Operator's Manual
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燃料タンクの 整 備
燃料タンクの内部清掃
• 危険 •
ガソリンは非常に引火・爆発しやすい物質である。発火
したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き起こ
す。
• エンジンが冷えてから燃料タンクからガソリンを抜
き 取 る 。こ の 作 業 は 必 ず 屋 外 の 広 い 場 所 で 行 う 。こ
ぼれたガソリンはふき取る。
• ガソリン取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を絶
対に近づけない。
1. ガソリンが完全に抜けるよう、平らな場所に駐車する。
そして、駐車ブレーキを掛け、キーを OFF 位置にして
抜き取る。キーを抜き取る。
2. 燃料バルブ(図50)を閉じる。
3. フィルタを固定しているホース・クランプをゆるめ、クラ
ン プ を フィ ル タ か ら ず ら す( 図 5 0 )。
4. フィルタから燃料ホースを抜き取る(図50)。燃料バル
ブ を 開 き 、排 出 さ れ る 燃 料 を 容 器 に 受 け る 。
注: 燃料タンクが空になったこの時に燃料フィルタを
交 換 す る の が ベ ストで す。
5. フィルタに燃料ホースをつなぎ、クランプで固定する。
(図50)
冷却系統の清掃
エンジン・スクリーンの 清 掃
毎回、使用前にエンジン・スクリーンを点検してください。
吸気口やその付近に刈りかすやごみがたまっていたら取り
除 いてくだ さい 。
油圧 オイルに つ いて
油 圧 フィ ルタの 交 換
油圧フィルタの交換時期:
• 最初の 8 運転時間後
• 200 運転時間ごと
• 警告 •
高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に重大な
損 傷 を 引 き 起こ す。
• 万一、油圧オイルが体内に入った場合には、この種の
労働災害に経験のある施設で数時間以内に外科手
術を受ける必要がある。処置が遅れると傷口が壊疽
を起こす危険がある。
• 油圧のピンホール・リークやノズルからは作動油が
高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけな
い。
• リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。
• 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実に解
放する。
• 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに傷や変形
がないか接続部が確実に締まっているかを確認す
る。
重要 自動車用のオイル・フィルタなどを使わないでくださ
い。重大な内部損傷が発生する恐れがあります。
注: リターン・フィルタを外すとオイル・タンク内部の全部
のオイルが排出されます。
1. 運転位置を離れる前に、エンジンを停止し、キーを抜き
取 り 、可 動 部 が 完 全 に 停 止 し た の を 確 認 す る 。
2. フィ ルタの下に 容 器 を 置 き、フィル タを 外し 、フィル タ・
ア ダ プ タ の ガ ス ケ ッ ト 部 を き れ い に 拭 く( 図 5 1 ) 。
1
2
図 51
1. 油 圧 フィル タ
3. 新しいフィルタのガスケットに油圧オイルを薄く塗る。
4. アダ プタ に フィル タ を ねじ込 む 。ガ スケ ットが アダ プタ に
当たるまで手でねじ込み、そこから更に 1/2 回転増し
締めする。