹凸に 沿って動く)にならない場合には、ディテン ト・プレートを調整します。 図 34 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止さ せ、駐車ブレーキを掛け、車輪に輪止めを 掛ける。 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、 駐車ブレーキを掛ける。 2. コントロール・パネルをフレームに固定して いるネジ4本を外す(図 35)。 1. ペダル・ストップ 2. ペダル・ストップを固定しているナットをゆ るめる。 3. ペダル・ストップを締め込んで、走行ペダ ルから離す。 4. 走行ペダルを軽く踏み込みながら調整を続 け、ペダルのロッドがストップにちょうど 当たった時または両者のすき間が 2.5 mm に なったときにポンプが最大ストロークとな るようにする。ナットを締めつける。 移動走行速度を下げる調整 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、 駐車ブレーキを掛ける。 図 35 2. ペダル・ストップを固定しているナットをゆ るめる。 1. 2. 3.
4. スロットル・ケーブルを十分に引いて、 スイベルの後部をストップに接触させる (図 37)。 警告 昇降レバーの戻り止めプレートの最終調整 は、エンジンを回転させた状態で行う必要 がある。可動部や高温部に触れると非常に 危険である。 5. ケーブル・クランクのネジを締めて、エンジ ンのrpm設定を確認する。 • ハイ・アイドル: 3400 + 50 手足や顔や衣服を回転部やマフラなどに近 づけないよう十分注意すること。 • ロー・アイドル: 1750 + 100 4. エンジンを掛ける。 チョークの調整 5. エンジンが作動しており昇降レバーがフロー ト位置にセットされている状態で昇降シリ ンダのロッドがフリー状態となって手で出 し入れできるように、ディテント・プレート の位置をずらして調整する。 1. 運転席を倒す。 2. スロットル・ケーブルをエンジンに固定して いるクランプのネジをゆるめる(図 37)。 3. チョーク・コントロール・レバーを前に倒し て CLOSED 位置とする。 6.
油圧系統の整備 50 RPM に調整する。タコメータで速度を確 認する。 油圧オイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 400運転時間ごと 初回のオイル交換は運転開始後 8時間で、その 後は、400運転時間ごとまたは1年間のうちい ずれか早く到達した時期に行ってください。 フィルタは Toro 純正品を使用してください。 オイルも400運転時間ごと又は1年に1回のう ち早い方の時期に交換します。 1. 平らな場所に駐車しエンジンを停止する。 図 38 図はキャブレタ・アダプタを外した状態 1. 調速度アイドル・スプリン グ・アンカーの耳 2. 2. センター・シュラウドを機体に止め付けて いるネジ2本を外してシュラウドを機体か ら取り外す(図 39)。 高速アイドル・スプリング・ アンカーの耳 4. ステップ 3 で設定した回転数よりも25~ 50 rpm 高くなるように、アイドル・ストッ プ・ネジを右に回して調整する。 最終的 にアイドル速度が 1750± 100 RPM となる 必要がある。 5.
油圧オイルの補給 フィルタの側面を伝わって流れてくるまで、 フィルタを外さぬように少しずつゆるめる。 油圧システムの構成機器を修理・交換した時 は、油圧オイル・フィルタを交換し、油圧回路 のチャージを行う必要があります。 注 リモート油圧キットを搭載している場合 は、吸入側のホースをポンプから外してオ イルを抜くことができます。 5. オイルが流れ出し始めたらフィルタを取り はずす。 6. 新しいフィルタのガスケットに油圧オイル を塗り、ガスケットが取り付け部に当るま で手でねじ込んで取り付ける。その状態か らさらに 3/4 回転締め付ける。これでフィ ルタは十分に密着する。 7. ディップスティックの FULL マーク位置に なるまで、油圧オイル・タンクにオイルを入 入れ す ぎ な い こ と 。 の「油圧系統の れる。入 点検」を参照。 8. エンジンを始動する。エンジンを通常に回 転させ、昇降シリンダの動作と車輪の前進 後退走行動作を確認する。 9. エンジンを停止し、タンクの油量を点検し、 必要に応じて補給する。 10.油圧接続部にオイル漏れがないかを点検す る。 11.
洗浄 6. 走行ペダルを前進・後退方向にそれぞれ踏 み込んでみる。床から浮いている車輪がそ れぞれ正しい方向に回転すればよい。 機体の清掃と点検 • 回転が逆の場合はエンジンを停止し、 ポンプ後部のラインを入れ換えて回転方 向を修正する。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 一日の作業を終え、エンジン温度が下がった ら、洗車してください。洗車には普通のホース を使用します。ノズルや圧力洗浄器は、シール 部分やベアリングに浸水させる恐れがあります ので使用しないでください。 • 回転方向が正しければ、エンジンを停止 し、スプリング調整ピンのロックナット の調整を行う(図 42)。走行ドライブの ニュートラル調整を行う;「走行ドライ ブのニュートラル調整」を参照のこと。 冷却フィンや吸気口の周辺にホコリがたまらな いようていねいに洗車してください。洗車が終 わったら、各部の磨耗・損傷、油圧機器や可動 部の状態などの点検を行ってください。 図 42 1. 2. スプリング調整ピン ベアリング 3. カム 7.
保管 トラクションユニット 1. トラクションユニット、アタッチメント、 エンジンをていねいに洗浄する。 2. タイヤ空気圧を点検する。全部のタイヤ空気 圧を 0.3~0.4 bar(4-6 psi)に調整する。 3. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、 必要な締め付けを行う。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアッ プする。にじみ出たグリスはふき取る。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、 タッチアップする。 6. バッテリーとケーブルに以下の作業を行う: A. バッテリー端子からケーブルを外す。 B. バッテリー本体、端子、ケーブル端部を 重曹水とブラシで洗浄する。 C. 腐食防止のために両方の端子部に Grafo 112X スキン・オーバー・グリス(Toro P/N 505-47)またはワセリンを塗る。 D. 電極板の劣化を防止するため、60日ごと に24時間かけてゆっくりと充電する。 注 完全充電すると、バッテリー液の比重 は 1.
図面 電 気 回 路 図 (Rev.
油 圧 回 路 図 — Model 08703 (Rev.
油 圧 回 路 図 — Model 08705 (Rev.
メモ: 42
メモ: 43
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 部品 Toro® 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意 に基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の 欠陥に対して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時 点までの品質保証を共同で実施いたします。この保証は、エアレータ以 外のすべての機器に適用されます(エアレータ製品については別途保証 があります)。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製 品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運 賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 * アワー・メータを装備している「製品」に適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店(ディ ストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連絡をして頂くことが必 要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問がある 場合には、本社に直接お問い合わせください。 Commercial Product