Form No. 3367-533 Rev A スポーツフィールド・エッジャー サ ン ド プ ロ / イ ン フ ィ ー ル ド プ ロ 3040 お よ び 5040 トラクションユニット用 モ デ ル 番 号08766 08766— — シ リ ア ル 番 号 311000001 以 上 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
はじめに モデル番号 シリアル番号 この製品は、関連するEU規制に適合していま す; 詳細については、DOC シート(規格適合 証明書)をご覧ください。 この説明書では、危険についての注意を促すた めの警告記号図 2を使用しております。死亡事 故を含む重大な人身事故を防止するための注意 ですから必ずお守りください。 このスポーツフィールド・エッジャーは、サ ンドプロに取り付けて使用する専門業務用の製 品であり、そのような業務に従事するプロのオ ペレータが運転操作することを前提として製造 されています。この製品は、芝生面と舗装され ていないダート面との間に明確な境界部を作る ための装置です。 図2 1. この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法 を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた 適切な方法でご使用ください。この製品を適切 かつ安全に使用するのはお客様の責任です。 重 この他に2つの言葉で注意を促しています。重 要 「重要」は製品の構造などについての注意点 注はその他の注意点を表しています。 を、注 弊社Toro のウェブサイトwww.Toro.
安全について • 車両は一人乗りです。絶対に人を乗せない でください。 安全な御使用のためには、機械の運転、移動や 搬送、保守整備、保管などに係わる人々の日常 の意識や心がけ、また適切な訓練などが極めて 重要です。不適切な使い方をしたり手入れを怠っ たりすると、死亡や負傷などの人身事故につな がります。事故を防止するために、以下に示す 安全のための注意事項を必ずお守りください。 • エンジンの始動や運転操作は必ず着席して 行ってください。 • 運転には十分な注意が必要です。転倒や暴走 事故を防止するために以下の点にご注意く ださい: – 作業は日中または十分な照明のもとで 行う。 運転の前に – ゆっくりとした走行速度で運転し、隠 れた穴などの見えない障害に警戒を怠ら ない。 • 本機をご使用になる前に必ずこのマニュアル とサンドプロのマニュアルの両方をお読みに なり、内容をよく理解してください。操作方法 をしっかり身につけ、緊急時にすぐに停止 できるようになってください。マニュアル が足りない場合には、モデル番号とシリア ル番号を下記までお送りいただければ無料 でお送りいたします: The To
• 火災防止のため、エンジンの周囲に、余分 なグリス、草や木の葉、ホコリなどが溜ま らないようご注意ください。高温のエンジ ンに水をかけたり、電装部に水を掛けたり しないでください。 • ボルト、ナット、ネジ類は十分に締めつけ、 常に機械全体の安全を心掛けてください。 • 油圧系統のラインコネクタは頻繁に点検して ください。油圧を掛ける前に、油圧ラインの 接続やホースの状態を確認してください。 • 油圧のピンホール・リークやノズルからは作 動油が高圧で噴出しているので、絶対に手 などを近づけないでください。リークの点 検には新聞紙やボール紙を使う。高圧で噴 出する作動油は皮膚を貫通し、身体に重大 な損傷を引き起こす。万一、油圧オイルが 体内に入った場合には、この種の労働災害 に経験のある施設で数時間以内に外科手術 を受けないと壊疽(えそ)を起こします。 • 油圧系統の整備作業を行う時は、必ずエン ジンを停止し、アタッチメントを下降させ てシステム内部の圧力を完全に解放してく ださい。 • エンジンを回転させながら調整を行わなけ ればならない時は、手足や頭や衣服をファ ンやその他の可動部に近づけないように十 分
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなく なったものは必ず新しいものに貼り替えてください。 120-3450 警告: オペレーターズマニュアル を読んで運転し、周囲に 人を近づけないこと。 2. エッジャーによる切傷や手足の切断の危険:可動部に手足を 近づけないこと; 使用時にはすべての安全カバー類を正し く取り付けておくこと。 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 1 2 3 4 5 6 数量 用途 小さい T字フィッティング 油圧オイルキャップ 大きい油圧ホース(フィッティング付き) 細い油圧ホース クロスチューブ・アセンブリ ねじ(3/8 x 3 インチ) 平ワッシャ ロックナット(3/8 インチ) カッターヘッド・アセンブリ ヒッチ・ピン ホースガイド フランジ・ナット 1 1 1 1 1 4 4 4 1 1 1 1 クロスチューブ・アセンブリを取り付けます 必要なパーツはありません。 – 油圧ホースの敷設を行います 必要なパーツはありません。 – 油圧オイルを点検します 油圧装置を更新する カッターヘッド・アセンブリを取り付けます ホースガイドを取り付けます その他の付属品 内容 数量 用途 パーツカタログ 1 パーツ番号を調べるための資料です。 オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にお読みください。 認証証明書 1 規格適合認定書 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 スポーツフィールド・エッジャーを使うに
6. エアクリーナのストラップをゆるめ、キャ ニスタから引き抜く(フィルタを抜き取っ た側から引き抜く)(図 4)。 4 5 1 後部リモート油圧キットの更新 ( シ リ ア ル 番 号 が 310000001 未 満 の 後 部 リ モ ー ト 油 圧 キ ッ ト ) 1 この作業に必要なパーツ 2 1 小さい T字フィッティング 1 油圧オイルキャップ 1 大きい油圧ホース(フィッティング付き) 1 細い油圧ホース 3 G003580 マシンの準備を行う 図4 機体全体をていねいに洗浄する。新しい機器が ぴったりと嵌るように、また油圧システム内部 にごみや異物が絶対に混入しないようにするた めに、汚れを完全に落としてください。 1. 2. 3. エアクリーナを取り外す ボルト エアクリーナのストラップ 機体フレーム 4. 5. キャップ エアクリーナのキャニスタ 7. 外したホースの口から異物が内部に入らな いように、ホースの口にカバーを掛けるか 口をウェスで覆うなどする。 1. エアクリーナの周囲をきれいに清掃する。 2.
図7 図5 1. 2. 左ホイール用シュラウド フランジヘッドねじ 3. 4. 1. 2. 3. タイヤ ナット 5. 左前スクリーンをフレームに固定しているフ ランジヘッドねじ(2本)を外す(図 6)。 スクリーンと金具類を外して保管する。 4. 5. 6. 油圧オイルタンク ボルト 上部ブラケット ナット 側部ブラケット ワッシャ 新しい油圧機器を取り付ける 1. カップラフィッティングと油圧ラインの ポートに接続されている短い油圧ラインを 外す(図 8)。 1 2 3 G003836 図6 1. 2. フランジヘッドねじ フレーム 3. 図8 左前スクリーン 6. タンクに入っていく油圧ラインを外す。 7. 機体フレームから油圧オイルタンクの上部ブ ラケットを外し、フレーム側部についてい るブラケット(2つ)をゆるめる(図 7)。 タンクを外す:タンクは捨てずに保管する が、上ブラケット、ボルト、ワッシャ、ナッ トは捨てる。 1. 短い油圧ライン 2. 小さいエルボフィッティング 3. 細いモールドタイプのホー ス 4. 細い油圧チューブ 2.
全部の接続部を締め付ける 4. 新しい小さい T 字フィッティングを油圧オ イルタンクに取り付ける。フィッティング は 図 9 のように組み付ける。 注 取り付けたホースやラインが、鋭利な部分、 高温部、可動部などに一切接触していないこと を確認してください。 1. 全部の油圧ラインとホースの取り付けがで きたら、各接続部の締め付けを行う。 2. タンクのフィッティングの締め付けはレン チでバックアップする。 スクリーン、シュラウドとタイヤを取り付ける。 1. フレームに左前スクリーンを取り付ける。 2. フレームに前シュラウドを取り付ける;フ ランジヘッドねじ4本を使用する。 3. 左ホイール用のシュラウドをフレームに固 定するフランジヘッドねじ(4本)を取り 付ける。 4. 左後ろのタイヤを取り付ける。 5. 機体を床面に降ろす。 6. リアヒッチシールドを取り付ける。 7. エアクリーナを取り付ける。 8. 油圧オイルタンクに適切なオイルを、ディッ プスティックのくびれマーク位置までゆっ くりと補給する。 注 入れすぎないこと。 図9 1. ホース 2. 3.
3 カッターヘッド・アセンブリを取り 付ける この作業に必要なパーツ 1 カッターヘッド・アセンブリ 1 ヒッチ・ピン 手順 図 10 1. 2. サドルブラケット 1. クロスチューブに、カッターヘッドピボッ トチューブを通す(図 12)。 フットガード 1. 機体の左側から、クロスチューブ・アセン ブリを機体の下に差し入れ、取り付けブラ ケットの穴をフレームチューブの穴に合わ せる(図 11)。 図 12 図 11 1. 1. 2. クロスチューブ・アセンブリ クロスチューブ ヒッチピン 3. カッターヘッド 2. カッターヘッドをクロスチューブにヒッチ ピンで固定する(図 12)。 2.
4 ホースガイドを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 ホースガイド 1 フランジ・ナット 手順 図 14 1. 油圧タンク用のクランプをフレームに固定 しているボルト、ワッシャ、ナットを外す (図 13)。外したクランプ、ボルト、ワッ シャ、ナットは捨てる。 1. 2. 油圧ホース ホースガイド 3. 後リモートコネクタ 2. ホースを後リモートコネクタに接続する (図 14)。 注 油圧タンク用のクランプは前の作業です でに取り外されているかもしれません。 注 ホースはどちらのコネクタにでも接続で きます。 6 油圧オイルを点検する 必要なパーツはありません。 手順 1. 平らな場所に駐車する。 図 13 1. ホースガイド 2. 2. エンジンを停止させ、スロットル・コント ロールをSLOW位置にし、キーをOFF位置に回 し、安全のためにキーを抜き取る。 油圧タンク用クランプ 2. フランジナット(付属部品)を使って、 ホースガイドを取り付ける。ホースガイド は 図 13 のように組み付ける。 3.
製品の概要 各部の名称と操作 ハンドル このハンドルでエッジャーの上げ下ろしを行い ます(図 17)。 図 15 1. 油圧オイルタンクのキャップ 4. タンクからキャップを取る。 5. 補給口の首からディップスティックを抜き、 きれいなウェスでていねいに拭う。 6. もう一度首に差し込んで引き抜き、オイル の量を点検する。 注 マーク位置(ディップスティックのくび れている所)まであればよい(図 16)。 図 17 1. ハンドル 整列ガイド 調整ねじをゆるめて、整列ガイドを希望する位 置までずらす(図 18)。 図 16 1. ディップスティック 2. FULL マーク 7. 量が不足している場合には、適切なオイル を、ディップスティックの FULL マーク位 置までゆっくりと補給する。 注 入れすぎないこと。 8. タンクにキャップを取り付ける。 注 油圧回路の汚染を防止するため、オイル の缶を開ける前に、缶のふたの表面をきれに 拭ってください。また、給油ホースやロー トなども汚れがないようにしてください。 図 18 1. 12 調整ねじ 2.
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 エッジャーの操作 1. エンジンを掛ける。 2. ハンドルを外側に倒してエッジャーのブ レードを地表面まで下降させる(図 17)。 3. リモート油圧コントロールノブを引くとブ レードに油圧がかかる(図 19)。 図 20 1. 2. ローラ ローラのシャフト 3. スクレーパのロッド 4. ローラからシャフトを外す(図 20)。 5. 希望する深さにローラをセットしてシャフ トを挿入する。始めは低い(15mm~40mm) 設定からスタートする。 注 ローラを下げるとエッジング深さは浅く なります。 図 19 1. 6. 設定が決まったら、スクレーパロッドと ローラをロックする。 リモート油圧コントロールノブ 整列ガイドの使い方 4. ゆっくりと前進を開始(3 km/h 以下)す る。 整列ガイドは、目視で直線を確保する(目標ラ インを確保する)のに利用するものです。 5. エッジング作業を終了するには: • ハンドルを外側に倒してエッジャーの ブレードを移動走行位置に上昇させる (図 17)。 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 潤滑 100 運転時間ごとに、所定のグリス・ニップ ルにNo.2汎用リチウム系グリスを注入します (図 21)。 図 22 1. ブレードの幅 2. エッジャーブレード 4. おなじねじとナットを使って新しいブレー ドを取り付ける。 図 21 エッジャーブレードの交換 エッジャーブレードは頻繁に点検し、ブレー ドの幅が 32 mm まで磨耗したら交換してくだ さい(図 22)。 1. エンジンを停止させ、スロットル・コント ロールをSLOW位置にし、キーをOFF位置に回 し、安全のためにキーを抜き取る。 2. エッジャーを移動走行位置まで上昇させる。 3.
保管 • 洗車する:シール部分やベアリングに浸水さ せる危険を避けるために、洗車には圧力洗浄 器を使わず、普通のホースを使用します。 • ボルトナット類にゆるみながいか点検し、 必要な締め付けを行う。 • グリスアップを行う。余分なグリスはふき 取る。 • エッジャーブレードを点検し、必要に応じ て補給する。 15
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 部品 Toro® 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意 に基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の 欠陥に対して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時 点までの品質保証を共同で実施いたします。この保証は、エアレータ以 外のすべての機器に適用されます(エアレータ製品については別途保証 があります)。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製 品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運 賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店(ディ ストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連絡をして頂くことが必 要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問がある 場合には、本社に直接お問い合わせください。 Commercial Products