Form No. 3396-649 Rev A Sand Pro® 2040Z ト ラ ク シ ョ ン ユ ニ ッ ト用 シリ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 08706—シ シリ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 08706TC—シ G023363 製品の登録は www.Toro.com.
はじめに この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 この機械は乗用型の作業用機械であり、専門業務に 従事するプロのオペレータが運転操作することを前 提として製造されています。この製品は、集約的で 高度な管理を受けているゴルフ場などのサンド・ トラップの整備作業を行うことを主たる目的とし て製造されております。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、この製品に使 用されているエンジンの排気には発癌性 や先天性異常などの原因となる物質が含 まれているとされております。 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十 分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた適切な方 法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に 使用するのはお客様の責任です。 弊社のウェブサイト www.Toro.
目次 安全について ............................................................. 4 安全な運転のために ............................................ 4 音力レベル........................................................... 7 音圧レベル........................................................... 7 振動レベル .......................................................... 7 安全ラベルと指示ラベル .................................... 8 組み立て ....................................................................13 1 出荷用ボードを取り外す..................................
安全について 電気系統の整備 .....................................................41 救援バッテリーによるエンジンの始動 ........................................................................41 ヒューズの交換 ..................................................42 バッテリーの整備 ...............................................42 走行系統の整備 .....................................................45 トラッキングの調整 ...........................................45 駆動ベルトとテンショナプーリの交 換 .....................................................................45 制御系統の整備 ........
アタッチメントやカウンタウェイトの取 り付けが正しくなかった。 オペレータやユーザーは自分自身や他の安全に 責任があり、オペレータやユーザーの注意に よって様々な事故を防止することができます。 ◊ • • 運転の前に • • • • 機械の運転には頑丈で滑りにくい靴と長ズボ ン、ヘルメット、安全めがね、および聴覚保護 具を着用してください。長い髪、だぶついた衣 服、装飾品などは可動部に巻き込まれる危険が あります。また、裸足やサンダルで機械を運 転しないでください。 作業場所を良く観察し、安全かつ適切に作業す るにはどのようなアクセサリやアタッチメント が必要かを判断してください。メーカーが認め た以外のアクセサリやアタッチメントを使用し ないでください。 オペレータ・コントロールやインタロック・ス イッチなどの安全装置や安全カバーなどを常に適 切に維持してください。これらが正しく機能し ない時には芝刈り作業を行わないでください。 • • • 運転操作 • • • • • • 一酸化炭素ガスなどの有毒ガスが溜まるよう な閉め切った場所ではエンジンを運転しない でください。 作業は日中ま
• ROPS を折りたたんでしまうと、転倒時に安全保 護ができなくなることを十分認識してください。 • 緊急時にはシートベルトを迅速に外せるよう、 練習しておいてください。 • 作業場所を必ず事前に確認してください。法 面、段差、水などがある現場では、必ずROPSを 立てて運転してください。 • もし燃料を衣服にこぼしてしまった場合には、 直ちに着替えてください。 • 絶対にタンクから燃料をあふれさせないでくだ さい。給油後は燃料タンクキャップをしっか りと締めてください。 保守整備と格納保管 頭上の安全木の枝、門、電線などに注意し、 これらに機械や頭をぶつけないように注意し てください。 • 常に機械全体の安全を心掛け、また、ボルト、 ナット、ネジ類が十分に締まっているかを確 認してください。 • ROPS自体に損傷がないか、また、取り付け金具 • 火花や裸火を使用する屋内で本機を保管する場 合は、必ず燃料タンクを空にし、火元から十分 離してください。 • 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エン ジンが十分冷えていることを確認してください。 • 火災防止のため、エ
• 油圧系統のラインコネクタは頻繁に点検してく ださい。油圧を掛ける前に、油圧ラインの接続 やホースの状態を確認してください。 音力レベルの確認は、ISO 11094 に定める手順に 則って実施されています。 • 油圧のピンホール・リークやノズルからは作動 油が高圧で噴出していますから、手などを近づ けないでください。リークの点検には新聞紙や ボール紙を使い、絶対に手を直接差し入れたり しないでください。高圧で噴出する作動油は皮 膚を貫通し、身体に重大な損傷を引き起こしま す。万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ち に専門医 の治療を受けてください。 音圧レベル • 油圧系統の整備作業を行う時は、必ずエンジン を停止し、アタッチメントを下降させてシステ ム内部の圧力を完全に解放してください。 • 燃料ラインにゆるみや磨耗がないか定期的に点 検してください。必要に応じて締め付けや修 理交換してください。 • この機械は、オペレータの耳の位置における音圧レ ベルが 88 dBA であることが確認されています ただ しこの数値には不確定値K1 dBA が含まれています。 音圧レベルの確認は、E
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなくなったも のは必ず新しいものに貼り替えてください。 116–5610 1. アワーメータ 2. PTO 109-7232 1. 高速 3. ニュートラル 2. 低速 4. 後退 3. 駐車ブレーキ 4. ニュートラル 5. オペレータスイッチ 6. バッテリー 116-5944 117–2718 115-8226 1.
125–0214 チョーク 6. 低速 2. ヘッドライト 3. OFF 7. エンジン ― 停止 8. エンジン 作動 9. エンジン ― 始動 1. 4. ヘッドライトとテールライト 5. 高速 127–0363 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 5. 法面で転倒する危険高速度での旋回しないこと旋回操作は ゆっくりと行うこと。 2. 警告 講習を受けてから運転すること。 6. 警告シートベルトを着用すること。 3. 警告 無用の人間を近づけないこと。 7. 警告整備作業を行う前に オペレーターズマニュアル を読むこ と 1) 駐車ブレーキを掛け、2) キーを抜き取り、点火プラグに ついている点火コードを取り外すこと。 4.
127–0365 1. 2. 上を押すとアタッチメントが 上昇。 3. オペレーターズマニュアル を読むこと。 下を押すとアタッチメントが 下降。 127–0371 1. ヒューズについての情報は オペレーターズマニュアル を参照 のことヘッドライト 15A アタッチメント 10A エンジン始動回路 25A バッテリー 20A。 2. 127–0392 1.
127–7868 1. 警告 必ずアタッチメントを取り付けて運転すること。 130–2620 CE 向けのみ 整備に関する詳しい情報は オペレーターズマニュアル を参照の 15. こと。 16. 2. 8運転時間ごとに点検してください。 1. 油圧オイル 燃料タンク/フィルタ 3. オイルレベル エンジン 17. 容量 4. オイルレベル油圧オイルタンク 18. 整備間隔 5. ニュートラル・インタロックスイッチ 19. フィルタのパーツ番号 6. エアフィルタ 20. 7. タイヤ空気圧0.48 bar0.49 kg/cm2 21. ヒューズについての情報は オペレーターズマニュアル を参照 のことヘッドライト 15A アタッチメント 10A エンジン始動回路 25A バッテリー 20A。 ベルトの掛け方 8. ホイールナットのトルク61-75 N·m = 6.2-7.7 kg.m 22. 左側受動プーリ バッテリー 23. ベルトテンショナ 10. 燃料 ガソリンのみ 24. 駆動プーリ 11. シートインタロックスイッチ 25.
130–1851 CE 向けのみ 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 5. 転倒の危険13度以上の斜面を登らないこと 13度以上の斜 面を横切らないこと。 2. 警告 講習を受けてから運転すること。 6. 警告シートベルトを着用すること。 3. 警告周囲に人を近づけないこと。 7. 警告整備作業を行う前に オペレーターズマニュアル を読むこ と 1) 駐車ブレーキを掛け、2) キーを抜き取り、点火プラグに ついている点火コードを取り外すこと。 4. 警告可動部に近づかないこと 全部のガードやシール類を正し く取り付けて運転すること。 バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 爆発の危険 2. バッテリーに人を近づけな いこと 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 保護メガネ等着用のこと 爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり 4. 保護メガネ等着用のこと 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当て を受けること 1. 5. 6. 9.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 1 2 3 4 5 用途 必要なパーツはありません。 – 出荷用ボードを取り外します。 アタッチメントと関連パーツ別売 – アタッチメントを取り付けます。 前ウェイトアタッチメントによる – 前ウェイトを取り付けます。 ボルト5/16 x 3/4 インチ ナット 5/16 インチ 1 2 バッテリーを接続しますモデル 08706TC の場合のみ 。 警告ステッカー130-1851 1 CE 用の警告デカルを貼り付けますモデ ル 08706TC の場合のみ。 6 整備デカル130-2620 1 CE 用の整備デカルを貼り付けますモデ ル 08706TC の場合のみ。 7 ROPS バー ボルト フランジロックナット スプリングワッシャ ブラケット 1 4 4 4 2 ROPSを取り付けますモデル 08706TC の場合のみ その他の付属品 内容 数量 用途 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル オペレータのためのトレーニング資料 納品前検査証 1
1 2 出荷用ボードを取り外す アタッチメントを取り付ける 必要なパーツはありません。 この作業に必要なパーツ – 手順 アタッチメントを車体に取り付ける前に、出荷用 ボードを取り外す必要があります。 1. アタッチメントと関連パーツ別売 手順 出荷用ボードとブロア後部とを接続している ナット、ボルト、ワッシャを取り外す図 3。 警告 アタッチメントを取り付けずに法面を上ると、 転倒して人身事故または物損事故を起こす危 険がある。 必ず、認定されているアタッチメントを取り 付けて運転すること。 アタッチメントの取り付け方法などについては、 取り付け要領書 を参照のこと。 3 G023667 図3 2. 前ウェイトを取り付ける ボードを取り外し、ボルト類とともに廃棄す る。 この作業に必要なパーツ – 前ウェイトアタッチメントによる 手順 この機械は ANSI B71.
A 4 B 1 2 3 バッテリーを接続する モ デ ル 08706TC の み この作業に必要なパーツ 1 ボルト 5/16 x 3/4 インチ 2 ナット 5/16 インチ C 4 手順 1. D 5 バッテリーケーブルをフレームに固定してい るケーブルタイを切断する。ケーブルタイは 廃棄する 図 4 。 1 G023895 図5 1. 赤いカバー 4. 黒いカバー 2. プラス ケーブル 5. マイナス ケーブル 3. ゴムキャップ 3. プラスのケーブルについているゴムキャップ をずらし、ボルト5/16 x 3/4 インチとナット 5/16 インチで、プラスケーブルをバッテリー のプラス端子に固定する。 4. 端子の上から赤いゴム製キャップをかぶせて 固定する。 5. バッテリーのマイナス端子から黒いカバーを 外す。 6. ボルト 5/16 x 3/4 インチ とナット 5/16 イン チで、マイナスケーブルをバッテリーのマイ ナス端子に固定する。 G023898 図4 1. 2.
5 7 警告 ス テ ッ カ ー を 貼 り 付 け る CE警 を取 り 付 け る PTOを モ デ ル 08706TC の み モ デ ル 08706TC の み この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 1 ROPS バー 4 ボルト 手順 4 フランジロックナット この機械を CE 欧州 規格適合にするためには、 CE 警告ステッカー130-1851を、既存のステッカー 127-0363の上から貼る必要があります。 4 スプリングワッシャ 2 ブラケット 1 警告ステッカー130-1851 手順 6 モデル 08706TC の場合には、以下の手順で ROPS を 取り付けます 注 モデル 08706 は、ROPS を取り付けてあります。 整備 ス テ ッ カ ー を 貼 り 付 け る CE整 1. モ デ ル 08706TC の み クレートからROPSを取り出す。 2.
製品の概要 重要 スロットルケーブルとチョークケーブル の 配 置 に 干 渉 し な い よ う に 各 ケ ー ブ ル を ROPS バーやブラケットにはさんでしまわないよう に 注意する。 4. ブラケット、バー、フレームの穴どうしを整 列させる。 9 5. それぞれの穴に、ボルトとスプリングワッ シャを取り付ける。 8 1 重要 スプリングワッシャは、膨らんでいる側 に示 す よ う が ボ ル ト の 頭 を 向 く よ う に 、 図 7に に取り付ける。 7 2 6 G023904 図7 6. 各ボルトに、フランジロックナットを取り付 け、102 N·m10.3 kg.m=75 ft-lbにトルク締めす る。 5 4 G023439 3 図8 17 1. コントロールハ ンドル 4. アタッチメント用 スイッチ 7. 駐車ブレーキ 2. レーキチューブ 5. バッテリー 8. アタッチメント昇 降アーム 3. 燃料タンクの キャップ 6. コントロールパ ネル 9.
アタッチメント用スイッチ 各部の名称と操作 3 アタッチメントを上昇させたい時には、アタッチメ ントスイッチ図 10の上側を押します下降させたい時 には、下側を押します。 4 2 1 1 5 6 G023443 図9 1. チョークコントロール 2. 3. スロットルレバー 5. アワーメータ安全インタロッ 6. ク表示装置 4. 始動スイッチ ヒューズ アタッチメント用スイッチ コントロールハンドル コントロールハンドル図 8を使って、前進・後退・ 左旋回・右旋回を行うことができます。 G020873 始動スイッチ 始動スイッチ図 9はエンジンの始動と停止を行うス イッチで、3つの位置があります OFF, RUN, START の3位置です。キーを右に回してSTART位置にす ると、エンジンが始動します。エンジンが始動し たら、キーから手を離してください。キーは自動 的にRUN位置に動きます。キーを OFF 位置に回せ ばエンジンは停止します 図 10 1.
座席調整レバー 運転席の座席前部にあり、座った状態でレバーを 左に移動させて座席の前後位置を調整することが できます図 11。希望位置でレバーから手を離すと 運転席が固定されます。 G008962 図 11 19
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 車体のみ フレックス・ツースレーキ 装着時 ネイル・ドラッグ装着時 ネイル・ドラッグ 仕上げド ラッグマット装着時 重量 399 kg* 417 kg 439 kg 445 kg** 幅 147 cm 213 cm 182 cm 198 cm 長さ 186 cm 226 cm 215 cm 297 cm 高さ 185 cm ホイールベース 147 cm * ウェイト 4 個を搭載し、燃料とオペレータを含まない数値 * アタッチメントとウェイトを搭載し、燃料とオペレータを含まない数値 アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリ がそろっており、マシンの機能をさらに広げること ができます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、 または代理店へお問い合わせください弊社のウェブ サイト www.Toro.
運転操作 ります。下の表で、必要なウェイトご確認くださ い。機械には4つのウェイトが付属してきます。 それぞれのアタッチメントは、必要なウェイトが 付属してきます。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 このマニュアルに記載されている安全上の注意やス テッカーの記号や表示内容を良く読んでください。 この機械についてよく知っておくことがあなた自身 や周囲の人を事故から守ることにつながります。 危険 ぬれ芝、急斜面など滑りやすい場所では転倒し て制御できなくなる危険がある。 アタッチメント 必要なウェイトの個数 フレックス・ツースレーキ 4 フレックスツース仕上げブラシ 6 ネイル・ドラッグ 6 ネイル・ドラッグ 仕上げド ラッグマット 8 1.
し、ナットで固定してヘッドライトを固定す る 照明キット取り付け要領書 を参照。 1 エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—エンジンオイ ルの量を点検する。 Toro のプレミアム・エンジンオイルを弊社正規代理 店にてお求めいただくことができます。 オ イ ル 容 量 1.8 リットルフィルタを含む 以下の条件を満たす4サイクルエンジン用のオイル を使用してください • API 規 格 SJ, SK, SL またはそれ以上 粘 度 SAE 30 他の粘度のオイルを使用する場合に は、以下の表を参照のこと図 14 • G023517 図 15 を使 重 要 マ ル チ グ レ ー ド オ イ ル た と え ば 10W-30を 用すると、オイルの消耗が早くなります。オイ ル量を頻繁に点検してください 1.
1 燃料を補給する 2 燃 料 タ ン ク 容 量 17 リットル 使用推奨燃料 3 4 6 7 8 9 5 10 • 機械の性能を最も良く発揮させるために、オク タン価87以上の、きれいで新しい購入後30日以 内無鉛ガソリンを使ってくださいオクタン価評 価法は(R+M)/2 を採用。 • エタノールエタノールを添加10% までしたガソ リン、MTBEメチル第3ブチルエーテル添加ガソ リン15% までを使用することが可能です。エタ ノールとMTBEとは別々の物質です。エタノール 添加ガソリン15% 添加=E15は使用できません。 絶 対 に 使 用 し て は い け な い も の エタノール含有 率が 10% を超えるガソリンたとえば E15含有率 15%、E20含有率 20%、E85含有率 85% 。これら の燃料を使用した場合には性能が十分に発揮さ れず、エンジンに損傷が発生する恐れがあり、 仮にそのようなトラブルが発生しても製品保証 の対象とはなりません。 • 使用 で き ま せ メタノールを含有するガソリンは使 ん。 • 冬越 し さ せ 燃料タンクや保管容
危険 燃料を補給中、静電気によって火花が発生し、 これがガソリンに引火する危険がある。発火し たり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 • 燃料容器は車から十分に離し、地面に直接 置いて給油する。 • 車に乗せたままの容器に燃料を補給しな い。車両のカーペットやプラスチック製の 床材などが絶縁体となって静電気の逃げ場 がなくなるので危険である。 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪 を地面に接触させた状態で給油を行う。 • 機械を車に搭載したままで給油を行わなけ ればいけない場合には大型タンクのノズル からでなく、小型の容器から給油する。 • 大型タンクのノズルから直接給油しなけれ ばならない場合には、ノズルを燃料タンク の口に常時接触させた状態で給油を行う。 タンクの天井給油口の根元から約2.5 cm下まで 入れ す ぎ な い こ と 。 燃料を入れる。入 4. キャップを取り付ける。 5.
重要 入れすぎないようにしてください。 産業規格 API GL-4, AGCO Powerfluid 821 XL, Ford New Holland FNHA-2-C-201.00, Kubota UDT, John Deere J20C, Vickers 35VQ25, および Volvo WB-101/BM D. タンクにキャップを取り付ける。 タイヤ空気圧を点検する 注 多くの油圧オイルはほとんど無色透明であり、そ のためオイル洩れの発見が遅れがちです。油圧オ イル用の着色剤20 ml 瓶をお使いいただくと便利で す。1瓶で 1522 リットルのオイルに使用できます。 パーツ番号は 44-2500。ご注文はトロ社の代理店へ。 1. 左右それぞれのオイルタンクのブラケットの口 をのぞきこんで油圧オイルの量を点検する。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 ご使用前にタイヤ空気圧を点検してください 図 19 。 空 気 圧 0.48 bar0.49 kg/cm2=7 psi 注 図 18に示すように、それぞれの口の根元ま でオイルがあればよい。 1 図 19 1.
2 1 G016994 図 20 駐車ブレーキの外し方 ハンドルを下げると解除されます図 21。 2 1 G016995 図 22 図 21 エンジンの始動と停止 1. コントロールハンドルをニュートラルロック 位置にセットする図 22。 1. コントロールハンドルニュー 4. トラル・ロック位置 後退 2. センター、ロック解除位置 機体正面 3. 前進 5. 2. 駐車ブレーキを掛ける 駐車ブレーキのかけ 方 (ページ 25)を参照。 3. チョークを前に倒してON位置にしエンジン が冷えている時、スロットル レバーは SLOW 位置にセットする。 重要 外気温が氷点下のときに運転する場合に は十分にウォームアップを行ってください。 これで油圧系統を保護することができます。 4.
インタロックシステムの使用方法 注意 インタロックスイッチは安全装置であり これを 取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 • インタロックスイッチをいたずらしないこ と。 • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検 し、不具合があれば作業前に交換修理する。 エンジンを掛ける。 3. 運転席から立ち上がり、左右どちらかのコン トロールハンドルをゆっくりと前進または後 退方向に動かす。 注 いずれかでもコントロールハンドルが前進 または後退方向に動いてから1-3秒程度でエン ジンが停止すれば正常。停止しない場合には 修理を行う。もう1方のコントロールハンドル についても同様にステップ 2と3を行う。 4.
コントロールハンドルの使用方法 G023441 図 25 図 24 1. コントロールハンドルニュー 4. トラル・ロック位置 後退 2. センター、ロック解除位置 機体正面 3. 前進 5. 後退走行 1. アタッチメントが希望位置にセットされてい ることを確認する。 2. コントロールハンドルを中央位置ロック解除 位置 にする。 3. 後退するには、後方を確認して左右のコント ロールハンドルをゆっくりと後ろに引く図 26。 前進走行 注 駐車ブレーキを掛けたままでコントロールハンド ルを操作するとエンジンが停止します。 1. 駐車ブレーキを解除する 駐車ブレーキの外し 方 (ページ 26)を参照。 2. コントロールハンドルを中央位置ロック解除 位置 にする。 3.
1 2 G003409 図 27 G023442 1. 図 26 壁の低いところを選んでバ ンカーの軸に沿って真っ直 ぐに入る。 2.
新しいうちは摩擦抵抗が大きく、エンジンに余分 な負担を掛ける傾向があります。 したがって、運転開始直後の8時間を慣らし運転期 間としてください。 この期間中の取り扱いは、本機のその後の信頼性 を確保する上で非常に重要ですから、各機能や動 作を入念に観察し、小さな異常でも早期に発見・ 解決しておいてください。また、この期間中はオ イル漏れや部品のゆるみの点検を頻繁におこなっ てください。 1 G023553 図 28 左バイパスバルブ・レバー 緊急時の牽引移動 警告 エンジンデッキ下の回転部に巻き込まれると、 手などを切断する大けがを負う危険がある。 バイパスバルブ・レバーの操作を行うときは、 必ずエンジンを停止させ、キーを抜き取り、各 部が完全に停止したのを確認すること。 警告 1 エンジンや油圧トランスミッションは作動中 に高温になり、これらに触れると大やけどを 負う危険がある。 G023554 図 29 右バイパスバルブ・レバー バイパスバルブ・レバーの操作を行うときは、 必ずエンジンや油圧関係機器が十分に冷えてい ることを確認すること。 1 重要 長距離の牽引や、高速での牽引をし
移動走行を行うとき 警告 マシンをトレーラなどに搭載する作業は、機 体を転倒させる危険をはらんでおり、万一そ のような事故が起こると死亡事故など重大な 人身事故となる。 牽引に使用するトレーラやトラックはヘビーデュー ティー仕様のしっかりしたものをお使いください。 トレーラやトラックには、法令で定められたブレー キ、灯火類やマークを必ず取り付けてください。安 全に関する注意事項をすべてよく読み、内容を理解 してください。あなたご自身やご家族、ペット、周 囲の人を事故から守るための情報です。 警告 公道上を走行する場合には、適切な方向指示 器、反射器、表示、低速車表示などが定められ ており、これらを遵守しないと危険である。 公道上などを走行しないこと。 トラックやトレーラに積み込む場合には十分に注 意して作業を行うってください。マシンの左右そ れぞれに細い歩み板を使用するのでなく、後タイ ヤの両外側よりも広い板を使用してください。こ うすることで、機体が後ろにのけぞるのをアタッ チメントが防止してくれます。車幅をカバーでき る広い歩み板を使うと、万一マシンが傾いても、 アタッチメントが機体を支えるのでマシ
3. 無線アワーメータを接続する。 4. 無線アワーメータがコンソール内で激しく動か ないように、既存のハーネスに縛り付ける。 5. コントロールパネルを元通りに取り付ける。 ヒント 1 G023892 • 砂が十分に深い厚い場合には、サンドトラップ の壁が立ち上がるギリギリのところまでレーキ をかけても大丈夫です。 • 壁がはっきりしない、砂が徐々にターフに変化 するようなバンカーでは、エッジ部分にレーキを 掛けると砂の下の土を掘り起こしてしまう恐れが ありますから、十分に離れて作業しましょう。 • 小さな、深いバンカーでは、壁に近づきすぎな いことが大切です。壁の近くにレーキを掛け ても、砂が上から落ちてくるだけできれいに なりません。 • このようなバンカーや小さなポケット部分で は、熊手を使って手作業で仕上げをすることが 必要になる場合があります。 図 32 1. ロープ掛けのポイント 無線アワーメータの取り付け オプションとして、無線アワーメータがあります。 代理店にてお買い求めいただけます。 無線アワーメータシステム ガイドを参照してくだ さい。 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備作業の前には必ずキーを抜いておくこと。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 8 時間 • • • • ホイールナットのトルク締めを行う。 エンジンオイルを交換する。 エンジンオイルフィルタの交換を行う。 油圧オイルとフィルタを交換する。 使用するごとまたは毎日 • • • • • • エンジンオイルの量を点検する。 油圧オイルの量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 安全インタロックシステムの動作を確認する 油圧ラインとホースの点検 機体の清掃と点検 100運転時間ごと • ホイール・ナットのトルク締めを行う。 • マシンのグリスアップを行ってください。 • エンジンオイルを交換する (ちりやほこりの非常に多い環境で使用している場合 はより頻繁に) • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 (ちりやほこりの非常に多い環境で使用して いる場合はより頻繁に) • 点火プラグの整備を行う • バッテリーケーブルの
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 インタロックの動作 駐車ブレーキの動作 コントロールハンドルの動作 を確認する。 燃料残量 エンジンオイルの量。 エアフィルタの状態を点検す る。 冷却フィンの汚れ具合を点検 する。 エンジンからの異常音がない か点検する。 運転操作時の異常音。 油圧オイルの量を点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検。 オイル漏れなど。 タイヤ空気圧を点検する。 計器類の動作を点検する。 各グリス注入部のグリスアッ プを行う。 1 塗装傷のタッチアップ 1.
整備前に行う作業 潤滑 マシンを持ち上げる グリスアップを行う 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 警告 グ リ ス の 種 類 No. 2 汎用リチウム系グリス 機械式や油圧式のジャッキが外れると重大な 人身事故が発生する。 前ホイールハブ、ベルトテンショナ、アタッチメン ト昇降部についているグリスフィッティングのそれ ぞれにグリスを注入してください。 マシンをジャッキアップしたら、必ずジャッキ スタンドで支えること。 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスニップ ルをきれいに拭く 2. グリスガンを接続してグリスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 支持ポイントについては 図 34 を参照のこと。 • 前輪のベアリング1ヶ所 図 35 1 G023436 図 35 G023550 2 図 34 1. 支持ポイント後部 2.
エンジンの整備 エンジンオイルとフィルタの整備 エンジンオイルの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間—エンジンオイ ルを交換する。 100運転時間ごと—エンジンオイルを交換する ちりやほこりの非常に多い環境で使用してい る場合はより頻繁に Toro のプレミアム・エンジンオイルを弊社正規代理 店にてお求めいただくことができます。 オ イ ル 容 量 1.
1 2 3 4 5 6 図 39 1. ボール紙 2. ドレンプラグ 2 3. ドレンホース G008796 図 41 3 1 5. 補給口から新しいオイルを入れる。 6. エンジンを始動し、3 分間程度運転し、オイル 漏れがないことを確認する。 7. エンジンを止める。 8. オイルの量を確認し、必要に応じて補給する。 9. ディップスティックを元通りに取り付ける。 10. 廃油は法令などに則って適切に処分する。 エンジンオイルフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間—エンジンオイ ルフィルタの交換を行う。 100運転時間ごと—エンジンオイルとフィルタ の交換を行う。 ちりやほこりの非常に多い環 境で使用している場合はより頻繁に G023444 図 40 1. 2. 4. ドレンプラグ オイルフィルタ 3. ディップスティック ディップスティックを抜きウェスで一度きれ いに拭く 図 41 。 37 1. エンジンを数分間運転してオイルを温める。 2.
エアクリーナの整備 2 1 エアフィルタの交換 整 備 間 隔: 200運転時間ごと ほこりの多い環境で使 用しているときは整備間隔を短く する 3 5 注 早めに整備を行っても意味がありません。むしろ フィルタを外したときにエンジン内部に異物を入れ てしまう危険が大きくなります。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 エンジンを停止し、キーを抜き取る。 2. エアクリーナのカバーをボディーに固定して いるラッチを外す(図 43)。 4 6 2 1 3 4 3/4 G008748 図 42 5. 新しいフィルタのガスケットにきれいなエン ジンオイルを薄く塗る。 6. ガスケットがアダプタに当たるまで新しい フィルタを手でねじ込み、そこから更に 3/4 回転増し締めする。 重要 フィルタを締めつけすぎないように注意 してください。 7. G023446 図 43 オイルの量を点検する エンジンオイルの量を 点検する (ページ 22) を参照。 8. 必要に応じて補給口からオイルを追加する。 9.
5. カバーについている異物逃がしポートを清掃 する。 6. 異物逃がしポートを下に向けてカバーを取り 付ける。 7. ラッチをしっかりと掛ける。 8. 吸気部全体について、リーク、破損、ホース のゆるみなどを点検してください。 1 点火プラグの整備 2 4 3 G019300 図 45 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 1. 外側の電極 3. タ イ プ NGK BPR4ES または同等品 2. 中央の電極 4. 0.76 mm のすきま 碍子 ギ ャ ッ プ 0.76 mm エンジンバルブのクリアランスの 点検調整 注 点火プラグは非常に耐久性のある部品ですがエン ジンが不調の場合には必ず取り外して点検します 1.
燃料系統の整備 燃料フィルタの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと カーボンキャニスタフィルタの交換 燃料ラインにインラインフィルタがついています。 以下の要領で交換してください 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 1. 1. シートアセンブリを機体に固定している締結 具類を取り外す。 フィルタのキャブレタ側にあるホースクラン プをゆるめ、燃料ラインからフィルタを外す 図 48と図 49 。 1 2 3 1 G023448 図 48 G023891 1. 図 46 1. シートアセンブリ 2. ボルト 4本 2. 3. 燃料フィルタ ワッシャ (4枚) 1 2 カーボンキャニスタからフィルタを取り外す 図 47 。 3 1 G023990 図 47 1. G008963 カーボンキャニスタフィルタ 3. カーボンキャニスタに新しいフィルタを接続 する。 4. シートサポートプレートと運転席を取り付け る。 図 49 40 1. 燃料フィルタ 2. ホースクランプ2 3. 燃料ライン 2.
4. 電気系統の整備 新しい燃料フィルタをホースに差し込み、ク ランプで固定する。 警告 注 新しいフィルタを取り付けるフィルタ表示 されている矢印が燃料タンクと逆方向を向くよ うにキャブレターに向くように取り付ける。 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーやバッテリー関連製品には 鉛が含まれており、カリフォルニア州 では発ガン性や先天性異常を引き起こ す物質とされています。取り扱い後は 手をよく洗ってください。 救援バッテリーによるエンジンの 始動 1.
3. ヒューズの交換 図 50のように、救援される車両のバッテリー スタータまたはスタータソレノイドに接続さ れているのプラス+端子に、プラス+ケーブ ルを接続する。 ヒューズブロック図 52はコントロールパネル付近 にあります。 図 50 1 1. 救援される側のバッテリー のプラス+ケーブル 5. 救援側のバッテリー 2. 救援側バッテリーのプラス + ケーブル 6. 救援される側のバッテリー 1. 2. アタッチメント 10 A 3. 救援側バッテリーのマイナ ス-ケーブル 7. エンジンブロック 3. エンジン始動 25 A 4. エンジンブロックへのマイナ ス-ケーブル 4. バッテリー 20 A 4. プラスケーブルのもう 1方の端を救援車のバッ テリーのプラス+端子に接続する。 5. 黒いケーブル を救援側バッテリーの 端子に 接続する。 6.
3. バッテリーをマシンに取り付け、バッテリー ケーブルを接続する バッテリーを取り付け る (ページ 44)を参照。 1 2 3 4 重要 バッテリーを外したままの状態でマシン を動作させないでください。電気系統に破損 が発生する恐れがあります。 図 53 G023653 図 54 1. プラス端子 3. チャージャのリード線 赤 2. マイナス端子 4. チャージャのリード線 黒 3. バッテリーを充電しても電圧が出なくなったら、 バッテリーを交換してください バッテリーの取り外 し (ページ 43)および バッテリーを取り付ける (ペー ジ 44)を参照。 警告 バッテリーケーブルの接続手順が不適切で あるとケーブルがショートを起こして火花 が発生する。それによって水素ガスが爆発 を起こし人身事故に至る恐れがある。 • ケーブルを取り外す時は、必ずマイナ ス 黒 ケーブルから取り外し、次にプラ ス 赤 ケーブルを外す。 • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラ ス 赤 ケーブルから取り付け、それから マイナス 黒 ケーブルを取り付ける。 バッテリーの取り外し 1.
バッテリーを取り付ける 1. 磨いてください 磨き終わったらケーブルをバッテ リーに接続しプラスケーブルから先に接続するこ と、端子にはワセリンを塗布してください バッテリーをトレイに載せる。 1 2 3 4 G023659 図 55 2. 赤い+ケーブルをバッテリーのプラス+端子に はめ、ボルトにナットを締め付けて固定する。 重要 赤いケーブルは保護チューブに入って いる場合があります。いずれにせよ、赤いカ バーのついているのがプラスケーブルです。 3. 黒い-ケーブルをバッテリーマイナス-端子には め、ボルトにナットを締め付けて固定する。 4. プラス+端子赤色に赤いゴムカバーを取り付 ける。 5.
走行系統の整備 駆動ベルトとテンショナプーリの 交換 トラッキングの調整 1. 広い平らな場所に移動し、コントロールハンド ルをニュートラルロック位置にセットする。 2. スロットルを FAST と SLOW の中間位置にセッ トする。 3. 左右両方のコントロールハンドルを一番前ま で倒してT字スロットのストップに当てる。 4. この状態でマシンが左右どちらにずれるかを 観察する。 • 右にずれていく場合には、ボルトをゆる めて左ストップブレートを後ろにずらす 図 56 。 • 右にずれていく場合には、ボルトをゆる めて右ストップブレートを後ろにずらす 図 56 。 1 1. 平らな場所に駐車し、運転位置を離れる前に エンジンを停止し、キーを抜き取り、可動部 が完全に停止したのを確認する。 2. 機体の後部を持ち上げてジャッキスタンドで支 える マシンを持ち上げる (ページ 35)を参照。 警告 機械式や油圧式のジャッキが外れると重 大な人身事故が発生する。 マシンをジャッキアップしたら、必ず ジャッキスタンドで支えること。 3.
制御系統の整備 1 コントロールハンドルの位置調整 コントロールハンドルには高と低と2つの位置が あります。 2 G023551 1. コントロールハンドルをニュートラルロック 位置にセットして、駐車ブレーキを掛ける。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部 が完全に停止したのを確認してから運転位置 を離れる。 3. それぞれのハンドルをレバーに取り付けてい るボルトとフランジナットをゆるめる図 60。 図 58 1. 6. テンショナアセンブリ 2. ナット 古いテンショナプーリをテンショナアームに 固定しているボルトを外して新しいプーリを 取り付ける 図 59 。 1 2 3 4 図 60 3 1. 2. 5 4. G023552 図 59 1. 2. 3. ボルト スペーサ シール 4. 5. プーリ テンショナアーム 7. トランスミッションプーリおよびエンジンプー リからベルトを外す。 8. エンジンプーリと2つのトランスミッション プーリに新しいベルトを掛け回す。 9.
警告 機械式や油圧式のジャッキが外れると重 大な人身事故が発生する。 マシンをジャッキアップしたら、必ず ジャッキスタンドで支えること。 3. 運転席をしっかりと押し下げる、運転席に ウェイトを乗せるなどして、インタロックス イッチが下がった状態にする。 4. エンジンを始動し、スロットルレバーを FAST 位置にセットする。 5. 運転席を押し下げるのをやめるまたはウェイ トを取り除く 。 6. 駐車ブレーキを解除する。 7. 機体の左右どちらかの側の、リンクについて いるダブルナットをゆっくりと回転させる図 62。その側の車輪が回転を始めたら、こんどは 車輪が逆方向に回転を始めるまでダブルナッ トを反対方向にゆっくりと回す。 注 どんな調整を行う場合であっても、コント ロールハンドルをニュートラル位置にセット しておく必要があります。 図 61 5.
12. エンジンを掛けて試運転を行い、駐車ブレー キを解除してもニュートラル位置でマシンが クリープしないことを確認する。 コントロールハンドルのダンパの 調整 コントロールハンドルの抵抗の調整は、上部ダンパ 取り付けボルトで行います。 1. ストッププレートをフレームに固定している ボルトを外して、ダンパ取り付けボルトにア クセスできるようにする図 63。 1 図 64 図は車体右側を示す 2 1. ロックナット 2. 最も抵抗が大きい硬い操作感覚 3. ダンパ 4. 中程度の抵抗中程度の操作感覚 5. 最も抵抗が小さいソフトな操作感覚 3. G023557 ニュートラルロックの抵抗の調整 図 63 図は車体左側を示す 1. 2. ボルト 4本 2. トラッキングの調整を行う トラッキングの調 整 (ページ 45)を参照。 コントロールハンドルを左右に動かすニュートラル 位置と走行位置の切り替えときの抵抗を調整するも のです。調整手順は以下の通りです ストッププレート 1.
チョークコントロールの調整 エンジンコントロールの調整 1. チョークケーブルのハウジングをエンジンに 固定しているクランプねじをゆるめる(図 66)。 2. チョークを下げて開いた状態OPEN位置とす る チョークコントロール (ページ 18)を参照。 3. キャブレターのチョークバルブが完全に開い ていることを確認する。 4. チョークケーブルのハウジング図 66を引いて チョークケーブルのたるみをほとんどゼロに し、その状態でクランプねじを締めつける。 5. チョークを引き出した状態ではチョークバル ブが完全に閉じること、また、チョークを押 し込んだ状態ではチョークバルブが完全に開 くことを確認する。 スロットルの調整 スロットルの調整が悪いと、スロットル操作に対し てマシンが適切に応答しません。スロットル操作 に対する応答が悪い場合、キャブレターを疑う前 に、スロットルの調整が正しいかどうかを点検する 必要があります。 1.
2 1 1 5 G023651 図 68 1. ストップねじ 5. ガバナアームを解放して元の位置に戻す。 6. ローアイドル速度セットねじのジャムナット をゆるめる。 7. ローアイドル速度が 1450 - 1650 rpmとなるよう にセットねじで調整する。 8. ジャムナットを締める。 4 1 3 ハイアイドル速度を以下の手順で調整する 重要 ハイアイドル速度の調整は、必ずエアクリー ナを取り付けて行ってください。 1. エンジンを始動し十分にウォームアップする。 2. ハイアイドル速度セットねじのジャムナット を数回転ゆるめる。 3. スロットルコントロールを使ってアイドル速 度を 2750 - 2950 rpmに調整する。 4. ハイアイドル速度セットねじを、速度コント ローラレバーのタブにちょうど触れるところ まで締め付ける。 G023672 図 69 1. ジャムナット 2. ローアイドル速度セットねじ 5. 3. タブ 速度コントロールレ バーの 5. 50 4.
油圧系統の整備 400運転時間ごと 容量 油圧システムを点検する • 左側 1.9 リットル 油圧関係機器の修理や交換を行ったあとは、必ず 油圧オイルフィルタを交換し、実際にマシンを運 転して油圧システムの各機能を確認するようにし てください。 • 右側 2.0 リットル オイルの種類 トロ・プレミアム・トランスミッショ ン兼油圧系統用トラクタ作動液、またはMobilfluid® 424 重要 また、油圧系統の点検は必ず、油圧オイルタ ンクおよびマニホルドのフィルタにオイルが入った 状態で行ってください。 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止し、 キーを抜き取る。 1. 平らな場所に駐車しエンジンを停止する。 2. アタッチメント昇降アームを下げる。 2. マシンの車輪を3つともすべて床から浮かせ る。車輪が自由に回転できる程度の高さまで持 ち上げ、機体をジャッキスタンドで確実に支 える マシンを持ち上げる (ページ 35)を参照。 3. 左油圧トランスミッションの下にオイルを受 ける容器をおく。 4.
1 1 2 3 4 2 5 G023549 図 71 1. キャップ 2. 6 フィルタ 6. 新しいフィルタを取り付けて、フィルタキャッ プを取り付ける。 7. 右側油圧トランスミッションについても上記 のステップ36を行う。 8. マニホルドフィルタ機体の右側の周囲を十 分にきれいにする。 9. マニホルドフィルタの下に受け容器をおく図 72 。 3/4 G008748 図 72 10. ガスケット部分からオイルが落ちてくるまで、 マニホルドフィルタをゆっくりとゆるめる。 11. オイルが流れ出し始めたらフィルタを取りは ずす。 12. 新しいフィルタのガスケットにきれいな油圧 オイルを塗り、ガスケットが取り付け部に当 るまで手でねじ込んで取り付ける。 13. その状態からさらに 3/4 回転締め付ける。 14.
油圧ラインとホースの点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 油圧ライン・油圧ホースにオイル漏れ、ねじれ、支 持部のゆるみ、磨耗、フィッティングのゆるみ、風 雨や薬品による劣化などがないか毎日点検してく ださい。異常を発見したら必ず運転を行う前に修 理してください。 1 警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に 重大な損傷を引き起こす。万一、油圧オイルが 体内に入った場合には、この種の労働災害に 経験のある施設で数時間以内に外科手術を受 けないと壊疽 えそ を起こす。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに 傷や変形がないか接続部が確実に締まって いるかを確認する。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作 動油が高圧で噴出しているので、絶対に手 などを近づけない。 G023455 図 73 1. 上部のプラグ 15. エンジンを始動する。昇降シリンダを操作し て、何度か伸縮動作をさせる。 16. 前進および後退走行を行って走行機能を確認 する。 17. エンジンを停止し、タンクの油量を点検し、 必要に応じて補給する。 18.
洗浄 保管 機体の清掃と点検 マシンの保管 1. 車体、アタッチメント、エンジンをていねい に洗浄する。 一日の作業を終え、エンジン温度が下がった ら、洗車してください。洗車には普通のホース を使用します。ノズルや圧力洗浄器は、シー ル部分やベアリングに浸水させる恐れがあり ますので使用しないでください。 2. タイヤ空気圧を点検する。タイヤ空気圧を 0.48 bar0.49 kg/cm2=7 psiに調整する。 3. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必 要な締め付けを行う。 冷却フィンや吸気口の周辺にホコリがたまらな いようていねいに洗車してください。洗車が 終わったら、各部の磨耗・損傷、油圧機器や 可動部の状態などの点検を行ってください。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアッ プする。にじみ出たグリスはふき取る。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、 タッチアップする。 6. エンジンオイルとフィルタの交換を行う エン ジンオイルフィルタの交換 (ページ 37)を参照。 7.
C. 腐食防止のために両方の端子部にワセリ ンGrafo 112X: P/N 505-47を薄く塗る。 D. 電極板の劣化を防止するため、60日ごと に24時間かけてゆっくりと充電する。 注 完全充電すると、バッテリー液の比重 は 1.
故障探究 問題 スタータがクランキングしない。 エンジンが始動しない、始動しにくい、す ぐ止まる 考えられる原因 1. 駐車ブレーキが掛かっていない。 1. 駐車ブレーキを掛ける。 2. コントロールハンドルがニュートラルロッ ク位置以外の位置にある。 3. 着席していない。 2. コントロールハンドルをニュートラルロッ ク位置にセットする。 3. 運転席に座る。 4. バッテリーが上がっている。 5. 配線のゆるみ、腐食などがある。 4. バッテリーを充電する。 5. 配線を点検修正する。 6. ヒューズが飛んでいる。 7. リレーまたはスイッチが磨耗している。 6. ヒューズを交換する。 7. 代理店に連絡する。 1. ガス欠。 1. 新しい燃料を燃料タンクに入れる。 2. エンジンオイルが足りない。 3. スロットルの設定が正しくない。 2. クランクケースにオイルを入れる 3. スロットルコントロールを Fast と Slow の中間位置にセットする。 4. 燃料フィルタを交換する。 4. 燃料フィルタが詰まっている。 5. 燃料に水が混入または燃料が粗悪。 6.
問題 機体が異常に振動する。 考えられる原因 対策 1. エンジン固定ボルトがゆるい1本また は複数本 。 1. エンジン取り付けボルトを締め付ける。 2. エンジンプーリまたはテンショナプ-リが ゆるい。 2. プーリを締め付ける。 3. エンジンプーリの破損。 3.
メモ 58
米国外のディストリビュータ一覧表 国名 電話番号 36 27 539 640 852 2155 2163 82 32 551 2076 ディストリビュータ 輸入販売代理 店 Maquiver S.A. 丸山製作所株式会社 Mountfield a.s. コロンビア 日本 チェコ共和国 プエルトリコ 787 788 8383 Mountfield a.s. スロバキア Ceres S.A. コスタリカ 506 239 1138 Munditol S.A. アルゼンチン CSSC Turf Equipment (pvt) Ltd. Cyril Johnston & Co. Cyril Johnston & Co.
Toro 一 般 業 務 用 機 器 の 品 質 保 証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に 基づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥 に対して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点 までの品質保証を共同で実施いたします。この保証は、エアレータ以外 のすべての機器に適用されますエアレータ製品については別途保証があ ります。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店 ディストリビュータ又はディーラー に対して、お客様から連絡をして頂くことが 必要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問があ る場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Product