Operator's Manual
保 保
保
守 守
守
ポ ポ
ポ
ン ン
ン
プ プ
プ
の の
の
清 清
清
掃 掃
掃
ポンプの内部に異物が侵入すると、吐出量が少
なくなったり、吐出が止まったりします。この
ような場合には、ポンプをフレームから外して
分解、清掃、再組み立てし、もう一度フレーム
に付け直す必要があります。
1.サンドプロを停止させ、駐車ブレーキを掛
け、キーを抜き取る。
2.トラクションユニットからポンプの油圧ホー
スを外す。取り外したホースには汚れ防止
キャップをはめる。
3.ラッチを解除し、吐出ホースをポンプから
外す(
図13)。
G008123
1
2
図 図
図
13 13
13
1.吐出ホース
2.ラッチ
4.ポンプ・クランプを前に倒す(図14)。
G008122
1
図 図
図
14 14
14
1.ポンプ・クランプ
5.ポンプをフレームの後ろに引き出し、ハン
ドルでポンプを持ち上げて取り出す。
分 分
分
解 解
解
( (
(
図 図
図
15 15
15
) )
)
6.カバー・プレート取り付けネジ(5本)を取
り外してカバーを外す。
7.インペラを手で回せる場合には手で回して、
インペラやハウジングに引っかかっている
異物を取り出す。この方法で異物を除去で
きない場合には次のステップに進む。
8.吸い込みフランジを固定しているネジ(3
本)を外して吸い込みフランジを外す。
9.ハンドル固定ネジ(2本)を取り外して、ハ
ンドルを外す。
10.油圧モータを固定しているネジ(4本)を外
して、油圧モータのカバー、ジェロータ・
エレメントと駆動ピン、およびスラスト・
プレートを外す。
11.インペラを保持しながら、ボール・ベアリ
ングの平らな面にレンチを嵌めてインペラ
を回転させてシャフトから外す。インペラ
は逆ネジになっているので、通常とは逆の
方向に回さないと外れない。
12.リテーナ・リングを外し、次にシャフト&
ベアリング・アセンブリを押し出すように
して、ハウジングのモータ側にシャフト&
ベアリング・アセンブリを出す。
13.リップ・シール(2枚)を、ポンプのボディ
のモータ側に押し出す。
ポ ポ
ポ
ン ン
ン
プ プ
プ
の の
の
内 内
内
部 部
部
構 構
構
成 成
成
品 品
品
を を
を
点 点
点
検 検
検
す す
す
る る
る
。 。
。
•各部品についている異物をすべて取り除く。
油圧部品やシャフトに対して研磨粉などを
使って洗浄などをしてはならない。
•モータのシャフトが磨耗していないかどう
か、リップ・シールの表面部で点検する。
溝の深さが0.076mm以上になっている場合
はシャフトを交換する。
•油圧モータの部品の磨耗具合を点検する。
金属部の変形や破損が一カ所でもある場合
にはモータ部品全部の交換が必要である。
•インペラと吸い込みフランジ間のインペラ
の羽根の表面を点検する。表面がひどく磨
耗していたり、羽根が曲がったりしている
場合には、不良部品を交換する。
•再使用する部品については溶剤またはマイル
ドなクリーナを使って洗浄する。磨耗を引
き起こすようなものは除去する。油圧モー
タの部品については、異物がないことが非
常に重要である。
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