Form No. 3364-416 Rev A QAS 1 バ ン カ ー ・ ポ ン プ サ ン ド プ ロ / イ ン フ ィ ー ル ド プ ロ 3040 お よ び 5040 トラクションユニット用 08765— —シ リ ア ル 番 号 310000001 以 上 モ デ ル 番 号 08765 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
はじめに モデル番号 シリアル番号 この製品は、関連するEU規制に適合していま す; 詳細については、DOC シート(規格適合 証明書)をご覧ください。 この説明書では、危険についての注意を促すた めの警告記号図 2を使用しております。死亡事 故を含む重大な人身事故を防止するための注意 ですから必ずお守りください。 このバンカー・ポンプは、サンドプロに取り付 けて使用する専門業務用の製品であり、そのよ うな業務に従事するプロのオペレータが運転操 作することを前提として製造されています。バ ンカー・ポンプは、サンド・トラップにたまっ た水の除去を主たる目的とする装置です。 図2 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法 を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた 適切な方法でご使用ください。この製品を適切 かつ安全に使用するのはお客様の責任です。 1. 危険警告記号 重 この他に2つの言葉で注意を促しています。重 要 「重要」は製品の構造などについての注意点 注はその他の注意点を表しています。 を、注 弊社Toro のウェブサイトwww.Toro.
安全について • 車両は一人乗りです。絶対に人を乗せない でください。 安全な御使用のためには、機械の運転、移動や 搬送、保守整備、保管などに係わる人々の日常 の意識や心がけ、また適切な訓練などが極めて 重要です。不適切な使い方をしたり手入れを怠っ たりすると、死亡や負傷などの人身事故につな がります。事故を防止するために、以下に示す 安全のための注意事項を必ずお守りください。 • エンジンの始動や運転操作は必ず着席して 行ってください。 • 運転には十分な注意が必要です。転倒や暴走 事故を防止するために以下の点にご注意く ださい: – 作業は日中または十分な照明のもとで 行う。 運転の前に – ゆっくりとした走行速度で運転し、隠 れた穴などの見えない障害に警戒を怠ら ない。 • 本機をご使用になる前に必ずこのマニュアル とサンドプロのマニュアルの両方をお読みに なり、内容をよく理解してください。操作方法 をしっかり身につけ、緊急時にすぐに停止 できるようになってください。マニュアル が足りない場合には、モデル番号とシリア ル番号を下記までお送りいただければ無料 でお送りいたします: The To
保守 体内に入った場合には、この種の労働災害 に経験のある施設で数時間以内に外科手術 を受けないと壊疽(えそ)を起こします。 • 整備・調整・格納作業の前には、エンジンが 不意に作動することのないよう、必ずキー を抜き取っておいてください。 • 油圧系統の整備作業を行う時は、必ずエン ジンを停止し、ポンプを下降させてシステ ム内部の圧力を完全に解放してください。 • このマニュアルに記載されている以外の保 守整備作業は行わないでください。大がか りな修理が必要になった時や補助が必要な 時は、Toro 正規代理店にご相談ください。 • エンジンを回転させながら調整を行わなけ ればならない時は、手足や頭や衣服をファ ンやその他の可動部に近づけないように十 分ご注意ください。 • 火災防止のため、エンジンの周囲に、余分 なグリス、草や木の葉、ホコリなどが溜ま らないようご注意ください。高温のエンジ ンに水をかけたり、電装部に水を掛けたり しないでください。 • ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を 上げないでください。Toro 正規代理店でタコ メータによるエンジン回転数検査を受け、 安全性と精度を
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 1 2 数量 用途 バンカー・ポンプ・アセンブリ 1 トラクションユニットへバンカー・ポンプ を取り付けます 必要なパーツはありません。 – リンク・アセンブリの調整を行います その他の付属品 内容 数量 用途 パーツカタログ 1 パーツ番号を調べるための資料です。 オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にお読みください。 認証証明書 1 規格適合認定書 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 このバンカー・ポンプを使用するには、ト ラクションユニットに後部リモート油圧キット Model 08781 または部リモート油圧キット Model 08782 が装備されていることが必要です。 1 トラクションユニットへのバンカー・ ポンプの取り付け この作業に必要なパーツ 図3 1 バンカー・ポンプ・アセンブリ 1. 手順 アタッチメント・アダプタ 2. ロック・レバー 1. トラクションユニットのアダプタについて いるアタッチメントはすべて外す。 3.
がったり急角度で曲がったりしないように 注意すること。 2 リンク・アセンブリを調整する 必要なパーツはありません。 手順 1. バンカー・ポンプをトラクションユニット に固定したら上昇させる。 2. 図 5に示すように、上面のワッシャからア タッチメント・アダプタのリンク・アセンブ リのスペーサまでの距離を測る。 1 注 ワッシャとショルダ(肩)とのすき間が 1.5~2.2 mm あれば適正です。 G008127 図4 1. ホース・ガイド 重要 油圧ホース・カップラを外した時は必 ずカップラに栓をし、油圧装置内部に絶対 に異物を入れないよう、細心の注意を払っ てください。 7. バンカー・ポンプを作動させるために、サン ドプロ本体の油圧機能および油圧オイルを 使用しますので本体のオイル量が少し減り ます。以下の手順で本体の油圧オイルの量 を調べて補充してください: A. サンドプロのエンジンを始動しリモート 油圧装置を作動させる。 B. バンカー・ポンプを数秒間作動させる。 このときは、ポンプを水中に入れなくて もよい。 図5 1. 1.5~2.2 mm 2. ジャム・ナット C.
運転操作 注 ハンドル・ノズル(図 7)の抵抗を強ま たは弱く調整したい場合には、ピボット・ タワーの上部についている大きいナットの トルクを調整します。 吐出ノズルの調整 吐出ノズル(図 6)は、上下方向または左右方 向に動かして水を飛ばす方向を調整すること ができます。 1. 水を飛ばす距離の調整は以下の手順で行 います: • ロックアップ・ハンドル(図 6)を回 して、ピボット・タワーのロックを解 除する。 1 2 1 G008120 図7 1. ノズル・ハンドル 運転の前に 1. バンカーの一番低い場所で、水の深さを測 る。水深が6.35 cm(ポンプのスロットの半 分の高さ)以下である場合には、縦横各 30 cm、深さ 5~7.5 cm の穴を掘って、こ の穴の中にポンプをセットする(図 8)。 G008121 図6 1. ロックアップ・ハンドル 2.
2 1 図8 1. 水深(6.35 cm) 2. ポンプの運転を開始する前に、ポンプ・ク ランプ(図 9)とロックアップ・ハンド ル(図 10)がしっかり固定されているこ とを確認する。 G008121 図 10 1. ロックアップ・ハンドル 2. 吐出ノズル 3. ポンプからの吐出方向を確認、調整する。 「吐出ノズルの調整」を参照。 バンカー・ポンプの運転操作 1. サンドプロを始動して、バックでゆっくり とバンカーの一番浅い部分に乗り入れる。 サンドプロのホイールハブの高さ(図 11) より深いところには乗り入れないこと。 1 G008122 図9 1.
注 アタッチメントのアダプタがトラクション ユニットのアダプタに引っかかってしまった時 は、バールやドライバーなどをスロットに差し 込んで外してください (図 12)。 に引き出し、ハンドルでポンプを持ち上 げて取り出します。 2. ポンプを水中に入れる前に、リモート油圧 装置でポンプを始動させる。こうすると、 ゴミがポンプの中に引っかかっても、イン ペラが停止してしまうことを防止すること ができる。 3. ポンプを水中に下ろす。 1 注 ポンプを水に入れても吐出が始まらない 場合には、リモート油圧装置を1秒間 ON し てから 2秒間 OFF する操作を何回か繰り返 してポンプに呼び水を入れる。 4. 水の飛ぶ方向を確認し、必要に応じて調 整する。 運転のヒント 警告 水流には大きな力があり、当たるとけがをし たり、倒れたりする恐れがあるので十分注意 すること。 G003783 図 12 1.
保守 5. ポンプをフレームの後ろに引き出し、ハン ドルでポンプを持ち上げて取り出す。 15) ) 分 解 ( 図 15 ポンプの清掃 6. カバー・プレート取り付けネジ(5本)を取 り外してカバーを外す。 ポンプの内部に異物が侵入すると、吐出量が少 なくなったり、吐出が止まったりします。この ような場合には、ポンプをフレームから外して 分解、清掃、再組み立てし、もう一度フレーム に付け直す必要があります。 1. サンドプロを停止させ、駐車ブレーキを掛 け、キーを抜き取る。 2. トラクションユニットからポンプの油圧ホー スを外す。取り外したホースには汚れ防止 キャップをはめる。 3. ラッチを解除し、吐出ホースをポンプから 外す(図 13)。 1 7. インペラを手で回せる場合には手で回して、 インペラやハウジングに引っかかっている 異物を取り出す。この方法で異物を除去で きない場合には次のステップに進む。 8. 吸い込みフランジを固定しているネジ(3 本)を外して吸い込みフランジを外す。 9. ハンドル固定ネジ(2本)を取り外して、ハ ンドルを外す。 10.
図 15 1. 2. カバー・プレート 吸い込みフランジ 3. 4. インペラ シャフト 5. 6. 15) ) 再 組 み 立 て ( 図 15 ポンプ・ハウジング スラスト・プレート 7. 8. 油圧モータ 取っ手 3. シャフトのインペラ側にオイルを塗る。シャ フトとベアリングとをボディーに入れる; シャフトがリップ・シールの中央部にくる ように注意しながら、ボディ内部のショル ダー(肩部)の底に当たるように取り付け る。スナップ・リングを取り付けてシャフ ト・アセンブリを固定する。 1. 適当なブッシュやソケットを使って、新しい リップ・シールをポンプ・ハウジングに押し 込む。少量の潤滑剤を塗ってもよい。シー ル同士が背中合わせになるように、1 枚ずつ 押し込むのが正しい組み立て方法である。 2.
15.吐出ホースをポンプに接続してラッチで固 定する(図 13)。 スラスト・プレートをシャフトに通す;そら まめ形のスロットがベアリングから離れて上 向きになるように取り付けること。そらま め形がモータの圧力側にくるのが正しい。 16.油圧ホースをトラクションユニットに接続 する。 6. 駆動ピンをシャフトのスロットに取り付け、 ドライバー(ねじ回し)で保持しながらジェ ロータをシャフトに通し、スラスト・プレー ト部で止まるまで押し込む。ジェロータと スラスト・プレートを整列させる。 ノズル・スリーブの点検 Tハンドル・アセンブリについているノズル・ スリーブ(図 17)にはスロットがついており、 水や異物がホースに逆流せずにここから抜ける ようになっています。スロットや穴に異物が詰 まらないようにしてください。 7. シャフトにカバーを取り付ける;ジェロー タを少し横に動かす必要がある。ダボピン がスラスト・プレートを貫通してボディ内 部に入り込むようにすること。このアセン ブリを入れるのにハンマーやプレスを使わ ないこと; 位置がきちんと合えばアセンブ リは滑らかに入る。 8.
図 18 13
メモ: 14
メモ: 15
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 部品 Toro® 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意 に基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の 欠陥に対して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時 点までの品質保証を共同で実施いたします。この保証は、エアレータ以 外のすべての機器に適用されます(エアレータ製品については別途保証 があります)。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製 品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運 賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店(ディ ストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連絡をして頂くことが必 要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問がある 場合には、本社に直接お問い合わせください。 Commercial Product